JP2004059275A - 配送計画作成システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】配送ルートを正しく配送する。
【解決手段】クライアント20では、立ち寄り先に関する情報を、図5の画面を利用してキーボードから入力する。その入力順が違っている場合には、クライアント20のCPUがその間違いを検出し、エラー表示を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアント20では、立ち寄り先に関する情報を、図5の画面を利用してキーボードから入力する。その入力順が違っている場合には、クライアント20のCPUがその間違いを検出し、エラー表示を行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の配送計画を作成する配送計画作成システムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータを使用して配送計画を作成する場合、縦に車両番号、横に作業先を示す表を画面に表示させ、表を埋める形で車両の配送ルートを示す配送計画を作成している。表は日付ごとに作成されて、コンピュータ内の記憶装置に記憶される。また、業務の内容応じて行と縦の情報内容が異なる表を配送計画の一部として作成することも多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
配送のために複数の立ち寄り先に立ち寄る場合には、その立ち寄り先に関連する情報を入力するが、ユーザは、その立ち寄り先を配送順に整理することは大変な労力であり、配送順を間違えることも多い。
【0004】
そこで、本発明の目的は、車両の配送ルートを正しく設定できる配送計画作成システムおよびその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムにおいて、前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、前記車両の配送ルートを入力する入力手段と、当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段と、当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段と、当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付ける手段とを具えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記入力手段は、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、前記判定手段により制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付ける手段は、個別入力された情報を受け付けることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3に記載の配送計画作成システムにおいて、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項4に記載の配送計画作成システムにおいて、前記表示手段により表示する要約情報は前記受け付ける手段により入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されることを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、請求項5に記載の配送計画作成システムにおいて、前記要約情報が表示される領域を指定する指定手段と、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能とすることを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明は、請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、立ち寄り先の種類を選択する選択手段をさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする。
【0012】
請求項8の発明は、請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力手段から入力されたか否かを前記判定手段が判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうことを特徴とする。
【0013】
請求項9の発明は、車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、前記配送計画作成システムは、前記車両の配送ルートを入力する入力ステップと、当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定ステップと、当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なうステップと、当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付けるステップとを具えたことを特徴とする。
【0014】
請求項10の発明は、請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記入力ステップでは、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする。
【0015】
請求項11の発明は、請求項10に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記判定ステップにより制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付けるステップでは、個別入力された情報を受け付けることを特徴とする。
【0016】
請求項12の発明は、請求項11に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示ステップをさらに具えたことを特徴とする。
【0017】
請求項13の発明は、請求項12に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記表示ステップにより表示する要約情報は前記受け付けるステップにより入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されることを特徴とする。
【0018】
請求項14の発明は、請求項13に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記要約情報が表示される領域を指定する指定ステップと、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能とすることを特徴とする。
【0019】
請求項15の発明は、請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、立ち寄り先の種類を選択する選択ステップをさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする。
【0020】
請求項16の発明は、請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力ステップから入力されたか否かを前記判定ステップにおいて判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうことを特徴とする。
【0021】
請求項17の発明は、車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムのサーバにおいて、前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め記憶する記憶手段と、通信経路を介して送られてきた前記車両の配送ルートを受け入れる手段と、当該受け入れた配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段と、当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段と、当該判定の結果が満足するの場合には、前記受け入れる手段から受け入れた車両情報の配送ルートを受け付ける手段とを具えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明を適用した配送計画作成システムのシステム構成を示す。
【0024】
図1において、サーバ10に対して複数のクライアント20が通信ネットワーク30に接続されている。クライアント20は端末としての機能を有する。サーバ10はホストとしての機能を有し、クライアント20から入力された情報に基づいてサーバ10が配送計画を作成する。サーバ10およびクライアント20の市販のハードウェア(コンピュータ)、すなわちディプレイ、情報入力用のマウス、キーボードおよびソフトウェアを実行するCPU等を有するコンピュータを使用することができる。図3は、本発明にかかるサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、クライアントのPCはサーバと同様のハードウェア構成とすることができる。サーバは、サーバ全体の制御を行う中央処理装置(Central Processor Unit;CPU)10−5と、図10および図11に示すフローのステップに対応したプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)10−1と、プログラムの実行に必要な一時データ格納領域を提供するRAM(Random Access Memory)10−3とを備え、これらがバス10−17を介して接続されている。また、サーバは、サーバの保守用のデータを入力するための入力装置10−7と、保守管理のための表示装置10−11、カーソル制御装置10−13と、インターネットとの接続を行う通信装置10−9と、商品情報、顧客情報等とともに発注状況等および配送計画を登録するデータベースとしての補助記憶装置10−15とを備え、これらがバス10−17とインタフェース10−19を介してCPU10−5に接続されている。
【0025】
入力装置10−7は、例えばキーボードなどにより構成され、文字や数字などを入力するときに操作される。通信装置10−9は、例えばインターネット/WWW(World Wide Web)へのデータ通信接続を可能とする統合サービスディジタル網(ISDN)カード、またはモデムとすることができる。表示装置10−11は、プリンタやディスプレイを使用することができる。なお、本実施形態では文字や画像などの表示を行うCRT、LCDなどのディスプレイを想定している。補助記憶装置10−15はハードディスクなどにより構成され、比較的高速にアクセスする必要のあるデータやプログラムなどを適宜記憶する。
【0026】
また、サーバの補助記憶装置10−15にはデータベースが構築される。データベースには、商品に関するデータ、在庫情報に関するデータおよび発注元に関するデータが登録されるが、これに限られない。商品に関するデータは、商品名、商品コード、単価等を含む。在庫情報に関するデータは、倉庫名、倉庫コード、在庫商品の商品コード、在庫商品の個数等を含む。発注元に関するデータは、発注元の名称、届け先、部署、郵便番号、電話番号、住所(所在地)、住所コード、担当者等を含む。届け先の住所コードと届け先に商品を配送する出庫元の倉庫コードとは対応付けて定義され、住所コードを参照すると出庫元が判別出来るようになっている。更に配送の為のデータも記憶されている。
【0027】
図4は、図3に示すクライアント20のPCのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。クライアントのPCは、PC全体の制御を行う中央処理装置(Central Processor Unit;CPU)20−5と、図10および図11に示すフローのステップに対応するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)20−1と、プログラムの実行に必要な一時データ格納領域を提供するRAM(RandomAccess Memory)20−3を備え、これらがバス20−17を介して接続されている。また、PCは、PCのデータを入力するための入力装置20−7と、インターネットとの接続を行う通信装置20−9と、サーバからクライアントのPCに送信される情報に基づいて表示画面を生成する表示装置20−11、クライアントのキーボードから受信した制御信号に基づいて表示画面のカーソルを制御するカーソル制御装置20−13と、検索結果などの商品情報、顧客情報等とともに発注状況等を記憶するメモリとしての補助記憶装置20−15とを備え、これらがバス20−17とインタフェース20−19を介してCPU20−5に接続されている。
【0028】
入力装置20−7は、例えばキーボードなどにより構成され、文字や数字などを入力するときに操作される。通信装置20−9は、例えばインターネット/WWW(World Wide Web)へのデータ通信接続を可能とする統合サービスディジタル網(ISDN)カード、またはモデムとすることができる。表示装置20−11は、プリンタやディスプレイを使用することができる。なお、本実施形態では文字や画像などの表示を行うCRT、LCDなどの表示体を利用するディスプレイを想定している。補助記憶装置20−15はハードディスクなどにより構成され、比較的高速にアクセスする必要のあるデータやプログラムなどを適宜記憶する。
【0029】
通信ネットワークはLAN(広域ネットワーク)、インターネットのような専用電話回線、その他、利用可能な周知の通信ネットワークを使用することができる。
【0030】
クライアント20には、HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)文書などのマークアップ文書を解析して表示するソフト(一般にブラウザと呼ばれる)が搭載されている。
【0031】
サーバ10に搭載するソフトウェアを図2に示す。図2において、WEBサーバ100は、クライアント20と通信を行なうためのソフトである。WEBサーバ100には市販のソフトを使用することができる。WEBサーバ100はクライアント20のブラウザが要求するHTML文書をサーバ10内のハードディスクから読み出して、クライアント20に送信する機能と、上記ブラウザから送られるコマンドを上述のゲートウェイプログラムに転送する機能を有する。
【0032】
HTML文書110はクライアント20により読み出され、クライアント20のブラウザにより解析されて、クライアント20の表示画面に表示される。ゲートウェイプログラム120は、コモン・ゲートウェイ・インターフェースなどが知られているが、WEBサーバ100を介してブラウザから受信したコマンドを実行する。本実施形態に係る処理としてはデータベース130に対する情報の書込み、読み出し、検索、四則演算等がある。
【0033】
データベース130は配送計画作成のためにクライアント20から入力された情報や、作成した配送計画を記憶する。
【0034】
ここで、HTML文書(HTML文書を拡張したXML文書等もHTML文書に含まれる)について簡単に説明しておく。
【0035】
HTML文書には、表示する文字列、タグと呼ばれる命令、スクリプトと呼ばれる命令群等を記載する。
【0036】
タグで規定することができる代表的な事項は以下のとおりである。
(1)表示する文字の書体、大きさ、色、表示の位置等
(2)表示する表の定義、たとえば、行とフィールド数(列数)、それらの大きさ
(3)表示するイメージをサーバ10から読み出すための読み出し命令
(4)情報の入力を受けつける入力欄の表示、および入力を受付け、サーバ10のゲートウェイプログラム120に入力情報を送り、情報処理を支持すること
(5)ゲートウェイプログラム120から情報処理結果を受け取り、画面に表示させること
(6)他のHTML文書を呼び出すこと
(7)ボタンを表示し、ボタンの操作に応じて予め規定された情報処理の実行をサーバ10に対して指示し、サーバ10から受け取った情報処理結果を表示すること
(8)その他
スクリプトで規定することができる代表的な事項は以下のとおりである。
【0037】
(1)ブラウザに付属されている複数のプログラム(アプレットなどと呼ばれる)に情報処理を実行させること、本発明に係る後述のドラッグおよびドロップ処理もスクリプトで実現可能である。また、四則演算やタグと同様の命令をスクリプト中で規定することもできる。
【0038】
本実施形態では、このようなHTML文書を使用して、クライアント20に情報入力画面を表示し、配送計画作成のための情報入力を行なう。また、その情報入力のためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)に新規特徴がある。
【0039】
当業者であれば、後述の入力画面の説明およびシステム動作説明で、HTML文書を作成することが可能であろう。
【0040】
システム動作に先立って、上記HTML文書により実現される入力画面を図5〜図9を参照して説明する。
【0041】
図5は1台の車両が物品を配送する場合に、その配送に関する情報を入力するための入力画面を示す。図5において、301は配送に割り当てられた番号(配送サービスNo)や配送に関連する部署名などを入力する欄であり、複数の作業先に共通する関連情報を入力する。この共通情報は、輸送会社ごとに異なるので、適宜、好適な情報入力欄を設ければよい。
【0042】
302〜304は複数の作業先に関する情報を個別に表示する欄である。本実施形態では、未入力の状態では、表示領域302〜304は白紙の状態である。このとき、表示領域302内のいずれかの位置をマウスにより指定すると(正確には、表示領域302内にマウスカーソルを位置させて、マウスの左ボタンをクリックすると)、作業先関連情報を入力するモードが設定されて、図6の作業先選択ボタンが表示される。図6の作業先選択ボタン401の所定のボタン、通常、最初は「倉庫」ボタンをマウスにより操作すると選択されたボタンに対応する作業先(この場合、倉庫)に関連する情報を入力するための入力画面が表示される。また、不図示の「閉じる」ボタンを操作すると図7の画面から図5の画面に戻ることができる。「次作業先」ボタン(不図示)を操作すると、図6の作業先選択ボタンが表示されるので、システムユーザは他の作業先の入力画面を選択して情報入力を行なう。
【0043】
図7の画面で「閉じる」ボタンを操作すると、図7の画面で入力された情報の中の予め定められた項目に関する情報が要約として図5の表示領域302に表示される。なお、複数の作業先の情報入力画面を表示してキーボードやマウスを使用して情報入力を行なった場合、たとえば、2つの作業先に関連する情報を入力した後、「閉じる」ボタンを操作した場合には、図8に示すように表示領域302および303に要約が表示される。
【0044】
ここで、留意して欲しい点は、作業先関連情報の入力順を作業予定順とすることによって、要約の表示が車両の配送経路に沿って表示されることである。また、作業先関連情報の中の重要項目を要約として表示するので、表示画面を広く取る必要がない。また、表示画面の表示内容をシートに印刷する場合も、シートをたとえば、A4サイズなどの通常、よく使用されるシートサイズとすることができる。
【0045】
このようにして1台の車両の作業先関連情報(共通情報と、個別の作業先情報)をクライアント20側で入力すると入力された情報は、サーバ10のデータベース130に登録される。
【0046】
複数台の車両の配送計画を立案するための入力画面を図9に示す。なお、予め各車両の配送関連情報(図5〜図8の画面で入力された情報)がデータベースから読み出され、入力されているものとする。
【0047】
図9の画面において、表示領域は大きく表示領域701と表示領域710の2つに分割されている。表示領域701はサービスNo、配送地域および作業先をフィールドとする表(依頼一覧と称す)を表示する領域である。表示領域710はルートコード(配送経路に割り当てられた識別番号で、図5の画面で入力される情報)、これまでに配送が設定された物品の(総)重量、配送時刻等をフィールドとする表(配送計画と称する)を表示する領域である。
【0048】
その他の表示領域には検索条件、より具体的には上記依頼一覧および配送計画に関する情報をデータベース130から検索するための検索条件を入力するための入力・表示欄711や、画面の表示形態を設定するためのボタン702、704、705が設けられている。
【0049】
以下、図9のボタンや入力・表示欄について説明する。
【0050】
ボタン702は表示領域701および710を表示させるボタンである。本実施形態では、表示領域701のみまたは表示領域710のみを画面全体に表示させることができ、その画面を元の2つの表示領域の表示に戻すときに、ボタン702を使用する。
【0051】
表示領域703は、画面に表示されている配送依頼案件の総数を表示する領域である。ボタン704は表示領域701または表示領域710を画面全体に拡大表示するための指示ボタンである。ボタン704は表示領域701および710に対応させて2つ設けられている。設定欄705は表示領域710の表で表示される情報の文字サイズを設定する欄である。
【0052】
設定欄706は、表示領域701または710の表の内に表示する情報(コマと称する)707の種類内容を設定する欄であり、本実施形態では、作業先住所、配送サービスNo、作業先名のいずれかを選択することができる。ロックボタン707は表の行ごとに設けられており、マウスの操作でレ記号が付された状態ではコマの移動が禁止され、コマを移動させることができない。
【0053】
ボタン709は入力の終了を指示するボタンであり、このボタン709が操作されると、図9の画面で表示されている情報と同じ情報がデータベース130の対応記憶領域に上書き記憶される。
【0054】
入力・表示欄711は配送一覧に表示する情報を検索するためのクエリー(キーとも称する)を入力する。本実施形態では、倉庫名、便機能分類、配送日等をクエリーとして入力することができ、さらに、オプションとして、時刻指定がある案件、付帯的な作業がある依頼案件、下見を要する依頼案件、特殊作業がある依頼案件、配送車両の車高制限がある依頼案件を検索条件として指定することができる。
【0055】
本実施形態では、多数の新規特徴を有するが、表領域701に表示される依頼一覧の中のコマ(表の中に表示される情報)をマウスでドラッグおよびドロップして、表示領域710の配送計画の表の任意の位置に配置させることにより配送計画を作成することに新規特徴の1つがある。
【0056】
以上の点を踏まえて、図1のシステムの動作を図10および図11に示すフローを参照して説明する。
【0057】
複数のクライアント20は、各営業所および本社の配送計画立案者のそばに配置されており、サーバ10は本社に設置されているものとする。
【0058】
物品の配送の依頼を受けた営業所では、システムユーザがクライアント20のブラウザを使用して、図5の画面用のHTML文書をクライアントの表示画面に呼び出す。通常は、そのHTML文書の格納ディレクトリ(URLと呼ばれる)を入力することにより、図5の画面用のHTML文書をサーバからクライアントに呼び出すことができる。
【0059】
システムユーザが、図5〜図7の画面で、作業先、すなわち、物品が保管された倉庫、その物品を配送する顧客、顧客から受け取った物品を搬送する搬送先などの作業先に関連する情報および、これら作業先に共通する情報に関する情報入力を行なうと、入力された情報は、書込みコマンド(HTML文書中に記載された書込みコマンド)とともにクライアント20からサーバ10に送られる。
【0060】
サーバ10では、WEBサーバ100によりクライアント20から送られる図5の画面用のHTML文書の要求に応じて、該当のHTML文書110をクライアント20に送信する。次にクライアント20で図5の画面により入力される情報が受信され、ゲートウェイプログラム120に引渡される。ゲートウェイプログラム120は書込み命令に基づき、データベース130に上記配送に関する個別情報および共通情報をデータベースに登録する。
【0061】
本社の配送計画立案者はクライアント20を使用して、図9の画面用のHTML文書をサーバ10から呼び出す。配送計画立案者は、配送計画の日付、検索条件を図9の画面から入力する。入力された検索条件と、検索コマンド(HTML文書内で定義)とがクライアント20からサーバ10に送られる。
【0062】
サーバ10のWEBサーバ100を介して検索コマンドと検索条件を受信したゲートウェイプログラム120は、データベース130に対して検索をかけ、検索条件に合致した情報(登録された作業先関連情報)を抽出する。抽出された情報、すなわち、検索結果がWEBサーバ100を介してサーバ10からクライアント20に送られる。
【0063】
クライアント20のブラウザは受信した検索結果を、図9の画面の表示領域701の表、すなわち、依頼一覧に表示させる。図9の「1」という表記のフィールドには図5の作業先1にその要約が貼り付けられた作業先関連情報を示す情報(この場合、作業先住所)がHTML文書のタグまたはスクリップトの指示に基づき表示される。
【0064】
同様にして図9のフィールドには図5の作業先2に要約が貼り付けられた作業先関連情報の中の作業先住所所がHTML文書のタグまたはスクリップトの指示に基づき表示される。
【0065】
クライアント20内のワークメモリ内には依頼一覧および作業計画のコマに対応する作業先情報(図5の画面で入力された複数のデータ集合、データセットと称する)を記憶するための記憶領域が用意される。
【0066】
また、表示領域710のルートレコードのフィールドには、データベース130から抽出され、クライアント20に送信された情報の中のルートレコードに関する情報が表示され、その他のフィールドは空欄のままとなる。
【0067】
表示する情報は設定欄706で選択された種類に対応する情報が、受信した情報の中から抽出される。図9の例では表示領域701の依頼一覧では作業先住所が表内に表示され、表示領域710の配送計画では配送サービスNoが、表内に表示される。
【0068】
配送立案者は依頼一覧の中の特定のコマ(表の中の文字列)、たとえば、符号712で示すコマをマウスで指定した後、ドラッグして配送計画の表内の所定の位置、すなわち、ルートレコードまたは地域が合致する行で、配送したい時刻の列の位置にドロップする。これにより、コマ712で指定されたデータセットがワークメモリ内の依頼一覧の該当記憶領域(マウスで最初に指定したコマに対応する記憶領域)から配送計画の該当記憶領域(マウスでドロップした位置に対応する記憶領域)にコピー記憶される。また、ボタン706で指定された情報、この場合、配送Noがコピー記憶した情報から取り出されて、配送計画内のドロップ位置に表示される。なお、図9では、ドロップされる前の状態を表示している。
【0069】
このようなドラッグおよびドロップ操作を行うことで、任意の依頼データを選択して入力する(図10のステップS10〜S30の処理)、クライアントのブラウザは指定されたコマの作業先関連情報のデータセットがクライアントのRAM20−3のワークメモリ内の依頼一覧領域から作業計画一覧領域にコピー記憶されて、作業計画、すなわち、依頼された物品を運ぶ、ルートおよび時刻が決定される(ステップS40〜S50)。これら一連の処理はHTML文書のスクリプトの定義にしたがって、クライアント20側で実行される。
【0070】
さらに、ドロップ処理された行については、その行に配置された作業案件のデータセットの中の物品重量が合計されて重量フィールドの表示が更新される。
【0071】
以上の処理を作業先ごとに繰り返すと、作業計画が完成する。
【0072】
配送計画立案者が図9の画面を印刷させた後、図9の「確定」ボタン709をマウスで操作すると、クライアントのRAM20−3のワークメモリの配送計画領域に記憶されたデータセットがクライアント20からサーバ10に送られて、ゲートウェイプログラム120によりデータベース130の専用領域に書き込まれる。
【0073】
配送計画立案者が、配送計画の修正を行ないたい場合には、図9の画面で検索条件を入力すると、検索条件に合致し、依頼一覧にコマとして表示するデータセットおよび配送計画一覧にコマとして表示すべきデータセットがデータベース130から読み出されて、クライアントの図9の画面に表示される。計画立案者は、配送計画一覧のコマをドラッグおよびドロップ操作すると、ワークメモリ上のデータセットもコマの移動に対応して、記憶領域が移動する。「確定」ボタン709の操作に応じて、変更後の依頼一覧および配送計画のデータセットがサーバ10のデータベース130に上書き記憶される。
【0074】
データベース130から配送計画関連のデータセットを取り出すためには以下の処理を行なえばよい。検索条件に合致する作業先関連のデータセットの中にはルートレコードが含まれているので、そのルートレコードに合致するデータセットをデータベース130の作業計画データセット記憶領域から簡単に取り出すことができる。
【0075】
このように図9の表示画面で配送計画を作成した後、作成した書類を印刷し、印刷結果に基づき、輸送車両の手配を行なう。
【0076】
本実施形態では、さらに、図5の作業先の要約の表示が作業順(配送および物品の収集の作業順)となるように作業順をチェックする機能を持たせている。このための処理手順を図11に示す。この処理手順に対応する入力処理を実行可能なように図5〜図9の画面用のHTML文書のタグおおびスクリプトが定義されている。
【0077】
作業順の制約のチェックのための判断基準は以下の通りである。
基準(1):図5の作業先1にくる作業先は保管先(収集した物品を保管する場所)であってはならない。
基準(2):「倉庫」が作業先として選択される場合は、作業先2以降であってはならない。
基準(3):作業先への配送品または作業先から受け取る廃棄商品(収集する物品)に関して制約を設ける。制約は物品の内容や、作業先での車高制限の有無である。
【0078】
図11を参照して上記チェック機能を説明する。システムユーザは図5の画面で作業先1の領域302を指定して、作業先選択ボタン(作業先タグ)を図6の401で操作する(ステップS100→S110)。ここで、システムユーザが「保管先」ボタンを操作すると、ステップS112で、操作されたボタンの種類判別が行なわれ、上記基準(1)の違反、すなわち、「保管先」ボタンの操作が検出されて、エラー表示がなされる(ステップS115)。また、入力情報が無効化される。
【0079】
また、上記作業先選択ボタンで「顧客」ボタンを選択すると、顧客情報に関する入力画面(不図示)が現れる。この画面で情報入力を行なった後、図7などのように作業先関連情報入力画面の右上に設置されている「次作業先」ボタン502を操作すると、図6の作業先選択ボタンが表示される(ステップS130→S200)。システムユーザがまちがって倉庫を作業先として選択した場合には、ステップS210で上記基準(2)の違反が検出されてエラー表示がなされる(ステップS205)。
【0080】
また、システムユーザが他の作業先を選択した場合には、「次作業先」ボタンの操作に応じてステップS200〜S230のループ処理により新たに「倉庫」選択ボタンが操作されたか否かがチェックされる(ステップS210)。
【0081】
入力作業が終了して、システムユーザが「閉じる」ボタンを操作すると、これまでに入力された作業先関連情報の要約が、図5の表示領域302〜304に表示される(ステップS240→S250)。最後に、ステップS260で、上記基準(3)の違反の有無が判定される。違反が生じた場合には、エラー表示がなされ入力が無効化される(ステップS265)。
【0082】
以上の処理は複数の作業先が選択された場合の処理であるが、作業先が1つしか選択されなかった場合には、手順はステップS100〜S160へと進み、ステップS160で上記基準(3)違反の有無が判定される。違反が検出された場合にはエラー表示がなされ、入力情報が無効化される。
【0083】
このような処理手順によりシステムユーザの作業先の選択順をチェックすることで、システムユーザの設定した作業先の順番が通常ありえない車両の搬送ルートにならないようにすることができる。
【0084】
1)上述の実施形態では図5の画面で作業先の情報入力を行なうようにしている。しかしながら、図5の画面表示で、入力情報が空欄となっている状態と同じ記載内容を有するシートを予め用意しておき、必要事項を、手書きで記載するようにしてもよい。この場合には、このようなシートを使用すると、配送計画システムを使用しない場合の配送計画の管理に役立つ。図5の画面入力において、シートの書式(入力欄の配置および表記)と表示画面の書式が同じなので、コンピュータの操作に詳しくないものも容易に情報入力を行なうことができる。
【0085】
シートはクライアント20に接続されたプリンタにより印刷してもよいし、別途印刷してもよい。
【0086】
2)上述の実施形態ではHTML文書でクライアント側の入力画面を作成していたが、HTML文書の機能と同じ機能を提供するようなプログラムをクライアント側に搭載してもよい。
【0087】
3)上述のシステムではクライアントおよびサーバで配送計画作成システムを構築したが、端末とホストコンピュータでシステムを構築してもよいし、1台のコンピュータでシステムを構築してもよい。
【0088】
4)上述の実施形態でクライアント20が実行した情報処理をサーバ10側で一部負担してもよいこと勿論である。
【0089】
本願特許請求の範囲に記載された構成要件と上記実施形態中の構成部との対応関係を説明しておく。()部が実施形態の対応個所である。
【0090】
(請求項1) 車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システム(例えば、図1に示すシステム)において、
前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、
前記車両の配送ルートを入力する入力手段(例えば、クライアント20のキーボード、マウスおよび入力制御を行なうCPU、図7の画面を利用して立ち寄り先に関連する情報を入力し、その入力順で配送ルートを入力する)と、
当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段(例えば、クライアント20のCPU、図11のステップS112およびS210の判定処理を実行する)と、
当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段(例えば、ディスプレイ、クライアント20のディスプレイにエラー警告を行なう)と、
当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付ける手段(例えば、クライアント20のCPUまたはサーバ10のCPU(図11のステップS120やS220の入力処理を受け付けて、クライアント20内のメモリまたはサーバ10のハードディスクに記憶することおよび図3の領域302に要約を表示すること)と
を具えたことを特徴とする配送計画作成システム。
【0091】
(請求項2) 請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記入力手段は、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報(例えば、図7の画面を参照)を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする配送計画作成システム。
【0092】
(請求項3) 請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、前記判定手段により制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付ける手段は、個別入力された情報を受け付けること(例えば、クライアント20のCPUまたはサーバ10のCPUにより図11のステップS120やS220の入力処理を受け付けて、クライアント20内のメモリまたはサーバ10のハードディスクに記憶することおよび図5の領域302に要約を表示すること)を特徴とする配送計画作成システム。
【0093】
(請求項4) 請求項3に記載の配送計画作成システムにおいて、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示手段(例えば、クライアント20のディスプレイ、図8参照)をさらに具えたことを特徴とする配送計画作成システム。
【0094】
(請求項5) 請求項4に記載の配送計画作成システムにおいて、前記表示手段により表示する要約情報は前記受け付ける手段により入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されること(例えば、図8参照)を特徴とする配送計画作成システム。
【0095】
(請求項6) 請求項5に記載の配送計画作成システムにおいて、前記要約情報が表示される領域(例えば、図5の領域302)を指定する指定手段(例えば、クライアント20のマウス)と、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能(例えば、図7の個別情報画面の表示への許可)とすることを特徴とする配送計画作成システム。
【0096】
(請求項7) 請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、立ち寄り先の種類を選択する選択手段(例えば、クライアント20のマウス、図6の画面で種類を指定)をさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする配送計画作成システム。
【0097】
(請求項8) 請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力手段から入力されたか否かを前記判定手段が判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうこと(例えば、図11のステップS210の判定処理)を特徴とする配送計画作成システム。
【0098】
方法発明は、上記手段が行なう処理ステップに対応しているので、詳細な説明を要しないであろう。また、上記対応個所に限らず、上述の実施形態は本発明を説明するための一形態であって、本発明の技術思想に基づき、上記実施形態に対する種々の変形が可能であるが、本願明細書にその変形例が記載されていなくても、変形が自明、周知、公知であり、本願の特許請求の範囲に記載された発明の示す技術思想に基づく種々の変形は、本願発明の技術範囲内となる。
【0099】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明では、配送ルートの入力に際し、立ち寄り先の順に対するチェックがなされるので、ユーザは入力の誤り操作を知ることができる。このため、入力された配送ルートに関する情報は正しいものとなる。
【0100】
また、入力された立ちより先に関する情報はその要約が、配送順にしたがって表示されるので、その表示画面を印刷することによって、印刷結果に基づき配送を行なうことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】サーバに搭載されるソフトウェアを示す説明図である。
【図3】本発明実施形態のサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明実施形態のクライアントの構成を示すブロック図である。
【図5】作業先関連の情報を入力、表示するための画面を示す説明図である。
【図6】作業先選択ボタンの表示例を示す説明図である。
【図7】作業先関連情報の入力が面の一例を示す説明図である。
【図8】作業先関連情報の要約の表示例を示す説明図である。
【図9】配送依頼の一覧および配送計画を表示する画面を示す説明図である。
【図10】配送計画のための処理内容を示すフローチャートである。
【図11】作業先関連情報の入力処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 サーバ
20 クライアント
30 通信ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の配送計画を作成する配送計画作成システムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータを使用して配送計画を作成する場合、縦に車両番号、横に作業先を示す表を画面に表示させ、表を埋める形で車両の配送ルートを示す配送計画を作成している。表は日付ごとに作成されて、コンピュータ内の記憶装置に記憶される。また、業務の内容応じて行と縦の情報内容が異なる表を配送計画の一部として作成することも多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
配送のために複数の立ち寄り先に立ち寄る場合には、その立ち寄り先に関連する情報を入力するが、ユーザは、その立ち寄り先を配送順に整理することは大変な労力であり、配送順を間違えることも多い。
【0004】
そこで、本発明の目的は、車両の配送ルートを正しく設定できる配送計画作成システムおよびその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムにおいて、前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、前記車両の配送ルートを入力する入力手段と、当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段と、当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段と、当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付ける手段とを具えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記入力手段は、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、前記判定手段により制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付ける手段は、個別入力された情報を受け付けることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3に記載の配送計画作成システムにおいて、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項4に記載の配送計画作成システムにおいて、前記表示手段により表示する要約情報は前記受け付ける手段により入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されることを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、請求項5に記載の配送計画作成システムにおいて、前記要約情報が表示される領域を指定する指定手段と、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能とすることを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明は、請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、立ち寄り先の種類を選択する選択手段をさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする。
【0012】
請求項8の発明は、請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力手段から入力されたか否かを前記判定手段が判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうことを特徴とする。
【0013】
請求項9の発明は、車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、前記配送計画作成システムは、前記車両の配送ルートを入力する入力ステップと、当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定ステップと、当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なうステップと、当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付けるステップとを具えたことを特徴とする。
【0014】
請求項10の発明は、請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記入力ステップでは、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする。
【0015】
請求項11の発明は、請求項10に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記判定ステップにより制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付けるステップでは、個別入力された情報を受け付けることを特徴とする。
【0016】
請求項12の発明は、請求項11に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示ステップをさらに具えたことを特徴とする。
【0017】
請求項13の発明は、請求項12に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記表示ステップにより表示する要約情報は前記受け付けるステップにより入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されることを特徴とする。
【0018】
請求項14の発明は、請求項13に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記要約情報が表示される領域を指定する指定ステップと、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能とすることを特徴とする。
【0019】
請求項15の発明は、請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、立ち寄り先の種類を選択する選択ステップをさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする。
【0020】
請求項16の発明は、請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力ステップから入力されたか否かを前記判定ステップにおいて判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうことを特徴とする。
【0021】
請求項17の発明は、車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムのサーバにおいて、前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め記憶する記憶手段と、通信経路を介して送られてきた前記車両の配送ルートを受け入れる手段と、当該受け入れた配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段と、当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段と、当該判定の結果が満足するの場合には、前記受け入れる手段から受け入れた車両情報の配送ルートを受け付ける手段とを具えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明を適用した配送計画作成システムのシステム構成を示す。
【0024】
図1において、サーバ10に対して複数のクライアント20が通信ネットワーク30に接続されている。クライアント20は端末としての機能を有する。サーバ10はホストとしての機能を有し、クライアント20から入力された情報に基づいてサーバ10が配送計画を作成する。サーバ10およびクライアント20の市販のハードウェア(コンピュータ)、すなわちディプレイ、情報入力用のマウス、キーボードおよびソフトウェアを実行するCPU等を有するコンピュータを使用することができる。図3は、本発明にかかるサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、クライアントのPCはサーバと同様のハードウェア構成とすることができる。サーバは、サーバ全体の制御を行う中央処理装置(Central Processor Unit;CPU)10−5と、図10および図11に示すフローのステップに対応したプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)10−1と、プログラムの実行に必要な一時データ格納領域を提供するRAM(Random Access Memory)10−3とを備え、これらがバス10−17を介して接続されている。また、サーバは、サーバの保守用のデータを入力するための入力装置10−7と、保守管理のための表示装置10−11、カーソル制御装置10−13と、インターネットとの接続を行う通信装置10−9と、商品情報、顧客情報等とともに発注状況等および配送計画を登録するデータベースとしての補助記憶装置10−15とを備え、これらがバス10−17とインタフェース10−19を介してCPU10−5に接続されている。
【0025】
入力装置10−7は、例えばキーボードなどにより構成され、文字や数字などを入力するときに操作される。通信装置10−9は、例えばインターネット/WWW(World Wide Web)へのデータ通信接続を可能とする統合サービスディジタル網(ISDN)カード、またはモデムとすることができる。表示装置10−11は、プリンタやディスプレイを使用することができる。なお、本実施形態では文字や画像などの表示を行うCRT、LCDなどのディスプレイを想定している。補助記憶装置10−15はハードディスクなどにより構成され、比較的高速にアクセスする必要のあるデータやプログラムなどを適宜記憶する。
【0026】
また、サーバの補助記憶装置10−15にはデータベースが構築される。データベースには、商品に関するデータ、在庫情報に関するデータおよび発注元に関するデータが登録されるが、これに限られない。商品に関するデータは、商品名、商品コード、単価等を含む。在庫情報に関するデータは、倉庫名、倉庫コード、在庫商品の商品コード、在庫商品の個数等を含む。発注元に関するデータは、発注元の名称、届け先、部署、郵便番号、電話番号、住所(所在地)、住所コード、担当者等を含む。届け先の住所コードと届け先に商品を配送する出庫元の倉庫コードとは対応付けて定義され、住所コードを参照すると出庫元が判別出来るようになっている。更に配送の為のデータも記憶されている。
【0027】
図4は、図3に示すクライアント20のPCのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。クライアントのPCは、PC全体の制御を行う中央処理装置(Central Processor Unit;CPU)20−5と、図10および図11に示すフローのステップに対応するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)20−1と、プログラムの実行に必要な一時データ格納領域を提供するRAM(RandomAccess Memory)20−3を備え、これらがバス20−17を介して接続されている。また、PCは、PCのデータを入力するための入力装置20−7と、インターネットとの接続を行う通信装置20−9と、サーバからクライアントのPCに送信される情報に基づいて表示画面を生成する表示装置20−11、クライアントのキーボードから受信した制御信号に基づいて表示画面のカーソルを制御するカーソル制御装置20−13と、検索結果などの商品情報、顧客情報等とともに発注状況等を記憶するメモリとしての補助記憶装置20−15とを備え、これらがバス20−17とインタフェース20−19を介してCPU20−5に接続されている。
【0028】
入力装置20−7は、例えばキーボードなどにより構成され、文字や数字などを入力するときに操作される。通信装置20−9は、例えばインターネット/WWW(World Wide Web)へのデータ通信接続を可能とする統合サービスディジタル網(ISDN)カード、またはモデムとすることができる。表示装置20−11は、プリンタやディスプレイを使用することができる。なお、本実施形態では文字や画像などの表示を行うCRT、LCDなどの表示体を利用するディスプレイを想定している。補助記憶装置20−15はハードディスクなどにより構成され、比較的高速にアクセスする必要のあるデータやプログラムなどを適宜記憶する。
【0029】
通信ネットワークはLAN(広域ネットワーク)、インターネットのような専用電話回線、その他、利用可能な周知の通信ネットワークを使用することができる。
【0030】
クライアント20には、HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)文書などのマークアップ文書を解析して表示するソフト(一般にブラウザと呼ばれる)が搭載されている。
【0031】
サーバ10に搭載するソフトウェアを図2に示す。図2において、WEBサーバ100は、クライアント20と通信を行なうためのソフトである。WEBサーバ100には市販のソフトを使用することができる。WEBサーバ100はクライアント20のブラウザが要求するHTML文書をサーバ10内のハードディスクから読み出して、クライアント20に送信する機能と、上記ブラウザから送られるコマンドを上述のゲートウェイプログラムに転送する機能を有する。
【0032】
HTML文書110はクライアント20により読み出され、クライアント20のブラウザにより解析されて、クライアント20の表示画面に表示される。ゲートウェイプログラム120は、コモン・ゲートウェイ・インターフェースなどが知られているが、WEBサーバ100を介してブラウザから受信したコマンドを実行する。本実施形態に係る処理としてはデータベース130に対する情報の書込み、読み出し、検索、四則演算等がある。
【0033】
データベース130は配送計画作成のためにクライアント20から入力された情報や、作成した配送計画を記憶する。
【0034】
ここで、HTML文書(HTML文書を拡張したXML文書等もHTML文書に含まれる)について簡単に説明しておく。
【0035】
HTML文書には、表示する文字列、タグと呼ばれる命令、スクリプトと呼ばれる命令群等を記載する。
【0036】
タグで規定することができる代表的な事項は以下のとおりである。
(1)表示する文字の書体、大きさ、色、表示の位置等
(2)表示する表の定義、たとえば、行とフィールド数(列数)、それらの大きさ
(3)表示するイメージをサーバ10から読み出すための読み出し命令
(4)情報の入力を受けつける入力欄の表示、および入力を受付け、サーバ10のゲートウェイプログラム120に入力情報を送り、情報処理を支持すること
(5)ゲートウェイプログラム120から情報処理結果を受け取り、画面に表示させること
(6)他のHTML文書を呼び出すこと
(7)ボタンを表示し、ボタンの操作に応じて予め規定された情報処理の実行をサーバ10に対して指示し、サーバ10から受け取った情報処理結果を表示すること
(8)その他
スクリプトで規定することができる代表的な事項は以下のとおりである。
【0037】
(1)ブラウザに付属されている複数のプログラム(アプレットなどと呼ばれる)に情報処理を実行させること、本発明に係る後述のドラッグおよびドロップ処理もスクリプトで実現可能である。また、四則演算やタグと同様の命令をスクリプト中で規定することもできる。
【0038】
本実施形態では、このようなHTML文書を使用して、クライアント20に情報入力画面を表示し、配送計画作成のための情報入力を行なう。また、その情報入力のためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)に新規特徴がある。
【0039】
当業者であれば、後述の入力画面の説明およびシステム動作説明で、HTML文書を作成することが可能であろう。
【0040】
システム動作に先立って、上記HTML文書により実現される入力画面を図5〜図9を参照して説明する。
【0041】
図5は1台の車両が物品を配送する場合に、その配送に関する情報を入力するための入力画面を示す。図5において、301は配送に割り当てられた番号(配送サービスNo)や配送に関連する部署名などを入力する欄であり、複数の作業先に共通する関連情報を入力する。この共通情報は、輸送会社ごとに異なるので、適宜、好適な情報入力欄を設ければよい。
【0042】
302〜304は複数の作業先に関する情報を個別に表示する欄である。本実施形態では、未入力の状態では、表示領域302〜304は白紙の状態である。このとき、表示領域302内のいずれかの位置をマウスにより指定すると(正確には、表示領域302内にマウスカーソルを位置させて、マウスの左ボタンをクリックすると)、作業先関連情報を入力するモードが設定されて、図6の作業先選択ボタンが表示される。図6の作業先選択ボタン401の所定のボタン、通常、最初は「倉庫」ボタンをマウスにより操作すると選択されたボタンに対応する作業先(この場合、倉庫)に関連する情報を入力するための入力画面が表示される。また、不図示の「閉じる」ボタンを操作すると図7の画面から図5の画面に戻ることができる。「次作業先」ボタン(不図示)を操作すると、図6の作業先選択ボタンが表示されるので、システムユーザは他の作業先の入力画面を選択して情報入力を行なう。
【0043】
図7の画面で「閉じる」ボタンを操作すると、図7の画面で入力された情報の中の予め定められた項目に関する情報が要約として図5の表示領域302に表示される。なお、複数の作業先の情報入力画面を表示してキーボードやマウスを使用して情報入力を行なった場合、たとえば、2つの作業先に関連する情報を入力した後、「閉じる」ボタンを操作した場合には、図8に示すように表示領域302および303に要約が表示される。
【0044】
ここで、留意して欲しい点は、作業先関連情報の入力順を作業予定順とすることによって、要約の表示が車両の配送経路に沿って表示されることである。また、作業先関連情報の中の重要項目を要約として表示するので、表示画面を広く取る必要がない。また、表示画面の表示内容をシートに印刷する場合も、シートをたとえば、A4サイズなどの通常、よく使用されるシートサイズとすることができる。
【0045】
このようにして1台の車両の作業先関連情報(共通情報と、個別の作業先情報)をクライアント20側で入力すると入力された情報は、サーバ10のデータベース130に登録される。
【0046】
複数台の車両の配送計画を立案するための入力画面を図9に示す。なお、予め各車両の配送関連情報(図5〜図8の画面で入力された情報)がデータベースから読み出され、入力されているものとする。
【0047】
図9の画面において、表示領域は大きく表示領域701と表示領域710の2つに分割されている。表示領域701はサービスNo、配送地域および作業先をフィールドとする表(依頼一覧と称す)を表示する領域である。表示領域710はルートコード(配送経路に割り当てられた識別番号で、図5の画面で入力される情報)、これまでに配送が設定された物品の(総)重量、配送時刻等をフィールドとする表(配送計画と称する)を表示する領域である。
【0048】
その他の表示領域には検索条件、より具体的には上記依頼一覧および配送計画に関する情報をデータベース130から検索するための検索条件を入力するための入力・表示欄711や、画面の表示形態を設定するためのボタン702、704、705が設けられている。
【0049】
以下、図9のボタンや入力・表示欄について説明する。
【0050】
ボタン702は表示領域701および710を表示させるボタンである。本実施形態では、表示領域701のみまたは表示領域710のみを画面全体に表示させることができ、その画面を元の2つの表示領域の表示に戻すときに、ボタン702を使用する。
【0051】
表示領域703は、画面に表示されている配送依頼案件の総数を表示する領域である。ボタン704は表示領域701または表示領域710を画面全体に拡大表示するための指示ボタンである。ボタン704は表示領域701および710に対応させて2つ設けられている。設定欄705は表示領域710の表で表示される情報の文字サイズを設定する欄である。
【0052】
設定欄706は、表示領域701または710の表の内に表示する情報(コマと称する)707の種類内容を設定する欄であり、本実施形態では、作業先住所、配送サービスNo、作業先名のいずれかを選択することができる。ロックボタン707は表の行ごとに設けられており、マウスの操作でレ記号が付された状態ではコマの移動が禁止され、コマを移動させることができない。
【0053】
ボタン709は入力の終了を指示するボタンであり、このボタン709が操作されると、図9の画面で表示されている情報と同じ情報がデータベース130の対応記憶領域に上書き記憶される。
【0054】
入力・表示欄711は配送一覧に表示する情報を検索するためのクエリー(キーとも称する)を入力する。本実施形態では、倉庫名、便機能分類、配送日等をクエリーとして入力することができ、さらに、オプションとして、時刻指定がある案件、付帯的な作業がある依頼案件、下見を要する依頼案件、特殊作業がある依頼案件、配送車両の車高制限がある依頼案件を検索条件として指定することができる。
【0055】
本実施形態では、多数の新規特徴を有するが、表領域701に表示される依頼一覧の中のコマ(表の中に表示される情報)をマウスでドラッグおよびドロップして、表示領域710の配送計画の表の任意の位置に配置させることにより配送計画を作成することに新規特徴の1つがある。
【0056】
以上の点を踏まえて、図1のシステムの動作を図10および図11に示すフローを参照して説明する。
【0057】
複数のクライアント20は、各営業所および本社の配送計画立案者のそばに配置されており、サーバ10は本社に設置されているものとする。
【0058】
物品の配送の依頼を受けた営業所では、システムユーザがクライアント20のブラウザを使用して、図5の画面用のHTML文書をクライアントの表示画面に呼び出す。通常は、そのHTML文書の格納ディレクトリ(URLと呼ばれる)を入力することにより、図5の画面用のHTML文書をサーバからクライアントに呼び出すことができる。
【0059】
システムユーザが、図5〜図7の画面で、作業先、すなわち、物品が保管された倉庫、その物品を配送する顧客、顧客から受け取った物品を搬送する搬送先などの作業先に関連する情報および、これら作業先に共通する情報に関する情報入力を行なうと、入力された情報は、書込みコマンド(HTML文書中に記載された書込みコマンド)とともにクライアント20からサーバ10に送られる。
【0060】
サーバ10では、WEBサーバ100によりクライアント20から送られる図5の画面用のHTML文書の要求に応じて、該当のHTML文書110をクライアント20に送信する。次にクライアント20で図5の画面により入力される情報が受信され、ゲートウェイプログラム120に引渡される。ゲートウェイプログラム120は書込み命令に基づき、データベース130に上記配送に関する個別情報および共通情報をデータベースに登録する。
【0061】
本社の配送計画立案者はクライアント20を使用して、図9の画面用のHTML文書をサーバ10から呼び出す。配送計画立案者は、配送計画の日付、検索条件を図9の画面から入力する。入力された検索条件と、検索コマンド(HTML文書内で定義)とがクライアント20からサーバ10に送られる。
【0062】
サーバ10のWEBサーバ100を介して検索コマンドと検索条件を受信したゲートウェイプログラム120は、データベース130に対して検索をかけ、検索条件に合致した情報(登録された作業先関連情報)を抽出する。抽出された情報、すなわち、検索結果がWEBサーバ100を介してサーバ10からクライアント20に送られる。
【0063】
クライアント20のブラウザは受信した検索結果を、図9の画面の表示領域701の表、すなわち、依頼一覧に表示させる。図9の「1」という表記のフィールドには図5の作業先1にその要約が貼り付けられた作業先関連情報を示す情報(この場合、作業先住所)がHTML文書のタグまたはスクリップトの指示に基づき表示される。
【0064】
同様にして図9のフィールドには図5の作業先2に要約が貼り付けられた作業先関連情報の中の作業先住所所がHTML文書のタグまたはスクリップトの指示に基づき表示される。
【0065】
クライアント20内のワークメモリ内には依頼一覧および作業計画のコマに対応する作業先情報(図5の画面で入力された複数のデータ集合、データセットと称する)を記憶するための記憶領域が用意される。
【0066】
また、表示領域710のルートレコードのフィールドには、データベース130から抽出され、クライアント20に送信された情報の中のルートレコードに関する情報が表示され、その他のフィールドは空欄のままとなる。
【0067】
表示する情報は設定欄706で選択された種類に対応する情報が、受信した情報の中から抽出される。図9の例では表示領域701の依頼一覧では作業先住所が表内に表示され、表示領域710の配送計画では配送サービスNoが、表内に表示される。
【0068】
配送立案者は依頼一覧の中の特定のコマ(表の中の文字列)、たとえば、符号712で示すコマをマウスで指定した後、ドラッグして配送計画の表内の所定の位置、すなわち、ルートレコードまたは地域が合致する行で、配送したい時刻の列の位置にドロップする。これにより、コマ712で指定されたデータセットがワークメモリ内の依頼一覧の該当記憶領域(マウスで最初に指定したコマに対応する記憶領域)から配送計画の該当記憶領域(マウスでドロップした位置に対応する記憶領域)にコピー記憶される。また、ボタン706で指定された情報、この場合、配送Noがコピー記憶した情報から取り出されて、配送計画内のドロップ位置に表示される。なお、図9では、ドロップされる前の状態を表示している。
【0069】
このようなドラッグおよびドロップ操作を行うことで、任意の依頼データを選択して入力する(図10のステップS10〜S30の処理)、クライアントのブラウザは指定されたコマの作業先関連情報のデータセットがクライアントのRAM20−3のワークメモリ内の依頼一覧領域から作業計画一覧領域にコピー記憶されて、作業計画、すなわち、依頼された物品を運ぶ、ルートおよび時刻が決定される(ステップS40〜S50)。これら一連の処理はHTML文書のスクリプトの定義にしたがって、クライアント20側で実行される。
【0070】
さらに、ドロップ処理された行については、その行に配置された作業案件のデータセットの中の物品重量が合計されて重量フィールドの表示が更新される。
【0071】
以上の処理を作業先ごとに繰り返すと、作業計画が完成する。
【0072】
配送計画立案者が図9の画面を印刷させた後、図9の「確定」ボタン709をマウスで操作すると、クライアントのRAM20−3のワークメモリの配送計画領域に記憶されたデータセットがクライアント20からサーバ10に送られて、ゲートウェイプログラム120によりデータベース130の専用領域に書き込まれる。
【0073】
配送計画立案者が、配送計画の修正を行ないたい場合には、図9の画面で検索条件を入力すると、検索条件に合致し、依頼一覧にコマとして表示するデータセットおよび配送計画一覧にコマとして表示すべきデータセットがデータベース130から読み出されて、クライアントの図9の画面に表示される。計画立案者は、配送計画一覧のコマをドラッグおよびドロップ操作すると、ワークメモリ上のデータセットもコマの移動に対応して、記憶領域が移動する。「確定」ボタン709の操作に応じて、変更後の依頼一覧および配送計画のデータセットがサーバ10のデータベース130に上書き記憶される。
【0074】
データベース130から配送計画関連のデータセットを取り出すためには以下の処理を行なえばよい。検索条件に合致する作業先関連のデータセットの中にはルートレコードが含まれているので、そのルートレコードに合致するデータセットをデータベース130の作業計画データセット記憶領域から簡単に取り出すことができる。
【0075】
このように図9の表示画面で配送計画を作成した後、作成した書類を印刷し、印刷結果に基づき、輸送車両の手配を行なう。
【0076】
本実施形態では、さらに、図5の作業先の要約の表示が作業順(配送および物品の収集の作業順)となるように作業順をチェックする機能を持たせている。このための処理手順を図11に示す。この処理手順に対応する入力処理を実行可能なように図5〜図9の画面用のHTML文書のタグおおびスクリプトが定義されている。
【0077】
作業順の制約のチェックのための判断基準は以下の通りである。
基準(1):図5の作業先1にくる作業先は保管先(収集した物品を保管する場所)であってはならない。
基準(2):「倉庫」が作業先として選択される場合は、作業先2以降であってはならない。
基準(3):作業先への配送品または作業先から受け取る廃棄商品(収集する物品)に関して制約を設ける。制約は物品の内容や、作業先での車高制限の有無である。
【0078】
図11を参照して上記チェック機能を説明する。システムユーザは図5の画面で作業先1の領域302を指定して、作業先選択ボタン(作業先タグ)を図6の401で操作する(ステップS100→S110)。ここで、システムユーザが「保管先」ボタンを操作すると、ステップS112で、操作されたボタンの種類判別が行なわれ、上記基準(1)の違反、すなわち、「保管先」ボタンの操作が検出されて、エラー表示がなされる(ステップS115)。また、入力情報が無効化される。
【0079】
また、上記作業先選択ボタンで「顧客」ボタンを選択すると、顧客情報に関する入力画面(不図示)が現れる。この画面で情報入力を行なった後、図7などのように作業先関連情報入力画面の右上に設置されている「次作業先」ボタン502を操作すると、図6の作業先選択ボタンが表示される(ステップS130→S200)。システムユーザがまちがって倉庫を作業先として選択した場合には、ステップS210で上記基準(2)の違反が検出されてエラー表示がなされる(ステップS205)。
【0080】
また、システムユーザが他の作業先を選択した場合には、「次作業先」ボタンの操作に応じてステップS200〜S230のループ処理により新たに「倉庫」選択ボタンが操作されたか否かがチェックされる(ステップS210)。
【0081】
入力作業が終了して、システムユーザが「閉じる」ボタンを操作すると、これまでに入力された作業先関連情報の要約が、図5の表示領域302〜304に表示される(ステップS240→S250)。最後に、ステップS260で、上記基準(3)の違反の有無が判定される。違反が生じた場合には、エラー表示がなされ入力が無効化される(ステップS265)。
【0082】
以上の処理は複数の作業先が選択された場合の処理であるが、作業先が1つしか選択されなかった場合には、手順はステップS100〜S160へと進み、ステップS160で上記基準(3)違反の有無が判定される。違反が検出された場合にはエラー表示がなされ、入力情報が無効化される。
【0083】
このような処理手順によりシステムユーザの作業先の選択順をチェックすることで、システムユーザの設定した作業先の順番が通常ありえない車両の搬送ルートにならないようにすることができる。
【0084】
1)上述の実施形態では図5の画面で作業先の情報入力を行なうようにしている。しかしながら、図5の画面表示で、入力情報が空欄となっている状態と同じ記載内容を有するシートを予め用意しておき、必要事項を、手書きで記載するようにしてもよい。この場合には、このようなシートを使用すると、配送計画システムを使用しない場合の配送計画の管理に役立つ。図5の画面入力において、シートの書式(入力欄の配置および表記)と表示画面の書式が同じなので、コンピュータの操作に詳しくないものも容易に情報入力を行なうことができる。
【0085】
シートはクライアント20に接続されたプリンタにより印刷してもよいし、別途印刷してもよい。
【0086】
2)上述の実施形態ではHTML文書でクライアント側の入力画面を作成していたが、HTML文書の機能と同じ機能を提供するようなプログラムをクライアント側に搭載してもよい。
【0087】
3)上述のシステムではクライアントおよびサーバで配送計画作成システムを構築したが、端末とホストコンピュータでシステムを構築してもよいし、1台のコンピュータでシステムを構築してもよい。
【0088】
4)上述の実施形態でクライアント20が実行した情報処理をサーバ10側で一部負担してもよいこと勿論である。
【0089】
本願特許請求の範囲に記載された構成要件と上記実施形態中の構成部との対応関係を説明しておく。()部が実施形態の対応個所である。
【0090】
(請求項1) 車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システム(例えば、図1に示すシステム)において、
前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、
前記車両の配送ルートを入力する入力手段(例えば、クライアント20のキーボード、マウスおよび入力制御を行なうCPU、図7の画面を利用して立ち寄り先に関連する情報を入力し、その入力順で配送ルートを入力する)と、
当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段(例えば、クライアント20のCPU、図11のステップS112およびS210の判定処理を実行する)と、
当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段(例えば、ディスプレイ、クライアント20のディスプレイにエラー警告を行なう)と、
当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付ける手段(例えば、クライアント20のCPUまたはサーバ10のCPU(図11のステップS120やS220の入力処理を受け付けて、クライアント20内のメモリまたはサーバ10のハードディスクに記憶することおよび図3の領域302に要約を表示すること)と
を具えたことを特徴とする配送計画作成システム。
【0091】
(請求項2) 請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記入力手段は、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報(例えば、図7の画面を参照)を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする配送計画作成システム。
【0092】
(請求項3) 請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、前記判定手段により制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付ける手段は、個別入力された情報を受け付けること(例えば、クライアント20のCPUまたはサーバ10のCPUにより図11のステップS120やS220の入力処理を受け付けて、クライアント20内のメモリまたはサーバ10のハードディスクに記憶することおよび図5の領域302に要約を表示すること)を特徴とする配送計画作成システム。
【0093】
(請求項4) 請求項3に記載の配送計画作成システムにおいて、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示手段(例えば、クライアント20のディスプレイ、図8参照)をさらに具えたことを特徴とする配送計画作成システム。
【0094】
(請求項5) 請求項4に記載の配送計画作成システムにおいて、前記表示手段により表示する要約情報は前記受け付ける手段により入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されること(例えば、図8参照)を特徴とする配送計画作成システム。
【0095】
(請求項6) 請求項5に記載の配送計画作成システムにおいて、前記要約情報が表示される領域(例えば、図5の領域302)を指定する指定手段(例えば、クライアント20のマウス)と、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能(例えば、図7の個別情報画面の表示への許可)とすることを特徴とする配送計画作成システム。
【0096】
(請求項7) 請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、立ち寄り先の種類を選択する選択手段(例えば、クライアント20のマウス、図6の画面で種類を指定)をさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする配送計画作成システム。
【0097】
(請求項8) 請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力手段から入力されたか否かを前記判定手段が判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうこと(例えば、図11のステップS210の判定処理)を特徴とする配送計画作成システム。
【0098】
方法発明は、上記手段が行なう処理ステップに対応しているので、詳細な説明を要しないであろう。また、上記対応個所に限らず、上述の実施形態は本発明を説明するための一形態であって、本発明の技術思想に基づき、上記実施形態に対する種々の変形が可能であるが、本願明細書にその変形例が記載されていなくても、変形が自明、周知、公知であり、本願の特許請求の範囲に記載された発明の示す技術思想に基づく種々の変形は、本願発明の技術範囲内となる。
【0099】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明では、配送ルートの入力に際し、立ち寄り先の順に対するチェックがなされるので、ユーザは入力の誤り操作を知ることができる。このため、入力された配送ルートに関する情報は正しいものとなる。
【0100】
また、入力された立ちより先に関する情報はその要約が、配送順にしたがって表示されるので、その表示画面を印刷することによって、印刷結果に基づき配送を行なうことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】サーバに搭載されるソフトウェアを示す説明図である。
【図3】本発明実施形態のサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明実施形態のクライアントの構成を示すブロック図である。
【図5】作業先関連の情報を入力、表示するための画面を示す説明図である。
【図6】作業先選択ボタンの表示例を示す説明図である。
【図7】作業先関連情報の入力が面の一例を示す説明図である。
【図8】作業先関連情報の要約の表示例を示す説明図である。
【図9】配送依頼の一覧および配送計画を表示する画面を示す説明図である。
【図10】配送計画のための処理内容を示すフローチャートである。
【図11】作業先関連情報の入力処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 サーバ
20 クライアント
30 通信ネットワーク
Claims (17)
- 車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムにおいて、
前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、
前記車両の配送ルートを入力する入力手段と、
当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段と、
当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段と、
当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付ける手段と
を具えたことを特徴とする配送計画作成システム。 - 請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記入力手段は、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする配送計画作成システム。
- 請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、前記判定手段により制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付ける手段は、個別入力された情報を受け付けることを特徴とする配送計画作成システム。
- 請求項3に記載の配送計画作成システムにおいて、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示手段をさらに具えたことを特徴とする配送計画作成システム。
- 請求項4に記載の配送計画作成システムにおいて、前記表示手段により表示する要約情報は前記受け付ける手段により入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されることを特徴とする配送計画作成システム。
- 請求項5に記載の配送計画作成システムにおいて、前記要約情報が表示される領域を指定する指定手段と、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能とすることを特徴とする配送計画作成システム。
- 請求項2に記載の配送計画作成システムにおいて、立ち寄り先の種類を選択する選択手段をさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする配送計画作成システム。
- 請求項1に記載の配送計画作成システムにおいて、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力手段から入力されたか否かを前記判定手段が判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうことを特徴とする配送計画作成システム。
- 車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムの配送計画作成方法において、
前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め設けておき、前記配送計画作成システムは、
前記車両の配送ルートを入力する入力ステップと、
当該入力された配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定ステップと、
当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なうステップと、
当該判定の結果が満足するの場合には、前記入力手段から入力された車両情報の配送ルートを受け付けるステップと
を具えたことを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。 - 請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記入力ステップでは、前記配送ルート上の少なくとも1つの立ち寄り先に関する情報を個別入力し、該情報の入力順で前記配送ルートを入力することを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。
- 請求項10に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記判定ステップにより制約を満足するの判定結果が得られた場合に、前記受け付けるステップでは、個別入力された情報を受け付けることを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。
- 請求項11に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記受け付ける手段により受け付けられた情報の中の特定の情報を要約情報として表示する表示ステップをさらに具えたことを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。
- 請求項12に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記表示ステップにより表示する要約情報は前記受け付けるステップにより入力の情報が受け付けられた順に配置されて表示されることを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。
- 請求項13に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記要約情報が表示される領域を指定する指定ステップと、当該指定に応じて前記入力手段から最初の立ち寄り先の情報を入力可能とすることを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。
- 請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、立ち寄り先の種類を選択する選択ステップをさらに有し、当該選択された種類に応じて、前記立ち寄り先に関する情報の入力用画面が表示されることを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。
- 請求項9に記載の配送計画作成システムの配送計画作成方法において、前記立ち寄り先の種類の中には、配送ルート上で最初に立ち寄らなければない立ち寄り先が含まれており、該立ち寄り先に関する情報が最初に前記入力ステップから入力されたか否かを前記判定ステップにおいて判定することにより前記制約を満足するかの判定を行なうことを特徴とする配送計画作成システムの配送計画作成方法。
- 車両の配送ルートを作成するための配送計画作成システムのサーバにおいて、
前記車両の立ち寄り先の順番について、前記立ち寄り先の種類に対応させて制約を予め記憶する記憶手段と、
通信経路を介して送られてきた前記車両の配送ルートを受け入れる手段と、
当該受け入れた配送ルートが前記制約を満足するか否かを判定する判定手段と、
当該判定の結果が否の場合にはエラー警告を行なう手段と、
当該判定の結果が満足するの場合には、前記受け入れる手段から受け入れた車両情報の配送ルートを受け付ける手段と
を具えたことを特徴とする配送計画作成システムのサーバ。
Priority Applications (1)
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