JP2004059213A - 配送システム及び配送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】荷物の配送サービスと、タクシー等の人員輸送サービスとを統合し、不要な人件費や設備費を削減し、効率的なサービス運営を可能とする。
【解決手段】本発明は、荷物を配送する配送システムであって、配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等の荷物情報を管理する荷物管理装置と、荷物を輸送する荷物輸送用車又は人員の稼働状況を監視する荷物輸送監視装置と、タクシーやバス等の人員を輸送する人員輸送用車又は人員の稼働状況を監視する人員輸送監視装置と、荷物管理装置から荷物情報を取得するとともに、荷物輸送監視装置及び輸送監視装置から各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これら取得した情報に基づいて荷物を各輸送用車又は人員に分配する荷物分配装置とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、荷物を配送する配送システムであって、配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等の荷物情報を管理する荷物管理装置と、荷物を輸送する荷物輸送用車又は人員の稼働状況を監視する荷物輸送監視装置と、タクシーやバス等の人員を輸送する人員輸送用車又は人員の稼働状況を監視する人員輸送監視装置と、荷物管理装置から荷物情報を取得するとともに、荷物輸送監視装置及び輸送監視装置から各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これら取得した情報に基づいて荷物を各輸送用車又は人員に分配する荷物分配装置とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小包やダイレクトメール等の荷物を配送するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小包やダイレクトメール等の荷物は、各地域の集配センターに集められ、そこから配送車や人員により各配送先に配送される。
【0003】
一方、従来のタクシーやバス等の人員の輸送にあっては、タクシー乗り場やバス乗り場において客を乗車させ、目的地まで輸送するが、時間帯や天候、時期によって輸送量が変化することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の人員輸送にあっては、上述したように輸送量が変化するため、輸送量が少ないときには、人員輸送用の車両や人員が待機状態となり、不要な人件費や設備費が浪費されているのが現状である。
【0005】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、荷物の配送サービスと、タクシー等の人員輸送サービスとを統合し、不要な人件費や設備費を削減し、効率的なサービス運営を可能とする配送システム及び配送方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、荷物を配送する際に、配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等の荷物情報を管理し、荷物を輸送する荷物輸送用車又は人員の稼働状況を監視するとともに、タクシーやバス等の人員を輸送する人員輸送用車又は人員の稼働状況を監視し、荷物情報を取得するとともに、各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これらの取得した情報に基づいて荷物を各輸送用車又は人員に分配する。
【0007】
このような本発明によれば、人員を輸送するタクシーや送迎バス等を車両や人員を利用して、荷物の配送を行うことができるため、人員や設備を有効活用することができ、荷物の集配をより経済的に行うことができる。
【0008】
上記発明においては、荷物輸送用車又は人員には、新聞等の定期購読物を、定期的に配送するルート配送車又は人員が含まれることが好ましい。
【0009】
この場合には、その地域の地理や住所に精通した人員を利用して配送物を配達することができるため、集配作業の効率化を図ることができるとともに、新聞配達の空き時間を活用することができる。
【0010】
上記発明においては、ルート配送車又は人員の配送経路に基づいて荷物の分配を行うことが好ましい。この場合には、新聞販売を行っている店舗の管轄にマッチングした配達を実施することができるため、より効率的に配送を行うことができる。
【0011】
上記発明においては、各輸送用車又は人員の配送実績を蓄積し、荷物配送に対する対価を配当することが好ましい。この場合には、配達実績に応じた手数料の分配を行うことができ、適正な対価の支払いが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(配送方法の概要)
以下に本発明の実施形態に係る配送システムについて詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る配送システムの概要を示す概念図である。
【0013】
図1に示すように、配送システムは、所定地域内に存在する集配センター(集配拠点)400に輸送された配送物である小包1やダイレクトメール(DM)2を、通常の配送車によって配送先600a,bに配達するとともに、さらに、当該地域内に存在するタクシー会社300や新聞販売店500が有する車両や人員を利用して上記小包1やDM2を配達する仕組みである。
【0014】
概説すると、配送される小包1やDM2は、一旦集配拠点400に搬入され、小包1とDM2とに分別され、DM2は、各エリアに存在する新聞販売店500に搬送される。新聞販売店500は、この搬送されたDM2を、自己が管轄するエリア内の配送先600bに、新聞配達の空き時間を利用して配達する。
【0015】
一方、小包1は、集配拠点400にタクシーが、空き時間を利用して受け取りに行き、配送先600aに配達する。
【0016】
(配送システムの構成)
上記配送方法を実施するための配送システムについて詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る配送システムの全体構成を示すブロック図である。
【0017】
図2に示すように、配送システムは、荷物の配送を依頼する配送依頼人が使用する配送依頼人用端末100と、タクシー会社300に設置された端末と、新聞販売店500に設置された端末と、荷物の配送を管理する集配拠点400に設置されたサーバ群と、これらの各端末及びサーバ群とを接続するネットワーク200とを備えている。
【0018】
タクシー会社300は、タクシー車両の出発点となる拠点であり、各車両と無線通信により連絡を取る手段を備えている。また、各タクシー車両は、カーナビゲーションシステム等の位置取得装置を搭載しており、無線通信手段により現在の位置をタクシー会社300に通知する機能を備えている。新聞販売店500は、新聞等の定期購読物を、定期的に配送するルート配送車又は人員を有する配送拠点である。
【0019】
集配拠点400には、配送物管理サーバ420と、位置情報サーバ410と、車両/人員管理データベース411と、地域管理データベース412と、配送物管理データベース421と、課金管理データベース422とが設けられている。
【0020】
配送物管理サーバ420は、ネットワーク200を通じて、配送依頼人から配送以来を受け付ける通信サーバであり、配送物管理データベース421及び課金管理データベース422が接続されている。この配送物管理サーバ420には、図4及び図6に示すように、各データベースへのデータの入出力を行うインターフェースが備えられており、このインターフェースとしては、DMセグメント部420aと,エリア部420bと,料金部420cと,販売店部420dと、集配送部420eとがある。
【0021】
これらのインターフェースは、サーバのCPU上で実行されるプログラムであり、集配送部420eは、配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等を管理するとともに、各輸送用車又は人員の稼働状況(空き時間)に基づいて、荷物を配送担当に分配するモジュールの役割を果たし、料金部420cは、配送実績に基づいて料金の配当を行うモジュールである。
【0022】
配送物管理データベース421は、図3に示すように、小包1とDM2とを区別するためのセグメントデータ421a(重量、サイズ、内容等)と、各小包1やDM2の配送先600a,bに関する配送先データ421b(住所、電話番号、配達指定時間、配達料金等)が格納されたデータベースである。課金管理データベース422は、配達を担当した会社の配達実績に応じて、配達料金を配当するためのデータを蓄積する料金データ422aが格納されたデータベースである。
【0023】
また、配送物管理サーバ420は、配送物管理データベース421から荷物情報を取得するとともに、位置情報サーバ410から各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これらの取得した情報に基づいて荷物を各輸送用車又は人員に分配する機能を有する。なお、本実施形態において、各輸送用車両及び人員への荷物の分配は、新聞販売店500が管轄するエリアの配送経路に基づいて行う。
【0024】
位置情報サーバ410は、タクシーや新聞配送車及び人員の位置等を管理することにより、各車両や各人員の稼働状況を監視するデータベースサーバであり、車両/人員管理データベース411と地域管理データベース412とが接続されている。この位置情報サーバ410には、各データベースへのデータの入出力を行うインターフェースが備えられており、このインターフェースとしては、配車部410aと、拠点部410bとがある。
【0025】
これらのインターフェースは、サーバのCPU上で実行されるプログラムであり、配車部410aは、タクシーやこの運転手等の稼働状況を監視するモジュールであり、拠点部410bは、集配拠点の位置や連絡先等を管理するモジュールである。
【0026】
車両/人員管理データベース411は、各会社(タクシー会社300や新聞販売店500)の車両や人員に関する配車データ411aや、配達時に用いられる地図データ411bが格納されている。地域管理データベース412は、新聞販売店500に関する販売店データ412aや、新聞販売店500が管轄するエリアに関するエリアデータ412b、集配拠点400に関する拠点データ412cを蓄積するデータベースである。
【0027】
(配送システムを用いた配送方法)
上記構成を有する配送システムによる配送方法は、以下の手順により実施される。ここでは、新聞販売店500によるDMの配送と、タクシー会社300による小包の配送とに分けて説明する。図5は、DM配送の手順を示すフロー図であり、図7は、小包配送の手順を示すフロー図である。
【0028】
○DM配送
先ず、予め配送依頼人用端末100からDMの依頼条件があるか否かを判断し(S101)、あればその条件に基づいて、配送物をDMと小包とに仕分ける。この仕分けは、セグメントデータ421aに格納された基準(サイズや重量、内容等)に従って決定する。この仕分けによりDMとして扱われる配送物を新聞販売店500により配送する。
【0029】
次いで、エリアマッチングを行う(S103)。このエリアマッチングでは、依頼条件に含まれる情報(配送先住所や配送先電話番号)に基づいて、各新聞販売店500が管轄するエリアに対して、配送物の割当を行う。なお、ステップS101において依頼条件がない場合には、別途配布先データを配送元から取得し、この配布先データに基づいてエリアマッチングを行う。
【0030】
そして、配送物の数量や重量等に応じて配達手数料の料金を、料金データ422aに従って決定し、各新聞販売店に提示する(S104)。この料金提示に応じて、各新聞販売店は、その料金を承認するか否かを応答する(S105)。承認する場合には、後段のステップS106に進み、承認しない場合には、上記ステップS101〜S104を繰り返し行う。
【0031】
ステップS106では、集配拠点400において、新聞販売店の承認に応じて料金と配達数を確定する。そして、集配拠点400にDM2が搬入され、集配拠点400において、販売店データ412a及びエリアデータ412bに従って、販売店毎にDMを分類する(S107)。
【0032】
そして、分類されたDMを、ステップS106で確定した数量分、配送し(S108)、各販売店は、新聞配達の空き時間を利用して、管轄エリア内の配送先600bに配送する(S109)。
【0033】
○小包配送
先ず、タクシー会社300において、収集拠点の住所を電話等により確認する(S201)。この確認後、収集拠点に近い位置にいるタクシーを検索し、マッチングを行う(S202)。このマッチングに際しては、地図データ411bや配車データ411aを利用する。このマッチングにより検出されたタクシーに対して、無線等により連絡し、小包1の配送を指示する(S203)。
【0034】
これと併せて、集配拠点400では、担当するタクシー毎に荷物の収集を行うとともに、料金データ422aに応じて、料金の収集を行う(S205)。その後、拠点データ412cやエリアデータ412bに従って、集配拠点400を確定し(S206)、集配拠点400へ配送する(S207)。
【0035】
ステップS203において連絡を受けたタクシー会社300は、配送先データ421bと配車データ411aに基づいて、配送を行うタクシーを確定する(S208)。各タクシーは、集配拠点400において荷物の積み込みを行い(S209)、配送先600aに配送する(S210)。このとき、代金着払いや、代金引換の配送形態である場合には、代金を配送先600aにより受け取り、集配拠点400に入金する。この入金は、料金データ422aに反映される。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の配送システム及び配送方法によれば、荷物の配送サービスと、タクシー等の人員輸送サービスとを統合し、不要な人件費や設備費を削減し、効率的なサービス運営を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る配送方法及び配送システムの概要を示す概念図である。
【図2】本実施形態に係る配送システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係るデータベースの内部構造を示す概念図である。
【図4】本実施形態において、DMを配送する際のサーバの機能を模式的に示した説明図である。
【図5】本実施形態において、DMを配送する際の手順を示すフロー図である。
【図6】本実施形態において、小包を配送する際のサーバの機能を模式的に示した説明図である。
【図7】本実施形態において、小包を配送する際の手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…小包
2…ダイレクトメール
100…配送依頼人用端末
200…ネットワーク
300…タクシー会社
400…集配拠点
410…位置情報サーバ
410a…配車部
410b…拠点部
411…車両/人員管理データベース
411a…配車データ
411b…地図データ
412…地域管理データベース
412a…販売店データ
412b…エリアデータ
412c…拠点データ
420…配送物管理サーバ
420a…DMセグメント部
420b…エリア部
420c…料金部
420d…販売店部
420e…集配送部
421…配送物管理データベース
421a…セグメントデータ
421b…配送先データ
421c…荷物データ
422…課金管理データベース
422a…料金データ
500…新聞販売店
600a,600b…配送先
【発明の属する技術分野】
本発明は、小包やダイレクトメール等の荷物を配送するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小包やダイレクトメール等の荷物は、各地域の集配センターに集められ、そこから配送車や人員により各配送先に配送される。
【0003】
一方、従来のタクシーやバス等の人員の輸送にあっては、タクシー乗り場やバス乗り場において客を乗車させ、目的地まで輸送するが、時間帯や天候、時期によって輸送量が変化することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の人員輸送にあっては、上述したように輸送量が変化するため、輸送量が少ないときには、人員輸送用の車両や人員が待機状態となり、不要な人件費や設備費が浪費されているのが現状である。
【0005】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、荷物の配送サービスと、タクシー等の人員輸送サービスとを統合し、不要な人件費や設備費を削減し、効率的なサービス運営を可能とする配送システム及び配送方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、荷物を配送する際に、配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等の荷物情報を管理し、荷物を輸送する荷物輸送用車又は人員の稼働状況を監視するとともに、タクシーやバス等の人員を輸送する人員輸送用車又は人員の稼働状況を監視し、荷物情報を取得するとともに、各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これらの取得した情報に基づいて荷物を各輸送用車又は人員に分配する。
【0007】
このような本発明によれば、人員を輸送するタクシーや送迎バス等を車両や人員を利用して、荷物の配送を行うことができるため、人員や設備を有効活用することができ、荷物の集配をより経済的に行うことができる。
【0008】
上記発明においては、荷物輸送用車又は人員には、新聞等の定期購読物を、定期的に配送するルート配送車又は人員が含まれることが好ましい。
【0009】
この場合には、その地域の地理や住所に精通した人員を利用して配送物を配達することができるため、集配作業の効率化を図ることができるとともに、新聞配達の空き時間を活用することができる。
【0010】
上記発明においては、ルート配送車又は人員の配送経路に基づいて荷物の分配を行うことが好ましい。この場合には、新聞販売を行っている店舗の管轄にマッチングした配達を実施することができるため、より効率的に配送を行うことができる。
【0011】
上記発明においては、各輸送用車又は人員の配送実績を蓄積し、荷物配送に対する対価を配当することが好ましい。この場合には、配達実績に応じた手数料の分配を行うことができ、適正な対価の支払いが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(配送方法の概要)
以下に本発明の実施形態に係る配送システムについて詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る配送システムの概要を示す概念図である。
【0013】
図1に示すように、配送システムは、所定地域内に存在する集配センター(集配拠点)400に輸送された配送物である小包1やダイレクトメール(DM)2を、通常の配送車によって配送先600a,bに配達するとともに、さらに、当該地域内に存在するタクシー会社300や新聞販売店500が有する車両や人員を利用して上記小包1やDM2を配達する仕組みである。
【0014】
概説すると、配送される小包1やDM2は、一旦集配拠点400に搬入され、小包1とDM2とに分別され、DM2は、各エリアに存在する新聞販売店500に搬送される。新聞販売店500は、この搬送されたDM2を、自己が管轄するエリア内の配送先600bに、新聞配達の空き時間を利用して配達する。
【0015】
一方、小包1は、集配拠点400にタクシーが、空き時間を利用して受け取りに行き、配送先600aに配達する。
【0016】
(配送システムの構成)
上記配送方法を実施するための配送システムについて詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る配送システムの全体構成を示すブロック図である。
【0017】
図2に示すように、配送システムは、荷物の配送を依頼する配送依頼人が使用する配送依頼人用端末100と、タクシー会社300に設置された端末と、新聞販売店500に設置された端末と、荷物の配送を管理する集配拠点400に設置されたサーバ群と、これらの各端末及びサーバ群とを接続するネットワーク200とを備えている。
【0018】
タクシー会社300は、タクシー車両の出発点となる拠点であり、各車両と無線通信により連絡を取る手段を備えている。また、各タクシー車両は、カーナビゲーションシステム等の位置取得装置を搭載しており、無線通信手段により現在の位置をタクシー会社300に通知する機能を備えている。新聞販売店500は、新聞等の定期購読物を、定期的に配送するルート配送車又は人員を有する配送拠点である。
【0019】
集配拠点400には、配送物管理サーバ420と、位置情報サーバ410と、車両/人員管理データベース411と、地域管理データベース412と、配送物管理データベース421と、課金管理データベース422とが設けられている。
【0020】
配送物管理サーバ420は、ネットワーク200を通じて、配送依頼人から配送以来を受け付ける通信サーバであり、配送物管理データベース421及び課金管理データベース422が接続されている。この配送物管理サーバ420には、図4及び図6に示すように、各データベースへのデータの入出力を行うインターフェースが備えられており、このインターフェースとしては、DMセグメント部420aと,エリア部420bと,料金部420cと,販売店部420dと、集配送部420eとがある。
【0021】
これらのインターフェースは、サーバのCPU上で実行されるプログラムであり、集配送部420eは、配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等を管理するとともに、各輸送用車又は人員の稼働状況(空き時間)に基づいて、荷物を配送担当に分配するモジュールの役割を果たし、料金部420cは、配送実績に基づいて料金の配当を行うモジュールである。
【0022】
配送物管理データベース421は、図3に示すように、小包1とDM2とを区別するためのセグメントデータ421a(重量、サイズ、内容等)と、各小包1やDM2の配送先600a,bに関する配送先データ421b(住所、電話番号、配達指定時間、配達料金等)が格納されたデータベースである。課金管理データベース422は、配達を担当した会社の配達実績に応じて、配達料金を配当するためのデータを蓄積する料金データ422aが格納されたデータベースである。
【0023】
また、配送物管理サーバ420は、配送物管理データベース421から荷物情報を取得するとともに、位置情報サーバ410から各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これらの取得した情報に基づいて荷物を各輸送用車又は人員に分配する機能を有する。なお、本実施形態において、各輸送用車両及び人員への荷物の分配は、新聞販売店500が管轄するエリアの配送経路に基づいて行う。
【0024】
位置情報サーバ410は、タクシーや新聞配送車及び人員の位置等を管理することにより、各車両や各人員の稼働状況を監視するデータベースサーバであり、車両/人員管理データベース411と地域管理データベース412とが接続されている。この位置情報サーバ410には、各データベースへのデータの入出力を行うインターフェースが備えられており、このインターフェースとしては、配車部410aと、拠点部410bとがある。
【0025】
これらのインターフェースは、サーバのCPU上で実行されるプログラムであり、配車部410aは、タクシーやこの運転手等の稼働状況を監視するモジュールであり、拠点部410bは、集配拠点の位置や連絡先等を管理するモジュールである。
【0026】
車両/人員管理データベース411は、各会社(タクシー会社300や新聞販売店500)の車両や人員に関する配車データ411aや、配達時に用いられる地図データ411bが格納されている。地域管理データベース412は、新聞販売店500に関する販売店データ412aや、新聞販売店500が管轄するエリアに関するエリアデータ412b、集配拠点400に関する拠点データ412cを蓄積するデータベースである。
【0027】
(配送システムを用いた配送方法)
上記構成を有する配送システムによる配送方法は、以下の手順により実施される。ここでは、新聞販売店500によるDMの配送と、タクシー会社300による小包の配送とに分けて説明する。図5は、DM配送の手順を示すフロー図であり、図7は、小包配送の手順を示すフロー図である。
【0028】
○DM配送
先ず、予め配送依頼人用端末100からDMの依頼条件があるか否かを判断し(S101)、あればその条件に基づいて、配送物をDMと小包とに仕分ける。この仕分けは、セグメントデータ421aに格納された基準(サイズや重量、内容等)に従って決定する。この仕分けによりDMとして扱われる配送物を新聞販売店500により配送する。
【0029】
次いで、エリアマッチングを行う(S103)。このエリアマッチングでは、依頼条件に含まれる情報(配送先住所や配送先電話番号)に基づいて、各新聞販売店500が管轄するエリアに対して、配送物の割当を行う。なお、ステップS101において依頼条件がない場合には、別途配布先データを配送元から取得し、この配布先データに基づいてエリアマッチングを行う。
【0030】
そして、配送物の数量や重量等に応じて配達手数料の料金を、料金データ422aに従って決定し、各新聞販売店に提示する(S104)。この料金提示に応じて、各新聞販売店は、その料金を承認するか否かを応答する(S105)。承認する場合には、後段のステップS106に進み、承認しない場合には、上記ステップS101〜S104を繰り返し行う。
【0031】
ステップS106では、集配拠点400において、新聞販売店の承認に応じて料金と配達数を確定する。そして、集配拠点400にDM2が搬入され、集配拠点400において、販売店データ412a及びエリアデータ412bに従って、販売店毎にDMを分類する(S107)。
【0032】
そして、分類されたDMを、ステップS106で確定した数量分、配送し(S108)、各販売店は、新聞配達の空き時間を利用して、管轄エリア内の配送先600bに配送する(S109)。
【0033】
○小包配送
先ず、タクシー会社300において、収集拠点の住所を電話等により確認する(S201)。この確認後、収集拠点に近い位置にいるタクシーを検索し、マッチングを行う(S202)。このマッチングに際しては、地図データ411bや配車データ411aを利用する。このマッチングにより検出されたタクシーに対して、無線等により連絡し、小包1の配送を指示する(S203)。
【0034】
これと併せて、集配拠点400では、担当するタクシー毎に荷物の収集を行うとともに、料金データ422aに応じて、料金の収集を行う(S205)。その後、拠点データ412cやエリアデータ412bに従って、集配拠点400を確定し(S206)、集配拠点400へ配送する(S207)。
【0035】
ステップS203において連絡を受けたタクシー会社300は、配送先データ421bと配車データ411aに基づいて、配送を行うタクシーを確定する(S208)。各タクシーは、集配拠点400において荷物の積み込みを行い(S209)、配送先600aに配送する(S210)。このとき、代金着払いや、代金引換の配送形態である場合には、代金を配送先600aにより受け取り、集配拠点400に入金する。この入金は、料金データ422aに反映される。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の配送システム及び配送方法によれば、荷物の配送サービスと、タクシー等の人員輸送サービスとを統合し、不要な人件費や設備費を削減し、効率的なサービス運営を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る配送方法及び配送システムの概要を示す概念図である。
【図2】本実施形態に係る配送システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係るデータベースの内部構造を示す概念図である。
【図4】本実施形態において、DMを配送する際のサーバの機能を模式的に示した説明図である。
【図5】本実施形態において、DMを配送する際の手順を示すフロー図である。
【図6】本実施形態において、小包を配送する際のサーバの機能を模式的に示した説明図である。
【図7】本実施形態において、小包を配送する際の手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…小包
2…ダイレクトメール
100…配送依頼人用端末
200…ネットワーク
300…タクシー会社
400…集配拠点
410…位置情報サーバ
410a…配車部
410b…拠点部
411…車両/人員管理データベース
411a…配車データ
411b…地図データ
412…地域管理データベース
412a…販売店データ
412b…エリアデータ
412c…拠点データ
420…配送物管理サーバ
420a…DMセグメント部
420b…エリア部
420c…料金部
420d…販売店部
420e…集配送部
421…配送物管理データベース
421a…セグメントデータ
421b…配送先データ
421c…荷物データ
422…課金管理データベース
422a…料金データ
500…新聞販売店
600a,600b…配送先
Claims (10)
- 荷物を配送する配送システムであって、
配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等の荷物情報を管理する荷物管理装置と、
前記荷物を輸送する荷物輸送用車又は人員の稼働状況を監視する荷物輸送監視装置と、
タクシーやバス等の人員を輸送する人員輸送用車又は人員の稼働状況を監視する人員輸送監視装置と、
前記荷物管理装置から前記荷物情報を取得するとともに、前記荷物輸送監視装置及び前記輸送監視装置から各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これら取得した情報に基づいて前記荷物を前記各輸送用車又は人員に分配する荷物分配装置と
を備えることを特徴とする配送システム。 - 前記荷物輸送用車又は人員には、新聞等の定期購読物を、定期的に配送するルート配送車又は人員が含まれることを特徴とする請求項1に記載の配送システム。
- 前記荷物分配装置は、前記ルート配送車又は人員の配送経路に基づいて荷物の分配を行うことを特徴とする請求項2に記載の配送システム。
- 前記各輸送用車又は人員の配送実績を蓄積し、荷物配送に対する対価を配当する配当装置を備えることを特徴とする請求項1乃至3に記載の配送システム。
- 前記荷物輸送用車又は人員及び前記人員輸送用車又は人員の稼働状況は、これらの各輸送用車又は人員に搭載又は携帯された通信端末より前記各監視装置に通知させることを特徴とする請求項1乃至4に記載の配送システム。
- 荷物を配送する配送方法であって、
配送すべき荷物の数量、配送先、配送時間等の荷物情報を管理するステップ(1)と、
前記荷物を輸送する荷物輸送用車又は人員の稼働状況を監視するステップ(2)と、
タクシーやバス等の人員を輸送する人員輸送用車又は人員の稼働状況を監視するステップ(3)と、
前記ステップ(1)で管理されている前記荷物情報を取得するとともに、前記(2)及び(3)で監視されている各輸送用車又は人員の稼働状況を取得し、これら取得した情報に基づいて前記荷物を前記各輸送用車又は人員に分配するステップ(4)と
を備えることを特徴とする配送方法。 - 前記荷物輸送用車又は人員には、新聞等の定期購読物を、定期的に配送するルート配送車又は人員が含まれることを特徴とする請求項6に記載の配送方法。
- 前記ステップ(4)では、前記ルート配送車又は人員の配送経路に基づいて荷物の分配を行うことを特徴とする請求項7に記載の配送方法。
- 前記各輸送用車又は人員の配送実績を蓄積し、荷物配送に対する対価を配当するステップ(5)をさらに備えることを特徴とする請求項6乃至8に記載の配送方法。
- 前記ステップ(2)又は(3)における前記荷物輸送用車又は人員及び前記人員輸送用車又は人員の稼働状況は、これらの各輸送用車又は人員に搭載又は携帯された通信端末からの通知により取得されることを特徴とする請求項6乃至9に記載の配送方法。
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- 2002-07-26 JP JP2002218744A patent/JP2004059213A/ja active Pending
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