JP2004059212A - 容器搬送装置および搬送コンベアのガイド - Google Patents
容器搬送装置および搬送コンベアのガイド Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】壜50を搬送するコンベア20と、コンベア20と搬送速度の異なるコンベア30と、壜50が衝突する衝突点相当位置11、壜50をコンベア20の搬送方向に対して傾斜した方向に移動する接続部12およびわたり部13、コンベア20からコンベア30へと壜50を受け渡す受け渡し部14とから形成されたガイド10とを備える容器搬送装置を提供する。衝突点相当位置11の傾斜角度は小さく形成され、かつその長さは壜50がガイド10摺動状態に至るまでの長さよりも長く形成される。わたり部13の傾斜角度は30°〜50°とする。受け渡し部14の形状は、わたり部13から壜50が放出される際の軌跡に沿った曲面形状とし、所定の間壜50を支持する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器を搬送する装置に関し、特に軽量のボトルを倒すことなく搬送および移送することのできる容器搬送装置および搬送コンベアのガイド等に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器(以下、壜とする)に飲料等を充填するプラントにおいて、壜を搬送する形式として複数のチェーンコンベアを利用したコンベア搬送が知られている。このようなプラントで、充填機、検査機、包装機等は高速で運転されるようになってきている。それに伴って、壜を搬送するコンベアの搬送速度も高速化されつつある。また、これらの機器への壜の供給は単列で行われるため、壜は単列化されてコンベア搬送される。
【0003】
単列化された壜のピッチ(間隔)を変更する場合、速度の異なるコンベア間(例えば、速度の遅いコンベアから速度の速いコンベア)での壜の乗り移り(移送)を行う。そのために、各々のコンベア間にまたがるように、ガイドが設けられている。あるコンベア上に載せられて搬送されてきた壜はガイドに衝突し、このガイドに沿って搬送されて他のコンベア上に乗り移る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような飲料等を充填する壜としては、ガラス壜、ペットボトルまたは缶等が用いられている。特にペットボトルは、なるべく薄く、少ない材料を用いて、かつ圧力に耐え得るように設計されており、ガラス壜と比べて軽量である。また、これらの壜は、略円筒状または略直方体のものを立てた状態で搬送されるため、搬送中における重心は比較的高い位置にある。つまり、軽量かつ重心位置の高い壜は、不安定な状態で搬送される。
このような壜がガイドに衝突する際に、壜が倒れてしまう(以下、壜が倒れることを倒壜とする)ことがある。そこで、各々のコンベア間に設けられるガイドは、壜が衝突した際に倒壜を起こすことがなく、かつ各々のコンベア間での壜の移送をスムーズに行うことができるように設計される。
【0005】
従来より、比較的質量の大きなガラス壜を、各々のコンベア間で移送するためのガイドの設計が行われていた。このガイドの設計においては、倒壜を起こさないようなガイドの形状等を主に経験的に把握することによって行われていた。また、ペットボトル等の不安定な壜が各々のコンベアを乗り移る際に用いられるガイドについても、上述した設計のガイドが流用されていた。
しかしながら、軽量かつ重心の位置が比較的高い壜を、倒壜を起こすことなく、かつ最も効率良く搬送することのできるガイド設計の基本概念は明確ではなかった。
【0006】
そこで、本発明は、搬送速度が異なるコンベア間において壜の移送を行う場合であっても、倒壜を起こすことなく壜の搬送および移送を行うことができる容器搬送装置を提供することを目的とする。
また本発明は、コンベア上に設けられると共に、倒壜を起こすことのない搬送路を形成することのできる搬送コンベアのガイドを提供することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
容器搬送装置において、倒壜が起きる可能性がある部分において倒壜が発生する危険性を回避すれば、本発明の目的を達成することができる。それに伴い、最も効率良く容器を搬送することのできる容器搬送装置を提供することができる。そこで、本発明は、以上の課題を解決するために、搬送速度の異なるコンベア間で容器を移送する容器搬送装置であって、容器を搬送する第1の搬送コンベアと、第1の搬送コンベアよりも下流側に設けられる第2の搬送コンベアと、第1の搬送コンベアから第2の搬送コンベアにわたって容器の搬送路を形成するガイドとを有する容器搬送装置を提供する。このガイドは、第1の搬送コンベアによって搬送される容器が衝突する第1の領域と、第1の領域よりも下流側に設けられ、容器が第1の搬送コンベアの搬送方向に対して更に傾斜した方向に移動する第2の領域と、第2の領域よりも下流側に設けられ、第1の搬送コンベアから第2の搬送コンベアへと容器を受け渡す第3の領域とを有する。第1の領域の第1の搬送コンベアに対する傾斜角度は搬送方向に対して鋭角に形成され、容器の倒壜速度をVfall、容器とガイドとの間の摩擦係数をμgd、容器とガイドとの間の反発係数をe、第1の搬送コンベアの速度をv、第1の領域における傾斜角度をθ1とすると、Sinθ1を、
【数4】
の範囲内とする。第1の領域における傾斜角度θ1がこの範囲内であれば、容器が第1の領域に衝突した際の倒壜を抑制することができる。
また、容器と第1の搬送コンベアとの摺動速度をvr、搬送方向に対する第1の搬送コンベア上における容器の摺動方向の角度をβ、容器が第1の領域に沿って搬送される速度をvgd、容器と第1の搬送コンベアとの間の摩擦係数をμcn、重力加速度をg、第1の領域に容器が衝突する位置から倒壜が起こりかねない区間の長さをLgとすると、当該第1の領域の長さL1を、
【数5】
とする。第1の領域の長さL1がLgよりも長ければ、第1の領域内で衝突と反発を繰り返す容器がガイドと摺動するようになり、第1の領域よりも下流側において容器の搬送方向を変えるようにしても倒壜が発生する危険性を回避または低減することができる。
さらに、第2の領域の第1の領域との接続部近傍における第1の搬送コンベアに対する傾斜角度θ2は、第1の領域の第1の搬送コンベアに対する傾斜角度θ1よりも大きく形成され、かつ接続部近傍における曲率半径は、容器の半径よりも大きく形成される。第2の領域の第1の搬送コンベアに対する傾斜角度θ2は、30°〜50°の範囲内とする。例えば、容器とガイドとの摩擦係数が0.15であるものとすると傾斜角度θ2が43°のときに、最も第1の搬送コンベアを横断する効率がよくなる。
またさらに、容器が第3の領域から離れ、第2の搬送コンベアの搬送方向に第2の搬送コンベアの搬送速度と同速度にて搬送されるまでの時間をts、搬送方向をx方向、搬送方向に対して垂直な方向をy方向とすると、第3の領域は、
【数6】
で表される曲面形状をなす。そして第3の領域にて所定の位置まで容器をこの曲面に沿って支持しておけば、搬送速度の異なる第2の搬送コンベアに移送された容器が、第2の搬送コンベアと同速度で搬送される状態になった後にガイドから離れるようにすることができる。
【0008】
本発明における搬送速度の異なるコンベア間で容器を移送する容器搬送装置のガイドは、第1の搬送コンベアによって搬送される容器が衝突する第1の領域と、第1の領域よりも下流側に設けられ、容器が第1の搬送コンベアの搬送方向に対して傾斜した方向に移動する第2の領域と、第2の領域よりも下流側に設けられ、第1の搬送コンベアから第2の搬送コンベアへと容器を受け渡す第3の領域とを有する。そして第1の領域は、容器が第1の領域におけるガイドと摺動状態に至るまでの長さよりも長く形成される。また第3の領域は、容器が第2の領域から放出される際の軌跡に沿った形状をなす。ガイドの形状を以上のようにすれば、容器がガイドに衝突した際、また容器がガイドから離れる際に倒壜が発生する危険性を回避または低減することができる。
【0009】
また、本発明は、容器を搬送する搬送コンベア上に設けられる搬送コンベアのガイドを提供することができる。この搬送コンベアのガイドは、搬送されてきた容器が衝突すると共に、容器が衝突および反発を繰り返した後に摺動状態に至るまで支持する衝突点相当位置と、衝突点相当位置よりも下流側に設けられ、容器が摺動しながら搬送コンベアを横断するまで支持するわたり部と、わたり部よりも下流側に設けられ、容器が搬送コンベアの搬送方向に搬送コンベアの搬送速度と同速度にて搬送されるまで容器を支持する受け渡し部とを備える。以上のように搬送コンベアのガイドは、容器がガイドに衝突してから搬送コンベアの搬送速度と同速度にて搬送されるようになるまで、継続して支持する。そうすることによって倒壜が発生する危険性を回避または低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す本実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における搬送コンベアの平面図である。図示するように搬送コンベアは、矢印方向に移動して壜50を搬送するコンベア20とコンベア30、およびコンベア20とコンベア30間にまたがるようにして配設されたガイド10とによって構成されている。壜50はガイド10に沿って搬送され、コンベア20からコンベア30へと移送される。つまりガイド10は、壜50が搬送される搬送路を形成している。この例では、コンベア30の搬送速度は、コンベア20の搬送速度よりも速いものとする。コンベア20およびコンベア30は、それぞれ等速で移動するチェーンコンベア21,22,23,24,25、およびチェーンコンベア31,32,33,34,35から構成されている。(図では同一種のチェーンを繋いで幅を取っているが、コンベア20、コンベア30各々が一枚の幅広のチェーンであっても差し支え無い) チェーンコンベア21〜22にかけての領域を壜50が供給される入口供給領域41、チェーンコンベア23〜25にかけての領域を壜50が横方向に高速で移動する高速横移動領域42とする。また、チェーンコンベア25〜33にかけての領域を、コンベア20からコンベア30へと壜50を受け渡す壜受け渡し領域43とする。入口供給領域41から供給された壜50がガイド10に衝突する位置付近を衝突点相当位置11、高速横移動領域42にて壜50がコンベア20を横断する部分をわたり部13、衝突点相当位置11とわたり部13の接続部分を接続部12、また壜受け渡し領域43にて壜50を受け渡す部分を受け渡し部14として以下の説明を行う。
【0011】
図2は、本実施の形態における搬送コンベアの斜視図である。壜50は矢印方向に移動するコンベア20およびコンベア30上をガイド10に沿って搬送され、隣接する壜50との間隔を広げられる。ところでペットボトル等の壜50は弾性体なので、壜50がガイド10と衝突した場合には反発してはね返り、倒壜を起こすおそれがある。そこで本実施の形態では、以下のように設計されたガイド10をコンベア20およびコンベア30上に配設する。
【0012】
コンベア20により搬送された壜50がガイド10に最初に衝突する位置(衝突点相当位置11)における、ガイド10とコンベア20とがなす角度(以下、ガイド10の傾斜角度とする)を所定の角度以下とする。そして衝突点相当位置11と、壜50がコンベア20の搬送方向に対して傾斜した方向に搬送されるわたり部13との接続部12の曲率半径を所定の長さ以上とする。また、わたり部13におけるガイド10の傾斜角度を、壜50がコンベア20を最も効率良く横断することのできる角度に定める。さらにコンベア20からコンベア30への壜50の受け渡し部14では、壜50が搬送方向に真直に進むようになるまで壜50を支持することができる形状に定める。そうすることによって壜50が反発係数の大きい弾性体にて形成されたものであっても、ガイド10に衝突して倒壜を起こすことなく搬送することができる。また、壜50をコンベア20からコンベア30へと移送する際にも、倒壜を起こすことなくガイド10に沿って移送することができる。
【0013】
ここで図3を用いて、倒壜が起こる際の原理について説明する。図3(a)は壜50がガイド10に衝突した状態を、図3(b)は壜50が傾いた状態を示す。
図3(a)に示すように、壜50はコンベア20上に載せられて搬送される。壜50の重心Gは、壜50の底部から高さHの位置にあるものとする。壜50が衝突点相当位置11においてガイド10に衝突すると、反発係数が1の場合は壜50は矢印方向に速度vではね返る。そして壜50の乗るコンベア上に突起がある等の条件があれば、破線で示す(壜50’)ように傾く。
【0014】
壜50の質量をmとすると、このときの運動エネルギーは、
【数7】
である。
壜50が所定の速度以上ではね返って傾き、壜50’の重心G’が、図3(b)に示すように壜50’とコンベア20との接触点上に引かれた垂線上まで達したとする。そして重心G’の、接触点からの高さをSの位置とすると。重心G’は、高さHから高さSの位置まで△Hだけ持ち上げられたことになる。図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態となるまでに、重心Gが持ち上げられた分の高さ△Hは、(S−H)で示される。
【0015】
ここで、重力加速度をgとすると、重心G’を高さSの位置まで持ち上げるのに必要な位置エネルギーは、
【数8】
である。
壜50が有する数7で示した運動エネルギーが、数8で示した位置エネルギーと一致する場合は、
【数9】
と表すことができる。
【0016】
壜50’の重心G’の位置が接触点上に引かれた垂線を超えると、倒壜が起こる。従って、数9の条件を満足する速度vは、倒壜が起こり得る下限の速度(以下、倒壜限界速度とする)となる。これをvfallとすると、vfallは数9より、
【数10】
と表すことができる。壜50がガイド10に衝突した際に、壜50がはね返る速度が倒壜限界速度vfall以下であれば、数9を満たすだけの運動エネルギーは無いので、壜50が倒れかかった状態になったとしても元の姿勢に戻り、倒壜までには至らない。
【0017】
図4は、ガイド10の衝突点相当位置11付近の部分拡大図である。図示するように、壜50がコンベア20へと衝突する衝突点相当位置11におけるガイド10のコンベア20の搬送方向に対する傾斜角度(鋭角部分)はθ1である。そして、ガイド10に衝突した壜50は反発し、ガイド10との間で微小なバウンド(衝突と反発)を繰り返しながらチェーンコンベア21上を摺動する。
【0018】
図5は、ガイド10に衝突した壜50が受ける力を示す図である。実際は壜50が速度(チェーンコンベア21の移動速度)vにて右から左の方向へ搬送されているが、相対的にはガイド10が速度vにて矢印方向に移動し、チェーンコンベア21上に静止している壜50に衝突すると見なすことができる。壜50にガイド10が衝突する衝突速度をv、壜50とガイド10との衝突回数をn、壜50とガイド10との反発係数をe、ガイド10の傾斜角度をθ1、壜50とガイド10との間の摩擦係数をμgdとすると、n回目に衝突した際の摺動速度vrは、
【数11】
と表すことができる。つまり摺動速度vrは、ガイド10の面に対して壜50が衝突する直角方向の速度に、壜50が反発した際の反発速度を加えたものである。また、壜50がチェーンコンベア21上を摺動する方向はガイド10との摩擦力によりガイド10の面の直角方向よりやや右方向寄りとなる。
【0019】
数11に示す摺動速度vrは、n=1(初回の衝突)のときに最大となる。このときの摺動速度をvrmaxとすると、倒壜を起こさないようにするためには、
【数12】
とする必要がある。
【0020】
従って、ガイド10の傾斜角度θ1が予め決められている場合、壜50がガイド10へ衝突する衝突速度vは数10〜数12より、
【数13】
とする必要がある。
【0021】
一方、衝突速度vが予め決められている場合、衝突点相当位置11におけるガイド10の傾斜角度θ1は数10〜数12より、
【数14】
とする必要がある。
【0022】
Sinθ1の値、すなわちガイド10の傾斜角度θ1が数14に示した範囲内であれば、衝突点相当位置11において壜50がガイド10に衝突した際に倒壜を起こすことがなくなる。つまり、搬送速度vを速くする場合には傾斜角度θ1を小さくする必要がある。また、壜50とガイド10との反発係数eが小さければ傾斜角度θ1を大きくとることができる。さらに搬送速度vと比べると傾斜角度θ1の大きさの変化に対する寄与は小さいが、ガイド10の材料として摩擦係数の小さなものを用いれば摩擦係数μgdを小さくできる分、傾斜角度θ1を大きくとることができる。
【0023】
上述したようにガイド10に衝突した壜50は、ガイド10との間で微小なバウンドを繰り返すが、最初に衝突してから時間が経過するにつれて反発が収まり、ガイド10と一定速度で接触摺動する状態(以下、定常摺動状態とする)になる。ここで、数11においてnを∞とすると定常摺動状態における摺動速度vrが求められ、vrは、
【数15】
となる。
ガイド10の摩擦角α、および搬送方向に対するチェーンコンベア21上の壜50摺動方向の角度βは、
【数16】
であるから、ガイド10に対して定常摺動状態にある壜50のガイド10に沿う方向の速度をvgdは、
【数17】
と表すことができる。
また、ガイド10に対して定常摺動状態にある壜50の搬送方向の速度vlは、
【数18】
と表すことができる。
さらに、ガイド10に対して定常摺動状態にある壜50の搬送方向に対して直角な方向の速度vtは、
【数19】
と表すことができる。
【0024】
定常摺動状態では壜50の摺動速度vrが倒壜限界速度vfallを超える場合においても、ガイド10は常に壜50の側面を支えることになる。したがって、定常摺動状態ではガイド10の面に段差がある等の問題が無ければ、倒壜の危険は少ない。しかしながら、壜50がチェーンコンベア21上を摺動しつつ、ガイド10との間で衝突と反発を繰り返す時間および区間は、倒壜が起こりかねない危険な状態と言える。そこで、倒壜が起こりかねない定常摺動状態となるまでの時間および区間がどれだけ続くかを求める。
【0025】
壜50とチェーンコンベア21との摩擦係数をμcnとすると、ガイド10に接触した壜50がn回目の反発に至るまでの時間Tnは、
【数20】
と表すことができる。そして、(e+e2+・・・+en)は反発係数eについての等比級数の和であるから、数20は、
【数21】
とすることができる。
【0026】
定常摺動状態となったとき、すなわち衝突回数nを∞としたときのTnの極値は、
【数22】
となる。
したがって、壜50とガイド10が接触した後に定常摺動状態となるまでのチェーン搬送方向距離Llは、
【数23】
あるいは、
【数24】
と表すことができる。
【0027】
このチェーン搬送方向距離Llに対応するガイド10の長さLgは、
【数25】
となる。
数25より、衝突点相当位置11における壜50のガイド10への接触点から下流側に、ガイド10の長さがLgの位置までは倒壜が起こりかねない区間であることがわかる。そこでLgの位置までは、傾斜角度θ1を数14に示した範囲内としておく。つまり、衝突点相当位置11の長さをL1とすると、L1≧Lgとする(衝突点相当位置11の長さを壜50がガイド10に衝突してから定常摺動状態となるまでの長さよりも長く形成する)ことが望ましい。
【0028】
図6は、ガイド10の接続部12付近の部分拡大図である。
図示するように、ガイド10の衝突点相当位置11とわたり部13は、接続部12にて滑らかに接続されている。ここで壜50の半径をr、接続部12の曲率半径をRとすると、曲率半径Rは半径rよりも大きく形成する。ガイド10の接続部12におけるコンベア20に対する傾斜角度θ2は、衝突点相当位置11における傾斜角度θ1よりも大きく形成されるが、接続部12の曲率半径Rを以上のようにすれば、壜50が接続部12を摺動する際に、その重心はガイドに沿って滑らかに方向を変え、わたり部13の傾斜角度θ3の方向に向かわせる事ができる。曲率半径Rが壜50の半径rより小さければ、壜50はガイド10の衝突点相当位置11から、傾斜角の大きいわたり部13へ直接衝突する事になり、衝突点相当位置11における傾斜角度θ1を小さく取る意味が失われる結果となる。
【0029】
図7は、ガイド10のわたり部13での傾斜角度θ3と横断速度v2を示す図である。図7(a)に示すように壜50は、速度v1で動くコンベア20上をガイド10のわたり部13に沿って横断速度v2にて横断する。以下、わたり部13における傾斜角度がθ3であるものとして説明する。
【0030】
ガイド10と壜50との間の摩擦を無視して考えると、壜50の横断速度v2とコンベア20の速度v1の比と、ガイド10の傾斜角度θ3との関係は、図7(b)に実線で示すようになる。図示するように摩擦を無視した場合は、傾斜角度θ3が45°のときに横断速度v2が最も速くなり、速度比(v2/v1)の値が最大となる。傾斜角度θ3を45°よりも大きくした場合には、壜50がガイド10に沿って移動する速度が下がるので、横断速度v2が低下する。一方、傾斜角度θ3を45°よりも小さくした場合には、壜50がガイド10に沿って移動する速度は速くなるものの、単位時間あたりの搬送方向に対する横方向への移動距離が短くなるため、横断速度v2は低下する。摩擦がない場合の速度比(v2/v1)の最大値は0.5である。
【0031】
ここでガイド10と壜50との間の、摩擦係数μが0.15である場合は、速度比(v2/v1)と傾斜角度θ3との関係は、図7(b)に破線で示すようになる。この場合は、傾斜角度θ3が約43°のときに横断速度v2が最も速くなり、(v2/v1)の最大値は約0.425である。
横断速度v2が最速となり、わたり部13における横方向への移動を効率良く行うことができるようにするためには、傾斜角度θ3を30°〜50°の範囲内とすることが望ましい。
【0032】
以上の結果は、数19から導く事ができる。わたり部13においては、できるだけ短い距離で横移動させるのが効率的であり、ガイド10の傾斜角度θ3を横断速度vtが極値を取るように定める。
数19においてθ1=θ3とし、角度θについて偏微分すると、
【数26】
となる。摩擦係数μgdが0の場合は傾斜角度θ3がπ/4(45°)となる。すなわち、図7に示した結果を得ることができる。摩擦がある場合も図7に示したのと同様に、傾斜角度θ3はπ/4よりも小さくなる。
【0033】
図8は、ガイド10の受け渡し部14付近の部分拡大図である。
通常は、コンベア20からコンベア30へ壜50を受け渡す場合、ガイド10の終端部をコンベア30上に突き出すだけの形状となっている。このような形状だとガイド10に沿って搬送されてきた壜50は、チェーンコンベアの搬送方向に対して斜めに放出される。そうすると、ガイド10の終端部付近で倒壜を起こす可能性がある。そこで倒壜を防止するためには、壜50の移送が完了するまで、ガイド10が壜50の側面を支持することのできる形状とすることが望ましい。ガイド10の形状を壜50の運動軌跡に沿った曲面形状とすれば、壜50の移送が完了するまで支持することができる。
【0034】
チェーンコンベア21〜25(以下、チェーンコンベアとする)から相対的に見ると壜50は、図5および数19に示すように、速度vrで角度βの方向に放出される。そして壜50はチェーンコンベアとの摺動摩擦により、放出された際の運動エネルギーを徐々に失って減速し、いずれチェーンコンベア上で停止する。壜50がガイド10から離れてからチェーンコンベア上で停止するまでの時間をts、壜50がガイド10から離れてチェーンコンベア上で停止するまでにチェーンコンベア上を移動する距離をLsとすると、速度vrは、
【数27】
と表すことができる。
【0035】
この間の壜50の運動をガイド10に固定されたxy座標系から見ると、壜50のチェーンコンベア搬送方向(x方向)およびチェーンコンベア幅方向(y方向)における位置は、時間の関数として表すことができる。チェーンコンベア搬送方向の位置Lx(t)は、
【数28】
となり、チェーンコンベア幅方向の位置Ly(t)は、
【数29】
となる。
【0036】
わたり部13の終端部から、Lx(t),Ly(t)にて示される曲面の軌跡に沿った形状の受け渡し部14を形成することができる。受け渡し部14の形状を以上のようにすれば、壜50がチェーンコンベア上で停止してチェーンコンベアと一体となって搬送される状態となるまで壜50がガイド10に接触し、支持された状態とすることができる。壜50がガイド10から離れるときには、チェーンコンベア上で停止した状態となっているので、倒壜が起きることはなくなる。
【0037】
以上のように本実施の形態では、壜50が衝突する衝突点相当位置11におけるガイド10の傾斜角度θを、数14に示した範囲内としているので、倒壜を起こすことがなくなる。また、衝突点相当位置11におけるガイド10の長さを数25に示した長さ以上とすることで、傾斜角度θが小さい範囲内のうちに定常摺動状態とすることができ、傾斜角度がθ1〜θ3へと変化する際の倒壜の危険性を回避することができる。さらに、接続部12の曲率半径Rを壜50の半径rよりも大きく形成することで接続部12からわたり部13に向けて壜50を滑らかに搬送する事ができる。またさらに、わたり部13の傾斜角度θ3を43°〜45°の範囲内とすることで、搬送方向に対して横方向に最も効率良く移動することができる。そして、受け渡し部14の形状を数28,29で示した壜50の運動軌跡に合わせた曲面形状とすることによって、壜50がチェーンコンベア上で停止しつつ搬送される状態となるまで支持することができる。そうすることによって、壜50がガイド10に沿って搬送される場合において、また壜50がガイド10を離れたときにも倒壜を起こすことがなくなる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、搬送速度が異なるコンベア間において壜の移送を行う場合であっても、倒壜を起こすことなく壜の搬送および移送を行うことのできる容器搬送装置を提供することができる。
【0039】
また、本発明によれば、倒壜を起こすことのない搬送路を形成することのできる搬送コンベアのガイドを提供することができる。
【0040】
さらに、本発明の容器搬送装置および搬送コンベアのガイドによれば、容器がガイドに衝突した際、容器がガイドと接触摺動しながら搬送される際、および容器がガイドから離れる際においても倒壜を起こすことなく搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における搬送コンベアの平面図である。
【図2】本実施の形態における搬送コンベアの斜視図である。
【図3】倒壜が起こる際の原理を示す図である。
【図4】ガイド10の衝突点相当位置11付近の部分拡大図である。
【図5】ガイド10に衝突した壜50が受ける力を示す図である。
【図6】ガイド10の接続部12付近の部分拡大図である。
【図7】ガイド10のわたり部13での傾斜角度θ3と横断速度v2を示す図である。
【図8】ガイド10の受け渡し部14付近の部分拡大図である。
【符号の説明】
10…ガイド、11…衝突点相当位置、12…接続部、13…わたり部、14…受け渡し部、20…コンベア、21,22,23,24,25…チェーンコンベア、30…コンベア、31,32,33,34,35…チェーンコンベア、41…入口供給領域、42…高速横移動領域、43…壜受け渡し領域、50…壜
Claims (7)
- 搬送速度の異なるコンベア間で容器を移送する容器搬送装置であって、
前記容器を搬送する第1の搬送コンベアと、
前記第1の搬送コンベアよりも下流側に設けられる第2の搬送コンベアと、
前記第1の搬送コンベアから前記第2のは搬送コンベアにわたって前記容器の搬送路を形成するガイドと、を有し、
前記ガイドは、
前記第1の搬送コンベアによって搬送される前記容器が衝突する第1の領域と、
前記第1の領域よりも下流側に設けられ、前記容器が前記第1の搬送コンベアの搬送方向に対して傾斜した方向に移動する第2の領域と、
前記第2の領域よりも下流側に設けられ、前記第1の搬送コンベアから前記第2の搬送コンベアへと前記容器を受け渡す第3の領域とを有し、
前記第1の領域の前記第1の搬送コンベアに対する傾斜角度は前記搬送方向に対して鋭角に形成され、
前記容器の倒壜速度をVfall、当該容器と前記ガイドとの間の摩擦係数をμgd、当該容器と前記ガイドとの間の反発係数をe、前記第1の搬送コンベアの速度をv、前記第1の領域における傾斜角度をθ1とすると、Sinθ1を、
- 前記第2の領域の前記第1の領域との接続部近傍における前記第1の搬送コンベアに対する傾斜角度θ2は、当該第1の領域の前記第1の搬送コンベアに対する前記傾斜角度θ1よりも大きく形成され、かつ当該接続部近傍における曲率半径は、前記容器の半径よりも大きく形成されることを特徴とする請求項1に記載の容器搬送装置。
- 前記第2の領域の前記第1の搬送コンベアに対する傾斜角度θ3は、30°〜50°の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の容器搬送装置。
- 搬送速度の異なるコンベア間で容器を移送する容器搬送装置であって、
前記容器を搬送する第1の搬送コンベアと、
前記第1の搬送コンベアよりも下流側に設けられる第2の搬送コンベアと、
前記第1の搬送コンベアから前記第2の搬送コンベアにわたって前記容器の搬送路を形成するガイドと、を有し、
前記ガイドは、
前記第1の搬送コンベアによって搬送される前記容器が衝突する第1の領域と、
前記第1の領域よりも下流側に設けられ、前記容器が前記第1の搬送コンベアの搬送方向に対して更に傾斜した方向に移動する第2の領域と、
前記第2の領域よりも下流側に設けられ、前記第1の搬送コンベアから前記第2の搬送コンベアへと前記容器を受け渡す第3の領域とを有し、
前記第1の領域は、前記容器が当該第1の領域における前記ガイドと摺動状態に至るまでの長さよりも長く形成され、
前記第3の領域は、前記容器が前記第2の領域から放出される際の軌跡に沿った形状をなすことを特徴とする容器搬送装置。 - 容器を搬送する搬送コンベア上に設けられる搬送コンベアのガイドであって、
搬送されてきた前記容器が衝突すると共に、当該容器が衝突および反発を繰り返した後に摺動状態に至るまで支持する衝突点相当位置と、
前記衝突点相当位置よりも下流側に設けられ、前記容器が摺動すると共に前記搬送コンベアを横断するまで支持するわたり部と、
前記わたり部よりも下流側に設けられ、前記容器が前記搬送コンベアの搬送方向に当該搬送コンベアの搬送速度と同速度にて搬送されるまで当該容器を支持する受け渡し部と、
を備えたことを特徴とする搬送コンベアのガイド。
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JP2019184152A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | 株式会社アルバック | ホルダ及び凍結乾燥システム |
TWI784416B (zh) * | 2020-02-20 | 2022-11-21 | 日商三菱重工機械系統股份有限公司 | 搬送裝置及搬送方法 |
-
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- 2002-07-26 JP JP2002218628A patent/JP4006288B2/ja not_active Expired - Lifetime
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