JP2004057742A - レーザ治療装置 - Google Patents

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Hiroki Suzuki
鈴木 博喜
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Nidek Co Ltd
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Abstract

【課題】容易に分割ミラーの位置調整をすることができ、分割ミラーの調整の煩わしさを低減できるレーザ治療装置を提供すること。
【解決手段】レーザ光源からのレーザ光を患者眼に導光する導光光学系と、照明光源及び投光レンズを持つと共に、前記導光光学系により眼底に導光されるレーザ光の光路を挟んで分割されて配置された第1ミラーと第2ミラーとを持ち、該第1ミラーと第2ミラーにて前記投光レンズからの照明光を患者眼に向けて反射させる照明光学系と、前記第1ミラー又は第2ミラーを前記投光レンズの光軸方向へ個別に移動させるミラー移動機構と、該ミラー移動機構により移動したミラーの移動位置を固定する固定機構と、前記投光レンズをその光軸方向に移動させる移動機構と、を備える。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光源からの治療レーザ光を患部に照射して治療を行うレーザ治療装置に関する。
【0002】
【従来技術】
眼底の光凝固を行うレーザ治療装置では、一般に、レーザ光源からのレーザ光を患者眼に導光する導光光学系を細隙灯顕微鏡(スリットランプ)に取り付けて使用している。このスリットランプを使用したレーザ治療装置においては、照明光源からの光を投光レンズで集光した照明光を、レーザ光の導光光路を挟んで上下に分割された分割ミラーで反射させて、患者眼に投光するものが知られている。分割ミラーで反射させて照明をするには、投光レンズで集光される照明光のうち、分割ミラーの上ミラーと下ミラーで反射されるそれぞれの光束の焦点位置が一致する様にミラーの位置及び角度を調整しなければならない。例えば、両ミラーで反射されるそれぞれの光束の焦点位置を調整するには、下ミラーで反射される光束の焦点位置が所定の位置になるように調整した後、上ミラーの位置を合わせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、下ミラーの調整後、上ミラーの上下方向の位置調整をするためには、上ミラーを支える支基と支基を支える支柱の間にワッシャー等のスペーサを入れる等して高さ調整しなければならず、調整がしにくく、調整に時間がかかってしまうという問題があった。
また、装置の搬送中や何らかの原因により、分割ミラーで反射されるそれぞれの光束の焦点位置がずれてしまうと、分割ミラーを容易に調整することができなく、その調整が煩わしかった。
【0004】
本発明は、上記従来装置の問題点に鑑み、容易に分割ミラーの位置調整をすることができ、分割ミラーの調整の煩わしさを低減できるレーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) レーザ光源からのレーザ光を患者眼に導光する導光光学系と、照明光源及び投光レンズを持つと共に、前記導光光学系により眼底に導光されるレーザ光の光路を挟んで分割されて配置された第1ミラーと第2ミラーとを持ち、該第1ミラーと第2ミラーにて前記投光レンズからの照明光を患者眼に向けて反射させる照明光学系と、前記第1ミラー又は第2ミラーを前記投光レンズの光軸方向へ個別に移動させるミラー移動機構と、該ミラー移動機構により移動したミラーの移動位置を固定する固定機構と、前記投光レンズをその光軸方向に移動させる移動機構と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)のレーザ治療装置において、前記ミラー移動機構は、手動操作で回転する回転部材と、該回転部材の回転により前記ミラーを前記投光レンズの光軸方向へ移動するようにガイドするガイド機構とを備え、前記固定機構は前記回転部材の回転を固定する機構であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はレーザ光凝固装置の外観図を示した図である。
1はレーザ装置本体である。2はレーザの照射出力条件やエイミング光の出力等を設定入力するためのコントロール部、3はスリットランプデリバリであり、観察光学系が配置される双眼の顕微鏡ユニット4、後述する照射光学系30が配置される照射ユニット5、照明光学系40が配置される照明ユニット6を備える。7はスリットランプデリバリ3を移動させるためのジョイスティックである。
8はレーザ照射のトリガ信号を発信するためのフットスイッチである。
【0007】
図2はレーザ光凝固装置の光学系を示した図である。10は治療レーザ光源である。本形態では、1064nmの基本波を発振するNd:YAG レーザから、その2倍波(532nm 直線偏光)である緑色光を得るものを使用している。11はエイミング用の半導体レーザであり、半導体レーザ11は630nmの赤色光を発するものを使用している。半導体レーザ11から出射したレーザ光はコリメータレンズ12を介した後、ダイクロイックミラー13により治療レーザ光と同軸にされる。14は集光レンズであり、各レーザ光を光ファイバ15の入射端面15aに集光して入射させる。光ファイバ15により導光された各レーザ光は、スリットランプデリバリ3の照射光学系30まで導光される。
【0008】
照射光学系30は、コリメータレンズ31、変倍レンズ32、対物レンズ33、駆動ミラー34を備える。変倍レンズ32は光軸方向に移動し、レーザ光(治療レーザ光及びエイミング光)のスポットサイズを変化させる。また、駆動ミラー34は術者が図示無きマニュピレータを操作することによって自在に反射角度を変え、照射位置の微動変更ができる。
【0009】
40は照明光学系であり、照明光源41より出射した可視光束はコンデンサレンズ42を透過した後、可変円形アパーチャ43により高さを、可変スリット板44により幅を決定され、スリット状の光束に形成される。可変スリット板44を通過した照明光はフィルタ45、投光レンズ46を介した後、下側に配置された第1の分割ミラー48a及び上側に配置された第2の分割ミラー48bで反射され、コンタクトレンズ49を介して患者眼Eを照明する。47は分割ミラー48bで反射される照明光の光路長を補正する半円の補正レンズである。
【0010】
図3及び図4に照明光学系40の投光レンズ46及び分割ミラー48a、48b部分の構成を示す。図4は、患者側から見た正面図であり、図3はその側面図である。照明光学系40の照明鏡筒120の上部には支基121が取り付けられている。支基121には分割ミラー48aを接着により取り付けているミラー取付板61が取り付けられている。ミラー取付板61は、押しネジ71、引きネジ72によってミラー取付部61aの角度を自在に変えることができる。
【0011】
また、支基121には支柱62、63が取り付けられている。支柱63は図5に示す様に、支基121にあけられた穴121aに組み込まれたPTFE製の滑り板68、鋼鉄製の押さえ板69によって支基121にネジ止めされ、回転可能に保持されている。支柱63と支基121の嵌合部121bはガタの出ない様にはめ合わされている。支柱63の内面には雌ネジ63aが切られている。雌ネジ63aには、上下支柱65の雄ネジ65aがかみ合っている。また、支柱63の内筒部63bには、上下支柱65の外筒部65bがガタの出ない様にはめ合わされている。支柱63の外周には、手動操作による回転を容易にするためのローレット63dが形成されている。支柱63を回すことにより、上下支柱65が上下方向に移動し、分割ミラー48bの高さが調整できる。
【0012】
また、支柱63の側面にも水平方向に雌ネジ63cが切られており、セットビス64がねじ込まれている。セットビス64は上下支柱65を支柱63に固定し、分割ミラー48bの高さを固定する場合にねじ込まれる。上下支柱65の上部には、分割ミラー48bを接着により取り付けているミラー取付板66及び、支基67がネジ止めされている。ミラー取付板66は、支基67に取り付けられた押しネジ73、引きネジ74によってミラー取付部66aの角度を自在に変えることができる。
【0013】
また、図4に示す様に、支柱62は支基121に雄ネジ62aによって固定されている。支柱62の内筒部62bには、上下支柱68の外筒部68bがガタの出ない様にはめ合わされ、上下支柱68は支柱62によって上下方向にスライド可能に支持されている。
【0014】
図3に示す様に、分割ミラー48aで反射される光束の光軸方向の焦点位置を調整するために、投光レンズ46は光軸方向に移動可能に構成されている。また、補正レンズ47は、照明鏡筒120にレンズホルダ81及びレンズ押さえ82によって固定されている。また、投光レンズ46は、レンズホルダ83にレンズ押さえ84によって固定されている。レンズホルダ83の外周には雄ネジ83aが形成されており、その雄ネジ83aは照明鏡筒120内面に形成された雌ネジ120aと噛み合っている。また、照明鏡筒120の内筒部120bには、レンズホルダ83の外筒部83b、83cがガタのない様にはめ合わされることにより、レンズホルダ83が照明鏡筒120によって上下方向にスライド可能に支持されている。また、レンズホルダ83の外周には、ローレット83dが形成されており、照明鏡筒120にあけられた穴120cを通してローレット83dによってレンズホルダ83を指で回すことにより、レンズホルダの高さ、つまり、投光レンズ46の高さが調整できる。
【0015】
観察光学系50は、左右の観察光路で共用される対物レンズ51と、左右の各光路に配置された変倍レンズ52、結像レンズ53、正立プリズム54、視野絞り55、接眼レンズ56、術者保護フィルタ57を備える。
【0016】
以上のような構成を備える装置において、その分割ミラー48a、48bによって反射される光束の焦点位置合わせの調整方法について説明する。まず、アジャスト棒と呼ばれる照明光源41より出射した照明光の焦点位置を調整する調整治具をスリットランプデリバリ3の所定の位置に取付ける。
次に、分割ミラー48aについて調整するため、分割ミラー48bは遮光しておく。レンズホルダ83のローレット83dを指で回すことにより投光レンズ46を光軸方向に移動させて、分割ミラー48aで反射される照明光がアジャスト棒の焦点面上で焦点を結ぶように、光軸方向の焦点位置を調整する。次に、図5に示すミラー取付板61に取付けられた押しネジ71、引きネジ72を回すことによって、分割ミラー48aの角度を変え、アジャスト棒の焦点面上に設けられた所定の焦点位置に合うように調整する。
【0017】
次に、分割ミラー48bについて調整するため、分割ミラー48bの遮光を取り去り、分割ミラー48aを遮光する。支柱63のローレット63dを回して、分割ミラー48bの高さを調整する。支柱63を回転させると、支柱63の雌ネジ63aと上下支柱65の雄ネジ65aの噛合わせにより、上下支柱65が上下移動する。照明光がアジャスト棒の焦点面上で焦点を結ぶように、分割ミラー48bの高さを調整する。分割ミラー48bの高さが調整できたら、セットビス64を締めて、上下支柱65を支柱63に固定し、分割ミラー48bの高さを固定する。
【0018】
次に、支基67に取り付けられた押しネジ73、引きネジ74を回すことによって、分割ミラー48bの角度をアジャスト棒の焦点面上に設けられた所定の焦点位置に合うように調整する。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、容易に分割ミラーの位置調整をすることができ、分割ミラーの調整の煩わしさを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の外観を示す図である。
【図2】装置の光学系を示す図である。
【図3】分割ミラー部を示す図である。
【図4】分割ミラー部を示す図である。
【図5】分割ミラー部の機構を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ装置本体
3 スリットランプデリバリ
10 治療レーザ光源
15 光ファイバ
30 照射光学系
40 照明光学系
41 照明光源
46 投光レンズ
48a,48b 分割ミラー
63 支柱
63a 雌ネジ
64 セットビス
65 上下支柱
65a 雄ネジ
66 ミラー取付板
83 レンズホルダ
83a 雄ネジ
120 照明鏡筒
120a 雌ネジ

Claims (2)

  1. レーザ光源からのレーザ光を患者眼に導光する導光光学系と、照明光源及び投光レンズを持つと共に、前記導光光学系により眼底に導光されるレーザ光の光路を挟んで分割されて配置された第1ミラーと第2ミラーとを持ち、該第1ミラーと第2ミラーにて前記投光レンズからの照明光を患者眼に向けて反射させる照明光学系と、前記第1ミラー又は第2ミラーを前記投光レンズの光軸方向へ個別に移動させるミラー移動機構と、該ミラー移動機構により移動したミラーの移動位置を固定する固定機構と、前記投光レンズをその光軸方向に移動させる移動機構と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 請求項1のレーザ治療装置において、前記ミラー移動機構は、手動操作で回転する回転部材と、該回転部材の回転により前記ミラーを前記投光レンズの光軸方向へ移動するようにガイドするガイド機構とを備え、前記固定機構は前記回転部材の回転を固定する機構であることを特徴とするレーザ治療装置。
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US8493549B2 (en) 2006-03-27 2013-07-23 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
JP5392468B2 (ja) * 2006-03-27 2014-01-22 株式会社ニコン 照明光学装置、露光装置、およびデバイス製造方法

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