JP2004056564A - 車載用パネル型スピーカ装置 - Google Patents

車載用パネル型スピーカ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振動板、放音面の大きさ、形状が限定されず、設置場所の形状や大きさに制約を受けることのない使い勝手のよい車載用パネルスピーカ装置を提供する。
【解決手段】車両内装材の裏面に、直接接して振動板110を固着し、この振動板110の裏面に、音響電気信号に応じて振動を与えるドライバユニット120を固着することで音響性能を確保し、内装材の材質、形状を従来と変えずに用いることが可能となり、車の仕様差によるスピーカの大きさや形状、数に差異があっても内装材を変える必要がなく、外気温と空調による内装材内外に温度差が生じても、内装材内外の空気移動が生じないのでスピーカ周囲が汚れることがない。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車載用のパネル型スピーカ装置の改良に関し、より詳細には安価で取付け性が良く、かつ放音特性に優れた車載用パネル型スピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
車両の室内にはオーディオアンプやCD、MD等の車両搭載用オーディオ設備の一部として様々な部位にスピーカ装置が設置されている。かかる車両搭載(車載)用のパネルスピーカ装置として次のものが公知である。
(1)特開平11−215579号公報に記載されたパネルスピーカ装置
(2)特開2000−197185号公報に記載されたパネルスピーカ装置
(3)特開2001−313993号公報に記載されたパネルスピーカ装置
最初に、(1)特開平11−215579号公報に記載された車載用パネルスピーカ装置について説明する。
【0003】
この車載用パネルスピーカ装置は、ルームミラーアッシィのミラー板の裏面にドライバユニットを設けてミラー面を放音面としたパネル型スピーカ装置である。
【0004】
より詳細には、本パネル型スピーカ装置10は、図7に示すように、透明基板11と反射層12からなるミラー板13を放音面として、この放音面とミラーカバー14との間に放音面と機構的に接続されたボイスコイル15及びこのボイスコイル15を駆動させる磁気回路16を内蔵したものである。
【0005】
しかしながら、本パネル型スピーカ装置10の欠点としては以下のものがあげられる。
【0006】
▲1▼ 透明基板11と反射層12からなるミラー板13を直接分割振動させるため、音響性能や音響特性がミラー板13によって決定づけられてしまう。
【0007】
▲2▼ ルームミラーのミラー板13を利用している性格上、振動板や放音面の大きさ、形状が限定されてしまう。
【0008】
従って、車載用スピーカ装置として最適な音響特性を発揮することはできない。
【0009】
続いて、(2)特開2000−197185号公報に記載された車載用パネルスピーカ装置について説明する。
【0010】
本車載用パネルスピーカ装置は、サンバイザ内に振動板とドライバユニットを設け、サンバイザ表面の蓋に音を通すための音孔を明けたパネル型スピーカ装置である。
【0011】
より詳細には、図8に示すように、本パネル型スピーカ装置20は、フレーム21と蓋体22とからなるサンバイザ本体23の内部に支持枠24を介して振動板25を取り付け、この振動板25に設けられたヨーク及び永久磁石からなる磁気回路29を駆動させることで放音する構造を有している。
【0012】
しかしながら、本パネル型スピーカ装置20の欠点としては以下のものがあげられる。
【0013】
▲1▼ サンバイザの裏面にドライバユニット収容用の突出部21aができる。
【0014】
▲2▼ サンバイザの表面に多数の音孔22aがあり、この部分が汚れ易くかつ一旦汚れると汚れが取れにくいので使い勝手が悪い。
【0015】
また、サンバイザに取り付ける性格上、上述のルームミラーのミラー板を利用した場合と同様に、振動板、放音面の大きさ、形状が限定されてしまい、車載用スピーカ装置として最適な音響特性を発揮することはできない。
【0016】
さらに、(3)特開2001−313993号公報に記載された車載用パネルスピーカ装置について説明する。
【0017】
本車載用パネルスピーカ装置30は、図9に示すように天井材39の下面に振動板31とドライバユニット32を設け、振動板31の下面にグリル33を設け、グリル33をスピードナット34と係合させながら天井材39に取り付けた(図9中、矢印参照)パネル型スピーカ装置である。
【0018】
本パネル型スピーカ装置30の欠点としては以下のものがあげられる。
【0019】
▲1▼ 天井材下面に取り付けるため、グリル33があり、また、天井材39にドライバユニット挿入用の穴39aを予め形成しておくことが必要である。
【0020】
▲2▼ 構成する部品(材)数が減らず、部品点数削減の要請に答えることができない。また、グリル33を設けかつ内張(天井材)の表面に取り付けなければならない。
【0021】
従って、設置場所や形状や大きさに制約が生じ、取付の自由度が少ないと言える。
【0022】
一方、車載用パネルスピーカ装置に利用される振動板の従来技術としては以下のものがある。
【0023】
最初に、特開2002−44782号公報「電気音響変換器用振動板」に記載された振動板があげられる。
【0024】
当該公報には、低密度ポリエチレンシート、紙材、高密度ポリエチレンシートをラミネートし、紙材中の水分を利用して低密度ポリエチレンシートを発泡させる発泡構造の振動板を得るものが開示されている。
【0025】
しかしながら、ここで開示された振動板は芯材が紙材で、表裏に低密度ポリエチレンシートを発泡した層と高密度ポリエチレンシートとを用いたものであり、スピーカ材として専用品にならざるを得ない上、剛性も比較的低く、機械的強度も低い欠点を有する。
【0026】
続いて、特開2001−313993号公報「薄型平板スピーカの振動板」に記載された振動板があげられる。
【0027】
当該公報には、発泡ポリウレタン層の芯材の上下(表裏)に、ガラス繊維を含んだ剛性を有する補強材とその上下(表裏)にホットメルトフィルムを介して、振動板が傷つかないようにしたポリエステル不織布やアルミ等の(表面材として振動板の表面を保護する必要性故)硬度が高く、(トランスデューサ即ち駆動装置を接着する必要性故)接着性の良い表面材を設けた厚さ2.0mm〜3.0mmの積層板が開示されている。しかしながら、ここで開示された振動板は構成部材が多く、コスト高となる。
【0028】
以上の通り、車載用パネルスピーカ装置の振動板自体も従来型の振動板はコスト面でも機械的強度の面でも問題があった。
【0029】
本発明の目的は、振動板、放音面の大きさ、形状が限定されず、設置場所の形状や大きさに制約を受けることのない廉価な車載用パネルスピーカ装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明にかかる車載用パネル型スピーカ装置は、車両内装材の裏面に、直接接して振動板を固着し、この振動板の裏面に、音響電気信号に応じて振動を与えるドライバユニットを固着したことを特徴としている。
【0031】
放音面が内装材の表面になり、内装材の材質、構造(形状)によっては、減衰され効率が若干低下する可能性もあるが、内装材裏面に設けた振動板、ドライバユニットをチューニングすることで音響性能を確保できる。
【0032】
また、内装材を直接分割振動させるのではないため、内装材の材質、形状を従来と変えずに用いることが可能であり、車載用パネル型スピーカ装置として容易に実施できる。
【0033】
さらにまた、振動板、ドライバユニットが、内装材の裏面に在し、かつ、内装材を貫通する音孔や内装材表面にグリルを設ける必要が無いため、車の仕様差によるスピーカの大きさや形状、数に差異があっても内装材を変える必要がないという効果を有する。
【0034】
また、外気温と空調による内装材内外に温度差が生じても、内装材内外の空気移動が生じないのでスピーカ周囲が汚れることがないという効果も有する。さらにまた、車両の室内空間を有効に使えるという効果も有する。
【0035】
また、本発明の請求項2に記載の車載用パネル型スピーカ装置は、請求項1に記載の車載用パネル型スピーカ装置において、振動板を、独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンから成る芯材と、この芯材の表裏にアルミニウムまたはアルミニウム合金の金属薄板から成る面材を接合固定したアルミニウムと樹脂の複合積層板としたことを特徴としている。
【0036】
請求項1が有する作用に加えて、分割振動を生じさせる振動板に要求される性能を有し、かつ、ハニカム等により軽量、高剛性に成したものに比べ容易に入手でき、安価に提供できる。
【0037】
また、本発明の請求項3に記載の車載用パネル型スピーカ装置は、請求項1に記載の車載用パネル型スピーカ装置において、振動板を、独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンから成る芯材と、この芯材の表裏にステンレススチールの金属薄板から成る面材を接合固定したステンレススチールと樹脂の複合積層板としたことを特徴としている。
【0038】
請求項2の作用と同様に、請求項1が有する作用に加えて、分割振動を生じさせる振動板に要求される性能を有し、かつ、ハニカム等により軽量、高剛性に成したものに比べ容易に入手でき、安価に提供できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる車載用パネル型スピーカ装置を図面に基づき説明する。
【0040】
本発明の一実施形態にかかる車載用パネル型スピーカ装置1は、図1の全体構成断面図に示すように、平板状の車両内装材であるヘッドライニング100の裏面(車両のルーフパネル101側の面)に直接取り付けられ、振動板110、振動板110を分割振動させるための振動付与部(ドライバユニット)120を備え、振動付与部120により振動板110を振動させてこの振動板110が取り付けられたヘッドライニング100を放音面として放音させるようになっている。
【0041】
なお、ヘッドライニング100は、従来から車両の天井に取り付けられているいわゆる天井内張りを利用している。このヘッドライニング100は、図1からも明らかなように、ルーフパネル101の側部に取り付けられたルーフサイドレール102とガーニッシュ103との間に端部を挟み込んで車両のルーフ下に取り付けられている。また、ヘッドライニング100は、ルーフサイドレール102や図示しないルーフボウにビスやクリップで係止することで車両のルーフ下に固定されている。
【0042】
振動板110は、後に詳細に説明するが、低発泡ポリエチレンから成る芯材とアルミニウム合金の金属薄板から成る面材の積層板からなり、本実施形態の取付対象物であるヘッドライニング100に振動板110の面全体を合致させ、ヘッドライニング100に接着するようになっている。すなわち、振動板110はヘッドライニング100の面形状に合せて予め曲げ加工されている。
【0043】
なお、本実施形態にかかる車載用パネル型スピーカ装置1は、英国ニュー・トランスデューサー・リミテッド{NXT(登録商標)}社が開発したDM(Distributed Mode)方式のパネル型スピーカ(振動モード方式の平面スピーカ)方式の技術を応用したものである。
【0044】
かかるパネル型スピーカは、中高域でフラットな周波数特性が実現されるとともに振動板に細かい分割振動が生じることから大きな放射面積が得られ、振動板から離れても音圧レベルが維持され、充分なエネルギーが得られるようになっている。
【0045】
一方、振動付与部120の作動や振動板110の作動については公知のものであり、例えば、特開2001−359188号公報、特開2002−27588号公報、特開平11−220785号公報に記載されている。
【0046】
また、振動板110は、三共ユナイト工業(株)のアルミ、ポリエチレン、アルミの樹脂複合積層板「ライトニウム」(商標)の総厚が例えば2.0mmを用いている。この場合、アルミ厚は120μ、比重0.86である。そして、本製品は、軽量、高剛性の機械的特性を有している。
【0047】
また、振動板の芯材は、独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンであり、その表裏に高強度を保ち、表裏に貫通孔が無く、接着性の良好なアルミニウムの面材を接着したサンドイッチ構造である。また、振動付与部120は振動板110へ接着固定されている。
【0048】
以下、車載用パネル型スピーカ装置1の構造について図面に基づきより詳細に説明する。
【0049】
図1に示す車載用パネル型スピーカ装置1は、図2に示すように、独立気泡の低発泡ポリエチレンを芯材111とし、該芯材111の表裏に、アルミニウムの平滑で極く薄い板状の面材112,113を接着剤により貼合せた(接合した)サンドイッチ状構造の総厚が1.5mm〜6.0mmのアルミニウムと独立気泡の低発泡ポリエチレンの積層複合板を振動板110とし、該振動板110の一側に、該振動板110に音響電気信号に応じて振動を与える振動付与部120を両面接着テープ等の接着材により接着することにより直接固着した構成を有している。
【0050】
振動板110については、図3に示すように三共ユナイト工業株式会社製の一側からアルミニウム、ポリエチレン、アルミニウムのアルミニウムと樹脂の積層複合板であるライトニウム(登録商標)のうち、接着剤を含みアルミニウム、ポリエチレン、アルミニウムを合わせた総厚が1.5mm、2.0mm、3.0mm、4.0mmあるいは6.0mmのものを用いている。
【0051】
このライトニウム(登録商標)は、独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンを芯材111とし、該芯材111の表裏を、高強度を保つアルミニウム製金属薄板の面材112,113で挟み込んで接着したサンドイッチ構造(積層複合構造)となっていることにより、高い剛性を有している。
【0052】
また、図3に示す116,117は芯材111と表裏のアルミニウムの面材112,113とを接着している接着層である。そして、図3においては、アルミニウムの面材113が接着層118を介してヘッドライニング100に接着されている。
【0053】
また、芯材111に独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンを用いており、軽量である。(具体的に例示すると後述のように、比重0.80から1.30である。)
また、独立気泡低発泡ポリエチレンを芯材111にし、表裏をアルミニウム製金属薄板の面材112,113で挟み込んで接着したサンドイッチ構造により、金属薄板に発生しがちな波打ちを抑え、かつ、芯材111のポリエチレンが低発泡、独立気泡のため、フラットで滑らかな(平滑性を備えた)表面を与えている。これによって、ヘッドライニング100に振動板110全体を固着した場合であっても、ヘッドライニング100の振動板固着面に波打ちやしわ寄り等が生じることはない。
【0054】
なお、表裏のアルミニウムの面材112,113は、そのまま用いても良く、その表面に耐食性の為のアルマイト加工をしたものを用いても良い。
【0055】
ここで、ライトニウム(登録商標)に関する総厚、アルミニウム厚、比重についての関係を例示すると以下の通りである。
【0056】
【表1】
Figure 2004056564
なお、上述の車載用パネル型スピーカ装置における振動板110の変形例として、図4に示す低発泡ポリエチレンから成る芯材とステンレススチールの金属薄板から成る面材の積層板からなる振動板210を使用しても良い。
【0057】
より詳細には、変形例としての振動板210は、図4に示すように、独立気泡の低発泡ポリエチレンを芯材211とし、該芯材211の表裏に、ステンレススチールの平滑で極く薄い板状の面材212,213を接着剤により貼合せた(接合した)サンドイッチ構造の総厚が1.2mm〜4.0mmのステンレススチールと独立気泡の低発泡ポリエチレンの積層複合板であり、この振動板210の一側に上述の実施形態にかかる振動付与部120を両面接着テープ等の接着剤を介して直接固着するようになっている。
【0058】
振動板210の構成をより詳細に説明すると、図4に示すように三共ユナイト工業株式会社製の一側からステンレススチール、ポリエチレン、ステンレススチールのステンレススチールと樹脂の積層複合板であるサスライト(登録商標)のうち、接着剤を含みステンレススチール、ポリエチレン、ステンレススチールを合わせた総厚が1.2mm、1.5mm、2.0mm、3.0mm、4.0mmのものである。
【0059】
このサスライト(登録商標)は、独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンを芯材211とし、該芯材211の表裏を、高強度を保つステンレススチール製の金属薄板の面材212,213で挟み込んで接着したサンドイッチ構造(積層複合構造)を備えることにより、高い剛性を有している。なお、図4に示す214,215は芯材211と表裏のステンレススチールの面材212,213とを接着している接着層である。そして、図4においては、ステンレススチールの面材213が接着層216を介してヘッドライニング100と接着されている。また、芯材211に独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンを用いており、軽量である。(具体的に例示すると後述のように、比重1.03から1.95である。)
また、独立気泡低発泡ポリエチレンを芯材211にし、表裏をステンレススチール製金属薄板の面材212,213で挟み込んで接着したサンドイッチ構造により、金属薄板に発生しがちな波打ちを抑え、かつ、芯材211のポリエチレンが低発泡、独立気泡のため、フラットで滑らかな(平滑性を備えた)表面を与えている。従って、上述したアルミニウムの面材と低発泡ポリエチレンの芯材とでできた振動板110の場合と同様に、振動板210の一側面をヘッドライニング100に固着した際に、ヘッドライニング100の当該接着面に波打ちやしわが生じることがない。
【0060】
なお、サスライト(登録商標)に関する総厚、比重についての関係を例示すると以下の通りである。
【0061】
【表2】
Figure 2004056564
一方、本発明にかかる車載用パネル型スピーカ装置1の振動板110の駆動に使用する振動付与部120は公知の技術を応用しているもので、例えば、特開2001−359188号公報「駆動ユニット及びこれを備えたパネルスピーカ」、特開2002−27588号公報「パネル型スピーカシステム」あるいは特開平11−220785公報「パネル型スピーカ装置」に記載されたパネル型スピーカ装置と同様に、振動付与部120に相当するドライバユニットにより、振動板110を駆動して出力再生を行う曲げ波動理論に基づくパネル型スピーカ装置を基本構成としている。
【0062】
具体的には、前述したように、DM(Distributed Mode)方式のパネルスピーカの技術を応用したものである。
【0063】
即ち、振動付与部120(図1及び図2)に相当するドライバユニットにより振動板110に前記振動による部分的な曲げ動作を生じさせて放音が行われるものである。ここで、前記公知のドライバユニットにより振動させる振動板110は、通常外周部が非拘束状態で自由振動することから低周波数帯域においても良好な音質の再生出力を行えるというものである。
【0064】
続いて、上述した振動付与部120の具体的構成について説明する。
【0065】
振動付与部120は、アルミニウムでできたハウジング125(図2及び図5参照)と、その内部に収容されたドライバユニット本体とからなる。そして、ハウジング125は、図5に示すように、一面(図中、下面)が開口した箱形状を有し、他面(底板125aであり、図中、上面)には片側に偏倚した位置に円形のドライバユニット取付孔125mが形成されるとともに、その周囲4箇所にドライバユニット取付用ねじ孔125nが形成されている。このように、ドライバユニット取付孔125mがハウジング底面において偏倚して形成されている理由は、ハウジング125に対してドライバユニット自体を片側に偏倚させて取り付けることでハウジング125が共振するのを防止するためである。
【0066】
一方、ハウジング開口部の各縁辺には、各縁の一端部のみで連結された片持ち梁状の取付フランジ124がそれぞれの縁辺に沿って延在形成されている。
【0067】
振動付与部120は、図2に示すように、振動板110に固着(接着固定)されるボビン121と、ボビン121に巻装されるボイスコイル122と、ボイスコイル122が挿入される磁気ギャップ123と、振動板110に取付フランジ124を介して固着(接着固定)されるハウジング125と、ハウジング125の底板125aにステンレスのダンパ126を介して固着されたヨーク127と、ヨーク127の中央部に固着されたセンターピース128、及びヨーク127の周辺部に固着されたマグネット129を備えている。
【0068】
そして、マグネット129には、ヨーク131を介して樹脂枠132が取り付けられ、樹脂枠132にはダンパ133の一端が取り付けられ、他端が前記ボビン121に取り付けられている。
【0069】
なお、このマグネット129、ヨーク127,131、及びセンターピース128によって磁気ギャップ123が形成されている。
【0070】
また、ダンパ133は、前記ボビン121と樹脂枠132との間を振動可能に連結し、前記磁気ギャップ123内をボイスコイル122が巻装されたボビン121の振動を可能にする役目を果している。センターピース128との間を揺動可能に連結する役目を果たしている。134は、図示しないCDやMDなどの車載オーディオ装置に接続可能になったジャックで、134aは、ジャック134と前記ボイスコイル122との間に配線されたリード線である。
【0071】
なお、125cはハウジング125の底板125aとダンパ126とを取付け固定しているビスとナットである。また、121bは、振動板110にボビン121を接着固定するため延在されたボビン121のフランジ部121aを補強する樹脂のリングである。
【0072】
以上の構成を有することで、ボイスコイル122に電気音響信号を与えることにより、電気音響信号に応じてボイスコイル122が巻装されたボビン121が振動し、ボビン121に接着固定され一体化された振動板110が振動する。そして、振動板110の接着されたヘッドライニング100が振動し、車両の室内全体に放音するようになっている。
【0073】
なお、ハウジング125と振動板110とは、ハウジング125の開口部各縁辺125bに形成された片持ち梁状の取付フランジ124を振動板110に接着することで互いに接続されており、これにより振動付与部120が、振動板110に支持されるようになっている。取付フランジ124とハウジング125との間には、上述の通りスリット124aが設けられ、この部分が振動板110の法線方向の若干の隙間を形成しているので、振動板110の振動を取付フランジ124の変形で許容するようになっている。
【0074】
なお、取付フランジ124に替えて、発泡ゴムを素材とした弾性体を介して振動板110とハウジング125とを取り付けても良い。
【0075】
また、上述の振動付与部(ドライバユニット)120に代えて図6に示すドライバユニットを使用しても良い。このドライバユニットは、内磁型のドライバユニットであり、断面角型C字状のヨーク151がステンレスのダンパ152を介して上述のハウジング125と同形状・同材質のハウジングに取り付けられている。そして、ヨーク151には、マグネット153を介してセンターピース154が取り付けられている。
【0076】
一方、ボビン161は、振動板110に直接接着されており、ボビン161の周囲にボイスコイル162が巻回されている。そして、ボビン161とヨーク151とは、樹脂材163及びダンパ164を介して互いに一定範囲で相対移動可能に接続されている。
【0077】
かかる内磁型ドライバユニットも先に説明したドライバユニットと同様にボイスコイル162に電気音響信号を与えることにより、電気音響信号に応じてボイスコイル162が巻装されたボビン161が振動し、ボビン161に接着固定され一体化された振動板110が振動する。そして、振動板110の接着されたヘッドライニング100が振動し、車両の室内全体に放音するようになっている。
【0078】
以上の構成から明らかなように、車載用パネル型スピーカ装置1は、振動板110(210)の表裏がアルミニウム(ステンレススチール)であるため、芯材111(211)に独立気泡の低発泡ポリエチレンを用いても表裏方向の貫通孔がなく、表面が平滑であるので車両内装材の裏面に接着し易くかつ剥離し難い性質を有する。
【0079】
また、芯材111(211)の独立気泡孔に空中の塵等が詰まって独立気泡孔を塞ぐことや汚すことも無いため、スピーカ性能の劣化を防ぎ、また、剛性が高い上、接着性が良く、振動付与部120と強固に接着取り付けできる。また、振動板110(210)を上述の通り車両の内装材に取り付ける際、容易に接着取り付けできるので、組付けの容易な車載用パネル型スピーカ装置を提供できる。
【0080】
また、芯材111(211)は独立気泡の低発泡ポリエチレンであるため、独立の気泡孔を有し、低密度で疎となっており、軽量で剛性も高い上、表裏のアルミニウム(ステンレススチール)の波打ちを抑えフラットで滑らかな表面を形成している。したがって、振動板110(210)全体としては、密度が低く、軽量かつ、曲げ、剛性が高い構造体で、表裏方向の貫通孔がないという機械的性質を有しているので高性能となる。
【0081】
また、振動板110(210)にアルミニウム(ステンレススチール)と低発泡ポリエチレンの積層複合板を使用しているので、建築物の外壁、内壁、天井間仕切り、ドアや看板、あるいは貨物自動車の保冷荷室、ゲート、ウイング等巾広くまた、数多く使われている材料であり、材料を容易に得ることができ、安価である。
【0082】
また、振動板、放音面の大きさ、形状が限定されることがなく、車載用スピーカ装置として最適な音響特性を発揮することができる。
【0083】
そして、従来の車載用パネル型スピーカ装置に見られた欠点である設置場所や形状や大きさに制約が生ずることがなく、取付の自由度が大きいと言える。
【0084】
なお、上述の実施形態では天井内張りをパネル型スピーカにしたが、上述の実施形態とは異なり、ヒンジドア、スライドドア、バックドア等ドアトリムやボディサイドトリムやピラーガーニッシュやインストルメントパネルをパネル型スピーカとしても良い。
【0085】
なお、車両の内装材として使用される要件として、取付状態で車両の室内側に突起がないということがあげられる。そして、本発明にかかる車載用パネル型スピーカ装置は、内装材の車体パネル側に装着されるようになっているので、内装材を車両に取り付けた状態で車両の室内側にスピーカの突起が生じることはない。従って、車載用パネル型スピーカ装置の振動板に放音効果に優れたアルミニウムやステンレスなどの金属板を利用することができる。
【0086】
また、上述の実施形態では、振動付与部と振動板との固定を接着で行っている。これは、本実施形態では重力が振動板に垂直に加重するように作用するので、かかる固定方式の適切なものといえる。しかしながら、重力が振動板と平行に加重される場合は、ビス、クリップ等機械的締結あるいは接着との併用で固定するのが好ましい。
【0087】
一方、振動板を、車体パネルあるいは、保冷車等の荷室パネルの外板に固定して、該外板をパネル型スピーカとして、車両外部への放音(車外スピーカ)にして宣伝用やアナウンス用に使用するようにしても良い。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる車載用パネル型スピーカ装置は、放音面が内装材の表面になり、内装材の材質、構造(形状)によっては、減衰され効率が低下される恐れもあるが、内装材裏面に設けた振動板、ドライバユニットをチューニングすることで音響性能を確保できる。
【0089】
また、内装材を直接分割振動させるのではないため、内装材の材質、形状を従来と変えずに用いることが可能であり、容易に実施できる。
【0090】
さらにまた、振動板、ドライバユニットが、内装材の裏面に在し、かつ、内装材を貫通する音孔や内装材表面にグリルを設ける必要がないため、車の仕様差によるスピーカの大きさや形状、数に差異があっても内装材を変える必要がない。また、外気温と空調による内装材内外に温度差が生じても、内装材内外の空気移動が生じないのでスピーカ周囲が汚れることがない。更にまた、車室内空間を有効に使えるという効果も有する。
【0091】
また、本発明の請求項2に記載の車載用パネル型スピーカ装置及び請求項3に記載の車載用パネル型スピーカ装置は、請求項1に記載の車載用パネル型スピーカ装置が有する効果に加えて、分割振動を生じさせる振動板に要求される性能を有し、かつ、ハニカム等により軽量、高剛性に成したものに比べ容易に入手でき、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる車載用パネル型スピーカ装置を車両のルーフ部に取り付けた状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる車載用パネル型スピーカ装置の断面図である。
【図3】図1の車載用パネル型スピーカ装置に使用する振動板の断面斜視図である。
【図4】図1の車載用パネル型スピーカ装置に使用する振動板の変形例の断面斜視図である。
【図5】図1の車載用パネル型スピーカ装置に使用する振動付与部におけるハウジングの斜視図である。
【図6】図1の車載用パネル型スピーカ装置に使用する振動付与部の変形例の断面図である。
【図7】従来の車載用パネル型スピーカ装置の一例を示した断面図である。
【図8】図7とは別の従来の車載用パネル型スピーカ装置の一例を示した断面図である。
【図9】図7、図8とは別の従来の車載用パネル型スピーカ装置の一例を示した断面図である。
【符号の説明】
1  車載用パネル型スピーカ装置
10  パネル型スピーカ装置
11  透明基板
12  反射層
13  ミラー板
14  ミラーカバー
15  ボイスコイル
16  磁気回路
20  パネル型スピーカ装置
21  フレーム
22  蓋体
22a  音孔
23  サンバイザ本体
24  支持枠
25  振動板
29  磁気回路
30  車載用パネルスピーカ装置
31  振動板
32  ドライバユニット
33  グリル
34  スピードナット
39  天井材
39a  穴
100  ヘッドライニング
101  ルーフパネル
102  ルーフサイドレール
103  ガーニッシュ
110  振動板
111  芯材
112,113  面材
116,117  接着層
118  接着層
120  振動付与部
121  ボビン
121a  フランジ部
121b  振動板
122  ボイスコイル
123  磁気ギャップ
124  取付フランジ
124a  スリット
125  ハウジング
125a  底板
125b  縁辺
125c  リング
125m  取付孔
125n  ねじ孔
126  ダンパ
127  ヨーク
128  センターピース
129  マグネット
131  ヨーク
132  樹脂枠
133  ダンパ
134  ジャック
134a  リード線
151  ヨーク
152  ダンパ
153  マグネット
154  センターピース
161  ボビン
162  ボイスコイル
163  樹脂材
164  ダンパ
210  振動板
211  芯材
212,213  面材
214,215  接着層

Claims (3)

  1. 車両内装材の裏面に、直接接して振動板を固着し、この振動板の裏面に、音響電気信号に応じて振動を与えるドライバユニットを固着したことを特徴とする車載用パネル型スピーカ装置。
  2. 前記振動板を、独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンから成る芯材と、この芯材の表裏にアルミニウムまたはアルミニウム合金の金属薄板から成る面材を接合固定したアルミニウムと樹脂の複合積層板としたことを特徴とする、請求項1に記載の車載用パネル型スピーカ装置。
  3. 前記振動板を、独立気泡孔を有する低発泡ポリエチレンから成る芯材と、この芯材の表裏にステンレススチールの金属薄板から成る面材を接合固定したステンレススチールと樹脂の複合積層板としたことを特徴とする、請求項1に記載の車載用パネル型スピーカ装置。
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