JP2004056242A - 予測符号化における符号量制御方法 - Google Patents

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Yuji Harada
原田 裕司
Koji Onishi
大西 孝二
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

【課題】特別なプリコーディング処理あるいはフィードバックループ処理を導入することなく、画質を大きく劣化させることなく、フレーム毎に発生符号量を一定とすることを可能にする方法を提供する。
【解決手段】画像信号を部分領域の大きさのブロックに分割し(S2)、さらに部分領域の大きさのブロックを所定の大きさのブロックに細分割する(S4)。部分領域の大きさのブロックの目標符号量と符号量の許容誤差を算出する(S3)。フレーム間の相関を利用するブロック(S5)、画素単位に近傍画素からの予測誤差を符号化するブロック(S6)およびブロック内の平均化で代表するブロック(S9)を各々符号化したときの符号量の和と目標符号量との差を許容誤差と比較して、適応的に割り当てて発生符号量が一定になるように制御する(S7およびS8)。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RGBまたはモノクロの画像信号を予測符号化処理するときの画像符号化処理方法において符号化出力の符号量を制御するときの方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
RGBまたはモノクロの画像信号を符号化処理した後、固定レートの通信回線に用いる場合、エンコーダに何らかのプリコーディング処理を組み込む方法、あるいはエンコーダの外にバッファを用意しエンコーダからの発生符号量の変動を吸収するフィードバックループを組み込む方法、さらに両方式を組み合わせる方法などがある。
【0003】
プリコーディング処理の場合、近似精度を高くするためには演算量を増加させなければならない。
【0004】
フィードバックループ処理の場合、デコーダでの再生間隔を一定に保つための特別な情報、たとえば時刻情報などを付加する必要があり、また、バッファ容量を大きくすると大きな変動に対応できるが遅延が大きくなる。
【0005】
一方、符号化方式には、予測符号化、変換符号化、ベクトル量子化等があるが、その中でも予測符号化は、演算量が比較的少なく、また、ブロック符号化方式に比べてブロック歪み等が発生しにくい特徴を持つ。しかし、その発生符号量を一定にするために、ローパスフィルタにより高域周波数を削減、あるいは予測誤差の量子化テーブルで発生符号量を制御する場合、予測符号化による量子化ビット数だけの削減手法では画質を大きく劣化させる。また、これをプリコーディング処理あるいはバッファによるフィードバック処理と組み合わせて実現しようとしても画質の劣化を抑えるのはかなり困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、予測符号化を固定レートの通信回線等に利用する場合、予測符号化とフレーム相関およびフレーム内ブロック処理をフレーム毎に適応的に組み合わせることで、特別なプリコーディング処理あるいはフィードバック処理を導入することなく、また画質を大きく劣化させることなく、フレーム毎に発生符号量を一定とすることを可能にする方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するため、画像信号をフレーム毎にメモリに記憶し、
新たに入力する画像信号を所定の大きさのブロックに分割し、前記大きさのブロックの各々について前フレームにおける同一ブロックとの類似度合を算出し、前記類似度合を第1のしきい値と比較して該第1のしきい値以下のブロックについてはフレーム相関符号化処理し、前記フレーム相関符号化処理する以外のブロックについて前記大きさのブロック内相関値を算出し、前記ブロック内相関値が第2のしきい値以下のブロックについてはブロック内相関符号化処理し、前記第2のしきい値より大きいブロックについてはブロック内の近傍画素より予測誤差を符号化処理するようにしてフレーム全体の発生符号量を制御することを特徴とする。
【0008】
また、前記第1のしきい値は前記類似度合すなわち着目ブロックと前フレーム間で画素単位に差の絶対値の最大値を求め、該最大値を最小とする位置より該最大値を確定し、該最大値毎にブロック数を算出してヒストグラムを作成し、前記ヒストグラムより前記第1のしきい値を算出することを特徴とする。
【0009】
さらに、前記第2のしきい値は前記ブロック内相関値すなわちブロックの平均値と各画素の間で画素単位に差の絶対値の最大値を求め、前記最大値毎にブロック数を算出してヒストグラムを作成し、前記ヒストグラムより前記第2のしきい値を算出することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1のフローチャートを用いて説明する。インターレス画像の場合はフィールド単位に扱うこともできるが、ここではフレーム画像として説明する。
【0011】
ステップS1は、設定された圧縮率、フレームレートなどを参照し、必要に応じて空間的なフィルタあるいは時間的なフィルタをかける。フィルタ処理を施すことにより、以降の符号化の効率を効果的に向上させることができる。
【0012】
ステップS2は、画像を水平方向にu分割、垂直方向にv分割し、画像をu×v(=uv個)の部分領域に分ける。次の処理を各部分領域について順次行う。
【0013】
ステップS3は、前フレーム処理後のバッファの空き容量と現フレームの処理済み部分領域の符号量から、当該部分領域に割り当てる目標符号量と目標符号量に対する許容誤差量1と許容誤差量2(0<許容誤差量1<許容誤差量2)を定める。
【0014】
ステップS4は、部分領域を水平方向m画素、垂直方向n画素からなる所定サイズのブロックに分割する。
【0015】
ステップS5は、フレーム間符号化を行う。前フレーム中において、現フレームの着目ブロック位置の近傍で着目ブロックに類似する度合を調べる。すなわち、着目ブロックと前フレーム間で画素単位に差(絶対値)をとり、差の最大値(最大誤差)を求める。ここでは、似ているか否かを評価する尺度として最大誤差を用いて説明するが、差の累積和や最大二乗誤差などを評価尺度としても良い。
【0016】
着目ブロック位置を中心とする前フレーム近傍の中で前述の最大誤差が最小となる位置を探す。つまり、図2のように着目ブロックと最も似ている前フレームの位置を近傍から選び出す。部分領域中の全ブロックに対して前述の処理を行い、最小となる最大誤差のヒストグラム(ヒストグラム1:図3)を作成する。
【0017】
部分領域の目標符号量を参照してヒストグラム1よりしきい値1を定め、前述の最大誤差がしきい値1以下であるブロックについては、前述の最小最大誤差を与える前フレームの位置(動きベクトル)を符号化する。
【0018】
ステップS6は、前述の動きベクトルを符号化するブロックを除外したブロックに関して、各画素について近傍画素からの予測誤差を求める。部分領域全体に対して前述の予測誤差を求め、予測誤差のヒストグラム(ヒストグラム2:図4)を作成する。
【0019】
部分領域の目標符号量とステップS5での動きベクトルを符号化したブロックの符号量とヒストグラム2を参照し、前述の予測誤差を符号化する量子化テーブルを決定する。決定した量子化テーブルを用いて予測誤差を符号化し、部分領域の符号量と目標符号量との差が許容誤差量1以下ならば当該部分領域の処理を終了する。
【0020】
ステップS7は、部分領域の符号量が(目標符号量+許容誤差量2)よりも多い場合はしきい値1を増大させ、(目標符号量−許容誤差量2)よりも少ない場合はしきい値1を減少させて、ステップS5に戻って動きベクトルを符号化するブロック数を修正する。ただし、ステップS5に戻る回数には、上限を設定しておく。
【0021】
ステップS8は、部分領域の符号量が(目標符号量+許容誤差量1)を越えた場合、ステップS5の動きベクトルを符号化した以外のブロックについて、ブロック内で平均値と各画素の差(絶対値)の最大値を求め、ヒストグラム(ヒストグラム3:図5)を作成する。
【0022】
部分領域の目標符号量とステップS5の動きベクトルを符号化したときの符号量と許容誤差量1を超えた符号量を参照してしきい値2を定め、ブロック内で平均値と各画素の差(絶対値)の最大値がしきい値2以下であるブロックについては、ステップS9のようにブロックの平均値を符号化する。
【0023】
ステップS10は、全部分領域について終了したかどうかを検出する。未処理の部分領域があれば処理を続け、無ければフレーム処理を終了する。
以上で符号化処理を終了とする。
【0024】
【発明の効果】
フレームレートの高い動画像や動きの少ない画像では、前フレームとの差が小さい場合が多い。したがって、フレーム間相関を使用するブロックの頻度を高めて、圧縮率を高めるとともに時間軸方向の変動(ちらつき)を抑える効果がある。
フレームレートの低い動画像やシーンチェンジ直後の画像では、フレーム間の相関が少なくなる。したがって、画素値が平坦なブロックから平均化することで、視覚的な影響を抑えながら圧縮率を維持する効果がある。
よって、本発明のように、フレーム相関の利用と空間解像度の変更を画像の性質に従って適応的に制御することにより圧縮に伴う画質劣化を最小限に抑えながら圧縮率を安定に保つ効果がある。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図2】着目ブロックのフレーム間処理の説明図である。
【図3】フレーム間最大誤差のヒストグラムである。
【図4】予測誤差のヒストグラムである。
【図5】ブロック内平均値と各画素の差(絶対値)の最大値のヒストグラムである。

Claims (3)

  1. 画像信号をフレーム毎にメモリに記憶し、新たに入力する画像信号を所定の大きさのブロックに分割し、
    前記大きさのブロックの各々について前フレームにおける同一ブロックとの類似度合を算出し、
    前記類似度合を第1のしきい値と比較して該第1のしきい値以下のブロックについてはフレーム相関符号化処理し、
    前記フレーム相関符号化処理する以外のブロックについて前記大きさのブロック内相関値を算出し、
    前記ブロック内相関値が第2のしきい値以下のブロックについてはブロック内相関符号化処理し、
    前記第2のしきい値より大きいブロックについてはブロック内の近傍画素より予測誤差を符号化処理するようにしてフレーム全体の発生符号量を制御することを特徴とする予測符号化における符号量制御方法
  2. 請求項1記載の予測符号化における符号量制御方法において
    前記第1のしきい値は前記類似度合すなわち着目ブロックと前フレーム間で画素単位に差の絶対値の最大値を求め、
    該最大値を最小とする位置より該最大値を確定し、該最大値毎にブロック数を算出してヒストグラムを作成し、
    前記ヒストグラムより前記第1のしきい値を算出することを特徴とする予測符号化における符号量制御方法
  3. 請求項1記載の予測符号化における符号量制御方法において
    前記第2のしきい値は前記ブロック内相関値すなわちブロックの平均値と各画素の間で画素単位に差の絶対値の最大値を求め、
    前記最大値毎にブロック数を算出してヒストグラムを作成し、
    前記ヒストグラムより前記第2のしきい値を算出することを特徴とする予測符号化における符号量制御方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508536A (ja) * 2007-12-19 2011-03-10 ドルビー・ラボラトリーズ・ライセンシング・コーポレーション 適応性動き推定

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