JP2004054985A - 情報記録装置及び情報記録再生装置 - Google Patents

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伊藤 雄二郎
Masaaki Hara
原 雅明
Atsushi Sawai
澤井 淳
Tsunenori Shiimoto
椎本 恒則
Nobumoto Momochi
百地 伸元
Tadaaki Yoshinaka
吉中 忠昭
Takashi Shimizu
清水 崇史
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Abstract

【課題】光記録媒体に複数の光ビームを入射させて情報の記録もしくは情報の再生を行うにあたり、複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さを軽減でき、複数の光ビームの利用率の改善を図れるものとする。
【解決手段】複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイ21と、一次元ダイオードアレイ21における複数のレーザダイオードに記録されるべき情報に基づく変調制御信号を供給する変調制御信号送出部23と、一次元ダイオードアレイ21からの複数のレーザ光ビームを光テープ26に入射させる光学系24とを備え、光学系24が、一次元ダイオードアレイ21から得られる複数の変調されたレーザ光ビームを、それについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで光テープ26に入射させ、光テープ26に記録されるべき情報の記録が行われる状態となす。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の特許請求の範囲に記載された発明は、光記録媒体に記録されるべき情報に応じて変調された光ビームを入射させて、光記録媒体に記録されるべき情報が記録される状態を得る情報記録装置、及び、光記録媒体に記録されるべき情報に応じて変調された光ビームを入射させて、光記録媒体に記録されるべき情報が記録される状態と、情報が記録された光記録媒体に光ビームを入射させて、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームが光記録媒体から得られ、それらに基づいて情報が再生される状態とを得る情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体への情報の記録及び情報が記録された記録媒体からの情報の再生に関わる分野においては、例えば、比較的小規模な記録再生手段を用いての動画像データの記録及び再生が望まれるようになってきた環境にあって、記録媒体に対する情報の高密度記録化,記録もしくは再生情報の高転送レート化(高速化)等が、従前以上に求められている。こうしたもとで、情報の高密度記録化及び記録もしくは再生情報の高転送レート化の要求を満たすべく、光を用いての情報記録が可能とされた光記録媒体に、複数の光ビームを入射させて情報の記録さらには再生を行う、マルチビーム記録/再生技術が提案されている。
【0003】
マルチビーム記録/再生技術にあっては、情報の記録さらには再生にレーザー光ビーム等の光ビームが用いられることにより情報の高密度記録化が図られ、また、情報の記録さらには再生に用いられる光ビームが互いに独立した複数ビームとされることにより、記録もしくは再生情報の高転送レート化が図られる。こうしたマルチビーム記録/再生技術が適用された情報記録再生装置の一つとして、光記録媒体としてテープ状を成すもの、即ち、光テープを用いる光テープ記録再生装置が、従来知られている(例えば、“Novel digital optical tape recorder ”, Oakley, William S.; AA(LaserTape Inc.) Publication: Proc. SPIE Vol. 2604, p. 256−262,参照)。
【0004】
図21は、従来提案されている光テープ記録再生装置の一例の要部を示す。この図21に示される光テープ記録再生装置にあっては、単一のレーザ光ビームを平行光ビームとして連続的に発するレーザ光源1が備えられている。レーザ光源1から発せられたレーザ光ビームは、ビーム形成ホログラム2に入射する。
【0005】
ビーム形成ホログラム2にあっては、レーザ光源1から発せられた平行光ビームである単一のレーザ光ビームが、各々が平行光ビームを成す複数のレーザ光ビームに分割される。即ち、ビーム形成ホログラム2は、単一の平行光ビームから複数の平行光ビームを分割形成するのである。
【0006】
ビーム形成ホログラム2から得られる複数のレーザ光ビームは、偏光ビームスプリッタ3に入射し、偏光ビームスプリッタ3において図21における下方に向かって反射し、1/4波長板4を通過して、集光レンズ5に入射する。集光レンズ5は、1/4波長板4を通過した複数のレーザ光ビームを、二次元光変調部6に集光入射させる。
【0007】
二次元光変調部6は、共通平面部に複数の反射型光変調器が所定の相互間隔をおいて二次元的に配列配置されたものとされる。集光レンズ5からの複数のレーザ光ビームは、二次元光変調部6における共通平面部に、図22に示される如くの二次元的に配列配置された複数の光スポットPを形成するものとされる。図22に示される光スポットPは、その個数が8×8=64個とされる場合である。斯かる場合には、二次元光変調部6に二次元的に配列配置された64本のレーザ光ビームが入射することになる。
【0008】
二次元光変調部6の共通平面部に二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器は、二次元光変調部6に入射する複数のレーザ光ビームが二次元光変調部6の共通平面部に形成する複数の光スポットPに夫々対応する位置をとるものとされる。図23は、二次元光変調部6における複数の反射型光変調器の配列配置状態の一例を示し、ここでは、複数の反射型光変調器の夫々がLMという符号が付された矩形部分とされている。そして、各反射型光変調器LMに光スポットPが形成される。
【0009】
図24に示される如く、二次元光変調部6の共通平面部に二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器LMの夫々における、レーザ光ビームが入射して光スポットPが形成される光入射面に対向する背後面は、光反射面RFを形成している。それにより、各反射型光変調器LMに入射したレーザ光ビームは、光反射面RFによって反射する。
【0010】
このような二次元光変調部6に関連して、変調制御信号送出部7が設けられている。変調制御信号送出部7は、記録されるべき情報に応じた複数の変調制御信号SMを形成し、それらを、二次元光変調部6における複数の反射型光変調器に夫々供給する。それにより、二次元光変調部6における複数の反射型光変調器の夫々は、上述の如くにして、そこに入射するとともにそこにおいて反射するレーザ光ビームを、変調制御信号SMに応じて変調する。斯かるレーザ光ビームの変調は、入射するレーザ光ビームについての反射量を変調制御信号SMに応じて変化させることによって行われる。なお、変調制御信号送出部7からの変調制御信号SMの内容によっては、各反射型光変調器に入射するレーザ光ビームは、実質的に変調されることなく反射していくものとされる。
【0011】
その結果、二次元光変調部6からは、その共通平面部に二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器において夫々変調制御信号SMに応じて変調されるとともに反射した複数のレーザ光ビーム、もしくは、その共通平面部に二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器において夫々変調されることなく反射した複数のレーザ光ビームが、集光レンズ5に向かうものとして得られる。
【0012】
二次元光変調部6から得られる複数のレーザ光ビームは、集光レンズ5及び1/4波長板4を通過して、偏光ビームスプリッタ3に入射する。この偏光ビームスプリッタ3に入射する二次元光変調部6から得られる複数のレーザ光ビームは、1/4波長板4を往復して通過したことになるので、偏光ビームスプリッタ3に入射するビーム形成ホログラム2からの複数のレーザ光ビームに比して偏光面が90°回転したものとなっており、偏光ビームスプリッタ3を透過する。
【0013】
偏光ビームスプリッタ3を透過した複数のレーザ光ビームは、1/4波長板8を通過して、光ビーム制御を行う光学系9を通じて、光記録媒体である光テープ10に入射する。光学系9は、光テープ10に入射する複数のレーザ光ビームの夫々に、光テープ10上において適正な集束状態をとらせるフォーカス制御と、光テープ10に入射する複数のレーザ光ビームの夫々を、光テープ10上における適正な位置に入射させるトラッキング制御とを行う。また、光テープ10は、図示が省略されているテープ駆動機構によって、例えば、矢印Aによって示される方向に走行するものとされる。
【0014】
光学系9を通じた複数のレーザ光ビームが光テープ10に入射するにあたっては、例えば、図25に示される如くに、光テープ10に、複数のレーザ光ビームによる二次元的に配列配置された複数の光スポットQが形成される。図25に示される光スポットQは、その個数が8×8=64個とされる場合である。斯かる場合には、光テープ10に二次元的に配列配置された64本のレーザ光ビームが入射することになる。
【0015】
そして、光テープ10に形成される二次元的に配列配置された複数の光スポットQは、その配列配置における互いに直交する二つの配列方向のうちの一方が、矢印Aによって示される光テープ10の走行方向に対して、所定の角度αをなすものとされる。それにより、光テープ10の走行に従って、光テープ10上に、各々が光テープ10の走行方向に沿った、光スポットQの個数(例えば、64個)に対応する数の記録トラックが、トラックピッチtをもって形成されることになる。
【0016】
光テープ10に入射する複数のレーザ光ビームが、二次元光変調部6における変調を受けないものである場合には、それらが光テープ10に記録された情報に応じて変調されるとともに光テープ10において反射して、光テープ10から光学系9に向かうものとして得られる。光テープ10から得られる複数のレーザ光ビームは、光学系9及び1/4波長板8を通過して、偏光ビームスプリッタ3に入射する。この偏光ビームスプリッタ3に入射する光テープ10から得られる複数のレーザ光ビームは、1/4波長板8を往復して通過したことになるので、偏光ビームスプリッタ3に入射する二次元光変調部6からの複数のレーザ光ビームに比して偏光面が90°回転したものとなっており、偏光ビームスプリッタ3において図21における右方に反射する。
【0017】
偏光ビームスプリッタ3において反射した複数のレーザ光ビームは、光ビームスプリッタ11に入射し、その一部が、光ビームスプリッタ11において図21における下方に反射され、例えば、シリンドリカルレンズ等の光学素子12を通じて、フォーカス・トラッキング検出部13に入射するとともに、他の一部が、光ビームスプリッタ11を透過し、例えば、集光レンズ等の光学素子14を通じて、光検出部15に入射する。
【0018】
フォーカス・トラッキング検出部13は、光学素子12を通じて入射する複数のレーザ光ビームに応じて、光テープ10に入射する複数のレーザ光ビームについてのフォーカス状態をあらわす出力信号SF及びトラッキング状態をあらわす出力信号STを送出する。これらの出力信号SF及びSTは、光学系9における光テープ10に入射する複数のレーザ光ビームの夫々に対するフォーカス制御及びトラッキング制御に用いられる。
【0019】
また、光検出部15は、各々が光学素子14を通じて入射する複数のレーザ光ビームの夫々の変化に応じて変化する複数の出力信号SIを得て、それらを情報再生部16に供給する。情報再生部16は、光検出部15からの複数の出力信号SIに基づいて、光テープ10に記録された情報を再生する。
【0020】
このような図21に示される光テープ記録再生装置において、光テープ10に対する記録されるべき情報の記録が行われる際には、変調制御信号送出部7から記録されるべき情報に応じて変化する複数の変調制御信号SMが送出され、それらが二次元光変調部6における複数の反射型光変調器に夫々供給される。それにより、二次元光変調部6から、その共通平面部に二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器において夫々変調制御信号SMに応じて変調されるとともに反射した複数のレーザ光ビームが、集光レンズ5に向かうものとして得られる。
【0021】
二次元光変調部6から得られる変調制御信号SMに応じて変調された複数のレーザ光ビームは、集光レンズ5,1/4波長板4,偏光ビームスプリッタ3,1/4波長板8を経て、光学系9に到達し、光学系9によるフォーカス制御及びトラッキング制御を受けるもとで光テープ10に入射する。その結果、光テープ10における、変調制御信号SMに応じて変調された複数のレーザ光ビームによる、記録されるべき情報の記録が行われて、光テープ10上に記録されるべき情報が記録された複数の記録トラックが形成される。
【0022】
一方、図21に示される光テープ記録再生装置において、光テープ10に記録された情報の再生が行われる際には、変調制御信号送出部7から予め設定された一定の複数の変調制御信号SMが送出され、それらが二次元光変調部6における複数の反射型光変調器に夫々供給される。それにより、二次元光変調部6から、その共通平面部に二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器において、変調されることなく、一定の反射量をもって反射した複数のレーザ光ビームが、集光レンズ5に向かうものとして得られる。
【0023】
二次元光変調部6から得られる変調されていない複数のレーザ光ビームは、集光レンズ5,1/4波長板4,偏光ビームスプリッタ3,1/4波長板8を経て、光学系9に到達し、光学系9によるフォーカス制御及びトラッキング制御を受けるもとで光テープ10に入射し、光テープ10において、そこに記録された情報に応じて変調されるとともに反射し、光テープ10から光学系9に向かうものとして得られる。光テープ10から得られる光テープ10に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームは、1/4波長板8を通過し、偏光ビームスプリッタ3において反射し、光ビームスプリッタ11によって、光学素子12を通じてフォーカス・トラッキング検出部13に分割入射するとともに、光学素子14を通じて光検出部15に分割入射するものとされる。
【0024】
それにより、フォーカス・トラッキング検出部13からは、光テープ10に入射する複数のレーザ光ビームについてのフォーカス状態をあらわす出力信号SF及びトラッキング状態をあらわす出力信号STが得られ、また、光検出部15からは、光テープ10に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームの夫々の変化に応じて変化する複数の出力信号SIが得られて、それらが情報再生部16に供給される。その結果、情報再生部16において、光検出部15からの複数の出力信号SIに基づき、光テープ10に記録された情報が再生される。
【0025】
上述の如くの図21に示される光テープ記録再生装置とは構成及び動作を異にする、二次元レーザダイオードアレイを用いた光テープ記録再生装置も、従来提案されている。図26は、斯かる光テープ記録再生装置に用いられる二次元レーザダイオードアレイの一例を示す。図26に示される二次元レーザダイオードアレイ17にあっては、複数(例えば、3×3=9個)の面発光レーザダイオード18が、二次元的に配列配置されている。
【0026】
二次元レーザダイオードアレイ17は、図27に示される如くに、二次元的に配列配置された複数の面発光レーザダイオード18を、光テープ19に近接対向もしくは相互接触対向させる状態をもって配される。そして、光テープ19に対する記録されるべき情報の記録が行われる際には、複数の面発光レーザダイオード18の夫々が、記録されるべき情報に応じて変調されたレーザ光ビームを発して、それを光テープ19に入射させる。それにより、光テープ19に記録されるべき情報が記録される。
【0027】
斯かる際、例えば、図28に示される如くに、二次元レーザダイオードアレイ17における複数の面発光レーザダイオード18の配列配置における互いに直交する二つの配列方向のうちの一方が、矢印Bによって示される光テープ19の走行方向に対して、所定の角度βをなすものとされる。それにより、光テープ19の走行に従って、光テープ19上に、各々が光テープ19の走行方向に沿った、面発光レーザダイオード18の個数(例えば、9個)に対応する数の記録トラックが、トラックピッチt’をもって形成されることになる。
【0028】
このようにして光テープ19に記録された情報の再生が行われる際には、二次元レーザダイオードアレイ17が、二次元的に配列配置された複数の面発光レーザダイオード18を情報が記録された光テープ19に近接対向もしくは相互接触対向させる状態をもって配され、複数の面発光レーザダイオード18の夫々が、予め設定された一定のレーザ光ビームを発して、それを光テープ19に入射させる。光テープ19に入射したレーザ光ビームは、光テープ18においてそこに記録された情報に応じて変調されるとともに反射されて、各面発光レーザダイオード18に戻り、それにより、各面発光レーザダイオード18が、戻り光ビームによって誘起される発振変動を生じる。この各面発光レーザダイオード18が生じる発振変動が検出され、それにより得られる検出出力に基づいて、光テープ19に記録された情報が再生される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来提案された図21に示される光テープ記録再生装置(ビーム形成ホログラム及び二次元光変調部が用いられた光テープ記録再生装置)にあっては、ビーム形成ホログラムによって単一のレーザ光ビームから分割形成される複数のレーザ光ビームが、二次元光変調部における二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器に夫々入射するものとされる。このようなもとで、ビーム形成ホログラムからの複数のレーザ光ビームの夫々が二次元光変調部における対応する反射型光変調器に正確に入射する状態を得るためには、ビーム形成ホログラムから二次元光変調部までの様々な光学手段の位置関係が、厳格に設定されるとともに維持されることが必要とされる。しかしながら、実際に斯かる光学手段の位置関係を厳格に設定して維持することは、二次元光変調部における複数の反射型光変調器が二次元的に配列配置されていることにより、極めて困難とされる。そのため、光学手段の位置関係の不正確さに起因する必要なレーザ光ビームの欠損,レーザ光ビームの利用率の低下等々の不都合が生じてしまう。
【0030】
さらに、光テープに入射する複数のレーザ光ビームが光テープ上に形成する二次元的に配列配置された複数の光スポットが、その配列配置における互いに直交する二つの配列方向のうちの一方が、光テープの走行方向に対して所定の角度を成すものとされるので、光テープに複数の記録トラックをもって記録される情報が、記録トラック間における位相差を有するものとされる。それゆえ、光テープに記録された情報の再生にあたり、情報再生部において、光検出部からの複数の検出信号に一括信号処理を施して、光テープに記録された情報を容易に再生するようになすことができず、光テープに記録された情報の再生に複雑な信号処理が要されることになってしまう。
【0031】
また、上述の従来提案された図26に示される二次元レーザダイオードアレイを用いる光テープ記録再生装置にあっては、二次元レーザダイオードアレイが、それにおいて二次元的に配列配置される複数の面発光レーザダイオードの夫々が、例えば、20μW程度の極めて小なるパワーを有したレーザ光ビームを発するものとしてしか実現されていないので、実際には、二次元レーザダイオードアレイにおける複数の面発光レーザダイオードが、実質的に光テープに接触するものとされることが要される。それにより、光ビームを用いる情報記録もしくは情報再生における主たる特徴の一つである光記録媒体に対する無接触情報記録もしくは再生を行うことができて、光記録媒体に付着する異物等の影響を受け難いという利点が失われてしまう。
【0032】
それに加えて、光テープに対向する二次元レーザダイオードアレイにおける二次元的に配列配置された複数の面発光レーザダイオードが、その配列配置における互いに直交する二つの配列方向のうちの一方が、光テープの走行方向に対して所定の角度をなすものとされるので、光テープに複数の記録トラックをもって記録される情報が、記録トラック間における位相差を有するものとされる。それゆえ、この場合にも、光テープに記録された情報の再生にあたり、情報再生部において、光検出部からの複数の検出信号に一括信号処理を施して、光テープに記録された情報を容易に再生するようになすことができず、光テープに記録された情報の再生に複雑な信号処理が要されることになってしまう。
【0033】
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、光テープ等の光記録媒体に複数のレーザ光ビーム等の光ビームを入射させて、光記録媒体に対する情報の記録、もしくは、光記録媒体に対する情報の記録及び光記録媒体からの情報の再生を行うにあたり、光記録媒体に対する無接触情報記録もしくは再生を行うことができるもとで、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られ、さらに、光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われることになる情報記録装置及び情報記録再生装置を提供する。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項3までのいずれかに記載された情報記録装置は、光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数のレーザダイオードが夫々発する、それらの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、光源部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす光学系と、を備えて構成される。
【0035】
本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された情報記録装置は、テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数のレーザダイオードが夫々発する、それらの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、光源部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす光学系と、を備えて構成される。
【0036】
本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項9までのいずれかに記載された情報記録装置は、光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、光源部からの複数の光ビームを一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数の光変調手段により、複数の変調制御信号に応じて変調されて、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、を備えて構成される。
【0037】
本願の特許請求の範囲における請求項10から請求項12でのいずれかに記載された情報記録装置は、テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、光源部からの複数の光ビームを一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数の光変調手段により、複数の変調制御信号に応じて変調されて、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、を備えて構成される。
【0038】
本願の特許請求の範囲における請求項13または請求項14に記載された情報記録再生装置は、光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、第1の光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数のレーザダイオードが夫々発する、それらの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、第1の光源部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第1の光学系と、光ビームを発する第2の光源部と、第2の光源部からの光ビームを記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させて、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームが光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、第2の光源部からの光ビームが入射する光記録媒体から得られる光ビームを光検出部に入射させる第3の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0039】
本願の特許請求の範囲における請求項15または請求項16に記載された情報記録再生装置は、テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、第1の光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数のレーザダイオードが夫々発する、それらの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、第1の光源部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第1の光学系と、光ビームを発する第2の光源部と、第2の光源部からの光ビームを記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射させて、それに記録された情報に応じて変調された光ビームがテープ状光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、第2の光源部からの光ビームが入射するテープ状光記録媒体から得られる光ビームを光検出部に入射させる第3の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0040】
本願の特許請求の範囲における請求項17または請求項18に記載された情報記録再生装置は、光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、第1の光源部からの複数の光ビームを一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数の光変調手段により、複数の変調制御信号に応じて変調されて、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、光ビームを発する第2の光源部と、第2の光源部からの光ビームを記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させて、それに記録された情報に応じて変調された光ビームが光記録媒体から得られる状態となす第3の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、第2の光源部からの光ビームが入射する光記録媒体から得られる光ビームを光検出部に入射させる第4の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0041】
本願の特許請求の範囲における請求項19または請求項20に記載された情報記録再生装置は、テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、第1の光源部からの複数の光ビームを一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、複数の光変調手段により、複数の変調制御信号に応じて変調されて、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、光ビームを発する第2の光源部と、第2の光源部からの光ビームを記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射させて、それに記録された情報に応じて変調された光ビームがテープ状光記録媒体から得られる状態となす第3の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、第2の光源部からの光ビームが入射するテープ状光記録媒体から得られる光ビームを光検出部に入射させる第4の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0042】
本願の特許請求の範囲における請求項21から請求項25までのいずれかに記載された情報記録再生装置は、光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、複数のレーザダイオードが夫々発する、それらの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとなす変調制御信号送出部と、光源部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、偏光ビームスプリッタにおいて反射した光源部からの複数の光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、それに記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが光記録媒体から得られる状態となす第1の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部に入射させる第2の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0043】
本願の特許請求の範囲における請求項26から請求項28までのいずれかに記載された情報記録再生装置は、テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、複数のレーザダイオードが夫々発する、それらの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとなす変調制御信号送出部と、光源部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、偏光ビームスプリッタにおいて反射した光源部からの複数の光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、それに記録された情報に応じて変調された複数の光ビームがテープ状光記録媒体から得られる状態となす第1の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部に入射させる第2の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0044】
本願の特許請求の範囲における請求項29から請求項33までのいずれかに記載された情報記録再生装置は、光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、光源部からの複数の光ビームを一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、複数の光変調手段により、変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとされて、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、一次元光変調部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、偏光ビームスプリッタにおいて反射した一次元光変調部からの複数の光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、それに記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部に入射させる第3の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0045】
本願の特許請求の範囲における請求項34から請求項36までのいずれかに記載された情報記録再生装置は、テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、光源部からの複数の光ビームを一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、複数の光変調手段により、変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとされて、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、一次元光変調部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、偏光ビームスプリッタにおいて反射した一次元光変調部からの複数の光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度を成す方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、それに記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、それに記録された情報に応じて変調された複数の光ビームがテープ状光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部に入射させる第3の光学系と、光検出部から得られる出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、を備えて構成される。
【0046】
上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項3までのいずれかに記載された情報記録装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成され、複数のレーザダイオードに変調制御信号送出部からの複数の変調制御信号が供給される光源部から、変調制御信号に応じて変調され、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に、記録されるべき情報が光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0047】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0048】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0049】
本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された情報記録装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成され、複数のレーザダイオードに変調制御信号送出部からの複数の変調制御信号が供給される光源部から、変調制御信号に応じて変調され、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に、記録されるべき情報がテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0050】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0051】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0052】
本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項9までのいずれかに記載された情報記録装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成された光源部からの複数の光ビームが入射する、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部から、複数の光変調手段において変調制御信号送出部からの記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調され、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第2の光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に、記録されるべき情報が光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0053】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0054】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0055】
本願の特許請求の範囲における請求項10から請求項12までのいずれかに記載された情報記録装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成された光源部からの複数の光ビームが入射する、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部から、複数の光変調手段において変調制御信号送出部からの記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調され、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第2の光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に、記録されるべき情報がテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0056】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0057】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0058】
本願の特許請求の範囲における請求項13または請求項14に記載された情報記録再生装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成され、複数のレーザダイオードに変調制御信号送出部からの複数の変調制御信号が供給される第1の光源部から、変調制御信号に応じて変調され、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第1の光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に、記録されるべき情報が光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0059】
また、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射し、光記録媒体に記録された情報に応じて変調されて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0060】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0061】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0062】
本願の特許請求の範囲における請求項15または請求項16に記載された情報記録再生装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成され、複数のレーザダイオードに変調制御信号送出部からの複数の変調制御信号が供給される第1の光源部から、変調制御信号に応じて変調され、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に、記録されるべき情報がテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0063】
また、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射し、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調されて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0064】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0065】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0066】
本願の特許請求の範囲における請求項17または請求項18に記載された情報記録再生装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成された第1の光源部からの複数の光ビームが入射する、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部から、複数の光変調手段において変調制御信号送出部からの記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調され、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第2の光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に、記録されるべき情報が光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0067】
また、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射し、光記録媒体に記録された情報に応じて変調されて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0068】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0069】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0070】
本願の特許請求の範囲における請求項19または請求項20に記載された情報記録再生装置にあっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成された第1の光源部からの複数の光ビームが入射する、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部から、複数の光変調手段において変調制御信号送出部からの記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調され、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第2の光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に、記録されるべき情報がテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0071】
また、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射し、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調されて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0072】
このように、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0073】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0074】
本願の特許請求の範囲における請求項21から請求項25までのいずれかに記載された情報記録再生装置にあっては、光記録媒体に対する情報の記録と光記録媒体からの情報の再生とが、共通の光源部及び複数の光学手段が用いられて行われる。
【0075】
光記録媒体に対する情報の記録が行われるにあたっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部に、変調制御信号送出部から記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号が供給され、光源部から、各々が変調制御信号に応じて変調され、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第1の光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に、記録されるべき情報が光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0076】
一方、光記録媒体からの情報の再生が行われるにあたっては、光源部に変調制御信号送出部から予め設定された変調制御信号が供給され、光源部から、各々が変調されることなく、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが光記録媒体から得られて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0077】
このように、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部が用いられて、その光源部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0078】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0079】
本願の特許請求の範囲における請求項26から請求項28までのいずれかに記載された情報記録再生装置にあっては、テープ状光記録媒体が記録媒体とされたもとで、テープ状光記録媒体に対する情報の記録とテープ状光記録媒体からの情報の再生とが、共通の光源部及び複数の光学手段が用いられて行われる。
【0080】
テープ状光記録媒体に対する情報の記録が行われるにあたっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部に、変調制御信号送出部から記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号が供給され、光源部から、各々が変調制御信号に応じて変調され、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第1の光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に、記録されるべき情報がテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0081】
一方、テープ状光記録媒体からの情報の再生が行われるにあたっては、光源部に変調制御信号送出部から予め設定された変調制御信号が供給され、光源部から、各々が変調されることなく、複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第1の光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームがテープ状光記録媒体から得られて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0082】
このように、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部が用いられて、その光源部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0083】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0084】
本願の特許請求の範囲における請求項29から請求項33までのいずれかに記載された情報記録再生装置にあっても、光記録媒体に対する情報の記録と光記録媒体からの情報の再生とが、共通の光源部及び複数の光学手段が用いられて行われる。
【0085】
光記録媒体に対する情報の記録が行われるにあたっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成された光源部からの複数の光ビームが入射する、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部における複数の光変調手段に、変調制御信号送出部から記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号が供給され、一次元光変調部から、各々が変調制御信号に応じて変調され、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第2の光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に、記録されるべき情報が光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0086】
一方、光記録媒体からの情報の再生が行われるにあたっては、光源部からの複数の光ビームが入射する一次元光変調部における複数の光変調手段に、変調制御信号送出部から予め設定された変調制御信号が供給され、一次元光変調部から、各々が変調されることなく、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第2の光学系によって、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされ、それによって、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが光記録媒体から得られて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいて光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0087】
このように、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部と複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部とが用いられて、一次元光変調部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0088】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0089】
本願の特許請求の範囲における請求項34から請求項36までのいずれかに記載された情報記録再生装置にあっても、テープ状光記録媒体が記録媒体とされたもとで、テープ状光記録媒体に対する情報の記録とテープ状光記録媒体からの情報の再生とが、共通の光源部及び複数の光学手段が用いられて行われる。
【0090】
テープ状光記録媒体に対する情報の記録が行われるにあたっては、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成された光源部からの複数の光ビームが入射する、複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部における複数の光変調手段に、変調制御信号送出部から記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号が供給され、一次元光変調部から、各々が変調制御信号に応じて変調され、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、第2の光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に、記録されるべき情報がテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームに夫々対応する複数の記録トラックをもって記録される。
【0091】
一方、テープ状光記録媒体からの情報の再生が行われるにあたっては、光源部からの複数の光ビームが入射する一次元光変調部における複数の光変調手段に、変調制御信号送出部から予め設定された変調制御信号が供給され、一次元光変調部から、各々が変調されることなく、複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが得られる。そして、斯かる複数の光ビームが、光学系によって、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされ、それによって、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームがテープ状光記録媒体から得られて、光検出部に導かれる。それにより、光検出部から、テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームの変化に応じて変化する出力信号が得られ、情報再生部において、光検出部からの出力信号に基づいてテープ状光記録媒体に記録された情報が再生される。
【0092】
このように、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部と複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部とが用いられて、一次元光変調部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0093】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0094】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る情報記録装置の一例の要部を示す。この図1に示される例は、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録を行うものとされている。
【0095】
図1に示される情報記録装置の例にあっては、複数のレーザ光ビームを連続的に発する光源部を成す一次元ダイオードアレイ21が備えられている。一次元ダイオードアレイ21は、複数のレーザダイオードを備えて形成され、例えば、図2に示される如く、複数のレーザダイオード22が線状に配列配置されて形成され、複数のレーザダイオード22の夫々が単一のレーザ光ビームを発する。従って、一次元ダイオードアレイ21からは、複数のレーザダイオード22の線状の配列配置に応じて配列配置されたもの、換言すれば、実質的に共通面内に配列配置されたものとされる複数のレーザ光ビームが発せられる。
【0096】
一次元ダイオードアレイ21に関連して、変調制御信号送出部23が設けられている。変調制御信号送出部23には、記録されるべき情報をあらわす記録信号SSが供給され、変調制御信号送出部23は、記録信号SSに応じて、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMDを形成して、それらを、一次元ダイオードアレイ21における複数のレーザダイオード22に夫々供給する。それにより、一次元ダイオードアレイ21における複数のレーザダイオード22の夫々は、それが発するレーザ光ビームを、変調制御信号SMDに応じた強度変化を伴うもの、即ち、変調制御信号SMDに応じて変調されたものとなす。従って、複数のレーザダイオード22に変調制御信号送出部23からの複数の変調制御信号SMDが供給される一次元ダイオードアレイ21からは、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMDに応じて変調された複数のレーザ光ビーム(複数の変調レーザ光ビーム)が、複数のレーザダイオード22の線状の配列配置に応じて配列配置されたもの、換言すれば、実質的に共通面内に配列配置されたものとされて発せられることになる。
【0097】
このようにして、一次元ダイオードアレイ21から発せられる複数の変調制御信号SMDに応じて変調された複数の変調レーザ光ビームは、光ビーム制御を行う光学系24を通じて、記録媒体駆動制御部25によって駆動されて走行する光記録媒体である光テープ26に入射するものとされる。
【0098】
光ビーム制御を行う光学系24は、一次元ダイオードアレイ21からの実質的に共通面内に配列配置された複数の変調レーザ光ビームを、それらの夫々について、ビーム径を縮小させるべく絞り込んで、光テープ26に入射させるとともに、光テープ26に入射する複数の変調レーザ光ビームの夫々に、光テープ26上において適正な集束状態をとらせるフォーカス制御と、光テープ26に入射する複数の変調レーザ光ビームの夫々を、光テープ26上における適正な位置に入射させるトラッキング制御とを行う。それにより、複数の変調レーザ光ビームによって、光テープ26に、記録されるべき情報の記録が行われる状態とされる。
【0099】
斯かる複数の変調レーザ光ビームによる光テープ26に対する情報の記録は、光テープ26上に、各々が光テープ26の走行方向に沿って伸びる、光テープ26に入射する変調レーザ光ビームの数に応じた複数の平行な記録トラックが形成されるもとで行われる。複数の記録トラックの夫々は、それに対応する変調レーザ光ビームの変調状態に応じた情報記録パターンを有するものとされる。
【0100】
このような複数の変調レーザ光ビームによる光テープ26に対する情報の記録が行われるにあたり、光学系24は、例えば、図3に示される如く、一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームLB(図3においては、便宜上、変調レーザ光ビームLBの数が4個とされている。)を、それらについての幾何光学像が回折限界にまで達することなく小とされる状態とすべく絞り込み、変調レーザ光ビームLB’として光テープ26に入射させることも考えられる。
【0101】
斯かる際には、一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームLBについて、各々のビーム径をaとし、ビーム間隔をbとするとともに、絞り込まれた複数の変調レーザ光ビームLB’について、各々のビーム径をa’とし、ビーム間隔をb’とすると、幾何光学像が回折限界にまで達することなく小とされる状態となるように絞り込まれることからして、数1の関係が成立する。
【0102】
【数1】
a’/b’=a/b
【0103】
即ち、複数の変調レーザ光ビームLBは、相似関係をもって絞り込まれて、複数の変調レーザ光ビームLB’とされるのであり、ビーム間隔b’は、縮小されるビーム径a’に応じた値をとることになる。
【0104】
従って、斯かるもとでは、絞り込まれた複数の変調レーザ光ビームLB’が光テープ26上にその走行方向に対して直交する方向に線状に配列配置された光スポットを形成すべく入射するとして、光テープ26に複数の変調レーザ光ビームLB’によって形成される記録トラックは、図4においてCH1,CH2,3,・・・,CHn(変調レーザ光ビームLB’の数がn個の場合)として示される如くに、複数の変調レーザ光ビームLB’のビーム間隔b’に応じた、必要最小限のものを越えるガードバンドGBを伴うことになる。図4において、Xは光テープ26の走行方向をあらわし、Zは複数の変調レーザ光ビームLB’の夫々により光テープ26上に形成される光ビームスポットをあらわす。
【0105】このように、光テープ26に形成される記録トラックが必要最小限のものを越えるガードバンドを伴うものとされることは、光テープ26の利用率を低下させ、光テープ26に対する高密度情報記録を阻害することになってしまう。従って、光テープ26に形成される記録トラックは、必要最小限のガードバンドを伴うものとされることが望まれる。
【0106】
そこで、複数の変調レーザ光ビームによる光テープ26に対する情報の記録が行われるにあたり、光学系24は、実際には、例えば、図5に示される如くに、一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームLB(図5においても、便宜上、変調レーザ光ビームLBの数が4個とされている。)を、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込み、変調レーザ光ビームLB”として光ビーム26に入射させる。
【0107】
それにより、一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームLBについて、各々のビーム径をaとし、ビーム間隔をbとするとともに、絞り込まれた複数の変調レーザ光ビームLB”について、各々のビーム径をa”とし、ビーム間隔をb”とすると、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれるもとにあって、ビーム間隔b”は、原理的には0まで小とすることができるのに対して、ビーム径a”は、回折限界のもとでの値より小とすることはできないので、数2の関係が成立することになる。
【0108】
【数2】
a”/b”< b/a
【0109】
従って、ビーム径a”を有限な値としたもとで、隣合う二つの変調レーザ光ビームLB”の間の隙間(b”−a”)を実質的に0まで小とすることができることになる。そして、隣合う二つの変調レーザ光ビームLB”の間の隙間(b”−a”)が実質的に0まで小とされると、絞り込まれた複数の変調レーザ光ビームLB”が光テープ26上にその走行方向に対して直交する方向に線状に配列配置された光スポットを形成すべく入射するとして、光テープ26に複数の変調レーザ光ビームLB”によって形成される記録トラックは、図6においてCH1’,CH2’,CH3’,・・・,CHn’(変調レーザ光ビームLB”の数がn個の場合)として示される如くに、必要最小限(実質的に零)のガードバンドを伴うことになる。図6において、Xは光テープ26の走行方向をあらわし、Z’は複数の変調レーザ光ビームLB”の夫々により光テープ26上に形成される光ビームスポットをあらわす。
【0110】
このようにして、光学系24が、一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで光テープ26に入射させることにより、光テープ26に形成される記録トラックが、必要最小限のガードバンドを伴うものとされることになる。
【0111】
図6に示される光テープ26上に形成される記録トラックCH1’,CH2’,CH3’,・・・,CHn’の例は、絞り込まれた複数の変調レーザ光ビームLB”が、光テープ26上にその走行方向に対して直交する方向に線状に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされる場合であるが、図7に示される如くに、光学系24が、絞り込まれた複数の変調レーザ光ビームLB”を、光テープ26上にその走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとなすことも考えられる。その際には、図8に示される如く、光テープ26上に複数の変調レーザ光ビームLB”によって形成される複数の光スポットZ’が、光テープ26の走行方向Xに対して角度γをなす方向に配列配置されることになる。それにより、複数の光スポットZ’のうちの隣合う二つについての光テープ26の走行方向Xに直交する方向の中心間距離が、複数の変調レーザ光ビームLB”が光テープ26上にその走行方向に対して直交する方向に線状に配列配置された光スポットを形成すべく入射する場合に比して小とされるので、光ビーム26に形成される記録トラックを必要最小限のガードバンドを伴うものとすることにおいて、より有利な状況が得られる。
【0112】
また、光学系24は、複数の変調レーザ光ビームによる光テープ26に対する情報の記録が行われるにあたり、上述の一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームをそれらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで光ビーム26に入射させる状態をとるのではなく、それとは異なる他の状態をとることができるものとされる。
【0113】
光学系24が、斯かる他の状態をとるものとされる場合には、光学系24は、例えば、図9に示される如くに、一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームLB(図9においても、便宜上、変調レーザ光ビームLBの数が4個とされている。)を、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込み、複数の変調レーザ光ビームLBSとして光テープ26に入射させる。その際、光テープ26に入射する複数の変調レーザ光ビームLBSを、光テープ26の走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとなす。
【0114】
それにより、例えば、図10に示される如くに、光テープ26には、絞り込まれた複数の変調レーザ光ビームLBSにより形成される複数の光スポットZSが、光テープ26の走行方向に対して90度もしくは180度以外の角度γsをなす方向に線状に配列配置される。そして、これらの複数の光スポットZSが、それらのうちの隣合う二つについての光テープ26の走行方向Xに直交する方向の中心間距離が複数の光スポットZSの夫々の径に等しくなるものとされるように、角度γが選定されることにより、複数の変調レーザ光ビームLBSによって光テープ26に形成される記録トラックCHS1,CHS2,CHS3,・・・,CHSn(変調レーザ光ビームLBSの数がn個の場合)が、必要最小限(実質的に零)のガードバンドを伴うものとされることになる。
【0115】
即ち、光学系24が、一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、光テープ26に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる場合においても、光テープ26に形成される記録トラックを必要最小限のガードバンドを伴うものとすることができるのである。
【0116】
上述の如くの図1に示される情報記録装置の例によれば、光テープ26にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光テープ26に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の変調レーザ光ビームを透過させる光学系24の位置についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0117】
図11は、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項12までのいずれかに記載された発明に係る情報記録装置の一例の要部を示す。この図11に示される例も、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録を行うものとされている。
【0118】
図11に示される情報記録装置の例にあっては、レーザ光ビームを連続的に発する光源部を成すレーザ光源31が備えられている。レーザ光源31から発せられたレーザ光ビームは、複数のレンズ等の光学素子を含んで構成される光学系32によって、一次元光変調部33に入射するものとされる。
【0119】
一次元光変調部33は、図12に示される如く、平板状支持部材34に複数の光変調手段である反射型光変調器35が、隣り合う二つが近接するものとして線状に配列配置されたものとされる。複数の反射型光変調器35の夫々は、それに入射する光ビームを外部から供給される変調制御信号に応じて変調するとともに反射させる。
【0120】
レーザ光源31及び光学系32の一例にあっては、例えば、図13に示される如くに、レーザ光源31が、前述の図2に示される一次元ダイオードアレイ21によって構成されて、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを発するものとされ、また、光学系32が光ビーム平行化レンズ36と集光レンズ37とを含んで構成される。
【0121】
このような図13に示されるレーザ光源31及び光学系32の例にあっては、一次元ダイオードアレイ21からの実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームが、光ビーム平行化レンズ36に入射する。そして、斯かる複数のレーザ光ビームの各々が、光ビーム平行化レンズ36により平行ビーム化されて集光レンズ37に入射し、集光レンズ37によって集束状態とされて、一次元光変調部33に入射するものとされる。
【0122】
その際、一次元光変調部33に入射する実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームは、その配列方向を一次元光変調部33における線状に配列配置された複数の反射型光変調器35の配列方向に一致させる状態とされて、複数の反射型光変調器35に入射する。それにより、図14に示される如く、一次元光変調部33において、線状に配列配置された複数の反射型光変調器35を照射するようにして、複数のレーザ光ビームによる複数の光スポット38が形成される。
【0123】
一次元光変調部33に関連して、変調制御信号送出部39が設けられている。変調制御信号送出部39には、記録されるべき情報をあらわす記録信号SSが供給され、変調制御信号送出部39は、記録信号SSに応じて、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMEを形成して、それらを、一次元光変調部33における複数の反射型光変調器35に夫々供給する。
【0124】
斯かるもとで、一次元光変調部33における複数の反射型光変調器35の各々は、上述の如くに、線状に配列配置された複数の反射型光変調器35を照射する複数の光スポット38を形成して入射する複数のレーザ光ビームの各々を、変調制御信号送出部39からの変調制御信号SMEに応じて変調するとともに反射させる。斯かる際における複数の反射型光変調器35の各々によるレーザ光ビームの変調は、入射するレーザ光ビームについての反射量を変調制御信号SMEに応じて変化させることによって行われる。
【0125】
その結果、一次元光変調部33から、線状に配列配置された複数の反射型光変調器35の夫々において変調制御信号送出部39からの変調制御信号SMEに応じて変調されるとともに反射した複数のレーザ光ビーム(変調レーザ光ビーム)が、複数の反射型光変調器35の配列配置に応じて配列配置されたもの、換言すれば、実質的に共通面内に配列配置されたものとして得られる。そして、一次元光変調部33からの実質的に共通面内に配列配置された複数の変調レーザ光ビームは、光ビーム制御を行う光学系24を通じて、記録媒体駆動制御部25によって駆動されて走行する光記録媒体である光テープ26に入射する。光学系24,記録媒体駆動制御部25及び光テープ26は、図1に示されるそれらと同様なものである。
【0126】上述の如くに、一次元光変調部33から複数の変調レーザ光ビームが得られるようにするにあたり、、一次元光変調部33に入射する複数のレーザ光ビームの数をmとし、一次元光変調部33における複数の反射型光変調器35の数をnとして、両者間にm≦nの関係が成立するものとされる。m=nの場合、複数のレーザ光ビームが複数の反射型光変調器35に夫々入射するものとされる。それに対して、m<nの場合には、複数の反射型光変調器35の中にレーザ光ビームが入射しないものが含まれることが考えられるが、その際には、レーザ光ビームが入射しないものとなる反射型光変調器35は、使用されないものとして除外され、レーザ光ビームが入射する反射型光変調器35が、変調制御信号送出部39からの変調制御信号SMEが供給されて、変調レーザ光ビームの形成に供される。また、m<nの場合には、一つのレーザ光ビームが複数の反射型光変調器35に入射することも考えられるが、その際には、一つのレーザ光ビームが入射する複数の反射型光変調器35に、変調制御信号送出部39からの同じ変調制御信号SMEが供給され、それにより、複数の反射型光変調器35によって、一つの変調レーザ光ビームが形成されることになる。
【0127】
斯かる図11に示される情報記録装置の例においても、光ビーム制御を行う光学系24は、図1に示される情報記録装置の例において一次元ダイオードアレイ21からの複数の変調レーザ光ビームについての光ビーム制御を行う光学系24の場合と同様に、一次元光変調部33からの複数の変調レーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部25によって駆動されて走行する光テープ26に入射させる状態、あるいは、一次元光変調部33からの複数の変調レーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部25によって駆動されて走行する光テープ26に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる状態をとる。
【0128】
このような図11に示される情報記録装置の例にあっても、前述の図1に示される情報記録装置の例によって得られる作用効果と同様な作用効果が得られる。
【0129】
図15は、本願の特許請求の範囲における請求項13から請求項16までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示す。この図15に示される情報記録再生装置の例は、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録及び再生を行うものとされている。
【0130】
図15に示される情報記録再生装置の例にあっては、情報記録部50と情報再生部51とが備えられており、情報記録部50により、記録媒体駆動制御部52によって駆動されて走行する光テープ53に対する情報の記録が行われ、また、情報再生部51により、記録媒体駆動制御部52によって駆動されて走行する光テープ53からのそれに記録された情報の再生が行われる。
【0131】
情報記録部50は、図1に示される本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る情報記録装置の一例の要部と同様に構成されており、図15にあっては、情報記録部50における各部及び各信号が図1に示される情報記録装置の一例の要部における対応する部分及び信号と共通の符号が付されてあらわされていて、それらについての重複説明は省略される。
【0132】
情報再生部51にあっては、レーザ光ビームを連続的に発する光源部を成すレーザ光源55が備えられている。レーザ光源55は、例えば、図2に示される如くの、線状に配列配置された複数のレーザダイオード22が設けられて形成される一次元ダイオードアレイ21が用いられて構成される。斯かる場合には、レーザ光源55から、複数のレーザダイオード22の配列配置に応じて配列配置されたもの、換言すれば、実質的に共通面内に配列配置されたものとされる複数のレーザ光ビームが発せられる。
【0133】
レーザ光源55からの複数のレーザ光ビームは、光ビーム制御を行う光学系56を通じて、記録媒体駆動制御部52によって駆動されて走行する光テープ53に入射する。光テープ53は、例えば、情報記録部50による情報の記録が行われて、例えば、図6,図8もしくは図10に示される光テープ26におけるものと同様な、各々に情報が記録された複数の記録トラックCH1’〜CHn’もしくはCHS1〜CHSnが形成されたものとされる。
【0134】
光ビーム制御を行う光学系56は、レーザ光源55からの実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、隣り合う二つが近接もしくは相互接触する状態、即ち、隣り合う二つの間の間隙が極めて小もしくは実質的に無い状態として光テープ53に入射させるとともに、光テープ53に入射する複数のレーザ光ビームの夫々に、光テープ53上において適正な集束状態をとらせるフォーカス制御と、光テープ53に入射する複数のレーザ光ビームの入射位置を、光テープ53に形成された複数の記録トラックCH1’〜CHn’もしくはCHS1〜CHSnに夫々適正に合致させるトラッキング制御とを行う。
【0135】入射位置が光テープ53に形成された複数の記録トラックCH1’〜CHn’もしくはCHS1〜CHSnに夫々合致するものとされる複数のレーザ光ビームの各々は、複数の記録トラックCH1’〜CHn’もしくはCHS1〜CHSnの夫々に記録された情報に応じた変調を受けるとともに、複数の記録トラックCH1’〜CHn’もしくはCHS1〜CHSnの夫々において反射して、複数の光学素子を含んで構成される光学系57に向かう。光学系57は、光テープ53からの光テープ53に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームを光検出部58に入射させる。
【0136】
光検出部58は、各々が光学系57を通じて入射する複数のレーザ光ビームの夫々の変化に応じて変化する複数の出力信号SINを得て、それらを情報再生部59に供給する。情報再生部59は、光検出部58からの複数の出力信号SINに基づいて、光テープ53に記録された情報を再生する。
【0137】
なお、上述の図15に示される情報記録再生装置の例における情報再生部51にあっては、レーザ光源55が、一次元ダイオードアレイ21が用いられて構成されて、線状に配列配置された複数のレーザ光ビームを発するものとされているが、レーザ光源55が、複数のレーザ光ビームでなく、単一のレーザ光ビームを発するものとされてもよい。斯かる際には、光学系56を通じて光テープ53に入射するレーザ光ビームが、単一のレーザ光ビームとされ、それによって、例えば、光テープ53に複数の記録トラックをもって記録された情報の再生が順次行われるようにされる。
【0138】
上述の如くの図15に示される情報記録再生装置の例にあっても、情報記録部50によって、光テープ53にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光テープ53に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の変調レーザ光ビームを透過させる光学系24の位置についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。また、情報再生部51にあっては、光テープ53から再生すべき情報が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号SMDに応じて変調されて実質的に共通面内に配列配置され、光テープ53上に線状に配列配置される光スポットを形成する複数のレーザ光ビームによって、光テープ53に記録されたものとされるので、光テープ53に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われることになる。
【0139】
図16は、本願の特許請求の範囲における請求項17から請求項20までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示す。この図16に示される情報記録再生装置の例も、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録及び再生を行うものとされている。
【0140】
図16に示される情報記録再生装置の例にあっては、情報記録部60と情報再生部61とが備えられており、情報記録部60により、記録媒体駆動制御部52によって駆動されて走行する光テープ53に対する情報の記録が行われ、また、情報再生部61により、記録媒体駆動制御部52によって駆動されて走行する光テープ53からのそれに記録された情報の再生が行われる。記録媒体駆動制御部52及び光テープ53は、図15に示されるそれらと同様のものである。
【0141】
情報記録部60は、図11に示される本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項12までのいずれかに記載された発明に係る情報記録装置の一例の要部と同様に構成されており、図16にあっては、情報記録部60における各部及び各信号が図11に示される情報記録装置の一例の要部における対応する部分及び信号と共通の符号が付されてあらわされていて、それらについての重複説明は省略される。
【0142】
また、情報再生部61は、図15に示される情報再生部51と同様に構成されており、図16にあっては、情報再生部61における各部及び各信号が図15に示される情報再生部51における対応する部分及び信号と共通の符号が付されてあらわされていて、それらについての重複説明は省略される。
【0143】
このような図16に示される情報記録再生装置の例にあっても、上述の図15に示される情報記録再生装置の例により得られるものと同様な作用効果が得られる。
【0144】
図17は、本願の特許請求の範囲における請求項21から請求項28までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示す。この図17に示される情報記録再生装置の例も、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録及び再生を行うものとされている。
【0145】
図17に示される情報記録再生装置の例にあっては、複数のレーザ光ビームを連続的に発する光源部を成す一次元ダイオードアレイ71が備えられている。この一次元ダイオードアレイ71は、図1及び図2に示される一次元ダイオードアレイ21と同様のものであって、例えば、各々が単一のレーザ光ビームを発する複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて形成される。従って、一次元ダイオードアレイ71からは、複数のレーザダイオードの線状の配列配置に応じて配列配置されたもの、換言すれば、実質的に共通面内に配列配置されたものとされる複数のレーザ光ビームが発せられる。
【0146】
一次元ダイオードアレイ71に関連して、変調制御信号送出部72が設けられている。変調制御信号送出部72には、図1に示される変調制御信号送出部23と同様のものであって、記録されるべき情報をあらわす記録信号SSが供給されるが、その記録信号SSに応じて、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMDを形成して、それらを一次元ダイオードアレイ71における複数のレーザダイオードに夫々供給する状態と、記録信号SSには関わりなく、予め設定された複数の変調制御信号SNMを形成して、それらを一次元ダイオードアレイ71における複数のレーザダイオードに夫々供給する状態とをとる。
【0147】
一次元ダイオードアレイ71における複数のレーザダイオードの夫々は、変調制御信号送出部72からの記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMDが供給されるとき、それが発するレーザ光ビームを、変調制御信号SMDに応じた強度変化を伴うもの、即ち、変調制御信号SMDに応じて変調されたものとなし、また、変調制御信号送出部72からの予め設定された複数の変調制御信号SNMが供給されるとき、それが発するレーザ光ビームを、変調されることなく一定の強度を有したものとなす。
【0148】
それにより、一次元ダイオードアレイ71からは、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMDに応じて変調された複数のレーザ光ビーム、もしくは、変調されていない複数のレーザ光ビームが、複数のレーザダイオードの線状の配列配置に応じて配列配置されたもの、換言すれば、実質的に共通面内に配列配置されたものとされて発せられる。
【0149】
一次元ダイオードアレイ71から得られる、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームは、光ビーム平行化レンズ等を含んだ光学系73を通じて、偏光ビームスプリッタ74に入射する。この偏光ビームスプリッタ74に入射する一次元ダイオードアレイ71から得られる複数のレーザ光ビームは、偏光ビームスプリッタ74を透過する。そして、偏光ビームスプリッタ74を透過した複数のレーザ光ビームは、1/4波長板75を通過し、光ビーム制御を行う光学系76を通じて、記録媒体駆動制御部77によって駆動されて走行する光記録媒体である光テープ78に入射する。
【0150】
光ビーム制御を行う光学系76は、1/4波長板75を通過した、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらの夫々について、ビーム径を縮小させるべく絞り込んで、光テープ78に入射させるとともに、光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームの夫々に、光テープ78上において適正な集束状態をとらせるフォーカス制御と、光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームの夫々を、光テープ78上における適正な位置に入射させるトラッキング制御とを行う。
【0151】
また、光学系76は、光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームに対しては、図1に示される光ビーム制御を行う光学系24が光テープ26に入射する複数の変調レーザ光ビームに対して及ぼす作用と同様の作用を及ぼし、1/4波長板75を通過した、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部77によって駆動されて走行する光テープ78に入射させる状態、あるいは、1/4波長板75を通過した、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部77によって駆動されて走行する光テープ78に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる状態をとる。
【0152】
光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームが、一次元ダイオードアレイ71から変調制御信号SMDに応じて変調されて得られるものである場合には、変調制御信号SMDに応じて変調された複数のレーザ光ビームによって、光テープ78に記録されるべき情報の記録が行われる。
【0153】
一方、光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームが、一次元ダイオードアレイ71から変調されることなく得られるものである場合には、光テープ78は、複数の記録トラックをもって情報が記録されたものとされ、光ビーム制御を行う光学系76によって、複数のレーザ光ビームが複数の記録トラックに夫々適正に入射するものとされる。
【0154】
光テープ78に形成された複数の記録トラックに夫々入射するものとされる複数のレーザ光ビームの各々は、複数の記録トラックの夫々に記録された情報に応じた変調を受けるとともに、複数の記録トラックの夫々において反射し、光学系76に向かうものとして得られる。このようにして、光テープ78から得られる複数のレーザ光ビームは、光学系76及び1/4波長板75を通過して、偏光ビームスプリッタ74に入射する。この偏光ビームスプリッタ74に入射する光テープ78から得られる複数のレーザ光ビームは、1/4波長板75を往復して通過したことになるので、偏光ビームスプリッタ74に入射する一次元ダイオードアレイ71からの複数のレーザ光ビームに比して偏光面が90°回転したものとなっており、偏光ビームスプリッタ74において図17における右方に反射する。
【0155】
偏光ビームスプリッタ74において反射した複数のレーザ光ビームは、光ビームスプリッタ80に入射し、その一部が、光ビームスプリッタ80において図17における下方に反射され、例えば、シリンドリカルレンズ等の光学素子81を通じて、フォーカス・トラッキング検出部82に入射するとともに、他の一部が、光ビームスプリッタ80を透過し、例えば、集光レンズ等の光学素子83を通じて、光検出部84に入射する。
【0156】
フォーカス・トラッキング検出部82は、光学素子81を通じて入射する複数のレーザ光ビームに応じて、光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームについてのフォーカス状態をあらわす出力信号SF及びトラッキング状態をあらわす出力信号STを送出する。これらの出力信号SF及びSTは、ビーム制御を行う光学系76における光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームの夫々に対するフォーカス制御及びトラッキング制御に用いられる。
【0157】
また、光検出部84は、各々が光学素子83を通じて入射する複数のレーザ光ビームの夫々の変化に応じて変化する複数の出力信号SINを得て、それらを情報再生部85に供給する。情報再生部85は、光検出部84からの複数の出力信号SINに基づいて、光テープ78に記録された情報の再生を行う。
【0158】
このような図17に示される情報記録再生装置の例において、光テープ78に対する記録されるべき情報の記録が行われる際には、変調制御信号送出部72から、記録信号SSに応じて形成された、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMDが送出され、それらが一次元ダイオードアレイ71における複数のレーザダイオードに夫々供給される。それにより、一次元ダイオードアレイ71から、変調制御信号SMDに応じて変調された複数のレーザ光ビームが、実質的に共通面内に配列配置されたものとして得られる。
【0159】
一次元ダイオードアレイ71から得られる変調制御信号SMDに応じて変調された複数のレーザ光ビームは、光学系73,偏光ビームスプリッタ74及び1/4波長板75を経て、ビーム制御を行う光学系76に到達し、光学系76によるフォーカス制御及びトラッキング制御を受けるもとで、記録媒体駆動制御部77によって駆動されて走行する光テープ78に入射する。その結果、光テープ78に対する、変調制御信号SMDに応じて変調された複数のレーザ光ビームによる、記録されるべき情報の記録が行われ、光テープ78上に、記録されるべき情報が記録された複数の記録トラックが形成される。
【0160】
その際、光学系76は、1/4波長板75を通過した、変調制御信号SMDに応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、光テープ78に入射させる状態、あるいは、1/4波長板75を通過した、変調制御信号SMDに応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、光テープ78に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる状態をとる。
【0161】
このような光テープ78に対する情報の記録は、図6,図8もしくは図10に示される光テープ26に形成された記録トラックCH1’,CH2’,CH3’,・・・,CHn’もしくはCHS1,CHS2,CHS3,・・・,CHSnと同様な、各々が光テープ78の走行方向に沿って伸びる、光テープ78に入射するレーザ光ビームの数に応じた複数の記録トラックが、必要最小限のガードバンドを伴うものとして、光テープ78状に形成されるもとで行われる。斯かる複数の記録トラックの夫々は、それに対応するレーザ光ビームの変調状態に応じた記録パターンを有するものとされる。
【0162】
変調制御信号SMDに応じて変調された複数のレーザ光ビームによる光テープ78に対する情報の記録が行われるにあたり、光テープ78に入射する実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームが、光テープ78上にその走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとされる場合には、光テープ78に複数の記録トラックをもって記録される情報は、特定の角度に応じた一定の記録トラック間位相差を有するものとされることになる。
【0163】
一方、図17に示される光テープ記録再生装置の例において、光テープ78に記録された情報の再生が行われる際には、変調制御信号送出部72から予め設定された複数の変調制御信号SNMが送出され、それらが一次元ダイオードアレイ71における複数のレーザダイオードに夫々供給される。それにより、一次元ダイオードアレイ71から、変調されることなく一定の強度を有した、複数のレーザ光ビームが、実質的に共通面内に配列配置されたものとして得られる。
【0164】
一次元ダイオードアレイ71から得られる変調されていない複数のレーザ光ビームは、光学系73,偏光ビームスプリッタ74及び1/4波長板75を経て、ビーム制御を行う光学系76に到達し、光学系76によるフォーカス制御及びトラッキング制御を受けるもとで光テープ78に入射する。斯かる際には、光テープ78には、図6,図8もしくは図10に示される光テープ26に形成された記録トラックCH1’,CH2’,CH3’,・・・,CHn’もしくはCHS1,CHS2,CHS3,・・・,CHSnと同様な、情報が記録された複数の記録トラックが、必要最小限のガードバンドを伴うものとして形成されている。そして、光学系76によって、複数のレーザ光ビームの光テープ78における入射位置が、複数の記録トラックに夫々適正に合致するものとされる。
【0165】
斯かる際にも、光学系76は、1/4波長板75を通過した、変調されていない、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、光テープ78に入射させる状態、あるいは、1/4波長板75を通過した、変調されていない、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、光テープ78に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる状態をとる。
【0166】
入射位置が、光テープ78に形成された複数の記録トラックに夫々適正に合致するものとされる複数のレーザ光ビームの各々は、複数の記録トラックの夫々において、そこに記録された情報に応じて変調されるとともに反射し、光テープ78から光学系76に向かうものとして得られる。光テープ78から得られる光テープ78に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームは、光学系76及び1/4波長板75を通過し、偏光ビームスプリッタ74において反射し、光ビームスプリッタ80によって、光学素子81を通じてフォーカス・トラッキング検出部82に分割入射するとともに、光学素子83を通じて光検出部84に分割入射するものとされる。
【0167】
それにより、フォーカス・トラッキング検出部82からは、光テープ78に入射する複数のレーザ光ビームについてのフォーカス状態をあらわす出力信号SF及びトラッキング状態をあらわす出力信号STが得られ、また、光検出部84からは、光テープ78に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームの夫々の変化に応じて変化する複数の出力信号SINが得られて、それらが情報再生部85に供給される。その結果、情報再生部85において、光検出部84からの複数の出力信号SINに基づき、光テープ78に記録された情報が再生される。
【0168】
上述の如くの図17に示される情報記録再生装置の例にあっては、光テープ78にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光テープ78に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数のレーザ光ビームを透過あるいは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。さらに、光テープ78から再生すべき情報が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて実質的に共通面内に配列配置され、光テープ78上に線状に配列配置される光スポットを形成する複数のレーザ光ビームによって、光テープ78に記録されたものとされるので、光テープ78に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われることになる。
【0169】
図18は、本願の特許請求の範囲における請求項21から請求項28までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の他の例の要部を示す。この図18に示される情報記録再生装置の例も、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録及び再生を行うものとされている。
【0170】
図18に示される情報記録再生装置の例の要部は、図17に示される情報記録再生装置の例の要部と同様の構成要素をもって構成されており、図18にあっては、そこに示される情報記録再生装置の例の要部の各部及び信号が、図17に示される情報記録再生装置の例の要部における対応する部分及び信号と共通の符号が付されてあらわされていて、それらについての重複説明は省略される。
【0171】
図18に示される情報記録再生装置の例は、図17に示される情報記録再生装置の例とは、偏光ビームスプリッタ74の偏光特性と、一次元ダイオードアレイ71,変調制御信号送出部72及び光学系73を含む部分、及び、光ビームスプリッタ80,光学素子81,フォーカス・トラッキング検出部82,光学素子83,光検出部84及び情報再生部85を含む部分の配置関係と、が異なるものとされている。
【0172】
そして、図18に示される情報記録再生装置の例にあっては、一次元ダイオードアレイ71から、変調制御信号SMDに応じて変調されて、あるいは、変調されることなく一定の強度を有して得られる複数のレーザ光ビームが、光学系73を通じて偏光ビームスプリッタ74に入射し、偏光ビームスプリッタ74において図18における上方に反射して、1/4波長板75及び光学系76を通じて光テープ78に入射する。
【0173】
さらに、光テープ78からの、光テープ78に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームが、光学系76及び1/4波長板75を通じて偏光ビームスプリッタ74に入射し、偏光ビームスプリッタ74を透過して進んで光ビームスプリッタ80に入射し、その一部が、光ビームスプリッタ80を透過して、光学素子81を通じてフォーカス/トラッキング検出部82に入射するとともに、他の一部が、光ビームスプリッタ80において図18における左方に反射され、光学素子83を通じて光検出部84に入射する。
【0174】
このようなもとで、一次元ダイオードアレイ71,変調制御信号送出部72,光学系76,フォーカス/トラッキング検出部82及び情報再生部85等の夫々における動作は、図17に示される情報記録再生装置の例の場合と同様である。それゆえ、図18に示される情報記録再生装置の例により得られる作用効果も、図17に示される情報記録再生装置の例の場合と同様である。
【0175】
図19は、本願の特許請求の範囲における請求項29から請求項36までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示す。この図19に示される情報記録再生装置の例も、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録及び再生を行うものとされている。
【0176】
図19に示される情報記録再生装置の例にあっては、レーザ光ビームを連続的に発する光源部を成すレーザ光源91、及び、レーザ光源91から発せられたレーザ光ビームが入射する、複数のレンズ等の光学素子を含んで構成される光学系92が備えられている。これらのレーザ光源91及び光学系92は、前述の図11に示される情報記録装置の例におけるレーザ光源31及び光学系32と同様とされ、例えば、レーザ光源91が図2に示される一次元ダイオードアレイ21によって構成されるとともに、光学系92が図13示される光ビーム平行化レンズ36と集光レンズ37とを含んで構成されて、光学系92から実質的に共通面内に配列配置されたものとされる複数のレーザ光ビームが導出されるものとされる。
【0177】
光学系92から導出される複数のレーザ光ビームは、偏光ビームスプリッタ93に入射し、偏光ビームスプリッタ93において図19における下方に向って反射し、1/4波長板94を通過して、集光レンズ95に入射する。集光レンズ95は、1/4波長板94を通過したレーザ光ビームを、一次元光変調部96に集光入射させる。
【0178】
一次元光変調部96は、図11に示される情報記録装置の例における一次元光変調部33と同様なものとされる。そして、例えば、図12に示される一次元光変調部33が、平板状支持部材34に複数の光変調手段である反射型光変調器35が、隣り合う二つが隣接するものとして線状に配列配置されたものとされているのと同様に、一次元光変調部96は、平板状支持部材34に相当する平板状支持部材に、複数の光変調手段である、反射型光変調器35に相当する反射型光変調器が、隣り合う二つが近接するものとして線状に配列配置されたものとされる。
【0179】
一次元光変調部96に入射する、実質的に共通面内に配列配置されたものとされる複数のレーザ光ビームは、その配列方向を一次元光変調部96における線状に配列配置された複数の反射型光変調器の配列方向に一致する状態とされて、複数の反射型光変調器に入射する。それにより、図14に示される一次元光変調部33の場合と同様に、一次元光変調部96において、線状に配列配置された複数の反射型光変調器を照射するようにして、複数のレーザ光ビームによる複数の光スポットが形成される。
【0180】
一次元光変調部96に関連して、変調制御信号送出部97が設けられており、変調制御信号送出部97には、記録されるべき情報をあらわす記録信号SSが供給される。斯かるもとで、変調制御信号送出部97は、記録信号SSに応じて、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMEを形成する状態、もしくは、記録信号SSとは関わりなく、予め設定された複数の変調制御信号SOMを形成する状態をとり、複数の変調制御信号SMEもしくは複数の変調制御信号SOMを、一次元光変調部96における線状に配列配置された複数の反射型光変調器に夫々供給する。
【0181】
それにより、一次元光変調部96における複数の反射型光変調器の各々は、変調制御信号送出部97から記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMEが供給されるときには、線状に配列配置された複数の反射型光変調器を夫々照射する複数の光スポットを形成して入射する複数のレーザ光ビームを、変調制御信号SMEに応じて変調するとともに反射させる。斯かる複数の反射型光変調器の各々によるレーザ光ビームの変調は、入射するレーザ光ビームについての反射量を変調制御信号SMEに応じて変化させることによって行われる。
【0182】
また、一次元光変調部96における複数の反射型光変調器の各々は、変調制御信号送出部97から予め設定された複数の変調制御信号SOMが供給されるときには、線状に配列配置された複数の反射型光変調器を夫々照射する複数の光スポットを形成して入射する複数のレーザ光ビームを、変調することなく一定の反射量をもって反射させる。
【0183】
その結果、一次元光変調部96からは、その共通平面部に線状に配列配置された複数の反射型光変調器において夫々変調制御信号SMEに応じて変調されるとともに反射した複数のレーザ光ビーム、もしくは、その共通平面部に二次元的に配列配置された複数の反射型光変調器において夫々変調されることなく反射した複数のレーザ光ビームが、複数の反射型光変調器の配列配置に応じて配列配置されたもの、換言すれば、実質的に共通面内に配列配置されたものとして得られ、集光レンズ95に向かって導出される。
【0184】
一次元光変調部96から得られる複数のレーザ光ビームは、集光レンズ95及び1/4波長板94を通過して、偏光ビームスプリッタ93に入射する。この偏光ビームスプリッタ93に入射する一次元光変調部96から得られる複数のレーザ光ビームは、1/4波長板94を往復して通過したことになるので、偏光ビームスプリッタ93に入射する光学系92からのレーザ光ビームに比して偏光面が90°回転したものとなっており、偏光ビームスプリッタ93を透過する。そして、偏光ビームスプリッタ93を透過した複数のレーザ光ビームは、1/4波長板98を通過し、光ビーム制御を行う光学系99を通じて、記録媒体駆動制御部100によって駆動されて走行する光記録媒体である光テープ101に入射する。
【0185】
光ビーム制御を行う光学系99は、1/4波長板98を通過した、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらの夫々について、ビーム径を縮小させるべく絞り込んで、光テープ101に入射させるとともに、光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームの夫々に、光テープ101上において適正な集束状態をとらせるフォーカス制御と、光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームの夫々を、光テープ101上における適正な位置に入射させるトラッキング制御とを行う。
【0186】
また、光学系99は、光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームに対しては、図1に示される光ビーム制御を行う光学系24が光テープ26に入射する複数の変調レーザ光ビームに対して及ぼす作用と同様の作用を及ぼし、1/4波長板98を通過した、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、記録媒体駆動制御部100によって駆動されて走行する光テープ101に入射させる状態、あるいは、1/4波長板98を通過した、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、記録媒体駆動制御部100によって駆動されて走行する光テープ101に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる状態をとる。
【0187】
光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームが、一次元光変調部96において変調制御信号SMEに応じて変調されるとともに反射して得られるものである場合には、変調制御信号SMEに応じて変調された複数のレーザ光ビームによって、光テープ101に記録されるべき情報の記録が行われる。
【0188】
一方、光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームが、一次元光変調部96において変調されることなく反射して得られるものである場合には、光テープ101は、複数の記録トラックをもって情報が記録されたものとされ、光ビーム制御を行う光学系99によって、複数のレーザ光ビームが複数の記録トラックに夫々適正に入射するものとされる。
【0189】
光テープ101に形成された複数の記録トラックに夫々入射するものとされる複数のレーザ光ビームの各々は、複数の記録トラックの夫々に記録された情報に応じた変調を受けるとともに、複数の記録トラックの夫々において反射し、光学系99に向かうものとして得られる。このようにして、光テープ101から得られる複数のレーザ光ビームは、光学系99及び1/4波長板98を通過して、偏光ビームスプリッタ93に入射する。この偏光ビームスプリッタ93に入射する光テープ101から得られる複数のレーザ光ビームは、1/4波長板98を往復して通過したことになるので、偏光ビームスプリッタ93に入射する一次元光変調部96からの複数のレーザ光ビームに比して偏光面が90°回転したものとなっており、偏光ビームスプリッタ93において図19における右方に反射する。
【0190】
偏光ビームスプリッタ93において反射した複数のレーザ光ビームは、光ビームスプリッタ102に入射し、その一部が、光ビームスプリッタ102において図19における下方に反射され、例えば、シリンドリカルレンズ等の光学素子103を通じて、フォーカス・トラッキング検出部104に入射するとともに、他の一部が、光ビームスプリッタ102を透過し、例えば、集光レンズ等の光学素子105を通じて、光検出部106に入射する。
【0191】
フォーカス・トラッキング検出部104は、光学素子103を通じて入射する複数のレーザ光ビームに応じて、光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームについてのフォーカス状態をあらわす出力信号SF及びトラッキング状態をあらわす出力信号STを送出する。これらの出力信号SF及びSTは、ビーム制御を行う光学系99における光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームの夫々に対するフォーカス制御及びトラッキング制御に用いられる。
【0192】
また、光検出部106は、各々が光学素子105を通じて入射する複数のレーザ光ビームの夫々の変化に応じて変化する複数の出力信号SINを得て、それらを情報再生部107に供給する。情報再生部107は、光検出部106からの複数の出力信号SINに基づいて、光テープ101に記録された情報の再生を行う。
【0193】
このような図19に示される情報記録再生装置の例において、光テープ101に対する記録されるべき情報の記録が行われる際には、変調制御信号送出部97から記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号SMEが送出され、それらが一次元光変調部96における複数の反射型光変調器に夫々供給される。それにより、一次元光変調部96から、その共通平面部に線状に配列配置された複数の反射型光変調器において夫々変調制御信号SMEに応じて変調されるとともに反射し、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームが、集光レンズ95に向かうものとして得られる。
【0194】
一次元光変調部96から得られる変調制御信号SMEに応じて変調された複数のレーザ光ビームは、集光レンズ95,1/4波長板94,偏光ビームスプリッタ93及び1/4波長板98を経て、ビーム制御を行う光学系99に到達し、光学系99によるフォーカス制御及びトラッキング制御を受けるもとで、記録媒体駆動制御部100によって駆動されて走行する光テープ101に入射する。その結果、光テープ101に対する、変調制御信号SMEに応じて変調された複数のレーザ光ビームによる、記録されるべき情報の記録が行われ、光テープ101上に、記録されるべき情報が記録された複数の記録トラックが形成される。
【0195】
その際、光学系99は、1/4波長板98を通過した、変調制御信号SMEに応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、光テープ101に入射させる状態、あるいは、1/4波長板98を通過した、変調制御信号SMEに応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、光テープ101に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる状態をとる。
【0196】
このような光テープ101に対する情報の記録は、図6,図8もしくは図10に示される光テープ26に形成された記録トラックCH1’,CH2’,CH3’,・・・,CHn’もしくはCHS1,CHS2,CHS3,・・・,CHSnと同様な、各々が光テープ101の走行方向に沿って伸びる、光テープ101に入射するレーザ光ビームの数に応じた複数の記録トラックが、必要最小限のガードバンドを伴うものとして、光テープ101に形成されるもとで行われる。斯かる複数の記録トラックの夫々は、それに対応するレーザ光ビームの変調状態に応じた記録パターンを有するものとされる。
【0197】
変調制御信号SMEに応じて変調された複数のレーザ光ビームによる光テープ101に対する情報の記録が行われるにあたり、光テープ101に入射する実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームが、光テープ101上にその走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとされる場合には、光テープ101に複数の記録トラックをもって記録される情報は、特定の角度に応じた一定の記録トラック間位相差を有するものとされることになる。
【0198】
一方、図19に示される光テープ記録再生装置の例において、光テープ101に記録された情報の再生が行われる際には、変調制御信号送出部97から予め設定された複数の変調制御信号SOMが送出され、それらが一次元光変調部96における複数の反射型光変調器に夫々供給される。それにより、一次元光変調部96から、変調されることなく一定の反射量をもって反射した、複数のレーザ光ビームが、実質的に共通面内に配列配置されたものとして得られる。
【0199】
一次元光変調部96から得られる変調されていない複数のレーザ光ビームは、集光レンズ95,1/4波長板94,偏光ビームスプリッタ93及び1/4波長板98を経て、ビーム制御を行う光学系99に到達し、光学系99によるフォーカス制御及びトラッキング制御を受けるもとで光テープ101に入射する。斯かる際には、光テープ101には、図6,図8もしくは図10に示される光テープ26に形成された記録トラックCH1’,CH2’,CH3’,・・・,CHn’もしくはCHS1,CHS2,CHS3,・・・,CHSnと同様な、情報が記録された複数の記録トラックが、必要最小限のガードバンドを伴うものとして形成されている。そして、光学系99によって、複数のレーザ光ビームの光テープ101における入射位置が、複数の記録トラックに夫々適正に合致するものとされる。
【0200】
斯かる際にも、光学系99は、1/4波長板98を通過した、変調されていない、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、光テープ101に入射させる状態、あるいは、1/4波長板98を通過した、変調されていない、実質的に共通面内に配列配置された複数のレーザ光ビームを、それらについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、光テープ101に、その走行方向に対して90度もしくは180度以外の所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させる状態をとる。
【0201】
入射位置が、光テープ101に形成された複数の記録トラックに夫々適正に合致するものとされる複数のレーザ光ビームの各々は、複数の記録トラックの夫々において、そこに記録された情報に応じて変調されるとともに反射し、光テープ101から光学系99に向かうものとして得られる。光テープ101から得られる光テープ101に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームは、光学系99及び1/4波長板98を通過し、偏光ビームスプリッタ93において反射し、光ビームスプリッタ102によって、光学素子103を通じてフォーカス・トラッキング検出部104に分割入射するとともに、光学素子105を通じて光検出部106に分割入射するものとされる。
【0202】
それにより、フォーカス・トラッキング検出部104からは、光テープ101に入射する複数のレーザ光ビームについてのフォーカス状態をあらわす出力信号SF及びトラッキング状態をあらわす出力信号STが得られ、また、光検出部106からは、光テープ101に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームの夫々の変化に応じて変化する複数の出力信号SINが得られて、それらが情報再生部107に供給される。その結果、情報再生部107において、光検出部106からの複数の出力信号SINに基づき、光テープ101に記録された情報が再生される。
【0203】
上述の如くの図19に示される情報記録再生装置の例にあっても、光テープ101にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光テープ101に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数のレーザ光ビームを透過あるいは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。さらに、光テープ101から再生すべき情報が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて実質的に共通面内に配列配置され、光テープ101上に線状に配列配置される光スポットを形成する複数のレーザ光ビームによって、光テープ101に記録されたものとされるので、光テープ101に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われることになる。
【0204】
図20は、本願の特許請求の範囲における請求項29から請求項36までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の他の例の要部を示す。この図20に示される情報記録再生装置の例も、光記録媒体としてテープ状光記録媒体、即ち、光テープを用い、光テープに対する情報の記録及び再生を行うものとされている。
【0205】
図20に示される情報記録再生装置の例の要部は、図19に示される情報記録再生装置の例の要部と同様の構成要素をもって構成されており、図20にあっては、そこに示される情報記録再生装置の例の要部の各部及び信号が、図19に示される情報記録再生装置の例の要部における対応する部分及び信号と共通の符号が付されてあらわされていて、それらについての重複説明は省略される。
【0206】
図20に示される情報記録再生装置の例は、図19に示される情報記録再生装置の例とは、偏光ビームスプリッタ93の偏光特性と、1/4波長板94,集光レンズ95,一次元光変調部96及び変調制御信号送出部97を含む部分、及び、光ビームスプリッタ102,光学素子103,フォーカス・トラッキング検出部104,光学素子105,光検出部106及び情報再生部107を含む部分の配置関係と、が異なるものとされている。
【0207】
そして、図20に示される情報記録再生装置の例にあっては、レーザ光源91から発して光学系92を通じて、偏光ビームスプリッタ93に入射するレーザ光ビームが、偏光ビームスプリッタ93を透過して進み、1/4波長板94及び集光レンズ95を通じて一次元光変調部96に入射する。また、一次元光変調部96からの、一次元光変調部96における線状に配列配置された複数の反射型光変調器において、記録されるべき情報に応じて変調されるとともに反射した複数のレーザ光ビーム、もしくは、一次元光変調部96において変調されることなく一定の反射量をもって反射した複数のレーザ光ビームが、集光レンズ95及び1/4波長板94を通じて偏光ビームスプリッタ93に入射し、偏光ビームスプリッタ93において図20における上方に反射して、1/4波長板98及びビーム制御を行う光学系99を通じて、光テープ101に入射する。
【0208】
さらに、光テープ101からの、光テープ101に記録された情報に応じて変調された複数のレーザ光ビームが、光学系99及び1/4波長板98を通じて偏光ビームスプリッタ93に入射し、偏光ビームスプリッタ93を透過して進んで光ビームスプリッタ102に入射して、その一部が、光ビームスプリッタ102において図20における左方に反射され、光学素子103を通じてフォーカス・トラッキング検出部104に入射するとともに、他の一部が、光ビームスプリッタ102を透過して、光学素子105を通じて光検出部106に入射する。
【0209】
このようなもとて、一次元光変調部96,変調制御信号送出部97,光学系99,フォーカス・トラッキング検出部104及び情報再生部107等の夫々における動作は、図19に示される情報記録再生装置の例の場合と同様である。それゆえ、図20に示される情報記録再生装置の例により得られる作用効果も、図19に示される情報記録再生装置の例の場合と同様である。
【0210】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項3までのいずれかに記載された情報記録装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0211】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0212】
本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された情報記録装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0213】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0214】
本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項9までのいずれかに記載された情報記録装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0215】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0216】
本願の特許請求の範囲における請求項10から請求項12までのいずれかに記載された情報記録装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0217】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0218】
本願の特許請求の範囲における請求項13または請求項14に記載された情報記録再生装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0219】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0220】
本願の特許請求の範囲における請求項15または請求項16に記載された情報記録再生装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部が用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0221】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0222】
本願の特許請求の範囲における請求項17または請求項18に記載された情報記録再生装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0223】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0224】
本願の特許請求の範囲における請求項19または請求項20に記載された情報記録再生装置によれば、線状に配列配置された複数のレーザダイオードを備えた第1の光源部と線状に配列配置された複数の光変調手段を備えた一次元光変調部とが用いられて、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に置かれる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれるとともに、走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0225】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、例えば、第2の光源部からの光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0226】
本願の特許請求の範囲における請求項21から請求項25までのいずれかに記載された情報記録再生装置によれば、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部が用いられて、その光源部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0227】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0228】
本願の特許請求の範囲における請求項26から請求項28までのいずれかに記載された情報記録再生装置によれば、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部が用いられて、その光源部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数のレーザダイオードの配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0229】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0230】
本願の特許請求の範囲における請求項29から請求項33までのいずれかに記載された情報記録再生装置によれば、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部と複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部とが用いられて、一次元光変調部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされるので、光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0231】
さらに、光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが光記録媒体に入射することにより、光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射するものとされて行われる、光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【0232】
本願の特許請求の範囲における請求項34から請求項36までのいずれかに記載された情報記録再生装置によれば、複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成される光源部と複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部とが用いられて、一次元光変調部から、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調された複数の光ビーム、もしくは、変調を受けないものとされた複数の光ビームが、複数の光変調手段の配列配置に応じた配列配置、即ち、実質的に共通面内に配されることになる配列配置をもって形成され、それらが、幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とされるべく絞り込まれて、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、その走行方向に対して所定の角度をなす方向に配列配置された光スポットを形成すべく入射するものとされるので、テープ状光記録媒体にガードバンドが必要最小限とされた記録トラックを形成して情報を記録することができる状態をもって、テープ状光記録媒体に対する無接触情報記録を行うことができ、しかも、複数の光ビームを透過もしくは反射させる複数の光学手段の位置関係についての設定及び維持における困難さが軽減されることになるとともに、複数の光ビームの利用率の改善が図られる。
【0233】
さらに、テープ状光記録媒体における記録されるべき情報の記録が、記録されるべき情報に基づく変調制御信号に応じて変調されて、実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームがテープ状光記録媒体に入射することにより、テープ状光記録媒体上に線状に配列配置される光スポットが形成されるもとで行われるので、変調を受けないものとされて実質的に共通面内に配列配置されることになる複数の光ビームが、記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に入射するものとされて行われる、テープ状光記録媒体に記録された情報の再生が、情報再生部において、複雑な信号処理が要されることなく、比較的容易に行われ得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る情報記録装置の一例の要部を示すブロック接続図である。
【図2】図1に示される情報記録装置の例における一次元ダイオードアレイの構成例を示す図である。
【図3】図1に示される情報記録装置の例における光学系の説明に供される概念図である。
【図4】図1に示される情報記録装置の例による光テープに対する情報記録の説明に供される概念図である。
【図5】図1に示される情報記録装置の例における光学系の説明に供される概念図である。
【図6】図1に示される情報記録装置の例による光テープに対する情報記録の説明に供される概念図である。
【図7】図1に示される情報記録装置の例における光学系の説明に供される概念図である。
【図8】図1に示される情報記録装置の例による光テープに対する情報記録の説明に供される概念図である。
【図9】図1に示される情報記録装置の例における光学系の説明に供される概念図である。
【図10】図1に示される情報記録装置の例による光テープに対する情報記録の説明に供される概念図である。
【図11】本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項12までのいずれかに記載された発明に係る情報記録装置の一例の要部を示すブロック接続図である。
【図12】図11に示される情報記録装置の例における一次元光変調部の構成例を示す図である。
【図13】図11に示される情報記録装置の例におけるレーザ光源及びレーザ光源からのレーザ光ビームが入射する光学系についての一構成例を示す図である。
【図14】図13に示されるレーザ光源及び一次元光変調部についての構成例の説明に供される概念である。
【図15】本願の特許請求の範囲における請求項13から請求項16までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示すブロック接続図である。
【図16】本願の特許請求の範囲における請求項17から請求項20までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示すブロック接続図である。
【図17】本願の特許請求の範囲における請求項21から請求項28までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示すブロック接続図である。
【図18】本願の特許請求の範囲における請求項21から請求項28 までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の他の例の要部を示すブロック接続図である。
【図19】本願の特許請求の範囲における請求項29 から請求項36 までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の一例の要部を示すブロック接続図である。
【図20】本願の特許請求の範囲における請求項29 から請求項36 までのいずれかに記載された発明に係る情報記録再生装置の他の例の要部を示すブロック接続図である。
【図21】従来提案されている光テープ記録再生装置の一例の要部を示すブロック接続図である。
【図22】図21に示される従来提案されている光テープ記録再生装置の例における二次元光変調部の説明に供される概念図である。
【図23】図21に示される従来提案されている光テープ記録再生装置の例における二次元光変調部の説明に供される概念図である。
【図24】図21に示される従来提案されている光テープ記録再生装置の例における二次元光変調部の説明に供される概念図である。
【図25】図21に示される従来提案されている光テープ記録再生装置の例による光テープに対する情報記録の説明に供される概念図である。
【図26】従来提案されている光テープ記録再生装置の他の例における二次元レーザダイオードアレイを示す概念図である。
【図27】図26に示される二次元レーザダイオードアレイが用いられた従来提案されている光テープ記録再生装置による光テープに対する情報記録の説明に供される概念図である。
【図28】図26に示される二次元レーザダイオードアレイが用いられた従来提案されている光テープ記録再生装置による光テープに対する情報記録の説明に供される概念図である。
【符号の説明】
21,71・・・一次元ダイオードアレイ, 22・・・レーザダイオード,23,39,72,97・・・変調制御信号送出部, 24,32,56,57,73,76,92,99・・・光学系, 25,52,77,100・・・記録媒体駆動制御部, 26,53,78,101・・・光テープ, 31,55,91・・・レーザ光源, 33,96・・・一次元光変調部, 35・・・反射型光変調器, 50,60・・・情報記録部, 51,59,61,85,107・・・情報再生部, 58,84,106・・・光検出部, 74,93・・・偏光ビームスプリッタ, 75,94,98・・・1/4波長板, 80,102・・・光ビームスプリッタ, 81,83,103,105・・・光学素子, 82,104・・・フォーカス・トラッキング検出部

Claims (36)

  1. 光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    該光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数のレーザダイオードが夫々発する、該複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、上記複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、
    上記光源部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、該光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす光学系と、
    を備えて構成される情報記録装置。
  2. 記録媒体駆動制御部によって駆動される光記録媒体が、走行するテープ状光記録媒体とされ、光学系が、各々について幾何光学像が回折限界を越えて小とされるべく絞り込まれた複数の光ビームを、上記テープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  3. 光学系によりテープ状光記録媒体に入射せしめられる複数の光ビームが、上記テープ状光記録媒体に形成する複数の光スポットの配列方向が、上記テープ状光記録媒体の走行方向に対して実質的に直交するものとされることを特徴とする請求項2記載の情報記録装置。
  4. テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    該光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数のレーザダイオードが夫々発する、該複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、上記複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、
    上記光源部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、該テープ状光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす光学系と、
    を備えて構成される情報記録装置。
  5. 光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、
    上記光源部からの複数の光ビームを上記一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、
    上記一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数の光変調手段により、上記複数の変調制御信号に応じて変調されて、上記複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、上記一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、
    上記一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、該光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、
    を備えて構成される情報記録装置。
  6. 一次元光変調部における複数の光変調手段の数が該複数の光変調手段に入射する複数の光ビームの数より大とされ、上記複数の光変調手段のうちの上記複数の光ビームが入射するものに、変調制御信号送出部からの複数の変調制御信号が供給されることを特徴とする請求項5記載の情報記録装置。
  7. 一次元光変調部における複数の光変調手段の数が該複数の光変調手段に入射する複数の光ビームの数より大とされ、上記複数の光変調手段のうちの上記複数の光ビームのうちの一つが入射する複数個に、変調制御信号送出部からの同じ変調制御信号が供給されることを特徴とする請求項5記載の情報記録装置。
  8. 記録媒体駆動制御部によって駆動される光記録媒体が、走行するテープ状光記録媒体とされ、第2の光学系が、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれた複数の光ビームを、上記テープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させることを特徴とする請求項5記載の情報記録装置。
  9. 第2の光学系によりテープ状光記録媒体に入射せしめられる複数の光ビームが、上記テープ状光記録媒体に形成する複数の光スポットの配列方向が、上記テープ状光記録媒体の走行方向に対して実質的に直交するものとされることを特徴とする請求項8記載の情報記録装置。
  10. テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、
    上記光源部からの複数の光ビームを上記一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、
    上記一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数の光変調手段により、上記複数の変調制御信号に応じて変調されて、上記複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、上記一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、
    上記一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、該テープ状光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、
    を備えて構成される情報記録装置。
  11. 一次元光変調部における複数の光変調手段の数が該複数の光変調手段に入射する複数の光ビームの数より大とされ、上記複数の光変調手段のうちの上記複数の光ビームが入射するものに、変調制御信号送出部からの複数の変調制御信号が供給されることを特徴とする請求項10記載の情報記録装置。
  12. 一次元光変調部における複数の光変調手段の数が該複数の光変調手段に入射する複数の光ビームの数より大とされ、上記複数の光変調手段のうちの上記複数の光ビームのうちの一つが入射する複数個に、変調制御信号送出部からの同じ変調制御信号が供給されることを特徴とする請求項10記載の情報記録装置。
  13. 光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、
    該第1の光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数のレーザダイオードが夫々発する、該複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、上記複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、
    上記第1の光源部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、該光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第1の光学系と、
    光ビームを発する第2の光源部と、
    該第2の光源部からの光ビームを上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させて、該光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームが上記光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記第2の光源部からの光ビームが入射する上記光記録媒体から得られる光ビームを上記光検出部に入射させる第3の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  14. 第2の光源部が、実質的に共通面内に配列配置される複数の光ビームを発することを特徴とする請求項13記載の情報記録再生装置。
  15. テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、
    該第1の光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数のレーザダイオードが夫々発する、該複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、上記複数の変調制御信号に応じて夫々変調されたものとなす変調制御信号送出部と、
    上記第1の光源部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、該テープ状光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第1の光学系と、
    光ビームを発する第2の光源部と、
    該第2の光源部からの光ビームを上記記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射させて、該テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームが上記テープ状光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記第2の光源部からの光ビームが入射する上記テープ状光記録媒体から得られる光ビームを上記光検出部に入射させる第3の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記テープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  16. 第2の光源部が、実質的に共通面内に配列配置される複数の光ビームを発することを特徴とする請求項15記載の情報記録再生装置。
  17. 光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、
    複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、
    上記第1の光源部からの複数の光ビームを上記一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、
    上記一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数の光変調手段により、上記複数の変調制御信号に応じて変調されて、上記複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、上記一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、
    上記一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、該光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、
    光ビームを発する第2の光源部と、
    該第2の光源部からの光ビームを上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させて、該光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームが上記光記録媒体から得られる状態となす第3の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記第2の光源部からの光ビームが入射する上記光記録媒体から得られる光ビームを上記光検出部に入射させる第4の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  18. 第2の光源部が、実質的に共通面内に配列配置される複数の光ビームを発することを特徴とする請求項17記載の情報記録再生装置。
  19. テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る第1の光源部と、
    複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、
    上記第1の光源部からの複数の光ビームを上記一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、
    上記一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号を供給して、上記複数の光変調手段により、上記複数の変調制御信号に応じて変調されて、上記複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、上記一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、
    上記一次元光変調部から得られる複数の変調された光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、該テープ状光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態となす第2の光学系と、
    光ビームを発する第2の光源部と、
    該第2の光源部からの光ビームを上記記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射させて、該テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された光ビームが上記テープ状光記録媒体から得られる状態となす第3の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記第2の光源部からの光ビームが入射する上記テープ状光記録媒体から得られる光ビームを上記光検出部に入射させる第4の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記テープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  20. 第2の光源部が、実質的に共通面内に配列配置される複数の光ビームを発することを特徴とする請求項19記載の情報記録再生装置。
  21. 光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    該光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、上記複数のレーザダイオードが夫々発する、該複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、上記変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとなす変調制御信号送出部と、
    上記光源部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、
    該偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、該偏光ビームスプリッタにおいて反射した上記光源部からの複数の光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、該光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、該光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが上記光記録媒体から得られる状態となす第1の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体から得られ、上記偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、上記光検出部に入射させる第2の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  22. 記録媒体駆動制御部によって駆動される光記録媒体が、走行するテープ状光記録媒体とされ、第1の光学系が、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれた複数の光ビームを、上記テープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させることを特徴とする請求項21記載の情報記録再生装置。
  23. 第1の光学系によりテープ状光記録媒体に入射せしめられる複数の光ビームが、上記テープ状光記録媒体に形成する複数の光スポットの配列方向が、上記テープ状光記録媒体の走行方向に対して実質的に直交するものとされることを特徴とする請求項22記載の情報記録再生装置。
  24. 第1の光学系が、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射する複数の光ビームについてのフォーカス制御及びトラッキング制御を行う光ビーム制御手段を含んで構成されることを特徴とする請求項21記載の情報記録再生装置。
  25. 記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体からの光ビームを受け、該光ビームに応じて、上記光記録媒体に入射する光ビームのフォーカス状態及びトラッキング状態の一方もしくは両方をあらわす出力信号を得るフォーカス・トラッキング検出部を備え、第2の光学系が、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部と上記フォーカス・トラッキング検出部との両者に入射させる光ビームスプリッタを含んで構成されることを特徴とする請求項24記載の情報記録再生装置。
  26. テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    該光源部における複数のレーザダイオードに、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、上記複数のレーザダイオードが夫々発する、該複数のレーザダイオードの配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームを、上記変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとなす変調制御信号送出部と、
    上記光源部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、
    該偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、該偏光ビームスプリッタにおいて反射した上記光源部からの複数の光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、該テープ状光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、該テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが上記テープ状光記録媒体から得られる状態となす第1の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体から得られ、上記偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、上記光検出部に入射させる第2の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記テープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  27. 第1の光学系が、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームについてのフォーカス制御及びトラッキング制御を行う光ビーム制御手段を含んで構成されることを特徴とする請求項26記載の情報記録再生装置。
  28. 記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体からの光ビームを受け、該光ビームに応じて、上記テープ状光記録媒体に入射する光ビームのフォーカス状態及びトラッキング状態の一方もしくは両方をあらわす出力信号を得るフォーカス・トラッキング検出部を備え、第2の光学系が、上記記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部と上記フォーカス・トラッキング検出部との両者に入射させる光ビームスプリッタを含んで構成されることを特徴とする請求項27記載の情報記録再生装置。
  29. 光記録媒体を駆動する記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、
    上記光源部からの複数の光ビームを上記一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、
    上記一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、上記複数の光変調手段により、上記変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとされて、上記複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、上記一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、
    上記一次元光変調部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、
    該偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、該偏光ビームスプリッタにおいて反射した上記一次元光変調部からの複数の光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射させ、該光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、該光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが上記光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体から得られ、上記偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、上記光検出部に入射させる第3の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  30. 記録媒体駆動制御部によって駆動される光記録媒体が、走行するテープ状光記録媒体とされ、第2の光学系が、幾何光学像が回折限界を越えて小とされる状態にまで絞り込まれた複数の光ビームを、上記テープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度をなす方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させることを特徴とする請求項29記載の情報記録再生装置。
  31. 第2の光学系によりテープ状光記録媒体に入射せしめられる複数の光ビームが、上記テープ状光記録媒体に形成する複数の光スポットの配列方向が、上記テープ状光記録媒体の走行方向に対して実質的に直交するものとされることを特徴とする請求項30記載の情報記録再生装置。
  32. 第2の光学系が、記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体に入射する複数の光ビームについてのフォーカス制御及びトラッキング制御を行う光ビーム制御手段を含んで構成されることを特徴とする請求項29記載の情報記録再生装置。
  33. 記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体からの光ビームを受け、該光ビームに応じて、上記光記録媒体に入射する光ビームのフォーカス状態及びトラッキング状態の一方もしくは両方をあらわす出力信号を得るフォーカス・トラッキング検出部を備え、第3の光学系が、上記記録媒体駆動制御部により駆動される光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部と上記フォーカス・トラッキング検出部との両者に入射させる光ビームスプリッタを含んで構成されることを特徴とする請求項32記載の情報記録再生装置。
  34. テープ状光記録媒体を駆動して走行させる記録媒体駆動制御部と、
    複数のレーザダイオードが線状に配列配置されて成る一次元ダイオードアレイを含んで構成されて、上記複数のレーザダイオードが夫々発する複数の光ビームを得る光源部と、
    複数の光変調手段が線状に配列配置されて成る一次元光変調部と、
    上記光源部からの複数の光ビームを上記一次元光変調部における複数の光変調手段に入射させる第1の光学系と、
    上記一次元光変調部の複数の光変調手段に、記録されるべき情報に基づく複数の変調制御信号もしくは予め設定された変調制御信号を供給して、上記複数の光変調手段により、上記変調制御信号に応じて夫々変調されたものもしくは変調されないものとされて、上記複数の光変調手段の配列配置に応じて配列配置された複数の光ビームが、上記一次元光変調部から得られる状態となす変調制御信号送出部と、
    上記一次元光変調部からの複数の光ビームが入射する偏光ビームスプリッタと、
    該偏光ビームスプリッタを透過した、もしくは、該偏光ビームスプリッタにおいて反射した上記一次元光変調部からの複数の光ビームを、該光ビームについての幾何光学像が実質的に回折限界のもとで得られる状態とすべく絞り込んで、上記記録媒体駆動制御部により駆動されて走行するテープ状光記録媒体に、該テープ状光記録媒体の走行方向に対して所定の角度を成す方向に線状に配列配置された光スポットを形成するものとして入射させ、該テープ状光記録媒体に上記記録されるべき情報の記録が行われる状態、もしくは、該テープ状光記録媒体に記録された情報に応じて変調された複数の光ビームが上記テープ状光記録媒体から得られる状態となす第2の光学系と、
    入射する光ビームの変化に応じて変化する出力信号を発生する光検出部と、
    上記記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体から得られ、上記偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、上記光検出部に入射させる第3の光学系と、
    上記光検出部から得られる出力信号に基づいて上記テープ状光記録媒体に記録された情報を再生する情報再生部と、
    を備えて構成される情報記録再生装置。
  35. 第2の光学系が、記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体に入射する複数の光ビームについてのフォーカス制御及びトラッキング制御を行う光ビーム制御手段を含んで構成されることを特徴とする請求項34記載の情報記録再生装置。
  36. 記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体からの光ビームを受け、該光ビームに応じて、上記テープ状光記録媒体に入射する光ビームのフォーカス状態及びトラッキング状態の一方もしくは両方をあらわす出力信号を得るフォーカス・トラッキング検出部を備え、第3の光学系が、上記記録媒体駆動制御部により駆動されるテープ状光記録媒体から得られ、偏光ビームスプリッタにおいて反射した、もしくは、上記偏光ビームスプリッタを透過した複数の光ビームを、光検出部と上記フォーカス・トラッキング検出部との両者に入射させる光ビームスプリッタを含んで構成されることを特徴とする請求項35記載の情報記録再生装置。
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