JP2004054804A - 監視サーバ装置、監視システム及びそれらに用いるイベント通知方法並びにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティを低下させることなく、サーバからバースト的に発生するイベントを含む情報をリアルタイムに通知可能な監視システムを提供する。
【解決手段】クライアントPC1はHTMLを表示するためのWEBブラウザ11を搭載し、WEBブラウザ11を通してWEBサーバ2からHTML21をダウンロードする。HTML21にはアプレット22が含まれている。WEBサーバ2はサーブレット23と、Bean24とを搭載し、アプレット22を含むHTML21をダウロード自在としている。HTML21はクライアントPC1のWEBブラウザ11で表示される。クライアントPC1がアプレット22によってPOST要求を送信すると、サーブレット23は監視対象システム3からのバースト的な警報通知の受信処理を行うBean24の情報からHTML情報を生成し、POST要求に対してHTML情報をPOST応答として返す。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアントPC1はHTMLを表示するためのWEBブラウザ11を搭載し、WEBブラウザ11を通してWEBサーバ2からHTML21をダウンロードする。HTML21にはアプレット22が含まれている。WEBサーバ2はサーブレット23と、Bean24とを搭載し、アプレット22を含むHTML21をダウロード自在としている。HTML21はクライアントPC1のWEBブラウザ11で表示される。クライアントPC1がアプレット22によってPOST要求を送信すると、サーブレット23は監視対象システム3からのバースト的な警報通知の受信処理を行うBean24の情報からHTML情報を生成し、POST要求に対してHTML情報をPOST応答として返す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は監視サーバ装置、監視システム及びそれらに用いるイベント通知方法並びにそのプログラムに関し、特にインタネット等のネットワークを用いたWebコンピューティング技術による監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の監視システムにおいては、インタネット上でホームページを閲覧するためのWEBブラウザを使用して各監視サーバにアクセスし、各監視サーバから監視情報をHTML(HyperText Markup Language)等の形式でユーザに提供している。
【0003】
上記のような監視システムとしては、特開平10−333940号公報に開示された技術がある(以下、第1の従来技術とする)。この第1の従来技術では、障害警報のように画面上で点滅して運用者の注意を喚起したい監視情報について、予めそのような動作を提供するJava(R)プログラムをデータベース上に用意してHTMLファイルの中にアプレット[Java(R)アプレット:Java(R)対応のブラウザ上で実行可能なJava(R)のプログラム]として記述しておく。
【0004】
サーバは監視対象のイベントが発生すると、データベースを更新し、イベントファイル[Java(R)プログラムを含むHTMLファイル]をWEBブラウザに送信するので、WEBブラウザ上でJava(R)プログラムが実行され、監視情報が画面上で点滅されて運用者の注意を喚起する。
【0005】
また、上記のような監視システムとしては、特開平11−110311号公報に開示された技術がある(以下、第2の従来技術とする)。この第2の従来技術では、クライアント装置がホームページのファイルの転送要求を発すると、予め自動受信を行わせるアプレットの転送要求を行わせる記述を含むファイルをクライアント装置に転送する。
【0006】
クライアント装置がこのファイルを受信してそのアプレットの転送要求がなされると、サーバ装置はそのアプレットをクライアント装置に送信し、アプレットから状態情報の転送要求があった場合、カメラのアングルが変更されたことを示すイベントが発生した時のみ、そのカメラからの画像をクライアントに転送している。
【0007】
上記のような監視システムのように、汎用技術であるWEBコンピューティング技術を使用してシステムを構築することは、安価かつ信頼性のあるシステムを構築する意味で有意義である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の監視システムでは、第1及び第2の従来技術の場合、監視対象に何らかの異常が発生すると、早急に対処しなければならず、装置等の警報をリアルタイムに表示する必要がある。この場合、例えばブラウザと監視サーバとの間での通信に用いられるプロトコルにHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を利用すると、HTTPがリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、クライアントからのリクエストに対して監視サーバがレスポンスを返すので、監視サーバ側から任意のタイミングでイベントを通知することができない。
【0009】
また、アプレットを使って通常のRMI(Remote Method Invocation)通信を行うと、ファイアウォールにおいてHTTPの標準ポート(80番)以外を解放する必要があり、この解放によるセキュリティ面での問題が残ってしまう。
【0010】
さらに、第1及び第2の従来技術では、一つのイベントの発生毎に監視情報や状態情報を送信することになるので、例えば図6に示すように、端局5,6間がリピータ(中継器)7−1〜7−4及び光ファイバ100を介して接続された伝送システムに用いた場合、リピータ7−1〜7−4及び光ファイバ100のうちのいずれかで故障が発生すると、端局5,6やリピータ7−1〜7−4から、あるいは端局5,6内のWDM(Wavelength Division Multiplexing)51,61、LTE(Line Terminating Equipment)52〜54,62〜64、RFTE(Remote Fiber Test Equipment)55,65、PFE(PowerFeeding Equipment)56,66からバースト的に障害情報が発生する。
【0011】
そのため、その監視情報の一つ一つが発生する毎に監視情報の送信が行われるので、上記の第1及び第2の従来技術ではバースト的な監視情報に対処することができず、また監視情報の伝送路上で輻輳が発生することにもなる。
【0012】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、セキュリティを低下させることなく、サーバからバースト的に発生するイベントを含む情報をリアルタイムに通知することができる監視サーバ装置、監視システム及びそれらに用いるイベント通知方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による監視サーバ装置は、バースト的な状態変化の通知を含む監視対象からの監視情報をネットワークを通してクライアント装置に転送する監視サーバ装置であって、
前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを前記クライアント装置にダウンロードする手段と、そのダウロードされたファイル内に組込まれたプログラムからの前記監視情報の要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含む監視情報を保持する保持手段と、前記プログラムからの前記監視情報の要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記保持手段に前記監視情報が保持されている時のいずれかの場合にその監視情報を前記クライアント装置に送信する手段とを備えている。
【0014】
本発明による監視システムは、バースト的な状態変化の通知を含む監視対象からの監視情報をネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムであって、
前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを前記クライアント装置にダウンロードする手段と、そのダウロードされたファイル内に組込まれたプログラムからの前記監視情報の要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含む監視情報を保持する保持手段と、前記プログラムからの前記監視情報の要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記保持手段に前記監視情報が保持されている時のいずれかの場合にその監視情報を前記クライアント装置に送信する手段とを備えている。
【0015】
本発明によるイベント通知方法は、バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムのイベント通知方法であって、
前記サーバ装置から前記クライアント装置にダウンロードされかつ前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからの前記イベントの要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持するステップと、前記プログラムからの前記イベントの要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記イベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントを前記クライアント装置に送信するステップとを前記サーバ装置に備えている。
【0016】
本発明によるイベント通知方法のプログラムは、バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムのイベント通知方法のプログラムであって、前記サーバ装置のコンピュータに、前記サーバ装置から前記クライアント装置にダウンロードされかつ前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからの前記イベントの要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持する処理と、前記プログラムからの前記イベントの要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記イベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントを前記クライアント装置に送信する処理とを実行させている。
【0017】
すなわち、本発明の監視システムは、市販のWEBブラウザを実装したクライアントPC(パーソナルコンピュータ)を用い、インタネットを通信基盤として監視制御システムを構築する場合に、監視対象の装置や下位レイヤのサーバからバースト的に発生する警報等の通知をリアルタイムかつ安全に送信する方式を提供するものである。
【0018】
より具体的に説明すると、本発明の監視システムでは、WEBサーバがクライアントPCからの要求がくるまで、監視対象システムからのイベント(バースト的に発生するイベントを含む)を保持しておき、クライアントPCからの要求がきた時に保持しているイベントのデータをまとめてクライアントPCに送信している。
【0019】
上記のように、保持しているイベントのデータをまとめてクライアントPCに送信するために、本発明の監視システムでは、クライアントPCがWEBサーバとHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)で通信するようにしているので、クライアントPCにはWEBページを表示するWEBブラウザだけが実装されていればよく、特殊なソフトウェアを必要とすることなく、まとめて受信したイベントのデータを表示することが可能となる。
【0020】
しかしながら、HTTPはリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、監視対象からの通知をリアルタイムに受信することは困難である。アプレット[Java(R)アプレット:Java(R)対応のブラウザ上で実行可能なJava(R)のプログラム]を使用することで、リアルタイム通知が可能となるが、アプレットのコネクション確立方式(通信を行う際、送信元が送信先に接続要求を出す方式)では、80番以外のポートを開放する必要があるため、セキュリティ上の問題がある。
【0021】
本発明の監視システムでは、アプレットがサーブレット(Servlet)[クライアントの要求に応じて、ウェブサーバ側で実行されるJava(R)プログラムのモジュール]に対してPOST要求を送信し、サーブレットが監視装置から受信した通知をPOST応答としてクライアントPCに送信することで、セキュリティを確保しながらクライアントPCへのリアルタイム通知を可能にしている。
【0022】
また、本発明の監視システムでは、クライアントPCとWEBサーバとの間のPOST要求及びPOST応答を送受信するためのソケットが確立したままとなるので、WEBサーバに接続可能なクライアントPCの数が制限されてしまうが、中継サーバをクライアントPCとWEBサーバとの間に挿入することによってクライアントPC数の制限も拡張可能としている。
【0023】
これによって、本発明の監視システムでは、WEBコンピューティング技術を使用して、リアルタイムにかつセキュリティを低下させずに、WEBサーバからバースト的なイベントの通知を行う方式が提供可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による監視システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による監視システムはクライアントPC(パーソナルコンピュータ)1と、WEBサーバ2と、監視対象システム3とから構成されている。
【0025】
クライアントPC1はHTML(Hyper Text Markup Language)を表示するためのWEBブラウザ11を搭載し、WEBブラウザ11を通してWEBサーバ2からアプレット22が含まれているHTML21をダウンロードする。アプレット22はJava(R)対応のブラウザ上で実行可能なJava(R)のプログラムである。
【0026】
WEBサーバ2はサーブレット(Servlet)23と、Bean24と、イベント保持部25と、記録媒体26とを搭載している。WEBサーバ2はその内部のコンピュータ(図示せず)が記録媒体26に記録されたプログラムを実行して以下に示すような動作を行うとともに、アプレット22を含むHTML21をダウロード自在としている。HTML21はクライアントPC1のWEBブラウザ11によって表示され、アプレット22によってクライアントPC1がWEBサーバ2にPOST要求を送信する。
【0027】
サーブレット23はクライアントPC1の要求に応じてWEBサーバ2側で実行されるJava(R)プログラムのモジュールであり、クライアントPC1からのPOST要求に対してPOST応答を返すために存在する。また、サーブレット23はBean24から受信した情報あるいはイベント保持部25に保持されたイベントの情報からHTML情報を生成する。
【0028】
Bean24は監視対象システム3からのイベント通知の受信処理を行い、クライアントPC1からのPOST要求がある場合にサーブレット23に対して受信した情報を渡し、クライアントPC1からのPOST要求がない場合にイベント保持部25に保持する。イベント保持部25は監視対象システム3からのイベント通知を保持するもので、図1に示すように、サーブレット23及びBean24とは独立に設けても、あるいはサーブレット23またはBean24内に設けてもよい。
【0029】
監視対象システム3は管理対象である一つまたは複数の監視対象からなり、警報等のイベント情報をWEBサーバ2に通知する。また、監視対象システム3はTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等によってWEBサーバ2への通知を発行する。
【0030】
図2は本発明の一実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1及び図2を参照して本発明の一実施例による監視システムの動作について説明する。尚、図2に示すシーケンスのうち、WEBサーバ2の処理はコンピュータが記録媒体26のプログラムを実行することで実現される。
【0031】
ユーザはクライアントPC1のWEBブラウザ11を起動し、HTML21をWEBサーバ2からダウンロードして取得する。HTML21にはアプレット22が含まれており、アプレット22はサーブレット23に対して一意のID(識別情報)でPOST要求を送信する(図2のS11,S12参照)。ここで、POST要求ではパラメータの設定が不可となっているので、例えば警報の送出を要求する値、あるいは送信されるイベント通知の数を指定する値等をパラメータとして一意のIDに割当てている。
【0032】
サーブレット23ではアプレット22からPOST要求を受信すると、そのPOST要求のIDが警報の送出を示していれば(図2のS21参照)、Bean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信するまで、アプレット22に応答を返さない。サーブレット23はBean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信すると(イベント発生)(図2のS31参照)、POST応答をアプレット22に返す(図2のS22,S23参照)。
【0033】
アプレット22では受信した応答内容をHTML情報とし、WEBブラウザ11を利用して受信したイベントを表示する(図2のS13参照)。その後、アプレット22では上記と同様に、再度、POST要求をサーブレット23に対して送信する(図2のS14,S15参照)。アプレット22では予め設定された間隔でPOST要求を送信するように構成されている。
【0034】
サーブレット23は同一ID(この場合、警報の送出を示すID)のPOST要求を受信するまで、Bean24から受信したバースト的なイベント[例えば、警報(状態変化)の通知]をイベント保持部25に保持しておき(図2のS32,S24参照)、POST要求を受信した後、イベント保持部25に保持しているイベント情報をPOST応答としてアプレット22に返す(図2のS25〜S27参照)。
【0035】
サーブレット23はBean24からイベントを受信していない場合、つまりイベント保持部25に保持しているイベントがなければ、監視対象システム3からイベントの情報を受信するまでPOST応答を返さない。監視対象システム3からイベントの情報が送られてくると、サーブレット23は上記の動作と同様の動作を実行する(図2のS16〜S18,S28,S33参照)。
【0036】
アプレット22からサーブレット23へのPOST要求は、例えば上述したように、警報の送出を示すIDと同一のIDとする。これによって、サーブレット23では受信したPOST要求のIDを判別することで、その判別結果に応じた処理(上記のようなPOST応答の処理)を実行する。
【0037】
このように、本実施例では、不要なパケットを送受信しなくてもリアルタイムにイベントをクライアントPC1に通知することができる。クライアントPC1とWEBサーバ2との間で用いられるHTTPはリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、WEBサーバ2からの通知を受信するには非常に短い間隔で取得処理を行う必要があるが、本実施例ではPOST要求及びPOST応答を用いているので、その取得処理が不要となる。
【0038】
また、リクエスト・レスポンス型のプロトコルでは返信するデータに制限があるが、POST要求及びPOST応答を用いると、その制限も無くなり、監視対象システム3からバースト的に発生する警報もまとめて返信することが可能となる。
【0039】
さらに、本実施例ではHTTPの標準ポート(80番)以外を使用しないので、ファイアウォールにおいて、他のポートを開放する必要がなく、セキュリティを確保しつつインタネット環境でも適用することができる。
【0040】
図3は本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの接続例を示す図であり、図4は本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの他の接続例を示す図である。
【0041】
WEBサーバ2にはUNIX(R)系のOS(Operating System)を使用しているため、WEBサーバ2にソケット(Socket)を張る数(最大255)が制限されている。そのため、図3に示すように、WEBサーバ2に同時に接続可能なクライアントPC1−1〜1−255の台数も制限されてしまう。
【0042】
そこで、クライアントPCとWEBサーバとの間に中継サーバを置くことで、WEBサーバへのクライアントPCの接続台数の制限を解消している。例えば、図4に示すように、クライアントPC1a−1〜1a−254,1b−1〜1b−254とWEBサーバ2との間に2台の中継サーバ4−1,4−2を置いている。
【0043】
中継サーバ4−1,4−2はWEBサーバ2と通信するためには、それぞれ1本のソケットが必要になるため、中継サーバ4−1,4−2にはそれぞれ254台のクライアントPC1a−1〜1a−254,1b−1〜1b−254が接続可能となり、WEBサーバ2と接続可能になるクライアントPCは508台となる。
【0044】
つまり、クライアントPCとWEBサーバとの間に中継サーバを置くことで、WEBサーバとクライアントPCとの接続台数が「254×n(nは中継サーバの台数)」台分にすることができる。
【0045】
尚、中継サーバが1台の場合には、WEBサーバ2とクライアントPCの接続台数が254台となり、中継サーバを置かない構成よりも接続台数が少なくなるため、クライアントPCとWEBサーバとの間に中継サーバを置く場合には、中継サーバを2台以上とし、WEBサーバとソケットを張れる中継サーバは最大255台となる。
【0046】
図5は本発明の他の実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。本発明の他の実施例による監視システムは図1に示す本発明の一実施例による監視システムの構成と同様であるので、これら図1及び図5を参照して本発明の他の実施例による監視システムの動作について説明する。尚、図2に示すシーケンスのうち、WEBサーバ2の処理はコンピュータが記録媒体26のプログラムを実行することで実現される。
【0047】
ユーザはクライアントPC1のWEBブラウザ11を起動し、HTML21をWEBサーバ2からダウンロードして取得する。HTML21にはアプレット22が含まれており、アプレット22はサーブレット23に対して一意のID(識別情報)でPOST要求を送信する(図5のS11,S12参照)。ここで、POST要求ではパラメータの設定が不可となっているので、例えば警報の送出を要求する値、あるいは送信されるイベント通知の数を指定する値等をパラメータとして一意のIDに割当てている。
【0048】
サーブレット23ではアプレット22からPOST要求を受信すると、そのPOST要求のIDが警報の送出を示していれば(図5のS41参照)、Bean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信するまで、アプレット22に応答を返さない。サーブレット23はBean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信すると(イベント発生)(図5のS31参照)、POST応答をアプレット22に返す(図5のS42,S43参照)。
【0049】
アプレット22では受信した応答内容をHTML情報とし、WEBブラウザ11を利用して受信したイベントを表示する(図5のS13参照)。その後、アプレット22では上記と同様に、再度、POST要求をサーブレット23に対して送信する(図5のS14,S15参照)。アプレット22では予め設定された間隔でPOST要求を送信するように構成されている。
【0050】
サーブレット23は同一ID(この場合、警報の送出を示すID)のPOST要求を受信するまで、Bean24から受信したバースト的なイベントをイベント保持部25に保持しておき(図5のS32,S44参照)、POST要求を受信した後、イベント保持部25に保持しているイベント情報の数が所定数n(nは1以上の整数)を越えていれば(図5のS45,S46参照)、POST応答としてアプレット22に返す(図5のS47,S48参照)。
【0051】
但し、サーブレット23はイベント保持部25に保持しているイベント情報の数が所定数nを越えていなければ、イベント情報の数が所定数nを越えるまで、アプレット22に応答を返さない。尚、所定数n=1の場合は上述した本発明の一実施例による監視システムと同様の動作となる。
【0052】
サーブレット23はBean24からイベントを受信していない場合、つまりイベント保持部25に保持しているイベントがなければ、監視対象システム3からイベントの情報を受信するまでPOST応答を返さない。監視対象システム3からイベントの情報が送られてくると、サーブレット23は上記の動作と同様の動作を実行する(図5のS16〜S18,S28,S33参照)。
【0053】
アプレット22からサーブレット23へのPOST要求は、例えば上述したように、警報の送出を示すIDあるいは上記の所定数nを含みかつ警報の送出を示すIDと同一のIDとする。これによって、サーブレット23では受信したPOST要求のIDを判別することで、その判別結果に応じた処理(上記のようなPOST応答の処理)を実行する。
【0054】
このように、本実施例では、不要なパケットを送受信しなくてもリアルタイムにイベントをクライアントPC1に通知することができる。クライアントPC1とWEBサーバ2との間で用いられるHTTPはリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、WEBサーバ2からの通知を受信するには非常に短い間隔で取得処理を行う必要があるが、本実施例ではPOST要求及びPOST応答を用いているので、その取得処理が不要となる。
【0055】
図6は本発明を適用する海底光ファイバ網の構成を示す図である。図6において、端局5は海底に設置されたリピータ(中継器)7−1〜7−4及び光ファイバ100を介して端局6に接続されており、端局5,6内にはそれぞれWDM(Wavelength Division Multiplexing)51,61と、LTE(Line Terminating Equipment)52〜54,62〜64と、RFTE(Remote Fiber Test Equipment)55,65と、PFE(Power Feeding Equipment)56,66とが配設されている。
【0056】
上記の端局5,6間がリピータ(中継器)7−1〜7−4及び光ファイバ100を介して接続された海底光ファイバ網では、リピータ7−1〜7−4及び光ファイバ100のうちのいずれかで故障が発生すると、端局5,6やリピータ7−1〜7−4から、あるいは端局5,6内のWDM(Wavelength Division Multiplexing)51,61、LTE(Line Terminating Equipment)52〜54,62〜64、RFTE(Remote Fiber Test Equipment)55,65、PFE(Power Feeding Equipment)56,66からバースト的に障害情報が発生する。
【0057】
しかしながら、本発明の一実施例及び他の実施例では、上記のように、バースト的に障害情報が発生しても、バースト的に発生した障害情報をPOST応答によってまとめてクライアントPC1に送信することが可能であるので、バースト的な障害情報の発生にも対処することができる。尚、本発明は上記の海底光ファイバ網に限らず、陸上の光ファイバ網や他の伝送システム、あるいは他の監視対象に適用することが可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムにおいて、サーバ装置からクライアント装置にダウンロードされかつクライアント装置からの要求に応答してWEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからのイベントの要求を受信するまでバースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持し、プログラムからのイベントの要求を受信した後に監視対象で変化が発生した時及びイベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントをクライアント装置に送信することによって、セキュリティを低下させることなく、サーバからバースト的に発生するイベントを含む情報をリアルタイムに通知することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による監視システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図3】本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの接続例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの他の接続例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明を適用する海底光ファイバ網の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−255,
1a−1〜1a−254,
1b−1〜1b−254 クライアントPC
2 WEBサーバ
3 監視装置
4−1,4−2 中継サーバ
5,6 端局
7−1〜7−4 リピータ
11 WEBブラウザ
21 HTML
22 アプレット
23 サーブレット
24 Bean
25 イベント保持部
26 記録媒体
31 監視制御部
51,61 WDM
52〜54,62〜64 LTE
55,65 RFTE
56,66 PFE
100 光ファイバ
【発明の属する技術分野】
本発明は監視サーバ装置、監視システム及びそれらに用いるイベント通知方法並びにそのプログラムに関し、特にインタネット等のネットワークを用いたWebコンピューティング技術による監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の監視システムにおいては、インタネット上でホームページを閲覧するためのWEBブラウザを使用して各監視サーバにアクセスし、各監視サーバから監視情報をHTML(HyperText Markup Language)等の形式でユーザに提供している。
【0003】
上記のような監視システムとしては、特開平10−333940号公報に開示された技術がある(以下、第1の従来技術とする)。この第1の従来技術では、障害警報のように画面上で点滅して運用者の注意を喚起したい監視情報について、予めそのような動作を提供するJava(R)プログラムをデータベース上に用意してHTMLファイルの中にアプレット[Java(R)アプレット:Java(R)対応のブラウザ上で実行可能なJava(R)のプログラム]として記述しておく。
【0004】
サーバは監視対象のイベントが発生すると、データベースを更新し、イベントファイル[Java(R)プログラムを含むHTMLファイル]をWEBブラウザに送信するので、WEBブラウザ上でJava(R)プログラムが実行され、監視情報が画面上で点滅されて運用者の注意を喚起する。
【0005】
また、上記のような監視システムとしては、特開平11−110311号公報に開示された技術がある(以下、第2の従来技術とする)。この第2の従来技術では、クライアント装置がホームページのファイルの転送要求を発すると、予め自動受信を行わせるアプレットの転送要求を行わせる記述を含むファイルをクライアント装置に転送する。
【0006】
クライアント装置がこのファイルを受信してそのアプレットの転送要求がなされると、サーバ装置はそのアプレットをクライアント装置に送信し、アプレットから状態情報の転送要求があった場合、カメラのアングルが変更されたことを示すイベントが発生した時のみ、そのカメラからの画像をクライアントに転送している。
【0007】
上記のような監視システムのように、汎用技術であるWEBコンピューティング技術を使用してシステムを構築することは、安価かつ信頼性のあるシステムを構築する意味で有意義である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の監視システムでは、第1及び第2の従来技術の場合、監視対象に何らかの異常が発生すると、早急に対処しなければならず、装置等の警報をリアルタイムに表示する必要がある。この場合、例えばブラウザと監視サーバとの間での通信に用いられるプロトコルにHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を利用すると、HTTPがリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、クライアントからのリクエストに対して監視サーバがレスポンスを返すので、監視サーバ側から任意のタイミングでイベントを通知することができない。
【0009】
また、アプレットを使って通常のRMI(Remote Method Invocation)通信を行うと、ファイアウォールにおいてHTTPの標準ポート(80番)以外を解放する必要があり、この解放によるセキュリティ面での問題が残ってしまう。
【0010】
さらに、第1及び第2の従来技術では、一つのイベントの発生毎に監視情報や状態情報を送信することになるので、例えば図6に示すように、端局5,6間がリピータ(中継器)7−1〜7−4及び光ファイバ100を介して接続された伝送システムに用いた場合、リピータ7−1〜7−4及び光ファイバ100のうちのいずれかで故障が発生すると、端局5,6やリピータ7−1〜7−4から、あるいは端局5,6内のWDM(Wavelength Division Multiplexing)51,61、LTE(Line Terminating Equipment)52〜54,62〜64、RFTE(Remote Fiber Test Equipment)55,65、PFE(PowerFeeding Equipment)56,66からバースト的に障害情報が発生する。
【0011】
そのため、その監視情報の一つ一つが発生する毎に監視情報の送信が行われるので、上記の第1及び第2の従来技術ではバースト的な監視情報に対処することができず、また監視情報の伝送路上で輻輳が発生することにもなる。
【0012】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、セキュリティを低下させることなく、サーバからバースト的に発生するイベントを含む情報をリアルタイムに通知することができる監視サーバ装置、監視システム及びそれらに用いるイベント通知方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による監視サーバ装置は、バースト的な状態変化の通知を含む監視対象からの監視情報をネットワークを通してクライアント装置に転送する監視サーバ装置であって、
前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを前記クライアント装置にダウンロードする手段と、そのダウロードされたファイル内に組込まれたプログラムからの前記監視情報の要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含む監視情報を保持する保持手段と、前記プログラムからの前記監視情報の要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記保持手段に前記監視情報が保持されている時のいずれかの場合にその監視情報を前記クライアント装置に送信する手段とを備えている。
【0014】
本発明による監視システムは、バースト的な状態変化の通知を含む監視対象からの監視情報をネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムであって、
前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを前記クライアント装置にダウンロードする手段と、そのダウロードされたファイル内に組込まれたプログラムからの前記監視情報の要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含む監視情報を保持する保持手段と、前記プログラムからの前記監視情報の要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記保持手段に前記監視情報が保持されている時のいずれかの場合にその監視情報を前記クライアント装置に送信する手段とを備えている。
【0015】
本発明によるイベント通知方法は、バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムのイベント通知方法であって、
前記サーバ装置から前記クライアント装置にダウンロードされかつ前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからの前記イベントの要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持するステップと、前記プログラムからの前記イベントの要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記イベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントを前記クライアント装置に送信するステップとを前記サーバ装置に備えている。
【0016】
本発明によるイベント通知方法のプログラムは、バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムのイベント通知方法のプログラムであって、前記サーバ装置のコンピュータに、前記サーバ装置から前記クライアント装置にダウンロードされかつ前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからの前記イベントの要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持する処理と、前記プログラムからの前記イベントの要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記イベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントを前記クライアント装置に送信する処理とを実行させている。
【0017】
すなわち、本発明の監視システムは、市販のWEBブラウザを実装したクライアントPC(パーソナルコンピュータ)を用い、インタネットを通信基盤として監視制御システムを構築する場合に、監視対象の装置や下位レイヤのサーバからバースト的に発生する警報等の通知をリアルタイムかつ安全に送信する方式を提供するものである。
【0018】
より具体的に説明すると、本発明の監視システムでは、WEBサーバがクライアントPCからの要求がくるまで、監視対象システムからのイベント(バースト的に発生するイベントを含む)を保持しておき、クライアントPCからの要求がきた時に保持しているイベントのデータをまとめてクライアントPCに送信している。
【0019】
上記のように、保持しているイベントのデータをまとめてクライアントPCに送信するために、本発明の監視システムでは、クライアントPCがWEBサーバとHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)で通信するようにしているので、クライアントPCにはWEBページを表示するWEBブラウザだけが実装されていればよく、特殊なソフトウェアを必要とすることなく、まとめて受信したイベントのデータを表示することが可能となる。
【0020】
しかしながら、HTTPはリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、監視対象からの通知をリアルタイムに受信することは困難である。アプレット[Java(R)アプレット:Java(R)対応のブラウザ上で実行可能なJava(R)のプログラム]を使用することで、リアルタイム通知が可能となるが、アプレットのコネクション確立方式(通信を行う際、送信元が送信先に接続要求を出す方式)では、80番以外のポートを開放する必要があるため、セキュリティ上の問題がある。
【0021】
本発明の監視システムでは、アプレットがサーブレット(Servlet)[クライアントの要求に応じて、ウェブサーバ側で実行されるJava(R)プログラムのモジュール]に対してPOST要求を送信し、サーブレットが監視装置から受信した通知をPOST応答としてクライアントPCに送信することで、セキュリティを確保しながらクライアントPCへのリアルタイム通知を可能にしている。
【0022】
また、本発明の監視システムでは、クライアントPCとWEBサーバとの間のPOST要求及びPOST応答を送受信するためのソケットが確立したままとなるので、WEBサーバに接続可能なクライアントPCの数が制限されてしまうが、中継サーバをクライアントPCとWEBサーバとの間に挿入することによってクライアントPC数の制限も拡張可能としている。
【0023】
これによって、本発明の監視システムでは、WEBコンピューティング技術を使用して、リアルタイムにかつセキュリティを低下させずに、WEBサーバからバースト的なイベントの通知を行う方式が提供可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による監視システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による監視システムはクライアントPC(パーソナルコンピュータ)1と、WEBサーバ2と、監視対象システム3とから構成されている。
【0025】
クライアントPC1はHTML(Hyper Text Markup Language)を表示するためのWEBブラウザ11を搭載し、WEBブラウザ11を通してWEBサーバ2からアプレット22が含まれているHTML21をダウンロードする。アプレット22はJava(R)対応のブラウザ上で実行可能なJava(R)のプログラムである。
【0026】
WEBサーバ2はサーブレット(Servlet)23と、Bean24と、イベント保持部25と、記録媒体26とを搭載している。WEBサーバ2はその内部のコンピュータ(図示せず)が記録媒体26に記録されたプログラムを実行して以下に示すような動作を行うとともに、アプレット22を含むHTML21をダウロード自在としている。HTML21はクライアントPC1のWEBブラウザ11によって表示され、アプレット22によってクライアントPC1がWEBサーバ2にPOST要求を送信する。
【0027】
サーブレット23はクライアントPC1の要求に応じてWEBサーバ2側で実行されるJava(R)プログラムのモジュールであり、クライアントPC1からのPOST要求に対してPOST応答を返すために存在する。また、サーブレット23はBean24から受信した情報あるいはイベント保持部25に保持されたイベントの情報からHTML情報を生成する。
【0028】
Bean24は監視対象システム3からのイベント通知の受信処理を行い、クライアントPC1からのPOST要求がある場合にサーブレット23に対して受信した情報を渡し、クライアントPC1からのPOST要求がない場合にイベント保持部25に保持する。イベント保持部25は監視対象システム3からのイベント通知を保持するもので、図1に示すように、サーブレット23及びBean24とは独立に設けても、あるいはサーブレット23またはBean24内に設けてもよい。
【0029】
監視対象システム3は管理対象である一つまたは複数の監視対象からなり、警報等のイベント情報をWEBサーバ2に通知する。また、監視対象システム3はTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等によってWEBサーバ2への通知を発行する。
【0030】
図2は本発明の一実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1及び図2を参照して本発明の一実施例による監視システムの動作について説明する。尚、図2に示すシーケンスのうち、WEBサーバ2の処理はコンピュータが記録媒体26のプログラムを実行することで実現される。
【0031】
ユーザはクライアントPC1のWEBブラウザ11を起動し、HTML21をWEBサーバ2からダウンロードして取得する。HTML21にはアプレット22が含まれており、アプレット22はサーブレット23に対して一意のID(識別情報)でPOST要求を送信する(図2のS11,S12参照)。ここで、POST要求ではパラメータの設定が不可となっているので、例えば警報の送出を要求する値、あるいは送信されるイベント通知の数を指定する値等をパラメータとして一意のIDに割当てている。
【0032】
サーブレット23ではアプレット22からPOST要求を受信すると、そのPOST要求のIDが警報の送出を示していれば(図2のS21参照)、Bean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信するまで、アプレット22に応答を返さない。サーブレット23はBean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信すると(イベント発生)(図2のS31参照)、POST応答をアプレット22に返す(図2のS22,S23参照)。
【0033】
アプレット22では受信した応答内容をHTML情報とし、WEBブラウザ11を利用して受信したイベントを表示する(図2のS13参照)。その後、アプレット22では上記と同様に、再度、POST要求をサーブレット23に対して送信する(図2のS14,S15参照)。アプレット22では予め設定された間隔でPOST要求を送信するように構成されている。
【0034】
サーブレット23は同一ID(この場合、警報の送出を示すID)のPOST要求を受信するまで、Bean24から受信したバースト的なイベント[例えば、警報(状態変化)の通知]をイベント保持部25に保持しておき(図2のS32,S24参照)、POST要求を受信した後、イベント保持部25に保持しているイベント情報をPOST応答としてアプレット22に返す(図2のS25〜S27参照)。
【0035】
サーブレット23はBean24からイベントを受信していない場合、つまりイベント保持部25に保持しているイベントがなければ、監視対象システム3からイベントの情報を受信するまでPOST応答を返さない。監視対象システム3からイベントの情報が送られてくると、サーブレット23は上記の動作と同様の動作を実行する(図2のS16〜S18,S28,S33参照)。
【0036】
アプレット22からサーブレット23へのPOST要求は、例えば上述したように、警報の送出を示すIDと同一のIDとする。これによって、サーブレット23では受信したPOST要求のIDを判別することで、その判別結果に応じた処理(上記のようなPOST応答の処理)を実行する。
【0037】
このように、本実施例では、不要なパケットを送受信しなくてもリアルタイムにイベントをクライアントPC1に通知することができる。クライアントPC1とWEBサーバ2との間で用いられるHTTPはリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、WEBサーバ2からの通知を受信するには非常に短い間隔で取得処理を行う必要があるが、本実施例ではPOST要求及びPOST応答を用いているので、その取得処理が不要となる。
【0038】
また、リクエスト・レスポンス型のプロトコルでは返信するデータに制限があるが、POST要求及びPOST応答を用いると、その制限も無くなり、監視対象システム3からバースト的に発生する警報もまとめて返信することが可能となる。
【0039】
さらに、本実施例ではHTTPの標準ポート(80番)以外を使用しないので、ファイアウォールにおいて、他のポートを開放する必要がなく、セキュリティを確保しつつインタネット環境でも適用することができる。
【0040】
図3は本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの接続例を示す図であり、図4は本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの他の接続例を示す図である。
【0041】
WEBサーバ2にはUNIX(R)系のOS(Operating System)を使用しているため、WEBサーバ2にソケット(Socket)を張る数(最大255)が制限されている。そのため、図3に示すように、WEBサーバ2に同時に接続可能なクライアントPC1−1〜1−255の台数も制限されてしまう。
【0042】
そこで、クライアントPCとWEBサーバとの間に中継サーバを置くことで、WEBサーバへのクライアントPCの接続台数の制限を解消している。例えば、図4に示すように、クライアントPC1a−1〜1a−254,1b−1〜1b−254とWEBサーバ2との間に2台の中継サーバ4−1,4−2を置いている。
【0043】
中継サーバ4−1,4−2はWEBサーバ2と通信するためには、それぞれ1本のソケットが必要になるため、中継サーバ4−1,4−2にはそれぞれ254台のクライアントPC1a−1〜1a−254,1b−1〜1b−254が接続可能となり、WEBサーバ2と接続可能になるクライアントPCは508台となる。
【0044】
つまり、クライアントPCとWEBサーバとの間に中継サーバを置くことで、WEBサーバとクライアントPCとの接続台数が「254×n(nは中継サーバの台数)」台分にすることができる。
【0045】
尚、中継サーバが1台の場合には、WEBサーバ2とクライアントPCの接続台数が254台となり、中継サーバを置かない構成よりも接続台数が少なくなるため、クライアントPCとWEBサーバとの間に中継サーバを置く場合には、中継サーバを2台以上とし、WEBサーバとソケットを張れる中継サーバは最大255台となる。
【0046】
図5は本発明の他の実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。本発明の他の実施例による監視システムは図1に示す本発明の一実施例による監視システムの構成と同様であるので、これら図1及び図5を参照して本発明の他の実施例による監視システムの動作について説明する。尚、図2に示すシーケンスのうち、WEBサーバ2の処理はコンピュータが記録媒体26のプログラムを実行することで実現される。
【0047】
ユーザはクライアントPC1のWEBブラウザ11を起動し、HTML21をWEBサーバ2からダウンロードして取得する。HTML21にはアプレット22が含まれており、アプレット22はサーブレット23に対して一意のID(識別情報)でPOST要求を送信する(図5のS11,S12参照)。ここで、POST要求ではパラメータの設定が不可となっているので、例えば警報の送出を要求する値、あるいは送信されるイベント通知の数を指定する値等をパラメータとして一意のIDに割当てている。
【0048】
サーブレット23ではアプレット22からPOST要求を受信すると、そのPOST要求のIDが警報の送出を示していれば(図5のS41参照)、Bean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信するまで、アプレット22に応答を返さない。サーブレット23はBean24を通して監視対象システム3からイベントの情報を受信すると(イベント発生)(図5のS31参照)、POST応答をアプレット22に返す(図5のS42,S43参照)。
【0049】
アプレット22では受信した応答内容をHTML情報とし、WEBブラウザ11を利用して受信したイベントを表示する(図5のS13参照)。その後、アプレット22では上記と同様に、再度、POST要求をサーブレット23に対して送信する(図5のS14,S15参照)。アプレット22では予め設定された間隔でPOST要求を送信するように構成されている。
【0050】
サーブレット23は同一ID(この場合、警報の送出を示すID)のPOST要求を受信するまで、Bean24から受信したバースト的なイベントをイベント保持部25に保持しておき(図5のS32,S44参照)、POST要求を受信した後、イベント保持部25に保持しているイベント情報の数が所定数n(nは1以上の整数)を越えていれば(図5のS45,S46参照)、POST応答としてアプレット22に返す(図5のS47,S48参照)。
【0051】
但し、サーブレット23はイベント保持部25に保持しているイベント情報の数が所定数nを越えていなければ、イベント情報の数が所定数nを越えるまで、アプレット22に応答を返さない。尚、所定数n=1の場合は上述した本発明の一実施例による監視システムと同様の動作となる。
【0052】
サーブレット23はBean24からイベントを受信していない場合、つまりイベント保持部25に保持しているイベントがなければ、監視対象システム3からイベントの情報を受信するまでPOST応答を返さない。監視対象システム3からイベントの情報が送られてくると、サーブレット23は上記の動作と同様の動作を実行する(図5のS16〜S18,S28,S33参照)。
【0053】
アプレット22からサーブレット23へのPOST要求は、例えば上述したように、警報の送出を示すIDあるいは上記の所定数nを含みかつ警報の送出を示すIDと同一のIDとする。これによって、サーブレット23では受信したPOST要求のIDを判別することで、その判別結果に応じた処理(上記のようなPOST応答の処理)を実行する。
【0054】
このように、本実施例では、不要なパケットを送受信しなくてもリアルタイムにイベントをクライアントPC1に通知することができる。クライアントPC1とWEBサーバ2との間で用いられるHTTPはリクエスト・レスポンス型のプロトコルであるため、WEBサーバ2からの通知を受信するには非常に短い間隔で取得処理を行う必要があるが、本実施例ではPOST要求及びPOST応答を用いているので、その取得処理が不要となる。
【0055】
図6は本発明を適用する海底光ファイバ網の構成を示す図である。図6において、端局5は海底に設置されたリピータ(中継器)7−1〜7−4及び光ファイバ100を介して端局6に接続されており、端局5,6内にはそれぞれWDM(Wavelength Division Multiplexing)51,61と、LTE(Line Terminating Equipment)52〜54,62〜64と、RFTE(Remote Fiber Test Equipment)55,65と、PFE(Power Feeding Equipment)56,66とが配設されている。
【0056】
上記の端局5,6間がリピータ(中継器)7−1〜7−4及び光ファイバ100を介して接続された海底光ファイバ網では、リピータ7−1〜7−4及び光ファイバ100のうちのいずれかで故障が発生すると、端局5,6やリピータ7−1〜7−4から、あるいは端局5,6内のWDM(Wavelength Division Multiplexing)51,61、LTE(Line Terminating Equipment)52〜54,62〜64、RFTE(Remote Fiber Test Equipment)55,65、PFE(Power Feeding Equipment)56,66からバースト的に障害情報が発生する。
【0057】
しかしながら、本発明の一実施例及び他の実施例では、上記のように、バースト的に障害情報が発生しても、バースト的に発生した障害情報をPOST応答によってまとめてクライアントPC1に送信することが可能であるので、バースト的な障害情報の発生にも対処することができる。尚、本発明は上記の海底光ファイバ網に限らず、陸上の光ファイバ網や他の伝送システム、あるいは他の監視対象に適用することが可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムにおいて、サーバ装置からクライアント装置にダウンロードされかつクライアント装置からの要求に応答してWEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからのイベントの要求を受信するまでバースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持し、プログラムからのイベントの要求を受信した後に監視対象で変化が発生した時及びイベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントをクライアント装置に送信することによって、セキュリティを低下させることなく、サーバからバースト的に発生するイベントを含む情報をリアルタイムに通知することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による監視システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図3】本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの接続例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例によるWEBサーバへのクライアントPCの他の接続例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例による監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明を適用する海底光ファイバ網の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−255,
1a−1〜1a−254,
1b−1〜1b−254 クライアントPC
2 WEBサーバ
3 監視装置
4−1,4−2 中継サーバ
5,6 端局
7−1〜7−4 リピータ
11 WEBブラウザ
21 HTML
22 アプレット
23 サーブレット
24 Bean
25 イベント保持部
26 記録媒体
31 監視制御部
51,61 WDM
52〜54,62〜64 LTE
55,65 RFTE
56,66 PFE
100 光ファイバ
Claims (16)
- バースト的な状態変化の通知を含む監視対象からの監視情報をネットワークを通してクライアント装置に転送する監視サーバ装置であって、
前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを前記クライアント装置にダウンロードする手段と、そのダウロードされたファイル内に組込まれたプログラムからの前記監視情報の要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含む監視情報を保持する保持手段と、前記プログラムからの前記監視情報の要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記保持手段に前記監視情報が保持されている時のいずれかの場合にその監視情報を前記クライアント装置に送信する手段とを有することを特徴とする監視サーバ装置。 - 前記監視情報の受信処理を行う手段を含み、
前記監視情報を前記クライアント装置に送信する手段は、前記受信処理で取得した情報から前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを生成することを特徴とする請求項1記載の監視サーバ装置。 - 前記監視情報が少なくとも前記監視対象からの警報を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の監視サーバ装置。
- 前記クライアント装置との間でHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)にて通信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の監視サーバ装置。
- 前記クライアント装置との間の通信を中継する中継サーバ装置を介して前記クライアント装置に接続したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の監視サーバ装置。
- バースト的な状態変化の通知を含む監視対象からの監視情報をネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムであって、
前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを前記クライアント装置にダウンロードする手段と、そのダウロードされたファイル内に組込まれたプログラムからの前記監視情報の要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含む監視情報を保持する保持手段と、前記プログラムからの前記監視情報の要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記保持手段に前記監視情報が保持されている時のいずれかの場合にその監視情報を前記クライアント装置に送信する手段とを前記サーバ装置に有することを特徴とする監視システム。 - 前記監視情報の受信処理を行う手段を前記サーバ装置に含み、
前記監視情報を前記クライアント装置に送信する手段は、前記受信処理で取得した情報から前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを生成することを特徴とする請求項6記載の監視システム。 - 前記監視情報が少なくとも前記監視対象からの警報を含むことを特徴とする請求項6または請求項7記載の監視システム。
- 前記クライアント装置と前記サーバ装置とは、それらの間でHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)にて通信することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか記載の監視システム。
- 前記クライアント装置と前記サーバ装置との間の通信を中継する中継サーバ装置を配設したことを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか記載の監視システム。
- バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムのイベント通知方法であって、
前記サーバ装置から前記クライアント装置にダウンロードされかつ前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからの前記イベントの要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持するステップと、前記プログラムからの前記イベントの要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記イベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントを前記クライアント装置に送信するステップとを前記サーバ装置に有することを特徴とするイベント通知方法。 - 前記サーバ装置での前記イベントの通知の受信処理を行い、その受信処理で取得した情報から前記WEBブラウザで閲覧可能なファイルを生成することを特徴とする請求項11記載のイベント通知方法。
- 前記イベントが少なくとも前記監視対象からの警報を含むことを特徴とする請求項11または請求項12記載のイベント通知方法。
- 前記クライアント装置と前記サーバ装置との間でHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)にて通信することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか記載のイベント通知方法。
- 前記クライアント装置と前記サーバ装置との間の通信を中継する中継サーバ装置を配設したことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか記載のイベント通知方法。
- バースト的な状態変化の通知を含みかつ監視対象において発生したイベントをネットワークを通してサーバ装置からクライアント装置に転送する監視システムのイベント通知方法のプログラムであって、前記サーバ装置のコンピュータに、前記サーバ装置から前記クライアント装置にダウンロードされかつ前記クライアント装置からの要求に応答して前記WEBブラウザで閲覧可能なファイル内に組込まれたプログラムからの前記イベントの要求を受信するまで前記バースト的な状態変化の通知を含むイベントを保持する処理と、前記プログラムからの前記イベントの要求を受信した後に前記監視対象で変化が発生した時及び前記イベントが保持されている時のいずれかの場合にそのイベントを前記クライアント装置に送信する処理とを実行させるためのプログラム。
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