JP2004054389A - 症例検索システム、症例検索システムにおける該当データ収集方法、症例検索表示装置、及び症例検索システムにて実行される症例検索プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】非該当データの逐次的な条件追加によりデータを収集する。
【解決手段】逐次的に追加される条件に一致する集合の補集合を算出し各補集合の共通集合を算出し、さらに新たな条件を追加する場合、上記逐次的に追加される条件に上記新たな条件を追加し、上記算出処理を繰り返し、上記新たな条件を追加しない場合、上記各補集合の共通集合に対する補集合を算出する症例検索システムの提供により、算出集合の類似データや算出集合の統計量を表示する。
【選択図】 図2
【解決手段】逐次的に追加される条件に一致する集合の補集合を算出し各補集合の共通集合を算出し、さらに新たな条件を追加する場合、上記逐次的に追加される条件に上記新たな条件を追加し、上記算出処理を繰り返し、上記新たな条件を追加しない場合、上記各補集合の共通集合に対する補集合を算出する症例検索システムの提供により、算出集合の類似データや算出集合の統計量を表示する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、疫学研究や遺伝子解析等の医学研究に用いるための症例検索システムに関し、特に該症例検索システムにおける該当データ収集方法、症例検索表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
診療データを電子的に管理する電子カルテシステム等の医療システムの普及に伴い、データベースには多くの医学研究用データが蓄積され、医師にとって効率的なデータ検索が行える環境が必要となる。しかしながら、実際には検索したい項目が必ずしもデータベースの項目と一致しない、また、項目があっても医学的に判断が難しく入力されない、等の理由で項目によっては解析に利用できるほどのデータが集められないという問題がある。そこで、医学研究においては、医師が少ないデータから解析に使えるデータを効率的に収集できる仕組みが必要となる。
【0003】
文書検索に関する技術文献として、特開平10−293764号公報(以下、文献1と称す)による「構造化文書データベース検索方法、構造化文書データベース検索システム及び記録媒体」が紹介される。上記文献1では、SGML (Standard Generalized Markup Language:ISO 8879)で記述された文書のような構造化文書データベースに関して、検索対象のエレメントの指定、及びそのエレメントに対するキーワードの入力が容易であるため、検索が短時間で行える検索方法を提供する。即ち、エレメントの内容のレイアウト位置を規定した文書フォーマット図を表示し、文書フォーマット図のレイアウト位置に対応付けたキーワードの入力を受け付け、キーワードが入力されたレイアウト位置によって検索対象のエレメントを識別し、入力されたキーワードに基づいて、識別したエレメントの内容を検索し、文書を獲得する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記文献1においては、少ないデータ数を増やすために、キーワードによるOR検索を逐次的に追加している。しかしながら、項目の選び方や条件の設定内容によって、検索されるデータ数が少なく、結果的に何度も条件設定を繰り返すことがあり、操作が煩雑になるという問題がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、医師の疫学研究や遺伝子解析等の研究を支援するために、医師が対話的に条件設定を行い、条件設定回数を減らして効率的にデータを収集し煩雑な操作を緩和できるような、症例検索システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は入出力部、制御部及び記憶部を備える症例検索システムから構成され、前記入出力部は、対話的にユーザが所定の条件を設定する条件設定部と、抽出結果出力部とを含み、前記制御部は、前記記憶部が備える項目テーブルを検索し、該項目テーブルから前記所定の条件に従い、条件項目を抽出する症例データ収集部を備え、前記所定の条件を基に、前記症例データ収集部は前記記憶部からの前記条件項目に該当したデータ及び非該当のデータの抽出を行い、前記該当したデータ数、前記非該当のデータ数、次の条件項目及び前記非該当のデータの内容を前記抽出結果出力部に出力し、前記非該当のデータの内容を基に前記ユーザが新たな条件項目を選択しうることを特徴とする症例検索システムを提供する事にある。
【0007】
さらに、本発明は対話形式にて検索する条件を設定すると、該検索する条件に該当するデータを症例データを格納した記憶部から検索して表示する症例検索表示装置において、前記設定される前記検索条件に従い、条件項目を表示する条件表示部と、前記条件項目に従い、前記症例データから該当するデータ数並びに該当しないデータ数を表示する検索結果表示部と、次に検索する条件項目を表示する条件項目表示部と、前記次に検索する条件項目に従い、前記症例データを検索し、抽出した該当データ或いは該当しないデータの何れかを表示する抽出データ表示部とを備えることを特徴とする症例検索表示装置を提供する事にある。
【0008】
しかも、本発明は対話形式にて検索する条件を設定する手順と、該条件に従い症例データベースを検索し該当データ数、非該当データ数、前記条件項目及び該当データと非該当データを出力する手順と、前記非該当データの内容に従い前記条件項目の内1つを追加選択し、新たに別の非該当データを出力する手順とを、コンピュータに実行させるための症例検索プログラムを提供する事にある。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1の実施例を説明する。図1は、本発明におけるシステム構成を示す。上記システムは、入出力部10、制御処理部11、記憶部12から構成され、上記入出力部10には対話的条件設定部100、上記制御処理部11には症例データ収集部110、類似データ検索部111、統計量算出部112を含む。本実施例では、対話的条件設定部100により、抽出条件を設定する。
【0010】
すると、症例データ収集部110では、図2のようなフローで処理を行い、記憶部12から抽出条件に従ってデータを抽出し、抽出した結果を抽出結果表示部101に表示する。次に、図2のフローを図3、4を用いて説明する。ステップ200は、逐次的に追加された抽出条件1〜nに対する非該当データを抽出するステップであり、各条件で決定される集合の補集合を算出し、その各補集合の共通集合を抽出する。
【0011】
図3は、ステップ200を詳細に示すフローである。まず、ステップ300において対話的条件設定部100により抽出条件kが設定されると、ステップ301では、抽出条件kに該当しない集合Akcを抽出するための条件文を生成する。ここで、Akcは集合Akの補集合に該当する。例えば汎用的なデータベ−ス処理言語であるSQL(Structured Query Language;構造化照会言語の略)言語を用いる場合は、「(NOT 条件k) OR (条件k IS NULL)」となる。ステップ302では、抽出条件1〜k−1に対する非該当データBk−1と上記補集合Akcの共通集合Bkを抽出するための条件文を生成する。例えばSQL言語を用いる場合は、((NOT 条件1) OR (条件1 IS NULL)) AND((NOT 条件2) OR(条件2 IS NULL))…AND((NOT 条件k) OR (条件k IS NULL))となる。ステップ303では、上記条件文から、記憶部12にあるデータベースの検索用テーブルを検索し、抽出条件1〜kに対する、非該当データを抽出する。ステップ304では、抽出結果表示部101に上記非該当データを表示する。
【0012】
図2のステップ201では、ステップ200の非該当データの結果によりユーザが条件を追加する場合は、逐次的にステップ200を繰り返し処理する。ユーザが条件を追加しない場合は、ステップ202に進む。ステップ202は、各条件設定により集められたデータ群を抽出するステップで、ステップ200で抽出した非該当データの補集合を算出する。
【0013】
図4は、ステップ202を詳細に示すフローである。ステップ400では、図2のステップ200で生成した非該当データをBnとすると、その補集合Bncを求める条件文を生成する。ここで、Bncは集合Bnの補集合に該当する。
【0014】
例えばSQL文を用いる場合は、NOT( ((NOT 条件1) OR (条件1 is NULL)) AND((NOT 条件2) OR (条件2 is NULL))…AND((NOT 条件n) OR (条件n is NULL)) )となる。ステップ401では、上記条件文から、記憶部にあるデータベースの検索用テーブルを検索し、該当データ、もしくは該当データの一部項目のみからなる参照データを抽出する。参照データの項目とは、ユーザが参照したい項目で、予め設定されているものとする。ステップ402では、入出力部に上記該当データにおける参照データを表示する。
【0015】
なお、図3のステップ303や図4のステップ401で用いた検索テーブルは、条件1〜nに対する項目が同一テーブルにある場合はそのテーブルとなる。しかしながら、別テーブルにある場合は、各項目が含まれるテーブルを結合したテーブルや、各項目が含まれるよう新たに作成したテーブルでもよい。以上のような、条件設定で得られる集合の補集合に対して次の条件設定を行えるようにすることで、今までの条件と重複しない集合に絞って検索が行え、効果的にデータ収集が行えるようになる。
【0016】
第2の実施例を説明する。図3のステップ304において、抽出結果表示部101に抽出条件1〜nに対する非該当データを表示する。本実施例では、非該当データを表示する際に、図1の類似データ検索部111により、算出された非該当データに対する類似項目のデータを、記憶部12にあるデータベースを検索し、抽出結果表示部101に表示する。
【0017】
上述した本発明の実施形態による図1の症例検索システムは、以下に列挙する項目(a)から(b)の特徴点を備えた症例検索システムとして提供することも可能である。
【0018】
(a)入出力部、制御部及び記憶部を備える症例検索システムから構成され、
前記入出力部は、対話的にユーザが所定の条件を設定する条件設定部と、抽出結果出力部とを含み、前記制御部は、前記記憶部が備える項目テーブルを検索し、該項目テーブルから前記所定の条件に従い、条件項目を抽出する症例データ収集部を備え、前記所定の条件を基に、前記症例データ収集部は前記記憶部からの前記条件項目に該当したデータ及び非該当のデータの抽出を行い、前記該当したデータ数、前記非該当のデータ数、次の条件項目及び前記非該当のデータの内容を前記抽出結果出力部に出力し、前記非該当のデータの内容を基に前記ユーザが新たな条件項目を選択しうることを特徴とする症例検索システム。
【0019】
(b)上記症例検索システムにおいて、前記所定の条件は、前記該当したデータを抽出する為に前記制御部が検索する前記項目テーブル内の検索項目であり、前記非該当のデータの内容を基に、前記次の条件項目の1つを追加選択した場合、前記内容とは異なる他の非該当のデータの内容を前記抽出結果出力部に出力し、前記次の条件項目は前記条件項目と同一の項目を含むか或いは更に類似した項目を含むことを特徴とする。
【0020】
更に、前述した図2の症例データ収集部による該当データの収集処理手順は、以下に列挙する項目(I)から(II)の特徴点を有する該当データ収集方法として提供することも可能である。
【0021】
(I)ユーザが対話的に検索条件を設定する条件設定部、全症例データを含む症例データベースから前記条件設定部で設定された条件に該当するデータを抽出し収集する症例データ収集部、及び前記症例データベースを含む記憶部を備えた症例検索システムにおいて、少なくとも1つの条件に対して、該条件に該当する集合の補集合を算出し、該補集合の各々に対し共通集合を算出する第1ステップと、前記少なくとも1つの条件に対し、新たな条件を追加する場合、該新たな条件を含めた前記少なくとも1つの条件に対し、前記第1ステップを繰り返す第2ステップと、前記新たな条件を追加しない場合、各々の前記補集合の共通集合に対する補集合を算出する第3ステップとを含むことを特徴とする該当データ収集方法。
【0022】
(II)上記該当データ収集方法において、前記少なくとも1つの条件は前記条件設定部により設定され、前記システムは、類似データ検索部を備え、前記第1ステップにおいて、前記類似データ検索部は前記検索条件に従い前記症例データベースを検索し、前記算出した集合に対して前記条件で用いる検索項目と類似項目のデータを前記記憶部内の前記症例データから抽出することを特徴とする。
【0023】
図5に画面例を示す。図5は、循環器内科症例データを蓄積したデータベースに本発明を適用した例である。医師が「再狭窄あり」の症例データを収集する場合を説明する。図5は、条件表示エリア50、検索結果表示エリア51、条件選択エリア52、非該当データ表示エリア53から構成される。データベースに「再狭窄」という項目がないため、ユーザが「同部位インターベンション回数2以上」又は「再狭窄回数2以上」と逐次的に条件を追加すると、条件表示エリア50には、「同部位インターベンション回数2以上」又は「再狭窄回数2以上」、検索結果表示エリア51には、該当数316件、非該当数866件と表示する。
【0024】
また非該当データ表示エリア53には、非該当データ群に対する類似データ、例えばステントの種類名、診断、臨床的再狭窄等の項目を表示する。ここで、ステントとは、血管内に挿入する金属性の網状コイルである。この場合、予め、各項目の類似項目は同一テーブルに含まれているとし、該当データに対して、同一テーブル内の項目を抽出する。ユーザは、非該当データ表示エリア53を参照し、例えば「臨床的再狭窄=2」はデータ数が多く、医学的に再狭窄ありと考えられる場合、次の条件設定として、類似項目を表示する条件選択エリア52より「臨床的再狭窄」を選択し、設定する。以上のように、非該当データ群に関わる類似データを表示することで、次の条件設定の候補を探すことができ、条件設定を効率的に行うことができる。
【0025】
第3の実施例を説明する。本実施例では、図1の症例データ収集部110において、図6のようなフローで処理する。例えば、条件1〜条件nまで逐次的に追加するとものとする。ステップ600では、条件1〜n−1の非該当データを抽出し、非該当データに対して条件nをみたす集合をBnとして算出する。具体的には、1〜n−1の該当データCn−1の補集合を算出し、条件nをみたす集合Anとの共通集合を算出する。ステップ601は、条件追加により集められた結果Cnを算出するステップであり、1〜n−1の該当データCn−1にステップ600で得られたBnを追加して算出する。ステップ602では、Cnの結果によりユーザが条件を追加する場合は、逐次的にステップ600、601を繰り返し処理する。第1の実施例において、条件設定時の非該当データ数が膨大になる場合は、本実施例のように、条件設定時に該当データ数を抽出することで、処理スピードを向上させることができる。また、集めたいデータを瞬時に把握できるため、条件追加の判断を支援することができる。
【0026】
以上に示す本実施形態による図1の症例データ収集部110による図6の該当データ収集処理手順は、以下に列挙する項目(i)から(ii)の特徴点を備えた該当データ収集方法として提供することも可能である。
【0027】
(i)ユーザが対話的に検索条件を設定する条件設定部及び全症例データから前記条件設定部で設定された条件に該当するデータを収集する症例データ収集部を備えた症例検索システムにおいて、1からn個の条件に対して、1からn−1番目の条件に一つでも該当する集合の補集合と、n番目の条件に該当する集合との共通集合を算出する第1ステップと、1からn−1番目の条件に一つでも該当する集合と前記共通集合との和集合を算出する第2ステップと、前記1からn個の条件に対して、新たな条件を追加する場合、該新たな条件を含めた前記1からn個の条件に対して、前記第1ステップ及び第2ステップを繰り返す第3ステップと、前記新たな条件を追加しない場合、処理を終了する第4ステップを含むことを特徴とする該当データ収集方法。
【0028】
(ii)上記該当データ収集方法において、前記1からn個の条件は前記条件設定部により設定されることを特徴とする。
【0029】
本発明の実施例では、図1の統計量算出部112において、図4のステップ402の抽出結果に対して、統計量を算出し、入出力部10には、その統計量を表示する。統計量は、データの種類によって、異なる算出方法で行う。図7は統計量算出部112における処理フローを示す。ステップ700では、該当データ群の参照項目の種類がデータベースを格納している記憶部12から取得される。ステップ701では、ステップ700で得られたデータの種類が数値データであれば、平均、分散等の統計量を算出する。ステップ702では、ステップ700で得られたデータの種類が離散データであれば、その各値に相当するデータ数、即ち度数を算出する。同様にステップ703では、データの種類に応じた他の統計量を算出する。ステップ704では、上記700〜703の処理を参照項目の数だけ繰り返し、ステップ705で全参照項目に対する統計量を表示する。上記統計量は、数値で表現するだけでなく、グラフや図や表等の視覚的な表現方法で表示してもよい。
【0030】
以上のように、データ量が多い場合、元のデータを表示する代わりに統計量を算出することで処理スピードが向上する。またデータ群の特長が一目で把握でき、効率的なデータ収集が行える。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の症例検索システムにより、条件により収集できなかったデータから、逐次的に条件を追加することで、研究に必要なデータを効率的に収集でき、医学研究を支援することが可能となる。
【0032】
さらに、本発明の症例検索システムの提供により、医師が対話的に条件設定を行い、条件設定回数を減らして効率的にデータを収集し従来の煩雑な操作を緩和できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】症例データ収集部の処理フローを示す図である。
【図3】逐次的条件設定による非該当データ算出フローを示す図である。
【図4】逐次的条件設定による非該当データ算出後の該当データ算出フローを示す図である。
【図5】検索項目、該当数、非該当数、条件項目、非該当データ等を表示する画面レイアウト図である。
【図6】図2とは異なる論理による症例データ収集部の処理フローを示す図である。
【図7】統計量算出部の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
10…入出力部、11…制御処理部、12…記憶部、100…対話的条件設定部、110…症例データ収集部、111…類似データ検索部、112…統計量算出部、50…条件表示エリア、51…検索結果表示エリア、52…条件選択エリア、53…非該当データ表示エリア。
【発明の属する技術分野】
本発明は、疫学研究や遺伝子解析等の医学研究に用いるための症例検索システムに関し、特に該症例検索システムにおける該当データ収集方法、症例検索表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
診療データを電子的に管理する電子カルテシステム等の医療システムの普及に伴い、データベースには多くの医学研究用データが蓄積され、医師にとって効率的なデータ検索が行える環境が必要となる。しかしながら、実際には検索したい項目が必ずしもデータベースの項目と一致しない、また、項目があっても医学的に判断が難しく入力されない、等の理由で項目によっては解析に利用できるほどのデータが集められないという問題がある。そこで、医学研究においては、医師が少ないデータから解析に使えるデータを効率的に収集できる仕組みが必要となる。
【0003】
文書検索に関する技術文献として、特開平10−293764号公報(以下、文献1と称す)による「構造化文書データベース検索方法、構造化文書データベース検索システム及び記録媒体」が紹介される。上記文献1では、SGML (Standard Generalized Markup Language:ISO 8879)で記述された文書のような構造化文書データベースに関して、検索対象のエレメントの指定、及びそのエレメントに対するキーワードの入力が容易であるため、検索が短時間で行える検索方法を提供する。即ち、エレメントの内容のレイアウト位置を規定した文書フォーマット図を表示し、文書フォーマット図のレイアウト位置に対応付けたキーワードの入力を受け付け、キーワードが入力されたレイアウト位置によって検索対象のエレメントを識別し、入力されたキーワードに基づいて、識別したエレメントの内容を検索し、文書を獲得する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記文献1においては、少ないデータ数を増やすために、キーワードによるOR検索を逐次的に追加している。しかしながら、項目の選び方や条件の設定内容によって、検索されるデータ数が少なく、結果的に何度も条件設定を繰り返すことがあり、操作が煩雑になるという問題がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、医師の疫学研究や遺伝子解析等の研究を支援するために、医師が対話的に条件設定を行い、条件設定回数を減らして効率的にデータを収集し煩雑な操作を緩和できるような、症例検索システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は入出力部、制御部及び記憶部を備える症例検索システムから構成され、前記入出力部は、対話的にユーザが所定の条件を設定する条件設定部と、抽出結果出力部とを含み、前記制御部は、前記記憶部が備える項目テーブルを検索し、該項目テーブルから前記所定の条件に従い、条件項目を抽出する症例データ収集部を備え、前記所定の条件を基に、前記症例データ収集部は前記記憶部からの前記条件項目に該当したデータ及び非該当のデータの抽出を行い、前記該当したデータ数、前記非該当のデータ数、次の条件項目及び前記非該当のデータの内容を前記抽出結果出力部に出力し、前記非該当のデータの内容を基に前記ユーザが新たな条件項目を選択しうることを特徴とする症例検索システムを提供する事にある。
【0007】
さらに、本発明は対話形式にて検索する条件を設定すると、該検索する条件に該当するデータを症例データを格納した記憶部から検索して表示する症例検索表示装置において、前記設定される前記検索条件に従い、条件項目を表示する条件表示部と、前記条件項目に従い、前記症例データから該当するデータ数並びに該当しないデータ数を表示する検索結果表示部と、次に検索する条件項目を表示する条件項目表示部と、前記次に検索する条件項目に従い、前記症例データを検索し、抽出した該当データ或いは該当しないデータの何れかを表示する抽出データ表示部とを備えることを特徴とする症例検索表示装置を提供する事にある。
【0008】
しかも、本発明は対話形式にて検索する条件を設定する手順と、該条件に従い症例データベースを検索し該当データ数、非該当データ数、前記条件項目及び該当データと非該当データを出力する手順と、前記非該当データの内容に従い前記条件項目の内1つを追加選択し、新たに別の非該当データを出力する手順とを、コンピュータに実行させるための症例検索プログラムを提供する事にある。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1の実施例を説明する。図1は、本発明におけるシステム構成を示す。上記システムは、入出力部10、制御処理部11、記憶部12から構成され、上記入出力部10には対話的条件設定部100、上記制御処理部11には症例データ収集部110、類似データ検索部111、統計量算出部112を含む。本実施例では、対話的条件設定部100により、抽出条件を設定する。
【0010】
すると、症例データ収集部110では、図2のようなフローで処理を行い、記憶部12から抽出条件に従ってデータを抽出し、抽出した結果を抽出結果表示部101に表示する。次に、図2のフローを図3、4を用いて説明する。ステップ200は、逐次的に追加された抽出条件1〜nに対する非該当データを抽出するステップであり、各条件で決定される集合の補集合を算出し、その各補集合の共通集合を抽出する。
【0011】
図3は、ステップ200を詳細に示すフローである。まず、ステップ300において対話的条件設定部100により抽出条件kが設定されると、ステップ301では、抽出条件kに該当しない集合Akcを抽出するための条件文を生成する。ここで、Akcは集合Akの補集合に該当する。例えば汎用的なデータベ−ス処理言語であるSQL(Structured Query Language;構造化照会言語の略)言語を用いる場合は、「(NOT 条件k) OR (条件k IS NULL)」となる。ステップ302では、抽出条件1〜k−1に対する非該当データBk−1と上記補集合Akcの共通集合Bkを抽出するための条件文を生成する。例えばSQL言語を用いる場合は、((NOT 条件1) OR (条件1 IS NULL)) AND((NOT 条件2) OR(条件2 IS NULL))…AND((NOT 条件k) OR (条件k IS NULL))となる。ステップ303では、上記条件文から、記憶部12にあるデータベースの検索用テーブルを検索し、抽出条件1〜kに対する、非該当データを抽出する。ステップ304では、抽出結果表示部101に上記非該当データを表示する。
【0012】
図2のステップ201では、ステップ200の非該当データの結果によりユーザが条件を追加する場合は、逐次的にステップ200を繰り返し処理する。ユーザが条件を追加しない場合は、ステップ202に進む。ステップ202は、各条件設定により集められたデータ群を抽出するステップで、ステップ200で抽出した非該当データの補集合を算出する。
【0013】
図4は、ステップ202を詳細に示すフローである。ステップ400では、図2のステップ200で生成した非該当データをBnとすると、その補集合Bncを求める条件文を生成する。ここで、Bncは集合Bnの補集合に該当する。
【0014】
例えばSQL文を用いる場合は、NOT( ((NOT 条件1) OR (条件1 is NULL)) AND((NOT 条件2) OR (条件2 is NULL))…AND((NOT 条件n) OR (条件n is NULL)) )となる。ステップ401では、上記条件文から、記憶部にあるデータベースの検索用テーブルを検索し、該当データ、もしくは該当データの一部項目のみからなる参照データを抽出する。参照データの項目とは、ユーザが参照したい項目で、予め設定されているものとする。ステップ402では、入出力部に上記該当データにおける参照データを表示する。
【0015】
なお、図3のステップ303や図4のステップ401で用いた検索テーブルは、条件1〜nに対する項目が同一テーブルにある場合はそのテーブルとなる。しかしながら、別テーブルにある場合は、各項目が含まれるテーブルを結合したテーブルや、各項目が含まれるよう新たに作成したテーブルでもよい。以上のような、条件設定で得られる集合の補集合に対して次の条件設定を行えるようにすることで、今までの条件と重複しない集合に絞って検索が行え、効果的にデータ収集が行えるようになる。
【0016】
第2の実施例を説明する。図3のステップ304において、抽出結果表示部101に抽出条件1〜nに対する非該当データを表示する。本実施例では、非該当データを表示する際に、図1の類似データ検索部111により、算出された非該当データに対する類似項目のデータを、記憶部12にあるデータベースを検索し、抽出結果表示部101に表示する。
【0017】
上述した本発明の実施形態による図1の症例検索システムは、以下に列挙する項目(a)から(b)の特徴点を備えた症例検索システムとして提供することも可能である。
【0018】
(a)入出力部、制御部及び記憶部を備える症例検索システムから構成され、
前記入出力部は、対話的にユーザが所定の条件を設定する条件設定部と、抽出結果出力部とを含み、前記制御部は、前記記憶部が備える項目テーブルを検索し、該項目テーブルから前記所定の条件に従い、条件項目を抽出する症例データ収集部を備え、前記所定の条件を基に、前記症例データ収集部は前記記憶部からの前記条件項目に該当したデータ及び非該当のデータの抽出を行い、前記該当したデータ数、前記非該当のデータ数、次の条件項目及び前記非該当のデータの内容を前記抽出結果出力部に出力し、前記非該当のデータの内容を基に前記ユーザが新たな条件項目を選択しうることを特徴とする症例検索システム。
【0019】
(b)上記症例検索システムにおいて、前記所定の条件は、前記該当したデータを抽出する為に前記制御部が検索する前記項目テーブル内の検索項目であり、前記非該当のデータの内容を基に、前記次の条件項目の1つを追加選択した場合、前記内容とは異なる他の非該当のデータの内容を前記抽出結果出力部に出力し、前記次の条件項目は前記条件項目と同一の項目を含むか或いは更に類似した項目を含むことを特徴とする。
【0020】
更に、前述した図2の症例データ収集部による該当データの収集処理手順は、以下に列挙する項目(I)から(II)の特徴点を有する該当データ収集方法として提供することも可能である。
【0021】
(I)ユーザが対話的に検索条件を設定する条件設定部、全症例データを含む症例データベースから前記条件設定部で設定された条件に該当するデータを抽出し収集する症例データ収集部、及び前記症例データベースを含む記憶部を備えた症例検索システムにおいて、少なくとも1つの条件に対して、該条件に該当する集合の補集合を算出し、該補集合の各々に対し共通集合を算出する第1ステップと、前記少なくとも1つの条件に対し、新たな条件を追加する場合、該新たな条件を含めた前記少なくとも1つの条件に対し、前記第1ステップを繰り返す第2ステップと、前記新たな条件を追加しない場合、各々の前記補集合の共通集合に対する補集合を算出する第3ステップとを含むことを特徴とする該当データ収集方法。
【0022】
(II)上記該当データ収集方法において、前記少なくとも1つの条件は前記条件設定部により設定され、前記システムは、類似データ検索部を備え、前記第1ステップにおいて、前記類似データ検索部は前記検索条件に従い前記症例データベースを検索し、前記算出した集合に対して前記条件で用いる検索項目と類似項目のデータを前記記憶部内の前記症例データから抽出することを特徴とする。
【0023】
図5に画面例を示す。図5は、循環器内科症例データを蓄積したデータベースに本発明を適用した例である。医師が「再狭窄あり」の症例データを収集する場合を説明する。図5は、条件表示エリア50、検索結果表示エリア51、条件選択エリア52、非該当データ表示エリア53から構成される。データベースに「再狭窄」という項目がないため、ユーザが「同部位インターベンション回数2以上」又は「再狭窄回数2以上」と逐次的に条件を追加すると、条件表示エリア50には、「同部位インターベンション回数2以上」又は「再狭窄回数2以上」、検索結果表示エリア51には、該当数316件、非該当数866件と表示する。
【0024】
また非該当データ表示エリア53には、非該当データ群に対する類似データ、例えばステントの種類名、診断、臨床的再狭窄等の項目を表示する。ここで、ステントとは、血管内に挿入する金属性の網状コイルである。この場合、予め、各項目の類似項目は同一テーブルに含まれているとし、該当データに対して、同一テーブル内の項目を抽出する。ユーザは、非該当データ表示エリア53を参照し、例えば「臨床的再狭窄=2」はデータ数が多く、医学的に再狭窄ありと考えられる場合、次の条件設定として、類似項目を表示する条件選択エリア52より「臨床的再狭窄」を選択し、設定する。以上のように、非該当データ群に関わる類似データを表示することで、次の条件設定の候補を探すことができ、条件設定を効率的に行うことができる。
【0025】
第3の実施例を説明する。本実施例では、図1の症例データ収集部110において、図6のようなフローで処理する。例えば、条件1〜条件nまで逐次的に追加するとものとする。ステップ600では、条件1〜n−1の非該当データを抽出し、非該当データに対して条件nをみたす集合をBnとして算出する。具体的には、1〜n−1の該当データCn−1の補集合を算出し、条件nをみたす集合Anとの共通集合を算出する。ステップ601は、条件追加により集められた結果Cnを算出するステップであり、1〜n−1の該当データCn−1にステップ600で得られたBnを追加して算出する。ステップ602では、Cnの結果によりユーザが条件を追加する場合は、逐次的にステップ600、601を繰り返し処理する。第1の実施例において、条件設定時の非該当データ数が膨大になる場合は、本実施例のように、条件設定時に該当データ数を抽出することで、処理スピードを向上させることができる。また、集めたいデータを瞬時に把握できるため、条件追加の判断を支援することができる。
【0026】
以上に示す本実施形態による図1の症例データ収集部110による図6の該当データ収集処理手順は、以下に列挙する項目(i)から(ii)の特徴点を備えた該当データ収集方法として提供することも可能である。
【0027】
(i)ユーザが対話的に検索条件を設定する条件設定部及び全症例データから前記条件設定部で設定された条件に該当するデータを収集する症例データ収集部を備えた症例検索システムにおいて、1からn個の条件に対して、1からn−1番目の条件に一つでも該当する集合の補集合と、n番目の条件に該当する集合との共通集合を算出する第1ステップと、1からn−1番目の条件に一つでも該当する集合と前記共通集合との和集合を算出する第2ステップと、前記1からn個の条件に対して、新たな条件を追加する場合、該新たな条件を含めた前記1からn個の条件に対して、前記第1ステップ及び第2ステップを繰り返す第3ステップと、前記新たな条件を追加しない場合、処理を終了する第4ステップを含むことを特徴とする該当データ収集方法。
【0028】
(ii)上記該当データ収集方法において、前記1からn個の条件は前記条件設定部により設定されることを特徴とする。
【0029】
本発明の実施例では、図1の統計量算出部112において、図4のステップ402の抽出結果に対して、統計量を算出し、入出力部10には、その統計量を表示する。統計量は、データの種類によって、異なる算出方法で行う。図7は統計量算出部112における処理フローを示す。ステップ700では、該当データ群の参照項目の種類がデータベースを格納している記憶部12から取得される。ステップ701では、ステップ700で得られたデータの種類が数値データであれば、平均、分散等の統計量を算出する。ステップ702では、ステップ700で得られたデータの種類が離散データであれば、その各値に相当するデータ数、即ち度数を算出する。同様にステップ703では、データの種類に応じた他の統計量を算出する。ステップ704では、上記700〜703の処理を参照項目の数だけ繰り返し、ステップ705で全参照項目に対する統計量を表示する。上記統計量は、数値で表現するだけでなく、グラフや図や表等の視覚的な表現方法で表示してもよい。
【0030】
以上のように、データ量が多い場合、元のデータを表示する代わりに統計量を算出することで処理スピードが向上する。またデータ群の特長が一目で把握でき、効率的なデータ収集が行える。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の症例検索システムにより、条件により収集できなかったデータから、逐次的に条件を追加することで、研究に必要なデータを効率的に収集でき、医学研究を支援することが可能となる。
【0032】
さらに、本発明の症例検索システムの提供により、医師が対話的に条件設定を行い、条件設定回数を減らして効率的にデータを収集し従来の煩雑な操作を緩和できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】症例データ収集部の処理フローを示す図である。
【図3】逐次的条件設定による非該当データ算出フローを示す図である。
【図4】逐次的条件設定による非該当データ算出後の該当データ算出フローを示す図である。
【図5】検索項目、該当数、非該当数、条件項目、非該当データ等を表示する画面レイアウト図である。
【図6】図2とは異なる論理による症例データ収集部の処理フローを示す図である。
【図7】統計量算出部の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
10…入出力部、11…制御処理部、12…記憶部、100…対話的条件設定部、110…症例データ収集部、111…類似データ検索部、112…統計量算出部、50…条件表示エリア、51…検索結果表示エリア、52…条件選択エリア、53…非該当データ表示エリア。
Claims (6)
- 入出力部、制御部及び記憶部を備える症例検索システムから構成され、
前記入出力部は、対話的にユーザが所定の条件を設定する条件設定部と、抽出結果出力部とを含み、
前記制御部は、前記記憶部が備える項目テーブルを検索し、該項目テーブルから前記所定の条件に従い、条件項目を抽出する症例データ収集部を備え、
前記所定の条件を基に、前記症例データ収集部は前記記憶部からの前記条件項目に該当したデータ及び非該当のデータの抽出を行い、前記該当したデータ数、前記非該当のデータ数、次の条件項目及び前記非該当のデータの内容を前記抽出結果出力部に出力し、前記非該当のデータの内容を基に前記ユーザが新たな条件項目を選択しうることを特徴とする症例検索システム。 - ユーザが対話的に検索条件を設定する条件設定部、全症例データを含む症例データベースから前記条件設定部で設定された条件に該当するデータを抽出し収集する症例データ収集部、及び前記症例データベースを含む記憶部を備えた症例検索システムにおいて、
少なくとも1つの条件に対して、該条件に該当する集合の補集合を算出し、該補集合の各々に対し共通集合を算出する第1ステップと、
前記少なくとも1つの条件に対し、新たな条件を追加する場合、該新たな条件を含めた前記少なくとも1つの条件に対し、前記第1ステップを繰り返す第2ステップと、
前記新たな条件を追加しない場合、各々の前記補集合の共通集合に対する補集合を算出する第3ステップとを含むことを特徴とする該当データ収集方法。 - 請求項2記載の該当データ収集方法において、前記少なくとも1つの条件は前記条件設定部により設定され、前記システムは、類似データ検索部を備え、前記第1ステップにおいて、前記類似データ検索部は前記検索条件に従い前記症例データベースを検索し、前記算出した集合に対して前記条件で用いる検索項目と類似項目のデータを前記記憶部内の前記症例データから抽出することを特徴とする該当データ収集方法。
- ユーザが対話的に検索条件を設定する条件設定部及び全症例データから前記条件設定部で設定された条件に該当するデータを収集する症例データ収集部を備えた症例検索システムにおいて、
1からn個の条件に対して、1からn−1番目の条件に一つでも該当する集合の補集合と、n番目の条件に該当する集合との共通集合を算出する第1ステップと、
1からn−1番目の条件に一つでも該当する集合と前記共通集合との和集合を算出する第2ステップと、
前記1からn個の条件に対して、新たな条件を追加する場合、該新たな条件を含めた前記1からn個の条件に対して、前記第1ステップ及び第2ステップを繰り返す第3ステップと、
前記新たな条件を追加しない場合、処理を終了する第4ステップを含むことを特徴とする該当データ収集方法。 - 対話形式にて検索する条件を設定すると、該検索する条件に該当するデータを症例データを格納した記憶部から検索して表示する症例検索表示装置において、
前記設定される前記検索条件に従い、条件項目を表示する条件表示部と、
前記条件項目に従い、前記症例データから該当するデータ数並びに該当しないデータ数を表示する検索結果表示部と、
次に検索する条件項目を表示する条件項目表示部と、
前記次に検索する条件項目に従い、前記症例データを検索し、抽出した該当データ或いは該当しないデータの何れかを表示する抽出データ表示部とを備えることを特徴とする症例検索表示装置。 - 対話形式にて検索する条件を設定する手順と、該条件に従い症例データベースを検索し該当データ数、非該当データ数、前記条件項目及び該当データと非該当データを出力する手順と、前記非該当データの内容に従い前記条件項目の内1つを追加選択し、新たに別の非該当データを出力する手順とを、コンピュータに実行させるための症例検索プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2002208070A JP2004054389A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 症例検索システム、症例検索システムにおける該当データ収集方法、症例検索表示装置、及び症例検索システムにて実行される症例検索プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004054389A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012159883A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-23 | Fujitsu Ltd | 情報照合装置、情報照合方法および情報照合プログラム |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208070A patent/JP2004054389A/ja active Pending
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