JP2004053483A - 電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器 - Google Patents

電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば、テレビジョン受像機や冷蔵庫等の電気機器を一定期間使用した際にユーザーに電源プラグの掃除が必要なことを知らせ、トラッキング劣化による発熱・発火事故を防止するようにした発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器を提案するものである。
【解決手段】電源プラグ1を介して電源が供給される電気機器において、一定期間使用されたどうかを判断するための情報を取得する判断情報取得手段6と、この判断情報取得手段6よりの情報および一定期間使用されたかどうかの判断基準となる基準値を記憶する記憶手段7と、この記憶手段7に記憶されたこの判断情報取得手段6よりの情報とこの基準値とを比較し一定期間使用されたかどうかを判断する判断手段6と、この判断手段6により一定期間使用されたと判断したときに、使用者に電源プラグ1の掃除が必要であることを報知する報知手段11と、この報知手段11の報知を停止するとともにこの判断情報取得手段が取得する情報をリセットするリセット手段12とを備えるようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、テレビジョン受像機や冷蔵庫等の電気機器を一定期間使用したことを使用者に知らせることにより、電源プラグのトラッキング劣化による発熱・発火事故を防止するようにした電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、テレビジョン受像機や冷蔵庫等の電気機器の電源プラグを長期間コンセントに繋ぎっぱなしにしていると、電源プラグに埃等が溜まり、溜まった埃等が湿気などによって電源プラグの電極間に微電流が流れ炭化するトラッキング劣化が生じ、電極間に導電路が形成され、発熱・発火事故を引き起こす(トラッキング現象)事例が報告されている。
【0003】
電気機器メーカーは、定期的に電気機器の電源プラグの掃除が必要なことを取扱説明書などの添付書類で説明し注意を喚起しているが、実際の電源プラグの掃除の管理はユーザー任せであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザーが取扱説明書を必ず読むとも限らず、また、電源プラグの掃除が必要なことを認識していたとしても不注意により忘れてしまう可能性があった。
【0005】
斯かる点に鑑み、本発明は、電気機器を一定期間使用した際にユーザーに電源プラグの掃除が必要なことを知らせ、発熱・発火事故を防止するようにした発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明電源プラグの発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器は、電源プラグを介して電源が供給される電気機器において、一定期間使用されたどうかを判断するための情報を取得する判断情報取得手段と、この判断情報取得手段よりの情報および一定期間使用されたかどうかの判断基準となる基準値を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたこの判断情報取得手段よりの情報とこの基準値とを比較し一定期間使用されたかどうかを判断する判断手段と、この判断手段により一定期間使用されたと判断したときに、使用者に電源プラグの掃除が必要であることを報知する報知手段と、この報知手段の報知を停止するとともにこの判断情報取得手段が取得する情報をリセットするリセット手段とを備えるようにしたものである。
【0007】
斯かる本発明によれば、電気機器を一定期間使用すると、使用者に電源プラグの掃除が必要であることを知らせるようにしたので、使用者は現在電源プラグの掃除が必要な時期であることを認識することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図3を参照して、本発明電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器の実施の形態の例について説明する。
【0009】
図1例は、本発明をテレビジョン受像機に適用した例の構成図である。太線は各デバイスへの電源の供給を示す電源ライン、点線は各種の制御を行うMPU(Micro Procces Unit)6を中心としバスを通じて行われる制御信号の送受信を表す制御ライン、そして細線はMPU6と入出力機器との間で入出力信号をやり取りするポートである。また、遠隔操作用のリモート・コントローラ(以下、リモコンという)8を備えている。
【0010】
図中、1は図示しないコンセントに接続された電源プラグを示し、例えばAC100V等の商用電源と接続するようにしており、テレビジョン受像機筐体の所定位置に備えられたメインスイッチ4を介して、所定電力を発生するようになされたスタンバイ電源発生回路5へと電源ラインを接続する。そして、スタンバイ電源発生回路5から、MPU6、記憶手段としての不揮発性メモリの例えばフラッシュROM7およびリモコン8より発信される赤外線信号を受光する赤外線受光部9にそれぞれ接続する。
【0011】
さらに、ACプラグ1からの電源ラインは、MPU6によって制御される内部スイッチ2を介して、所定電力を発生するようになされたメイン電源発生回路3にも接続されるようにし、このメイン電源発生回路3より機器依存部分10に電源ラインを接続し電源が供給されるようになされている。機器依存部分10内の回路は、本例ではテレビジョン受像機に適用した回路となっているが、電気機器の種類や製品等によって異なり個々の電気機器毎の目的に応じた回路構成となっている。
【0012】
また、MPU6との入出力ポートとして、この例ではテレビ受像機に設けられる表示灯としての例えばLED(Light Emitting Diode)11および掃除が完了したときに使用する完了ボタン12を接続する。
【0013】
MPU6での制御内容としては、テレビジョン受像機等の当該電気機器が一定期間使用されたかを判断するための情報を取得してフラッシュROM7に記憶させたり、取得した情報と予め設定してフラッシュROM7に記憶させておいた基準値とを比較し、当該電気機器が一定期間使用されたかどうかを判断するなどの処理を行う。また、一定期間使用されたと判断したときには、LED等の報知手段に対しACプラグ1の掃除が必要であることを知らせるよう指示したりする。さらには、完了ボタン12が押下されるなど掃除されたことを確認してLED11をオフしたり、上述の使用日数等、取得した判断情報をリセットするなどする。
【0014】
リモコン8を備えたテレビジョン受像機は、通常リモコン8からの指令による電源の制御が行われ、メインスイッチ4がオンであればスタンバイ電源発生回路5が常に通電した状態にある。メインスイッチ4がオンするとスタンバイ電源発生回路5が通電状態となって、このスタンバイ電源発生回路5から、MPU6、フラッシュROM7、赤外線受光部9にそれぞれ電源が供給されると共に、MPU6により内部スイッチ2がオンして、メイン電源発生回路3が通電し、機器依存部分10に電源が供給されテレビジョン受像機が使用できる状態になる。
【0015】
このとき、リモコン8から電源オフ命令が送信されると、赤外線受光部9がオフ信号を受信し、MPU6へと送信する。MPU6はオフ信号がきたことを認識し、内部スイッチ2をオフし、テレビジョン受像機はメイン電源発生回路3がオフしてスタンバイ電源発生回路5がオンしているスタンバイ状態になる。
【0016】
上述スタンバイ状態のとき、リモコン8から電源オン命令が送られると、MPU6は内部スイッチ2をオンし、メイン電源発生回路3を介して機器依存部分10に電源が供給され、テレビジョン受像機が使用できる状態になる。
【0017】
また、内部スイッチ2がオン状態で、テレビジョン受像機が使用できる状態のときに、メインスイッチ4がオフされると、内部スイッチ2もまたオフされる。
【0018】
図2は電気機器の電源オン/オフ回数を用いた電源プラグの発熱・発火事故防止報知の流れを示すものである。上述の如く行われる電源オン/オフ制御において、スタンバイ電源発生回路5がオンのときにリモコン8の指令により内部スイッチ2がオンすると(ステップS1)、MPU6はフラッシュROM7に記憶されている電源のON回数をカウントアップ、即ちカウント値を1増やしてそのカウント値を記憶する(ステップS2)。その際、フラッシュROM7の電源のオン回数を記憶しているカウンタが予め指定した値以上であるかどうかを判断する(ステップS3)。
【0019】
カウンタが予め指定しておいた値以上ならば、電源プラグの発熱・発火事故防止の報知を行う報知手段としてのLED11を点灯あるいは点滅などさせてACプラグ1の掃除時期であることを使用者に知らせる(ステップS4)。カウンタが指定した値以下ならばLED11はオフのままとする(ステップS5)。報知手段としてLED11の替わりに、例えばこのテレビジョン受像機に適用した例では、液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)の表示面に「ACプラグを掃除して下さい」等のメッセージを表示する如くしてもよい。このメッセージは、テレビジョン放送等映像を楽しんでいるようなときには、画面上方に表示するなど使用者に配慮するのが好ましい。
【0020】
上述の指定した値は、例えば、電気機器の種類によりオン/オフされる使用頻度は変わると考えられるので、電気機器メーカーが、予め検討した標準頻度から、ACプラグ1をコンセントから抜いて掃除してほしい期間、危険度のマージン等を加味し、何回オンしたらACプラグの掃除時期にするかを変更することができる。さらには同じ電気機器を使用しても使用する人や環境によっても使用頻度が変わると考えられるので、これについても考慮するようにすればより正確な掃除時期の設定が期待できる。
【0021】
その他、電気機器の初期化に必要な動作が終了したら電源オン時の初期化処理終了となる(ステップS6)。
【0022】
上述の場合、テレビジョン受像機を使用して電源をオンするだけで、使用者がACプラグの掃除時期を忘れていても、機器内部のカウンタが動作して一定期間が経過したら使用者にACプラグを掃除するよう要求するので、これにより使用者がACプラグ掃除すればトラッキング劣化による電源プラグの発熱・発火事故を防止することができる。
また、取扱説明書を読まない使用者に対しても、定期的な電源プラグの掃除が必要なことを認識させることができる。
さらに、電気機器の種類や使用環境等を考慮したカウント値を指定することにより、使用者により正確な電源プラグの掃除時期を知らせることができる。
【0023】
図3は、例えば電気機器筐体(図示せず)に設けた完了ボタン12によるLED11の表示停止および電源オン回数を示すカウンタのリセットを示すフローチャートである。
MPU6よりACプラグ1の掃除要求がなされLED11がオン状態となっている場合(ステップS11)、使用者が掃除完了時に完了ボタン12を押すと(ステップS12)、LED11が消灯すると共にフラッシュROM7上の電源オン回数を示すカウンタがリセットされる(ステップS13)。このとき完了ボタン12が押されるまでLED11は表示されたままとなり使用者にACプラグ1の掃除を要求し続ける。尚、上述のステップ11において、LED11がオンしていない場合は、そのまま何もしない(ステップS14)。
【0024】
誤操作によるカウンタのリセットを防ぐため、LED11がオンしていないときに完了ボタン11を押してもカウンタはリセットされない。
【0025】
あるいは、例えば表示装置の表示面にタッチパネルを積層し、この表示面上に掃除をするようメッセージを表示すると同時に、表示面の片隅に完了ボタンを表示してタッチパネルを介してこの完了ボタンを押してリセットする如くしてもよい。このようにした場合、掃除要求が出ていないのに完了ボタンを押してしまうといった誤操作が削減できる。
【0026】
また、図1に示されるメインスイッチ4のような電源スイッチはないが、使用者が当該電気機器に対し、何等かのトリガを与えられる機器においては、そのトリガを基に使用日数を概算することができる。
【0027】
メインスイッチがない電気機器の場合、例えば冷蔵庫のようにドアの開け閉め回数をトリガとしてその回数をカウントすることにより概略の使用日数を算出することができる。このような概略の使用日数を算出できる情報が得られたら、図1例の電源のオン回数を用いた場合と同様に、そのカウント値と予め指定した値とを比較し、カウント値が指定した値以上であれば、LEDを点灯または点滅等させて使用者にACプラグを掃除するよう要求する。また同様に、指定する値は電気機器の種類等諸条件を考慮して変更するようにする。
【0028】
もちろん、この扉の開閉を利用する方法は、図1例のようにメインスイッチを備える電気機器に対しても適用可能である。この扉の開閉回数を利用する方法としては、その他洗濯機、電子レンジや電気炊飯器など種々のものに適用することができる。またこのような場合には、表示灯の替わりに扉を開けたときにブザー音のようなものを鳴らしたり、あるいは音声により掃除日の案内をするようにしてもよい。
【0029】
上述のように、メインスイッチを持たず電源プラグをコンセントに差しっ放しにしておくような電気機器においても、扉の開閉をトリガとして利用しカウントすることにより、使用者に電源プラグの掃除の時期を知らせることができる。その他、図1例と同様の効果が得られることは容易に理解できよう。
【0030】
また、近年マイコン(マイクロコンピュータ)またはワンチップ・マイコン等を搭載する電気機器には時計機能を備えるものが多く、この時計機能を持った電気機器の場合、以下に述べる方法によって、より正確にACプラグが接続されている日数を知ることができる。この時計機能を利用するにあたっては、電気機器の電源制御部分、即ち図1でいえば機器依存部分10を除いた部分の回路構成は問わない。
【0031】
例えば、24時制の時計の場合、23:59から日付が変わり翌日0:00になったときにカウントアップし、12時間の繰り返しを行う時計の場合、11:59から12:00を2回繰り返したときにカウントアップするようにすることにより、そのカウント値から当該電気機器がオンされている、即ちACプラグ1がコンセントに接続されている正確な日数を知ることができる。そして、上述と同様、予め指定しておいた値と比較し、上述カウント値が指定した値以上のときはLED11をオンし、指定した値に達しなければLED11はオフのままとする。
【0032】
但し、時計機能を用いた場合の例外処理として、以下に述べるような項目が挙げられる。
第1に、使用者が時計合わせモードのときに23:59から00:00に手動でカウントアップの状態とした場合にはカウントアップしない。
第2に、停電などにより時計がリセットされた場合はカウントアップできない。
第3に、当該電気機器がAC接続されていない(蓄電池等と併用している)場合はカウントアップしない等。
第2項目の停電の場合などのように、カウントアップがされないと当初予定されるはずの掃除日と若干の誤差が生じるが、ACプラグ1にたまった埃等を掃除するよう指示するという目的からすれば、多少の日数の誤差は全く問題ない。
【0033】
上述の場合、電気機器が持つ時計機能を利用して、使用者に、より正確に電源プラグの掃除が必要な時期を知らせることができる。
【0034】
次に、図4を参照して、本発明電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器の実施の形態の他の例について説明する。本例は、上述した電源オン/オフ回数や時計機能を利用する変わりに、ディジタル放送電波に付加される日付情報を用いて、ACプラグの掃除をするよう要求するかどうか判断するものである。
【0035】
この図4は、BSディジタル放送やCSディジタル放送等のディジタル放送電波に付加される日付情報を用いた電源プラグの発熱・発火事故防止報知の流れを示すものである。BSディジタル機器やCSディジタル機器などにおいては、放送電波に日付情報が付加されている場合、該日付情報を利用してメーカーの推奨した掃除時期を使用者に正確に知らせることができる。
【0036】
例えばBSディジタル放送電波には、映像情報以外にも様々な付加情報がのっているが、その中のTOT(Time Offset Table) に日付情報が含まれている。まず、その日付情報を取得する。具体的には、BSディジタルチューナ搭載の電気機器(図示せず)にアンテナを接続し、電源を入れてBSディジタル放送電波が受信されているか確認する(ステップS21)。
【0037】
BSディジタル放送電波を受信できたら、次に、この時点でのフラッシュROM7に記憶されているACプラグを掃除してほしい掃除日付がゼロであるかどうかを確認する(ステップS22)。電気機器には、フラッシュROM7に記憶するACプラグ1を次に掃除する日付を管理できるように、該当電気機器の生産工場からの出荷時に掃除日付ゼロを入力しておく。それにより、使用者が初めて電気機器の電源を入れたとき、その日を元にACプラグ1を掃除してほしい日付、例えば1年後の日付を自動的にフラッシュROM7に書き込む(ステップS23)ように設定しておく。
勿論この掃除してほしい時期の設定は、1年後に限られるものではない。
【0038】
上述のステップS22にて、フラッシュROM7に記憶された掃除日付がゼロでなかった場合には何もせずに、次のステップS24へと進む。
【0039】
そして、使用者が当該電気機器を使い続け、現在の日付が、上述の当時1年後として指定した日付を過ぎているかどうかを確認する(ステップS24)。過ぎている場合には、ACプラグ1を掃除するよう、BSディジタルチューナ搭載電気機器が備えるまたはこれと接続された液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)の画面上に、「ACプラグを掃除して下さい」等のメッセージを表示する(ステップS25)。
【0040】
現在の日付が、指定された日付を過ぎていない場合には、表示装置には何も表示せず(ステップS26)、そのまま電気機器を使用するとともに監視を続ける。尚、現在の日付と設定された日付の比較処理は毎日行われることが好ましいが、ACプラグにたまった埃等の掃除を指示するということからすれば、この比較処理は数日おきに行われるように設定してもよい。
【0041】
ディジタル放送電波を受信せずとも機器内部に日付表示機能を備える電気機器についても、上述と同様の方法でACプラグの掃除時期を使用者に知らせることができる。
【0042】
このように、ディジタル放送電波に含まれる日付情報を利用した場合、使用者に電源プラグの掃除時期を正確に知らせることができる。その他、図1例と同様の効果が得られることは容易に理解できよう。
【0043】
次に、図5、図6を参照して、本発明電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器の実施の形態の他の例について説明する。
【0044】
図5は、メインスイッチを持たない、例えば冷蔵庫等の電気機器の例を示す構成図である。この図5において、図1に対応する部分については同一符号を付して示す。太線は各デバイスへの電源の供給を示す電源ライン、点線は各種の制御を行うMPU(Micro Procces Unit)26を中心としバスを通じて行われる制御信号の送受信を表す制御ライン、そして細線はMPU26と入出力機器との間で入出力信号をやり取りするポートである。
【0045】
図中、ACプラグ1は図示しないコンセントに挿されて、AC100V等の商用電源と接続され、ACプラグ1からの電源ラインがメイン電源発生回路23を介して機器依存部分30と接続し電源が供給される。機器依存部分30の回路は、電気機器の種類により異なり個々の電気機器毎の目的に応じた構成となっている。また、メイン電源発生回路23とMPU26とを接続するとともに記憶手段としての不揮発性メモリの例えばフラッシュROM27に接続される。また、MPU26との入出力ポートとして例えばLED11が接続されている。このような構成においては、ACプラグ1をコンセントに差し込むと、機器依存部分30に対しダイレクトに電源が供給されるとともに、MPU26およびフラッシュROM27にもまた電源が供給される。
【0046】
図5に示すような、メインスイッチのない電気機器、即ちACプラグをコンセントに接続すると機器依存部分30にダイレクトに電源が供給されるような場合、電源が切れるのはACプラグを抜き差しした場合だけである。したがって、「コンセント抜き差し」をもって図3例の「完了ボタン押下」処理を代用する。
【0047】
図5に、完了ボタンがない電気機器のLED11の表示停止、およびカウンタをリセットするフローチャートを示す。
電気機器を長期間使用し続けている状態において、まず、フラッシュROM27のカウンタが指定した値以上かどうかを判断する(ステップS31)。指定した値を超えると電源プラグの掃除が必要であることを示すLED11が点灯する(ステップS32)。使用者はLED11が点灯しているのを認識し、コンセントよりACプラグ1を抜いて掃除をした後、再びACプラグ1をコンセントに挿す(ステップ33)
【0048】
そして、電気機器に電源が供給されたならば、フラッシュROM27のカウンタを確認し、当然カウント値が設定値を超えているので、以前に掃除のお知らせ状態からACプラグ1が抜かれたものとMPU26が判断して、LED11の表示停止およびカウンタリセットする(ステップS34)。
上述ステップS31において、カウンタが指定した値以上でない場合は、何も行われない。
【0049】
このように、メインスイッチがなく、ACプラグ1を抜き差ししたときだけ電源が切れるような電気機器においても、ACプラグ1を抜き差しすることにより、図1や図3で述べた完了ボタンを代用して、表示灯の表示停止およびカウンタをリセットすることができる。
【0050】
尚、本発明は上述した実施の形態の例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】
斯かる本発明によれば、電気機器を一定期間使用すると、使用者に電源プラグの掃除が必要であることを知らせるようにしたので、使用者は現在電源プラグの掃除が必要な時期であることを認識することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器の実施の形態の例を示す構成図である。
【図2】本発明の説明に供する線図である。
【図3】本発明の説明に供する線図である。
【図4】本発明の説明に供する線図である。
【図5】本発明電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器の実施の形態の他の例を示す構成図である。
【図6】本発明の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1・・・・ACプラグ、2・・・・内部スイッチ、6・・・・MPU、7・・・・フラッシュROM、11・・・・LED、12・・・・完了ボタン

Claims (9)

  1. 電源プラグを介して電源が供給される電気機器において、
    一定期間使用されたどうかを判断するための情報を取得する判断情報取得手段と、
    該判断情報取得手段よりの情報および一定期間使用されたかどうかの判断基準となる基準値を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された前記判断情報取得手段よりの情報と前記基準値とを比較し一定期間使用されたかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により一定期間使用されたと判断したときに、使用者に電源プラグの掃除が必要であることを報知する報知手段と、
    前記報知手段の報知を停止するとともに前記判断情報取得手段が取得する情報をリセットするリセット手段と
    を備えることを特徴とする電源プラグの発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器。
  2. 請求項1に記載の発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記報知手段は、表示灯またはディスプレイ装置へのメッセージ表示または警報装置または音声発生装置のうち少なくとも一つを用いて報知するようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器。
  3. 請求項1に記載の発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記判断情報取得手段は、一定期間使用されたことを判断する情報としてその回数をカウントすることによって使用期間が推定されるトリガを利用してそのトリガ数をカウントし、
    前記判断手段にて、前記トリガ数のカウント値と、電気機器に応じて設定する一定期間使用された場合に想定されるトリガ数の基準値とを比較し、前記トリガ数のカウント値が前記基準値以上である場合には、一定期間使用されたと判断するようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器。
  4. 請求項1に記載の発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記判断情報取得手段は、一定期間使用されたことを判断する情報としてデジタル放送波を受信したときに含まれる日付情報を利用し、
    前記判断手段にて、前記日付情報と予め設定した基準とする日付とを比較し、一定期間使用されたかどうかを判断するようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器。
  5. 請求項3に記載の発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記トリガとして、電気機器の電源の入/切を利用するようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器。
  6. 請求項3に記載の発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記トリガとして、電気機器に設置された扉の開閉を利用するようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・発火事故防止報知機能付き電気機器。
  7. 請求項3に記載の発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記トリガとして、電気機器が備える時計機能を利用し、該時計機能が所定時刻を示したときに前記トリガ数をカウントアップするようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器。
  8. 請求項1に記載の発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記リセット手段として完了ボタンを設け、該完了ボタンが押されたことにより、前記電源プラグの掃除が完了したことを認識しリセットするようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器。
  9. 請求項1に記載の発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器において、
    前記電源プラグの抜き差しをもって、前記電源プラグの掃除が完了したことを認識しリセットするようにしたことを特徴とする電源プラグの発熱・ 発火事故防止報知機能付き電気機器。
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