JP2004053429A - 流量測定装置 - Google Patents

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Kiyotomo Ide
井手 聖智
Izumi Watanabe
渡辺  泉
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】燃料電池システムなどで用いられる純水素あるいは改質器から発生する気体は水素以外に不純物や未反応の燃料などが混ざった状態であり、これらの気体が気体の流量を測定する流量計測装置から外部に漏れないような密封手段とする。
【解決手段】可燃性の気体の流量を測定する流量測定装置において、流量測定装置を構成する部品間の隙間に、少なくとも2つ以上の密封手段を設けたことによって気体が外部に漏れない構成の流量測定装置を提供する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可燃性の気体の流量を測定する流量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の流量測定装置としては例えば自動車のエンジン制御用としてエアクリーナーからエンジン内へ流れ込む空気の質量流量を測定するために使用される熱式流量測定装置が知られている。
【0003】
この熱式流量測定装置は発熱抵抗体(H/W:ホットワイヤ)と感温抵抗体
(C/W:コールドワイヤ)をセンシングエレメントとし、発熱抵抗体と感温抵抗体との温度差が常に一定となるようにブリッジ回路を用いて制御している。
【0004】
この時の発熱抵抗体に直列に接続された基準抵抗の電圧を流量信号としている。また、この熱式流量測定装置はメイン通路を持つボディとセンサモジュールとの間にO−リングが設けられている。このO−リングはセンサモジュールとボディとの間の気密性を高め、空気漏れを防ぐためのシール部材として使用されている。
【0005】
このO−リングを用いたシール構造は多分野において広く用いられており、その使用用途により様々なシール方法や材質がある。なお、これらのシール方法については例えば特開平5−157176号や特開平5−44852号などに開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術は空気を測定する流量測定装置であり、シール部から多少空気が漏れても問題を生じる可能性は低かった。
【0007】
しかし燃料電池においては取り扱う気体が水素であり、水素の物性上外部に漏れると、場合によっては爆発の可能性があるなど、安全性を考慮すると密封技術は重要である。
【0008】
燃料電池の水素供給法は、圧縮水素等の純水素を供給する直接水素供給式とメタノールやガソリンなどを改質して水素を取り出して用いる改質型の2つに大別することができる。純水素供給式の場合は、水素の気密性向上が課題であり、一方、改質方式の場合、例えばガソリン改質方式では水素とともにホルムアルデヒドや蟻酸,硫黄化合物などが生成され、さらに未反応の燃料等が混ざり合った混合気体となるため、これらのガスに対する気密性向上が必要となる。
【0009】
本発明は確実性があって、かつ信頼性の高い流量測定装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
気体の流量を測定するための流量測定装置において、流量測定装置を構成する部品の隙間に少なくとも2つ以上の密封手段を設けた流量測定装置とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例を示す燃料電池システムの模式図であり、図2は本発明の一実施例を示す流量測定装置の断面図である。図3,図4はそれぞれ図2のシール部付近を拡大した断面図である。
【0012】
図1において、改質型の燃料電池では改質器23によってガソリンやメタノールから生成された水素およびホルムアルデヒド等の不純物と未反応の燃料の混合気体がボディ1内の主水素通路2を流れ、燃料電池スタック22内に供給される。
【0013】
改質器23から主水素通路2に吸入空気が流れると主空気通路内とその外部には吸入空気圧力差が生じるので、改質器23からつながっている配管21とボディ1の間には気体漏れ防止のためのシール構造を備えている。このシール構造にはSweglok(スエジロック)24a,24bが使用され、金属を変形させてシールすることで気密漏れを防止している。またフランジ形状とし、O−リングやパッキンなどでシールを行う方法もある。
【0014】
図2に本発明の一実施例である流量測定装置の断面図を示す。
【0015】
主水素通路2内部には水素の流量検出のための発熱抵抗体4及び吸気温度検出のための感温抵抗体6が設置され、発熱抵抗体4及び感温抵抗体6は支持ピン5に接続され、更にリード線7を介して回路基板8に電気的に接続される。回路基板8は発熱抵抗体4及び感温抵抗体6の電気信号を使い、水素流量に関係した信号を出力するように構成されている。また回路基板8,発熱抵抗体4,感温抵抗体6,支持ピン5及びリード線7は回路基板8を保護するハウジング9と共に接着及び溶着等で一体化され、モジュール10を構成する。密封手段としてO−リングを設けている。第一O−リング11は支持体16とプロテクター15との間に挿入しボディ1との間で径シールを施され、第二O−リング12は、ボディ1に設けられた溝14に挿入しベース3との間で面シールを施されている。
【0016】
直接水素供給式あるいは改質方式の燃料電池システムにおいて、直接水素供給方式では高圧の加圧条件下であり、改質方式では不純物などが混ざった水素の混合気体となる。
【0017】
そこで本発明の熱式流量測定装置では支持体16とプロテクター15との間に挿入しボディ1との間で径シールを施す第一O−リング11のほかに、ボディ1とベース3との間に第二O−リング12を設けた2重のシール構造とし、第一O−リング11で未反応のガソリン系燃料と反応不純生成物をシールし、第二O−リング12で水素をシールする構造とした。
【0018】
この際第一O−リング11と第二O−リング12ではシールする対象の気体が異なるため、それぞれの気体に耐性のある材質のO−リングを選定する必要がある。
【0019】
表1にシール材の特徴を示す。
【0020】
【表1】
Figure 2004053429
【0021】
第一O−リング11の材質は、未反応燃料や生成不純物を含む混合気体に耐性のあるフッ素ゴムがもっとも有効であり、次にHNBR(水素化ニトリルゴム),NBR(ニトリルゴム)といった材質のゴムが有効である。
【0022】
第二O−リング12については水素をシールするため、水素に耐性のある材質のO−リングを選定する。表1に示しているようにシリコーン以外の材質は水素に耐性がある。その中でもフッ素ゴムやEPDM(エチレンプロピレンゴム)が最も水素透過性が低い。しかしフッ素ゴムは基本的に高価なため、EPDMを採用することが価格的に有利である。
【0023】
表2は組み合わせ例を記載したものである。
【0024】
【表2】
Figure 2004053429
【0025】
前述したように第一O−リング11にはフッ素,HNBR,NBRのいずれかのO−リングを使用し、第二O−リング12にはEPDMもしくはフッ素のO−リングを使用している。これによると数種類のシール法の組み合わせが考えられ、使用環境や改質器23の精度などにより最適な組み合わせを選ぶことができる。
【0026】
通常のガソリン改質方式の燃料電池システムに用いる場合、前述したシール材の特徴から第一O−リング11をフッ素ゴム,第二O−リング12をEPDMとした組み合わせが最も有効なシール法である。
【0027】
また、フッ素系のゴムは耐寒性に強い高価な材料もあるが、通常耐寒性が低い。このため耐寒性が必要とされる環境下での使用、あるいは改質器の改質精度が高く不純生成物や未反応燃料の割合が少ない状態ではNBRやHNBRを第一シール材とする方法も有効である。
【0028】
また純水素方式などでは第一,第二O−リングとも単一材料を用いてもよい。
【0029】
なお、メタノール改質器の場合でも基本的には上記組み合わせでの気密性確保が可能である。ただしNBR,HNBR共に不純生成物(ホルムアルデヒド)に対する耐性があまり高くないのでフッ素ゴムとの組み合わせが望ましい。
【0030】
第一O−リング11は作業上ボディ1との取り付け時にボディ1との摩擦により損傷する可能性もある。そこで径シールと面シールの組み合わせとすれば全体の気密性が向上し、さらに第二O−リング12を第一O−リング11に比べて大きくすることができ、シール面の有効面積を増やすことで更に気密性を向上させることができる。
【0031】
また同じ径を用いると材質の違うO−リングを誤って組立てる可能性もある。さらにO−リングに製造過程で不良が生じた場合、同じ材質,同じ径のものを使用していると気密性を損なう可能性がある。異なるリング径のO−リングを使用することでこれらの不具合のポテンシャルを下げることが可能である。また太さの異なるO−リングとしても良い。
【0032】
なお上述した例においては改質器を用いた燃料電池システムのシール法としたが、他の改質ガス流量測定時のシール法にも応用でき、用途に合わせ3重シールなどを行うことで更なる気密性を向上させることができる。またシール材としてO−リングを選定したが、角リングやパッキン等を用いることもできる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によると可燃性の気体の流量を測定する流量測定装置において、流量測定装置を構成する部品の隙間から気体の漏れを防止し、安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す燃料電池システムの模式図である。
【図2】本発明の一実施例を示す流量測定装置の断面図である。
【図3】第一O−リング付近の断面図である。
【図4】第二O−リング付近の断面図である。
【符号の説明】
1…ボディ、2…主水素通路、3…ベース、4…発熱抵抗体、5…支持ピン、6…感温抵抗体、7…リード線、8…回路基板、9…ハウジング、10…モジュール、11…第一O−リング、12…第二O−リング、15…プロテクター、
16…支持体、21…配管、22…燃料電池スタック、23…改質器、24a,24b…Sweglok。

Claims (6)

  1. 可燃性の気体の流量を測定する流量測定装置において、
    前記流量測定装置を構成する部品間の隙間に、少なくとも2つ以上の密封手段を設けたことを特徴とする流量測定装置。
  2. 密封手段はリング状のシール部材であって、少なくとも一つの密封手段は径シールとし、他の密封手段は面シールとしたことを特徴とする請求項1記載の流量測定装置。
  3. 密封手段はリング状のシール部材であって、リング径の異なる少なくとも2つ以上の密封手段を設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれかひとつに記載の流量測定装置。
  4. 燃料電池システムにおける水素又は水素を含む混合気体の流量を測定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の流量測定装置。
  5. 燃料電池システムの配管内を流れる気体に触れる密封手段には未反応燃料や生成不純物に耐性のある材料を、その他の密封手段には水素に耐性のある材料を用いたことを特徴とする請求項4記載の流量測定装置。
  6. 未反応燃料や生成不純物に耐性のある材料としてフッ素ゴム,水素化ニトリルゴムあるいはニトリルゴムのいずれか、水素に耐性のある材料としてフッ素ゴムまたはエチレンプロピレンゴムを用いたことを特徴とする請求項5記載の流量測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317295A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Hitachi Ltd 熱式流量計
JP2007182798A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Sanoh Industrial Co Ltd 燃料噴射ノズルの取付構造
JP2010067602A (ja) * 2008-08-11 2010-03-25 Dainippon Printing Co Ltd 補強シート付き電解質膜−触媒層積層体及びそれを具備する固体高分子形燃料電池

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