JP2004052535A - 油状道路表面にトラフィックマーキングを塗布する方法及びそのために配合されたトラフィックペイント - Google Patents

油状道路表面にトラフィックマーキングを塗布する方法及びそのために配合されたトラフィックペイント Download PDF

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Abstract

【課題】−25℃から25℃のTgを有する低分子量ポリマーを含有する水性トラフィックペイントの層を道路表面に塗布することを含む道路表面へのトラフィックマーカーの接着を改善する
【解決手段】ポリマー固形分の総重量を基準にして10重量%から99.9重量%の少なくとも一つの疎水性モノマーを含有するモノマー混合物から重合され、少なくとも3.5のハンシュπ値を有する少なくとも一つの疎水性モノマーからなるポリマーからなるトラフィックペイントは、容易に油状道路表面に接着する。
【選択図】なし

Description

【0001】
本発明は、道路及びハイウェーに関連した種々の基体に容易に接着するトラフィックマーキングを生産する方法に関する。より詳細には、本発明の方法は、油状表面を有する路床(roadbeds)に容易に接着するトラフィックペイントとして有用である。
【0002】
交通車線を画定するのに使用される白色及び黄色マーキングは、ほとんど全ての道路についての一般的光景である。これらのマーキングは、変化する気候条件下で安全な運転条件を確保するための必要な案内を提供する。トラフィックマーキングとの関連において、用語「道路」は、単に通り及びハイウェーよりもより広範囲である。「道路」は一般的用語として本明細書で使用され、連続して、頻繁に又は断続的にのいずれかで歩行者、移動車両、トラクター又は航空機に曝され又は曝され得る任意の屋内又は屋外固体表面を含む。「道路」の幾つかの例としては、ハイウェー、通り、車道、歩道、滑走路、タキシング区域、アスファルト舗装道路、駐車場及び屋内フロア(工場フロア又はショッピングモール内のフロア)が挙げられる。「道路」の表面材料は、メーソンリー、アスファルト、樹脂、コンクリート、石、スタッコ、タイル、木材、重合体材及びこれらの任意の組み合わせであり得る。また、本明細書での使用において、「道路」は、例えば、信号、バリケード、中央分離帯及び交通信号装置を含む道路に関連した任意の基体の任意の表面を包含する。
【0003】
連続した、横断又は断続的な縞のような大部分のトラフィックマーキングは、ペイントベースであり、主としてアルキド及び塩素化ゴム変性アルキドである溶剤媒体のバインダーを伝統的に含む。しかしながら、1980年代の初頭以降、水性ベース溶剤系に基づく環境的に安全な塗料が採用され始めた。これらの水性トラフィック塗料は、基本的にアクリルエマルションに基づき、伝統的な溶剤ベーストラフィックペイント系より劇的に低度な揮発性有機含量(「VOC」)放出を提供する。
【0004】
トラフィックペイントの塗布は、そのペイントが塗布される基体が全体に亘って均一又は「清浄」であることはめったにないから、本来的に困難性を有する。種々の異物が、部分的又は完全にのいずれかで道路表面を覆う。これは、特に、そのトラフィックマーキングの周期的な再塗装を要求する現存する道路表面に関しての場合である。特にペイントに対して問題となる道路は、その表面に油が存在する場合である。これらは長期間に亘る重車両の交通によりもたらされた堆積物に起因し得るか、又は路床そのものを構成している油ベースの材料に起因し得る。これらの油性材は長い間に道路表面に浸出し得る。本発明の範囲内で、「油性の」又は「油汚染された」は、油性物質で部分的に或いは完全にのいずれかで被覆され得る道路表面を説明する。
【0005】
道路表面に外部から堆積され得る油については、通常は、車両が道路表面を通過するときその車両から落下した油又はグリースから来るものである。長年の間、道路の同一領域を多くの車両が走行することにより、これらの外見上小さな液滴は結果的に深刻な油状表面膜を生成することになるであろう。更に、それらが風化するとき又は不十分に維持されるとき、多くの車両エンジンは内燃プロセスの一部として段々より多くの石油を燃焼するであろう。この油は、気化され、排出系を出ていく。空気媒介された気化油は冷却し、凝縮し道路表面に落ち、既存の任意の油状フィルムに蓄積する。
【0006】
道路表面上の油の源の一つは、古い路床の穴や割れ目を覆うのに使用される「パッチ」である。油の他の源は、路床全体を再舗装するのに使用される「シーラー」として知られる材料である。斯かる材料の例は、内部混合される又はアスファルト又はアスファルトベースエマルション製品に適用される石、岩石又は砂からなる「チップシール」として一般的に知られる。幾つかの場合においては、石チップは、路床への適用の前に灯油又は類似の溶剤で洗浄される。石チップ上への残存した溶剤は、むしろ接着可能性の減少となろう。
【0007】
同様の表面をコーティングする問題を検討する試みは、EP0960919B1号に記載されている。この特許は、屋根及びそれらが適用される構造物中に水が浸透することを防止するためのマスチック材でコートされている水平の又は垂直の建築物へのペイントの接着を助力するため低分子量、低Tg、疎水性ポリマーを利用する。この方法の問題点は、それがトップコートの適用前にタイコート又はプライマーの使用を要求することである。タイコートはトップコートのそれと同様の配合物からなり得るが、それは多価金属イオン錯体の存在を要求する。ペイントの塗布において他のプロセスを追加しなければならない要求及び配合物への金属イオンの添加は、トラフィックペイント塗布者にとって受け入れ難いことである。トラフィックペイントの塗布は、交通車線を遮断し又は交通パターンを別ルートにしなければならないことから生じる交通渋滞をしばしば引き起こすので、そのペイント製品を塗布するに費やす時間は短ければ短いほど良い。トップコートの前にタイコートを塗布しなければならないことは、全体の塗装プロセスに許容しがたい時間を加えることになる。更に、一般的に屋外ペイントへの金属イオンの添加は、時間を掛けてトラフィックペイントから有毒金属が浸出することにより引き起こされる汚染に周辺環境が暴露される可能性を増大する。
【0008】
本発明は、モノマーの10%から99.9%が疎水性であるモノマー混合物から得られる低Tgを有するポリマーからなる組成物を提供することにより油状路床にトラフィックペイントを接着せしめる上での問題を解決する。米国特許第6,228,901B1号は、多様なモノマーから製造される高いTgを有し、そのモノマーの少なくとも数種が疎水性であり、トラフィックペイント配合物に改良された耐磨耗性を付与するポリマーを開示する。しかしながら、この特許は、油状膜で覆われる路床に成功裏に塗布され得るトラフィックペイント配合物を提供する問題を検討してはいない。
【0009】
本発明に従えば、ポリマー固形分の総重量を基準にして、10重量%から99.9重量%の少なくとも一つの疎水性モノマーを含有するモノマー混合物から重合される−25℃から+25℃のTgを有する低分子量ポリマーを含有する水性トラフィックペイントの層を道路表面に塗布することにより油状道路表面へのトラフィックペイントの接着性を改善する方法が提供され、ここで、そのポリマーTg及びそのポリマーの疎水性モノマー含量との間の関係が、そのポリマーのTgが−25℃と25℃の間であるとき、その疎水性モノマー含量は10%の低さから最大99.9%までとなり得るようなものである。しかしながら、Tgがこの範囲の高い方の側、即ち、5℃及び25℃の間にあるとき、ポリマーの疎水性モノマー含量は少なくとも20%から最大99.9%でなければならない。
【0010】
任意に、1以上のビニル芳香族モノマーは、疎水性モノマー含量の全部又は一部の代わりになり得る。存在する場合には、ビニル芳香族モノマーの好ましい量はポリマーの総重量を基準にして、0.1から50%である。しかしながら、もし、例えば5%等の低いパーセンテージのビニル芳香族モノマーだけが使用されるならば、疎水性モノマー含量の最小総パーセンテージが少なくとも10%となるように、他の疎水性モノマーは少なくとも5%の量で存在しなければならない。
【0011】
本明細書で使用されるある種の用語の定義は、次の通りである。
【0012】
「ポリマー」は、下記に定義されるように分散した、可溶化された又は逐次ポリマーを意味する。
【0013】
「分散ポリマー」は、水性媒体中でコロイド的に分散され且つ安定化されたポリマー粒子を意味する。
【0014】
「可溶化ポリマー」としては、「水溶性ポリマー」、「水希釈性ポリマー」又はこれらの混合物が挙げられる。水溶性ポリマーとは、水性媒体に溶解するポリマーを意味する。水希釈性ポリマーとは、水とメタノール、エタノール及びグリコールエーテル等の水混和性有機溶剤に溶解するポリマーを意味する。可溶化ポリマーは0に等しいムーニー式(Mooney equation)のセルフ‐クラウディング係数(self‐crowding constant(K))を有することにより特徴付けられるポリマー溶液を説明する。対照的に、分散ポリマーは、1.9に等しいKを有する。ムーニー式は、ブレンドリー等のプレナム出版、1973年、ゴードン及びプレイン編集による「非汚染コーティング及びコーティングプロセス」における「水分散及び可溶性アクリルポリマーの物理的特性」と題された論文に詳細が記載されている。
【0015】
「逐次ポリマー」は、2以上の重合体相、例えば、内相及び外相等を含有する粒子を含み、その外相はその粒子が分散されている水性媒体と主に接触している相である。2以上の重合体相を含有する幾つかの粒子としては、コア/シェル粒子、コアを不完全に封入したシェル相を有するコア/シェル粒子又は複数のコアを有するコア/シェル粒子又は相互浸入網目粒子が挙げられる。
【0016】
逐次ポリマーは、慣用なエマルション重合プロセス、好ましくは、その中の組成の点で異なる少なくとも二段階が逐次様式で形成される良く知られた多段階エマルション重合により調製され得る。斯かるプロセスは、通常は結果的に少なくとも二つの相互に非相容なポリマー組成物の生成をもたらす。逐次ポリマー粒子の各段階は、連鎖移動剤及び界面活性剤並びに本重合反応を遂行するに必要な他の添加剤を含有することができる。米国特許第4,814,373号は、エマルション重合技術により逐次ポリマーを調製するのに使用される更に一般的な且つ好ましい詳細について参考にすることができる。
【0017】
「Tg」は、ポリマーの「ガラス転移温度」である。ガラス転移温度は、そのTgより下の温度において剛性な、ガラス状態からそのTgより上の温度において流動体又はゴム状へポリマーが転移する温度である。ポリマーのTgは、典型的には熱流対Tg値としての温度転移における中間点を使用した示差走査熱量計(DSC)により測定される。DSC測定についての加熱速度は、20℃/分である。種々のホモポリマーのTgは、例えば、J.ブランドラップ及びE.H.インマーグット編集、インターサイエンスパブリッシャーズのポリマーハンドブックにおいて見出される。ポリマーのTgは、フォックス式(T.G.フォックス、Bull.Am.Physics Soc.、第一巻、発行番号3、123頁、1956年)を使用して計算される。
【0018】
「(メタ)アクリレート」は、アクリレート又はメタクリレートのいずれかを意味する。
【0019】
「分子量」は、幾つかの異なる方法で定義され得る。合成ポリマーは、ほとんどいつも多くの異なる分子量の混合物であり、即ち、「分子量分布」又は「MWD」が存在する。ホモポリマーについては、分布の構成員は、それらが含有するモノマー単位の数において異なる。この考えは、また、コポリマーにも広げられる。分子量の分布が与えられるとしたら、与えられる試料の分子量の最も完全な特徴化は、全体の分子量分布の決定である。この特徴化はその分布の構成員を分離し、それから存在するそれぞれの量を定量化することにより得られる。一旦、この分布が手元にあれば、そのポリマーの分子量を特徴付けるためにそれから生じさせられ得る幾つかの概略統計及びモーメントが存在する。
【0020】
二つの最も一般的な分布のモーメントは、「重量平均分子量」、「Mw」及び「数平均分子量」、「Mn」である。これらは、次のように定義される:
【0021】
【数1】
Figure 2004052535
【0022】
【数2】
Figure 2004052535
【0023】
ここで:Mi=分布のi成分のモル質量
Wi=分布のi成分の重量
Ni=i成分の鎖の数
【0024】
総計は分布中の全成分に亘って行われる。Mw及びMnが、ゲル浸透クロマトグラフィー(「GPC」)により測定されるMWDから典型的に計算される。
【0025】
本明細書で使用される「疎水性モノマー」は、少なくとも3.5のハンシュ(Hansch)π値を有するモノマーを意味する。
【0026】
本発明の使用に好適な疎水性モノマーは、少なくとも3.5のハンシュπ値を有するモノマーである。斯かる疎水性モノマーの例としては、2‐エチルヘキシルアクリレート、ブチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、セチリスコシルメタクリレート及びラウリルメタクリレートが挙げられる。
【0027】
利用され得るビニル芳香族モノマーは、好ましくはスチレン及び種々の置換スチレンから選択される。置換基の例としては、2‐ブロモ、o‐ブロモ、p‐クロロ、o‐メトキシ、p‐メトキシ及びメチルが挙げられる。多くの慣用なトラフィックペイントは、トラフィックペイントが典型的に蒙るUV線に暴露されたとき劣化するというスチレンについての公知の傾向があるため、それらの配合物からスチレンモノマーは排除される。しかしながら、本件の発明者等は、これらのモノマーは油状道路表面への本発明の接着特性を向上させる上で成功裏に採用され得ることを見出した。
【0028】
上記の疎水性モノマーに加えて、モノマー混合物の残部は、3.5未満のハンシュπ値を有する少なくとも一つの次の親水性モノマーを含むことができる。これらの幾つかの親水性モノマーとしては:メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及びヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリルアミド又はアルファ‐アルキル又はアリール基又はN‐アルキル又はアリール基で置換された置換(メタ)アクリルアミド;例えば、ビニルピリジン、N‐ビニルピロリドン、アクリルニトリル又はメタクリロニトリルのようなビニルモノマーが挙げられる。アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸モノメチル、フマル酸モノメチル、フマル酸モノブチル、無水マレイン酸、2‐アクリルアミド‐2‐メチル‐1‐プロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸ナトリウム、ホスホエチルメタクリレート及びこれらの組み合わせの、ポリマー固形分の総重量を基準にして、0.1重量%から10重量%の範囲の追加の共重合可能エチレン性不飽和酸モノマーが使用され得る。
【0029】
本発明の組成物において使用されるポリマーは、−25℃から25℃、好ましくは−10℃から10℃の範囲のTgを有する。最も好ましいのは、−5℃から5℃のTgを有するポリマーである。
【0030】
本発明に使用されるポリマーは、低分子量を有する。本明細書においては、用語「低」は、慣用のGPC技術で測定して1000から200,000、最も好ましくは1000から100,000の重量平均分子量(「Mw」)を有するポリマーを意味する。本発明の組成物のポリマーは、ポリマー粒子を水性蒸発可能キャリヤーに分散させた分散ポリマーであり得るか、又は水性蒸発可能キャリヤー中の水溶性ポリマー、水希釈性ポリマー、水溶性ポリマー及び水希釈性ポリマー又は、水性蒸発可能キャリヤー中の分散、水希釈性ポリマー及び水溶性ポリマーの混合物のいずれかであり得る。
【0031】
本発明の実施においては、油状路床に可能な最高度の接着性を得るために疎水性モノマー含量及びポリマーのTgとの間の相関関係を維持する必要がある。ポリマーのTgが−25℃から25℃の範囲の低末端であるならば、より少ない疎水性モノマーが使用される必要があることが見出された。この範囲のTgを有するポリマーは、10%の少なさから最大999.9%までの疎水性モノマー含量を要求する。しかしながら、5℃から25℃の範囲におけるように、ポリマーのガラス転移温度が増加するにつれ、疎水性モノマー含量もまた、増加しなければならない。このTg範囲のポリマーについては、特にこの範囲の高い側については少なくとも20%、最大99.9%までの疎水性モノマー含量が要求される。
【0032】
本発明のポリマーを調製するのに使用され得る重合技術は、当分野においてよく知られている。そのポリマーは水溶液重合又はエマルション重合により調製され得る。エマルション重合が、好ましい。熱又はレドックス開始方法のいずれかが、使用され得る。アルファ‐ベータエチレン性不飽和モノマー及びそれらのエステル、特にアクリル及びメタクリルエステルのポリマーが、1966年、5月、ロームアンドハースCo.、米国、ペンシルバニア州、フィラデルフィア発行の「アクリルモノマーのエマルション重合」に記載された方法により好ましくは調製される。
【0033】
重合法は、典型的には、例えば、過酸化水素、過酸化ベンゾイル、t‐ブチルヒドロペルオキシド、t‐ブチルペルオクトエート、過硫酸アンモニウム及びアルカリのような慣用の遊離基開始剤により、典型的にはモノマーの総重量を基準にして0.05から3.0重量%の濃度で開始される。例えば、重亜硫酸ナトリウムのような好適な還元剤と共に同一の開始剤を使用するレドックス系が、同様の濃度で使用され得る。
【0034】
本発明の目的を達成するためにはポリマー鎖の長さを限定することが必要である。種々の方法が、この結果を得るために重合分野において公知である。三つの最も良く知られている方法は、反応温度の調節、触媒濃度の調節又は連鎖移動剤の量及び種類の調節である。低分子量のポリマーを提供することができる任意の他の方法が利用され得るが、連鎖移動剤の使用が好ましい。好適な連鎖移動剤としては、四臭化炭素及びジブロモジクロロメタンのようなハロ有機化合物;エタンチオール、ブタンチオール、tert‐ブチル及びエチルメルカプトアセテートのようなアルキルチォール並びに芳香族チオールのような硫黄含有化合物;又は重合過程で遊離基により容易に引抜かれる水素原子を有する種々の他の有機化合物が挙げられる。追加の連鎖移動剤としては、ブチルメルカプトプロピオネート、イソオクチルメルカプトプロピオン酸、ブロモホルム、四塩化炭素及び1‐ドデカンチオール、t‐ドデシルメルカプタン及びn‐ドデシルメルカプタン(「nDDM」)のようなアルキルメルカプタンが挙げられるが、これらに限定されない。メルカプタンが好ましく、nDDMが最も好ましい。
【0035】
水希釈性又は水溶性ポリマーは、もし、モノマー混合物が水溶性ならば直接水中で調製され得る。代替的に、水混和性溶剤が使用され得るが、その場合は、水は重合混合物に含まれ得るか、又は重合プロセスがが終了した後で添加される。このようにして製造される水溶性又は水希釈性ポリマーは、もし望むなら分散ポリマーと共にブレンドされることができる。
【0036】
新たに塗布されたトラフィックペイントの乾燥時間は、多くの方法で促進され得る。本ペイントはアニオン的に安定化されたラテックス及び揮発性塩基と共に多官能性ポリアミンを含有することができる。多官能性ポリアミンの例としては、p(OXEMA)、p(ビニルアミン)及びポリエチレンイミンが挙げられる。追加的に、アミン官能性モノマーをラテックスポリマーに共重合し、又はその後にラテックスポリマーを反応させてラテックスポリマーに結合するアミン基を生じさせることを含む多くの方法から誘導されるペンダントアミン官能性を含有するラテックスは、トラフィックペイントを乾燥させることを促進するために使用され得る。多官能性アミンが使用されるとき、それはペイント中に存在してもよく、或いはそのペイントが塗布される前、過程又は後で別個の成分として添加されてもよい。米国特許第5,804,627号は、トラフィックペイントにおける多官能性ポリアミンの使用について追加の情報を提供する。米国特許第5,922,398号は、ペンダントアミン官能性を含有するラテックスポリマーの使用についての追加の情報を提供する。
【0037】
吸収剤が、トラフィックマーキングの乾燥を促進するのに使用され得る。吸収剤は、水、アンモニア、C1〜C6アルキルアミン、C1〜C6アルコール及びこれらの混合物のような小分子を吸収及び/又は吸着できなければならない。吸収剤の例としては、イオン交換樹脂、中空球状ポリマー、モレキュラーシーブ、有機超吸収ポリマー、無機吸収剤、多孔性及び非多孔性炭素質物質及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。米国特許第5,947,632号は、トラフィックペイントにおける吸収剤の使用について追加の情報を提供する。
【0038】
トラフィックペイントの乾燥は、そのペイントの塗布過程でそのペイントと酸を接触させることにより促進され得る。その酸は、酸溶液、酸含有粉末又は酸でコートされたガラスビーズの形態であり得る。酸は、ペイントの塗布過程でペイントに適用されてもよく、又はペイントのスプレーミスト中に噴霧されてもよい。米国特許第5,544,972号は、この方法の更なる詳細のために参考にされなければならない。トラフィックペイントの乾燥を促進するために使用される前述の確認された方法は、用途により要求されれば組み合わされてもよい。
【0039】
所望ならば及びトラフィックペイントの意図された用途に応じて、追加の成分が組成物に添加され得る。これらの追加成分は、増粘剤;レオロジー変性剤;染料;金属イオン封鎖剤;バイオサイド;分散剤;例えば、炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリカ及びケイ酸塩のような顔料;ガラス又は重合体微小球、石英及び砂等の充填剤;凍結防止剤;可塑剤;接着促進剤;融合助剤;湿潤剤;ワックス;界面活性剤;滑り添加剤;消泡剤;防腐剤;腐蝕防止剤及び抗凝集剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0040】
本発明の方法に従い、水性トラフィックペイントの層が油状路床表面に適用される。トラフィックペイントは、トラフィックペイントが空気圧タンクからスプレーノズルを通して噴出されるトラック搭載スプレーガンのような手段で道路表面に噴霧することにより又はエアレスポンプの手段により当分野で公知の塗布技術を使用して塗布され得る。所望ならば、トラフィックペイントはペイントブラシ又はペイントローラーの手段により手で塗布され得る。水性トラフィックペイント層の湿潤厚さは、一般に100μmから3000μm、及び好ましくは350μmから1000μmである。
【0041】
所望ならば、本発明の方法は、それが完全に乾燥する前に新たに適用されたトラフィックペイント上にガラスビーズを落下させることを含む。トラフィックペイントの上部に接着するガラスビーズは、光反射体として働く。ガラスビーズが使用されないならば、トラフィックマーキングは、夜及び雨天条件下で視認することは困難であろう。結果として、今日のほぼ全てのトラフィックマーキングは、多少のガラスビーズを、一般にはペイントの1リットル当たり0.72から2.9キログラムの範囲で含有する。ガラスビーズの適用は、任意の慣用な方法、例えば、トラフィックペイントアプリケーターに極めて近く位置するホッパーから選択された速度でそれらを落下させること等によりなされ得る。ガラスビーズは、ペイントが未だ湿った粘着性があるうちに新たに塗布されたトラフィックペイントに落下させられる。これにより、乾燥した際にトラッフィク上部表面にガラスビーズを接着させる。
【0042】
比較実施例を含む次の実施例は、本発明の利益を示すために提示される。
【0043】
実施例1
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水900gに、50gのDI水に溶解された重炭酸アンモニウム6.3g、92gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム7.8g及びポリマーシードラテックス131g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム5.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物:グラム(g)
DI水:625
界面活性剤:33.5
ブチルアクリレート:1200.0
スチレン:766.0
アクリル酸:34.0
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0044】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、9gのDI水に溶解された0.01gのバーセン(Versene、商標)220、30gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド4.0g及び30gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸2.0gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=10とした。生じたラテックスポリマーは、50.8%の固形分及び225nmの平均粒径を有していた。
【0045】
実施例2
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水750gに、70gのDI水に溶解された炭酸ナトリウム6.4g、70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.4g及びポリマーシードラテックス150g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水40gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物:グラム(g)
DI水:750
界面活性剤:31.5
バーセン220(1.5%活性):6.8
ブチルアクリレート:460
メチルメタクリレート:814
メタクリル酸:26
2‐エチルヘキシルアクリレート:700
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0046】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、1gのDI水に溶解された0.01gのバーセン(Versene、商標)220、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=9.8にした。これに94gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.2%の固形分及び177nmの平均粒径を有していた。
p(OXEMA)はポリ(オキサゾリジノエチルメタクリレート)である。EP0950763A1に示された手順に従い調製され得る。
【0047】
実施例3
窒素雰囲気下、88℃において脱イオン(DI)水800gに、50gのDI水に溶解された炭酸ナトリウム6.4g、50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.4g及び64gのモノマー混合物3が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに残存するモノマー混合物が85℃において75gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物3:グラム(g)
DI水:800
界面活性剤:31.5
2‐エチルヘキシルアクリレート:1066
メチルメタクリレート:908
メタクリル酸:26
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0048】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=10.1にした。これに93gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.7%の固形分及び207nmの平均粒径を有していた。
【0049】
実施例4
窒素雰囲気下、88℃において脱イオン(DI)水800gに、50gのDI水に溶解された炭酸ナトリウム6.4g、50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.4g及び64gのモノマー混合物4が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに残存するモノマー混合物が85℃において75gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物4:グラム(g)
DI水:800
界面活性剤:31.5
2‐エチルヘキシルアクリレート:694
メチルメタクリレート:680
スチレン:200
メタクリル酸:26
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0050】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=10.1にした。これに93gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.6%の固形分及び190nmの平均粒径を有していた。
【0051】
実施例5
窒素雰囲気下、88℃において脱イオン(DI)水800gに、50gのDI水に溶解された炭酸ナトリウム6.4g、50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.4g及び64gのモノマー混合物5が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに残存するモノマー混合物が85℃において75gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物5:グラム(g)
DI水:800
界面活性剤:31.5
2‐エチルヘキシルアクリレート:1000
メチルメタクリレート:774
スチレン:200
メタクリル酸:26
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0052】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=10.1にした。これに93gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.7%の固形分及び194nmの平均粒径を有していた。
【0053】
実施例6
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水750gに、70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.2g及びポリマーシードラテックス160g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物6:グラム(g)
DI水:750
ラウリル硫酸ナトリウム(28%):31.5
ブチルアクリレート:1080
スチレン:886
アクリル酸:34
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
【0054】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、1gのDI水に溶解された0.01gのバーセン220、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=9.8にした。これに94gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.8%の固形分及び235nmの平均粒径を有していた。
【0055】
実施例7
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水750gに、70gのDI水に溶解された重炭酸アンモニウム10.8g、70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.2g及びポリマーシードラテックス160g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物7:グラム(g)
DI水:750
ラウリル硫酸ナトリウム(28%):31.5
2‐エチルヘキシルアクリレート:950
メチルメタクリレート:1024
メタクリル酸:26
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
【0056】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=9.8にした。これに94gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.0%の固形分及び189nmの平均粒径を有していた。
【0057】
実施例8
窒素雰囲気下、88℃において脱イオン(DI)水800gに、50gのDI水に溶解された炭酸ナトリウム6.4g、50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.4g及び64gのモノマー混合物8が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに残存するモノマー混合物が85℃において75gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物8:グラム(g)
DI水:800
界面活性剤:31.5
2‐エチルヘキシルアクリレート:1000
メチルメタクリレート:674
スチレン:300
メタクリル酸:26
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0058】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=10.1にした。これに93gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.7%の固形分及び183nmの平均粒径を有していた。
【0059】
比較実施例C1
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水750gに、70gのDI水に溶解された重炭酸アンモニウム10.8g、70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.2g及びポリマーシードラテックス160g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物:グラム(g)
DI水:750
ラウリル硫酸ナトリウム(28%):31.5
ブチルアクリレート:1200
メチルメタクリレート:774
メタクリル酸:26
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
【0060】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=9.7にした。これに94gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、49.8%の固形分及び191nmの平均粒径を有していた。
【0061】
比較実施例C2
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水750gに、70gのDI水に溶解された重炭酸アンモニウム10.8g、70gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム6.2g及びポリマーシードラテックス160g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム4.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物:グラム(g)
DI水:750
ラウリル硫酸ナトリウム(28%):31.5
ブチルアクリレート:1100
メチルメタクリレート:874
メタクリル酸:26
n‐ドデシルメルカプタン:20.0
【0062】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、20gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド1.8g及び20gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸0.6gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=9.8にした。これに94gのp(OXEMA)(26.6%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、50.9%の固形分及び191nmの平均粒径を有していた。
【0063】
比較実施例C3
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水900gに、50gのDI水に溶解された重炭酸アンモニウム6.3g、92gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム7.8g及びポリマーシードラテックス131g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水20gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において50gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム5.2g溶液と共に添加された。
モノマー混合物:グラム(g)
DI水:625
界面活性剤:33.5
ブチルアクリレート:1200.0
スチレン:766.0
アクリル酸:34.0
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0064】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、9gのDI水に溶解された0.01gのバーセン220、30gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド4.0g及び30gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸2.0gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=10にした。生じたラテックスポリマーは、50.8%の固形分及び174nmの平均粒径を有していた。
【0065】
比較実施例C4
ロームアンドハースカンパニー、米国、ペンシルバニア州、フィラデルフィアから入手可能なロープレックス ファーストラック(Rhoplex Fastrack、商標)2706。
【0066】
比較実施例C5
ロームアンドハースカンパニー、米国、ペンシルバニア州、フィラデルフィアから入手可能なロープレックス ファーストラック3427。
【0067】
比較実施例C6
窒素雰囲気下、90℃において脱イオン(DI)水900gに、34gのDI水に溶解された重炭酸アンモニウム6.4g、34gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム5.3g及びポリマーシードラテックス132g(固形分42%、平均粒径60nm)が添加され、引き続きDI水23gが添加され反応混合物を形成し、その後、それに下記のモノマー混合物が3時間にわたり85℃において71gのDI水に溶解された過硫酸アンモニウム7.9g溶液と共に添加された。
モノマー混合物:グラム(g)
DI水:608
界面活性剤:33.8
ブチルアクリレート:1014.0
スチレン:975.0
アクリル酸:34.5
分子当たり1から40EO基を有するエトキシル化C6〜C18アルキルエーテルサルフェート(水中30%活性)
【0068】
重合の最後において、9gのDI水に溶解されたFeSO0.01g、9gのDI水に溶解された0.01gのバーーセン220(ダウケミカル、米国、ミシガン州、ミッドランドから入手可能)、30gのDI水に溶解されたt‐ブチルヒドロペルオキシド4.0g及び30gのDI水に溶解されたイソアスコルビン酸2.0gが、60℃において反応生成物に添加された。水酸化アンモニウムが添加され、最終pH=9.7にした。これに126gのp(OXEMA)(28.3%活性)が添加された。生じたラテックスポリマーは、51.1%の固形分及び231nmの平均粒径を有していた。
【0069】
【表1】
Figure 2004052535
【0070】
【表2】
Figure 2004052535
【0071】
上記同定されたポリマーは、それから、本発明のポリマーによって発揮される増加した油状道路接着特性を示すためにペイント配合物に添加された。
【0072】
トラフィックペイントの調製
トラフィックペイント1乃至8及び比較トラフィックペイントC1乃至C6は、次の配合に従い調製された。成分は、与えられた順序で添加された。パート1(A乃至I)の成分は高剪断撹拌下で逐次的に添加され、その後15分間、混合された。パートII成分(J乃至O)は、それから、深い渦を維持するために必要な撹拌速度において逐次的に添加された。一旦、全ての成分が添加されたら、配合物は80から85KU(クレーブス単位)の粘度において15分間、撹拌された。
【0073】
【表3】
Figure 2004052535
【0074】
断りのない限り、下記の成分は上記により同定されたペイントの配合で使用された。全ての重量は、グラムで表される。
A そのペイントと同じ番号の、既に調製されたポリマーを意味する。
B 水を意味する。
C 上記により定義されたp(OXEMA)を意味する。
D ロームアンドハースカンパニー、米国、ペンシルバニア、フィラデルフィアより供給されるタモール(Tamol、商標)901分散剤を意味する。
E ローディア、Inc.、米国、ニュージャーシー州、クランベリーより供給されるコロイド(Colloid、商標)226/35分散剤を意味する。
F エアプロダクト、Inc.、米国、ペンシルバニア州、アレンタウンより供給されるサーフォニル(Surfonyl、商標)CT‐136界面活性剤を意味する。
G ドゥルーケミカル Co.,米国、ニュージャーシー州、ブーントンより供給されるドゥループラスL‐493消泡剤を意味する。
H E.I.デュポンデネモウア&Co.、米国、デラウェア州、ウィルミントンより供給されるタイピュア(TiPure、商標)R‐900二酸化チタンを意味する。
I オムヤ,Inc.、米国、バーモント州、プロクターより供給されるオムヤカーブ(Omyacarb、商標)5、粉砕天然炭酸カルシウムを意味する。
J メタノールを意味する。
K イーストマンケミカルズ、米国、テネシー州、キングスポートより供給されるテキサノール(Texanol、商標)、エステルアルコールを意味する。
L ベンゾフェノン(メタノール中30%)を意味する。
M ロームアンドハースカンパニー、米国、ペンシルバニア、フィラデルフィアより供給されるアクリソール(Acrysol、商標)SCT‐275、レオロジー変性剤を意味する。
N アクアロン Inc.、米国、デラウェア州、ウィルミントンより供給される ナトラソール(Natrasol、商標)250HRを意味する。
O 水を意味する。
【0075】
接着試験
本発明に従い配合されるトラフィックペイントの改良された接着特性を示すために下記の試験が、遂行された。
オイルパッチ接着:標準商業的品質の自動車モーター油を使用して、6´´×12´´オイルパッチがコンクリートベース道路表面の試験部分の表面にブラシで適用された。約1時間待機した後で、トラフィックペイントが、交通の流れの方角を横断した位置の線となるようそれを噴霧することにより塗布された。試験車線は、それからペイント塗布後約1時間で走行のため開放された。選択された時間間隔において(典型的には1から6週間)、ペイントは0から10の尺度で格付けされることにより接着性損失が評価され、10は接着性損失が皆無、0は接着性の完全な損失を表し、その間の価は接着性損失の変動する程度を示すために使用される。
【0076】
クロスハッチ接着:6´´×12´´×1コンクリートブロックは、ポリプロピレン型内のポルトランドタイプIセメントを硬化することにより形成される。ブロックは、最低一ヶ月間硬化させられる。各試験ブロックの平滑面上に約3グラムの標準品質自動車モーターオイルが塗布され、それから、均一なフィルムを適用するために均等にこする。24時間後、評価される試験ペイントは10ミルドローダウンバーを使用することにより油状表面に塗布され、それにより7ミル湿潤フィルムを形成する。ペイントが24時間、乾燥させられた後で、約2mm×2mm大の100個の正方形のグリッドパターンを刻み付けるためかみそりが使用される。慣用されている接着テープの粘性のある表面が、10秒間、消しゴムでテープの裏面をこすることにより100個の正方形グリッドパターン上にしっかりと適用される。テープは、それから、約45°角度においてそれを迅速に引っ張ることによりペイントフィルムから除去される。油状のコンクリート表面にまだ接着している正方形の数を数えることにより、トラフィックペイントの接着度が決定され、「接着%」として記録される。
【0077】
【表4】
Figure 2004052535
【0078】
【表5】
Figure 2004052535
【0079】
上記実施例は、本発明に従い製造されたポリマーを使用するトラフィックペイントの接着性において観察された改良を示している。表4から見ることができるように、有意の量の疎水性モノマー含量を有する低分子量、低Tgポリマーは、それらが配合されるペイントが油状表面に適用されたとき、優れた接着を発揮した。対照的に、本発明によらず製造されたポリマーは貧弱な接着特性を生じた。比較実施例C1及びC2は、疎水性含量も有さず製造されたポリマーは油状表面へ全く接着しなかったことを示している。大きな分子量のポリマーからなる比較実施例C3及びC6は、また、斯かる表面へ接着しなかった。比較実施例C4及びC5は全く疎水性モノマー含量を双方とも含有していなかったが、分子量を調節しても重大に性能に影響を与えることはできなかった(C4での高Mw対C5での低Mw)。
【0080】
ポリマーが本発明の範囲内の三つの物理的特性を有して製造されるときだけが、これらのポリマーを含むトラフィックペイントが、たとえ、路床表面が部分的に又は完全に油状物質で覆われ得る場合でも、これらの表面に容易に接着することは明らかである。

Claims (10)

  1. ポリマー固形分の総重量を基準にして10重量%から99.9重量%の少なくとも一つの疎水性モノマーを含有するモノマー混合物から重合され、−25℃から25℃のTgを有する低分子量ポリマーを含有する水性トラフィックペイントの層を道路表面に塗布することを含む、該道路表面へのトラフィックマーカーの接着を改善する方法。
  2. 該ポリマーのTgが−25℃から25℃であり、該ポリマーの総重量を基準にして、該ポリマーの疎水性モノマー含量が10から99.9重量%である請求項1に記載の方法。
  3. 該ポリマーのTgが5℃から25℃であり、該ポリマーの総重量を基準にして、該ポリマーの疎水性モノマー含量が20から99.9重量%である請求項2に記載の方法。
  4. 該ポリマーの総重量を基準にして、更に0.1重量%から50重量%の少なくとも一つのビニル芳香族モノマーを含む請求項1に記載の方法。
  5. 更に該層を乾燥剤と接触させることを含む請求項1に記載の方法。
  6. ポリマー固形分の総重量を基準にして10重量%から99.9重量%の少なくとも一つの疎水性モノマーを含有するモノマー混合物から重合され、−25℃から25℃のTgを有する低分子量ポリマーを含有する水性トラフィックペイントの層を油状道路表面に塗布することを含む、該油状道路表面へのトラフィックマーカーの接着を改善する方法。
  7. 該ポリマーのTgが−25℃から25℃であり、該ポリマーの総重量を基準にして、該ポリマーの疎水性モノマー含量が10から99.9重量%である請求項6に記載の方法。
  8. 該ポリマーのTgが5℃から25℃であり、該ポリマーの総重量を基準にして、該ポリマーの疎水性モノマー含量が20から99.9重量%である請求項7に記載の方法。
  9. 該ポリマーの総重量を基準にして、更に0.1重量%から50重量%の少なくとも一つのビニル芳香族モノマーを含む請求項6に記載の方法。
  10. 更に該層を乾燥剤と接触させることを含む請求項6に記載の方法。
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