JP2004052445A - 階段 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の桁材8間に複数のステップ9を隔設し、桁材の上端にフック6を設け、当該フックを介して桁材の下部を足場板1,2上に載置させる階段において、桁材の下部側面に回転自在な係止ピン7を横方向移動自在に取付け、当該係止ピンを足場板に形成した孔に着脱自在に差し込むことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、枠組足場,支保工,ローリングタワー等の下段側の足場板と上段側の足場板との間に配置して作業者の昇降に利用する階段に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に枠組足場,支保工,ローリングタワー等の構造物には下段側の足場板と上段側の足場板との間に作業者が昇降する梯子状の階段が設けられている。
【0003】
この階段は左右一対の桁材と桁材間に多数隔設したステップとからなり、桁材の上端は建枠の横架材にフックを介して引掛けたり、上段の足場板に固定しているが、桁材の下端は下段の足場板上に当接している場合が多い。
【0004】
何故ならば、構造物によって上下の足場板間のスペースは必ずしも一定でないから、このスペースに対応して階段を設置する場合にはこの階段の傾斜角度を変えながら桁材の下端を水平方向に移動させる必要があるからである。
【0005】
同様に支保工やローリングタワーのように高さが高い構造物では下方から上方に順次多数の階段をじぐざぐ状に向きをかえて配置している。しかも下方の階段から上方の階段に渡る場合には、上方の階段の下部付近の足場板には作業者が通過するマンホールを設ける必要があり、このマンホールのスペース分階段の桁材下端をずらして足場板に当接している。
【0006】
そして、上記のように階段の桁材下端を足場板上に当接する場合は、例えば、実公平8−3585号公報に示すように桁材の下端にゴム等のすべり止め材を設け、階段の下部が足場板上で滑らないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように階段の下端にすべり止め材を設けても固定式では無いから風圧,地震,その他の外力で階段に大きな負荷が作用した時にはこのすべり止め材は滑ってしまうおそれがあり、作業者にとって不安であり、危険である。
【0008】
又、ゴム等のすべり止め材では長期間の使用中に表面がつるつるになったり、変形してしまいすべり止め効果が減少してしまうおそれがある。
【0009】
そこで本発明の目的は、桁材の下端を足場板上で任意の位置まで移動して傾斜角度を任意に設定できると共に所定の位置で確実に固定して滑りを防止できる階段を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、一対の桁材間に複数のステップを隔設し、桁材の上端にフックを設け、当該フックを介して桁材の上部を横架材に引掛け、桁材の下部を足場板に載置させる階段において、桁材の下部側面に回転自在な係止ピンを横方向移動自在に取付け、当該係止ピンを足場板に形成した孔に着脱自在に差し込むことを特徴とするものである。
【0011】
この場合、桁材の下部にガイドボルトを設け、桁材の側面にガイド板を横方向及び回転方向移動自在に配置し、ガイド板には横方向に沿う長孔を形成すると共に端部に係止ピンの基端は回転自在に軸支し、ガイド板を長孔を介してガイドボルトに差し込み且つガイドボルトに螺合したナットと桁材側面とで挟持させているのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて説明する。
【0013】
本発明の階段Aは図1に示す枠組足場B、その他の支保工、ローリングタワーにおける上段の足場板1と下段の足場板2との間に配置させ、作業者がこの階段Aを介して上下段の足場板1,2間を昇降するものである。
【0014】
上下段の足場板1,2が多段階に組付けられている場合は、下方の階段Aに対して上方の階段の傾斜角を下方の階段と反対方向に向けて配置して互い違いに組付けている。
【0015】
図1は階段Aを枠組足場Bに設置した実施の形態を示す。
【0016】
枠組足場Bは一対の建枠3,3と建枠3,3間に架設した上段の足場板1と下段の足場板2とからなり、建枠3は建材4と建材4と直交する横架材5とで構成されている。
【0017】
階段Aは上端のフック6を介して上方の横架材5に着脱自在に引掛けられ、階段Aの下端は下段の足場板2上に載置すると共に後述する係止ピン7を介して下段の足場板2に形成した孔に着脱自在に差し込んでいる。
【0018】
枠組足場B、支保工、ローリングタワーによっては上下段の足場板1,2間のスペースが異なる場合は、階段Aの下端を水平方向にスライドして角度調整する。更に枠組足場Bで傾斜方向に沿って階段Aを連続して配置する場合や、ローリングタワーでは多数の足場板が存在して多数の階段を上下方向に沿ってじぐざぐ状に配置させる場合には、階段Aの下部附近には作業者が通過する踊場、マンホールが形成される。即ち、図1に示すように、階段Aの下端と左側の建材3との間に空間Cを形成し、この空間Cを踊場として利用したり、この空間Cに対応して足場板にマンホールを切欠き、踊場又はマンホールを通過した作業者がそのまま階段Aに昇ることができるようになっている。逆に階段Aをおりてきた人が踊場又はマンホールから更に下方に移動できるようにしている。
【0019】
本発明に係る階段Aは、一対の桁材8,8間に複数のステップ9を隔設し、桁材8の上端にフック6を設け、当該フック6を介して桁材8の上部を横架材5に引掛け、桁材8の下部を足場板2上に載置させるものであり、そして桁材8の下部側面に回転自在な係止ピン7を横方向移動自在に取付け、当該係止ピン7を足場板2に形成した孔に着脱自在に差し込むことを特徴とする。
【0020】
係止ピン7は直接桁材8の下部に取り付けても良いが、下記のような取付手段を介して取り付けるのが好ましい。即ち、図3乃至図6に示すように、桁材8の下部にガイドボルト19を設け、桁材8の側面にガイド板10を横方向及び回転方向移動自在に配置し、ガイド板10には横方向に沿う長孔11を形成すると共にこのガイド板10の端部に係止ピン7の基端7aを軸12を介して回転自在に軸支し、ガイド板10を長孔11を介してガイドボルト19に差し込み且つガイドボルト19に螺合したナット13と桁材側面とで挟持させている。
【0021】
各桁材8,8には上方に起立する手摺14が設けられている。即ち、手摺14は取付部材20を介して各桁材8,8に折り畳み自在に結合されている。
【0022】
取付部材20は図7、図8に示すように、断面コ字状の長尺なソケット21と、ソケット21に設けた固定の挟持片23と、同じくソケット21に設けた挟持片23に対向して設けた上下スライド自在な可動挟持片24と、ソケット21の長孔22に移動自在に挿入した両効きの楔25と、ソケット21に設けられて可動挟持片24を下方に附勢するスプリング27とで構成されている。
【0023】
ソケット21内には軸28を介して手摺14の脚部が回転自在に挿入され、この手摺14はソケット21と上記脚部に設けた取付孔30,29に挿入した折り畳み自在なピン31で垂直に起立され、ピン31を抜いた時軸28を支点にして回転して桁材8側に折り畳みできるようになっている。
【0024】
ソケット21を桁材8に取付ける場合は次の操作を行なう。即ち上方の挟持片23を桁材8の上端に引掛け、次いで楔25を図7の矢印J又はK方向に押し込むことにより楔25を可動挟持片24の隙間26を移動させ、楔25のテ‐パ面で当該可動挟持片24をスプリング27に抗して図8の矢印L方向に押し上げ、上下一対の挟持片23,24で桁材8を挟持し、これにより楔25のロックでソケット21がはずれないようにするものである。
【0025】
足場板1,2には巾木を取り付ける孔が形成されており、この孔を利用して係止ビン7を差し込み、桁材8を足場板1,2上に固定するものであるが、この孔を複数形成しておいて任意の孔に係止ピン7を挿入するようにしておいても良い。即ち、任意の孔に係止ピン7を挿入できるようにガイド板10は長孔11とガイドボルト19を介して横方向及び回転方向に移動できるようになっている。
【0026】
例えば、図5に示すように、ガイド板10はガイドボルト19を介して矢印Xに示すように水平方向に移動でき、又ガイドボルト19を支点にして矢印Y,Z方向に回転させ、これにより係止ピン7の位置を実線で示す位置から点線で示す位置まで横方向に変位でき、この範囲で任意の孔に係止ピン7を差し込むようになっている。
【0027】
このように、本発明の階段では係止ピン7を足場板1,2側の孔に差し込むので階段Aの下端が滑るのが防止される。又、係止ピン7は桁材8に対して左右にスライドできるから差し込んだ孔に対応して階段の傾斜角を任意に調整できる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果がある。
1)桁材の下部に係止ピンを直接又はガイド板を介して取り付けているので、この係止ピンを足場板の孔に差し込むことにより桁材の下部が固定でき、振動、風圧等の外部負荷があっても階段の下部は滑らず、安全であり、作業者の不安感を解消できる。
2)係止ピンは回転しながら、又は横方向にスライドしながら横方向の位置を変位できるから足場板側の任意の位置の孔に差し込みでき、これにより桁材の下部を足場板上に沿って横方向にずらして固定でき、併せて階段の傾斜角を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る階段を組付けた枠組足場の側面図である。
【図2】階段の拡大正面図である。
【図3】ガイド板と係止ピンの拡大側面図である。
【図4】図3の背面図である。
【図5】ガイド板の移動状態を示す側面図である。
【図6】図3の正面図である。
【図7】手摺の取付装置の拡大側面図である。
【図8】図7の正面図である。
【符号の説明】
1,2 足場板
5 横架材
1 フック
2 係止ビン
3 桁材
4 ステップ
5 ガイド板
6 長孔
13 ナット
19 ガイドボルト
Claims (2)
- 一対の桁材間に複数のステップを隔設し、桁材の上端にフックを設け、当該フックを介して桁材の上部を横架材に引掛け、桁材の下部を足場板上に載置させる階段において、桁材の下部側面に回転自在な係止ピンを横方向移動自在に取付け、当該係止ピンを足場板に形成した孔に着脱自在に差し込むことを特徴とする階段。
- 桁材の下部にガイドボルトを設け、桁材の側面にガイド板を横方向及び回転方向移動自在に配置し、ガイド板には横方向に沿う長孔を形成すると共に端部に係止ピンの基端を回転自在に軸支し、ガイド板を長孔を介してガイドボルトに差し込み且つガイドボルトに螺合したナットと桁材側面とで挟持させている請求項1に記載の階段。
Priority Applications (1)
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JP2002213656A JP3982807B2 (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 階段 |
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JP2016102334A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | ホリー株式会社 | 仮設足場用階段枠 |
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2002
- 2002-07-23 JP JP2002213656A patent/JP3982807B2/ja not_active Expired - Lifetime
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