JP2004052195A - ドライヤ真空ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライヤロール出口部でのスティッキングの発生を抑制し、高速抄紙時における抄紙機のドライヤパートでの紙切れを防止できるようにする。
【解決手段】抄紙機のドライヤパートに設けられてドライヤロール2上をカンバス6に帯同されて走行する紙ウェブにカンバス6越しに真空吸引力を作用させるドライヤ真空ボックスにおいて、カンバス6のドライヤロール2から離れる剥離点の近傍の表面を内面の一部として含む密閉空間として形成された第1真空ボックス30を備え、この第1真空ボックス30を、第1真空ボックス30内を所定の真空度とする真空源に接続する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抄紙機のドライヤパートに設けられるドライヤ真空ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の抄紙機のドライヤパートとしては、例えば、▲1▼ドライヤロールが一段に並べられたシングルデッキ式のものと、▲2▼ドライヤロールが二段に並べられたダブルデッキ式のものとがある。以下、各方式についてそれぞれ説明する。
▲1▼シングルデッキ式
シングルデッキ式のドライヤパートでは、上段には複数のドライヤロール、下段には複数の真空ロールがそれぞれ配置され、これらドライヤロールと真空ロールとに帯状のカンバスが交互に巻き掛けられている。上流のプレスパートで脱水された紙ウェブ(湿紙)は、カンバスによって片面を支持されながらドライヤロールと真空ロールとを交互に周回走行していく。紙ウェブはカンバスの下面側で支持されており、ドライヤロール上において紙ウェブはカンバスによりドライヤロールの表面に押し付けられ、ドライヤロールの熱によって乾燥される。
【0003】
ドライヤロールで加熱乾燥された紙ウェブは、カンバスに帯同されて次に真空ロールに向かう。このとき紙ウェブがドライヤロールから離れる際に、ドライヤロールの表面に紙ウェブが貼り付いてしまうスティッキングが起きる場合がある。スティッキングは、ドライヤロールの表面に付着した紙粉がいわば糊となって紙ウェブを貼り付けてしまう現象と考えられる。スティッキングが発生すると紙ウェブがドライヤロール側に取られてカンバスから離れるため、紙ウェブの走行が乱れるとともに最悪の場合には紙切れが起きてしまう。
【0004】
そこで、従来の抄紙機のドライヤパートには、ドライヤロールから真空ロールに至るドロー部における紙ウェブの走行の乱れを抑制すべく、紙ウェブの走行安定装置として図9,図10に示すような真空ボックスが備えられている。図9は従来の真空ボックスの構成を示す側面図(一部は断面図)であり、図10はその正面図である。図9,図10に示すように、隣接するドライヤロール2,4と真空ロール10との間には二枚のサイドシール22,24とクロスシール26,28が配置されている。これらサイドシール22,24とクロスシール26,28は、ドライヤロール2,4間に配置された装置幅方向に延びるサポートパイプ40に固定されて支持されている。サイドシール22,24は、ドライヤロール2から真空ロール10に至るカンバス6、真空ロール10、及び真空ロール10からドライヤロール2に至るカンバス6で囲まれた空間の側断面形状に合わせて成形され、装置の幅方向に紙ウェブ8の幅Wと略同幅の距離を開けて配置されている。クロスシール26,28は、サイドシール22,24間に装置の幅方向に向けて配置され、サポートパイプ40の上端部に固設されたブラケット42に固定されている。一方のクロスシール26は、ブラケット42のドライヤロール2側の端部に固定され、ブラケット42とドライヤロール2に巻き掛けられたカンバス6との隙間の蓋をしている。他方のクロスシール28は、ブラケット42のドライヤロール4側の端部に固定され、ブラケット42とドライヤロール4に巻き掛けられたカンバス6との隙間の蓋をしている。これらサイドシール22,24、クロスシール26,28、真空ロール10、及びカンバス6,6により密閉空間20が形成され、この密閉空間20が紙ウェブ8の走行安定装置としての真空ボックス20として機能している。
【0005】
図9に示すように真空ロール10は仕切り板14によって内部を周方向に複数の部屋10a,10b,10c,10dに区画され、そのうちカンバス6が巻き掛けられた領域の部屋10a,10b,10cは、真空ロール10の中央に配置された真空導入路12からの真空吸引力が作用する真空室となっている。真空ロール10の表面セルには無数の孔が空けられているが、この表面セルの孔によって入口側及び出口側の真空室10a,10cと真空ボックス20とは連通状態になっており、各部屋10a,10cから真空ボックス20内に真空吸引力が作用している。真空ロール10からの真空吸引力により真空ボックス20内は外部よりも低圧状態になっており、通気性のあるカンバス6を通してカンバス6に帯同される紙ウェブ8に吸引力を作用させる。この吸引力によって紙ウェブ8はカンバス6に強制的に拘束され、ドライヤロール2から真空ロール10に至るドロー部における紙ウェブ8の走行の乱れが抑制される。
なお、このような真空ボックスが備えられている技術としては、具体的には特開平3−137288号公報に開示された技術がある。
【0006】
▲2▼ダブルデッキ式
ダブルデッキ式のドライヤパートでは、上段及び下段の二段に複数のドライヤロールがそれぞれ配置され、これらドライヤロールにカンバスが巻き掛けられている。プレスパートからの紙ウェブ(湿紙)は、カンバスによって支持されながら上段のドライヤロールと下段のドライヤロールとを交互に周回走行していく。紙ウェブはドライヤロール周面を走行する過程でドライヤロールにより直接又はカンバスを介して加熱され乾燥される。
【0007】
このようなダブルデッキ式においても、紙ウェブがドライヤロールから離れる際にスティッキングが起きる虞があり、スティッキングを防止しうる技術として例えば米国特許4,876,803号公報に従来技術として開示された技術がある。この技術は、図11に示すように構成されており、上段にドライヤロール160,162,164が、下段にドライヤロール161,163,165がそれぞれ配設され、紙ウェブ8は、カンバス170,171に支持されながら、ドライヤロール160〜165をこの順に通過する過程で加熱され乾燥される。そして、カンバス170のループ内には、ドライヤロール160,161間及びドライヤロール162,163間にブロワ190,191がそれぞれ配設されている。
【0008】
これらのブロワ190,191はそれぞれ矢印Aで示すようにエアを噴射するようになっており、これによりエジェクタ効果でカンバス170のループ内に負圧が発生し、この結果、カンバス170により紙ウェブ8を吸着させ紙ウェブ8の走行の乱れを抑制してスティッキングを防止できるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
スティッキングが発生した場合、紙ウェブ8の走行速度、すなわち抄紙速度が速いほど紙ウェブ8はドライヤロールに大きく取られることになる。今日では抄紙速度2000m/分以上で紙を抄く高速抄紙機の開発が進んでいるが、このような高速抄紙機においてスティッキングが発生すると高い確率で紙切れが起きてしまい、抄紙機の稼動率を下げるとともに多量の損紙を発生させてしまう。特に、2000m/分を超えるような極めて高速の抄紙速度では図9,図10に示すような真空ボックス20を備えた場合には真空ボックス20には真空ロール10を介して負圧を作用させることから、図11に示すようなブロワ80,81を備えた場合にはエジェクタ効果により負圧を作用させることから、十分に高い真空度が得られず、スティッキングに伴う紙ウェブ8の走行の乱れを十分に抑制することは困難であった。
【0010】
また、抄紙機のドライヤパートに紙ウェブを通紙する際には、シングルデッキ式のものを例に取り図10を参照して説明すると、まず、紙ウェブ8を切断して狭幅Tのテール8aを形成し、このテール8aをリールまで通してから全幅Wまで紙ウェブを広げることが行われている。ところが、スティッキングが発生してテールの先端がドライヤロール2に取られてしまうと、それ以上は通紙を行うことができず、最初から通紙作業をやり直す必要が生じてしまう。
【0011】
本発明はこのような課題に鑑み創案されたもので、ドライヤロール出口部でのスティッキングの発生を抑制し、高速抄紙時における抄紙機のドライヤパートでの紙切れを防止できるようにした、ドライヤ真空ボックスを提供することを目的とする。
また、ドライヤロール出口部でのスティッキングの発生を抑制することで、テールを容易に通紙できるようにした、ドライヤ真空ボックスを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のドライヤ真空ボックスは、紙ウェブにカンバスを通して真空吸引力を作用させるための第1真空ボックスを備えている。第1真空ボックスはカンバスのドライヤロールから離れる剥離点の近傍の表面を内面の一部として含む密閉空間として形成されている。この第1真空ボックスには第1真空ボックス内を所定の真空度とする真空源が接続されている。
【0013】
このような構成のドライヤ真空ボックスによれば、第1真空ボックスによってスティッキングが発生するドライヤロールからの剥離点近傍に高い真空度の真空吸引力を作用させることができるので、剥離点を通過した紙ウェブを直ちにカンバスに拘束することができ、スティッキングの発生を抑制することができる。
また、本発明のドライヤ真空ボックスが適用される抄紙機のドライヤパートが、複数のドライヤロールと真空ロールとが上下に段差をつけて交互に配置され、紙ウェブの片面を支持するカンバスがドライヤロールの表面に紙ウェブを押し当てるようにドライヤロールと真空ロールとに順次巻き掛けられた、いわゆるシングルデッキ式のドライヤパートである場合には、さらに、第2真空ボックスを備えることが好ましい。この第2真空ボックスは、真空ロールの表面とカンバスのドライヤロールから真空ロールに至るドロー部の表面とを内面の一部として含む密閉空間として形成され、真空ロールの真空吸引力が内部に作用している。この場合、第1真空ボックスは第2真空ボックス内に設けられ、第1真空ボックス内は上記真空源により第2真空ボックス内よりも高い真空度とされる。
【0014】
このような構成のドライヤ真空ボックスによれば、剥離点近傍を通過した後も第2真空ボックスにより真空ロールの真空吸引力を利用して紙ウェブに真空吸引力を作用させることができるので、紙ウェブが真空ロールに至るまで紙ウェブをカンバスに確実に拘束して紙ウェブの走行を安定させることができる。
なお、第1真空ボックスは紙ウェブの全幅と略同幅にすることもでき、通紙時のテールの幅と略同幅にしてテールの通紙位置に設けることができる。前者の場合には、全幅の紙ウェブにも通紙時のテールにも一様に高い真空吸引力を作用させることができる。一方、後者の場合には、テールにのみ高い真空吸引力を作用させることになるが、本運転中の紙ウェブのスティッキングには問題がなく、寧ろスティッキングによるテールの通紙が困難な場合には、このようにテールの通紙位置に限定して第1真空ボックスを設けることで、真空吸引力を無駄なく紙ウェブに作用させることができ、真空源の負荷を小さくすることができる。
【0015】
第1真空ボックスを紙ウェブの全幅と略同幅に設ける場合、より好ましくは、第1真空ボックスの内部を幅方向に第1室と第2室とに区画して各室を真空源へ独立して接続可能に構成するとともに、第1室は通紙時のテールの幅と略同幅で且つテールの通紙位置に設けるようにする。このような構成によれば、テールの通紙時には第2室を閉じることで真空吸引力を無駄なくテールの通紙位置にのみ作用させることができ、紙ウェブを全幅に広げての本運転時には第2室を開くことで高い真空吸引力を紙ウェブの全幅に一様に作用させてスティッキングを抑制することができる。
【0016】
【発明の実施形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、第1〜第3実施形態は本発明のドライヤ真空ボックスをシングルデッキ式のドライヤパートに適用した例であり、第4及び第5実施形態は本発明のドライヤ真空ボックスをダブルデッキ式のドライヤパートに適用した例である。
【0017】
(A)第1実施形態
図1,図2は本発明の第1実施形態としてのドライヤ真空ボックスを示すものである。図1は本実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す側面図(一部は断面図)であり、図2はその正面図である。図1,図2において、前述した従来のドライヤ真空ボックスと同一の部位については、同一の符号を付して示している。
【0018】
図1,図2に示すように、本実施形態のドライヤ真空ボックスは、従来同様の真空ボックス20に加えて新たな真空ボックス30を備えている。以下、今回新たに備えられた真空ボックス30を第1真空ボックスと呼び、従来同様の真空ボックス20を第2真空ボックスと呼ぶ。第2真空ボックス20の構成については前述した通りであるので、ここではその説明は省略する。
【0019】
本実施形態では、図1に示すようにサポートパイプ40に新たなブラケット44,46が固設されている。これらブラケット44,46は上下方向に隙間を空けてサポートパイプ40に固設され、サポートパイプ40から上流側のドライヤロール2に向けて延びている。ブラケット44,46の先端部には幅方向に延びるクロスシール32,34が固定されている。また、図2に示すようにブラケット44,46の幅方向の一端は第2真空ボックス20を構成するサイドシール22(図1では第2真空ボックス20の内部を示すためにサイドシール22の一部を破断して示している)に組み付けられ、他端には別のサイドシール36が組み付けられている。各クロスシール32,34及びサイドシール36はドライヤロール2に巻き掛けられたカンバス6に接触しており、サイドシール22とともに密閉空間30を形成している。そして、この密閉空間30が第1真空ボックス30として機能している。
【0020】
また、サポートパイプ40の表面でブラケット44,46が固設されている位置の間には、サポートパイプ40の内部空間48と第1真空ボックス30内とを連通させる連通孔40aが設けられている。サポートパイプ40の内部空間48は真空ファン(真空源)50に接続されており、真空ファン50から第1真空ボックス30内に真空吸引力を作用させる真空導入路として用いられている。このように真空ファン50から直接に真空吸引力を作用させることで、第1真空ボックス30は、真空ロール10の真空吸引力を利用する第2真空ボックス20に比較して極めて高い真空度とするとことが可能になる。例えば、真空ロール10の真空導入路12内の負圧(ゲージ圧)を200mmAqに設定した場合、真空室10a,10b,10c内は50mmAq程度の負圧になり、第2真空ボックス20内ではさらに負圧は小さくなって10mmAq程度になってしまう。これに対して第1真空ボックス30内は、真空ファン50から真空導入路48によって真空吸引力を作用させることで、100〜150mmAq程度の高い負圧に維持することができる。
【0021】
本実施形態では、上側のクロスシール32とカンバス6との接触位置はカンバス6がドライヤロール2から離れる剥離点(スティッキングが無いとした場合の剥離点)のやや上流位置(例えば剥離点の上流50mmの位置)に設定され、下側のクロスシール34とカンバス6との接触位置は剥離点のやや下流位置(例えば剥離点の下流75mmの位置)に設定されている。このようなクロスシール32,34の位置設定により、紙ウェブ8がドライヤロール2から離れる剥離点の上流から下流にかけて強い真空吸引力を紙ウェブ8に作用させることができ、紙ウェブ8をドライヤロール2から効率的に引き離してスティッキングの発生を抑制することができる。特に、本実施形態では第1真空ボックス30の幅方向の設置位置はテール8aの通紙位置に設定され、サイドシール22,36間の距離はテール8aの幅Tと略同幅に設定されている。これにより、本実施形態では特に通紙時におけるテール8aのドライヤロール2への貼り付きを防止することができ、テール8aをドライヤロール2に取られることなく最後まで容易に通紙することができる。そして、紙ウェブ8(テール8a)が剥離点近傍を通過した後は、第2真空ボックス20により真空ロール10の真空吸引力を利用して紙ウェブ8(テール8a)に真空吸引力を作用させることができるので、紙ウェブ8(テール8a)が真空ロール10に至るまでカンバスに確実に拘束して紙ウェブ8(テール8a)の走行を安定させることができる。
【0022】
(B)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について図3を用いて説明する。図3は本実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す正面図である。側面図は第1実施形態と同様に図1で示される。なお、図3において、第1実施形態と同一の部位については、同一の符号を付して示している。
【0023】
本実施形態のドライヤ真空ボックスは、図3に示すように第1真空ボックス30の構成につき第1実施形態との相違がある。第1実施形態ではテール8aの通紙位置に合わせてテール8aの幅Tと略同幅に第1真空ボックス30の幅が設定されているが、本実施形態では紙ウェブ8の全幅Wに合わせて第1真空ボックス30の幅が設定されている。すなわち、本実施形態では第1実施形態の中央のサイドシール36(図2参照)が無く、各クロスシール32,34は紙ウェブ8の両端に合わせて配置されたサイドシール22,24間に延設されている。勿論、図示はしていないがクロスシール32,34を支持するブラケット44,46(図1参照)もサイドシール22,24間に延設されている。
【0024】
このような構成によれば、全幅の紙ウェブ8にも通紙時のテール8aにも高い真空吸引力を作用させることができる。
なお、第2真空ボックス20のない第1真空ボックス30だけの構成とすることも可能である。この場合でも、第1真空ボックス30には外部の真空ファン50から直接に真空吸引力を作用させることができるので、第1真空ボックス30の負圧を十分高い真空度に設定して紙ウェブ8をドライヤロール2から効率的に引き離し、スティッキングの発生を抑制することが可能となる。
【0025】
(C)第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について図4を用いて説明する。図4は本実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す正面図である。側面図は第1実施形態と同様に図1で示される。なお、図4において、第1実施形態と同一の部位については、同一の符号を付して示している。
【0026】
本実施形態のドライヤ真空ボックスは、図4に示すように第1真空ボックス30の構成につき第1,第2実施形態との相違がある。本実施形態では、第1真空ボックス30は紙ウェブ8の全幅Wに合わせてその設置幅を設定されるとともに、幅方向に第1室30Aと第2室30Bとに区画されている。すなわち、紙ウェブ8の両端に合わせて配置されたサイドシール22,24間に別のサイドシール36が配置され、このサイドシール36により第1真空ボックス30の内部は二つの密閉空間、すなわち第1室30Aと第2室30Bとに仕切られている。サイドシール36の位置は、サイドシール22,36間の距離がテール8aの幅Tと略同幅になるように設定されている。
【0027】
また、サポートパイプ40の内部の真空導入路48も仕切り板49によって2つの真空導入路48a,48bに仕切られており、その一方の真空導入路48aと第1室30Aとが連通孔40aによって連通させられ、他方の真空導入路48bと第2室30Bとが連通孔40bによって連通させられている。各真空導入路48a,48bはそれぞれ異なる真空ファン50A,50Bに接続されている。
【0028】
このような構成によれば、第1室30Aと第2室30Bとをそれぞれ真空源である真空ファン50A,50Bに独立して接続することができるので、テール8aの通紙時には真空ファン50Bから第2室30Bへの真空吸引力の供給を停止することで真空吸引力を無駄なくテール8aの通紙位置にのみ作用させることができ、紙ウェブ8を全幅に広げての本運転時には真空ファン50Bから第2室30Aへの真空吸引力の供給を開始することで高い真空吸引力を紙ウェブ8の全幅に一様に作用させ、スティッキングの発生を抑制することができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2真空ボックス20のない第1真空ボックス30だけの構成とすることも可能である。
【0029】
(D)第4実施形態
図5〜図7は本発明の第4実施形態としてのドライヤ真空ボックスについて示す図であり、図5はドライヤ真空ボックスが装備されるドライヤパートの構成を示す模式的な側面図、図6はドライヤ真空ボックスの構成を示す模式的な側面図(一部は断面図)、図7はドライヤ真空ボックスの構成を示す模式的な正面図である。
【0030】
このドライヤパートは、ドライヤロールが上下二段に配設された二段デッキ方式として構成されている。具体的には、4つのドライヤロール60〜63がそなえられ、この内、ドライヤロール(トップドライヤロール)60,62が上段に配置され、ドライヤロール(ボトムドライヤロール)61,63が下段に配置されている。
【0031】
また、トップドライヤロール60,62にはエンドレスのカンバス80が掛け渡されており、このカンバス80は、上記トップドライヤロール60,62及びカンバスロール70,71などにより駆動又は案内されてループ状に走行するようになっている。同様に、ボトムドライヤロール61,63にはエンドレスのカンバス81が掛け渡されており、このカンバス81は、上記ボトムドライヤロール61,63及びカンバスロール72,73などにより駆動又は案内されてループ状に走行するようになっている。
【0032】
このような構成において、紙ウェブ8は、ボトムカンバス81から、トップドライヤロール60へと受け渡され、この際、カンバス80によりトップドライヤロール60へと押圧されるようになっている。そして、紙ウェブ8は、カンバスロール70上でカンバス80と別れて、今度は、カンバス81によりボトムドライヤロール61へ押圧され、以降、カンバス80によりトップドライヤロール62へ押圧され、カンバス81によりボトムドライヤロール63へ押圧されることとなる。
【0033】
そして、カンバス80のループ内においてトップドライヤロール60とカンバスロール70との間、及び、カンバス81のループ内においてボトムドライヤロール61とカンバスロール73との間にそれぞれ真空ボックス90,91が配設されている。
これらの真空ボックス90,91は同様な構成なので真空ボックス90を代表としてその構成を図6及び図7を参照して説明すると、トップドライヤロール60とカンバスロール71との間には、装置幅方向に延びるサポートパイプ40にサイドシール22,24及びブラケット44,46が固設されている。また、ブラケット44,46の先端部には幅方向に延びるクロスシール32,34が固定されている。
【0034】
また、図7に示すようにブラケット44,46の幅方向の両端は上記サイドシール22,24(図6では第1真空ボックス90の内部を示すためにサイドシール22の一部を破断して示している)に組み付けられている。各クロスシール32,34及びサイドシール22,24はドライヤロール60に巻き掛けられたカンバス80に接触しており、密閉空間90を形成している。そして、この密閉空間90が真空ボックス90(本発明の第1真空ボックス)として機能している。
【0035】
また、サポートパイプ40の表面でブラケット44,46が固設されている位置の間には、サポートパイプ40の内部空間48と真空ボックス90内とを連通させる連通孔40aが設けられている。サポートパイプ40の内部空間48は真空ファン(真空源)50に接続されている。
本実施形態では、上記実施形態と同様に、サイドシール22,24は、ドライヤロール上を走行する紙ウェブ8の幅方向両端と一致するよう配置され、また、上側のクロスシール32とカンバス80との接触位置はカンバス80がドライヤロール60から離れる剥離点(スティッキングが無いとした場合の剥離点)のやや上流位置に設定され、下側のクロスシール34とカンバス80との接触位置は剥離点のやや下流位置に設定されている。
【0036】
本発明の第4実施形態としての真空ボックスは上述したように構成されているので、上記各実施形態と同様にスッティキングを防止できるという利点がある。
なお、本実施形態では、真空ボックス90(本発明の第1真空ボックス)を単体で備える構成としたが、上記各実施形態と同様に第1真空ボックスの外側に第2真空ボックスをそなえる構成としても良い。この場合、第1真空ボックスのサポートパイプ40とは別に第2真空ボックスを挿通するようにサポートパイプを取り付けこのサポートパイプを介して第2真空ボックスに、第1真空ボックスに作用させる負圧よりも真空度の低い負圧を第2真空ボックス内に作用させることとなる。
【0037】
これにより、紙ウェブ8のドライヤロールからの剥離点近傍と併せてその周辺においても紙ウェブ8をカンバスに吸着させることができ、且つ、第2真空ボックスにおいては、ドライヤロールから剥離した紙ウェブ8については紙ウェブ8のドライヤロールからの剥離させる第1真空ボックス内のような高い真空度は不要なので、第1真空ボックスよりも低い真空度で効率的に紙ウェブ8の吸着できるようになる。
また、上記第3実施形態と同様に、第1真空ボックスの内部を第1室及び第2室を二つに仕切って、これら第1室及び第2室のそれぞれ個別に真空吸引力を供給するように構成しても良い。
【0038】
(E)第5実施形態
図8は本発明の第5実施形態としてのドライヤ真空ボックスが装備されるドライヤパートの構成を示す模式的な側面図である。なお、図8では便宜的にウェブ8,カンバス170及びドライヤロール161〜163の間に隙間を空けて示している。
【0039】
本実施形態は、従来技術として上述した図11に示すダブルデッキ式のドライヤパートに本発明のドライヤ真空ボックスが装備した例であり、既に説明したものについては同一の符号を付しその説明を省略する。
本実施形態では、カンバス170のループ内においてドライヤロール160,161間及びドライヤロール162,163間に、それぞれ第1の真空ボックス200がそれぞれ配設されている。各真空ボックス200は何れも同様に構成されているので、以下、上流側の真空ボックス200を代表としてその構成を説明する。
【0040】
真空ボックス200は、図示するような横断面形状を有し紙ウェブ8の全幅に渡る密閉空間として形成され、ドライヤロール160に対するカンバス170の剥離点近傍に配置された仕切壁201により第1室202及び第2室203に分割されている。
第1室202を構成するケーシングの上記剥離点に面する個所には開口部202aが設けられている。この開口部202aの前後には、それぞれクロスシール202b,202cが取り付けられており、上流側のクロスシール202bとカンバス170との接触位置は上記剥離点のやや上流位置に設定され、下流側のクロスシール202cとカンバス170との接触位置は上記剥離点のやや下流位置に設定されている。
【0041】
また、第2室203を構成するケーシングのドライヤロール161に面する個所にはドライヤロール161の軸方向に長い開口部203aが設けられている。また、この開口部203aの上記クロスシール202cのある側と反対側にはクロスシール203bが配設されている。
各室202,203には図示しない真空源がそれぞれ接続されており、第1室202内は比較的高い真空度とされ、第2室203内は比較的低い真空度とされるようになっている。
【0042】
本発明の第5実施形態としてのドライヤ真空ボックスは上述したように構成されているので、第1室202によりクロスシール202b,202c間においてカンバス170を介して紙ウェブ8に高い吸着力を作用させて確実にドライヤロール160から剥離させることができ、第2室203によりクロスシール202c,203b間において紙ウェブ8をカンバス170に安定して吸着させることができる。
【0043】
(F)その他
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、第3実施形態では第1室30Aと第2室30Bとに接続される真空源として別々に真空ファン50A,50Bを備えているが、真空ファンは一つのみ設け、制御弁を用いて真空ファンから第1室30A,第2室30Bへの真空吸引力の供給/停止を独立して制御するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のドライヤ真空ボックスによれば、第1真空ボックスによって剥離点近傍に高い真空度の真空吸引力を作用させることができるので、紙ウェブがドライヤロールに取られる前に紙ウェブを直ちにカンバスに拘束することができ、スティッキングの発生を抑制することができる。これにより、高速抄紙時における抄紙機のドライヤパートでの紙切れを防止することができるとともに、テールの通紙も容易になる。さらに、第2真空ボックスを設ければ、剥離点近傍を通過した後も第2真空ボックスにより紙ウェブに真空吸引力を作用させることができるので、紙ウェブが次のロールに至るまで紙ウェブをカンバスに確実に拘束して紙ウェブの走行を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す側面図(一部は断面図)である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す正面図である。
【図3】本発明の第2実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す正面図である。
【図4】本発明の第3実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す正面図である。
【図5】本発明の第4実施形態にかかるドライヤパートの構成を示す側面図である。
【図6】本発明の第4実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す側面図(一部は断面図)である。
【図7】本発明の第4実施形態にかかるドライヤ真空ボックスの構成を示す正面図である。
【図8】本発明の第5実施形態にかかるドライヤパートの構成を示す模式的な側面図である。
【図9】従来のドライヤ真空ボックスの構成を示す側面図(一部は断面図)である。
【図10】従来のドライヤ真空ボックスの構成を示す正面図である。
【図11】一般的なダブルデッキ式のドライヤパートの構成を示す側面図である。
【符号の説明】
2,4,60〜63 ドライヤロール
6,80,81 カンバス
8 紙ウェブ
10 真空ロール
10a,10b,10c 真空室
20 第2真空ボックス
22,24 サイドシール
26,28 クロスシール
30,90,200 第1真空ボックス
30A,202 第1室
30B,203 第2室
32,34 クロスシール
36 サイドシール
40 サポートパイプ
42,44,46 ブラケット
48,48a,48b 真空導入路
50,50A,50B 真空ファン
70〜73 カンバスロール

Claims (5)

  1. 抄紙機のドライヤパートに設けられてドライヤロール上をカンバスに帯同されて走行する紙ウェブに上記カンバス越しに真空吸引力を作用させるドライヤ真空ボックスにおいて、
    上記カンバスの上記ドライヤロールから離れる剥離点の近傍の表面を内面の一部として含む密閉空間として形成された第1真空ボックスを備え、
    上記第1真空ボックスには、上記第1真空ボックス内を所定の真空度とする真空源が接続されていることを特徴とする、ドライヤ真空ボックス。
  2. 上記ドライヤパートが、真空ロールをそなえ、上記ドライヤロールと上記真空ロールとの間を上記カンバスに帯同させて上記紙ウェブを走行させるよう構成され、
    上記真空ロールの表面と上記カンバスの上記ドライヤロールから上記真空ロールに至るドロー部の表面とを内面の一部として含む密閉空間として形成され、上記真空ロールの真空吸引力が内部に作用する第2真空ボックスをさらに備え、
    上記第1真空ボックスが、上記第2真空ボックス内に設けられ、上記真空源により第2真空ボックス内よりも高い真空度とされることを特徴とする、請求項1記載のドライヤ真空ボックス。
  3. 上記第1真空ボックスは通紙時のテールの幅と略同幅で且つ上記テールの通紙位置に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2記載のドライヤ真空ボックス。
  4. 上記第1真空ボックスは上記紙ウェブの全幅と略同幅に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2記載のドライヤ真空ボックス。
  5. 上記第1真空ボックスは内部を幅方向に第1室と第2室とに区画され、上記第1室と上記第2室とは上記真空源へ独立して接続可能に構成されるとともに、上記第1室は通紙時のテールの幅と略同幅で且つ上記テールの通紙位置に設けられていることを特徴とする、請求項4記載のドライヤ真空ボックス。
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