JP2004051228A - 封緘部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封があったことを容易に認識することが可能で、開封の履歴を容易に判断することができる封緘部材を提供する。
【解決手段】先端に係合部4bを持つ棒状体4と、この棒状体4の他端に接続された頭部5と、この頭部5に接続された表示部7とからなるピン体2の連結体であって、頭部5あるいは表示部7の間を連結部3で連結しており、棒状体4あるいは頭部5若しくは棒状体4と頭部5との接合する部分に弱点部Wを形成した箱体などの封緘部材。
【選択図】   図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパチンコ機などの遊技装置の心臓部ともいうべき電子回路の基板が収納されている主基板樹脂ケースなどを封緘するために用いられる封緘部材に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
パチンコ機などの遊技装置、特に回胴式遊技装置は電子回路を内蔵した電動式の高度な電子装置であり、この電子回路の主基板は主基板樹脂ケース内に収容され、そして箱体(外ケース)と主基板樹脂ケースとの間を、一旦締結したならば逆回転ができないような特殊ネジを封緘部材として使用した封緘機構(セーフティーロック機構)で封緘している。
【0003】
したがって、主基板に搭載されている電子回路を変更して出玉率を調節するような不正工作するためには、その特殊ネジ部分を破壊して開封しなければならならず、この破壊操作により外観的に開封の有無を確認することができる。
【0004】
これらのネジは例えば、装置設置時の封緘用である主基板ケース封緘用、本体固定用があり、さらに立入り検査1回目用、同第2回目用、同第3回目用、そして基板回収用などの複数本のネジを使用して構成されている。また、主基板ケースには封緘部材の使用状態の記録用紙が貼付されており、これに開封年月日や担当者名と押印部分などがある。
【0005】
営業所においては、セキュリティー維持のため封緘部材が正しい状態で封印されていることを毎日の点検対象にし、封緘部材の使用記録用紙に記載されている封印数と一致していることを確認している。この封緘部材の開封と封印作業は各県の公安委員および遊技装置の製造業者しか行うことが出来ない仕組みになっており、厳重に封印状態が管理されている。
しかし、特殊なネジを封緘部材として使用した機器の封緘は、これに使用する特殊ネジの製造コストが高く、また、多数の特殊なネジを使用するので、その数量等の管理も煩雑である。また、その取付けも限定された作業者のみが行う必要があるなど、管理上からも問題がある。
【0006】
万一、そのような特殊なネジが外されて何かをされたとしても、ネジは市販されているものが多く、その種類は豊富で類似したものが多いことから、これが改ざんされても外観上分かり難い。したがって、このようなネジを封緘部材として使用した封緘の機能は完璧性を欠くものである。
【0007】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、開封があったことを容易に認識することが可能で、開封の履歴を容易に判断することができる封緘部材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明にかかる封緘部材は、 先端に係合部を持つ棒状部、および、前記棒状部の他端に接続された頭部を、備える複数のピン体と、隣接する前記ピン体を互いに連結する連結体と、を有することを特徴としている。
本発明の封緘部材によれば、隣接するピン体同士が互いに連結体で連結されているため、改竄などの目的でピン体の一つを移動させようとすると連結体による連結が壊れてしまう。したがって、連結体が破壊されていることを確認することによって、開封があったことを認識することが可能となる。また、連結されているピン体を順次封緘に用いることによって、開封の履歴を容易に判断することができる。
【0009】
(2) また、本発明にかかる封緘部材は、当該封緘部材による封緘が破られると破壊されるように形成された弱点部をさらに有していてもよい。このような構成によると、弱点部の破壊を確認することによって、開封があったことを認識することが可能となる。
【0010】
(3) なお、前記弱点部は、前記頭部、前記棒状部、前記連結体、および、前記頭部と前記棒状部との接合部の少なくともいずれかに形成されていてもよい。
【0011】
(4) そして、前記ピン体は、前記頭部に接続された表示部をさらに備えていてもよい。表示部を備えることによって、封緘箇所、封緘履歴などに対応する表示を行うことができる。
【0012】
(5) なお、(4)のピン体は、前記表示部を前記頭部に接続する接続部をさらに備えていてもよい。
【0013】
(6) また、前記連結体は、互いに隣接する前記ピン体において、前記頭部同士、前記表示部同士、または、前記接続部同士を連結するように形成されていてもよい。
【0014】
(7) そして、前記弱点部は、前記頭部、前記棒状部、前記連結体、前記頭部と前記棒状部との接合部、前記接続部、前記接続部と前記頭部との接合部、および、前記接続部と前記表示部との接合部の少なくともいずれかに形成されていてもよい。
【0015】
(8) なお、前記棒状部は、その周囲に規則的に配列された凹部を備えていてもよい。このように周囲に規則的に配列された棒状部を持つピン体とすることによって、封緘あるいはその準備のために棒状部を対応する部分に挿入する際に、挿入するにしたがって摩擦の大きさが段階的に変化するため、凹部を棒状部の長さ方向の適切な位置に設けておけば、適切な所定の深さ位置まで棒状部を挿入することが容易となる。また、棒状部を挿入する挿入部に凹部と軽く係合する部分、例えば変形可能な板状の突出部を設けておけば、ピン体を適切な深さ位置で仮固定することが容易となる。
【0016】
(9) あるいは、前記棒状部は、その周囲に突出し弾性を持つリブ部を備えていてもよい。このように、ピン体の棒状部が弾性を持つリブ部を備えることによって、棒状部のリブ部が被封緘部材の挿入される部分に密着した状態に容易に保つことができる。これによって、ピン体を被封緘部材内に容易に仮止めすることができる。また、ピン体によって封緘した状態においても、棒状部の弾性を持つリブ部が被封緘部材内に密着する状態に保てるため、ピン体が緩んでしまう可能性が低い。
【0017】
(10) また、前記連結体は、曲線状に形成されていてもよい。これにより、連結体の曲線状の形状が変形することによって、隣接するピン体同士の間の距離変化をある程度許容することができ、個々のピン体の封緘やその開封の際などにおける移動が隣接するピン体に影響を与えることを防止できる。
【0018】
(11) さらに、前記頭部は、リング体と、このリング体の中央方向に伸びる複数本の腕部と、これらの腕部の集合部に設けたセンター部とを備え、前記センター部に前記棒状体の一端が連結され、前記腕部が前記弱点部として形成されていてもよい。これによって、センター部に十分な力を及ぼすことによって弱点部として形成された腕部を破壊し、棒状体をリング体から切り離すことによって、このピン体による封緘を容易に解くことができる。
【0019】
(12) あるいは、前記頭部は、リング体と、このリング体の中央方向に伸びる複数本の腕部と、これらの腕部の集合部に設けたセンター部とを備え、前記センター部に前記棒状体の一端が連結され、前記センター部は、その中ほどに凹部を備え、前記腕部が前記弱点部として形成されていてもよい。これによって、センター部の凹部にドライバの先などの棒状部材の先端部を外れないようにセンター部の凹部に当接させることが容易に行える。さらに、そのような棒状部材を介してセンター部に十分な力を及ぼすことによって弱点部として形成された腕部を破壊し、棒状体をリング体から切り離すことによって、このピン体による封緘を容易に解くことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。
【0021】
1. <第1実施形態>
図1は一連のピン体を備える封緘部材の平面図、図2はその正面図、そして図3はその側面図である。
【0022】
封緘部材1の主要部分は、ナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂を使用して一体成形したもので、第1ピン体2a、第2ピン体2b、第3ピン体2c・・第nピン体2nで構成され、各ピン体2の間は帯状の第1連結体3a、第2連結体3b、第3連結体3c・・第m連結体3mから成る連結体3で一体的に連結されている。
【0023】
そして前記ピン体2は、頭部5の下方に係止部4(封緘部)が延在し、頭部5の側方の延長方向に薄板状の接続部6を介して表示部7が形成され、さらに隣接する表示部7同士は連結体3で直線的に連結されている。
【0024】
表示部7には、封緘する場所(主基板ケース封印用、本体固定用)や検査の順序(立入り検査第第1回、第2回、第3回など)、さらにメーカ名などの記号等が記載ないし成型時に成形される。
【0025】
また、表示部7の間を連結する連結体3は、図2に示すように正面視でU形に形成されて二つのピン体2ないし係止部4の間の距離を変更できる融通性を持たせており、一方のピン体2のロックを破壊するために係止部4を固定部材の孔の中に押し込んだ時に、隣の係止部4が引きずられないように配慮したものである。
【0026】
係止部4は、箱体と蓋体、あるいは箱体と底板などの複数の封緘を必要とする部材の間を封止する一種のストッパー部材で、棒状部4aの先端に2本の爪体4bがその端部を棒状部4aより離反させるように矢尻状に形成され、基端側に帽子状の頭部5が一体的に形成されている。
【0027】
また、図4、図7、および図11に示すように棒状部4aの周囲には凹部4cが所定間隔で配列されている。これによって、美観を与えると共に手触りと操作性を良好にしている。さらに、このように周囲に規則的に配列された棒状部4aを持つピン体2とすることによって、封緘あるいはその準備のために棒状部4aを対応する部分に挿入する際に、挿入するにしたがって摩擦の大きさが段階的に変化するため、凹部4cを棒状部4aの長さ方向の適切な位置に設けておけば、適切な所定の深さ位置まで棒状部4aを挿入することが容易となる。また、図11に示すように、棒状部4aを挿入する挿入部に凹部4cと軽く係合する部分、例えば変形可能な板状の突出部11tを設けておけば、突出部11tの先端を凹部4cに係合させることにより、ピン体2を適切な深さ位置で仮固定することが容易となる。
【0028】
棒状部4aの一端に形成された頭部5は、図4および図6に示すように全体がハンドル形でリング体5aの内部に破壊用の細い腕部5b(弱点部W)を十字形に形成し、これらの腕部5bの集合部分にセンター部5cが形成されている。
【0029】
さらに,この実施の形態においては、このセンター部5cの上面にドライバDなどの先端を受けるための円錐状の凹部5dが形成されているが、この円錐部は必要に応じて設けられるものであり、このセンター部5cは例えば小さな円板状あるいは星型など他の形状のものに変形してもよい。要するに、頭部5と係止部4との間が開封時の破壊操作によって分離できるように「弱点部W」をもつように構成されておれば良いのである。
【0030】
次に、本実施形態に係る封緘部材の使用方法について説明する。
【0031】
本実施形態にかかる封緘部材1を使用して二つ以上の部材(例えば箱体と蓋体など)を閉止し、これを封緘する際は、図8の斜視図に示すように、上下に分離可能な箱体10(被封緘部材)の縁部に固定体11を設けておき、実施例においてはこの固定体11は上下一対の固定環11m、11nを備えて構成されている。
【0032】
そして前記封緘部材1のピン体2の係止部4を、この固定体11の構成部分である固定環11m、11nの中央に設けた貫通孔に押し込み(図10)、底板あるいは固定板12に形成された固定部12aに開口された封緘孔12b(図8)に挿入して係止させるものである。
【0033】
図9および図11に示すように箱体10の端部に形成された保護枠10cで囲まれている中に上箱10aと下箱10bの端面から延長されている帯部13a、13bを介して6個の固定体11a、11b・・11fが図10、11に示すように設けられている。そしてこの固定体11の内、上側の固定環11mに図8に示すように切欠き部11gが形成されており、この切欠き部11gより封緘部材1のピン体2の接続部6を通過させるようになっている。
【0034】
ここで、ピン体2の未ロック状態とロック状態の一例を説明する。ピン体2は、図10においてピン体2cを例として示す未ロック状態Uから、図10においてピン体2bを例として示すロック状態Lにできるように構成されている。すなわち、ピン体2は、未ロック状態Uにおいて図11に示すようにドライバDなどで頭部5を押して、固定板12の封緘孔12bにピン体2bの先端の爪体4b(係合部)を貫通させ、爪体4bの弾性によって爪体4bの端部が棒状部4aから離れた状態になって封緘孔12b周囲の固定部12aに爪体4bが係止することによって、図10においてピン体2bを例として示したロック状態Lになる。
【0035】
次に、ピン体の未ロック状態とロック状態の他の例を説明する。この例では、固定体11が、固定環11m,11nに加えて、その下部に爪体4bを係止させるための構造を備えている。すなわち、この例では、図10においてピン体2aとして示すように、未ロック状態Uから、図11に示すようにドライバDなどで頭部5を押して、図10の固定体11の下部に形成されている拡開部11eの天井面にピン体2aの係止部4の先端の爪体4b(係合部)が破線で示すように係止されるロック状態Lになるように構成されている。したがって、この例では係止部4は箱体10の固定板12には係止されず、箱体10の固定体11に係止される。
【0036】
この爪体4bの前方は底板12の固定部12aで閉止されており、前記爪体4bを操作できない状態になっている。
【0037】
この固定部12aにはピン体2B、2Cの位置に封緘孔12bが設けられており、この封緘孔12bを通過した爪体4bはこの封緘孔12bの周縁の固定部12aに係止されるようになっている。
【0038】
前記のような封緘状態(ロック状態L)のピン体2Aの封緘を解除するときには図11および図8に示すように頭部5の中央のセンター部5cをドライバDで押し下げると、上側の固定体11 の凹部の底面で頭部5が支持された状態で腕部5b(弱点部W)が折られて頭部5と係止部4とが分離して封緘状態が解除される。
【0039】
未ロック状態Uとロック状態Lとの2つの形態の間には隣り合う2本のピン体2の頭部5の間に図8に示すように段差「d」が形成されるが、この段差dを吸収するために図2に示すように連結体3をU形に形成して長さに融通性を持たせている。
【0040】
図9に示すように固定体11aの位置には箱体10の上面に符号Aが、隣の固定体11bの位置には符号Bが、同様に符号C〜Fが付けられているが、例えば符号Aは主基板ケース封緘(封印)用、部号Bは本体固定用、符号C〜Fは立ち入り検査第1回、第2回、第3回・・・などの封緘状態を示している。
【0041】
開封したピン体2の頭部5は表示部7とともに切除したり、そのまま残したりするが、好ましくは切除して封緘が解除されたことを明確にしておくのが良い。
【0042】
2. <第2実施形態>
第2実施形態は、封緘部材におけるピン体の形状が第1実施形態のものとは異なる。それ以外の点においては第2実施形態の封緘部材は第1実施形態の封緘部材と同様である。以下においては、第1実施形態と異なる点のみについて述べる。また、図面において第1実施形態の各部と同様な各部には、第1実施形態と同一の符号を付す。
【0043】
図12は、第2実施形態のピン体32を、頭部5は断面図として示し、係止部24は側面図として示す、部分断面図である。また、図13は、本実施形態のピン体32を、第1実施形態と同様な箱体10(被封緘部材)の固定体11への挿入の途中の状態において、固定体11の固定環11nの位置における模式的な断面図として示す図である。
【0044】
これらの図に示すように、ピン体32の係止部24の棒状部24aは、その周囲の4方向に突出するリブ部24eを備えている。なお、リブ部24は棒状部24aから4方向に突出して形成されているものに限らず、少なくとも一つの方向に突出して形成されていればよい。リブ部24eは変形可能な弾性を持つ材料で形成されている。図13においては、ピン体32の係止部24が、箱体10(被封緘部材)の固定環11nにより押圧されて、挿入前は図13において符号24eに符号24fの部分を加えた断面形状を持つリブ部が、図13におけるリブ部24eに示す形状に変形した状態を模式的に示している。このようにリブ部24eが変形することによって、ピン体32を、被封緘部材例えば箱体10に設けられている被挿入部例えば固定体11に仮止めすることができる。また、ピン体32によって封緘した状態においても、棒状部24aの弾性を持つリブ部24eが被挿入部例えば固定体11に密着する状態とできるため、ピン体32が緩んでしまう可能性が低い。
【0045】
3. <変形例>
3.1 前記実施形態においては、上下2個が一対の固定環11m、11nからなる固定体11を使用しているが、固定環が一つ(例えば上の固定環11m)の構造のものでも使用することができる。
【0046】
3.2 前述した実施形態の封緘部材は、複数本のピン体を連結体で連結しているので、一連の封緘操作を行う場合には、「封緘−封緘の解除」の順序が明確になる。したがって、この封緘部材は、遊技装置だけでなく、封緘の順序の明確化が必要な他の装置にも使用することができる。
【0047】
3.3 前述した実施形態においては、ピン体が表示部および接続部を備える例を示した。
【0048】
しかしながら、ピン体は接続部を備えず、頭部に表示部が直に接続されるようにしてもよい。
【0049】
あるいは、ピン体は表示部および接続部を備えないようにしてもよい。その場合、連結体は隣接するピン体の頭部同士を連結するようにする。
【0050】
3.4 前述した実施形態では、封緘が破られる場合などに力が加わると破壊されやすい弱点部が、ピン体の頭部に腕部として形成されている例を示した。しかしながら、封緘が破られる場合などに力が加わると破壊されやすい弱点部は、頭部、棒状部、連結体、頭部と棒状部との接合部、頭部と表示部との接続部、接続部と頭部との接合部、および、接続部と表示部との接合部のうちの少なくともいずれかに形成されるようにしてもよい。なお、弱点部には他の部分より厚さが薄い部分を設けたり、切欠きを設けたりして、破壊されやすいように形成してもよい。
【0051】
3.5 前述した実施形態においては、互いに隣接するピン体において表示部同士を連結するように形成されている連結体の例を示した。しかしながら、連結体は、互いに隣接する前記ピン体において、頭部同士、または、接続部同士を連結するように形成されていてもよい。
【0052】
3.6 本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変形実施が可能である。
【0053】
【発明の効果】
第1の発明によれば、一つの箱体などに、複数の封緘を所定の順序で封緘し、封緘を解除する場合のように、所定の期間ごとに開封してその内部を検査するような遊技装置の封緘として有効に利用することができる。また、連結体が破壊されていることを確認することによって、開封があったことを認識することが可能となる。さらに、連結されているピン体を順次封緘に用いることによって、開封の履歴を容易に判断することができる。
【0054】
第2の発明によれば、弱点部の破壊を確認することによって、開封があったことを認識することが可能となる。
【0055】
第3の発明によれば、表示部を備えることによって、封緘箇所、封緘履歴などに対応する表示を行うことができる。
【0056】
第4の発明によれば、周囲に規則的に配列された棒状部を持つピン体とすることによって、封緘あるいはその準備のために棒状部を対応する部分に挿入する際に、挿入するにしたがって摩擦の大きさが段階的に変化するため、凹部を棒状部の長さ方向の適切な位置に設けておけば、適切な所定の深さ位置まで棒状部を挿入することが容易となる。また、棒状部を挿入する挿入部に凹部と軽く係合する部分、例えば変形可能な板状の突出部を設けておけば、ピン体を適切な深さ位置で仮固定することが容易となる。
【0057】
第5の発明によれば、棒状部のリブ部が被封緘部材の挿入される部分に密着した状態に容易に保つことができ、ピン体を被封緘部材内に容易に仮止めすることができる。また、ピン体によって封緘した状態においても、棒状部の弾性を持つリブ部が被封緘部材内に密着する状態に保てるため、ピン体が緩んでしまう可能性が低い。
【0058】
第6の発明によれば、連結体の曲線状の形状が変形することによって、隣接するピン体同士の間の距離変化をある程度許容することができ、個々のピン体の封緘やその開封の際などにおける移動が隣接するピン体に影響を与えることを防止できる。
【0059】
第7の発明によれば、頭部のセンター部に十分な力を及ぼすことによって弱点部として形成された腕部を破壊し、棒状体をリング体から切り離すことによって、ピン体による封緘を容易に解くことができる。
【0060】
第8の発明によれば、センター部の凹部にドライバの先などの棒状部材の先端部を外れないようにセンター部の凹部に当接させることが容易に行える。さらに、そのような棒状部材を介してセンター部に十分な力を及ぼすことによって弱点部として形成された腕部を破壊し、棒状体をリング体から切り離すことによって、このピン体による封緘を容易に解くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多数のピン体を連結して形成された第1実施形態の封緘部材の平面図である。
【図2】図1に示した封緘部材の側面図である。
【図3】図1に示した封緘部材の側面図である。
【図4】頭部を部分断面図として示す第1実施形態のピン体の側面図である。
【図5】図4のピン体を横方向から見た側面図である。
【図6】図4のピン体を下側からみた平面図である。
【図7】図4のピン体の棒状部の断面図である。
【図8】第1実施形態の封緘部材を箱体に使用する状態を示す斜視図である。
【図9】第1実施形態の封緘部材を箱体に使用した状態を示す平面図である。
【図10】第1実施形態の封緘部材の使用状態を示す側断面図である。
【図11】第1実施形態の封緘部材を封緘状態とする作業の説明図である。
【図12】第2実施形態のピン体示す部分断面図である。
【図13】図12に示したピン体の挿入途中の状態を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
1  封緘部材
2、2a、2b、32 ピン体
3、3a、3b 連結体
4、24  係止部
4a、24a 棒状部
4b 爪体
4c 凹部
5  頭部
5a リング体
5b 腕部(弱点部)
5c センター部
5d 凹部
6  接続部
7  表示部
W  弱点部
24e リブ部

Claims (12)

  1. 先端に係合部を持つ棒状部、および、前記棒状部の他端に接続された頭部を、備える複数のピン体と、
    隣接する前記ピン体を互いに連結する連結体と、を有することを特徴とする封緘部材。
  2. 請求項1において、
    当該封緘部材による封緘が破られると破壊されるように形成された弱点部をさらに有することを特徴とする封緘部材。
  3. 請求項2において、
    前記弱点部は、前記頭部、前記棒状部、前記連結体、および、前記頭部と前記棒状部との接合部の少なくともいずれかに形成されていることを特徴とする封緘部材。
  4. 請求項2において、
    前記ピン体は、前記頭部に接続された表示部をさらに備えることを特徴とする封緘部材。
  5. 請求項4において、
    前記ピン体は、前記表示部を前記頭部に接続する接続部をさらに備えることを特徴とする封緘部材。
  6. 請求項5において、
    前記連結体は、互いに隣接する前記ピン体において、前記頭部同士、前記表示部同士、または、前記接続部同士を連結するように形成されていることを特徴とする封緘部材。
  7. 請求項5または請求項6において、
    前記弱点部は、前記頭部、前記棒状部、前記連結体、前記頭部と前記棒状部との接合部、前記接続部、前記接続部と前記頭部との接合部、および、前記接続部と前記表示部との接合部の少なくともいずれかに形成されていることを特徴とする封緘部材。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、
    前記棒状部は、その周囲に規則的に配列された凹部を備えることを特徴とする封緘部材。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、
    前記棒状部は、その周囲に突出し弾性を持つリブ部を備えることを特徴とする封緘部材。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかにおいて、
    前記連結体は、曲線状に形成されていることを特徴とする封緘部材。
  11. 請求項2ないし請求項10のいずれかにおいて、
    前記頭部は、リング体と、このリング体の中央方向に伸びる複数本の腕部と、これらの腕部の集合部に設けたセンター部とを備え、
    前記センター部に前記棒状体の一端が連結され、
    前記腕部が前記弱点部として形成されている、ことを特徴とする封緘部材。
  12. 請求項2ないし請求項10のいずれかにおいて、
    前記頭部は、リング体と、このリング体の中央方向に伸びる複数本の腕部と、これらの腕部の集合部に設けたセンター部とを備え、
    前記センター部に前記棒状体の一端が連結され、
    前記センター部は、その中ほどに凹部を備え、
    前記腕部が前記弱点部として形成されている、ことを特徴とする封緘部材。
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