JP2004050398A - 食品切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転刃体の着脱作業が容易である食品切断装置を提供する。
【解決手段】食品切断装置1は、食品Wを搬送部4に載せて搬送する送りコンベヤ5と、この送りコンベヤ5とで食品Wを上下から挟持する押えコンベヤ8とを備える。食品切断装置1は、回転可能な駆動軸体と、この駆動軸体に対して挿脱により着脱可能な回転刃体43とを備える。食品切断装置1は、回転刃体43を覆う閉状態および回転刃体43を露出させる開状態に開閉可能なカバー体62を備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送りコンベヤと押えコンベヤとで挟持された状態で送出される大根、人参等の食品を回転する回転刃体で切断する食品切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の食品切断装置は、装置本体を備え、この装置本体には食品を搬送部に載せて搬送する送りコンベヤが設けられている。
【0003】
また、装置本体には送りコンベヤにて搬送される食品を押え部と送りコンベヤの搬送部とで上下から挟持する押えコンベヤが食品の上下方向の寸法に応じて回動可能に設けられている。
【0004】
さらに、装置本体には駆動軸体が回転可能に設けられ、この駆動軸体には、送りコンベヤと押えコンベヤとで挟持された状態で送出される食品を駆動軸体からの回転力で回転しながら切断する回転刃体がねじ止めにより固定されている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
実開昭63−166395号公報(第1頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の実開昭63−166395号公報に記載の食品切断装置のように、回転刃体を駆動軸体にねじ止めにて固定する構成では、例えば食品の種類に応じて回転刃体を交換する場合等に、回転刃体の駆動軸体に対する着脱に手間取り、回転刃体の着脱作業を容易に行うことができないおそれがある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、回転刃体の着脱作業を容易に行うことができる食品切断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の食品切断装置は、装置本体と、この装置本体に設けられ、食品を搬送部に載せて搬送方向に搬送する送りコンベヤと、前記装置本体に食品の上下方向の寸法に応じて揺動可能に設けられ、前記送りコンベヤにて搬送される食品に接触する押え部を有し、前記送りコンベヤにて搬送される食品を前記押え部と前記送りコンベヤの前記搬送部とで上下から挟持する押えコンベヤと、前記装置本体に回転可能に設けられ、前記送りコンベヤが食品を搬送する搬送方向に向って突出した駆動軸体と、この駆動軸体に着脱可能に設けられ、前記送りコンベヤと前記押えコンベヤとで挟持された状態で送出される食品を前記駆動軸体からの回転力で回転しながら切断する回転刃体と、前記装置本体に前記回転刃体を覆う閉状態および前記回転刃体を露出させる開状態に開閉可能に設けられ、前記回転刃体に当接してこの回転刃体が前記駆動軸体から軸方向に抜け出るのを防止する当接部を有するカバー体とを備え、前記回転刃体には、凹部を有する被嵌挿孔部が形成され、前記駆動軸体の端部には、前記凹部に対して係脱可能な凸部を有し前記被嵌挿孔部に対して挿脱可能な嵌挿軸部が形成され、前記回転刃体の取付け時には、前記嵌挿軸部の前記被嵌挿孔部への差し込みにより、前記回転刃体が前記駆動軸体に対してこの駆動軸体に対する回転が前記凸部と前記凹部との係合で規制された状態に取り付けられ、前記回転刃体の取外し時には、前記嵌挿軸部の前記被嵌挿孔部からの抜き出しにより、前記凸部と前記凹部との係合が解除されて前記回転刃体が前記駆動軸体から取り外されるものである。
【0009】
そして、嵌挿軸部の被嵌挿孔部への差し込みにより回転刃体が駆動軸体に対してこの駆動軸体に対する回転が規制された状態に取り付けられ、嵌挿軸部の被嵌挿孔部からの抜き出しにより回転刃体が駆動軸体から取り外されるので、回転刃体の着脱作業が容易になる。
【0010】
請求項2記載の食品切断装置は、請求項1記載の食品切断装置において、カバー体の当接部は、回転刃体の回転に追従するように回転自在となっているものである。
【0011】
そして、カバー体の当接部を回転刃体の回転に適切に追従させることができ、回転刃体の安定した回転が確保される。
【0012】
請求項3記載の食品切断装置は、請求項2記載の食品切断装置において、カバー体の当接部は、弾性体にて構成されているものである。
【0013】
そして、カバー体の閉状態時にこのカバー体の当接部にて駆動軸体に対して回転刃体が弾力をもって適切に押え付けられる。
【0014】
請求項4記載の食品切断装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の食品切断装置において、押えコンベヤの押え部は、食品の上下方向の寸法の変化に拘わらず、常に送りコンベヤの搬送終端部の上方位置に位置するものである。
【0015】
そして、押えコンベヤの押え部は、食品の上下方向の寸法の変化に拘わらず、常に送りコンベヤの搬送終端部の上方位置に位置するので、送りコンベヤと押えコンベヤとで食品を適切に挟持でき、回転刃体による切断精度が向上する。
【0016】
請求項5記載の食品切断装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の食品切断装置において、送りコンベヤおよび押えコンベヤの少なくともいずれか一方の側方を開放状態とし、その側方から無端状のベルトを脱着自在とするものである。
【0017】
そして、送りコンベヤおよび押えコンベヤの少なくともいずれか一方の無端状のベルトの脱着作業が容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の食品切断装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0019】
図1において、1は食品切断装置で、この食品切断装置1は、装置本体2を備えている。
【0020】
そして、この装置本体2の鉛直面に沿った第1取付板3には、食品Wを搬送部である搬送面4に載せて水平な搬送方向(図示イ方向)に向けて搬送するベルトコンベヤ等の送りコンベヤ5が設けられている。
【0021】
また、この装置本体2の第1取付板3には、送りコンベヤ5にて載置搬送される食品Wに接触してこの食品Wを搬送面4に押し付ける押え部7を自由端側である下端側に有し、送りコンベヤ5にて載置搬送される食品Wをその押え部7と送りコンベヤ5の搬送面4の搬送終端部分とで上下から挟持するベルトコンベヤ等の押えコンベヤ8が、食品Wの上下方向の寸法(例えば厚さ寸法)に応じて揺動可能に設けられている。なお、第1取付板3の縁部には、略矩形状の開口部9が形成された鉛直面に沿った第2取付板10が固着されている。
【0022】
ここで、送りコンベヤ5は、駆動ローラ11、従動ローラ12およびテンションローラ13を有し、これら駆動ローラ11、従動ローラ12およびテンションローラ13には、無端状のベルト14が着脱可能に巻き掛けられている。
【0023】
このベルト14の上側の平面状の往路面部15は、ベルト脱着用摘み16が取り付けられた水平面状のベルト支持板17によって支持されている。この往路面部15の上面が搬送面4となっている。この送りコンベヤ5の搬送終端部は、第2取付板10の開口部9内に位置する。無端状のベルト14は、ベルト脱着用摘み16を引くことによりベルト支持板17の搬送終端部側を折曲させることで、第1取付板3側とは反対側の側方から脱着自在となる。
【0024】
また、押えコンベヤ8は、送りコンベヤ5と同様、駆動ローラ21、従動ローラ22およびテンションローラ23を有し、これら駆動ローラ21、従動ローラ22およびテンションローラ23には、無端状のベルト24が着脱可能に巻き掛けられている。無端状のベルト24は、テンションローラ23を起倒させることで、第1取付板3側とは反対側の側方から脱着可能となる。
【0025】
このベルト24の下側の平面状の往路面部25は、コンベヤフレーム28によって支持されている(図4参照)。このコンベヤフレーム28には、第1取付板3に形成された案内凹溝26を移動するガイドローラ27が取り付けられている。そして、案内凹溝26は、コンベヤフレーム28の先端が上下方向にのみ動くようガイドローラ27の移動を規制する。往路面部25の下面の下端部分が押え部7となっている。
【0026】
この押えコンベヤ8の自由端部である下端部は、第2取付板10の開口部9内に位置し、下方の送りコンベヤ5の搬送終端部と対向している。
【0027】
また、押えコンベヤ8の下端部の押え部7は、開口部9内において押えコンベヤ8の揺動に伴って垂直方向である上下方向に沿って移動するため、食品Wの上下方向の寸法の変化に拘わらず、作業時には常に送りコンベヤ5の搬送終端部の上方位置に位置するようになっている。
【0028】
また、コンベヤフレーム28は、一端を駆動ローラ21を挿着し、他端をギヤケース31内に回転自在で挿入しているローラ軸21aを中心として回動可能となっている。このローラ軸21aが挿入されているギヤケース31は、駆動源から回転力を受ける支軸30を中心として回動可能となっている。
【0029】
このギヤケース31は、第1取付板3に凹状に形成されたケース収容室32内に位置する。このケース収容室32には案内凹溝26の上端部が連通されている。
【0030】
また一方、装置本体2の第2取付板10には、図2および図3に示されるように、送りコンベヤ5が食品Wを搬送する搬送方向に向って装置本体2の側面から突出つまり送りコンベヤ5の搬送面4における搬送方向と同じ向きに第2取付板10から突出するとともに軸方向が水平方向に一致した刃体回転用の駆動軸体41が、軸保持部42を介して回転可能に設けられている。
【0031】
そして、この駆動軸体41には、送りコンベヤ5の搬送終端部と押えコンベヤ8の下端部とで上下から挟持された状態で開口部9を通って送出される食品Wを駆動軸体41からの回転力で回転しながら切断する回転刃体43が、駆動軸体41の軸方向に沿った移動による挿脱により着脱可能に設けられている。
【0032】
この回転刃体43は、第2取付板10と近接して対向する略円板状の刃取付板45を有し、この刃取付板45には例えば輪切り用の刃46がボルト等の取付具47にて取り付けられている。
【0033】
また、この回転刃体43の中央部(回転中心部)における第2取付板10と対向する側の面には、相対する2つの凹部48を有する窪み状の被嵌挿孔部49が形成されている。
【0034】
また、駆動軸体41の装置本体2の一側面である第2取付板10から回転刃体43側に突出した端部(突出端部)には、凹部48に対して係脱可能な2つの凸部51を有し回転刃体43の被嵌挿孔部49に対して挿脱可能な挿入部である嵌挿軸部52が形成されている。
【0035】
そして、回転刃体43の駆動軸体41の軸方向に沿った一方向への移動による嵌挿軸部52の被嵌挿孔部49への差し込みのみにより、凸部51と凹部48とが互いに係合し、回転刃体43が駆動軸体41に対してこの駆動軸体41に対する相対的な回転が凸部51と凹部48との係合で規制された状態でかつ軸方向の移動が許容された状態として取り付けられる。
【0036】
また、回転刃体43の駆動軸体41の軸方向に沿った一方向への移動による嵌挿軸部52の被嵌挿孔部49からの抜き出しのみにより、凸部51と凹部48との係合が解除されて回転刃体43が駆動軸体41の軸方向への移動で駆動軸体41から取り外される。
【0037】
また一方、装置本体2の第2取付板10には、図1および図2に示されるように、回動可能な蓋体であるカバー体62が回転刃体43を覆う閉状態および回転刃体43を露出させる開状態に開閉可能(切換え可能)に設けられている。
【0038】
そして、このカバー体62は、回転刃体43の中央部の被嵌挿孔部49側とは反対側の面に形成された被当接部60に回転刃体43の回転を妨げることなく接離自在に当接してこの回転刃体43が駆動軸体41からこの駆動軸体41の軸方向に抜け出るのを防止する突起状の当接部61を有している。
【0039】
このカバー体62は、駆動軸体41に挿嵌された回転刃体43を下面のみを開口して包囲するもので、このカバー体62の一端部が第2取付板10の一方の縁部にヒンジ63を介して回動可能に取り付けられている。
【0040】
また、第2取付板10の他方の縁部には、この第2取付板10に一体に設けられた上下一対のブロック状の取付部64を介して上下方向の回動軸65が取り付けられ、この回動軸65から外周面にねじ溝66が形成されたねじ溝付軸67が水平状に突出している。
【0041】
さらに、カバー体62の他端部には、切欠き凹部68が形成された固定板部69がカバー体62と一体に設けられている。そして、この固定板部69の切欠き凹部68内にねじ溝付軸67を位置させてから、このねじ溝付軸67に操作具である操作ナット70をねじ込めば、閉状態のカバー体62を装置本体2の第2取付板10に対して固定できる。
【0042】
なお、カバー体62の膨出状の当接部61は、例えばベアリング71で支持された回転自在の例えば金属製の押え軸72にて構成されたもので、回転刃体43の回転に追従するように回転自在となっている。
【0043】
この押え軸72は、図3に示されるように先端部が円錐状に形成されている。また、この押え軸72の円錐状の先端部が当接する回転刃体43の被当接部60は、押え軸72の先端部に対応したすり鉢状に形成されている。
【0044】
このため、押え軸72が回転刃体43と当接した時、押え軸72の軸芯が回転刃体43の軸芯と常に同一軸芯上となり、回転刃体43の安定した回転が得られる。
【0045】
また、装置本体2は、送りコンベヤ5および押えコンベヤ8の搬送用のモータ等の駆動源と、回転刃体43の回転用のモータ等の駆動源とをそれぞれ有している。搬送用の駆動源から出力される動力は、チェーン76、スプロケット77等の伝動手段78を介して、送りコンベヤ5および押えコンベヤ8に伝達されている。送りコンベヤ5では、一端にスプロケット77が挿着され、第1取付板3を貫通しているローラ軸11aの他端に挿着された駆動ローラ11を回転するようになっている。また押えコンベヤ8では、一端にスプロケット77が挿着され、ケース収容室32を貫通している支軸30の他端に挿着されたギヤケース31内のギヤが回転し、ギヤとローラ軸21aを介して駆動ローラ21を回転するようになっている。
【0046】
なお、駆動源および伝動手段78を収容した装置本体2の機械室は、水が内部に浸入しないよう特に第1取付板3を貫通しているローラ軸11aおよびケース収容室32を貫通している支軸30にはシールされており、漏電、ショート等の故障が発生しないようになっている。
【0047】
次に、上記一実施の形態の作用等を説明する。
【0048】
食品Wの切断作業時には、図4に示すように、切断対象物である食品Wが、送りコンベヤ5の搬送面4上に載せられて搬送方向に搬送されると、この食品Wは、送りコンベヤ5の搬送端部に到達した時点で、図5に示すように、上の押えコンベヤ8の押え部7と下の送りコンベヤ5の搬送面4の搬送終端部分とによって、回転刃体43からの負荷で位置ずれしない程度の挟持力で挟持される。
【0049】
この際、押えコンベヤ8は、この押えコンベヤ8の自重に抗して食品Wにて上方に押される形で、食品Wの上下方向の寸法つまり厚さに応じて揺動する。
【0050】
すなわち、ガイドローラ27が案内凹溝26に沿って上方に移動するため、ギヤケース31が支軸30を中心として上方に回動するとともに、コンベヤフレーム28が従動ローラ22が上昇するように駆動ローラ21のローラ軸21aを中心として上方に回動し、その結果、押えコンベヤ8の押え部7が、食品Wの厚さ分だけ真っ直ぐに上方に移動する。
【0051】
そして、回転刃体43の近傍位置において上下一対の押えコンベヤ8と送りコンベヤ5とにて所望の挟持力で挟持された食品Wは、その挟持状態のまま、さらに両コンベヤ5,8にて搬送方向に搬送され、開口部9を介して回転刃体43側に送出され、この回転中の回転刃体43の刃46にて次々と細かく切断される。
【0052】
この回転刃体43の刃46の切断によりできた食品Wの切断片は、回転刃体43の下方に予め配置された図示しない容器に向って落下し、この容器内に収容される。
【0053】
なお、図6に示すように、比較的厚い食品Wであっても、図5に示す場合と同様に、食品Wの厚さの変化の影響を何ら受けることなく、両コンベヤ5,8にて挟持された状態で送出されて回転中の回転刃体43の刃46にて次々と細かく切断される。
【0054】
また、例えば食品Wの種類に応じて回転刃体43を交換する場合、或いは、回転刃体43を洗浄する場合等には、操作ナット70を緩めて閉状態のカバー体62の装置本体2に対する固定を解除してから、カバー体62を一方向に回動させて開状態にして、回転刃体43を露出させる。
【0055】
次いで、この露出した回転刃体43を第2取付板10から離反する方向(駆動軸体41の軸方向)に移動させることで、回転刃体43を駆動軸体41から引抜により取り外す。
【0056】
すなわち、駆動軸体41の嵌挿軸部52から回転刃体43の被嵌挿孔部49を引き抜くことで、凸部51と凹部48との嵌合を解除して、回転刃体43を駆動軸体41から取り外す。
【0057】
そして、その取り外した回転刃体43に代えて、食品Wに対応した別の回転刃体43を第2取付板10に接近する方向に移動させることで、駆動軸体41に挿入により取り付ける。
【0058】
すなわち、駆動軸体41の嵌挿軸部52に回転刃体43の被嵌挿孔部49を差し込むことで、凸部51と凹部48とを互いに嵌合させて、回転刃体43を駆動軸体41に取り付ける。
【0059】
次いで、カバー体62を他方向に回動させて閉状態にして、この閉状態になったカバー体62を操作ナット70のねじ溝付軸67へのねじ込みにより装置本体2に対して固定する。
【0060】
カバー体62が装置本体2に対して固定されると、このカバー体62の当接部61が回転刃体43の被当接部60に当接するため、このカバー体62によって回転刃体43が押され、回転刃体43が駆動軸体41の軸方向に移動不能な状態になり、その結果、回転刃体43の駆動軸体41に対する回転と回転刃体43の駆動軸体41に対する軸方向の移動とが規制された状態になる。
【0061】
なお、送りコンベヤ5のベルト14を洗浄する場合、ベルト脱着用摘み16によるベルト14の張りを緩めてから、そのベルト14を手前側に引き抜くようにして取り外す。また、押えコンベヤ8のベルト24を洗浄する場合、テンションローラ23によるベルト24の張りを緩めてから、そのベルト24を手前側に引き抜くようにして取り外す。
【0062】
このようにして、上記一実施の形態の食品切断装置1によれば、駆動軸体41に対して挿脱により工具レスで着脱可能な回転刃体43と、この回転刃体43を覆う閉状態および回転刃体43を露出させる開状態に開閉可能なカバー体62とを備える構成であるから、例えば工具を用いることなく回転刃体43を駆動軸体41に差し込むだけの操作で取り付けできるため、安全性を確保できるばかりでなく、回転刃体43の着脱作業をきわめて容易に行うことができる。
【0063】
また、送りコンベヤ5のベルト14および押えコンベヤ8のベルト24を工具レスで取り外せるので、洗浄作業も容易に行うことができる。
【0064】
さらに、押えコンベヤ8の押え部7は、食品Wの厚さの変化に拘わらず、切断作業時には常に送りコンベヤ5の搬送終端部の上方位置に位置するので、例えば押え部7が押えコンベヤ8の揺動に伴って円弧を描くように移動する場合に比べて、送りコンベヤ5と押えコンベヤ8とで食品Wを最後まで適切に挟持でき、回転刃体43による切断精度を向上できる。
【0065】
さらに、カバー体62の当接部61を回転刃体43の回転に適切に追従させることができ、回転刃体43の安定した回転を確保できる。
【0066】
なお、食品切断装置1のカバー体62は、金属製の押え軸72にて構成された回転自在の当接部61を有するものには限定されず、例えば図7に示すように、シリコン系のゴム等の弾性体81にて構成された回転自在の当接部61を有するものでもよい。
【0067】
この弾性体81は、一方側の径小部82と他方側の径大部83とにて一体に構成され、この径大部83の先端側が先端に向って縮径した截頭円錐状に形成されている。また、この径大部83の基端にはフランジ84が形成されている。
【0068】
そして、弾性体81の径小部82は、カバー体62の本体部62aに設けられたベアリング71で支持された回転体85の筒部86に嵌合されている。また、弾性体81の径大部83は、本体部62a内面に貼着された薄板状のシールカバー87の開口88に挿通され、本体部62a内面から回転刃体43側に向って突出している。この弾性体81は、回転体85に対して着脱可能であり、交換できるようになっている。
【0069】
さらに、回転体85の筒部86の外周面には、ベアリング71側への異物浸入を防ぐゴム製の環状体89が嵌着されている。また、弾性体81の径大部83が当接する回転刃体43の被当接部60は、弾性体81の径大部83に対応した截頭円錐状に形成されている。
【0070】
そして、このようなカバー体62を備えた食品切断装置1によれば、カバー体62の閉状態時にゴム等の弾性体81にて構成された当接部61にて駆動軸体41に対して回転刃体43を所望の弾力をもって適切に押え付けることができ、回転刃体43のがたつき等を防止できる。また、回転刃体43の被当接部60の磨耗を防止できるのみならず、回転刃体43の被当接部60が擦れて黒く汚れるようなこともない。
【0071】
また、食品切断装置1は、送りコンベヤ5および押えコンベヤ8の両方についてその側方を開放状態としその側方から無端状のベルト14,24を脱着自在とした構成には限定されず、送りコンベヤ5および押えコンベヤ8の少なくともいずれか一方の側方を開放状態としその側方から無端状のベルト14,24を脱着自在としたものであればよい。
【0072】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、嵌挿軸部の被嵌挿孔部への差し込みにより回転刃体が駆動軸体に対してこの駆動軸体に対する回転が規制された状態に取り付けられ、嵌挿軸部の被嵌挿孔部からの抜き出しにより回転刃体が駆動軸体から取り外されるので、回転刃体の着脱作業を容易に行うことができる。
【0073】
請求項2の発明によれば、カバー体の当接部を回転刃体の回転に適切に追従させることができ、回転刃体の安定した回転を確保できる。
【0074】
請求項3の発明によれば、カバー体の閉状態時にこのカバー体の当接部にて駆動軸体に対して回転刃体を弾力をもって適切に押え付けることができる。
【0075】
請求項4の発明によれば、押えコンベヤの押え部は、食品の上下方向の寸法の変化に拘わらず、常に送りコンベヤの搬送終端部の上方位置に位置するので、送りコンベヤと押えコンベヤとで食品を適切に挟持でき、回転刃体による切断精度を向上できる。
【0076】
請求項5の発明によれば、送りコンベヤおよび押えコンベヤの少なくともいずれか一方の無端状のベルトの脱着作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品切断装置の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同上食品切断装置の一部を示す斜視図である。
【図3】同上食品切断装置の回転刃体の平面視断面図である。
【図4】同上食品切断装置の動作説明図である。
【図5】同上食品切断装置の動作説明図である。
【図6】同上食品切断装置の動作説明図である。
【図7】本発明の食品切断装置の他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1  食品切断装置
2  装置本体
4  搬送部である搬送面
5  送りコンベヤ
7  押え部
8  押えコンベヤ
14,24  ベルト
41  駆動軸体
43  回転刃体
48  凹部
49  被嵌挿孔部
51  凸部
52  嵌挿軸部
61  当接部
62  カバー体
81  弾性体
W  食品

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    この装置本体に設けられ、食品を搬送部に載せて搬送方向に搬送する送りコンベヤと、
    前記装置本体に食品の上下方向の寸法に応じて揺動可能に設けられ、前記送りコンベヤにて搬送される食品に接触する押え部を有し、前記送りコンベヤにて搬送される食品を前記押え部と前記送りコンベヤの前記搬送部とで上下から挟持する押えコンベヤと、
    前記装置本体に回転可能に設けられ、前記送りコンベヤが食品を搬送する搬送方向に向って突出した駆動軸体と、
    この駆動軸体に着脱可能に設けられ、前記送りコンベヤと前記押えコンベヤとで挟持された状態で送出される食品を前記駆動軸体からの回転力で回転しながら切断する回転刃体と、
    前記装置本体に前記回転刃体を覆う閉状態および前記回転刃体を露出させる開状態に開閉可能に設けられ、前記回転刃体に当接してこの回転刃体が前記駆動軸体から軸方向に抜け出るのを防止する当接部を有するカバー体とを備え、
    前記回転刃体には、凹部を有する被嵌挿孔部が形成され、
    前記駆動軸体の端部には、前記凹部に対して係脱可能な凸部を有し前記被嵌挿孔部に対して挿脱可能な嵌挿軸部が形成され、
    前記回転刃体の取付け時には、前記嵌挿軸部の前記被嵌挿孔部への差し込みにより、前記回転刃体が前記駆動軸体に対してこの駆動軸体に対する回転が前記凸部と前記凹部との係合で規制された状態に取り付けられ、
    前記回転刃体の取外し時には、前記嵌挿軸部の前記被嵌挿孔部からの抜き出しにより、前記凸部と前記凹部との係合が解除されて前記回転刃体が前記駆動軸体から取り外される
    ことを特徴とする食品切断装置。
  2. カバー体の当接部は、回転刃体の回転に追従するように回転自在となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の食品切断装置。
  3. カバー体の当接部は、弾性体にて構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の食品切断装置。
  4. 押えコンベヤの押え部は、食品の上下方向の寸法の変化に拘わらず、常に送りコンベヤの搬送終端部の上方位置に位置する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食品切断装置。
  5. 送りコンベヤおよび押えコンベヤの少なくともいずれか一方の側方を開放状態とし、その側方から無端状のベルトを脱着自在とする
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の食品切断装置。
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