JP2004048390A - 動画像符号化装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】手ぶれ補正機能を有する撮像装置を用いて撮影した動画像を符号化する動画像符号化装置であって、手ぶれ補正を行うための第1の動きベクトルを検出し、検出された第1の動きベクトルに応じて手ぶれ補正を行った場合には、手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正を行わなかった場合には手ぶれ補正前のフレーム画像を第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間の差分ベクトルである第2の動きベクトルを検出し、検出された第2のベクトルに基づいて予測画像を生成する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像を圧縮するための動画像符号化装置及び方法に関する。特に民生用ビデオレコーダや民生用ビデオカメラにおいて、圧縮画像のビットレートを上げるために、画像符号化の効率を上げることができる動画像符号化装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の急速な画像圧縮技術の進展によって、より圧縮効率の高い動画像を圧縮して記録する技術が多々開発されてきている。かかる動画像圧縮技術は、将来にわたって、より広い範囲のアプリケーションに適用される可能性があり、特に撮影者自体が動いている状態で撮影を行うモバイル用商品等に適用する市場がより大きくなるものと考えられている。
【0003】
しかし、モバイル用商品等で撮影された動画像は、撮影者が静止していないことから、撮影機器の固定が困難であり、どうしても手ぶれ現象が生じてしまう。かかる手ぶれの影響によって、現フレームの画像と前フレームの画像のぶれが大きくなり、動画像圧縮において予測画像を生成するための主要な技術である動きベクトルの検出に時間がかかってしまう。
【0004】
従来における予測画像を生成するために使用する動きベクトル検出方法の処理の流れ図を図8に示す。図8において、まず画像を入力し(ステップS801)、入力画像のマクロブロック領域各画素の値を取り込む(ステップS802)。また、参照画像の探索領域内で、マクロブロックと同じ大きさの領域各画素の値を取り込む(ステップS803)。
【0005】
次に、入力画像と参照画像から得た各画素の差分絶対値の累積和を算出する(ステップS804)。参照画像の探索領域内を全て探索するまで、差分絶対値の累積和算出を繰り返す(ステップS805)。
【0006】
探索した中で前記差分絶対値の累積和が最小となる位置に画像が移動したとして、その方向と距離を動きベクトルとして表す(ステップS806)。入力画像の全てのマクロブロックについて動きベクトルを検出するまで各マクロブロックごとの差分ベクトル算出の処理を繰り返す(ステップS807)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような方法を用いて動きベクトルを検出するためには、検出されると想定される動きベクトルよりも広い範囲を探索範囲とする必要がある。さらに、モバイル用商品等で撮影された動画像は手ぶれによる動きが大きいため、動きベクトル算出のための探索範囲をより広く設定しておく必要が生じる。
【0008】
したがって、広範囲の探索を行うために相当の時間を要するとともに、システム全体の演算処理負荷が大きくなってしまうという問題点があった。特に、画像圧縮処理に負荷がかかると画像圧縮処理を行わないフレームが発生するおそれが生じることから、圧縮動画像の中にコマ落ちが生じるおそれが生じてしまうという問題点もあった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するために、手ぶれが生じる場合であっても、動きベクトル検出のための演算処理負荷を増やすことなく、確実に動画像を符号化することができる動画符号化装置及び方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる動画像符号化装置は、手ぶれ補正機能を有する撮像装置を用いて撮影した動画像を符号化する動画像符号化装置であって、手ぶれ補正を行うための第1の動きベクトルを検出する手ぶれ補正用動きベクトル検出部と、検出された第1の動きベクトルに応じて手ぶれ補正を行う手ぶれ補正処理部と、手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間の差分ベクトルである第2の動きベクトルを検出する動画像符号化用動きベクトル検出部と、検出された第2のベクトルに基づいて予測画像を生成する予測画像生成部とを含むことを特徴とする。
【0011】
かかる構成により、手ぶれ補正処理を行った場合には、前フレームとほぼ同等の画像を入力することで、あるいは手ぶれ補正処理を行っていない画像が入力された場合であっても手ぶれ補正を行った画像へと変換することによって、参照画像の探索範囲を従来の探索範囲よりも狭い範囲とすることができ、動きベクトル検出に必要な時間を削減することができることから、画像符号化処理を行わないフレームが発生する頻度が低くなり、コマ落ちの少ない動画像に符号化することが可能となる。
【0012】
また、本発明にかかる動画像符号化装置は、予測画像に基づいて参照画像を生成する参照画像生成部をさらに含むことが好ましい。直前のフレームにおける画像及び予測画像を、新たな参照画像として用いることができることから、より探索範囲を狭めることが期待できるからである。
【0013】
また、本発明にかかる動画像符号化装置は、手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間において、同じ位置における輝度値の差分絶対値であるY値差分を検出するY値差分検出部をさらに含み、動画像符号化用動きベクトル検出部において、Y値差分が所定の閾値T1よりも小さい場合には、第2の動きベクトルを0(ゼロ)とし、予測画像生成部において、事前に生成されている参照画像を予測画像とすることが好ましい。動きベクトル検出のための演算処理を一部省略することができ、より動きベクトルの検出時間を短縮することができるからである。
【0014】
また、本発明にかかる動画像符号化装置は、Y値差分検出部において、マクロブロックの領域内に存在する各画素についてY値差分を積算し、予測画像生成部において、Y値差分の積算量に基づいてマクロブロックの予測画像を生成することが好ましい。
【0015】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかる動画像符号化方法は、手ぶれ補正機能を有する撮像装置を用いて撮影した動画像を符号化する動画像符号化方法であって、手ぶれ補正を行うための第1の動きベクトルを検出する工程と、検出された第1の動きベクトルに応じて手ぶれ補正を行う工程と、手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間の差分ベクトルである第2の動きベクトルを検出する工程と、検出された第2のベクトルに基づいて予測画像を生成する工程とを含むことを特徴とする。
【0016】
かかる構成により、手ぶれ補正処理を行った場合には、前フレームとほぼ同等の画像を入力することで、あるいは手ぶれ補正処理を行っていない画像が入力された場合であっても手ぶれ補正を行った画像へと変換することによって、参照画像の探索範囲を従来の探索範囲よりも狭い範囲とすることができ、動きベクトル検出に必要な時間を削減することができることから、画像符号化処理を行わないフレームが発生する頻度が低くなり、コマ落ちの少ない動画像に符号化することが可能となる。
【0017】
また、本発明にかかる動画像符号化方法は、予測画像に基づいて参照画像を生成する工程をさらに含むことが好ましい。直前のフレームにおける画像及び予測画像を、新たな参照画像として用いることができることから、より探索範囲を狭めることが期待できるからである。
【0018】
また、本発明にかかる動画像符号化方法は、手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間において、同じ位置における輝度値の差分絶対値であるY値差分を検出する工程をさらに含み、第2の動きベクトルを検出する工程において、Y値差分が所定の閾値T1よりも小さい場合には、第2の動きベクトルを0(ゼロ)とし、予測画像を生成する工程において、事前に生成されている参照画像を予測画像とすることが好ましい。動きベクトル検出のための演算処理を一部省略することができ、より動きベクトルの検出時間を短縮することができるからである。
【0019】
また、本発明にかかる動画像符号化方法は、Y値差分を検出する工程において、マクロブロックの領域内に存在する各画素についてY値差分を積算し、予測画像を生成する工程において、Y値差分の積算量に基づいてマクロブロックの予測画像を生成することが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかる動画符号化装置及び方法について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態にかかる動画符号化装置における処理の基本流れ図である。図1に示すように、まず、手ぶれ補正処理を行っている画像が入力される(ステップS101)。手ぶれ補正処理を行っていることから、動きベクトルの大きさは従来の動きベクトルよりも小さくなる。
【0021】
そこで、従来の探索範囲よりも狭い範囲において動きベクトルの探索を行い、動きベクトルを検出し(ステップS102)、予測画像を生成する(ステップS103)。このようにすることによって、予測画像生成までの演算処理負荷を従来よりも軽減することができる。
【0022】
そして、入力画像のマクロブロックが、最後のマクロブロックでない場合には(ステップS104:No)、次のマクロブロックへと移動し、当該次のマクロブロックについて再度動きベクトルの検出を繰り返すことになる(ステップS102〜103)。
【0023】
図1では、手ぶれ補正処理が行われた画像が入力される場合について説明しているが、手ぶれ補正処理機能を有する場合であっても、手ぶれ補正処理を行っていない場合も考えられる。手ぶれ補正を行っていない画像が入力された場合における処理の流れ図を図2に示す。
【0024】
図2において、まず、第1の動きベクトルとして画面全体の手ぶれ補正用動きベクトルを検出しておく(ステップS201)。そして、手ぶれ補正処理を行っていない画像が入力され(ステップS202)、手ぶれ補正用動きベクトル分だけ移動させた画像位置を中心に、従来の探索範囲よりも狭い範囲について動きベクトルの探索を行い、第2の動きベクトルを検出する(ステップS203)。
【0025】
そして、検出された第1の動きベクトルと、検出された第2のベクトルとのベクトル和として動きベクトルを求め(ステップS204)、予測画像を生成する(ステップS205)。このようにすることによって、手ぶれ補正処理を行っていない画像が入力される場合であっても、予測画像生成までの演算処理負荷を従来よりも軽減することができる。
【0026】
そして、入力画像のマクロブロックが、最後のマクロブロックでない場合には(ステップS206:No)、次のマクロブロックへと移動し、当該次のマクロブロックについて再度動きベクトルの算出を繰り返すことになる(ステップS203〜204)。
【0027】
また、動画像圧縮用の動きベクトルを検出する時間を短縮するためには、輝度値の絶対差分を検出する方法が有効であると考えられる。図3に輝度値の絶対差分を検出する方法による動画像圧縮用の動きベクトルを検出する処理の流れ図を示す。
【0028】
図3において、まず、手ぶれ補正処理を行った画像が入力され(ステップS301)、入力された画像のマクロブロック領域における各画素の値を取り込む(ステップS302)。そして、参照画像の画面内において、入力画像と同位置のマクロブロック領域における各画素の値を取り込み(ステップS303)、入力画像と参照画像の同位置における画素の差分絶対値を算出してからマクロブロック領域の累積和を算出する(ステップS304)。
【0029】
この差分絶対値の累積和と所定の閾値1とを比較して(ステップS305)、差分絶対値の累積和が閾値1よりも小さい場合には(ステップS305:Yes)、動きベクトルはゼロとし(ステップS306)、入力画像を予測画像として使用する(ステップS307)。
【0030】
また、差分絶対値の累積和が閾値1以上である場合には(ステップS305:No)、差分絶対値の累積和を所定の閾値2と比較して(ステップS308)、差分絶対値の累積和が閾値2よりも小さい場合には(ステップS308:Yes)、狭範囲探索を行って動きベクトルを検出し(ステップS309)、予測画像を生成する(ステップS310)。
【0031】
差分絶対値の累積和が閾値2以上である場合には(ステップS308:No)、広範囲探索を行って動きベクトルを検出し(ステップS311)、予測画像を生成する(ステップS310)。なお、閾値1は閾値2よりも小さいものとする。
【0032】
かかる処理を行うことによって、広範囲探索を行う場合であっても、手ぶれ補正処理を行っていることから、動きベクトル自体が従来よりも小さくなり、従来の探索範囲よりも狭い範囲を探索することで動きベクトルを検出することが可能となる。
【0033】
そして、入力画像のマクロブロックが、最後のマクロブロックでない場合には(ステップS312:No)、次のマクロブロックへと移動し、当該次のマクロブロックについて再度動きベクトルの算出を繰り返すことになる(ステップS302〜304)。
【0034】
さらに、輝度値の絶対差分を検出する方法による動画像圧縮用の動きベクトルを検出する処理を行う場合であって、手ぶれ補正処理が行われていない画像が入力された場合における処理の流れ図を図4に示す。
【0035】
図4において、まず、画面全体における第1の動きベクトルを検出しておく(ステップS401)。続いて、手ぶれ補正処理を行っていない画像が入力され(ステップS402)、入力された画像におけるマクロブロック領域の各画素の値を取り込む(ステップS403)。そして、参照画像の画面内において、検出された第1の動きベクトル分だけ移動した位置におけるマクロブロック領域の各画素の値を取り込み(ステップS404)、入力画像と手ぶれ補正用動きベクトルで移動させた参照画像との画素の差分絶対値を算出してから、マクロブロック領域全体の累積和を算出する(ステップS405)。
【0036】
この後の処理は、図3に示したステップS305以下に示す処理と同様の処理を行うことになる。すなわち、差分絶対値の累積和と閾値1を比較して(ステップS406)、差分絶対値の累積和が閾値1よりも小さい場合には(ステップS406:Yes)、手ぶれ用動きベクトルを動きベクトルとして(ステップS407)、入力画像を予測画像として使用する(ステップS408)。
【0037】
また、差分絶対値の累積和が閾値1以上である場合には(ステップS406:No)、差分絶対値の累積和を閾値2と比較して(ステップS409)、差分絶対値の累積和が閾値2よりも小さい場合には(ステップS409:Yes)、狭範囲探索を行って第2の動きベクトルを検出し(ステップS410)、第2のベクトルに第1のベクトルを加算することによって予測画像を生成する(ステップS411)。
【0038】
差分絶対値の累積和が閾値2以上である場合には(ステップS409:No)、広範囲探索を行って第2の動きベクトルを検出し(ステップS412)、第2のベクトルに第1のベクトルを加算することによって予測画像を生成することになる(ステップS411)。
【0039】
そして、入力画像のマクロブロックが、最後のマクロブロックでない場合には(ステップS413:No)、次のマクロブロックへと移動し、当該次のマクロブロックについて再度動きベクトルの算出を繰り返すことになる(ステップS403〜405)。
【0040】
次に、図5は本発明の実施の形態にかかる動画像符号化装置における動きベクトルを検出する部分に関する装置の構成例を示すブロック図である。
【0041】
図5において、デジタル化された画像データを手ぶれ補正用動きベクトル検出部51に入力し、画面全体における手ぶれ補正用の第1の動きベクトルを算出する。手ぶれ補正用の第1の動きベクトルの情報に基づいて、画像データの手ぶれ補正処理が、手ぶれ補正処理部52で行われる。
【0042】
次に、手ぶれ補正処理が行われた入力画像と参照画像との輝度値の差分絶対値の算出をY値差分検出部53で行い、その輝度値の差分絶対値によって、動画像符号化用の動きベクトル検出部54の探索範囲を切り替えて、手ぶれ補正処理が行われた画像、あるいは手ぶれ補正処理が行われていない画像に対して手ぶれ補正用の第1の動きベクトル移動させた画像と、参照画像メモリ55に保存されている参照画像とを比較することによって第2の動きベクトルを検出し、予測画像生成部56で第1の動きベクトルと第2の動きベクトルに基づいて予測画像の生成を行う。そして、参照画像生成部57で次フレームの第2の動きベクトルを算出するために参照画像の生成を行い、新たに参照画像メモリ55に保存する。
【0043】
次に、より具体的な構成例として、本実施の形態にかかる動画符号化方法をデジタルカメラに適用する場合について説明する。図6は、一般的なデジタルカメラの構成を示している。
【0044】
まずレンズ61で結像された光学像は、CCDイメージセンサ62において電気信号に変換され、アナログ前処理部63で前処理が施された後、A/D変換部64でデジタル信号に変換され、デジタル信号処理部65で色分離や手ぶれ補正などの処理を行った画像を、動画像符号化処理部66において符号化を行い、符号化されたデータを記録媒体67に記録する。
【0045】
図7に本発明の実施の形態にかかる動画像符号化方法を応用したデジタルカメラのデジタル信号処理部から動画像符号化処理部までの動画像符号化用動きベクトル検出に関係する部分の構成を示す。本構成においては、輝度値差分絶対値を算出する機能を追加している。すなわち、デジタル信号処理部71で手ぶれ補正処理が施された画像に対して、Y値差分検出部72で輝度値差分絶対値を算出して、算出された輝度値差分絶対値によって、動画像符号化処理部73における動画像符号化用動きベクトル検出部で動きベクトルを検出する探索範囲を切り替えることになる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明にかかる動画像符号化装置及び方法によれば、手ぶれ補正処理を行った場合には、前フレームとほぼ同等の画像を入力することで、あるいは手ぶれ補正処理を行っていない画像が入力された場合であっても手ぶれ補正を行った画像へと変換することによって、参照画像の探索範囲を従来の探索範囲よりも狭い範囲とすることができ、動きベクトル検出に必要な時間を削減することができることから、画像符号化処理を行わないフレームが発生する頻度が低くなり、コマ落ちの少ない動画像に符号化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる動画像符号化装置における処理の流れ図
【図2】本発明の実施の形態にかかる動画像符号化装置における処理の流れ図
【図3】本発明の実施の形態にかかる動画像符号化装置における処理の流れ図
【図4】本発明の実施の形態にかかる動画像符号化装置における処理の流れ図
【図5】本発明の実施の形態にかかる動画像符号化装置における動きベクトル検出部分のブロック構成図
【図6】本発明の実施の形態にかかる動画像符号化方法を適用したデジタルカメラの基本構成図
【図7】本発明の実施の形態にかかる動画像符号化方法を適用したデジタルカメラの構成図
【図8】従来の動画像符号化装置における処理の流れ図
【符号の説明】
51 手ぶれ補正用動きベクトル検出部
52 手ぶれ補正処理部
53 Y値差分検出部
54 動画像符号化用動きベクトル検出部
55 参照画像メモリ
56 予測画像生成部
57 参照画像生成部
61 レンズ
62 CCDイメージセンサ
63 アナログ前処理部
64 A/D変換部
65 デジタル信号処理部
66 動画像符号化処理部
67 記録媒体
71 デジタル信号処理部
72 Y値差分検出部
73 動画像符号化処理部
Claims (8)
- 手ぶれ補正機能を有する撮像装置を用いて撮影した動画像を符号化する動画像符号化装置であって、
手ぶれ補正を行うための第1の動きベクトルを検出する手ぶれ補正用動きベクトル検出部と、
検出された前記第1の動きベクトルに応じて手ぶれ補正を行う手ぶれ補正処理部と、
手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を前記第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間の差分ベクトルである第2の動きベクトルを検出する動画像符号化用動きベクトル検出部と、
検出された前記第2のベクトルに基づいて予測画像を生成する予測画像生成部とを含むことを特徴とする動画像符号化装置。 - 前記予測画像に基づいて前記参照画像を生成する参照画像生成部をさらに含む請求項1に記載の動画像符号化装置。
- 手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を前記第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間において、同じ位置における輝度値の差分絶対値であるY値差分を検出するY値差分検出部をさらに含み、
前記動画像符号化用動きベクトル検出部において、前記Y値差分が所定の閾値T1よりも小さい場合には、前記第2の動きベクトルを0(ゼロ)とし、前記予測画像生成部において、事前に生成されている参照画像を予測画像とする請求項1又は2に記載の動画像符号化装置。 - 前記Y値差分検出部において、マクロブロックの領域内に存在する各画素について前記Y値差分を積算し、前記予測画像生成部において、前記Y値差分の積算量に基づいて前記マクロブロックの予測画像を生成する請求項3に記載の動画像符号化装置。
- 手ぶれ補正機能を有する撮像装置を用いて撮影した動画像を符号化する動画像符号化方法であって、
手ぶれ補正を行うための第1の動きベクトルを検出する工程と、
検出された前記第1の動きベクトルに応じて手ぶれ補正を行う工程と、
手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を前記第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間の差分ベクトルである第2の動きベクトルを検出する工程と、
検出された前記第2のベクトルに基づいて予測画像を生成する工程とを含むことを特徴とする動画像符号化方法。 - 前記予測画像に基づいて前記参照画像を生成する工程をさらに含む請求項5に記載の動画像符号化方法。
- 手ぶれ補正後におけるフレーム画像、あるいは手ぶれ補正前のフレーム画像を前記第1のベクトル分だけ移動させた位置における画像と、事前に生成されている参照画像との間において、同じ位置における輝度値の差分絶対値であるY値差分を検出する工程をさらに含み、
前記第2の動きベクトルを検出する工程において、前記Y値差分が所定の閾値T1よりも小さい場合には、前記第2の動きベクトルを0(ゼロ)とし、前記予測画像を生成する工程において、事前に生成されている参照画像を予測画像とする請求項5又は6に記載の動画像符号化方法。 - 前記Y値差分を検出する工程において、マクロブロックの領域内に存在する各画素について前記Y値差分を積算し、前記予測画像を生成する工程において、前記Y値差分の積算量に基づいて前記マクロブロックの予測画像を生成する請求項7に記載の動画像符号化方法。
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