JP2004047921A - 冷却装置とそれを備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、冷却効率を改善しながら小型化、薄型化することができ、構造が簡単で低コストの冷却装置とそれを備えた電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の冷却装置とそれを備えた電子機器は、接触熱交換型ポンプ7が発熱電子部品3に接触されて内部の冷媒の熱交換作用で発熱電子部品3から熱を奪い、放熱器8から放熱を行う冷却装置であって、接触熱交換型ポンプ7のポンプケーシング15が高熱伝導率の材料で形成されるとともに、ポンプケーシング15には、内部のポンプ室15bに沿った側面に受熱面15aが形成され、該受熱面15aが接触位置において発熱電子部品3の上部表面の3次元的な形状と相補的な形状に形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体内部に配設された中央処理装置(以下、CPU)等の発熱電子部品を、冷媒を循環させて冷却する電子機器の冷却装置と、それを備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のコンピューターにおける高速化の動きはきわめて急速であり、CPUのクロック周波数は以前と比較して格段に大きなものになってきている。この結果、CPUの発熱量が増し、従来のようにヒートシンクで空冷するだけでは能力不足で、高効率で高出力の冷却装置が不可欠になっている。そこでこのような冷却装置として、発熱電子部品を搭載した基板を、冷媒を循環させて冷却する冷却装置が提案された(特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
以下、このような冷媒を循環させて冷却する従来の電子機器の冷却装置について説明する。なお、本明細書において電子機器というのは、CPU等にプログラムをロードして処理を行う装置、中でもノート型パソコンのような携行可能な小型の装置を中核とするが、このほかに通電により発熱する発熱電子部品を搭載した装置を含むものである。この従来の第1の冷却装置は、例えば図10に示すようなものが知られている。図10は従来の電子機器の第1冷却装置の構成図である。図10において、100は筐体であり、101は発熱電子部品、102は発熱電子部品101を実装した基板、103は発熱電子部品101と冷媒との間で熱交換を行ない発熱電子部品101を冷却する冷却器、104は冷媒から熱を取り除く放熱器、105は冷媒を循環させるポンプ、106はこれらを接続する配管、107は放熱器104を空冷するファンである。
【0004】
この従来の第1冷却装置の動作を説明すると、ポンプ105から吐出された冷媒は、配管106を通って冷却器103に送られる。ここで発熱電子部品101の熱を奪うことでその温度が上昇し、放熱器104に送られる。この放熱器104でファン107によって強制空冷されてその温度が降下し、再びポンプ105へ戻ってこれを繰り返す。このように、冷媒を循環させて発熱電子部品101を冷却するものであった。
【0005】
次に、電子機器の従来の第2冷却装置として、図11に示すものが提案されている(特許文献3参照)。
【0006】
この第2冷却装置は、発熱部材を狭い筐体内に搭載したとき、発熱部材の発生熱を放熱部である金属筐体壁まで効率良く輸送し発熱部材を冷却するものである。図11は従来の電子機器の第2冷却装置の構成図である。図11において、108は電子機器の配線基板、109はキーボード、110は半導体発熱素子、111はディスク装置、112は表示装置、113は半導体発熱素子110との間で熱交換する受熱ヘッダ、114は放熱のための放熱ヘッダ、115はフレキシブルチューブ、116は電子機器の金属筐体である。
【0007】
この第2冷却装置は、発熱部材である半導体発熱素子110と金属筐体116とをフレキシブル構造の熱輸送デバイスにより熱的に接続するものである。この熱輸送デバイスは、半導体発熱素子110に取り付けた液流路を有する扁平状の受熱ヘッダ113、液流路を有し金属筐体116の壁に接触させた放熱ヘッダ114、さらに両者を接続するフレキシブルチューブ115で構成され、内部に封入した液を放熱ヘッダ114に内蔵した液駆動機構により受熱ヘッダ113と放熱ヘッダ114との間で駆動あるいは循環させるものである。これにより、半導体発熱素子110と金属筐体116とが部品配列に左右されることなく容易に接続できるとともに、液の駆動により高効率で熱が輸送される。放熱ヘッダ114においては、放熱ヘッダ114と金属筐体116とが熱的に接続されているので、金属筐体116の高い熱伝導率のために熱が広く金属筐体116に拡散されるものである。
【0008】
また、内部的に熱交換を行える熱交換機能付ポンプも従来提案されている(例えば特許文献4参照)。
【0009】
図12は従来の熱交換機能付ポンプの一部破砕斜視図である。図12において、120はモーター、121は熱交換器、122は冷却水路、122aは吐出口、122bは吸込口、123は遠心ポンプ、124はケーシング、125はインペラである。
【0010】
遠心ポンプ123は、ボリュート形のケーシング124の中央に吸込口124b、外側接線方向に吐出口124aが設けられている。ケーシング124内部にはインペラ125が設けられ、このインペラ125の軸がモーター120に連結されている。インペラ125の外側全周に、熱交換器121の冷却水路122がジグザグ状にして収容されている。
【0011】
このような従来の熱交換機能付ポンプの動作を説明すると、インペラ125がモーター120により回転すると、機器側で熱せられた冷媒Aが吸込口124bからケーシング124内部に入り、ケーシング124の内部を旋回して外側の吐出口124aから吐出される。このとき、ケーシング124の内部外方は高圧で乱流状態となっているから、冷媒Aが冷却水路122に激しく触れて冷却水路122内を流れる冷却水Bにより冷却される。こうして、冷媒Aを遠心ポンプ123の部分で冷却しながらがら機器側に圧送させるものであった。
【0012】
【特許文献1】
特開平5−264139号公報
【特許文献2】
特開平8−32263号公報
【特許文献3】
特開平7−142886号公報
【特許文献4】
実開平2−147900号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の第1冷却装置では、発熱電子部品101と冷媒とで熱交換を行ない発熱電子部品101を冷却する冷却器103、冷媒から熱を取り除くための放熱器104、冷媒を循環させるポンプ105、図示はしないが冷媒を補充しなければならず補充用タンクが必要であり、これらを組み合わせるため装置が大型且つ複雑で小型化が難しく、コストも高くなるという問題があった。すなわち従来の第1冷却装置は、本来大型の電子機器の冷却に適したものであって、小型、軽量且つ薄型で、様々の姿勢で運ばれ、使われる最近の高性能携行型のノート型パソコン等には対応しきれないものであった。
【0014】
また、従来の第2冷却装置はノート型パソコン等に使用することが可能であるが、半導体発熱素子110に取り付けた扁平状の受熱ヘッダ113も、金属筐体116の壁に接触させた放熱ヘッダ114もいずれもがボックス状で厚くならざるをえず、ノート型パソコン等の薄型化を妨げるものであった。すなわち従来の第2冷却装置では、放熱ヘッダ114の中に液体駆動装置として他のポンプより横幅が比較的小さくなる往復動ポンプが設けられており、残念なことに、この往復動ポンプが放熱ヘッダ114の厚さを規定して全体を厚くしている。これではノート型パソコンの薄型化はできない。
【0015】
しかし、薄型のノート型パソコンで第2冷却装置の往復動ポンプを受熱ヘッダ113の中に収容することは困難である。すなわちポンプの厚さのほかに半導体発熱素子110等の厚みも加わって、ノート型パソコンの高さを増加させ、薄型化に逆行することになるからである。その上、往復動ポンプの振動と騒音は、これを載置する半導体発熱素子110に影響を与えるし、耳障りになる場合もあり、これらの面からも実現は困難である。
【0016】
さらに、第2冷却装置において、金属筐体116の壁に接触させた放熱ヘッダ114は、放熱面積が小さくて伝熱効率が悪く、冷却力に限界が存在するものであった。冷却力を上げるために放熱面積を増すことも考えられるが、これ以上面積を増すのでは流路が長くなって循環量が増し、内蔵した往復動ポンプの出力増加を招き、これによって放熱ヘッダ114の厚みを増すという矛盾があった。そこで、往復動ポンプを独立して金属筐体116内に収納するという手段を講じると、限界まで無駄なスペースを減少させたノート型パソコン本体に新たなスペースを割かなければならないし、組み立て作業も面倒になってしまう。このように、第2冷却装置はノート型パソコン等の小型化、薄型化に対しては限界を有するものであった。そして、最近のようにCPUの能力が向上して益々大きな冷却能力が要求されるときに、このような問題を抱えた従来の第2冷却装置では将来性で疑問が残るものであった。
【0017】
また、従来の熱交換機能付ポンプは、冷媒を別の冷却水で冷やしているため、ポンプ内に冷却水路が必要で大型化しポンプ構造が複雑になり、また、冷却水を循環させる第2のポンプや冷却水から熱を奪う第2の熱交換器が必要であるため、システムが複雑で小型化が難しく、部品点数も作業性も悪く、従って熱効率も良好なものは見込めず、コストも高いという課題があった。
【0018】
そこで、本発明は、冷却効率を改善しながら小型化、薄型化することができ、構造が簡単で低コストの冷却装置を提供することを目的とする。
【0019】
また本発明は、小型化、薄型化することができ、構造が簡単で低コストの電子機器を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の冷却装置は、接触熱交換型ポンプが発熱電子部品に接触されて内部の冷媒の熱交換作用で該発熱電子部品から熱を奪い、放熱器から放熱を行う冷却装置であって、接触熱交換型ポンプのポンプケーシングが高熱伝導率の材料で形成されるとともに、ポンプケーシングには、内部のポンプ室に沿った側面に受熱面が形成され、該受熱面が接触位置において発熱電子部品の上部表面の3次元的な形状と相補的な形状に形成されていることを特徴とする。
【0021】
これにより、冷却効率を改善しながら小型化、薄型化することができ、構造が簡単で低コストの冷却装置を実現できる。
【0022】
また本発明の電子機器は、中央処理装置を含む電子回路と記憶装置を収納して上面にキーボードが設けられた第一筐体と、表示装置を備えた第二筐体とを備え、第二筐体が第一筐体に回転可能に取り付けられ、中央処理装置を含む発熱電子部品を冷却するために上述の冷却装置が設けられていることを特徴とする。
【0023】
これにより、小型化、薄型化することができ、構造が簡単で低コストの電子機器を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、冷媒を循環するための閉循環路に放熱器と接触熱交換型ポンプが設けられ、接触熱交換型ポンプが発熱電子部品に接触されて内部の冷媒の熱交換作用で該発熱電子部品から熱を奪い、放熱器から放熱を行う冷却装置であって、接触熱交換型ポンプのポンプケーシングが高熱伝導率の材料で形成されるとともに、ポンプケーシングには、内部のポンプ室に沿った側面に受熱面が形成され、該受熱面が接触位置において発熱電子部品の上部表面の3次元的な形状と相補的な形状に形成されていることを特徴とする冷却装置であるから、接触熱交換型ポンプが冷却器を兼ねることができ、冷却装置の小型化、低コスト化が可能になる。
【0025】
本発明の請求項2に記載の発明は、受熱面に補助熱伝導部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷却装置であるから、ポンプケーシングより高い熱伝導率の材料の補助熱伝導部材を介すことによって熱伝達を促進できる。
【0026】
本発明の請求項3に記載の発明は、補助熱伝導部材が、接触位置において発熱部材の上部表面形状と下面が合致し、受熱面の形状と上面が合致した板状体であることを特徴とする請求項2記載の冷却装置であるから、ポンプケーシングより高い熱伝導率の板状体の補助熱伝導部材を介すことによって熱伝達を促進できる。
【0027】
本発明の請求項4に記載の発明は、補助熱伝導部材が、ポンプケーシングのポンプ室に沿った側面に設けられたヒートパイプであることを特徴とする請求項2記載の冷却装置であるから、ヒートパイプによって熱伝達を促進できる。
【0028】
本発明の請求項5に記載の発明は、接触熱交換型ポンプが渦流ポンプであることを特徴とする請求項1〜4に記載の冷却装置であるから、羽根車の厚さが薄く、ポンプ流れに沿った側面に受熱面を形成して、発熱電子部品を中心に外方に伝熱される熱を羽根車外周の流れで乱流熱交換して効果的に冷却でき、冷却効率を改善しながら冷却装置の小型化、低コスト化が可能になる。
【0029】
本発明の請求項6に記載の発明は、接触熱交換型ポンプが、外周に多数の溝状の羽根が形成され、内周にローターマグネットが設けられたリング状羽根車と、ローターマグネットの内周側に設けられたモーターステーターと、該モーターステーターとローターマグネットの間に配設する円筒部が形成されるとともに、羽根車を内部に収容し吸込口と吐出口を有するポンプケーシングとを備え、円筒部がリング状羽根車を回転自在に軸支した渦流ポンプであることを特徴とする請求項5記載の冷却装置であるから、接触熱交換型ポンプのモーター部分が受熱面に対して突出部分をつくることがなく、超薄型ポンプとすることができ、伝熱される熱が羽根車外周で冷媒と激しく乱流熱交換されるので、冷却効率を改善しながら冷却装置のさらなる薄型化、低コスト化が可能になる。
【0030】
本発明の請求項7に記載の発明は、受熱面がポンプケーシングの側面全体から構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷却装置であるから、受熱面がポンプケーシングを最大に活かして大きく採ることができる。
【0031】
本発明の請求項8に記載の発明は、受熱面が平面であることを特徴とする請求項7に記載の冷却装置であるから、受熱面を上面がフラットな基板に装着することができる。
【0032】
本発明の請求項9に記載の発明は、円筒部の内側に設けられたモーターステーターを熱伝導率の高いモールド材でモールドしたことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の冷却装置であるから、モールド材でモールドすることにより、熱伝達を促進するとともに、モーターステーターを完全に防水することができる。
【0033】
本発明の請求項10に記載の発明は、ポンプ室内の表面粗さを粗面にしたことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の冷却装置であるから、乱流熱交換することにより、熱伝達を促進することができる。
【0034】
本発明の請求項11に記載の発明は、円筒部には、リング状羽根車に作用する半径方向スラストの方向と軸心に対して反対側表面にラジアル動圧発生手段が設けられたことを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の冷却装置であるから、リング状羽根車が円滑に回転することができる。
【0035】
本発明の請求項12に記載の発明は、中央処理装置を含む電子回路と記憶装置を収納して上面にキーボードが設けられた第一筐体と、中央処理装置による処理結果を表示することができる表示装置を備えた第二筐体とを備え、第二筐体が第一筐体に回転可能に取り付けられた電子装置であって、中央処理装置を含む発熱電子部品を冷却するために請求項1〜11に記載の冷却装置が設けられたことを特徴とする電子機器であるから、キーボードを搭載した第一筐体と表示装置を有する第二筐体とを有する電子装置を冷却させることで、電子機器本体の小型化がさらに可能になる。
【0036】
本発明の請求項13に記載の発明は、接触熱交換型ポンプが中央処理装置上面に受熱面を接触させて設置され、放熱器が第二筐体内の表示装置裏面に配設されたことを特徴とする請求項12に記載の電子機器であるから、第一筐体内に接触熱交換型ポンプを配設し、第二筐体内に放熱器を配設することで、電子機器本体の小型化がさらに可能になる。
【0037】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図9を用いて説明する。なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0038】
(実施の形態1)
実施の形態1における冷却装置とそれを備えた電子機器は、接触熱交換型ポンプと放熱器を第二筐体と第一筐体の回転を許容するフレキシブルな配管で接続したものである。電子機器はノート型パソコン等の折り畳み可能な機器である。図1は本発明の実施の形態1における冷却装置を組み込んだ電子機器の全体構成図、図2は本発明の実施の形態1における接触熱交換型ポンプの断面図、図3は本発明の実施の形態1における接触熱交換型ポンプの分解斜視図、図4は本発明の実施の形態1における接触熱交換型ポンプ内の冷媒の流れを示す要部断面図である。
【0039】
図1において、1はノート型パソコン等の第一筐体、2は第一筐体1の上面に設けられたキーボード、3は第一筐体1内に収められたCPU等の発熱電子部品、4は発熱電子部品3を実装した基板、5は第一筐体1の蓋となる第二筐体、6は第二筐体5の内面側に設けられたCPUによる演算処理結果を表示する表示装置、7は発熱電子部品3に密着し発熱電子部品3と冷媒Xとで熱交換を行ない発熱電子部品3を冷却するとともに冷媒Xを循環させる接触熱交換型ポンプ、8は表示装置6の裏面に配設され冷媒Xから熱を取り除く放熱器、8aは繰り返し蛇行した冷媒通路、8bは冷媒Xを補充するためのリザーブタンク、9はこれらを接続する配管である。なお、冷媒Xとしては、食品添加物などに用いられる無害なプロピレングリコール水溶液が適当であり、さらに後述するようにケーシング材料としてアルミや銅等を使用する場合には、これらに対する防食性能を向上させるための防食添加剤を添加するのが望ましい。
【0040】
放熱器8は、表示装置6の裏面の幅の狭く広い空間で冷媒Xから熱を取り除く必要があるため、熱伝導率が高く放熱性のよい材料、例えば銅、アルミニウムなどの薄板材で構成され、図1に示すように、内部に冷媒通路8aとリザーブタンク8bが形成されている。また、放熱器8に強制的に空気を当てて冷やし冷却効果を増やすためファンを設けてもよい。配管9は、配管レイアウトの自由度を確保するため、フレキシブルでガス透過性の少ないゴム、例えばブチルゴムなどのゴムチューブで構成されている。これはチューブ内に気泡が混入するのを防止するためである。
【0041】
続いて接触熱交換型ポンプ7の構成の説明を行う。本実施の形態1の接触熱交換型ポンプ7は渦流ポンプ(ウエスコ型ポンプ、再生ポンプ、摩擦ポンプとも呼称される)を用いている。図2,3において、11は渦流ポンプのリング状羽根車、12は外周に多数形成されたリング状羽根車11の溝状の羽根、13はリング状羽根車11の内周に設けられたローターマグネットである。14はローターマグネット13の内周側に設けられたモーターステーター、15はリング状羽根車11を収容すると同時にリング状羽根車11が流体に与えた運動エネルギーを圧力回復して吐出口へと導くポンプケーシング、15aは発熱電子部品3に接触して熱を奪う受熱面、15bは羽根12で与えられた運動エネルギーを圧力回復して吐出口へと導くためのポンプ室、16はポンプケーシング15の一部をなしリング状羽根車11を収納した後ポンプ室15bを密閉するためのケーシングカバー、17はポンプケーシング15に設けられ、リング状羽根車11を回転自在に軸支するための円筒部である。なお、本実施の形態1の接触熱交換型ポンプ7は回転軸方向の厚さが5〜10mm、半径方向の代表寸法が40〜50mm、回転数は1200rpm、流量が0.08〜0.12L/分、ヘッドが0.35〜0.45m程度のポンプである。そして、本発明のポンプの諸元は、本実施の形態1の値を含んで、厚さ3〜15mm、半径方向代表寸法10〜70mm、流量が0.01〜0.5L/分、ヘッド0.1〜2m程度のものとなる。これは比速度でいうと、24〜28(単位:m、m/分、rpm)程度のポンプであって、従来のポンプとはまったく隔絶した大きさの小型薄型のポンプである。
【0042】
そして、従来、側面を接触させて熱交換するポンプは、伝熱効率が悪いものとして、その熱交換機能が検討の対象にされることはなかった。また、ポンプで側面をフラットに構成することの困難さから、薄型でフラットな受熱面をもつポンプの実用化は無理と考えられていた。しかし本発明者らは渦流ポンプに着目し、以下詳述する改良を加えることで、発熱電子部品3から伝熱される熱を渦流ポンプ外周で乱流熱交換すれば熱交換機能は十分なものとなり、フラットな受熱面という点も駆動部の一部を羽根車と一体化して全体を平板状に配置することにより実現可能になる、という知見に到達したものである。さらにこのとき、流量に対する受熱面の面積、流量に対する伝熱量を考えたとき、通常の大きさのポンプと異なってこの小型薄型のポンプは冷却に十分な値を持ち得るからである。
【0043】
すなわち、接触熱交換型ポンプ7のポンプケーシング15内の流れは、羽根12の攪拌による過流型特有のスパイラル状の流れであり、巨視的にはリング状のポンプ室15bに沿って流れる。この流れによって熱源から外方へ伝熱される熱をリング状羽根車11の外周部分で(微視的には図4のように伝熱方向と部分的に向流しながら)奪うため、冷却器を別に設けなくとも熱交換器として機能させることが可能になる。但し、冷却力を増強するため補助の冷却器を併設することは可能である。またローターマグネット13がリング状羽根車11と一体化されてリング状となり、円筒部17で軸支されるため、リング状羽根車11の慣性質量を小さくすることができ、これにより駆動部の発熱量を抑え、接触熱交換型ポンプ7を小型且つ薄型で軽量化することができる。そして、熱伝達を促すためにポンプケーシング15とケーシングカバー16は、熱伝導率が高い銅,アルミニウム等の材料を選択する必要がある。そして基本的には銅やアルミニウム等の熱伝導率の良い金属材料を用いるのが適当であるが、熱伝導に対する影響が少ないところでは熱伝導率の高い樹脂等を使用するのでも差し支えない。重量軽減のため等にポンプケーシング15の材料としてアルミニウムを選択した場合には、アルミニウムよりも更に熱伝導率の高い銅板をポンプケーシング15の下面に取り付けるのがよい。また、さらにヒートパイプをポンプケーシング15の下面(受熱面側15a)に取り付けるか、もしくはその一部に埋め込めば、受熱した熱をより効率的にポンプケーシング15のリング状羽根車11の外周部分にまで伝達することができる。この銅板,ヒートパイプが本発明の補助熱伝導部材である。板材を取り付けるだけでなく、棒状の銅材を摩擦圧接により溶かし不要部分を切削することで補助熱伝導部材をつくるのもよい。また、ポンプケーシング15,ケーシングカバー16には、外側表面にフィン状の凹凸をつけて外気との熱交換を積極的に行わせるのも好適である。
【0044】
さらに、この接触熱交換型ポンプ7は、ポンプケーシング15の受熱面15aを完全にフラットにすることが可能となる。すなわち、ポンプケーシング15の側面をポンプ室15b側面及びモーターステーター14側面との間で一致させ、モーターステーター14は円筒部17内の窪みに収容することにより、接触熱交換型ポンプ7の受熱面15aを平面化し、発熱電子部品3(通常上部はフラットに構成されている)にぴったり接触させることができる。発熱電子部品3の上部形状に凹凸があるときなどには、肉厚を変化させるなどすれば形状を合致させ隙間なく接触させることができる。受熱面15aと発熱電子部品3の上部形状との間に上述の銅板と同様に高熱伝導率の接着用樹脂やゴムを介在させ、できる限り伝熱効率を下げずに固定するのがよい。なお、ここで発熱電子部品3の上部形状に合致させるというのは、発熱電子部品3の上部表面の3次元的な形状と相補的な形状を受熱面15aに与えることであり、発熱電子部品3に載置可能な状態で曲面が合致していることである。そしてCPU等の発熱電子部品3の大きさ及び形状と受熱面15aの大きさ及び形状には差があることが多いが(本発明の接触熱交換型ポンプ7は非常に小さく、通常発熱電子部品3の方が大きさが大きいし、形状も本発明の接触熱交換型ポンプ7が様々な形状を採用できるのに対し、通常は四角形である。)、少なくともその取付け位置(接触位置)においては曲面が合致していることを意味する。また熱伝達を効果的に行うためには受熱面15aと発熱電子部品3との間に空気の層を形成しないようにする必要があり、以下は決して好ましいことではないが、例えば、一方に小さな凹みを形成するような場合を包含するものである。
【0045】
そして本発明の実施の形態1の場合、モーターステーター14はポンプケーシング15の円筒部17によって形成された中央の窪み部分に収容されて伝熱し、他方の側は大気に開放されて外気に放熱される。従って駆動部から発生する熱はもともと小さい上に、外気にも放熱されるため、接触熱交換型ポンプ7はもっぱら発熱電子部品3を冷却することが可能になる。しかし、発熱電子部品3の冷却のためには、発熱するモーターステーター14付近にCPU等の発熱電子部品3を位置するのは避けた方がよい。すなわち、発熱電子部品3の大きさと受熱面15aの大きさにもよるが、発熱電子部品3の配置をどこにするかで伝熱速度に差が出てくる。モーターの発熱があるため、受熱面15aの中でもポンプ室15bの壁を挟んだ側面またはその近傍、あるいは受熱面15aの中でも吸込口19、吐出口20に近い部分の方が、受熱効率が高くなる。とくに、受熱面15aの中でも吸込口19、吐出口20、ポンプ室15bで囲まれる領域に発熱電子部品3の中心を配置するのがもっとも放熱に効果的である。
【0046】
さらに、モーターステーター14が収容された窪み部分を熱伝導率の高いシリコン樹脂やウレタン樹脂等でモールドすれば、モーターステーター14で発熱があっても、このモールド部を通してポンプ室15bへ熱伝達が起こりる。また、受熱面15aから受熱した発熱電子部品3の熱をこのモールド部からポンプ室15b内の冷媒Xへ伝達することができる。これにより、さらに伝熱速度を上げることができる。なお、このように巻き線を含むモーターステーター14をモールド材でモールドすると、発熱電子部品3からの放熱の促進だけでなく、電気が通る巻き線部分が完全に防水されるため、モーターステーター14の漏水対策を万全なものにすることができる。
【0047】
さらに、本実施の形態1の接触熱交換型ポンプ7は、円滑な運転を長時間継続するために流体力学的に発生する軸方向、半径方向のスラストを抑え、非接触で回転させることができる。図2,図3において、18はスラスト板、19は吸込口、20は吐出口である。22はリング状羽根車11の両側面に形成されたスパイラル状溝パターンを有するスラスト動圧発生溝、23は同様にリング状羽根車11の内周面に形成されたへリングボーン状溝パターンを有するラジアル動圧発生溝である。
【0048】
渦流ポンプにおいては吐出口20付近の圧力の方が吸込口19付近の圧力より大きいため半径方向のスラストのバランスが崩れてしまう。そこで、スラスト動圧発生溝22のスパイラル状溝パターンは、リング状羽根車11の回転に伴い当該溝の内周側に流体を押し出すポンプ作用をなす形状とし、リング状羽根車11の両側面に液膜を形成し、軸方向のスラストを動圧で支えている。また、ラジアル動圧発生溝23のへリングボーン状溝パターンはリング状羽根車11の回転に伴い当該溝の軸方向中央側に流体を押し出すポンプ作用をなす形状としており、これにより液膜を形成し、リング状羽根車11にかかる半径方向のスラストを動圧で支えている。スラスト動圧発生溝22はリング状羽根車11側でなく、ポンプケーシング15やケーシングカバー16のスラスト板18側に形成してもよいし、ラジアル動圧発生溝23はポンプケーシング15の円筒部17側に形成してもよい。
【0049】
図5(a)は本発明の実施の形態1におけるリング状羽根車にかかる半径方向のスラストの生成テーブル図、図5(b)は本発明の実施の形態1におけるリング状羽根車にかかる半径方向のスラストの説明図である。図5(b)に示すように、渦流ポンプにおいては吐出口20付近の圧力の方が吸込口19付近の圧力より大きいため、半径方向のスラストは吐出口20の反対側となるθ方向に作用する。従って、ラジアル動圧発生溝23を吐出口20近くの円筒部17のA部分(ポンプケーシング15の円筒部17の太線部分)だけに形成したり、全周に形成した場合でもA部分の溝深さを動圧が高くなる深さにして流体の押し出す作用を強化させれば、半径方向のスラストがリング状羽根車11を円筒部17に接触させるのを防止することができ、ポンプの運転を安定して行なうことができる。なお、図5(a)のデータが示すように、A部分は吐出口20と吸込口19の圧力差の大きさによってリング状羽根車11に作用する力の方向が変化するために、使用する領域によってA部の範囲を決定することができる。
【0050】
このように接触熱交換型ポンプ7によれば、第1に、渦流ポンプの駆動部をローターマグネット13とモーターステーター14に分離し、ローターマグネット13をリング状羽根車11と一体化してモーターステーター14とともに全体構成を平板状に配置できる。これによってフラットで大きな受熱面15aがポンプ側面に形成可能になる。第2に、発熱電子部品3から伝熱される熱は受熱面15aを伝わって、スパイラル流れで伝熱方向と部分的に向流しながらポンプ外周で乱流熱交換されるため、接触熱交換型ポンプ7は冷却器として十分に機能する。第3に、円筒部17を設けることでリング状羽根車11を完全に水封でき、ポンプケーシング15内で非接触で浮上させることで負荷を最小限にすることができ、駆動部からの発熱を抑えて冷却機能を向上させることができる。第4に、この接触熱交換型ポンプ7は、冷却器を兼ねるため従来の冷却器が不要になるばかりでなく、冷却器を組み立てる作業も不要となる。加えて、この接触熱交換型ポンプ7自体を発熱電子部品3に装着するときに、別途煩わしい組み立てや特殊の構造が必要でなく、ただ受熱面15aを接触させて固定するだけで十分であり、冷却装置の組み立てやコストの面でもきわめて有効である。
【0051】
次に本発明の実施の形態1における冷却装置と、それを備えた電子機器の動作について説明する。外部電源から電力を供給されると、接触熱交換型ポンプ7に設けられた半導体スイッチング回路により制御された電流がモーターステーター14のコイルに流れ、回転磁界が発生する。この回転磁界がローターマグネット13に作用するとローターマグネット13に物理力が発生する。このときローターマグネット13はリング状羽根車11と一体化されており、リング状羽根車11はポンプケーシング15の円筒部17に回転自在に軸支されているため、リング状羽根車11に回転トルクが作用し、この回転トルクによりリング状羽根車11が回転を始める。リング状羽根車11の外周に設けられた羽根12はリング状羽根車11の回転によって吸込口19から流入した流体に運動エネルギーを与え、その運動エネルギーによりポンプケーシング15内の流体の圧力が徐々に高められ吐出口20から吐き出される。
【0052】
ここで、リング状羽根車11の回転に伴うスラスト動圧発生溝22のポンプ作用により、スラスト動圧発生溝22の内周側に流体を押し出してリング状羽根車11の両側面とスラスト板18との間にスラスト動圧が発生する。このためリング状羽根車11は液膜によりスラスト板18と接触することなく円滑に回転する。また、リング状羽根車11の回転に伴うラジアル動圧発生溝23のポンプ作用により、ラジアル動圧発生溝23の軸方向中央側に流体を押し出してリング状羽根車11の内周面と円筒部17との間にラジアル動圧が発生する。このためリング状羽根車11は円筒部17と接触することなく浮上して円滑に回転する。リング状羽根車11は慣性モーメントが小さく、応答性がきわめて良好となる。また、これによりポンプ自体の重量もきわめて軽量となる。
【0053】
この状態で接触熱交換型ポンプ7は円滑に冷媒Xを吸い込む。吸い込まれた冷媒Xは、図4に示すようにポンプケーシング15とケーシングカバー16に囲まれた空間でリング状羽根車11によって攪拌され、渦流ポンプ特有のポンプ室15b内の流れを形成して、昇圧されながら吐出される。このとき冷媒Xは、発熱電子部品3からの伝熱で高温になったポンプケーシング15やケーシングカバー16と激しく乱流熱交換を行う。この乱流熱交換は、ポンプ室15b内壁面の表面粗さをショットブラスト、ショットピーニング加工等により粗くすることによって促進させることができる。これは、表面粗さが粗くなることによって伝熱面積が大きくなるとともに、乱流が激しくなって熱伝達が大きくなったからと考えられる。同様に、図6に示すように、ポンプ室15b内壁面からリング状羽根車11に向けて突出するフィン15Cを設けると、ポンプ室15b内の流れを円滑にするとともに、ポンプケーシング15から冷媒Xへの伝達面積が増加するため、熱交換量を増加させることができる。図6は本発明の実施の形態1におけるフィンを設けた接触熱交換型ポンプ内の冷媒の流れを示す要部断面図である。
【0054】
このように乱流熱交換により発熱電子部品3の熱を奪って昇温した冷媒Xは、配管9を通って放熱器8に送られ、放熱器8で冷却されて、温度降下した後に再度配管9を通って接触熱交換型ポンプ7へ戻り、これを繰り返す。
【0055】
放熱器8から放出された熱は第二筐体5の外部へ排出され、第一筐体1内部の温度は一定に保たれるため、使用者が触れる機会の多い第一筐体1の表面温度が上昇して使用者に不快感を与えることはない。このように、接触熱交換型ポンプ7は冷媒Xを循環させて発熱電子部品3から熱を奪い、発熱電子部品3をその許容温度に保つことができる。
【0056】
本発明の実施の形態1の冷却装置とこれを備えた電子機器は、接触熱交換型ポンプ7によりポンプと冷却器を兼ねることで、ポンプと冷却器を別々に設置する必要がなく、またポンプと冷却器を接続する配管も不要となり、冷却装置の小型化、低コスト化が実現できる。冷却器の組み立て作業も不要となる。加えて、この接触熱交換型ポンプ7自体を発熱電子部品3に装着するときに、別途煩わしい組み立てや特殊の構造が必要とならず、ただ単純に載置して接触させるだけで十分であり、冷却装置の組み立てやコストの面でもきわめて有用である。
【0057】
また、接触熱交換型ポンプ7のポンプを、羽根12とローターマグネット13および回転軸とを一体化してリング状羽根車11を形成し、その中にモーターステーター14を挿入する超薄型の渦流ポンプとすることで、ポンプの内部で冷媒が激しく乱流熱交換されるので、冷却器での冷却効率を改善しながら冷却装置のさらなる薄型化、低コスト化が可能になる。
【0058】
さらに、配管9をガス透過性の少ないゴムチューブにすることで、配管レイアウトの自由度を確保しながら、長期にわたって冷却装置内の冷媒Xが外部に蒸発して多量のガスが冷却装置内混入するのを防止できる。また、第一筐体1内に接触熱交換型ポンプ7を配設し、第二筐体5内に放熱器8を配設することで、ノート型パソコン等本体の小型化がさらに可能になる。
【0059】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における冷却装置とそれを備えた電子機器は、接触熱交換型ポンプと放熱器を配管と第二筐体と第一筐体の回転を許容する回動部材で接続したものである。電子機器はノート型パソコン等の折り畳み可能な機器である。そして実施の形態1と比較して接触熱交換型ポンプの構成には違いはない。図7は本発明の実施の形態2における冷却装置を組み込んだ電子機器の全体構成図、図8は本発明の実施の形態2における回動部材の断面図、図9は本発明の実施の形態2における回動部材をワンタッチ着脱可能なコネクターと一体化した場合の断面図である。
【0060】
図7において、1は第一筐体、2はキーボード、3は発熱電子部品、4は基板、5は第二筐体、6は表示装置、7は接触熱交換型ポンプ、8は放熱器、8aは冷媒通路、8bはリザーブタンク、9aは接触熱交換型ポンプ7側の配管、9bは放熱器8側の配管である。30は第一筐体1と第二筐体5の接続部内に設けられ、第二筐体5の回転に伴って回動可能な構造を有する回動部材であり、接触熱交換型ポンプ7側の配管9aと放熱器8側の配管9bに接続されている。
【0061】
次に、この回動部材30の説明を行う。図8において、31は一端が配管と接続され他端が後述の内筒32と接続される中空の外筒、31aは抜け落ち防止用の切り欠き、32は外筒31に挿入されて接続される中空の内筒、32bは抜け落ち防止用の切り欠き31aに挿入される突起である。中空部分が冷媒Xの通路となる。32aは内筒32の外周に設けられた溝、33は外筒31と内筒32の間に設けられ溝32aに嵌め込まれるOリング状弾性部材である。Oリング状弾性部材33は外筒31と内筒32とを回動可能に支持し、外筒31と内筒32の各通路と外部との間をシールして、通路内の冷媒Xが外部に漏れるのを防ぐ。さらにOリング状弾性部材33を二列に配置することで、長期にわたって冷却装置内の冷媒Xが外部に蒸発して多量のガスが冷却装置内に混入するのを防止している。なお、外筒31と内筒32が抜けるのを防ぐ目的で、内筒32側に突起32b、外筒31側に切り欠き31aが設けられている。
【0062】
また、図9において、31bは回動部材30の外筒31内に設けられた弁、31cは弁31bを付勢するスプリング、32cは内筒32内に設けられた弁、32dは弁32cを付勢するスプリングである。弁31bと弁32cは、外筒31と内筒32を分離して取り外した状態でそれぞれの内部の通路を外部と封止するもので、外筒31と内筒32を接続した場合には各通路がつながるようになっている。
【0063】
接触熱交換型ポンプ7の構成および動作は本発明の実施の形態1と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0064】
次に本発明の実施の形態2における冷却装置と、それを備えた電子機器の動作について説明する。接触熱交換型ポンプ7に吸い込まれた冷媒Xは、接触熱交換型ポンプ7内でリング状羽根車11によって攪拌され、発熱電子部品3からの伝熱で高温になったポンプケーシング15やケーシングカバー16と激しく乱流熱交換を行い、その結果、温度上昇して配管9と回動部材30内の流路を通って放熱器8に送られ、放熱器8で冷却され、温度降下して配管9と回動部材30内の流路を通って接触熱交換型ポンプ7へ戻ってこれを繰り返す。このように、冷媒Xを循環させて発熱電子部品3を冷却して、発熱電子部品3をその許容温度に保つ。
【0065】
使用者がノート型パソコン等の電子機器において第二筐体5を開け閉めした場合、第二筐体5が第一筐体1のヒンジ回りに回転するが、その回転に伴って回動部材30の外筒31と内筒32がそれぞれに対して回動するため、第二筐体5の回転がスムーズに行え、且つ、第一筐体1内の接触熱交換型ポンプ7側の配管9aと第二筐体5内の放熱器8側の配管9bは回動部材30で接続されているので変形することがなく、内部の冷媒の流れを妨げることを防止できる。
【0066】
また、図9に示すように回動部材をコネクターと一体化した場合、接触熱交換型ポンプ側と放熱器側とを別々に組み立てることが可能となり、それぞれを第一筐体1内および第二筐体5内に組み込んで第一筐体1および第二筐体5をサブアッセンブリした後で第一筐体1と第二筐体5を接続できるので、製造コストを低減できる。
【0067】
以上説明したように本発明の実施の形態2によれば、第一筐体1と第二筐体の間の配管に回動部材30を設けることで、第二筐体5の回転がスムーズに行え、且つ、配管が変形して内部の冷媒の流れを妨げることを防止できる。また、接触熱交換型ポンプ7と放熱器8とを接続する配管にワンタッチ接続可能なコネクターを設けることで、接触熱交換型ポンプ7側と放熱器8側とを別々に組み立てることが可能となり製造コストを低減できる。さらに、回動部材30とコネクターを一体化することで、さらなるノート型パソコン等の本体の小型化、低コスト化が可能になる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように本発明の冷却装置によれば、接触熱交換型ポンプが冷却器を兼ねることで、ポンプと冷却器を別々に設置する必要がなく、またポンプと冷却器を接続する配管も不要となり、冷却装置の小型化、低コスト化が可能となる。組み立ても容易となる。
【0069】
また、接触熱交換型ポンプが渦流ポンプであるから、羽根車の厚さが薄く、ポンプ流れに沿った側面に受熱面を形成して、発熱電子部品を中心に外方に伝熱される熱を羽根車外周の流れで乱流熱交換して効果的に冷却でき、冷却効率を改善しながら冷却装置の小型化、低コスト化が可能になる。
【0070】
接触熱交換型ポンプが、内周にローターマグネットが設けられたリング状羽根車と、モーターステーターとローターマグネットの間に配設された円筒部を有するポンプケーシングとを備え、円筒部がリング状羽根車を回転自在に軸支した渦流ポンプであるから、接触熱交換型ポンプのモーター部分が受熱面に対して突出部分をつくることがなく、超薄型ポンプとすることができ、伝熱される熱が羽根車外周で冷媒と激しく乱流熱交換されるので、冷却効率を改善しながら冷却装置のさらなる薄型化、低コスト化が可能になる。
【0071】
受熱面がポンプケーシングの側面全体から構成されているから、受熱面がポンプケーシングを最大に活かして大きく採ることができる。受熱面が平面であるため、受熱面を上面がフラットな基板に装着することができる。モールド材でモールドすることにより、熱伝達を促進するとともに、モーターステーターを完全に防水することができる。
【0072】
本発明の電子装置によれば、第二筐体が第一筐体に回転可能に取り付けられ、中央処理装置を含む発熱電子部品を冷却するために冷却装置が設けられたから、キーボードを搭載した第一筐体と表示装置を有する第二筐体とを有する電子装置を冷却させることで、電子機器本体の小型化がさらに可能になる。
【0073】
接触熱交換型ポンプが中央処理装置上面に受熱面を接触させて設置され、放熱器が第二筐体内の表示装置裏面に配設されたから、第一筐体内に接触熱交換型ポンプを配設し、第二筐体内に放熱器を配設することで、電子機器本体の小型化がさらに可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における冷却装置を組み込んだ電子機器の全体構成図
【図2】本発明の実施の形態1における接触熱交換型ポンプの断面図
【図3】本発明の実施の形態1における接触熱交換型ポンプの分解斜視図
【図4】本発明の実施の形態1における接触熱交換型ポンプ内の冷媒の流れを示す要部断面図
【図5】(a)本発明の実施の形態1におけるリング状羽根車にかかる半径方向のスラストの生成テーブル図(b)本発明の実施の形態1におけるリング状羽根車にかかる半径方向のスラストの説明図
【図6】本発明の実施の形態1におけるフィンを設けた接触熱交換型ポンプ内の冷媒の流れを示す要部断面図
【図7】本発明の実施の形態2における冷却装置を組み込んだ電子機器の全体構成図
【図8】本発明の実施の形態2における回動部材の断面図
【図9】本発明の実施の形態2における回動部材をワンタッチ着脱可能なコネクターと一体化した場合の断面図
【図10】従来の電子機器の第1冷却装置の構成図
【図11】従来の電子機器の第2冷却装置の構成図
【図12】従来の熱交換機能付ポンプの一部破砕斜視図
【符号の説明】
1 第一筐体
2,109 キーボード
3,101 発熱電子部品
4,102 基板
5 第二筐体
6 表示装置
7 接触熱交換型ポンプ
8,104 放熱器
8a 冷媒通路
8b リザーブタンク
9,9a,9b,106 配管
11 リング状羽根車
12 羽根
13 ローターマグネット
14 モーターステーター
15 ポンプケーシング
15a 受熱面
15b ポンプ室
16 ケーシングカバー
17 円筒部
18 スラスト板
19 吸込口
20 吐出口
22 スラスト動圧発生溝
23 ラジアル動圧発生溝
30 回動部材
31 外筒
31a 切り欠き
32 内筒
32a 溝
32b 突起
33 Oリング状弾性部材
100 筐体
103 冷却器
105 ポンプ
107 ファン
108 配線基板
110 半導体発熱素子
111 ディスク装置
112 表示装置
113 受熱ヘッダ
114 放熱ヘッダ
115 フレキシブルチューブ
116 金属筐体
120 モーター
121 熱交換器
122 冷却水路
122a 吐出口
122b 吸込口
123 遠心ポンプ
124 ケーシング
125 インペラ

Claims (13)

  1. 冷媒を循環するための閉循環路に放熱器と接触熱交換型ポンプが設けられ、前記接触熱交換型ポンプが発熱電子部品に接触されて内部の冷媒の熱交換作用で該発熱電子部品から熱を奪い、前記放熱器から放熱を行う冷却装置であって、
    前記接触熱交換型ポンプのポンプケーシングが高熱伝導率の材料で形成されるとともに、
    前記ポンプケーシングには、内部のポンプ室に沿った側面に受熱面が形成され、該受熱面が接触位置において前記発熱電子部品の上部表面の3次元的な形状と相補的な形状に形成されていることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記受熱面に補助熱伝導部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記補助熱伝導部材が、接触位置において前記発熱部材の上部表面形状と下面が合致し、前記受熱面の形状と上面が合致した板状体であることを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  4. 前記補助熱伝導部材が、前記ポンプケーシングの前記ポンプ室に沿った側面に設けられたヒートパイプであることを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  5. 前記接触熱交換型ポンプが渦流ポンプであることを特徴とする請求項1〜4に記載の冷却装置。
  6. 前記接触熱交換型ポンプが、外周に多数の溝状の羽根が形成され、内周にローターマグネットが設けられたリング状羽根車と、前記ローターマグネットの内周側に設けられたモーターステーターと、該モーターステーターと前記ローターマグネットの間に配設する円筒部が形成されるとともに、前記羽根車を内部に収容し吸込口と吐出口を有するポンプケーシングとを備え、前記円筒部が前記リング状羽根車を回転自在に軸支した渦流ポンプであることを特徴とする請求項5記載の冷却装置。
  7. 前記受熱面が前記ポンプケーシングの側面全体から構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷却装置。
  8. 前記受熱面が平面であることを特徴とする請求項7に記載の冷却装置。
  9. 前記円筒部の内側に設けられたモーターステーターを熱伝導率の高いモールド材でモールドしたことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の冷却装置。
  10. 前記ポンプ室内の表面粗さを粗面にしたことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の冷却装置。
  11. 前記円筒部には、前記リング状羽根車に作用する半径方向スラストの方向と軸心に対して反対側表面にラジアル動圧発生手段が設けられたことを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の冷却装置。
  12. 中央処理装置を含む電子回路と記憶装置を収納して上面にキーボードが設けられた第一筐体と、前記中央処理装置による処理結果を表示することができる表示装置を備えた第二筐体とを備え、前記第二筐体が前記第一筐体に回転可能に取り付けられた電子装置であって、前記中央処理装置を含む発熱電子部品を冷却するために請求項1〜11に記載の冷却装置が設けられたことを特徴とする電子機器。
  13. 前記接触熱交換型ポンプが前記中央処理装置上面に受熱面を接触させて設置され、前記放熱器が前記第二筐体内の表示装置裏面に配設されたことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
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