JP2004047412A - キートップ及びキートップ照明装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は暗所での操作性を向上しうるキートップ及びキートップ照明装置及び電子機器に関し、低消費電力で回りの人に迷惑を掛けることなくキートップを確実に照明することを課題とする。
【解決手段】キートップ1に対し300nm以上450nm以下の波長の光で蛍光を発する透明蛍光インク3で印刷を行ない、これにブラックライト6Aからブラックライト光7を照射することにより、暗所におけるキートップ1の操作性を向上させる。
【選択図】 図1
【解決手段】キートップ1に対し300nm以上450nm以下の波長の光で蛍光を発する透明蛍光インク3で印刷を行ない、これにブラックライト6Aからブラックライト光7を照射することにより、暗所におけるキートップ1の操作性を向上させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はキートップ及びキートップ照明装置及び電子機器に係り、特に暗所での操作性を向上しうるキートップ及びキートップ照明装置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ラップトップタイプのパーソナルコンピュータ(以下、ラップトップパソコンという)のように携帯して使用される携帯電子機器は、その携帯性から種々の場所で使用される。このため、この種の携帯電子機器は、時として暗所において使用される場合が生じる。具体的には、夜間飛行中の飛行機内で携帯電子機器を使用する場合、或いは会議等でOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)を使用し、このOHPを携帯電子機器によりコントロールしている場合等である。
【0003】
このような場合、電子機器を操作するキーボードを照明する必要がある。しかしながら、機内が消灯して他の人が寝ているような時にキーボードを明るく照明すると、この光が寝ている人の邪魔になることが考えられる。また、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)は表示を鮮明に行なうために暗所とした部屋で使用されるが、このような暗所でキーボードを明るく照明すると、せっかくのOHPの表示が劣化してしまう。
【0004】
そこで、これらの問題点を解決する手段として、キートップ自体を光らせる構成のスイッチが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この種のスイッチは、例えば携帯電話の押しボタン等に多用されている。また、この種のスイッチの構成としては、キートップに光を透過する透明部分を設けると共に、この透明部分と対向する位置に電球或いは発光ダイオード等の発光素子を配設した構成とされている。
【0005】
これによって、キートップの操作時に発光素子を点灯させるよう構成することにより、携帯電子機器の暗所での操作が可能となる。また、発光素子からの光はキートップの近傍のみを照明し、それ以上に広がることがないため、周囲の人の迷惑にもならない。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−92258号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のキートップ照明装置では、基本的には一つのキートップに対して1個の発光素子が必要となる。また、1個の発光素子により複数個のキートップの照明を行なうことも可能であるが、この場合も最大で1個の発光素子で4個のキートップを照明できる程度である。
【0008】
よって、ラップトップパソコンのようにキートップが100個以上あるキーボードを有している携帯電子機器では、多数の発光素子が必要となり製品コストが上昇してしまう。また、多数の発光素子に給電を行なう必要があり、よって消費電力が増大するため、携帯電子機器の電池消耗がはやくなるという問題点がある。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、低消費電力で回りの人に迷惑を掛けることなくキートップを確実に照明することを可能とするキートップ及びキートップ照明装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項1記載の発明に係るキートップは、
キートップ本体にブラックライトにより発光する蛍光物質を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
上記発明によれば、キートップにブラックライトから所定の光を照射することにより蛍光物質が発光し、これによりキートップを確認することができるため、暗所であってもキートップを操作することが可能となる。また、ブラックライトが照射する照射光は長波長の紫外線であるため、この照射光が周囲を明るくすることはなく、よって周囲の人に迷惑を掛けるようなことはない。更に、キートップは、キートップ本体に蛍光物質を設けるだけの構成であるため、安価に製造することができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質は、前記キートップ本体に選択的に設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
上記発明によれば、蛍光物質をキートップ本体に選択的に設けたことにより、蛍光物質の配置位置と配置しない位置で蛍光のコントラストを設けることができ、これによりキートップ本体上に認識表示を形成することができる。ここで認識表示とは、文字,記号,図形等である。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載のキートップにおいて、
前記キートップ本体に、前記蛍光物質に加え、非蛍光のインクを設けたことを特徴とするものである。
【0016】
上記発明によれば、通常のキートップの使用時(暗所ではない明るい場所での使用時)は、使用者は非蛍光のインクによる認識表示によりキートップを認識する。また、暗所においては蛍光物質による認識表示によりキートップを認識する。通常、ブラックライトの非照射時において、蛍光物質は淡い色を有しており、視認性に欠けている。しかしながら、ブラックライトにより発光する蛍光物質と、通常の非蛍光のインクを共にキートップ本体に設けることにより、キートップの使用環境(明るさ)に拘わらず、キートップの操作性を維持することができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、
請求項3記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質を前記非蛍光のインク上に積層配置したことを特徴とするものである。
【0018】
上記発明によれば、非蛍光のインクと蛍光物質とをキートップ本体上に平面的に別個に設ける構成に比べ、キートップの小型化を図ることができる。尚、一般に蛍光物質は半透明であるため、蛍光物質を非蛍光のインク上に積層配置しても、半透明である蛍光物質を介して非蛍光のインクを視認することができる。
【0019】
また、請求項5記載の発明は、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質は、300nm以上450nm以下の波長の光で蛍光を発することを特徴とするものである。
【0020】
上記発明のように、蛍光物質としては300nm以上450nm以下の波長の光で蛍光を発するものを用いることにより、上記した作用効果を効率的に実現することができる。
【0021】
また、請求項6記載の発明に係るキートップ照明装置は、
ブラックライトと、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとにより構成されることを特徴とするものである。
【0022】
上記発明によれば、ブラックライトと、このブラックライトからの光で蛍光するキートップとによりキートップ照明装置を構成できるため、キートップ照明装置の構成の簡単化及び低コスト化を図ることができる。
【0023】
また、請求項7記載の発明は、
請求項6記載のキートップ照明装置において、
前記ブラックライトは、300nm以上450nm以下の波長の光を照射しうる構成とされていることを特徴とするものである。
【0024】
上記発明のように、ブラックライトとして300nm以上450nm以下の波長の光を照射しうるものを用いることにより、上記した作用効果を効率的に実現することができる。
【0025】
また、請求項8記載の発明は、
請求項7記載のキートップ照明装置において、
前記ブラックライトを、発光体と、該発光体から照射される光の内300nm未満450nmを越える波長の光を遮断するフィルタ部材とにより構成し、
かつ、該フィルタ部材を前記発光体に間欠的に設けたことを特徴とするものである。
【0026】
上記発明によれば、蛍光物質が蛍光する波長領域の光を遮断するフィルタ部材が発光体に対し間欠的に設けられるため、フィルタ部材の配設位置からは蛍光物質を蛍光させる波長の光が照射され、フィルタ部材が配設されていない位置からは波長制限の行なわれない光が照射される。これにより、ひとつのブラックライトを、蛍光物質を発光させるための光源としても、また通常の照明用の光源としても使用することが可能となる。
【0027】
また、請求項9記載の発明に係るキートップ照明装置は、
ブラックライトと、
該プラックライトに供給する電力を制御する電力制御手段と、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとを有しており、
前記電力制御手段は、前記ブラックライトに対して間欠的に電力供給する構成としたことを特徴とするものである。
【0028】
上記発明によれば、ブラックライトに対して間欠的に電力供給することにより、ブラックライトに対し常時電力供給する構成に比べ、消費電力を低減することができる。
【0029】
また、請求項10記載の発明に係るキートップ照明装置は、
ブラックライトと、
該プラックライトに供給する電力を制御する電力制御手段と、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとを有しており、
前記電力制御手段は、前記蛍光物質の発光量の変化に基づき、前記ブラックライトに供給する電力を増減するよう構成した特徴とするものである。
【0030】
上記発明によれば、蛍光物質の発光量の変化に基づきブラックライトに供給する電力が増減されるため、ブラックライトに対し常時電力供給する構成に比べ、消費電力を低減することができる。
【0031】
また、請求項11記載の発明は、
請求項6乃至10のいずれか1項に記載のキートップ照明装置と、電子機器本体と、該電子機器本体に対して開閉可能な構成とされた蓋体を具備してなる電子機器において、
電子機器本体に前記キートップを複数個配置したキーボードを設け、
かつ、前記ブラックライトを前記蓋体に設けたことを特徴とするものである。
【0032】
上記発明によれば、蓋部を開いた状態で、ブラックライトはキーボード(キートップ)が設けられた機器本体部の上部に位置するため、複数設けられたキートップに対して一括的に所定波長の光を照射し発光させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0034】
図1は、本発明の一実施例であるキートップ1及びキートップ照明装置10を示している。キートップ照明装置10は、大略するとキートップ1とブラックライト6Aとからなる簡単な構成とされている。
【0035】
キートップ1は樹脂成形されており、例えばキーボード23(図2参照)を構成するものである。このキートップ1は、キートップ本体2,透明蛍光インク3,通常インク4,及びオーバーコートインク5等により構成されている。
【0036】
通常インク4はキートップ1の上面に直接印刷されており、透明蛍光インク3は通常インク4の上部に印刷されている。更に、この各インク3,4を保護するため、キートップ1の上面には各インク3,4を覆うようオーバーコートインク5が印刷されている。このオーバーコートインク5は、透明樹脂により形成されている。
【0037】
透明蛍光インク3は、ブラックライト6Aから照射される特定波長の光により発光する蛍光物質を含有した構成とされている。この透明蛍光インク3は、通常の日光や照明の光(以下、この光を通常光という)の下では、白から淡黄色を呈している。
【0038】
また、この透明蛍光インク3は、半透明なインクである。このため、通常インク4の上部に透明蛍光インク3を積層状態で配設しても、透明蛍光インク3を介してその下に位置する通常インク4を確認することができる。
【0039】
ここで、通常インク4とは、一般のキートップの表面に文字,記号,図形等を印字するインクであり、樹脂に顔料を添加した構成とされている。従って、通常インク4は、ブラックライト6Aから特定波長の光を照射しても発光(蛍光)するようなことはない。
【0040】
これに対し、本実施例で用いている透明蛍光インク3は、300nm以上450nm以下の波長の光(以下、この光をブラックライト光という)で蛍光を発する蛍光物質が含有された構成とされている。これに伴い、ブラックライト6Aは、300nm以上450nm以下の波長光であるブラックライト光を照射しうる構成とされている。具体的には、冷陰極蛍光ランプに、上記の300nm以上450nm以下の波長以外の光を除去するフィルタを設けた構成とされている。
【0041】
この300nm以上450nm以下の光(ブラックライト光7)は、長波長の紫外線である。よって、ブラックライト光7は人の目で感知することはできず、またこれを照射しても照射位置が明るくなるようなことはない。
【0042】
また、上記の透明蛍光インク3及び通常インク4は、キートップ本体2の全体を覆うのではなく、キートップ本体2に選択的に印刷された構成とされている。これにより、蛍光物質の配置位置と配置しない位置で、透明蛍光インク3の発光のコントラストを設けることができる。これにより、キートップ本体2上に任意の認識表示を形成することができる。尚、ここで認識表示とは、文字,記号,図形等である。
【0043】
上記のように本実施例では、キートップ1にブラックライト6Aからブラックライト光7を照射することにより蛍光物質が発光し、これによりキートップ2を確認することができる。これにより、暗所であってもキートップ2を操作することが可能となる。
【0044】
また、前記のようにブラックライト6Aが照射するブラックライト光7は長波長の紫外線であるため、このブラックライト光7が周囲を明るくすることはない。よって、このキートップ照明装置10を図2に示すような携帯端末装置20Aに適用した場合には、飛行機内が消灯して他の人が寝ているような時に、携帯端末装置20Aのキーボード23をブラックライト6Bにより照明しても、ブラックライト光7が寝ている人の邪魔になるようなことはない。更に、キートップ1は、キートップ本体2に蛍光物質(正確には、蛍光物質を含有した透明蛍光インク3)を印刷するだけの構成であるため、安価に製造することができる。
【0045】
また、本実施例では、キートップ本体2に透明蛍光インク3に加え通常インク4も印刷した構成としている。これにより、通常のキートップ2の使用時(暗所ではない明るい場所での使用時)は、使用者は非蛍光の通常インク4による認識表示によりキートップ2を認識する。また、暗所においては蛍光物質を有した透明蛍光インク3の発光によりキートップ2を認識する。
【0046】
前記したように、ブラックライト6Aの非照射時においては、透明蛍光インク3は淡い色を有しており視認性に欠けている。しかしながら、ブラックライト6Aにより発光する透明蛍光インク3と、通常の非蛍光の通常インク4を共にキートップ本体2に設けることにより、キートップの使用環境(明るさ)に拘わらず、キートップ2の操作性を維持することができる。
【0047】
更に、前記したように本実施例では、透明蛍光インク3を通常インク4上に積層配置した構成としている。これにより透明蛍光インク3と通常インク4をキートップ本体2上に平面的に別個に設ける構成に比べ、キートップ1の小型化を図ることができる。
【0048】
続いて、上記構成とされたキートップ1及びキートップ照明装置10を適用した電子機器について説明する。以下の説明においては、電子機器として携帯端末装置(ラップトップタイプのパーソナルコンピュータ)を例に挙げて説明するものとする。
図2及び図3は、本発明の第1実施例である携帯端末装置20Aを示している。携帯端末装置20Aは、大略すると装置本体21と蓋体22とにより構成されている。装置本体21は、キーボード23と共に各種電子機器、制御機器が搭載されている。また、蓋体22は装置本体21に対して回動することにより開閉蓋可能な構成とされている。図2は蓋体22が開いた状態を示しており、また図3は蓋体22か閉蓋した状態を示している。
【0049】
本実施例に係る携帯端末装置20Aは、ブラックライト6Bを蓋体22の上部25に一体的に組み込んだ構成としたことを特徴とするものである。このように、ブラックライト6Bを蓋体22の上部25に設けたことにより、蓋部22を開いた状態でブラックライト6Bはキーボード23(キートップ1)が設けられた装置本体21の上部に位置する。
【0050】
このため、キーボード23を構成する複数個のキートップ1に対して一括的にブラックライト光7を照射し発光させることができる。よって、従来のように個々のキートップ1に発光素子を設けていた構成に比べ、消費電力の低減を図ることができると共に、装置のコスト低減を図ることができる。また、蓋体22を閉蓋した場合には、ブラックライト6Bは隠れた状態となるため、不使用時において冷陰極蛍光ランプよりなるブラックライト6Bが損傷することを防止できる。
【0051】
図4は、第2実施例である携帯端末装置20Bを示している。尚、図4及び以後の説明に用いる図5及び図6において、図2及び図3に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
【0052】
本実施例に係る携帯端末装置20Bは、装置本体21及び蓋体22とは別個にブラックライト6Cを設けたものである。この構成によれば、ブラックライト6Cを最もキーボード23(キートップ1)の発光に適した位置に配置することができる。
【0053】
図5は、第3実施例である携帯端末装置20Cを示している。本実施例では、ブラックライト6Dを蓋体22に対して着脱自在とすると共に、蓋体22の上部25に装着し得る構成としたものである。このように、ブラックライト6Dを携帯端末装置20Cのオプション部品として扱うことも可能である。また、ブラックライト6Dは蓋体22に取り付けられる構成であるため、図4に示した装置外にブラックライト6Cを配設する構成に比べ、ブラックライト6Dを含めた携帯端末装置20C全体のコンパクト化を図ることができる。
【0054】
図6は、第4実施例である携帯端末装置20Dを示している。本実施例は、液晶表示部24のバックライト機構30をブラックライト6Eとして利用したことを特徴とするものである。
【0055】
携帯端末装置20Dでは、液晶表示部24に鮮明で高輝度の画像を映し出すため、液晶表示部24の背面部にバックライト機構30を設けている。このバックライト機構30は、図6及び図7に示すように、光源(本実施例では、ブラックライト6Eが光源となる)と導光板26とにより構成されている。
【0056】
光源から発射された光は、端面28から導光板26に入射し、導光板26の背面に配設された反射シート(図示せず)に反射されることにより発光面29から均一光として出射される。発光面29は液晶表示部24の背面に対向配置されているため、よって液晶表示部24は鮮明で高輝度の画像を映し出すことができる。
【0057】
この液晶表示部24は、前記したような暗所で携帯端末装置20Dを使用する場合には輝度を落として使用する。しかしながら、液晶表示部24のバックライト機構30を完全に停止する(即ち、液晶表示部24を消灯させる)ことはない。
【0058】
そこで本実施例では、バックライト機構30に設けられている光源をブラックライト6Eとしても用いるよう構成したことを特徴としている。具体的には、光源となる冷陰極蛍光ランプ31と、この冷陰極蛍光ランプ31に間欠的に配設されたフィルタ装着部27A(図7参照)とによりブラックライト6Eを構成している。
【0059】
このフィルタ装着部27Aは、冷陰極蛍光ランプ31から照射される光の内300nm未満450nmを越える波長の光を遮断する特性を有している。尚、フィルタ装着部27Aの長さ(長手方向の長さ)を調整することにより、ブラックライト光7の強さ(逆に言うと、液晶表示部24の輝度)を調整することができる。
【0060】
上記の構成とすることにより、冷陰極蛍光ランプ31のフィルタ装着部27Aの配設位置からはブラックライト光7が照射され、フィルタ装着部27Aが配設されていない位置からは波長制限の行なわれない冷陰極蛍光ランプ31の光が照射される。これにより、ひとつのブラックライト6Eを、ブラックライト光7の光源としても、また通常光8の光源としても使用することが可能となり、携帯端末装置20Dの小型化を図ることができる。
【0061】
ところで、上記したブラックライト6(各ブラックライト6A〜6Eを総称する場合はブラックライト6という)は、図8に示されるように、電源31により点灯する構成とされている。この電源31は、上記のようにキートップ照明装置10を携帯端末装置20A〜20Dに適用した場合には、この携帯端末装置20A〜20Dのバッテリーとなる。また、ブラックライト6と電源31との間には、ブラックライト6に対する供給電力を制御する電力制御回路30が設けられている。
【0062】
図9(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第1実施例を示している。また、図9(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0063】
本実施例においては、電力制御回路30はブラックライト6に対し、常時一定の電力を供給する構成としている。本実施例によれば、ブラックライト6に対して電力の安定供給が行なわれるため、ブラックライト6は常に一定の発光量を維持する。
【0064】
尚、図9(A)中、破線で示す発光量は、携帯端末装置20A〜20Dの使用者がキートップ1に設けられた透明蛍光インク3を認識しうる最小限の発光量(以下、可視限界発光量という)を示している。よって、透明蛍光インク3の発光量が破線で示す発光量より少なくなると、キートップ1(キーボード23)を操作することができなくなる。
【0065】
本実施例によれば、図9に示すように透明蛍光インク3の発光量を高輝度の状態で維持できるため、操作者は操作性よくキートップ1(キーボード23)を操作することができる。しかしながら、ブラックライト6に対し常時一定の電力を供給する本実施例の構成では、電力消費量が増大してしまう。具体的には、ブラックライト6として冷陰極タイプのものを使用した場合には、0.5〜2.0Wの電力が使用される。このため、キートップ照明装置10の電源31として携帯端末装置20A〜20Dのバッテリーを用いることにより、携帯端末装置20A〜20Dの使用時間が短くなってしまう。
【0066】
図10乃至図13に示す各実施例は、電源31の消費電力の低減を図ったキートップ照明装置を示している。尚、図10乃至図13においても、図9と同様に、各図(A)にブラックライト6の発光量を示し、各図(B)に電力制御回路30からブラックライト6に供給する電力値を示している。
【0067】
図10(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第2実施例を示している。また、図10(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0068】
本実施例においては、電力制御回路30はブラックライト6に対して間欠的に電力供給する構成としている。具体的には、電力制御回路30は時間TON 1だけブラックライト6に対して電力供給した後、時間TOFF1だけ電力供給を停止し、これを繰り返し実施する構成としている。これにより、ブラックライト6は、時間TON 1だけ点灯した後、時間TOFF1だけ消灯する動作を繰り返し実施することとなる。
【0069】
上記のようにブラックライト6を間欠的に点灯することにより、キートップ1に形成された透明蛍光インク3は、間欠的にブラックライト光7が照射されることとなる。そして、この照射時間の間に、透明蛍光インク3はブラックライト光7のエネルギーを蓄積する。
【0070】
図10(A)に示すように、ブラックライト光7が照射され後は、透明蛍光インク3の発光量は最大となるが、時間の経過と共に発光量は低減する。しかしながら、電力供給を停止ししている電力供給停止時間TOFF1は、透明蛍光インク3の発光量が図中破線で示す可視限界発光量以下とならないよう設定されている。
【0071】
本実施例のように、電力制御回路30によりブラックライト6に対し間欠的に電力供給する構成としたことにより、図9を用いて説明した第1実施例のブラックライト6に対し常時電力供給する構成に比べ、消費電力を低減することができる。具体的には、電力供給停止時間TOFF1と電極供給時間TON 1を、TOFF1=4×TON 1と設定した場合には、第1実施例の構成に比べ省電力を1/5とすることができる。
【0072】
図11(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第3実施例を示している。また、図11(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0073】
本実施例においても、電力制御回路30はブラックライト6に対して間欠的に電力供給する構成としている。しかしながら、図11(B)に示されるように本実施例では、ブラックライト6に対する電力供給時間TON 2を第2実施例における電力供給時間TON 1に対して長く設定している(TON 2>TON 1)。
【0074】
このように、ブラックライト6に対する電力供給時間TON 2を長くすることにより、透明蛍光インク3に蓄積されるブラックライト光7のエネルギー量も第2実施例に比べて増大する。よって、透明蛍光インク3の発光時間を長くすることができ、これに伴いブラックライト6に対する電力停止時間TOFF2を長くすることができる。
【0075】
ブラックライト6は、頻繁に点灯・消灯を繰り返すと寿命が短くなることが知られている。よって、本実施例の構成とすることにより、消費電力の低減を図りつつ、ブラックライト6の長寿命化を図ることができる。
【0076】
図12(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第4実施例を示している。また、図12(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0077】
本実施例では、電力制御回路30はブラックライト6に対し、図10に示した第2実施例と全く同じ制御を行なっている。即ち、電力制御回路30は時間TON 1だけブラックライト6に対して電力供給した後、時間TOFF1だけ電力供給を停止し、これを繰り返し実施する構成としている。
【0078】
しかしながら本実施例では、キートップ1に配設する通常インク4の厚さを他の実施例に比べて厚くしている。即ち、他の実施例ではキートップ本体2に対して透明蛍光インク3を1回のみ印刷しているのに対し、本実施例ではキートップ本体2に対して透明蛍光インク3を3回重ねて印刷した構成としている。これにより、透明蛍光インク3の厚さは他の実施例に比べて3倍の厚さとなる。
【0079】
このように、透明蛍光インク3が厚くなることにより、透明蛍光インク3に蓄積されるエネルギー量を増大させることができる。よって、ブラックライト6からの照射時間が第2実施例と同様であっても、効率よくエネルギーの蓄積が行なえる。このため、透明蛍光インク3の発光時間を長くすることができ、これに伴いブラックライト6に対する電力停止時間TOFF2を長くすることができる。これにより、本実施例においても、消費電力の低減を図りつつ、かつブラックライト6の長寿命化を図ることができる。
【0080】
尚、本実施例において透明蛍光インク3を積層印刷する際、最下部に位置する透明蛍光インク3を広く印刷し、上層にいくに従い印刷面積を小さくする構成としてもよい。これにより、積層された透明蛍光インク3はピラミッド状となり下層が全く隠れることがないため、ブラックライト6からの紫外線を吸収する際も、またブラックライト光7を発光する際も、その効率を向上させることができる。
【0081】
図13(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第5実施例を示している。また、図13(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0082】
前記した各実施例では、電力制御回路30がブラックライト6に対する電力供給をON/OFF処理することにより、電力供給制御を行なう構成とされていた。これに対して本実施例では、電力制御回路30がブラックライト6に供給する電力を増減するよう構成した特徴とするものである。本実施例では、図13(B)に示すように、電力制御回路30はブラックライト6に対して鋸歯状の波形を有した電力を供給する構成としている。即ち、本実施例では、電力制御回路30は時間TON3ごとに電力を増大させ、その後は徐々に電力を低減する電力制御を行なっている。
【0083】
本実施例のように、透明蛍光インク3の発光量の変化に基づきブラックライト6に供給する電力を増減することにより、透明蛍光インク3の発光量を略均一とすることができる。以下、この理由について説明する。
【0084】
透明蛍光インク3の発光量の経時的な減衰は、予め実験等により求めることができる。また、ブラックライト6から透明蛍光インク3に照射される紫外線のエネルギー量を増大させることにより、換言すればブラックライト6に供給する電力を増大させることにより、透明蛍光インク3の発光量を増大させることができる。
【0085】
従って、透明蛍光インク3の発光量の経時的な減衰に基づき、この減衰分に相当するエネルギーをブラックライト6から透明蛍光インク3に供給することにより、透明蛍光インク3の発光量を略一定にすることができる。これにより、キートップ1の操作性を向上することができると共に、第1実施例に比べて消費電力の低減を図ることができる。
【0086】
尚、上記した各実施例では、電子機器としてラップトップタイプのパーソナルコンピュータを例に挙げたが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、暗所で使用される可能性のある各種電子機器に適用することが可能である。
【0087】
また、図8に示した構成では、透明蛍光インク3の発光量を直接検出する構成とはされていなかったが、電力制御回路30に透明蛍光インク3から発光される発光量を検出するセンサーを接続し、このセンサーから得られる透明蛍光インク3の発光量に基づき、電力制御回路30がブラックライト6に供給する電力量を制御する構成としてもよい。
【0088】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することができる。
【0089】
請求項1、5、及び7記載の発明によれば、キートップにブラックライトから所定の光が照射されることにより蛍光物質が発光してキートップを確認することができるため、暗所であってもキートップを操作することが可能となる。また、ブラックライトが照射する照射光は長波長の紫外線であるため、この照射光が周囲を明るくすることはなく、よって周囲の人に迷惑を掛けるようなことはない。更に、キートップは、キートップ本体に蛍光物質を設けるだけの構成であるため、安価に製造することができる。
【0090】
また、請求項2記載の発明によれば、蛍光物質の配置位置と配置しない位置で蛍光のコントラストを設けることができ、これによりキートップ本体上に認識表示を形成することができる。ここで認識表示とは、文字,記号,図形等である。
【0091】
また、請求項3記載の発明によれば、通常のキートップの使用時は非蛍光のインクによる認識表示により、また暗所においては蛍光物質による認識表示によりキートップを認識できるため、キートップの使用環境(明るさ)に拘わらず、キートップの操作性を維持することができる。
【0092】
また、請求項4記載の発明によれば、非蛍光のインクと蛍光物質とをキートップ本体上に平面的に別個に設ける構成に比べ、キートップの小型化を図ることができる。
【0093】
また、請求項6記載の発明によれば、ブラックライトと、このブラックライトからの光で蛍光するキートップとによりキートップ照明装置を構成できるため、キートップ照明装置の構成の簡単化及び低コスト化を図ることができる。
【0094】
また、請求項8記載の発明によれば、ひとつのブラックライトを、蛍光物質を発光させるための光源としても、また通常の照明用の光源としても使用することが可能となる。
【0095】
また、請求項9及び請求項10記載の発明によれば、ブラックライトに対し常時電力供給する構成に比べて消費電力を低減することができる。
【0096】
また、請求項9記載の発明によれば、蓋部を開いた状態で、ブラックライトはキーボード(キートップ)が設けられた機器本体部の上部に位置するため、複数設けられたキートップに対して一括的に所定波長の光を照射し発光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるキートップ及びキートップ照明装置を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である(蓋体が開蓋した状態)。
【図3】本発明の第1実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である(蓋体が弊害した状態)。
【図4】本発明の第2実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である。
【図6】本発明の第4実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例である電子機器に設けられたブラックライトを拡大して示す図である。
【図8】本発明の一実施例であるキートップ照明装置の電源回路を示すブロック図である。
【図9】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第1実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図10】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第2実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図11】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第3実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図12】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第4実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図13】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第5実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【符号の説明】
1 キートップ
2 キートップ本体
3 透明蛍光インク
4 通常インク
5 オーバーコートインク
6,6A〜6E ブラックライト
7 ブラックライト光
8 通常光
10 キートップ照明装置
20A〜20D 携帯端末装置
21 装置本体
22 蓋体
23 キーボード
24 液晶表示部
26 導光板
27A フィルタ装着部
27B フィルタ非装着部
30 電力制御回路
31 電源
【発明の属する技術分野】
本発明はキートップ及びキートップ照明装置及び電子機器に係り、特に暗所での操作性を向上しうるキートップ及びキートップ照明装置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ラップトップタイプのパーソナルコンピュータ(以下、ラップトップパソコンという)のように携帯して使用される携帯電子機器は、その携帯性から種々の場所で使用される。このため、この種の携帯電子機器は、時として暗所において使用される場合が生じる。具体的には、夜間飛行中の飛行機内で携帯電子機器を使用する場合、或いは会議等でOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)を使用し、このOHPを携帯電子機器によりコントロールしている場合等である。
【0003】
このような場合、電子機器を操作するキーボードを照明する必要がある。しかしながら、機内が消灯して他の人が寝ているような時にキーボードを明るく照明すると、この光が寝ている人の邪魔になることが考えられる。また、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)は表示を鮮明に行なうために暗所とした部屋で使用されるが、このような暗所でキーボードを明るく照明すると、せっかくのOHPの表示が劣化してしまう。
【0004】
そこで、これらの問題点を解決する手段として、キートップ自体を光らせる構成のスイッチが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この種のスイッチは、例えば携帯電話の押しボタン等に多用されている。また、この種のスイッチの構成としては、キートップに光を透過する透明部分を設けると共に、この透明部分と対向する位置に電球或いは発光ダイオード等の発光素子を配設した構成とされている。
【0005】
これによって、キートップの操作時に発光素子を点灯させるよう構成することにより、携帯電子機器の暗所での操作が可能となる。また、発光素子からの光はキートップの近傍のみを照明し、それ以上に広がることがないため、周囲の人の迷惑にもならない。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−92258号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のキートップ照明装置では、基本的には一つのキートップに対して1個の発光素子が必要となる。また、1個の発光素子により複数個のキートップの照明を行なうことも可能であるが、この場合も最大で1個の発光素子で4個のキートップを照明できる程度である。
【0008】
よって、ラップトップパソコンのようにキートップが100個以上あるキーボードを有している携帯電子機器では、多数の発光素子が必要となり製品コストが上昇してしまう。また、多数の発光素子に給電を行なう必要があり、よって消費電力が増大するため、携帯電子機器の電池消耗がはやくなるという問題点がある。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、低消費電力で回りの人に迷惑を掛けることなくキートップを確実に照明することを可能とするキートップ及びキートップ照明装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項1記載の発明に係るキートップは、
キートップ本体にブラックライトにより発光する蛍光物質を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
上記発明によれば、キートップにブラックライトから所定の光を照射することにより蛍光物質が発光し、これによりキートップを確認することができるため、暗所であってもキートップを操作することが可能となる。また、ブラックライトが照射する照射光は長波長の紫外線であるため、この照射光が周囲を明るくすることはなく、よって周囲の人に迷惑を掛けるようなことはない。更に、キートップは、キートップ本体に蛍光物質を設けるだけの構成であるため、安価に製造することができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質は、前記キートップ本体に選択的に設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
上記発明によれば、蛍光物質をキートップ本体に選択的に設けたことにより、蛍光物質の配置位置と配置しない位置で蛍光のコントラストを設けることができ、これによりキートップ本体上に認識表示を形成することができる。ここで認識表示とは、文字,記号,図形等である。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載のキートップにおいて、
前記キートップ本体に、前記蛍光物質に加え、非蛍光のインクを設けたことを特徴とするものである。
【0016】
上記発明によれば、通常のキートップの使用時(暗所ではない明るい場所での使用時)は、使用者は非蛍光のインクによる認識表示によりキートップを認識する。また、暗所においては蛍光物質による認識表示によりキートップを認識する。通常、ブラックライトの非照射時において、蛍光物質は淡い色を有しており、視認性に欠けている。しかしながら、ブラックライトにより発光する蛍光物質と、通常の非蛍光のインクを共にキートップ本体に設けることにより、キートップの使用環境(明るさ)に拘わらず、キートップの操作性を維持することができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、
請求項3記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質を前記非蛍光のインク上に積層配置したことを特徴とするものである。
【0018】
上記発明によれば、非蛍光のインクと蛍光物質とをキートップ本体上に平面的に別個に設ける構成に比べ、キートップの小型化を図ることができる。尚、一般に蛍光物質は半透明であるため、蛍光物質を非蛍光のインク上に積層配置しても、半透明である蛍光物質を介して非蛍光のインクを視認することができる。
【0019】
また、請求項5記載の発明は、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質は、300nm以上450nm以下の波長の光で蛍光を発することを特徴とするものである。
【0020】
上記発明のように、蛍光物質としては300nm以上450nm以下の波長の光で蛍光を発するものを用いることにより、上記した作用効果を効率的に実現することができる。
【0021】
また、請求項6記載の発明に係るキートップ照明装置は、
ブラックライトと、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとにより構成されることを特徴とするものである。
【0022】
上記発明によれば、ブラックライトと、このブラックライトからの光で蛍光するキートップとによりキートップ照明装置を構成できるため、キートップ照明装置の構成の簡単化及び低コスト化を図ることができる。
【0023】
また、請求項7記載の発明は、
請求項6記載のキートップ照明装置において、
前記ブラックライトは、300nm以上450nm以下の波長の光を照射しうる構成とされていることを特徴とするものである。
【0024】
上記発明のように、ブラックライトとして300nm以上450nm以下の波長の光を照射しうるものを用いることにより、上記した作用効果を効率的に実現することができる。
【0025】
また、請求項8記載の発明は、
請求項7記載のキートップ照明装置において、
前記ブラックライトを、発光体と、該発光体から照射される光の内300nm未満450nmを越える波長の光を遮断するフィルタ部材とにより構成し、
かつ、該フィルタ部材を前記発光体に間欠的に設けたことを特徴とするものである。
【0026】
上記発明によれば、蛍光物質が蛍光する波長領域の光を遮断するフィルタ部材が発光体に対し間欠的に設けられるため、フィルタ部材の配設位置からは蛍光物質を蛍光させる波長の光が照射され、フィルタ部材が配設されていない位置からは波長制限の行なわれない光が照射される。これにより、ひとつのブラックライトを、蛍光物質を発光させるための光源としても、また通常の照明用の光源としても使用することが可能となる。
【0027】
また、請求項9記載の発明に係るキートップ照明装置は、
ブラックライトと、
該プラックライトに供給する電力を制御する電力制御手段と、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとを有しており、
前記電力制御手段は、前記ブラックライトに対して間欠的に電力供給する構成としたことを特徴とするものである。
【0028】
上記発明によれば、ブラックライトに対して間欠的に電力供給することにより、ブラックライトに対し常時電力供給する構成に比べ、消費電力を低減することができる。
【0029】
また、請求項10記載の発明に係るキートップ照明装置は、
ブラックライトと、
該プラックライトに供給する電力を制御する電力制御手段と、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとを有しており、
前記電力制御手段は、前記蛍光物質の発光量の変化に基づき、前記ブラックライトに供給する電力を増減するよう構成した特徴とするものである。
【0030】
上記発明によれば、蛍光物質の発光量の変化に基づきブラックライトに供給する電力が増減されるため、ブラックライトに対し常時電力供給する構成に比べ、消費電力を低減することができる。
【0031】
また、請求項11記載の発明は、
請求項6乃至10のいずれか1項に記載のキートップ照明装置と、電子機器本体と、該電子機器本体に対して開閉可能な構成とされた蓋体を具備してなる電子機器において、
電子機器本体に前記キートップを複数個配置したキーボードを設け、
かつ、前記ブラックライトを前記蓋体に設けたことを特徴とするものである。
【0032】
上記発明によれば、蓋部を開いた状態で、ブラックライトはキーボード(キートップ)が設けられた機器本体部の上部に位置するため、複数設けられたキートップに対して一括的に所定波長の光を照射し発光させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0034】
図1は、本発明の一実施例であるキートップ1及びキートップ照明装置10を示している。キートップ照明装置10は、大略するとキートップ1とブラックライト6Aとからなる簡単な構成とされている。
【0035】
キートップ1は樹脂成形されており、例えばキーボード23(図2参照)を構成するものである。このキートップ1は、キートップ本体2,透明蛍光インク3,通常インク4,及びオーバーコートインク5等により構成されている。
【0036】
通常インク4はキートップ1の上面に直接印刷されており、透明蛍光インク3は通常インク4の上部に印刷されている。更に、この各インク3,4を保護するため、キートップ1の上面には各インク3,4を覆うようオーバーコートインク5が印刷されている。このオーバーコートインク5は、透明樹脂により形成されている。
【0037】
透明蛍光インク3は、ブラックライト6Aから照射される特定波長の光により発光する蛍光物質を含有した構成とされている。この透明蛍光インク3は、通常の日光や照明の光(以下、この光を通常光という)の下では、白から淡黄色を呈している。
【0038】
また、この透明蛍光インク3は、半透明なインクである。このため、通常インク4の上部に透明蛍光インク3を積層状態で配設しても、透明蛍光インク3を介してその下に位置する通常インク4を確認することができる。
【0039】
ここで、通常インク4とは、一般のキートップの表面に文字,記号,図形等を印字するインクであり、樹脂に顔料を添加した構成とされている。従って、通常インク4は、ブラックライト6Aから特定波長の光を照射しても発光(蛍光)するようなことはない。
【0040】
これに対し、本実施例で用いている透明蛍光インク3は、300nm以上450nm以下の波長の光(以下、この光をブラックライト光という)で蛍光を発する蛍光物質が含有された構成とされている。これに伴い、ブラックライト6Aは、300nm以上450nm以下の波長光であるブラックライト光を照射しうる構成とされている。具体的には、冷陰極蛍光ランプに、上記の300nm以上450nm以下の波長以外の光を除去するフィルタを設けた構成とされている。
【0041】
この300nm以上450nm以下の光(ブラックライト光7)は、長波長の紫外線である。よって、ブラックライト光7は人の目で感知することはできず、またこれを照射しても照射位置が明るくなるようなことはない。
【0042】
また、上記の透明蛍光インク3及び通常インク4は、キートップ本体2の全体を覆うのではなく、キートップ本体2に選択的に印刷された構成とされている。これにより、蛍光物質の配置位置と配置しない位置で、透明蛍光インク3の発光のコントラストを設けることができる。これにより、キートップ本体2上に任意の認識表示を形成することができる。尚、ここで認識表示とは、文字,記号,図形等である。
【0043】
上記のように本実施例では、キートップ1にブラックライト6Aからブラックライト光7を照射することにより蛍光物質が発光し、これによりキートップ2を確認することができる。これにより、暗所であってもキートップ2を操作することが可能となる。
【0044】
また、前記のようにブラックライト6Aが照射するブラックライト光7は長波長の紫外線であるため、このブラックライト光7が周囲を明るくすることはない。よって、このキートップ照明装置10を図2に示すような携帯端末装置20Aに適用した場合には、飛行機内が消灯して他の人が寝ているような時に、携帯端末装置20Aのキーボード23をブラックライト6Bにより照明しても、ブラックライト光7が寝ている人の邪魔になるようなことはない。更に、キートップ1は、キートップ本体2に蛍光物質(正確には、蛍光物質を含有した透明蛍光インク3)を印刷するだけの構成であるため、安価に製造することができる。
【0045】
また、本実施例では、キートップ本体2に透明蛍光インク3に加え通常インク4も印刷した構成としている。これにより、通常のキートップ2の使用時(暗所ではない明るい場所での使用時)は、使用者は非蛍光の通常インク4による認識表示によりキートップ2を認識する。また、暗所においては蛍光物質を有した透明蛍光インク3の発光によりキートップ2を認識する。
【0046】
前記したように、ブラックライト6Aの非照射時においては、透明蛍光インク3は淡い色を有しており視認性に欠けている。しかしながら、ブラックライト6Aにより発光する透明蛍光インク3と、通常の非蛍光の通常インク4を共にキートップ本体2に設けることにより、キートップの使用環境(明るさ)に拘わらず、キートップ2の操作性を維持することができる。
【0047】
更に、前記したように本実施例では、透明蛍光インク3を通常インク4上に積層配置した構成としている。これにより透明蛍光インク3と通常インク4をキートップ本体2上に平面的に別個に設ける構成に比べ、キートップ1の小型化を図ることができる。
【0048】
続いて、上記構成とされたキートップ1及びキートップ照明装置10を適用した電子機器について説明する。以下の説明においては、電子機器として携帯端末装置(ラップトップタイプのパーソナルコンピュータ)を例に挙げて説明するものとする。
図2及び図3は、本発明の第1実施例である携帯端末装置20Aを示している。携帯端末装置20Aは、大略すると装置本体21と蓋体22とにより構成されている。装置本体21は、キーボード23と共に各種電子機器、制御機器が搭載されている。また、蓋体22は装置本体21に対して回動することにより開閉蓋可能な構成とされている。図2は蓋体22が開いた状態を示しており、また図3は蓋体22か閉蓋した状態を示している。
【0049】
本実施例に係る携帯端末装置20Aは、ブラックライト6Bを蓋体22の上部25に一体的に組み込んだ構成としたことを特徴とするものである。このように、ブラックライト6Bを蓋体22の上部25に設けたことにより、蓋部22を開いた状態でブラックライト6Bはキーボード23(キートップ1)が設けられた装置本体21の上部に位置する。
【0050】
このため、キーボード23を構成する複数個のキートップ1に対して一括的にブラックライト光7を照射し発光させることができる。よって、従来のように個々のキートップ1に発光素子を設けていた構成に比べ、消費電力の低減を図ることができると共に、装置のコスト低減を図ることができる。また、蓋体22を閉蓋した場合には、ブラックライト6Bは隠れた状態となるため、不使用時において冷陰極蛍光ランプよりなるブラックライト6Bが損傷することを防止できる。
【0051】
図4は、第2実施例である携帯端末装置20Bを示している。尚、図4及び以後の説明に用いる図5及び図6において、図2及び図3に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
【0052】
本実施例に係る携帯端末装置20Bは、装置本体21及び蓋体22とは別個にブラックライト6Cを設けたものである。この構成によれば、ブラックライト6Cを最もキーボード23(キートップ1)の発光に適した位置に配置することができる。
【0053】
図5は、第3実施例である携帯端末装置20Cを示している。本実施例では、ブラックライト6Dを蓋体22に対して着脱自在とすると共に、蓋体22の上部25に装着し得る構成としたものである。このように、ブラックライト6Dを携帯端末装置20Cのオプション部品として扱うことも可能である。また、ブラックライト6Dは蓋体22に取り付けられる構成であるため、図4に示した装置外にブラックライト6Cを配設する構成に比べ、ブラックライト6Dを含めた携帯端末装置20C全体のコンパクト化を図ることができる。
【0054】
図6は、第4実施例である携帯端末装置20Dを示している。本実施例は、液晶表示部24のバックライト機構30をブラックライト6Eとして利用したことを特徴とするものである。
【0055】
携帯端末装置20Dでは、液晶表示部24に鮮明で高輝度の画像を映し出すため、液晶表示部24の背面部にバックライト機構30を設けている。このバックライト機構30は、図6及び図7に示すように、光源(本実施例では、ブラックライト6Eが光源となる)と導光板26とにより構成されている。
【0056】
光源から発射された光は、端面28から導光板26に入射し、導光板26の背面に配設された反射シート(図示せず)に反射されることにより発光面29から均一光として出射される。発光面29は液晶表示部24の背面に対向配置されているため、よって液晶表示部24は鮮明で高輝度の画像を映し出すことができる。
【0057】
この液晶表示部24は、前記したような暗所で携帯端末装置20Dを使用する場合には輝度を落として使用する。しかしながら、液晶表示部24のバックライト機構30を完全に停止する(即ち、液晶表示部24を消灯させる)ことはない。
【0058】
そこで本実施例では、バックライト機構30に設けられている光源をブラックライト6Eとしても用いるよう構成したことを特徴としている。具体的には、光源となる冷陰極蛍光ランプ31と、この冷陰極蛍光ランプ31に間欠的に配設されたフィルタ装着部27A(図7参照)とによりブラックライト6Eを構成している。
【0059】
このフィルタ装着部27Aは、冷陰極蛍光ランプ31から照射される光の内300nm未満450nmを越える波長の光を遮断する特性を有している。尚、フィルタ装着部27Aの長さ(長手方向の長さ)を調整することにより、ブラックライト光7の強さ(逆に言うと、液晶表示部24の輝度)を調整することができる。
【0060】
上記の構成とすることにより、冷陰極蛍光ランプ31のフィルタ装着部27Aの配設位置からはブラックライト光7が照射され、フィルタ装着部27Aが配設されていない位置からは波長制限の行なわれない冷陰極蛍光ランプ31の光が照射される。これにより、ひとつのブラックライト6Eを、ブラックライト光7の光源としても、また通常光8の光源としても使用することが可能となり、携帯端末装置20Dの小型化を図ることができる。
【0061】
ところで、上記したブラックライト6(各ブラックライト6A〜6Eを総称する場合はブラックライト6という)は、図8に示されるように、電源31により点灯する構成とされている。この電源31は、上記のようにキートップ照明装置10を携帯端末装置20A〜20Dに適用した場合には、この携帯端末装置20A〜20Dのバッテリーとなる。また、ブラックライト6と電源31との間には、ブラックライト6に対する供給電力を制御する電力制御回路30が設けられている。
【0062】
図9(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第1実施例を示している。また、図9(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0063】
本実施例においては、電力制御回路30はブラックライト6に対し、常時一定の電力を供給する構成としている。本実施例によれば、ブラックライト6に対して電力の安定供給が行なわれるため、ブラックライト6は常に一定の発光量を維持する。
【0064】
尚、図9(A)中、破線で示す発光量は、携帯端末装置20A〜20Dの使用者がキートップ1に設けられた透明蛍光インク3を認識しうる最小限の発光量(以下、可視限界発光量という)を示している。よって、透明蛍光インク3の発光量が破線で示す発光量より少なくなると、キートップ1(キーボード23)を操作することができなくなる。
【0065】
本実施例によれば、図9に示すように透明蛍光インク3の発光量を高輝度の状態で維持できるため、操作者は操作性よくキートップ1(キーボード23)を操作することができる。しかしながら、ブラックライト6に対し常時一定の電力を供給する本実施例の構成では、電力消費量が増大してしまう。具体的には、ブラックライト6として冷陰極タイプのものを使用した場合には、0.5〜2.0Wの電力が使用される。このため、キートップ照明装置10の電源31として携帯端末装置20A〜20Dのバッテリーを用いることにより、携帯端末装置20A〜20Dの使用時間が短くなってしまう。
【0066】
図10乃至図13に示す各実施例は、電源31の消費電力の低減を図ったキートップ照明装置を示している。尚、図10乃至図13においても、図9と同様に、各図(A)にブラックライト6の発光量を示し、各図(B)に電力制御回路30からブラックライト6に供給する電力値を示している。
【0067】
図10(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第2実施例を示している。また、図10(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0068】
本実施例においては、電力制御回路30はブラックライト6に対して間欠的に電力供給する構成としている。具体的には、電力制御回路30は時間TON 1だけブラックライト6に対して電力供給した後、時間TOFF1だけ電力供給を停止し、これを繰り返し実施する構成としている。これにより、ブラックライト6は、時間TON 1だけ点灯した後、時間TOFF1だけ消灯する動作を繰り返し実施することとなる。
【0069】
上記のようにブラックライト6を間欠的に点灯することにより、キートップ1に形成された透明蛍光インク3は、間欠的にブラックライト光7が照射されることとなる。そして、この照射時間の間に、透明蛍光インク3はブラックライト光7のエネルギーを蓄積する。
【0070】
図10(A)に示すように、ブラックライト光7が照射され後は、透明蛍光インク3の発光量は最大となるが、時間の経過と共に発光量は低減する。しかしながら、電力供給を停止ししている電力供給停止時間TOFF1は、透明蛍光インク3の発光量が図中破線で示す可視限界発光量以下とならないよう設定されている。
【0071】
本実施例のように、電力制御回路30によりブラックライト6に対し間欠的に電力供給する構成としたことにより、図9を用いて説明した第1実施例のブラックライト6に対し常時電力供給する構成に比べ、消費電力を低減することができる。具体的には、電力供給停止時間TOFF1と電極供給時間TON 1を、TOFF1=4×TON 1と設定した場合には、第1実施例の構成に比べ省電力を1/5とすることができる。
【0072】
図11(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第3実施例を示している。また、図11(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0073】
本実施例においても、電力制御回路30はブラックライト6に対して間欠的に電力供給する構成としている。しかしながら、図11(B)に示されるように本実施例では、ブラックライト6に対する電力供給時間TON 2を第2実施例における電力供給時間TON 1に対して長く設定している(TON 2>TON 1)。
【0074】
このように、ブラックライト6に対する電力供給時間TON 2を長くすることにより、透明蛍光インク3に蓄積されるブラックライト光7のエネルギー量も第2実施例に比べて増大する。よって、透明蛍光インク3の発光時間を長くすることができ、これに伴いブラックライト6に対する電力停止時間TOFF2を長くすることができる。
【0075】
ブラックライト6は、頻繁に点灯・消灯を繰り返すと寿命が短くなることが知られている。よって、本実施例の構成とすることにより、消費電力の低減を図りつつ、ブラックライト6の長寿命化を図ることができる。
【0076】
図12(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第4実施例を示している。また、図12(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0077】
本実施例では、電力制御回路30はブラックライト6に対し、図10に示した第2実施例と全く同じ制御を行なっている。即ち、電力制御回路30は時間TON 1だけブラックライト6に対して電力供給した後、時間TOFF1だけ電力供給を停止し、これを繰り返し実施する構成としている。
【0078】
しかしながら本実施例では、キートップ1に配設する通常インク4の厚さを他の実施例に比べて厚くしている。即ち、他の実施例ではキートップ本体2に対して透明蛍光インク3を1回のみ印刷しているのに対し、本実施例ではキートップ本体2に対して透明蛍光インク3を3回重ねて印刷した構成としている。これにより、透明蛍光インク3の厚さは他の実施例に比べて3倍の厚さとなる。
【0079】
このように、透明蛍光インク3が厚くなることにより、透明蛍光インク3に蓄積されるエネルギー量を増大させることができる。よって、ブラックライト6からの照射時間が第2実施例と同様であっても、効率よくエネルギーの蓄積が行なえる。このため、透明蛍光インク3の発光時間を長くすることができ、これに伴いブラックライト6に対する電力停止時間TOFF2を長くすることができる。これにより、本実施例においても、消費電力の低減を図りつつ、かつブラックライト6の長寿命化を図ることができる。
【0080】
尚、本実施例において透明蛍光インク3を積層印刷する際、最下部に位置する透明蛍光インク3を広く印刷し、上層にいくに従い印刷面積を小さくする構成としてもよい。これにより、積層された透明蛍光インク3はピラミッド状となり下層が全く隠れることがないため、ブラックライト6からの紫外線を吸収する際も、またブラックライト光7を発光する際も、その効率を向上させることができる。
【0081】
図13(B)は、電力制御回路30がブラックライト6に対して行なう電力供給の第5実施例を示している。また、図13(A)は、このブラックライト6の照射による、透明蛍光インク3の発光量の時間的変化を示している。
【0082】
前記した各実施例では、電力制御回路30がブラックライト6に対する電力供給をON/OFF処理することにより、電力供給制御を行なう構成とされていた。これに対して本実施例では、電力制御回路30がブラックライト6に供給する電力を増減するよう構成した特徴とするものである。本実施例では、図13(B)に示すように、電力制御回路30はブラックライト6に対して鋸歯状の波形を有した電力を供給する構成としている。即ち、本実施例では、電力制御回路30は時間TON3ごとに電力を増大させ、その後は徐々に電力を低減する電力制御を行なっている。
【0083】
本実施例のように、透明蛍光インク3の発光量の変化に基づきブラックライト6に供給する電力を増減することにより、透明蛍光インク3の発光量を略均一とすることができる。以下、この理由について説明する。
【0084】
透明蛍光インク3の発光量の経時的な減衰は、予め実験等により求めることができる。また、ブラックライト6から透明蛍光インク3に照射される紫外線のエネルギー量を増大させることにより、換言すればブラックライト6に供給する電力を増大させることにより、透明蛍光インク3の発光量を増大させることができる。
【0085】
従って、透明蛍光インク3の発光量の経時的な減衰に基づき、この減衰分に相当するエネルギーをブラックライト6から透明蛍光インク3に供給することにより、透明蛍光インク3の発光量を略一定にすることができる。これにより、キートップ1の操作性を向上することができると共に、第1実施例に比べて消費電力の低減を図ることができる。
【0086】
尚、上記した各実施例では、電子機器としてラップトップタイプのパーソナルコンピュータを例に挙げたが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、暗所で使用される可能性のある各種電子機器に適用することが可能である。
【0087】
また、図8に示した構成では、透明蛍光インク3の発光量を直接検出する構成とはされていなかったが、電力制御回路30に透明蛍光インク3から発光される発光量を検出するセンサーを接続し、このセンサーから得られる透明蛍光インク3の発光量に基づき、電力制御回路30がブラックライト6に供給する電力量を制御する構成としてもよい。
【0088】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することができる。
【0089】
請求項1、5、及び7記載の発明によれば、キートップにブラックライトから所定の光が照射されることにより蛍光物質が発光してキートップを確認することができるため、暗所であってもキートップを操作することが可能となる。また、ブラックライトが照射する照射光は長波長の紫外線であるため、この照射光が周囲を明るくすることはなく、よって周囲の人に迷惑を掛けるようなことはない。更に、キートップは、キートップ本体に蛍光物質を設けるだけの構成であるため、安価に製造することができる。
【0090】
また、請求項2記載の発明によれば、蛍光物質の配置位置と配置しない位置で蛍光のコントラストを設けることができ、これによりキートップ本体上に認識表示を形成することができる。ここで認識表示とは、文字,記号,図形等である。
【0091】
また、請求項3記載の発明によれば、通常のキートップの使用時は非蛍光のインクによる認識表示により、また暗所においては蛍光物質による認識表示によりキートップを認識できるため、キートップの使用環境(明るさ)に拘わらず、キートップの操作性を維持することができる。
【0092】
また、請求項4記載の発明によれば、非蛍光のインクと蛍光物質とをキートップ本体上に平面的に別個に設ける構成に比べ、キートップの小型化を図ることができる。
【0093】
また、請求項6記載の発明によれば、ブラックライトと、このブラックライトからの光で蛍光するキートップとによりキートップ照明装置を構成できるため、キートップ照明装置の構成の簡単化及び低コスト化を図ることができる。
【0094】
また、請求項8記載の発明によれば、ひとつのブラックライトを、蛍光物質を発光させるための光源としても、また通常の照明用の光源としても使用することが可能となる。
【0095】
また、請求項9及び請求項10記載の発明によれば、ブラックライトに対し常時電力供給する構成に比べて消費電力を低減することができる。
【0096】
また、請求項9記載の発明によれば、蓋部を開いた状態で、ブラックライトはキーボード(キートップ)が設けられた機器本体部の上部に位置するため、複数設けられたキートップに対して一括的に所定波長の光を照射し発光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるキートップ及びキートップ照明装置を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である(蓋体が開蓋した状態)。
【図3】本発明の第1実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である(蓋体が弊害した状態)。
【図4】本発明の第2実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である。
【図6】本発明の第4実施例である電子機器である携帯端末装置を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例である電子機器に設けられたブラックライトを拡大して示す図である。
【図8】本発明の一実施例であるキートップ照明装置の電源回路を示すブロック図である。
【図9】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第1実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図10】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第2実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図11】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第3実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図12】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第4実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【図13】ブラックライトに対し電力制御回路が行なう電力供給制御の第5実施例をブラックライトの発光量と共に示す図である。
【符号の説明】
1 キートップ
2 キートップ本体
3 透明蛍光インク
4 通常インク
5 オーバーコートインク
6,6A〜6E ブラックライト
7 ブラックライト光
8 通常光
10 キートップ照明装置
20A〜20D 携帯端末装置
21 装置本体
22 蓋体
23 キーボード
24 液晶表示部
26 導光板
27A フィルタ装着部
27B フィルタ非装着部
30 電力制御回路
31 電源
Claims (11)
- キートップ本体にブラックライトにより発光する蛍光物質を設けたことを特徴とするキートップ。
- 請求項1記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質は、前記キートップ本体に選択的に設けられていることを特徴とするキートップ。 - 請求項1または2記載のキートップにおいて、
前記キートップ本体に、前記蛍光物質に加え、非蛍光のインクを設けたことを特徴とするキートップ。 - 請求項3記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質を前記非蛍光のインク上に積層配置したことを特徴とするキートップ。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のキートップにおいて、
前記蛍光物質は、300nm以上450nm以下の波長の光で蛍光を発することを特徴とするキートップ。 - ブラックライトと、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとにより構成されることを特徴とするキートップ照明装置。 - 請求項6記載のキートップ照明装置において、
前記ブラックライトは、300nm以上450nm以下の波長の光を照射しうる構成とされていることを特徴とするキートップ照明装置。 - 請求項7記載のキートップ照明装置において、
前記ブラックライトを、発光体と、該発光体から照射される光の内300nm未満450nmを越える波長の光を遮断するフィルタ部材とにより構成し、
かつ、該フィルタ部材を前記発光体に間欠的に設けたことを特徴とするキートップ照明装置。 - ブラックライトと、
該プラックライトに供給する電力を制御する電力制御手段と、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとを有しており、
前記電力制御手段は、前記ブラックライトに対して間欠的に電力供給する構成としたことを特徴とするキートップ照明装置。 - ブラックライトと、
該プラックライトに供給する電力を制御する電力制御手段と、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のキートップとを有しており、
前記電力制御手段は、前記蛍光物質の発光量の変化に基づき、前記ブラックライトに供給する電力を増減するよう構成した特徴とするキートップ照明装置。 - 請求項6乃至10のいずれか1項に記載のキートップ照明装置と、電子機器本体と、該電子機器本体に対して開閉可能な構成とされた蓋体を具備してなる電子機器において、
電子機器本体に前記キートップを複数個配置したキーボードを設け、
かつ、前記ブラックライトを前記蓋体に設けたことを特徴とする電子機器。
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