JP2004047366A - カード接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ばねの力を強く設定する必要なく、ローディング完了位置に保持されているカードを円滑に排出させることができるカード接続装置の提供。
【解決手段】カード1を排出させる移動部材8と、ラック11と、移動部材8とラック11とを連結するばね12と、ラック11を移動させるギヤ機構13と、このギヤ機構13を駆動するモータ14と、カード1の接続端子3に接触可能な端子部材7とを備えるとともに、ばね12を介することなくカード1を排出方向へ押し出すラチェット18を含む押し出し手段を備えた。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記憶カードの接続端子に接触可能な端子部材を有するとともに、カードを挿抜方向に移動させるローディング機構を備えたカード接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のカード接続装置として、従来、カードの側縁部に形成された凹部にローディング機構に含まれる移動部材の係合爪を係合させて、カードをローディング完了位置まで移動させ、あるいはローディング完了位置から排出方向に移動させるようにしたものがある。
【0003】
ローディング機構はモータによって駆動される。すなわち、このローディング機構は、モータによって駆動されるギヤ機構と、このギヤ機構によって移動するラックと、カードの挿抜方向に移動可能で、カードを排出させる上述した移動部材と、一端がラックに連結され、他端が移動部材に連結されるばねとを含んでいる。
【0004】
カードの挿入時には、カードの挿入に伴う移動部材の移動が検出されてモータが駆動する。このモータの駆動によりギヤ機構が回転し、これによりラックが直線動し、ラックに連結されたばねを介して移動部材が自動的に移動する。この間、移動部材の係合爪がカードの凹部に係合し、カードと移動部材とが一体的にローディング完了位置まで移動する。このローディング完了位置においてカードの接続端子が端子部材に接触する。この状態においてカードに対する信号の送受信が可能となる。
【0005】
カードの排出時には、イジェクト操作によりモータが駆動し、これに伴ってギヤ機構が回転する。このギヤ機構の回転によりラックが直線動し、ラックに連結されたばねを介して移動部材がカードの挿入口の方向に移動する。この間、移動部材が所定のストロークまで移動したとき、カードの接続端子と端子部材との接触が解かれる。その後、引き続きラックの移動に伴い、ばねを介して移動部材が排出位置まで移動し、その移動途中において移動部材の係合爪がカードの凹部から離脱する。カードが排出位置に至ったとき、挿入口からのカードの取り出しが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術にあって、カードがローディング完了位置に保持され、その接続端子と端子部材とが接触している状態では、カードの接続端子が端子部材によって圧接される形態となっている。したがって、そのときの接圧が高い場合には、カードの排出初期の移動負荷が大きくなり、カードを円滑に排出させることができなくなる。すなわち、排出初期にラックのみが移動することにより、一旦ばねが伸ばされる。その後、カードの接続端子が端子部材から離脱したとき、その伸ばされたばねの力で移動部材、すなわちこの移動部材に保持されたカードが挿入口方向に向って加速され、カードが挿入口から飛び出したり、衝突音が発生してしまう懸念がある。
【0007】
なお、上述したカードの飛び出しや衝突音の発生は、移動部材とラックとを連結するばねの力を強くすることによって解決できる。しかし、このようにばねの力を強くしたときには、カード挿入時の挿入感触、すなわち挿入時のフィーリングが悪くなる別の問題を生じてしまう。
【0008】
本発明は、上記した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、移動部材とラックとを連結するばねの力を強く設定する必要なく、ローディング完了位置に保持されているカードを円滑に排出させることができるカード接続装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、カード挿抜方向に移動可能で、カードを排出させる移動部材と、この移動部材を移動させるラックと、一端がこのラックに連結され、他端が上記移動部材に連結されるばねと、上記ラックを移動させるギヤ機構と、このギヤ機構を駆動するモータと、上記カードの接続端子に接触可能な端子部材とを備えるとともに、上記ばねを介することなく上記カードを排出方向へ押し出す押し出し手段を備えたことを特徴としている。
【0010】
このように構成した本発明は、排出時には押し出し手段によってカードを排出方向にばねを介することなく直接に押し出すことができ、したがって、ばね力を強く設定する必要なく、また、ばね力によるカードの加速を生じることなく、このカードを円滑に排出させることができる。
【0011】
上記発明において、本発明は、上記押し出し手段が、上記移動部材に設けられ、上記カードの排出時に上記ラックに係合可能なラチェットを含むことを特徴としている。
【0012】
このように構成した本発明は、カードの排出時には移動部材に設けられたラチェットがラックに係合し、したがって、ラックに伝えられた大きな移動力がラチェットを介して、ばねを介することなく移動部材に伝えられる。これによりカードの接続端子と端子部材との接圧が高い場合でも確実に移動部材を移動させることができる。
【0013】
上記発明において、本発明は、上記押し出し手段が、上記ラチェットを上記移動部材に回動可能に支持させる支持手段と、上記カードの収容部を覆うカバーに設けられ、上記ラチェットを回動させるカムと、上記ラチェットを上記カバー方向に付勢するばねとを含むことを特徴としている。
【0014】
このように構成した本発明は、カードがローディング完了位置に収容されているときには、ばねの力に抗してカムによって回動したラチェットが、ラックに係合可能な状態に確実に保持される。また、移動部材が、カードの接続端子と端子部材との接圧の影響を受けなくなる位置まで移動したときには、ばねの力によりラチェットが回動し、このラチェットがラックに係合しない状態にすることができる。
【0015】
上記発明において、本発明は、上記カードの挿抜方向に沿う上記カムの長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置から上記カードの接続端子と上記端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定したことを特徴としている。
【0016】
このように構成した本発明は、カードの接続端子と端子部材との接圧の影響を受けなくなる位置まで、ラックとラチェットとを係合状態に保持させることができる。
【0017】
上記発明において、本発明は、上記押し出し手段が、上記移動部材に設けられ、上記ギヤ機構と噛み合い可能な欠歯から成ることを特徴としている。
【0018】
このように構成した本発明は、カードの排出時には移動部材に設けられた欠歯がギヤ機構に噛み合い、したがって、モータからギヤ機構に伝えられた大きな回転力が欠歯を介して大きな直線移動力として移動部材に伝えられる。これによりカードの接続端子と端子部材との接圧が高い場合でも確実に移動部材を移動させることができる。
【0019】
上記発明において、本発明は、上記カードの挿抜方向に沿う上記欠歯の長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置から上記カードの接続端子と上記端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定したことを特徴としている。
【0020】
このように構成した本発明は、カードの接続端子と端子部材との接圧の影響を受けなくなる位置まで、移動部材の欠歯とギヤ機構との噛み合い状態を保持させることができる。
【0021】
上記発明において、本発明は、上記押し出し手段が、上記ラックがローディング開始位置とローディング完了位置との間で移動する動作に伴って移動するピンと、上記移動部材に設けられ、上記カードの排出時に上記ピンが係合可能な係合部とを含むことを特徴としている。
【0022】
このように構成した本発明は、カードの排出時には、ラックの移動に伴ってピンが移動部材の係合部に係合し、このピンを介してラックに伝えられた大きな移動力が移動部材に伝えられる。これにより、カードの接続端子と端子部材との接圧が高い場合でも確実に移動部材を移動させることができる。
【0023】
上記発明において、本発明は、上記押し出し手段が、上記ラックに設けられ、上記カードの挿抜方向とほぼ直交する方向に延設される長穴と、上記カードの収容部を覆うカバーに設けたカム溝とを含み、上記ピンを上記長穴と上記カム溝とに挿通させたことを特徴としている。
【0024】
このように構成した本発明は、長穴内及びカム溝内を移動するピンと、移動部材の係合部との係合を介してカード排出時に確実に移動部材を移動させることができる。
【0025】
上記発明において、本発明は、上記カム溝が、ローディング開始時に上記ピンが位置し、上記カードの挿抜方向に沿うように形成される第1直線部と、ローディング完了時に上記ピンが位置し、上記カードの挿抜方向に沿うように上記第1直線部とは異なる経路上に形成される第2直線部と、これらの第1直線部と第2直線部を連結する斜行部とを有するとともに、上記第2直線部の長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置から上記カードの接続端子と上記端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定したことを特徴としている。
【0026】
このように構成した本発明は、カードの接続端子と端子部材との接圧の影響を受けなくなる位置まで、ピンと移動部材の係合部とが係合する状態を保持させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカード接続装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0028】
図1〜4は本発明の第1実施形態の説明図である。図1はカード挿入時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA1−A1断面図である。図2はローディング開始時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA2−A2断面図である。図3はローディング完了時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA3−A3断面図である。図4はカード排出途中の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA4−A4断面図である。
【0029】
これらの図1〜4に示すように、情報記憶機能を有するカード1は、側縁部に凹部2を備え、先端部9に接続端子3を備えている。
【0030】
このカード1が挿抜される第1実施形態は、本体を形成するシャーシ4にカード1が収容される収容部を有し、この収容部を覆うカバー5を備えている。このカバー5の前側位置にカード1が挿入される挿入口6を形成してある。シャーシ4の奥側位置に、カード1の接続端子3が接触可能な端子部材7を設けてある。
【0031】
カバー5の上側には、カード1の挿抜方向に移動可能で、カード1を排出させる移動部材8を配置してある。この移動部材8は、図示しないがカード1の凹部2に係合離脱可能な係合爪を備えている。また、図1の(b)図に示すように、移動部材8はカード1の先端部9が当接可能な突起10を備えている。
【0032】
移動部材8の上側には、この移動部材8を移動させるラック11を配置してある。このラック11と移動部材8との間には、一端がラック11に連結され、他端が移動部材8に連結されるばね12を備えている。このばね12は、ラック11の直線動に伴う移動部材8の移動を可能にしている。
【0033】
また、ラック11を移動させるギヤ機構13と、このギヤ機構13を駆動するモータ14とを備えている。さらに、排出位置にある移動部材8が図1の(b)図に示す寸法Bよりもわずかに小さい距離だけ押し込まれたとき、その移動部材8の係合によって作動し、モータ14を駆動させるローディング開始信号を出力するローディングスイッチ15を備えている。また、カード1が、その接続端子3が端子部材7に接触するローディング完了位置に至ったとき、移動部材8の係合によって作動し、モータ14を停止させるローディング完了信号を出力するローディング完了スイッチ16も備えている。
【0034】
そして、この第1実施形態は特に、ばね12を介することなくカード1を排出方向へ押し出す押し出し手段、すなわちローディング完了位置にあるカード1を挿入口6の方向へ押し出す押し出し手段を備えている。
【0035】
この押し出し手段は、例えば移動部材8に設けられ、カード1の排出時にラック11の前端部に係合可能なラチェット18と、このラチェット18を移動部材8に回動可能に支持させる支持手段、例えば軸8aとを含んでいる。さらに、カバー5に設けられ、ラチェット18を回動させるカム17と、ラチェット18をカバー5方向に付勢するばね19とを含んでいる。
【0036】
上述したカム17のカード1の挿抜方向に沿う長さ寸法は、例えば移動部材8が、ローディング完了位置からカード1の接続端子3と端子部材7との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定してある。
【0037】
このように構成した第1実施形態における動作を以下に説明する。
【0038】
[カード1の挿入・ローディング開始]
カード1が挿入される以前にあっては、図1の(b)図に示すように、ばね19の力によりラチェット18は、その先端がカバー5に当接するように付勢された状態に保持されている。このような状態において、図1に示すように、カード1が挿入口6から挿入され、奥側に押し込まれると、カード1の先端部9が移動部材8の突起10に係合し、カード1の押し込み動作と一体的に移動部材8がばね12の力に抗して移動する。すなわち、カード1の挿入時のフィーリングは、このときのばね12の力に応じたものとなる。
【0039】
移動部材8が図1の(b)図の寸法Bにほぼ相当する距離だけ移動したとき、この移動部材8がローディング開始スイッチ15に係合し、このローディング開始スイッチ15が作動する。なおこの間、移動部材8に備えられる図示しない係合爪がカード1の凹部2に係合し、この係合爪を介してカード1は移動部材8と一体的に移動可能に保持される。
【0040】
上述したローディング開始スイッチ15の作動により、モータ14が駆動し、これに伴ってギヤ機構13が回転し、これによりラック11が装置の奥側に向って直線動を始める。すなわち、図2に示すように、ローディングが開始される。
【0041】
ラック11の移動により、ばね12を介して移動部材8が同方向に、すなわち奥側に向って自動的に移動し、この移動部材8の移動と一体的にカード1がカバー5の下側の収容部に向って移動する。
【0042】
[ローディング動作・ローディング完了]
上述のように、ラック11が移動し、移動部材8が奥側に向かって移動し、カード1の接続端子3が奥側位置に配置されている端子部材7に接近する状態に至ると、ラチェット18がカム17に係合し、すなわちばね19の力に抗してこのラチェット18が上向きに回動し始める。
【0043】
移動部材8がローディング完了スイッチ16に係合し、このローディング完了スイッチ16が作動すると、モータ14が停止する。このモータ14の停止によりギヤ機構13が停止し、ラック11が停止し、ばね12を介して移動部材8が停止する。これにより、カード1は図3に示すようにローディング完了位置に保持される。この状態においては、同図3の(b)図に示すように、ラチェット18がカム17上に位置し、その先端がわずかな隙間を介してラック11の前端部に対向する。また、カード1の接続端子3が端子部材7に接触した状態となる。すなわち、カード1の接続端子3と端子部材7との間に接圧が形成される。この状態においてカード1に対する信号の送受信が可能となる。
【0044】
[カード1の排出動作]
上述のように、カード1がローディング完了位置に保持されている状態から、図示しないイジェクト操作がなされると、モータ14が上述とは反転して駆動される。これによりギヤ機構13が反転駆動し、ラック11が挿入口6方向に向って移動を開始する。このとき、図3の(b)図に示すように、ラチェット18の先端がカム17上に位置し、ラック11の前端部に対向しているので、ラック11がラチェット18に係合し、このラチェット18を挿入口6方向に押し出す。すなわち、このラチェット18を介して、ラチェット18が固定されている移動部材8が、挿入口6方向にラック11の移動と一体的に移動する。この移動部材8によりカード1は挿入口6方向へ、つまり排出方向へ移動を開始する。
【0045】
引き続きラック11が移動し、ラチェット18を介して移動部材8が移動すると、図4の(b)図に示すように、カード1の接続端子3と端子部材7との接触が解かれる。このとき同図4の(b)図に示すように、ラチェット18は、まだカム17上に位置する状態に保たれている。
【0046】
この状態からさらにラック11が移動すると、ラチェット18とカム17との係合が解かれ、ばね19の力によりラチェット18が同図4の(b)図において下向きに回動する。これにより、ラチェット18とラック11との係合が解かれ、その後移動部材8は、ばね12を介してラック11の移動に伴って移動する。移動部材8がローディング開始スイッチ15から離れるまで移動すると、ローディング開始スイッチ15が作動し、これによりモータ14が停止する。このモータ14の停止によりギヤ機構13が停止し、ラック11が停止する。これに伴いばね12を介して移動部材8が停止する。この移動部材8の停止により、前述した図1に示す状態となり、カード1は排出位置に至る。すなわち、カード1の排出が完了する。この状態になると、挿入口6からのカード1の取り出しが可能となる。
【0047】
このように構成した第1実施形態によれば、カード1の排出時には移動部材8に設けられたラチェット18がラック11に係合する。したがって、ラック11に伝えられた大きな移動力がラチェット11を介して、ばね12を介することなく移動部材8に伝えられる。これによりカード1の接続端子3と端子部材7との接圧が高い場合でも、ばね12の力を強く設定する必要なく、また、ばね力によるカード1の加速を生じることなく、確実に移動部材8を移動させることができる。これに伴い移動部材8に保持されたカード1を円滑に排出させることができ、この排出時におけるカード1の飛び出し、及び衝突音の発生を防止することができる。
【0048】
なお、ばね12の力は、カード1の接続端子3と端子部材7との接圧を考慮に入れずに設定できるので、弱い力とすることができる。これにより、カード1の挿入時に良好なフィーリングが得られる。
【0049】
また、カード1を排出方向へ押し出す押し出し手段を、ラチェット18と、軸8aと、カム17と、ばね19を含む構成にしてあることから、この押し出し手段の構成が簡単であり、製作費を安くすることができる。
【0050】
また、上述のようにカム17の長さ寸法を設定してあることから、カード1の接続端子3と端子部材7との接圧の影響を受けなくなる位置まで、ラック11とラチェット18との係合状態を保持させることができ、カード1の排出時における移動部材8の急激な速度変化を生じることがない。これにより、安定したカード1の排出動作を実現できる。
【0051】
図5〜9は本発明の第2実施形態の説明図である。図5はカード挿入時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA5−A5断面図である。図6はローディング開始時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA6−A6断面図である。図7はローディング完了時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA7−A7断面図である。図8はカード排出途中の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA8−A8断面図である。図9は、この第2実施形態に備えられる移動部材を示す平面図である。
【0052】
この第2実施形態は、ばね12を介することなくカード1を排出方向へ押し出す押し出し手段を、図9等に示すように、移動部材8に設けられ、ギヤ機構13と噛み合い可能な欠歯21によって構成してある。この欠歯21のピッチは、例えばラック11のピッチと同等に設定してある。
【0053】
カード1の挿抜方向に沿う上述の欠歯21の長さ寸法は、移動部材8が、ローディング完了位置からカード1の接続端子3と端子部材7との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定してある。
【0054】
その他の構成は、前述した図1〜4に示す第1実施形態から押し出し手段を構成するラチェット18、カム17等を除いた構成と同等である。
【0055】
この第2実施形態の動作は、欠歯21に係る動作を除けば、基本的に第1実施形態と同等である。
【0056】
[カード1の挿入・ローディング開始]
図5に示すように、カード1が挿入口6から挿入され、奥側に押し込まれると、前述したようにカード1の押し込み動作と一体的に移動部材8が移動し、ローディング開始スイッチ15が作動する。この間、移動部材8の図示しない係合爪はカード1の凹部2に係合する。
【0057】
ローディング開始スイッチ15が作動すると、図6に示すように、モータ14が駆動し、ギヤ機構13が回転し、ラック11が装置の奥側に直線動を始めるローディングが開始される。
【0058】
[ローディング動作・ローディング完了]
ラック11の移動に伴って、カード1の接続端子3が奥側位置に配置されている端子部材7に接近すると、移動部材8の欠歯21がギヤ機構13に係合し始める。その後は、ギヤ機構13の回転力がラック11と移動部材8とに伝えられ、これらのラック11と移動部材8が奥側に移動する。
【0059】
移動部材8がローディング完了スイッチ16に係合すると、モータ14が停止し、ギヤ機構13が停止し、ラック11及び移動部材8が停止する。これにより、カード1は図7に示すようにローディング完了位置に保持される。
【0060】
[カード1の排出動作]
上述のように、カード1がローディング完了位置に保持されている状態から、イジェクト操作がなされ、モータ14が反転駆動すると、これに伴ってギヤ機構13が反転駆動する。これにより、ギヤ機構13に噛み合っているラック11と移動部材8が同時に挿入口6方向に向って移動を開始する。この移動部材8によりカード1は挿入口6方向へ、つまり排出方向へ移動を開始する。
【0061】
引き続きラック11及び移動部材8が移動すると、図8の(b)図に示すように、カード1の接続端子3と端子部材7との接触が解かれる。このとき、移動部材8の欠歯21は、まだギヤ機構13と噛み合う状態に保たれている。
【0062】
この状態からさらに、ラック11及び移動部材8が移動すると、移動部材8とギヤ機構13との噛み合いが解かれ、その後、移動部材8はばね12を介してラック11の移動に伴って移動する。
【0063】
移動部材8がローディング開始スイッチ15から離れるまで移動すると、モータ14が停止し、ギヤ機構13が停止し、ラック11が停止する。これに伴い、ばね12を介して移動部材8が停止する。これにより、カード1は前述した図5に示す排出位置に至り、排出動作が完了する。
【0064】
このように構成した第2実施形態によれば、カード1の排出時には移動部材8に設けられた欠歯21がギヤ機構13に噛み合う状態に保たれている。したがって、ギヤ機構13を介して、大きな移動力がばね12を介することなく移動部材8に伝えられる。これにより前述した第1実施形態と同様に、カード1の接続端子3と端子部材7との接圧が高い場合でも、ばね12の力を強く設定する必要なく、確実に移動部材8を移動させることができる。これに伴い、移動部材8に保持されたカード1を円滑に排出させることができ、カード1の飛び出し、および衝突音の発生を防止できる。
【0065】
また、ばね12の力を弱い力とすることができ、カード1の挿入時に良好なフィーリングが得られる。
【0066】
また、カード1を排出方向へ押し出す押し出し手段を、移動部材8に設けられる欠歯21によって構成してあることから、この押し出し手段の構成が簡単であり、製作費を安くすることができる。
【0067】
さらに、上述のように欠歯21の長さ寸法を設定してあることから、カード1の接続端子3と端子部材7との接圧の影響を受けなくなる位置まで、欠歯21とギヤ機構13との係合状態を保持させることができ、カード1の排出時における移動部材8の急激な速度変化を生じることがない。これにより、安定したカード1の排出動作を実現できる。
【0068】
図10〜12は本発明の第3実施形態の説明図である。図10はローディング開始時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のB1方向から見た図である。図11はローディング完了時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のB2方向から見た図である。図12は図11のC部拡大図である。
【0069】
この第3実施形態は、押し出し手段が、図10,11等に示すように、ラック11がローディング開始位置とローディング完了位置との間で移動する動作に伴って移動するピン23と、移動部材8に設けられ、カード1の排出時にピン23が係合可能な係合部28とを含んでいる。さらに、ラック11に設けられ、カード1の挿抜方向とほぼ直交する方向に延設される長穴22と、カード1の収容部を覆うカバー5に設けたカム溝24とを含んでいる。上述のピン23は、長穴22とカム溝24とに挿通させてある。
【0070】
上述のカム溝24は、図10に示すように、ローディング開始時にピン23が位置し、カード1の挿抜方向に沿うように形成される第1直線部25を有する。また、図11に示すようにローディング完了時にピン23が位置し、カード1の挿抜方向に沿うように第1直線部25とは異なる経路上に形成される第2直線部26を有する。さらに、第1直線部25と第2直線部26を連絡する斜行部27を有する。
【0071】
上述した第2直線部26の長さ寸法は、移動部材8が、ローディング完了位置からカード1の接続端子3と端子部材7との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定してある。
【0072】
その他の構成は、前述した図1〜4に示す第1実施形態から押し出し手段を構成するラチェット18、カム17等を除いた構成と同等である。
【0073】
この第3実施形態の動作も、長穴22とカム溝24とに挿通されるピン23と、移動部材8に設けた係合部28に係る動作を除けば、基本的に第1実施形態と同等である。
【0074】
[カード1の挿入・ローディング開始・ローディング動作]
カード1が挿入口10から挿入され、奥側に押し込まれると、図10に示すように、ローディング開始スイッチ15が作動し、ラック11が装置の奥側に直線動を始めるローディングが開始される。
【0075】
ラック11の移動に伴って、このラック11に形成した長穴22の縁部に押されてピン23がカム溝24の第1直線部22内を奥側に向って移動する。
【0076】
引き続きラック11が移動し、カード1の接続端子3が端子部材7に接近すると、ピン23がカム溝24の斜行部27内に入るとともに、長穴22内を図10の(a)図における上方向へ移動する。さらに、ピン23はカム溝24の第2直線部26内に入るとともに、長穴22内を図10の(a)図における上方向へ引き続き移動する。
【0077】
[ローディング完了]
移動部材8がローディング完了スイッチ16に係合すると、モータ14が停止し、ギヤ機構13が停止し、ラック11および移動部材8が停止する。これによりカード1は図11の(a)図に示すようにローディング完了位置に保持される。
【0078】
この状態においては、図12に示すように、ピン23はカム溝24の第2直線部26内に位置し、移動部材8の係合部28がピン23に対向した、あるいは当接した状態に保たれる。
【0079】
[カード1の排出動作]
上述のように、カード1がローディング完了位置に保持されている状態から、イジェクト操作がなされ、モータ14が反転駆動すると、これに伴ってギヤ機構13が反転駆動する。これにより、ギヤ機構13に噛み合っているラック11が移動し、このラック11に形成された長穴22の縁部に押されてピン23がカム溝24の第2直線部26内を挿入口6の方向へ向かって移動を開始する。このとき、ピン23が移動部材8の係合部28に係合することから、ピン23の移動に連動して移動部材8が挿入口6方向へ向かって移動を開始する。この移動部材8によりカード1は挿入口6方向へ、つまり排出方向へ移動を開始する。
【0080】
引き続きラック11が移動し、ピン23を介して移動部材8が移動すると、前述したように移動部材8に保持されているカード1の接続端子3と端子部材7との接触が解かれる。このときピン23は、まだカム溝24の第2直線部26内にある。その後ピン23はカム溝24の斜行部27内から第1直線部25内へと移行する。これに伴い、ピン23はラック11の長穴22内を図11において下方向へ移動する。
【0081】
ピン23がカム溝24の第2直線部26内へと移行した際には、ピン23と移動部材8の係合部28との係合が解かれ、その後、移動部材8はばね12を介してラック11の移動に伴って移動する。
【0082】
移動部材8がローディング開始スイッチ15から離れるまで移動すると、モータ14が停止し、ギヤ機構13が停止し、ラック11が停止する。これに伴い、ばね12を介して移動部材8が停止する。これにより、カード1は排出位置に至り、排出動作が完了する。
【0083】
このように構成した第3実施形態によれば、カード1の排出時には、ラック11の長穴23の縁部によって押されるピン23が、移動部材8の係合部28に係合する状態に保たれている。したがって、ラック11に伝えられた大きな移動力がばね12を介することなく、ピン23を介して移動部材8に伝えられる。これにより前述した第1実施形態と同様に、カード1の接続端子3と端子部材7との接圧が高い場合でも、ばね12の力を強く設定する必要なく、確実に移動部材8を移動させることができる。これに伴い、移動部材8に保持されたカード1を円滑に排出させることができ、カード1の飛び出し、及び衝突音の発生を防止できる。
【0084】
また、ばね12の力を弱い力とすることができ、カード1の挿入時に良好なフィーリングが得られる。
【0085】
また、カード1を排出方向へ押し出す押し出し手段を、ピン23と、移動部材8に設けた係合部28と、ラック11に設けた長穴22と、カバー5に設けたカム溝24とによって構成してあることから、この押し出し手段の構成が簡単であり、製作費を安くすることができる。
【0086】
さらに、上述のようにカム溝24の第2直線部26の長さ寸法を設定してあることから、カード1の接続端子3と端子部材7との接圧の影響を受けなくなる位置まで、ピン23と移動部材8の係合部28との係合状態を保持させることができ、カード1の排出時の移動部材8の急激な速度変化を生じることがない。これにより安定したカード1の排出動作を実現できる。
【0087】
【発明の効果】
以上述べたように本発明は、ばねを介することなくカードを排出方向へ押し出す押し出し手段を備えた構成にしてあることから、移動部材をラックに連結するばねの力を強く設定する必要なく、ローディング完了位置に保持されているカードを円滑に排出させることができる。したがって、従来生じる懸念のあった排出時のカードの飛び出し、及び衝突音の発生を防止することができる。また、上述のばねの力を弱く設定することが可能になり、このように弱く設定した場合には、カード挿入時に良好なフィーリングを確保することができる。
【0088】
また本発明は、上記押し出し手段が、移動部材に設けられ、カードの排出時にラックに係合可能なラチェットを含んでいる。さらに、上記ラチェットを移動部材に回動可能に支持させる支持手段と、カードの収容部を覆うカバーに設けられ、ラチェットを回動させるカムと、ラチェットをカバー方向に付勢するばねとを含む構成にしてある。これにより、押し出し手段の構成が簡単になり、製作費を安くすることができる。
【0089】
また、本発明は、上記カードの挿抜方向に沿うカムの長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置からカードの接続端子と端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定してある。これにより、カードの接続端子と端子部材との接圧の影響を受けなくなる位置まで、ラックとラチェットとの係合状態を保持させることができ、カード排出時における移動部材の急激な速度変化を生じることがない。したがって、安定したカードの排出動作を実現できる。
【0090】
また本発明は、上記押し出し手段が、上記移動部材に設けられ、上記ギヤ機構と噛み合い可能な欠歯から成る構成にしてある。これにより、押し出し手段の構成が簡単になり、製作費を安くすることができる。
【0091】
また本発明は、カードの挿抜方向に沿う欠歯の長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置からカードの接続端子と端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定してある。これにより、カードの接続端子と端子部材との接圧の影響を受けなくなる位置まで、欠歯とギヤ機構との噛み合い状態を保持させることができ、カード排出時の移動部材の急激な速度変化を生じることがない。したがって、安定したカードの排出動作を実現できる。
【0092】
また本発明は、上記押し出し手段が、上記ラックがローディング開始位置とローディング完了位置との間で移動する動作に伴って移動するピンと、上記移動部材に設けられ、上記カードの排出時に上記ピンが係合可能な係合部とを含んでいる。さらに、ラックに設けられ、上記カードの挿抜方向とほぼ直交する方向に延設される長穴と、上記カードの収容部を覆うカバーに設けたカム溝とを含み、上記ピンを上記長穴と上記カム溝とに挿通させた構成にしてある。これにより、押し出し手段の構成が簡単になり、製作費を安くすることができる。
【0093】
また本発明は、カム溝が、ローディング開始時に上記ピンが位置し、上記カードの挿抜方向に沿うように形成される第1直線部を有している。また、ローディング完了時に上記ピンが位置し、上記カードの挿抜方向に沿うように上記第1直線部とは異なる経路上に形成される第2直線部と、これらの第1直線部と第2直線部とを連結する斜行部とを有している。さらに、上記第2直線部の長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置から上記カードの接続端子と上記端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定してある。これにより、カードの接続端子と端子部材との接圧の影響を受けなくなる位置まで、ピンと移動部材の係合部との係合状態を保持させることができ、カード排出時における移動部材の急激な速度変化を生じることがない。したがって、安定したカードの排出動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード接続装置の第1実施形態におけるカード挿入時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA1−A1断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるローディング開始時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA2−A2断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるローディング完了時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA3−A3断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるカード排出途中の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA4−A4断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態におけるカード挿入時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA5−A5断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態におけるローディング開始時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA6−A6断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態におけるローディング完了時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA7−A7断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態におけるカード排出途中の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA8−A8断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に備えられる移動部材を示す平面図である。
【図10】本発明の第3実施形態におけるローディング開始時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のB1方向から見た図である。
【図11】本発明の第3実施形態におけるローディング完了時の状態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のB2方向から見た図である。
【図12】図11のC部拡大図である。
【符号の説明】
1  カード
2  凹部
3  接続端子
4  シャーシ
5  カバー
6  挿入口
7  端子部材
8  移動部材
8a 軸(支持手段)
9  先端部
10 突起
11 ラック
12 ばね
13 ギヤ機構
14 モータ
15 ローディング開始スイッチ
16 ローディング完了スイッチ
17 カム(押し出し手段)
18 ラチェット(押し出し手段)
19 ばね(押し出し手段)
20 先端部
21 欠歯(押し出し手段)
22 長穴
23 ピン(押し出し手段)
24 カム溝
25 第1直線部
26 第2直線部
27 斜行部
28 係合部(押し出し手段)

Claims (9)

  1. カード挿抜方向に移動可能で、カードを排出させる移動部材と、この移動部材を移動させるラックと、一端がこのラックに連結され、他端が上記移動部材に連結されるばねと、上記ラックを移動させるギヤ機構と、このギヤ機構を駆動するモータと、上記カードの接続端子に接触可能な端子部材とを備えるとともに、
    上記ばねを介することなく上記カードを排出方向へ押し出す押し出し手段を備えたことを特徴とするカード接続装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記押し出し手段が、上記移動部材に設けられ、上記カードの排出時に上記ラックに係合可能なラチェットを含むことを特徴とするカード接続装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記押し出し手段が、上記ラチェットを上記移動部材に回動可能に支持させる支持手段と、上記カードの収容部を覆うカバーに設けられ、上記ラチェットを回動させるカムと、上記ラチェットを上記カバー方向に付勢するばねとを含むことを特徴とするカード接続装置。
  4. 上記請求項3記載の発明において、
    上記カードの挿抜方向に沿う上記カムの長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置から上記カードの接続端子と上記端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定したことを特徴とするカード接続装置。
  5. 上記請求項1記載の発明において、
    上記押し出し手段が、上記移動部材に設けられ、上記ギヤ機構と噛み合い可能な欠歯から成ることを特徴とするカード接続装置。
  6. 上記請求項5記載の発明において、
    上記カードの挿抜方向に沿う上記欠歯の長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置から上記カードの接続端子と上記端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定したことを特徴とするカード接続装置。
  7. 上記請求項1記載の発明において、
    上記押し出し手段が、上記ラックがローディング開始位置とローディング完了位置との間で移動する動作に伴って移動するピンと、上記移動部材に設けられ、上記カードの排出時に上記ピンが係合可能な係合部とを含むことを特徴とするカード接続装置。
  8. 上記請求項7記載の発明において、
    上記押し出し手段が、上記ラックに設けられ、上記カードの挿抜方向とほぼ直交する方向に延設される長穴と、上記カードの収容部を覆うカバーに設けたカム溝とを含み、上記ピンを上記長穴と上記カム溝とに挿通させたことを特徴とするカード接続装置。
  9. 上記請求項8記載の発明において、
    上記カム溝が、ローディング開始時に上記ピンが位置し、上記カードの挿抜方向に沿うように形成される第1直線部と、ローディング完了時に上記ピンが位置し、上記カードの挿抜方向に沿うように上記第1直線部とは異なる経路上に形成される第2直線部と、これらの第1直線部と第2直線部を連結する斜行部とを有するとともに、
    上記第2直線部の長さ寸法を、移動部材が、ローディング完了位置から上記カードの接続端子と上記端子部材との接触が解かれる位置まで移動する距離に相当する寸法以上の大きさに設定したことを特徴とするカード接続装置。
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