JP2004047032A - ディスク再生装置の評価装置及びその評価方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データを複数回読み出して再生し、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができるようにする。
【解決手段】光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別するようにする。
【選択図】 図4
【解決手段】光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別するようにする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置に係り、特にディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価するディスク再生装置の評価装置及びその評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体から読み出された情報データが正しいか否かを判別する従来技術としては、例えば、特開平4−141862号公報に記載されているように、画像データとともに磁気ディスクのフォーマットエリア、或いはユーザーズエリアに記録されている日付等のIDデータを複数回再生し、再生された各IDデータを比較して、各IDデータが一致したとき、再生されたIDデータが画像データとともに記録されているIDデータであると判別するようにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の技術においては、画像データとともに磁気ディスクのフォーマットエリア、或いはユーザーズエリアに低い信号レベルで記録されているIDデータを複数回再生し、再生された各IDデータを比較して、各IDデータが一致したとき、画像データとともに記録されているIDデータであると判別することができたが、DVD等の光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置の情報データ読み出し動作の信頼性を評価するためにこの技術を用いた場合、以下に示す問題点があった。即ち、ディスク再生装置は、そのシステム全体を制御するバックエンドと呼ばれるブロックから、光ディスクに記録されている情報データを読み出して再生するフロントエンドと呼ばれるブロックに読み出しアドレスの信号を送信して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令され、フロントエンドにおいて光ディスクから読み出された情報データが復調され誤りが訂正されて、バックエンドに送出され、バックエンドにおいて誤り訂正された情報データが元の情報データに復号されるようになっている。そのため、バックエンドから送信された読み出しアドレスの情報データが読み出されず、指定された読み出しアドレスとは異なる別のアドレスの情報データが読み出された場合、バックエンドにおいて、別のアドレスから読み出された別の情報データが比較されることになり、ディスク再生装置の情報データの読み出しエラーを検出することができないという問題点があった。また、フロントエンドの何らかの不具合により光ディスクから情報データが読み出されない場合、バックエンドにおいて、無の情報データが比較されることになり、ディスク再生装置の情報データの読み出しエラーを検出することができないという問題点があった。
【0004】本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データを複数回読み出して再生したとき、指定された読み出しアドレスと異なる別のアドレスから読み出された別の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別することなく、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができるディスク再生装置の評価装置及びその評価方法を提供しようとするものである。
【0005】また、上記目的に加え、指定された情報データの読み出しができない場合、無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別することなく、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することできるディスク再生装置の評価装置及びその評価方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明においては、光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価するディスク再生装置の評価装置において、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データの読み出しを指令する制御手段と、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データを読み出して再生し、その情報データを読み出したアドレスを送信する再生手段であって、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データの読み出しができないとき、情報データの読み出し不能信号を送信する再生手段と、前記再生手段からの情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、前記再生手段から送信された情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを判別し、読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果を表示する表示手段とを備え、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにする。
【0007】前記制御手段は、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令するようにする。
【0008】また、前記制御手段は、一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令するようにしてもよい。
【0009】また、前記制御手段は、光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令するようにしてもよい。
【0010】前記判別手段は、前記再生手段により再生された情報データのチェックサムを比較して、情報データの読み出しエラーを判別するようにするとよい。
【0011】前記判別手段は、読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを検出したとき、情報データの読み出しエラー回数を計数し、前記表示手段は、情報データの読み出しエラー回数を表示するようにする。
【0012】また、前記判別手段は、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出したとき、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を計数し、前記表示手段は、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示するようにする。
【0013】また、前記再生手段は、ドライブエラーを検出したとき、ドライブエラー信号を送信し、前記判別手段は、ドライブエラー信号を受信したとき、ドライブエラー回数を計数し、前記表示手段は、ドライブエラー回数を表示するようにする。
【0014】また、前記再生手段は、リードタイムエラーを検出したとき、リードタイムエラー信号を送信し、前記判別手段は、リードタイムエラー信号を受信したとき、リードタイムエラー回数を計数し、前記表示手段は、リードタイムエラー回数を表示するようにする。
【0015】これらの手段により、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データを複数回読み出して再生したとき、指定された読み出しアドレスと異なる別のアドレスから読み出された別の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別することなく、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができる。
【0016】また、指定された情報データの読み出しができない場合、無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別することなく、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の構成を示すブロック図であり、図2は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の評価情報の表示例を示す図であり、図3は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のフロントエンドの動作を示すフローチャートであり、図4は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のバックエンドの動作を示すフローチャートである。
【0018】まず、図1の本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の構成を示すブロック図を基に説明する。
【0019】ディスク再生装置の評価装置は、光ディスク11に記録されている情報データを読み出して再生するフロントエンド10と呼ばれる再生ブロックと、リモコン装置30から送信されたリモコン信号を受信して、フロントエンド10に情報データの読み出しを指令し、フロントエンドから送出された情報データを処理して、モニタ装置40に映像音声信号を送出し、ディスク再生装置の評価装置のシステム全体を制御するバックエンド20と呼ばれる制御ブロックとで構成されている。それぞれのブロックの構成について以下詳述する。
【0020】ディスク再生装置の評価装置のフロントエンド10は、光ディスク11に記録されている情報データを光学的に読み出す光ピックアップ12と、光ディスク11を回転させるスピンドルモータ13と、スピンドルモータ13の回転を制御し、光ピックアップ12を光ディスク11の半径方向の移動させるスライドモータ(図示せず)の回動を制御して、光ピックアップ12のフォーカスとトラッキングとを制御するサーボ回路14と、光ピックアップ12により読み出された情報データを基準クロックに基づいて同期検出し、アナログ信号からデジタル信号に変換する同期検出/AD変換回路15と、デジタル信号に変換された情報データを復調し、読み出された情報データの誤りを訂正する復調/誤り訂正回路16と、バックエンドのマイコン24から送信された指令信号を受信して、フロンドエンド10のシステムを制御するマイコン17とで構成されている。
【0021】また、ディスク再生装置の評価装置のバックエンド20は、MPEG2方式に基づいて圧縮されたデジタル信号の映像信号を伸張して、元のデジタル信号の映像信号データに復号し、AC−3方式に基づいて圧縮されたデジタル信号の音声信号を伸張して、元のデジタル信号の音声信号データに復号するデコーダ21と、復号されたデジタル信号の音声信号をアナログ信号の音声信号に変換し、デジタル信号の映像信号を所定の信号方式に従った映像信号、例えばNTSC方式の映像信号に符号化して、符号化されたデジタル信号の映像信号をアナログ信号の映像信号に変換するエンコーダ/DA変換回路22と、文字信号を映像信号に重畳して、モニタ装置40に文字情報を表示するOSD(On−Screen Character Display)回路23と、フロントエンド10のマイコン17に制御信号を送信し、フロントエンド10のマイコン17から送信された信号を受信して、ディスク再生装置の評価装置のシステム全体を制御するマイコン24と、リモコン装置30から送信された赤外線信号のリモコン信号を受信して、所定の電気信号に変換するリモコン受信部25とで構成されている。
【0022】以上のように構成されたディスク再生装置の評価装置について、以下その動作について説明する。
【0023】リモコン装置30のキー操作により、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価する評価モードのプログラムの実行を指令する赤外線信号のリモコン信号が送信されると、バックエンド20のマイコン24は、そのリモコン信号をリモコン受信部25により受信し、ディスク再生装置の評価装置のフロントエンド10の情報データの読み出し動作を評価する評価モードの実行を開始して、図2に示すように、ディスク再生装置のフロントエンド10にセットされている光ディスク11のディスク情報、情報データの読み出しアドレス(16進数表示)と、情報データの読み出しエラーと判別された回数を示すチェックサムエラー回数、情報データの読み出し時間が超過した回数を示すリードタイムエラー回数、ディスクドライブの不具合により情報データの読み出しができなかった回数を示すドライブエラー回数、情報データの読み出しアドレスの誤りと判別された回数を示すアドレスミスマッチ回数のそれぞれの初期値0(10進数表示)とをモニタ装置40の表示画面40aに表示し、フロントエンドのマイコン17に情報データの読み出しアドレス30000H(16進数)の信号を送信して、フロントエンドのマイコン17に指定した読み出しアドレス30000Hの1セクタの情報データの読み出しを指令する。
【0024】フロントエンド10のマイコン17は、バックエンド20のマイコン24から送信された読み出しアドレスの信号を受信し、光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令されると、サーボ回路14に制御信号を送出して、光ディスク11に記録されている、指定されたアドレス30000Hの1セクタの情報データを光ピックアップ12により光学的に読み出し、その情報データを読み出したアドレスの信号をバックエンド20のマイコン24に送信する。光ピックアップ12により光学的に読み出された情報データは、同期検出/AD変換回路15により、基準クロックに基づいて同期検出されて、アナログ信号からデジタル信号に変換され、デジタル信号に変換された情報データが復調/誤り訂正回路16により復調され、読み出された情報データの誤りが訂正されて、バックエンド20のデコーダ21に送出される。
【0025】また、フロントエンド10のマイコン17は、サーボ回路14により制御されるディスクドライブの何らかの不具合により情報データの読み出しができないディスクドライブエラーが発生した場合、ドライブエラー信号をバックエンド20のマイコン24に送信し、情報データの読み出し時間を計測して、指定されたデータの読み出しアドレスが検出ができない等により情報データの読み出し時間が所定時間を超過して、リードタイムオーバーとなった場合、リードタイムエラー信号をバックエンド20のマイコン24に送信する。光ディスク11から情報データの読み出しができない場合、情報データの読み出し不能を示すドライブエラー信号或いはリードタイムエラー信号をバックエンド20のマイコン24に送信することにより、バックエンド20のマイコン24が無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別しないようにすることができる。
【0026】バックエンド20のマイコン24は、フロントエンド10のマイコン17から送信された情報データを読み出したアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出した場合、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を示すアドレスミスマッチ回数に1を加算して、アドレスミスマッチ回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示する。情報データを読み出したアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出することにより、指定されたアドレスとは異なる別のアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別しないようにすることができる。
【0027】バックエンド20のマイコン24は、情報データの読み出しアドレスの誤りがない場合、デコーダ21により復号された情報データを累積加算してチェックサムを算出し、算出した情報データのチェックサムをメモリ(マイコン24に内蔵)に記憶し、同じ読み出しアドレス30000Hの信号をフロントエンド10のマイコン17に送信して、同じアドレスの情報データの読み出しを指令し、上記同様にして、デコータ21により復号された情報データのチェックサムを算出する。そして、バックエンド20のマイコン24は、メモリに記憶されている情報データのチェックサムを読み出して、各情報データのチェックサムが一致するか否かを判断して、情報データの読み出しエラーを判別し、情報データの読み出しエラーと判別した場合、情報データの読み出しエラーの回数を計数するチェックサムエラー回数に1を加算して、チェックサムエラー回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示する。そして、同様にして、光ディスク11に記録されている情報データの読み出しアドレスが、例えば、30001H、30002H、30003H、…と変更されて、情報データの読み出しが繰り返され、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性が評価される。
【0028】また、バックエンド20のマイコン24は、フロントエンド10のマイコン17からのドライブエラー信号を受信した場合、ドライブエラー回数に1を加算して、ドライブエラー回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示し、フロントエンド10のマイコン17からのリードタイムエラー信号を受信した場合、リードタイムエラー回数に1を加算して、リードタイムエラー回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示する。
【0029】なお、情報データの読み出しアドレスは、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルにアドレスを増加させて、同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。この場合、ユーザが光ディスクに記録されている情報データを連続して再生する場合の情報データの読み出し動作に準じた動作となり、ユーザが光ディスクを再生する場合のディスク再生装置の情報データの読み出しエラーの発生の有無を評価することができる。
【0030】また、情報データの読み出しアドレスは、一様乱数によりランダムにアドレスを指定して、ランダムに指定された同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。この場合、ランダムに読み出すアドレスの数を限定することによって、短時間にディスク再生装置の情報データの読み出しエラーの発生の有無を評価することができる。
【0031】また、情報データの読み出しアドレスは、光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。この場合、光ピックアップの移動距離が大きくなり、ディスク再生装置の情報データの読み出しエラーの発生の有無を効果的に評価することができる。
【0032】次に、図3の本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のフロントエンドの動作を示すフローチャートを基に説明する。
【0033】バックエンドのマイコンから光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令されると、ステップS1からステップS2に進み、指定されたアドレスの情報データが光ディスクから読み出され、ステップS3に進む。
【0034】ステップS3で、ディスクドライブの何らかの不具合により情報データの読み出しができないディスクドライブエラーが発生したか否かが判断され、ディスクドライブエラーが発生した場合、ステップS4に進み、ディスクドライブエラーが発生していない場合、ステップS5に進む。
【0035】ステップS4で、ディスクドライブエラーが発生して、光ディスクから情報データが読み出されていないことを報知するため、ドライブエラー信号がバックエンドのマイコンに送信され、ステップS8に進んで処理を終了する。
【0036】ステップS5で、情報データの読み出し時間を計測して、指定されたデータの読み出しアドレスが検出ができない等により情報データの読み出し時間が所定時間を超過して、リードタイムオーバーとなったか否かが判断され、リードタイムオーバーとなっていない場合、ステップS6に進み、リードタイムオーバーとなった場合、ステップS7に進む。
【0037】ステップS6で、光ディスクから情報データを読み出したアドレスの信号がバックエンドのマイコンに送信され、ステップS8に進んで処理を終了する。
【0038】ステップS7で、情報データの読み出し時間が所定時間を超過して、光ディスクから情報データが読み出されていないことを報知するため、リードタイムエラー信号がバックエンドのマイコンに送信され、ステップS8に進んで処理を終了する。
【0039】また、図4の本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のバックエンドの動作を示すフローチャートを基に説明する。
【0040】リモコン装置のキー操作によりディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価する評価モードのプログラムの実行が指令されると、ステップS11からステップS12に進み、フロントエンドのマイコンに情報データの読み出しアドレスの信号が送信され、光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令されて、ステップS13に進む。
【0041】ステップS13で、フロントエンドのマイコンからのドライブエラー信号が受信されたか否かが判断され、フロントエンドのマイコンからのドライブエラー信号が受信された場合、ステップS14に進み、フロントエンドのマイコンからのドライブエラー信号が受信されていない場合、ステップS15に進む。
【0042】ステップS14で、ディスクドライブの不具合により情報データの読み出しができなかった回数を示すドライブエラー回数に1が加算され、ドライブエラー回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS12に戻る。
【0043】ステップS15で、フロントエンドのマイコンからのリードタイムエラー信号が受信されたか否かが判断され、フロントエンドのマイコンからのリードタイムエラー信号が受信された場合、ステップS16に進み、フロントエンドのマイコンからのリードタイムエラー信号が受信されていない場合、ステップS17に進む。
【0044】ステップS16で、情報データの読み出し時間が超過した回数を示すリードタイムエラー回数に1が加算され、リードタイムエラー回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS12に戻る。
【0045】ステップS17で、フロントエンドのマイコンから送信された情報データを読み出したアドレスとフロントエンドのマイコンに送信した情報データの読み出しアドレス、即ち情報データの読み出しを指定したアドレスとが一致するか否かが判断され、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとが一致しない場合、ステップS18に進み、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとが一致した場合、ステップS19に進む。
【0046】ステップS18で、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を示すアドレスミスマッチ回数に1が加算され、アドレスミスマッチ回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS12に戻る。
【0047】ステップS19で、指定されたアドレスから読み出された情報データが累積加算されて、チェックサムが算出され、算出された情報データのチェックサムがメモリに記憶されて、ステップS20に進む。
【0048】ステップS20で、指定されたアドレスの情報データが2回読み出されたか否かが判断され、指定されたアドレスの情報データが2回読み出された場合、ステップS21に進み、指定されたアドレスの情報データが2回読み出されていない場合、ステップS12に戻って、ステップS12からステップS20のステップを繰り返す。
【0049】ステップS21で、メモリに記憶されている光ディスクから2回読み出された各情報データのチェックサムが読み出され、各情報データのチェックサムが一致するか否かが判断され、各情報データのチェックサムが一致しない場合、ステップS22に進み、各情報データのチェックサムが一致した場合、ステップS23に進む。
【0050】ステップS22で、情報データの読み出しエラーと判別された回数を示すチェックサムエラー回数に1が加算され、チェックサムエラー回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS23に進む。
【0051】ステップS23で、評価モードのプログラムの実行を終了するか否かが判断され、評価モードのプログラムの実行を終了しない場合、ステップS24に進み、評価モードのプログラムの実行を終了する場合、ステップS25に進んで処理を終了する。
【0052】ステップS24で、情報データの読み出しアドレスが変更され、ステップS12に戻って、ステップS12からステップS23のステップを繰り返す。
【0053】以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はこれに限らず、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能である。例えば、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、同じ読み出しアドレスの情報データを2回読み出して再生し、再生された各情報データのチェックサムを算出して、算出された各情報データのチェックサムを比較することによって、情報データの読み出しエラーを検出することを説明したが、同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。
【0054】また、本発明は、DVD等の光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク装置の評価装置及び評価方法について説明したが、アドレスが割り当てられて情報データが記録されている記録媒体から情報データを再生するハードディスク装置等の情報再生装置の評価装置及び評価方法にも適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によるディスク再生装置の評価装置によれば、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができる。このことにより、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データを複数回読み出して再生したとき、指定された読み出しアドレスと異なる別のアドレスから読み出された別の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別することなく、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができる。また、指定された情報データの読み出しができない場合、無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別することなく、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することできる。
【0056】請求項1記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定し、或いは一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定し、或いは光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、光ディスクに記録されている情報データを2回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにしている。
【0057】請求項2記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにしている。
【0058】請求項3記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価するようにしている。
【0059】請求項4記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価するようにしている。
【0060】請求項5記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価するようにしている。
【0061】請求項6記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、再生された情報データのチェックサムを比較して、情報データの読み出しエラーを判別するようにしている。
【0062】請求項7記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データの読み出しエラーを検出したとき、情報データの読み出しエラー回数を計数して、情報データの読み出しエラー回数を表示するようにしている。
【0063】請求項8記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出したとき、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を計数して、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示するようにしている。
【0064】請求項9記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、ドライブエラーを検出したとき、ドライブエラー回数を計数して、ドライブエラー回数を表示するようにしている。
【0065】請求項10記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、リードタイムエラーを検出したとき、リードタイムエラー回数を計数して、リードタイムエラー回数を表示するようにしている。
【0066】請求項11記載の発明に係るディスク再生装置の評価方法は、情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令し、ドライブエラー信号が受信された場合、ドライブエラー回数を加算して、ドライブエラー回数を表示し、リードタイムエラー信号が受信された場合、リードタイムエラー回数を加算して、リードタイムエラー回数を表示し、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとが一致しない場合、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を加算して、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示し、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データのチェックサムを算出して、算出された情報データのチェックサムをメモリに記憶し、指定された読み出しアドレスの情報データの読み出し回数を判断し、指定された読み出しアドレスから複数回読み出された各情報データのチェックサム比較して、複数回読み出された各情報データのチェックサムが一致しない場合、情報データの読み出しエラー回数を加算して、情報データの読み出しエラー回数を表示し、情報データの読み出しアドレスを変更するようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の評価情報の表示例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のフロントエンドの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のバックエンドの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 フロントエンド
11 光ディスク
12 光ピックアップ
13 スピンドルモータ
14 サーボ回路
15 同期検出/AD変換回路
16 復調/誤り訂正回路
17 マイコン
20 バックエンド
21 デコーダ
22 エンコーダ/DA変換回路
23 OSD回路
24 マイコン
25 リモコン受信部
30 リモコン装置
40 モニタ装置
40a 表示画面
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置に係り、特にディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価するディスク再生装置の評価装置及びその評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体から読み出された情報データが正しいか否かを判別する従来技術としては、例えば、特開平4−141862号公報に記載されているように、画像データとともに磁気ディスクのフォーマットエリア、或いはユーザーズエリアに記録されている日付等のIDデータを複数回再生し、再生された各IDデータを比較して、各IDデータが一致したとき、再生されたIDデータが画像データとともに記録されているIDデータであると判別するようにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の技術においては、画像データとともに磁気ディスクのフォーマットエリア、或いはユーザーズエリアに低い信号レベルで記録されているIDデータを複数回再生し、再生された各IDデータを比較して、各IDデータが一致したとき、画像データとともに記録されているIDデータであると判別することができたが、DVD等の光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置の情報データ読み出し動作の信頼性を評価するためにこの技術を用いた場合、以下に示す問題点があった。即ち、ディスク再生装置は、そのシステム全体を制御するバックエンドと呼ばれるブロックから、光ディスクに記録されている情報データを読み出して再生するフロントエンドと呼ばれるブロックに読み出しアドレスの信号を送信して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令され、フロントエンドにおいて光ディスクから読み出された情報データが復調され誤りが訂正されて、バックエンドに送出され、バックエンドにおいて誤り訂正された情報データが元の情報データに復号されるようになっている。そのため、バックエンドから送信された読み出しアドレスの情報データが読み出されず、指定された読み出しアドレスとは異なる別のアドレスの情報データが読み出された場合、バックエンドにおいて、別のアドレスから読み出された別の情報データが比較されることになり、ディスク再生装置の情報データの読み出しエラーを検出することができないという問題点があった。また、フロントエンドの何らかの不具合により光ディスクから情報データが読み出されない場合、バックエンドにおいて、無の情報データが比較されることになり、ディスク再生装置の情報データの読み出しエラーを検出することができないという問題点があった。
【0004】本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データを複数回読み出して再生したとき、指定された読み出しアドレスと異なる別のアドレスから読み出された別の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別することなく、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができるディスク再生装置の評価装置及びその評価方法を提供しようとするものである。
【0005】また、上記目的に加え、指定された情報データの読み出しができない場合、無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別することなく、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することできるディスク再生装置の評価装置及びその評価方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明においては、光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価するディスク再生装置の評価装置において、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データの読み出しを指令する制御手段と、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データを読み出して再生し、その情報データを読み出したアドレスを送信する再生手段であって、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データの読み出しができないとき、情報データの読み出し不能信号を送信する再生手段と、前記再生手段からの情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、前記再生手段から送信された情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを判別し、読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果を表示する表示手段とを備え、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにする。
【0007】前記制御手段は、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令するようにする。
【0008】また、前記制御手段は、一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令するようにしてもよい。
【0009】また、前記制御手段は、光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令するようにしてもよい。
【0010】前記判別手段は、前記再生手段により再生された情報データのチェックサムを比較して、情報データの読み出しエラーを判別するようにするとよい。
【0011】前記判別手段は、読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを検出したとき、情報データの読み出しエラー回数を計数し、前記表示手段は、情報データの読み出しエラー回数を表示するようにする。
【0012】また、前記判別手段は、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出したとき、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を計数し、前記表示手段は、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示するようにする。
【0013】また、前記再生手段は、ドライブエラーを検出したとき、ドライブエラー信号を送信し、前記判別手段は、ドライブエラー信号を受信したとき、ドライブエラー回数を計数し、前記表示手段は、ドライブエラー回数を表示するようにする。
【0014】また、前記再生手段は、リードタイムエラーを検出したとき、リードタイムエラー信号を送信し、前記判別手段は、リードタイムエラー信号を受信したとき、リードタイムエラー回数を計数し、前記表示手段は、リードタイムエラー回数を表示するようにする。
【0015】これらの手段により、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データを複数回読み出して再生したとき、指定された読み出しアドレスと異なる別のアドレスから読み出された別の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別することなく、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができる。
【0016】また、指定された情報データの読み出しができない場合、無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別することなく、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の構成を示すブロック図であり、図2は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の評価情報の表示例を示す図であり、図3は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のフロントエンドの動作を示すフローチャートであり、図4は本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のバックエンドの動作を示すフローチャートである。
【0018】まず、図1の本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の構成を示すブロック図を基に説明する。
【0019】ディスク再生装置の評価装置は、光ディスク11に記録されている情報データを読み出して再生するフロントエンド10と呼ばれる再生ブロックと、リモコン装置30から送信されたリモコン信号を受信して、フロントエンド10に情報データの読み出しを指令し、フロントエンドから送出された情報データを処理して、モニタ装置40に映像音声信号を送出し、ディスク再生装置の評価装置のシステム全体を制御するバックエンド20と呼ばれる制御ブロックとで構成されている。それぞれのブロックの構成について以下詳述する。
【0020】ディスク再生装置の評価装置のフロントエンド10は、光ディスク11に記録されている情報データを光学的に読み出す光ピックアップ12と、光ディスク11を回転させるスピンドルモータ13と、スピンドルモータ13の回転を制御し、光ピックアップ12を光ディスク11の半径方向の移動させるスライドモータ(図示せず)の回動を制御して、光ピックアップ12のフォーカスとトラッキングとを制御するサーボ回路14と、光ピックアップ12により読み出された情報データを基準クロックに基づいて同期検出し、アナログ信号からデジタル信号に変換する同期検出/AD変換回路15と、デジタル信号に変換された情報データを復調し、読み出された情報データの誤りを訂正する復調/誤り訂正回路16と、バックエンドのマイコン24から送信された指令信号を受信して、フロンドエンド10のシステムを制御するマイコン17とで構成されている。
【0021】また、ディスク再生装置の評価装置のバックエンド20は、MPEG2方式に基づいて圧縮されたデジタル信号の映像信号を伸張して、元のデジタル信号の映像信号データに復号し、AC−3方式に基づいて圧縮されたデジタル信号の音声信号を伸張して、元のデジタル信号の音声信号データに復号するデコーダ21と、復号されたデジタル信号の音声信号をアナログ信号の音声信号に変換し、デジタル信号の映像信号を所定の信号方式に従った映像信号、例えばNTSC方式の映像信号に符号化して、符号化されたデジタル信号の映像信号をアナログ信号の映像信号に変換するエンコーダ/DA変換回路22と、文字信号を映像信号に重畳して、モニタ装置40に文字情報を表示するOSD(On−Screen Character Display)回路23と、フロントエンド10のマイコン17に制御信号を送信し、フロントエンド10のマイコン17から送信された信号を受信して、ディスク再生装置の評価装置のシステム全体を制御するマイコン24と、リモコン装置30から送信された赤外線信号のリモコン信号を受信して、所定の電気信号に変換するリモコン受信部25とで構成されている。
【0022】以上のように構成されたディスク再生装置の評価装置について、以下その動作について説明する。
【0023】リモコン装置30のキー操作により、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価する評価モードのプログラムの実行を指令する赤外線信号のリモコン信号が送信されると、バックエンド20のマイコン24は、そのリモコン信号をリモコン受信部25により受信し、ディスク再生装置の評価装置のフロントエンド10の情報データの読み出し動作を評価する評価モードの実行を開始して、図2に示すように、ディスク再生装置のフロントエンド10にセットされている光ディスク11のディスク情報、情報データの読み出しアドレス(16進数表示)と、情報データの読み出しエラーと判別された回数を示すチェックサムエラー回数、情報データの読み出し時間が超過した回数を示すリードタイムエラー回数、ディスクドライブの不具合により情報データの読み出しができなかった回数を示すドライブエラー回数、情報データの読み出しアドレスの誤りと判別された回数を示すアドレスミスマッチ回数のそれぞれの初期値0(10進数表示)とをモニタ装置40の表示画面40aに表示し、フロントエンドのマイコン17に情報データの読み出しアドレス30000H(16進数)の信号を送信して、フロントエンドのマイコン17に指定した読み出しアドレス30000Hの1セクタの情報データの読み出しを指令する。
【0024】フロントエンド10のマイコン17は、バックエンド20のマイコン24から送信された読み出しアドレスの信号を受信し、光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令されると、サーボ回路14に制御信号を送出して、光ディスク11に記録されている、指定されたアドレス30000Hの1セクタの情報データを光ピックアップ12により光学的に読み出し、その情報データを読み出したアドレスの信号をバックエンド20のマイコン24に送信する。光ピックアップ12により光学的に読み出された情報データは、同期検出/AD変換回路15により、基準クロックに基づいて同期検出されて、アナログ信号からデジタル信号に変換され、デジタル信号に変換された情報データが復調/誤り訂正回路16により復調され、読み出された情報データの誤りが訂正されて、バックエンド20のデコーダ21に送出される。
【0025】また、フロントエンド10のマイコン17は、サーボ回路14により制御されるディスクドライブの何らかの不具合により情報データの読み出しができないディスクドライブエラーが発生した場合、ドライブエラー信号をバックエンド20のマイコン24に送信し、情報データの読み出し時間を計測して、指定されたデータの読み出しアドレスが検出ができない等により情報データの読み出し時間が所定時間を超過して、リードタイムオーバーとなった場合、リードタイムエラー信号をバックエンド20のマイコン24に送信する。光ディスク11から情報データの読み出しができない場合、情報データの読み出し不能を示すドライブエラー信号或いはリードタイムエラー信号をバックエンド20のマイコン24に送信することにより、バックエンド20のマイコン24が無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別しないようにすることができる。
【0026】バックエンド20のマイコン24は、フロントエンド10のマイコン17から送信された情報データを読み出したアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出した場合、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を示すアドレスミスマッチ回数に1を加算して、アドレスミスマッチ回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示する。情報データを読み出したアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出することにより、指定されたアドレスとは異なる別のアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別しないようにすることができる。
【0027】バックエンド20のマイコン24は、情報データの読み出しアドレスの誤りがない場合、デコーダ21により復号された情報データを累積加算してチェックサムを算出し、算出した情報データのチェックサムをメモリ(マイコン24に内蔵)に記憶し、同じ読み出しアドレス30000Hの信号をフロントエンド10のマイコン17に送信して、同じアドレスの情報データの読み出しを指令し、上記同様にして、デコータ21により復号された情報データのチェックサムを算出する。そして、バックエンド20のマイコン24は、メモリに記憶されている情報データのチェックサムを読み出して、各情報データのチェックサムが一致するか否かを判断して、情報データの読み出しエラーを判別し、情報データの読み出しエラーと判別した場合、情報データの読み出しエラーの回数を計数するチェックサムエラー回数に1を加算して、チェックサムエラー回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示する。そして、同様にして、光ディスク11に記録されている情報データの読み出しアドレスが、例えば、30001H、30002H、30003H、…と変更されて、情報データの読み出しが繰り返され、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性が評価される。
【0028】また、バックエンド20のマイコン24は、フロントエンド10のマイコン17からのドライブエラー信号を受信した場合、ドライブエラー回数に1を加算して、ドライブエラー回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示し、フロントエンド10のマイコン17からのリードタイムエラー信号を受信した場合、リードタイムエラー回数に1を加算して、リードタイムエラー回数をモニタ装置40の表示画面40aに表示する。
【0029】なお、情報データの読み出しアドレスは、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルにアドレスを増加させて、同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。この場合、ユーザが光ディスクに記録されている情報データを連続して再生する場合の情報データの読み出し動作に準じた動作となり、ユーザが光ディスクを再生する場合のディスク再生装置の情報データの読み出しエラーの発生の有無を評価することができる。
【0030】また、情報データの読み出しアドレスは、一様乱数によりランダムにアドレスを指定して、ランダムに指定された同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。この場合、ランダムに読み出すアドレスの数を限定することによって、短時間にディスク再生装置の情報データの読み出しエラーの発生の有無を評価することができる。
【0031】また、情報データの読み出しアドレスは、光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。この場合、光ピックアップの移動距離が大きくなり、ディスク再生装置の情報データの読み出しエラーの発生の有無を効果的に評価することができる。
【0032】次に、図3の本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のフロントエンドの動作を示すフローチャートを基に説明する。
【0033】バックエンドのマイコンから光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令されると、ステップS1からステップS2に進み、指定されたアドレスの情報データが光ディスクから読み出され、ステップS3に進む。
【0034】ステップS3で、ディスクドライブの何らかの不具合により情報データの読み出しができないディスクドライブエラーが発生したか否かが判断され、ディスクドライブエラーが発生した場合、ステップS4に進み、ディスクドライブエラーが発生していない場合、ステップS5に進む。
【0035】ステップS4で、ディスクドライブエラーが発生して、光ディスクから情報データが読み出されていないことを報知するため、ドライブエラー信号がバックエンドのマイコンに送信され、ステップS8に進んで処理を終了する。
【0036】ステップS5で、情報データの読み出し時間を計測して、指定されたデータの読み出しアドレスが検出ができない等により情報データの読み出し時間が所定時間を超過して、リードタイムオーバーとなったか否かが判断され、リードタイムオーバーとなっていない場合、ステップS6に進み、リードタイムオーバーとなった場合、ステップS7に進む。
【0037】ステップS6で、光ディスクから情報データを読み出したアドレスの信号がバックエンドのマイコンに送信され、ステップS8に進んで処理を終了する。
【0038】ステップS7で、情報データの読み出し時間が所定時間を超過して、光ディスクから情報データが読み出されていないことを報知するため、リードタイムエラー信号がバックエンドのマイコンに送信され、ステップS8に進んで処理を終了する。
【0039】また、図4の本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のバックエンドの動作を示すフローチャートを基に説明する。
【0040】リモコン装置のキー操作によりディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価する評価モードのプログラムの実行が指令されると、ステップS11からステップS12に進み、フロントエンドのマイコンに情報データの読み出しアドレスの信号が送信され、光ディスクに記録されている情報データの読み出しが指令されて、ステップS13に進む。
【0041】ステップS13で、フロントエンドのマイコンからのドライブエラー信号が受信されたか否かが判断され、フロントエンドのマイコンからのドライブエラー信号が受信された場合、ステップS14に進み、フロントエンドのマイコンからのドライブエラー信号が受信されていない場合、ステップS15に進む。
【0042】ステップS14で、ディスクドライブの不具合により情報データの読み出しができなかった回数を示すドライブエラー回数に1が加算され、ドライブエラー回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS12に戻る。
【0043】ステップS15で、フロントエンドのマイコンからのリードタイムエラー信号が受信されたか否かが判断され、フロントエンドのマイコンからのリードタイムエラー信号が受信された場合、ステップS16に進み、フロントエンドのマイコンからのリードタイムエラー信号が受信されていない場合、ステップS17に進む。
【0044】ステップS16で、情報データの読み出し時間が超過した回数を示すリードタイムエラー回数に1が加算され、リードタイムエラー回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS12に戻る。
【0045】ステップS17で、フロントエンドのマイコンから送信された情報データを読み出したアドレスとフロントエンドのマイコンに送信した情報データの読み出しアドレス、即ち情報データの読み出しを指定したアドレスとが一致するか否かが判断され、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとが一致しない場合、ステップS18に進み、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しを指定したアドレスとが一致した場合、ステップS19に進む。
【0046】ステップS18で、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を示すアドレスミスマッチ回数に1が加算され、アドレスミスマッチ回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS12に戻る。
【0047】ステップS19で、指定されたアドレスから読み出された情報データが累積加算されて、チェックサムが算出され、算出された情報データのチェックサムがメモリに記憶されて、ステップS20に進む。
【0048】ステップS20で、指定されたアドレスの情報データが2回読み出されたか否かが判断され、指定されたアドレスの情報データが2回読み出された場合、ステップS21に進み、指定されたアドレスの情報データが2回読み出されていない場合、ステップS12に戻って、ステップS12からステップS20のステップを繰り返す。
【0049】ステップS21で、メモリに記憶されている光ディスクから2回読み出された各情報データのチェックサムが読み出され、各情報データのチェックサムが一致するか否かが判断され、各情報データのチェックサムが一致しない場合、ステップS22に進み、各情報データのチェックサムが一致した場合、ステップS23に進む。
【0050】ステップS22で、情報データの読み出しエラーと判別された回数を示すチェックサムエラー回数に1が加算され、チェックサムエラー回数がモニタ装置の表示画面に表示されて、ステップS23に進む。
【0051】ステップS23で、評価モードのプログラムの実行を終了するか否かが判断され、評価モードのプログラムの実行を終了しない場合、ステップS24に進み、評価モードのプログラムの実行を終了する場合、ステップS25に進んで処理を終了する。
【0052】ステップS24で、情報データの読み出しアドレスが変更され、ステップS12に戻って、ステップS12からステップS23のステップを繰り返す。
【0053】以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はこれに限らず、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能である。例えば、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、同じ読み出しアドレスの情報データを2回読み出して再生し、再生された各情報データのチェックサムを算出して、算出された各情報データのチェックサムを比較することによって、情報データの読み出しエラーを検出することを説明したが、同じアドレスの情報データを複数回読み出すようにしてもよい。
【0054】また、本発明は、DVD等の光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク装置の評価装置及び評価方法について説明したが、アドレスが割り当てられて情報データが記録されている記録媒体から情報データを再生するハードディスク装置等の情報再生装置の評価装置及び評価方法にも適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によるディスク再生装置の評価装置によれば、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができる。このことにより、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データを複数回読み出して再生したとき、指定された読み出しアドレスと異なる別のアドレスから読み出された別の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別することなく、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することができる。また、指定された情報データの読み出しができない場合、無の情報データを比較して、情報データの読み出しエラーの有無を判別することなく、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価することできる。
【0056】請求項1記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定し、或いは一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定し、或いは光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、光ディスクに記録されている情報データを2回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにしている。
【0057】請求項2記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにしている。
【0058】請求項3記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価するようにしている。
【0059】請求項4記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価するようにしている。
【0060】請求項5記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出し、ディスク再生装置の情報データの読み出し動作を評価するようにしている。
【0061】請求項6記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、再生された情報データのチェックサムを比較して、情報データの読み出しエラーを判別するようにしている。
【0062】請求項7記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データの読み出しエラーを検出したとき、情報データの読み出しエラー回数を計数して、情報データの読み出しエラー回数を表示するようにしている。
【0063】請求項8記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出したとき、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を計数して、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示するようにしている。
【0064】請求項9記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、ドライブエラーを検出したとき、ドライブエラー回数を計数して、ドライブエラー回数を表示するようにしている。
【0065】請求項10記載の発明に係るディスク再生装置の評価装置は、リードタイムエラーを検出したとき、リードタイムエラー回数を計数して、リードタイムエラー回数を表示するようにしている。
【0066】請求項11記載の発明に係るディスク再生装置の評価方法は、情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令し、ドライブエラー信号が受信された場合、ドライブエラー回数を加算して、ドライブエラー回数を表示し、リードタイムエラー信号が受信された場合、リードタイムエラー回数を加算して、リードタイムエラー回数を表示し、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとが一致しない場合、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を加算して、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示し、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データのチェックサムを算出して、算出された情報データのチェックサムをメモリに記憶し、指定された読み出しアドレスの情報データの読み出し回数を判断し、指定された読み出しアドレスから複数回読み出された各情報データのチェックサム比較して、複数回読み出された各情報データのチェックサムが一致しない場合、情報データの読み出しエラー回数を加算して、情報データの読み出しエラー回数を表示し、情報データの読み出しアドレスを変更するようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置の評価情報の表示例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のフロントエンドの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の評価装置のバックエンドの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 フロントエンド
11 光ディスク
12 光ピックアップ
13 スピンドルモータ
14 サーボ回路
15 同期検出/AD変換回路
16 復調/誤り訂正回路
17 マイコン
20 バックエンド
21 デコーダ
22 エンコーダ/DA変換回路
23 OSD回路
24 マイコン
25 リモコン受信部
30 リモコン装置
40 モニタ装置
40a 表示画面
Claims (11)
- 光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価するディスク再生装置の評価装置において、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定し、或いは一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定し、或いは光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、情報データの読み出しを指令する制御手段と、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データを読み出して再生し、その情報データを読み出したアドレスを送信する再生手段であって、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データの読み出しができないとき、情報データの読み出し不能信号を送信する再生手段と、前記再生手段からの情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、前記再生手段から送信された情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを判別し、読み出された情報データのチェックサムを比較して、情報データの読み出しエラーを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果を表示する表示手段とを備え、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを2回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにしたことを特徴とするディスク再生装置の評価装置。
- 光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価するディスク再生装置の評価装置において、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、情報データの読み出しを指令する制御手段と、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データを読み出して再生し、その情報データを読み出したアドレスを送信する再生手段であって、前記制御手段により指定された読み出しアドレスの情報データの読み出しができないとき、情報データの読み出し不能信号を送信する再生手段と、前記再生手段からの情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、前記再生手段から送信された情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データの読み出しアドレスの誤りを判別し、読み出された情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果を表示する表示手段とを備え、光ディスクに記録されている情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データを複数回読み出して再生し、その情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、読み出しアドレスの誤りを判別し、情報データの読み出し不能信号の有無を判別し、再生された各情報データを比較して、情報データの読み出しエラーを判別し、その判別結果を表示するようにしたことを特徴とするディスク再生装置の評価装置。
- 前記制御手段は、情報データが記録されている先頭アドレスから最終アドレスまでシーケンシャルに増加させて情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令することを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 前記制御手段は、一様乱数によりランダムに情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令することを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 前記制御手段は、光ディスクの内周近傍のアドレスと外周近傍のアドレスとを交互に指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令することを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 前記判別手段は、前記再生手段により再生された情報データのチェックサムを比較して、情報データの読み出しエラーを判別する判別手段であることを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 前記判別手段は、情報データの読み出しエラーを検出したとき、情報データの読み出しエラー回数を計数し、前記表示手段は、情報データの読み出しエラー回数を表示すること特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 前記判別手段は、情報データの読み出しアドレスの誤りを検出したとき、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を計数し、前記表示手段は、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示すること特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 前記再生手段は、ドライブエラーを検出したとき、ドライブエラー信号を送信し、前記判別手段は、ドライブエラー信号を受信したとき、ドライブエラー回数を計数し、前記表示手段は、ドライブエラー回数を表示すること特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 前記再生手段は、リードタイムエラーを検出したとき、リードタイムエラー信号を送信し、前記判別手段は、リードタイムエラー信号を受信したとき、リードタイムエラー回数を計数し、前記表示手段は、リードタイムエラー回数を表示すること特徴とする請求項2記載のディスク再生装置の評価装置。
- 光ディスクに記録されている情報データを再生するディスク再生装置の情報データの読み出し動作の信頼性を評価するディスク再生装置の評価方法において、情報データの読み出しアドレスを指定して、光ディスクに記録されている情報データの読み出しを指令するステップと、ドライブエラー信号が受信された場合、ドライブエラー回数を加算し、ドライブエラー回数を表示するステップと、リードタイムエラー信号が受信された場合、リードタイムエラー回数を加算し、リードタイムエラー回数を表示するステップと、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとを比較して、情報データが読み出されたアドレスと情報データの読み出しが指定されたアドレスとが一致しない場合、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を加算し、情報データの読み出しアドレスの誤り回数を表示するステップと、指定された読み出しアドレスから読み出された情報データのチェックサムを算出して、算出された情報データのチェックサムをメモリに記憶するステップと、指定された読み出しアドレスの情報データの読み出し回数を判断するステップと、指定された読み出しアドレスから複数回読み出された各情報データのチェックサム比較して、複数回読み出された各情報データのチェックサムが一致しない場合、情報データの読み出しエラー回数を加算し、情報データの読み出しエラー回数を表示するステップと、情報データの読み出しアドレスを変更するステップとを有することを特徴とするディスク再生装置の評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206396A JP2004047032A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | ディスク再生装置の評価装置及びその評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206396A JP2004047032A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | ディスク再生装置の評価装置及びその評価方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004047032A true JP2004047032A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31711388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002206396A Pending JP2004047032A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | ディスク再生装置の評価装置及びその評価方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004047032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102034516A (zh) * | 2010-12-10 | 2011-04-27 | 创新科存储技术有限公司 | 存储介质读写错误的检测方法 |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002206396A patent/JP2004047032A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102034516A (zh) * | 2010-12-10 | 2011-04-27 | 创新科存储技术有限公司 | 存储介质读写错误的检测方法 |
CN102034516B (zh) * | 2010-12-10 | 2013-07-24 | 创新科存储技术有限公司 | 存储介质读写错误的检测方法 |
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