JP2004045782A - カラー液晶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は反射型として用いたときも透過型として用いたときも彩度が良くかつ表示品質の劣化のないカラー液晶装置を提供することである。
【解決手段】背面側透明基板の液晶層側に、反射膜と該反射膜と同一位置に穴部を有する樹脂層とから成る反射層を設け、該反射層上にカラーフィルターを形成し、該カラーフィルターを前記穴部内に充填すると共に液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部と前記反射層上とでカラーフィルターの厚さを異ならせた。 また前記穴部内に第1のカラーフィルターを形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルターを形成した。
また前記穴部の短方向の径を15μm以下とした。
さらにまた背面側透明基板の前記穴部に相当する部分に穴部を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】背面側透明基板の液晶層側に、反射膜と該反射膜と同一位置に穴部を有する樹脂層とから成る反射層を設け、該反射層上にカラーフィルターを形成し、該カラーフィルターを前記穴部内に充填すると共に液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部と前記反射層上とでカラーフィルターの厚さを異ならせた。 また前記穴部内に第1のカラーフィルターを形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルターを形成した。
また前記穴部の短方向の径を15μm以下とした。
さらにまた背面側透明基板の前記穴部に相当する部分に穴部を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカラー液晶装置に関し、特に反射型で用いたときも透過型で用いたときも同様に彩度の良い表示が出来る液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図11、12を用いて、従来技術の延長での改良法を図13を用いて説明する。
最近液晶表示装置を環境が明るいときには反射型、暗いときには透過型で用いる使用例が増加してきており、それを実現する1つの方法として、画素毎に反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いる半透過タイプ液晶表示装置がある。
【0003】
図11はそのような半透過型液晶表示装置の平面部分図でSTNタイプの液晶を例に取っている。図11において、共通電極118と信号電極116との交点部が各画素となっているが、画素毎に、図中の斜線で示した、反射層の一形態である反射膜の一部を穴をあけて除去した領域148を設けてある。反射膜のない領域が透過型として使う領域、反射膜の残っている領域が反射型として使う領域である。反射型領域と透過型領域の面積比はそれぞれの用途によって定められる設計上の問題である。
【0004】
図12は図11のA−A断面図である。図12において、114は前面透明基板、108は背面側透明基板、136は反射膜、カラーフィルター層であるカラーフィルターは154であり、120は保護膜、116は透明物質で出来た信号電極、118は同じく透明物質で出来た共通電極、100が液晶層で図示されていないがシール材によって両側の基板114,108内に狭持されている。両側の基板114,108の外側には位相差板112,偏光板110がそれぞれ配置され、背面側にはバックライト装置122が置かれている。カラーフィルター154は反射膜136上ではL1の厚さを有し、穴部138ではL2の厚さを有している。
【0005】
反射膜136には穴138があけられて除去されている、穴部138が図11の148に相当している。反射型で用いられる領域、すなわち反射膜136が存在する領域では外部からの入射光124が液晶層100等を通過したのちカラーフィルター154を通り、反射膜136で反射されて後再度カラーフィルター136,液晶層100等を通過して視認される。透過型で用いられる領域、すなわち反射膜136がない穴部138の領域ではバックライト装置122から出力される光126がカラーフィルター154液晶層100等を通過して視認される。
【0006】
問題となるのは反射型の場合は光がカラーフィルター内を2回、距離にして2xL1、通過するのに対し、透過型の場合は1回、距離にしてL2,通過することである。
【0007】
従来は図12のように反射膜136が非常に薄かったが、そのためL1とL2とはほぼ等しい厚さとなっていた。この場合透過型での光がカラーフィルターを通過する距離が反射型の場合の半分になってしまうため、透過型で使ったときは彩度が落ちてしまう、それを避けるためカラーフィルターの色濃度を上げると反射型で使ったときは非常に暗くなってしまうという問題が生じている。
【0008】
この状況を避けるため新しい手段で、図13のように、反射膜136の厚さをカラーフィルターの厚さと同等まで増し、反射光124と透過光126がカラーフィルター内を通過する距離を等しくしようという方法が考え得る。
【0009】
ところが穴部138は通常40μm程度の径があるが、このように段差がある所に従来手法でカラーフィルターを形成すると穴部138の部分にへこみが生じてしまうという問題がある。通常カラーフィルターの厚みは0.8μm程度に設定するが、穴部138が0.8μm程度の深さを有すると通常0.7〜0.8μm、製造条件を変更しても0.3ミクロン程度のへこみが生じてしまう。その結果穴部のカラーフィルターの厚さL2は反射膜上での厚さL1の2倍よりも小さくなってしまい透過型での使用時と反射型での使用時の彩度に大きな差が出てしまうという問題がある。また特にSTNタイプの液晶では液晶層の厚さが重要で、表示品質を維持するためには液晶層の厚さばらつきを0.05ミクロン以内に抑える必要があるが、このようなカラーフィルターのへこみは許容値を大きく超えてしまっており、実用に供することが出来ないという問題がある。
【0010】
また通常反射膜はアルミを蒸着法によって形成しているが、製造しうる厚さは0.15μm程度であり、要求されている0.8μm程度の厚さにするのは技術上、コスト上不可能であるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように反射/透過両用タイプの液晶表示装置、すなわち半透過タイプ液晶表示装置、には両タイプでの彩度が同等に出来ないという問題があった。
【0012】
本発明の目的は上記両タイプでの彩度が等しく、かつ液晶層の厚さばらつきのない半透過タイプ液晶表示装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、部分的に光を透過する穴を有する光不透過層が基板上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層が配設され該カラーフィルター層の上方に液晶層を有するカラー液晶装置に於いて、前記基板と前記液晶層間であり前記穴及び該穴の上部に配設された前記カラーフィルター層の総厚が前記光不透過層の厚みの略2倍であることを特徴とする。
【0014】
さらに、上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、部分的に光透過の穴を有する光不透過層が基板上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層が配設されたカラー液晶装置に於いて、前記光不透過層の厚みと前記カラーフィルター層の層厚みが略等しく且つ前記穴には穴の上方に配設される前記カラーフィルター層の色と同じ色のカラーフィルター層が配設されていることを特徴とする。
また、前記光不透過層が反射機能を有する樹脂部材よりなることを特徴とする。
【0015】
また、前記光不透過層は、反射機能を有する反射層と樹脂部材の積層構造をなすことを特徴とする。
また、前記光不透過層は、前記基板側に反射層が設けられ前記液晶層側に前記樹脂部材が設けられた積層構造なすことを特徴とする。
【0016】
また、前記光不透過層は、前記基板側に前記樹脂部材が設けられ前記液晶層側に反射層が設けられたことを特徴とする。
【0017】
さらに、上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いるカラー液晶装置に於いて、背面側透明基板の液晶層側に、反射層と該反射層と同一位置に穴部を有する樹脂層とから成る反射層を設け、該反射層上にカラーフィルター層を形成し、該カラーフィルター層を前記穴部内に充填し液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部の位置における前記カラーフィルター層と前記反射層の位置における前記カラーフィルター層とでカラーフィルター層の厚さを異ならせたことを特徴とする。
また、前記反射層の厚さと該反射層上のカラーフィルター層の厚さとをほぼ同一としたことを特徴とする。
また、前記樹脂層は、前記反射層に穴部を形成するときに用いるレジストであることを特徴とする。
また、前記レジストを前記穴部形成後光照射によって透明化していることを特徴とする。
また、前記樹脂層は、前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とする。
また、前記穴部の短方向の径を15μm以下としたことを特徴とする。
また、前記穴部内に第1のカラーフィルター層を形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルター層を形成することを特徴とする。
また、前記第1のカラーフィルター層と第2のカラーフィルター層との色濃度を変えたことを特徴とする。
また、前記穴部内のカラーフィルター層は前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とする。
【0018】
さらに、上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いるカラー液晶装置に於いて、背面側透明基板の前記穴部に相当する部分に穴部を設け、カラーフィルター層を該穴部内に充填すると共に液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部と前記反射層上とでカラーフィルター層の厚さを異ならせたことを特徴とするカラー液晶装置。
また、前記透明基板の穴部の深さと前記反射層上のカラーフィルター層の厚さとをほぼ同一としたことを特徴とする。
また、前記穴部の短方向の径が15μm以下としたことを特徴とする。
また、前記穴部内に第1のカラーフィルター層を形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルター層を形成することを特徴とする。
また、第1のカラーフィルター層と第2のカラーフィルター層との色濃度を変えたことを特徴とする。
また、前記穴部内のカラーフィルター層は前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明によるカラー液晶装置を図1〜10を用いて説明する。
【0020】
【実施例】
図2は本発明によるカラー液晶装置の光不透過層の構成及び製造工程を説明する図で、図2の工程aで背面側透明基板108上にアルミから成る反射層である反射膜136を蒸着法で形成している。このアルミ反射膜108の厚さは0.15μm程度としている。bの工程で反射膜136上にレジストを0.65μm程度塗布し、その後反射膜の穴部を作成するため露光・現像してcの工程でレジスト/反射膜共に穴部が剥離された基材が得られる。dの工程ではcの基材を全面露光し残ったレジストを透明にしている。このようにすると透明化されたレジストを樹脂層とし、該樹脂層と残された反射膜とで光不透過層である反射層104を構成することが出来る。
樹脂層と反射膜を合わせた厚さは0.8μm程度なのでカラーフィルター層であるカラーフィルターの厚さと同等となっている。
このようにして、部分的に穴を有する光不透過層104が基板108上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層102が配設され該カラーフィルター層102の上方に液晶層100を有するカラー液晶装置であり、前記穴106の位置における前記基板108と液晶100間の前記カラーフィルター層が前記光不透過層(図1における反射層104)の厚みの略2倍としている。
また、光不透過層(反射層104)の厚みとカラーフィルター層102の層厚みが略等しく且つ穴には穴の上方に配設される前記カラーフィルター層(第2のカラーフィルター層102)と同じ色のカラーフィルター層(第1のカラーフィルター層106)が配設している。ここで、穴の位置は図1に示された第1のカラーフィルター106と同じである。
【0021】
工程e以降は別のタイプの反射層を作る工程で、工程eで残ったレジストを除去し、工程fで工程bで用いたレジストよりもより透明度の高い感光性樹脂140を0.65μm程度全面に塗布し、工程gでは穴部以外に残っている反射膜をマスクとして背面露光し、工程hでは穴部の樹脂が除去され、透明度の高い樹脂層と、反射膜とで反射層104が構成された基材が得られている。
樹脂層と反射膜を合わせた厚さは0.8μm程度なのでカラーフィルター層であるカラーフィルターの厚さと同等となっている。
なお工程h迄で反射層を得る場合は工程bで塗布するレジストの厚さを0.65μm似合わせ込む必要はない。
【0022】
工程dで得られる反射層は工程が短いため反射層が安価に作成出来る効果がある。
一方工程hで得られる反射層は反射膜136を高精度マスクとして使用出来るためより高い透明度の樹脂が選べる。そのためより高品質の反射層が作成出来る効果がある。
また工程gにおいては背面露光法を用いているため露光用マスクが不要であり安価化に効果がある。
【0023】
このように、図2では、樹脂層と反射膜で構成される反射層104である光不透過層は、反射機能を有する反射層と樹脂部材の積層構造をなしており、特に図2では、前記光不透過層は、背面側透明記板108の基板側に反射膜136が設けられ液晶側に樹脂層が設けられた積層構造なしている。
【0024】
図3は反射層を作成する別の方法を説明する図で、工程aで背面側透明基板108上に樹脂144を0.65μm程度塗布した後、反射膜136としてアルミを0.15μm程度蒸着し、さらにレジスト142を塗布している。工程bにおいて穴部を露光して該穴部のレジストを除去し、工程cにおいて開口された穴部のアルミ136と樹脂144を一括してエッチングし、工程dで残ったレジストを除去し、最初に塗布した樹脂と次に蒸着したアルミとで構成される反射層104が得られる。
【0025】
このように、図3では、樹脂層と反射膜で構成される反射層104である光不透過層は、反射機能を有する反射層と樹脂部材の積層構造をなしており、特に図3では、前記光不透過層は、背面側透明記板108の基板側に樹脂層が設けられ液晶側に反射膜136が設けられた積層構造なしている。
【0026】
この方法は前述した方法より高価になるが、樹脂層の透明度が関係しないので最も高品質の反射層が得られる。
【0027】
図4は本発明によるカラー液晶装置のカラーフィルター層の説明をする図である。
図4において、工程aで、図2,3で説明した反射層104が形成されている背面側基板108上に第1のカラーフィルター106を塗布する。この層はスピンナーで塗布されるが、製造条件を調整して出来る限り前記穴部のカラーフィルター層の表面が反射層104の表面と同一の高さになるよう塗布する。次に工程b−1においてはマスク130を用いて前面から露光する。工程b−2は工程b−1の別法でマスク132を用いて背面から露光する。
【0028】
前面から露光する場合は当該色の穴部の位置に合わせた精密なマスクが必要であるが、背面から露光する場合は、反射膜104をマスクとして使用出来るので隣り合う他の色部をマスクするだけでよい。したがって透明基板108での悪影響を考えてもより精密度の低い安価なマスクが使用可能という効果がある。
さらに、前記マスクと前記透明基板との位置合わせにおいて、従来より位置合わせ精度を悪くしても、所定のカラーフィルターを製造できるため、製造コストを削減できる効果を有する。
【0029】
工程cで当該色の穴部以外の部分のカラーフィルターを除去し、工程dで第2のカラーフィルター102を0.8μm程度の厚さに全面塗布する。工程eで当該色以外の部分のカラーフィルターを除去する。工程fでは上記工程を各色、赤(R)・緑(G)・青(B)、毎に繰り返し3原色のカラーフィルター層が得られる。工程gでカラーフィルター層上に保護膜120を塗布する。穴部のヘリでは第1のカラーフィルター層が若干盛り上がるが保護膜120を塗布した段階でほぼ平坦化することが出来る。
【0030】
以上のようにして穴部でのカラーフィルター層の厚さが反射層上のほぼ2倍となるカラーフィルターが得られた。
【0031】
図4のカラーフィルター製造工程では第1と第2のカラーフィルターを別々に形成しているためそれぞれのフィルターの特性を変えることによって彩度を調整することも可能である。1例として穴部の深さが反射層上カラーフィルター層厚の半分の場合は穴部の第1のカラーフィルターの色濃度を第二のカラーフィルターの2倍にすれば同様の効果が得られる。すなわち穴部の深さと反射層上のカラーフィルターの厚さの比に応じて第1のカラーフィルターと第2のカラーフィルターの色濃度の比を変えれば彩度調整が可能である。
【0032】
図1は本発明によるカラー液晶装置の図で、背面側透明基板108上に図2,3で説明した反射層104と図4で説明した第1のカラーフィルター106と第2のカラーフィルター102が形成されている。その他の同等の部分に関しては図12と同一の番号を付してある。
【0033】
このように構成されていることにより、外光124は液晶層100,第2のカラーフィルター102等を透過した後反射層104で反射され、再度第2のカラーフィルター102、液晶層100等を透過して視認される。バックライト122からの光は第1のカラーフィルター106、第2のカラーフィルター102、液晶層100等を透過して視認される。
【0034】
第2のカラーフィルター102と第1のカラーフィルター106とはほぼ同じ厚さを有しているため外光124とバックライト光126共にカラーフィルター内をほぼ等距離透過することとなり同様の彩度とすることが出来ている。
【0035】
また第2のカラーフィルター102と第1のカラーフィルター106との厚さが異なる場合も厚さの比に応じてそれぞれのカラーフィルターの色濃度を変えているためやはり同等の彩度を得ることが出来る。
【0036】
また穴部を設けたのにもかかわらず、保護膜120表面ではほぼ平坦化されているため、液晶層100のギャップは一定に保たれ、穴部を設けた事によって表示品質を劣化させることもない。
【0037】
図5は本発明の他の方式を説明する図で、背面側基板108上には図2,3で説明した反射層104が形成されているが、穴部の短方向寸法Lが15ミクロン以下と小さく設定されている。カラーフィルター146は2層に分けず、スピンナーで一度に形成している。穴部の短方向寸法Lを15ミクロン以下としカラーフィルターの製造条件を調整した結果では、保護膜120を塗布した段階で穴部の凹みを0.05μm程度に抑えることが出来た。ここでも穴部の総カラーフィルター厚は反射層上に比べほぼ2倍となっている。
【0038】
図6は図5の方式によるカラー液晶装置で、同等の部分に関しては図5,1と同一の番号が付してある。
【0039】
図6のように構成されてることにより、外光124は液晶層100,反射層104上であり薄い部分のカラーフィルター146等を透過した後反射層104で反射され、再度薄い部分のカラーフィルター146、液晶層100等を透過して視認される。バックライト122からの光は第1のカラーフィルター106、穴部の厚い部分のカラーフィルター146、液晶層100等を透過して視認される。
【0040】
このように、反射層104の穴部の厚い部分のカラーフィルターは反射層上の薄い部分のカラーフィルターのほぼ2倍の厚さを有しているため外光124とバックライト光126共にカラーフィルター内をほぼ等距離透過することとなり同様の彩度とすることが出来ている。
【0041】
また穴部を設けたのにもかかわらず、保護膜120表面ではほぼ平坦化されているため、液晶層100のギャップは一定に保たれ、穴部を設けた事によって表示品質を劣化させることもない。
【0042】
図6の液晶表示装置は図1に比べると表示品質は若干劣るものの、非常に安価に製造出来るという効果がある。
【0043】
図7,8は反射層104の穴部148の配置及び形状を説明する図で、118が共通電極、116が信号電極、共通電極118と信号電極116の交点が画素、斜線を施した部分148が反射層104の穴部である。図11の様に画素毎に大きな1つの穴部を設けると黒い帯が見えてしまったり、特定の表示パターンで表示が異常になってしまうという欠点があった。図7のように画素毎に小さな、好ましくは長方形の小さな穴を複数個配置したり、図8のように楕円状の穴を不規則に配置したりすると従来欠点を除去することが出来る。
【0044】
図9は本発明のさらに他の方法を説明する図である。図9の工程aでは背面側透明基板108に0.65μm程度の深さの穴部150が設けられている。背面側透明基板108がガラスの場合この穴部150はフッ酸系のエッチング液を用いれば空けることが出来る。工程bでは背面側透明基板108上に反射膜136を厚さ0.15μm程度全面に蒸着し、工程cで穴部150の反射膜を除去し、工程dで第1のカラーフィルターを穴部の表面が反射膜136の表面とほぼ同じ高さになるよう調節して塗布し、以下は図4の工程と同様にして、工程e−1においてはマスク130を用いて前面から露光する。工程e−2は工程e−1の別法でマスク132を用いて背面から露光する。
【0045】
前面から露光する場合は当該色の穴部の位置に合わせた精密なマスクが必要であるが、背面から露光する場合は、反射膜136をマスクとして使用出来るので隣り合う他の色部をマスクするだけでよい。したがって透明基板108での悪影響を考えてもより精密度の低い安価なマスクが使用可能という効果がある。
さらに、前記マスクと前記透明基板との位置合わせにおいて、従来より位置合わせ精度を悪くしても、所定のカラーフィルターを製造できるため、製造コストを削減できる効果を有する。
【0046】
工程fで当該色の穴部以外の部分のカラーフィルターを除去し、工程gで第2のカラーフィルター102を0.8μm程度の厚さに全面塗布する。工程hでは上記工程を各色、赤(R)・緑(G)・青(B)、毎に繰り返し3原色のカラーフィルター層を得た後カラーフィルター層上に保護膜120を塗布する。穴部のヘリでは第1のカラーフィルター層が若干盛り上がるが保護膜120を塗布した段階でほぼ平坦化することが出来る。
【0047】
以上のようにして穴部でのカラーフィルター層の厚さが反射層上のほぼ2倍となるカラーフィルターが得られた。
【0048】
図9の方式も図3の方式と同様、反射膜上に樹脂層がないので高品位の表示品質が得られる。その他の効果は図4の場合と同様で、カラーフィルター製造工程では第1と第2のカラーフィルターを別々に形成しているためそれぞれのカラーフィルターの特性を変えることによって彩度を調整することも可能である。1例として穴部の深さが反射層上カラーフィルター層厚の半分の場合は穴部の第1のカラーフィルターの色濃度を第二のカラーフィルターの2倍にすれば同様の効果が得られる。すなわち穴部の深さと反射層上のカラーフィルターの厚さの比に応じて第1のカラーフィルターと第2のカラーフィルターの色濃度の比を変えれば彩度調整が可能である。
【0049】
図10は図9の方式に図5の方式を用いた例で、工程aで背面側基板108上には図9と同様0.65μm程度の深さの穴部152が設けられているが図5と同様に穴部の短方向寸法Lが15ミクロン以下と小さく設定されている。図9と同様工程cで穴部の反射膜を除去した後、工程dでは図5と同様にカラーフィルター146を2層に分けず、スピンナーで一度に形成している。
工程eにおいては図5と同様保護膜120を塗布した段階で穴部の凹みを0.05μm程度に抑えることが出来た。ここでも穴部のカラーフィルター厚は反射膜上に比べほぼ2倍となっている。
【0050】
図10の方式を用いた液晶表示装置は図5の方式を用いた液晶表示装置に比べると若干高価になるものの、表示品質は良好になるという効果がある。
【0051】
なお本明細書においてはSTNタイプの液晶表示装置を例にとって説明してきたが、本発明がTFTタイプの液晶表示装置に於いても有効であることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、反射型で用いたときも透過型で用いたときも彩度の良い表示が安価に実現出来た。また液晶層のギャップムラによる表示品質劣化防止も得られる効果を有する。
さらに、マスクと透明基板との位置合わせにおいて、従来より位置合わせ精度を悪くしても、所定のカラーフィルターを製造できるため、製造コストを削減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー液晶装置の断面図である。
【図2】本発明で用いる反射層の構成及び製法を説明する図である。
【図3】本発明で用いる他の反射層の構成及び製法を説明する図である。
【図4】本発明で用いるカラーフィルター層の構成及び製法を説明する図である。
【図5】本発明による他のカラー液晶装置の説明図である。
【図6】本発明による他のカラー液晶装置の断面図である。
【図7】本発明で用いる穴部の好ましい配置を示す図である。
【図8】本発明で用いる穴部の他の好ましい配置を示す図である。
【図9】本発明によるさらに他のカラー液晶装置を説明する図である。
【図10】本発明によるさらに他のカラー液晶装置を説明する図である。
【図11】従来のカラー液晶装置を説明する平面部分図である。
【図12】従来のカラー液晶装置を説明する断面図である。
【図13】従来のカラー液晶装置の改良法として考え得る方式の断面図である。
【符号の説明】
100 液晶層
102 第2のカラーフィルター
104 反射層
106 第1のカラーフィルター
108 背面側透明基板
136 反射膜
138 レジスト
【発明の属する技術分野】
本発明はカラー液晶装置に関し、特に反射型で用いたときも透過型で用いたときも同様に彩度の良い表示が出来る液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図11、12を用いて、従来技術の延長での改良法を図13を用いて説明する。
最近液晶表示装置を環境が明るいときには反射型、暗いときには透過型で用いる使用例が増加してきており、それを実現する1つの方法として、画素毎に反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いる半透過タイプ液晶表示装置がある。
【0003】
図11はそのような半透過型液晶表示装置の平面部分図でSTNタイプの液晶を例に取っている。図11において、共通電極118と信号電極116との交点部が各画素となっているが、画素毎に、図中の斜線で示した、反射層の一形態である反射膜の一部を穴をあけて除去した領域148を設けてある。反射膜のない領域が透過型として使う領域、反射膜の残っている領域が反射型として使う領域である。反射型領域と透過型領域の面積比はそれぞれの用途によって定められる設計上の問題である。
【0004】
図12は図11のA−A断面図である。図12において、114は前面透明基板、108は背面側透明基板、136は反射膜、カラーフィルター層であるカラーフィルターは154であり、120は保護膜、116は透明物質で出来た信号電極、118は同じく透明物質で出来た共通電極、100が液晶層で図示されていないがシール材によって両側の基板114,108内に狭持されている。両側の基板114,108の外側には位相差板112,偏光板110がそれぞれ配置され、背面側にはバックライト装置122が置かれている。カラーフィルター154は反射膜136上ではL1の厚さを有し、穴部138ではL2の厚さを有している。
【0005】
反射膜136には穴138があけられて除去されている、穴部138が図11の148に相当している。反射型で用いられる領域、すなわち反射膜136が存在する領域では外部からの入射光124が液晶層100等を通過したのちカラーフィルター154を通り、反射膜136で反射されて後再度カラーフィルター136,液晶層100等を通過して視認される。透過型で用いられる領域、すなわち反射膜136がない穴部138の領域ではバックライト装置122から出力される光126がカラーフィルター154液晶層100等を通過して視認される。
【0006】
問題となるのは反射型の場合は光がカラーフィルター内を2回、距離にして2xL1、通過するのに対し、透過型の場合は1回、距離にしてL2,通過することである。
【0007】
従来は図12のように反射膜136が非常に薄かったが、そのためL1とL2とはほぼ等しい厚さとなっていた。この場合透過型での光がカラーフィルターを通過する距離が反射型の場合の半分になってしまうため、透過型で使ったときは彩度が落ちてしまう、それを避けるためカラーフィルターの色濃度を上げると反射型で使ったときは非常に暗くなってしまうという問題が生じている。
【0008】
この状況を避けるため新しい手段で、図13のように、反射膜136の厚さをカラーフィルターの厚さと同等まで増し、反射光124と透過光126がカラーフィルター内を通過する距離を等しくしようという方法が考え得る。
【0009】
ところが穴部138は通常40μm程度の径があるが、このように段差がある所に従来手法でカラーフィルターを形成すると穴部138の部分にへこみが生じてしまうという問題がある。通常カラーフィルターの厚みは0.8μm程度に設定するが、穴部138が0.8μm程度の深さを有すると通常0.7〜0.8μm、製造条件を変更しても0.3ミクロン程度のへこみが生じてしまう。その結果穴部のカラーフィルターの厚さL2は反射膜上での厚さL1の2倍よりも小さくなってしまい透過型での使用時と反射型での使用時の彩度に大きな差が出てしまうという問題がある。また特にSTNタイプの液晶では液晶層の厚さが重要で、表示品質を維持するためには液晶層の厚さばらつきを0.05ミクロン以内に抑える必要があるが、このようなカラーフィルターのへこみは許容値を大きく超えてしまっており、実用に供することが出来ないという問題がある。
【0010】
また通常反射膜はアルミを蒸着法によって形成しているが、製造しうる厚さは0.15μm程度であり、要求されている0.8μm程度の厚さにするのは技術上、コスト上不可能であるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように反射/透過両用タイプの液晶表示装置、すなわち半透過タイプ液晶表示装置、には両タイプでの彩度が同等に出来ないという問題があった。
【0012】
本発明の目的は上記両タイプでの彩度が等しく、かつ液晶層の厚さばらつきのない半透過タイプ液晶表示装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、部分的に光を透過する穴を有する光不透過層が基板上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層が配設され該カラーフィルター層の上方に液晶層を有するカラー液晶装置に於いて、前記基板と前記液晶層間であり前記穴及び該穴の上部に配設された前記カラーフィルター層の総厚が前記光不透過層の厚みの略2倍であることを特徴とする。
【0014】
さらに、上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、部分的に光透過の穴を有する光不透過層が基板上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層が配設されたカラー液晶装置に於いて、前記光不透過層の厚みと前記カラーフィルター層の層厚みが略等しく且つ前記穴には穴の上方に配設される前記カラーフィルター層の色と同じ色のカラーフィルター層が配設されていることを特徴とする。
また、前記光不透過層が反射機能を有する樹脂部材よりなることを特徴とする。
【0015】
また、前記光不透過層は、反射機能を有する反射層と樹脂部材の積層構造をなすことを特徴とする。
また、前記光不透過層は、前記基板側に反射層が設けられ前記液晶層側に前記樹脂部材が設けられた積層構造なすことを特徴とする。
【0016】
また、前記光不透過層は、前記基板側に前記樹脂部材が設けられ前記液晶層側に反射層が設けられたことを特徴とする。
【0017】
さらに、上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いるカラー液晶装置に於いて、背面側透明基板の液晶層側に、反射層と該反射層と同一位置に穴部を有する樹脂層とから成る反射層を設け、該反射層上にカラーフィルター層を形成し、該カラーフィルター層を前記穴部内に充填し液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部の位置における前記カラーフィルター層と前記反射層の位置における前記カラーフィルター層とでカラーフィルター層の厚さを異ならせたことを特徴とする。
また、前記反射層の厚さと該反射層上のカラーフィルター層の厚さとをほぼ同一としたことを特徴とする。
また、前記樹脂層は、前記反射層に穴部を形成するときに用いるレジストであることを特徴とする。
また、前記レジストを前記穴部形成後光照射によって透明化していることを特徴とする。
また、前記樹脂層は、前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とする。
また、前記穴部の短方向の径を15μm以下としたことを特徴とする。
また、前記穴部内に第1のカラーフィルター層を形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルター層を形成することを特徴とする。
また、前記第1のカラーフィルター層と第2のカラーフィルター層との色濃度を変えたことを特徴とする。
また、前記穴部内のカラーフィルター層は前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とする。
【0018】
さらに、上記課題を解決する本発明のカラー液晶装置は、反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いるカラー液晶装置に於いて、背面側透明基板の前記穴部に相当する部分に穴部を設け、カラーフィルター層を該穴部内に充填すると共に液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部と前記反射層上とでカラーフィルター層の厚さを異ならせたことを特徴とするカラー液晶装置。
また、前記透明基板の穴部の深さと前記反射層上のカラーフィルター層の厚さとをほぼ同一としたことを特徴とする。
また、前記穴部の短方向の径が15μm以下としたことを特徴とする。
また、前記穴部内に第1のカラーフィルター層を形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルター層を形成することを特徴とする。
また、第1のカラーフィルター層と第2のカラーフィルター層との色濃度を変えたことを特徴とする。
また、前記穴部内のカラーフィルター層は前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明によるカラー液晶装置を図1〜10を用いて説明する。
【0020】
【実施例】
図2は本発明によるカラー液晶装置の光不透過層の構成及び製造工程を説明する図で、図2の工程aで背面側透明基板108上にアルミから成る反射層である反射膜136を蒸着法で形成している。このアルミ反射膜108の厚さは0.15μm程度としている。bの工程で反射膜136上にレジストを0.65μm程度塗布し、その後反射膜の穴部を作成するため露光・現像してcの工程でレジスト/反射膜共に穴部が剥離された基材が得られる。dの工程ではcの基材を全面露光し残ったレジストを透明にしている。このようにすると透明化されたレジストを樹脂層とし、該樹脂層と残された反射膜とで光不透過層である反射層104を構成することが出来る。
樹脂層と反射膜を合わせた厚さは0.8μm程度なのでカラーフィルター層であるカラーフィルターの厚さと同等となっている。
このようにして、部分的に穴を有する光不透過層104が基板108上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層102が配設され該カラーフィルター層102の上方に液晶層100を有するカラー液晶装置であり、前記穴106の位置における前記基板108と液晶100間の前記カラーフィルター層が前記光不透過層(図1における反射層104)の厚みの略2倍としている。
また、光不透過層(反射層104)の厚みとカラーフィルター層102の層厚みが略等しく且つ穴には穴の上方に配設される前記カラーフィルター層(第2のカラーフィルター層102)と同じ色のカラーフィルター層(第1のカラーフィルター層106)が配設している。ここで、穴の位置は図1に示された第1のカラーフィルター106と同じである。
【0021】
工程e以降は別のタイプの反射層を作る工程で、工程eで残ったレジストを除去し、工程fで工程bで用いたレジストよりもより透明度の高い感光性樹脂140を0.65μm程度全面に塗布し、工程gでは穴部以外に残っている反射膜をマスクとして背面露光し、工程hでは穴部の樹脂が除去され、透明度の高い樹脂層と、反射膜とで反射層104が構成された基材が得られている。
樹脂層と反射膜を合わせた厚さは0.8μm程度なのでカラーフィルター層であるカラーフィルターの厚さと同等となっている。
なお工程h迄で反射層を得る場合は工程bで塗布するレジストの厚さを0.65μm似合わせ込む必要はない。
【0022】
工程dで得られる反射層は工程が短いため反射層が安価に作成出来る効果がある。
一方工程hで得られる反射層は反射膜136を高精度マスクとして使用出来るためより高い透明度の樹脂が選べる。そのためより高品質の反射層が作成出来る効果がある。
また工程gにおいては背面露光法を用いているため露光用マスクが不要であり安価化に効果がある。
【0023】
このように、図2では、樹脂層と反射膜で構成される反射層104である光不透過層は、反射機能を有する反射層と樹脂部材の積層構造をなしており、特に図2では、前記光不透過層は、背面側透明記板108の基板側に反射膜136が設けられ液晶側に樹脂層が設けられた積層構造なしている。
【0024】
図3は反射層を作成する別の方法を説明する図で、工程aで背面側透明基板108上に樹脂144を0.65μm程度塗布した後、反射膜136としてアルミを0.15μm程度蒸着し、さらにレジスト142を塗布している。工程bにおいて穴部を露光して該穴部のレジストを除去し、工程cにおいて開口された穴部のアルミ136と樹脂144を一括してエッチングし、工程dで残ったレジストを除去し、最初に塗布した樹脂と次に蒸着したアルミとで構成される反射層104が得られる。
【0025】
このように、図3では、樹脂層と反射膜で構成される反射層104である光不透過層は、反射機能を有する反射層と樹脂部材の積層構造をなしており、特に図3では、前記光不透過層は、背面側透明記板108の基板側に樹脂層が設けられ液晶側に反射膜136が設けられた積層構造なしている。
【0026】
この方法は前述した方法より高価になるが、樹脂層の透明度が関係しないので最も高品質の反射層が得られる。
【0027】
図4は本発明によるカラー液晶装置のカラーフィルター層の説明をする図である。
図4において、工程aで、図2,3で説明した反射層104が形成されている背面側基板108上に第1のカラーフィルター106を塗布する。この層はスピンナーで塗布されるが、製造条件を調整して出来る限り前記穴部のカラーフィルター層の表面が反射層104の表面と同一の高さになるよう塗布する。次に工程b−1においてはマスク130を用いて前面から露光する。工程b−2は工程b−1の別法でマスク132を用いて背面から露光する。
【0028】
前面から露光する場合は当該色の穴部の位置に合わせた精密なマスクが必要であるが、背面から露光する場合は、反射膜104をマスクとして使用出来るので隣り合う他の色部をマスクするだけでよい。したがって透明基板108での悪影響を考えてもより精密度の低い安価なマスクが使用可能という効果がある。
さらに、前記マスクと前記透明基板との位置合わせにおいて、従来より位置合わせ精度を悪くしても、所定のカラーフィルターを製造できるため、製造コストを削減できる効果を有する。
【0029】
工程cで当該色の穴部以外の部分のカラーフィルターを除去し、工程dで第2のカラーフィルター102を0.8μm程度の厚さに全面塗布する。工程eで当該色以外の部分のカラーフィルターを除去する。工程fでは上記工程を各色、赤(R)・緑(G)・青(B)、毎に繰り返し3原色のカラーフィルター層が得られる。工程gでカラーフィルター層上に保護膜120を塗布する。穴部のヘリでは第1のカラーフィルター層が若干盛り上がるが保護膜120を塗布した段階でほぼ平坦化することが出来る。
【0030】
以上のようにして穴部でのカラーフィルター層の厚さが反射層上のほぼ2倍となるカラーフィルターが得られた。
【0031】
図4のカラーフィルター製造工程では第1と第2のカラーフィルターを別々に形成しているためそれぞれのフィルターの特性を変えることによって彩度を調整することも可能である。1例として穴部の深さが反射層上カラーフィルター層厚の半分の場合は穴部の第1のカラーフィルターの色濃度を第二のカラーフィルターの2倍にすれば同様の効果が得られる。すなわち穴部の深さと反射層上のカラーフィルターの厚さの比に応じて第1のカラーフィルターと第2のカラーフィルターの色濃度の比を変えれば彩度調整が可能である。
【0032】
図1は本発明によるカラー液晶装置の図で、背面側透明基板108上に図2,3で説明した反射層104と図4で説明した第1のカラーフィルター106と第2のカラーフィルター102が形成されている。その他の同等の部分に関しては図12と同一の番号を付してある。
【0033】
このように構成されていることにより、外光124は液晶層100,第2のカラーフィルター102等を透過した後反射層104で反射され、再度第2のカラーフィルター102、液晶層100等を透過して視認される。バックライト122からの光は第1のカラーフィルター106、第2のカラーフィルター102、液晶層100等を透過して視認される。
【0034】
第2のカラーフィルター102と第1のカラーフィルター106とはほぼ同じ厚さを有しているため外光124とバックライト光126共にカラーフィルター内をほぼ等距離透過することとなり同様の彩度とすることが出来ている。
【0035】
また第2のカラーフィルター102と第1のカラーフィルター106との厚さが異なる場合も厚さの比に応じてそれぞれのカラーフィルターの色濃度を変えているためやはり同等の彩度を得ることが出来る。
【0036】
また穴部を設けたのにもかかわらず、保護膜120表面ではほぼ平坦化されているため、液晶層100のギャップは一定に保たれ、穴部を設けた事によって表示品質を劣化させることもない。
【0037】
図5は本発明の他の方式を説明する図で、背面側基板108上には図2,3で説明した反射層104が形成されているが、穴部の短方向寸法Lが15ミクロン以下と小さく設定されている。カラーフィルター146は2層に分けず、スピンナーで一度に形成している。穴部の短方向寸法Lを15ミクロン以下としカラーフィルターの製造条件を調整した結果では、保護膜120を塗布した段階で穴部の凹みを0.05μm程度に抑えることが出来た。ここでも穴部の総カラーフィルター厚は反射層上に比べほぼ2倍となっている。
【0038】
図6は図5の方式によるカラー液晶装置で、同等の部分に関しては図5,1と同一の番号が付してある。
【0039】
図6のように構成されてることにより、外光124は液晶層100,反射層104上であり薄い部分のカラーフィルター146等を透過した後反射層104で反射され、再度薄い部分のカラーフィルター146、液晶層100等を透過して視認される。バックライト122からの光は第1のカラーフィルター106、穴部の厚い部分のカラーフィルター146、液晶層100等を透過して視認される。
【0040】
このように、反射層104の穴部の厚い部分のカラーフィルターは反射層上の薄い部分のカラーフィルターのほぼ2倍の厚さを有しているため外光124とバックライト光126共にカラーフィルター内をほぼ等距離透過することとなり同様の彩度とすることが出来ている。
【0041】
また穴部を設けたのにもかかわらず、保護膜120表面ではほぼ平坦化されているため、液晶層100のギャップは一定に保たれ、穴部を設けた事によって表示品質を劣化させることもない。
【0042】
図6の液晶表示装置は図1に比べると表示品質は若干劣るものの、非常に安価に製造出来るという効果がある。
【0043】
図7,8は反射層104の穴部148の配置及び形状を説明する図で、118が共通電極、116が信号電極、共通電極118と信号電極116の交点が画素、斜線を施した部分148が反射層104の穴部である。図11の様に画素毎に大きな1つの穴部を設けると黒い帯が見えてしまったり、特定の表示パターンで表示が異常になってしまうという欠点があった。図7のように画素毎に小さな、好ましくは長方形の小さな穴を複数個配置したり、図8のように楕円状の穴を不規則に配置したりすると従来欠点を除去することが出来る。
【0044】
図9は本発明のさらに他の方法を説明する図である。図9の工程aでは背面側透明基板108に0.65μm程度の深さの穴部150が設けられている。背面側透明基板108がガラスの場合この穴部150はフッ酸系のエッチング液を用いれば空けることが出来る。工程bでは背面側透明基板108上に反射膜136を厚さ0.15μm程度全面に蒸着し、工程cで穴部150の反射膜を除去し、工程dで第1のカラーフィルターを穴部の表面が反射膜136の表面とほぼ同じ高さになるよう調節して塗布し、以下は図4の工程と同様にして、工程e−1においてはマスク130を用いて前面から露光する。工程e−2は工程e−1の別法でマスク132を用いて背面から露光する。
【0045】
前面から露光する場合は当該色の穴部の位置に合わせた精密なマスクが必要であるが、背面から露光する場合は、反射膜136をマスクとして使用出来るので隣り合う他の色部をマスクするだけでよい。したがって透明基板108での悪影響を考えてもより精密度の低い安価なマスクが使用可能という効果がある。
さらに、前記マスクと前記透明基板との位置合わせにおいて、従来より位置合わせ精度を悪くしても、所定のカラーフィルターを製造できるため、製造コストを削減できる効果を有する。
【0046】
工程fで当該色の穴部以外の部分のカラーフィルターを除去し、工程gで第2のカラーフィルター102を0.8μm程度の厚さに全面塗布する。工程hでは上記工程を各色、赤(R)・緑(G)・青(B)、毎に繰り返し3原色のカラーフィルター層を得た後カラーフィルター層上に保護膜120を塗布する。穴部のヘリでは第1のカラーフィルター層が若干盛り上がるが保護膜120を塗布した段階でほぼ平坦化することが出来る。
【0047】
以上のようにして穴部でのカラーフィルター層の厚さが反射層上のほぼ2倍となるカラーフィルターが得られた。
【0048】
図9の方式も図3の方式と同様、反射膜上に樹脂層がないので高品位の表示品質が得られる。その他の効果は図4の場合と同様で、カラーフィルター製造工程では第1と第2のカラーフィルターを別々に形成しているためそれぞれのカラーフィルターの特性を変えることによって彩度を調整することも可能である。1例として穴部の深さが反射層上カラーフィルター層厚の半分の場合は穴部の第1のカラーフィルターの色濃度を第二のカラーフィルターの2倍にすれば同様の効果が得られる。すなわち穴部の深さと反射層上のカラーフィルターの厚さの比に応じて第1のカラーフィルターと第2のカラーフィルターの色濃度の比を変えれば彩度調整が可能である。
【0049】
図10は図9の方式に図5の方式を用いた例で、工程aで背面側基板108上には図9と同様0.65μm程度の深さの穴部152が設けられているが図5と同様に穴部の短方向寸法Lが15ミクロン以下と小さく設定されている。図9と同様工程cで穴部の反射膜を除去した後、工程dでは図5と同様にカラーフィルター146を2層に分けず、スピンナーで一度に形成している。
工程eにおいては図5と同様保護膜120を塗布した段階で穴部の凹みを0.05μm程度に抑えることが出来た。ここでも穴部のカラーフィルター厚は反射膜上に比べほぼ2倍となっている。
【0050】
図10の方式を用いた液晶表示装置は図5の方式を用いた液晶表示装置に比べると若干高価になるものの、表示品質は良好になるという効果がある。
【0051】
なお本明細書においてはSTNタイプの液晶表示装置を例にとって説明してきたが、本発明がTFTタイプの液晶表示装置に於いても有効であることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、反射型で用いたときも透過型で用いたときも彩度の良い表示が安価に実現出来た。また液晶層のギャップムラによる表示品質劣化防止も得られる効果を有する。
さらに、マスクと透明基板との位置合わせにおいて、従来より位置合わせ精度を悪くしても、所定のカラーフィルターを製造できるため、製造コストを削減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー液晶装置の断面図である。
【図2】本発明で用いる反射層の構成及び製法を説明する図である。
【図3】本発明で用いる他の反射層の構成及び製法を説明する図である。
【図4】本発明で用いるカラーフィルター層の構成及び製法を説明する図である。
【図5】本発明による他のカラー液晶装置の説明図である。
【図6】本発明による他のカラー液晶装置の断面図である。
【図7】本発明で用いる穴部の好ましい配置を示す図である。
【図8】本発明で用いる穴部の他の好ましい配置を示す図である。
【図9】本発明によるさらに他のカラー液晶装置を説明する図である。
【図10】本発明によるさらに他のカラー液晶装置を説明する図である。
【図11】従来のカラー液晶装置を説明する平面部分図である。
【図12】従来のカラー液晶装置を説明する断面図である。
【図13】従来のカラー液晶装置の改良法として考え得る方式の断面図である。
【符号の説明】
100 液晶層
102 第2のカラーフィルター
104 反射層
106 第1のカラーフィルター
108 背面側透明基板
136 反射膜
138 レジスト
Claims (21)
- 部分的に光を透過する穴を有する光不透過層が基板上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層が配設されたカラー液晶装置に於いて、
前記光不透過層の厚みと前記カラーフィルター層の層厚みが略等しく且つ前記穴には穴の上方に配設される前記カラーフィルター層の色と同じ色のカラーフィルター層が配設されていることを特徴とするカラー液晶装置。 - 前記光不透過層が反射機能を有する樹脂部材よりなることを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶装置。
- 前記光不透過層は、反射機能を有する反射層と樹脂部材の積層構造をなすことを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶装置。
- 前記光不透過層は、前記基板側に反射層が設けられ前記液晶層側に前記樹脂部材が設けられた積層構造なすことを特徴とする請求項3に記載のカラー液晶装置。
- 前記光不透過層は、前記基板側に前記樹脂部材が設けられ前記液晶層側に反射層が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のカラー液晶装置。
- 部分的に光を透過する穴を有する光不透過層が基板上に設けられ該光不透過層の上方にカラーフィルター層が配設され該カラーフィルター層の上方に液晶層を有するカラー液晶装置に於いて、
前記基板と前記液晶層間であり前記穴及び該穴の上部に配設された前記カラーフィルター層の総厚が前記光不透過層の厚みの略2倍であることを特徴とするカラー液晶装置。 - 反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いるカラー液晶装置に於いて、
背面側透明基板の液晶層側に、反射層と該反射層と同一位置に穴部を有する樹脂層とから成る反射層を設け、該反射層上にカラーフィルター層を形成し、該カラーフィルター層を前記穴部内に充填し液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部の位置における前記カラーフィルター層と前記反射層の位置における前記カラーフィルター層とでカラーフィルター層の厚さを異ならせたことを特徴とするカラー液晶装置。 - 請求項7において、前記反射層の厚さと該反射層上のカラーフィルター層の厚さとをほぼ同一としたことを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項7において、前記樹脂層は、前記反射層に穴部を形成するときに用いるレジストであることを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項9において、前記レジストを前記穴部形成後光照射によって透明化していることを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項7において、前記樹脂層は、前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項7において、前記穴部の短方向の径を15μm以下としたことを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項7において、前記穴部内に第1のカラーフィルター層を形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルター層を形成することを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項13において、前記第1のカラーフィルター層と第2のカラーフィルター層との色濃度を変えたことを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項13において、前記穴部内のカラーフィルター層は前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とするカラー液晶装置。
- 反射層の一部を穴をあけて除去し、反射層のある部分は反射型、反射層のない部分は透過型として用いるカラー液晶装置に於いて、
背面側透明基板の前記穴部に相当する部分に穴部を設け、カラーフィルター層を該穴部内に充填すると共に液晶層側表面をほぼ平らに形成したことにより、前記穴部と前記反射層上とでカラーフィルター層の厚さを異ならせたことを特徴とするカラー液晶装置。 - 請求項16において、前記透明基板の穴部の深さと前記反射層上のカラーフィルター層の厚さとをほぼ同一としたことを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項16において、前記穴部の短方向の径が15μm以下としたことを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項16において、前記穴部内に第1のカラーフィルター層を形成して穴部を平坦化した後第2のカラーフィルター層を形成することを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項19において、第1のカラーフィルター層と第2のカラーフィルター層との色濃度を変えたことを特徴とするカラー液晶装置。
- 請求項19において、前記穴部内のカラーフィルター層は前記反射層をマスクとして背面露光法を用いて形成することを特徴とするカラー液晶装置。
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2002
- 2002-07-12 JP JP2002203437A patent/JP2004045782A/ja active Pending
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