JP2004044941A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004044941A JP2004044941A JP2002204341A JP2002204341A JP2004044941A JP 2004044941 A JP2004044941 A JP 2004044941A JP 2002204341 A JP2002204341 A JP 2002204341A JP 2002204341 A JP2002204341 A JP 2002204341A JP 2004044941 A JP2004044941 A JP 2004044941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- main body
- heating chamber
- louver
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Induction Heating Cooking Devices (AREA)
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
Abstract
【課題】加熱調理器の利便性を向上させる。
【解決手段】加熱室22内には、ヒータ31,35が備えられている。ヒータ31は、可動板230に取付けられ、可動板230は、ピン240を介して加熱室22に取付けられる。可動板230は、ロック部230Aを加熱室22の後面22Wに適宜嵌め込まれることにより、ロックされるが、その状態から、ロック部230Aを若干下方に下げられると、ピン240を軸として両矢印R方向に回動できる状態となる。可動板230がピン240を軸として回動すると、可動板230に固定されているヒータ31も移動し、取付具32によるヒータ31の支持は、解除される。なお、再度、ロック部310Aを嵌め込み部220Aに嵌め込まれることにより、ヒータ31は、取付具32に支持される状態に戻ることができる。
【選択図】 図8
【解決手段】加熱室22内には、ヒータ31,35が備えられている。ヒータ31は、可動板230に取付けられ、可動板230は、ピン240を介して加熱室22に取付けられる。可動板230は、ロック部230Aを加熱室22の後面22Wに適宜嵌め込まれることにより、ロックされるが、その状態から、ロック部230Aを若干下方に下げられると、ピン240を軸として両矢印R方向に回動できる状態となる。可動板230がピン240を軸として回動すると、可動板230に固定されているヒータ31も移動し、取付具32によるヒータ31の支持は、解除される。なお、再度、ロック部310Aを嵌め込み部220Aに嵌め込まれることにより、ヒータ31は、取付具32に支持される状態に戻ることができる。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理装置に関し、特に、ヒータにより食品を加熱する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の加熱調理器としては、特許第2870045号として開示されているものがある。当該加熱調理器の斜視図を図20に示す。また、図21に、図20の加熱調理器の下本体521の一部を破断した斜視図を示す。
【0003】
上記した従来の加熱調理器は、厨房家具に取付けられている。また、当該従来の加熱調理器は、上本体501と下本体521とを備え、上本体501は、厨房家具の天面500に支持されている。
【0004】
上本体501には、吸排気を行うための吸排気口507が設けられている。下本体521の内部には、奥行きが長手方向になっているロースタ等からなる加熱室522が備えられている。また、下本体521の前面には、操作パネル524、および、加熱室522を開閉できる扉523が取付けられている。加熱室522内部には、ヒータが設けられ、下本体521の内部には、当該ヒータ等の種々の要素を制御するめの制御回路530が備えられている。さらに、下本体521内部には、加熱室排気口525、冷却ファン526、モータ527、吸気ダクト528が備えられ、吸気ダクト528の内部が吸気口529とされている。制御回路530においては、特に冷却を必要とするトランジスタ等にはヒートシンク531が設けられている。また、加熱室522の後部が、下本体521自体の排気口532とされている。
【0005】
この加熱調理器では、制御回路530を冷却するための下本体521における吸排気は、冷却ファン526が回転され、吸排気口507から吸気口529を介して矢印eのように吸気され、矢印fのように制御回路530が冷却され、そして、矢印g,矢印hのように吸排気口507から排気されることにより、なされていた。
【0006】
このような加熱調理器では、吸気口を、吸排気口507とは別に、操作パネル524が備えられている位置等、下本体521の前面に備えてもよいとされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような加熱調理器には、従来から、加熱室内の清掃がしにくく利便性が悪いという問題があった。具体的には、加熱室内にはヒータが取付けられているため、部分的に、清掃が困難な場所があった。なお、このような問題を解決するためには、ヒータが取外し可能な構造とする必要があり、そのためには、コネクタ等の、ヒータと配線とを電気的に取外し可能に接続する部材が必要となるため、コストが大きく上昇するという新たな問題が生じる。
【0008】
また、上記したような従来の加熱調理器では、下本体521の前面に吸気口を設けた場合、ユーザが調理中に当該加熱調理器の前面に立つことにより吸気口が塞がれることが考えられた。なお、吸気口を塞がれないように、当該吸気口近傍に凸部を設けて吸気口の前方にユーザとの距離を確保しようとする場合、加熱調理器を加熱調理に使用していないときに当該凸部にユーザ等がひっかかり、利便性が悪いという問題が生じる。
【0009】
また、上記したような従来の加熱調理器では、下本体521の後部に設けられた吸排気口507から下本体521の内部に導かれた空気は、最終的に、矢印fで示されたように前方に導かれた後、180度方向を転換されて(矢印g)、矢印hで示すように後方に導かれて、吸排気口507から排出される。つまり、下本体521内部では、空気は、ある方向について一方側に導かれた後、当該一方側とは正反対の他方側に導かれていることになる。そして、このように、下本体521内で空気の流れる方向が180度変更されると、空気の抵抗が大きいことから、制御回路530が充分に冷却されず、誤作動等、種々の不都合が生じて利便性が低下するおそれがあった。
【0010】
また、従来の加熱調理器を、厨房家具に取付けようとする場合、厨房家具と加熱調理器の重なった部分の一方側からボルトに対して作業を行ない、他方側からナットを固定し、というように、厨房家具と加熱調理器の両側において作業を行なう必要があった。このため、取付けの際の利便性が低い、という問題が生じていた。
【0011】
さらに、従来から、加熱調理器では、加熱調理において生じた煙がユーザに向けて送られないようにされることにより利便性が向上されることを切望されていた。
【0012】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、利便性の高い加熱調理器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面に従った加熱調理器は、食品を収容する加熱室と、外部の電源から電力を供給される制御回路と、前記加熱室内に設置され、前記制御回路を介して外部の電源から電力を供給されることにより発熱するヒータとを含む加熱調理器であって、前記ヒータを、当該ヒータが前記制御回路と接続されたままの状態で、前記加熱室に対して移動可能に取付ける取付部材をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
本発明のある局面に従うと、加熱室内を清掃する際、ヒータと制御回路の接続を切断することなく、加熱室内でヒータを移動させることができる。
【0015】
これにより、ユーザは、加熱調理器に、ヒータと制御回路とを電気的に取外し可能に接続する部材が備えられなくとも、容易に加熱室内全体を清掃できる。つまり、加熱室内の清掃という観点で加熱調理器の利便性を向上できる。
【0016】
また、本発明に従った加熱調理器では、前記取付部材は、前記加熱室に取付けられた軸と、前記ヒータを固定され当該軸を中心に回転移動が可能な回転部材とから構成されることが好ましい。
【0017】
本発明の他の局面に従った加熱調理器は、食品を加熱するための加熱部と、外部から電力を供給され前記加熱部への電力の供給を制御するための制御部と、前記制御部を覆う本体と、前記本体の内部に空気を導入するための吸気口とを含む加熱調理器であって、前記吸気口を覆うルーバをさらに含み、前記ルーバは、前記本体の内部に収納される第1の状態と前記本体外部に位置する第2の状態とを取ることのできる変位部を備えることを特徴とする。
【0018】
本発明の他の局面に従うと、ルーバを加熱調理器の本体の外に位置させることにより、加熱調理器の使用時等、吸気の必要のあるときに、ユーザが吸気口を塞ぐのを防止し、かつ、ルーバは加熱調理器の本体の内部に収納可能であるため、吸気が不要の際には、ルーバを本体内部に収納することにより、ユーザがルーバにひっかかることを防止できる。
【0019】
これにより、加熱調理器に、必要なときには吸気口を介して確実に空気の導入させるための部材を、ユーザに対して過度に邪魔にならないように設けることにより、その利便性を向上できる。
【0020】
また、本発明に従った加熱調理器は、前記本体内に空気を導入するためのファンと、前記ルーバの変位部を、前記ファンの駆動が停止されている場合に前記第1の状態とし、前記ファンが駆動されている場合に前記第2の状態とする、ルーバ移動手段をさらに含むことが好ましい。
【0021】
また、本発明に従った加熱調理器は、食品を収容する加熱室と、前記加熱室を開閉するためのドアとをさらに含み、前記吸気口は、前記ドアに隣接し、前記ルーバの変位部は、前記第2の状態にされた際に、前記ドアと前記吸気口とを仕切る壁面を構成することが好ましい。
【0022】
また、本発明に従った加熱調理器は、前記加熱部の動作内容を入力するための操作部をさらに含み、前記操作部は、前記ルーバ上に設けられていることが好ましい。
【0023】
本発明のさらに他の局面に従った加熱調理器は、食品を加熱するための加熱部と、外部から電力を供給され前記加熱部への電力の供給を制御するための制御部と、前記制御部を覆う本体と、前記本体の内部に空気を導入するためおよび排出するための開口とを含む加熱調理器であって、前記開口は、前記本体において、所定の方向の一方側に設けられ、前記本体の内側の前記所定の方向についての前記一方側の面と他方側の面との間に設けられ、前記開口から前記本体の内部へ前記所定の方向に交わる方向に空気を導く風路を構成する風路部材をさらに含むことを特徴とする。
【0024】
本発明のさらに他の局面に従うと、加熱調理器の本体内では、開口を介して所定の方向の一方側から導入された空気が、本体の所定の方向の他方側の壁面に当たる前に、風路部材により、その方向を緩やかに変更される。
【0025】
これにより、加熱調理器の本体内で、従来よりも開口を介して導入された空気の抵抗を抑えて、空気を循環しやすくさせることができる。したがって、本発明により、制御部が従来よりも冷却されやすくなり、冷却不足による加熱調理器の誤作動を抑え、加熱調理器の利便性を向上できる。
【0026】
また、本発明に従った加熱調理器では、前記制御部は、電子部品と、当該電子部品を実装する基板とを備え、前記風路部材は、前記基板から構成されることが好ましい。
【0027】
本発明の別の局面に従った加熱調理器は、食品を加熱するための加熱部と、前記加熱部に加熱される食品を収容する加熱室と、前記加熱室を覆う本体と、前記本体の外部に空気を排出するための排気口と、前記加熱室と前記排気口とを接続するダクトとを含む加熱調理器であって、前記加熱室の天面は、前記ダクトに接続される部分が最も高くなるように傾斜を有することを特徴とする。
【0028】
本発明の別の局面に従うと、加熱室内で加熱調理により生じた煙等が、速やかに、ダクトに送られる。
【0029】
したがって、加熱室内で生じた煙が、調理を行なうユーザに向けて送られユーザが不快に思う事態を回避できるため、加熱調理器の利便性を向上できる。
【0030】
また、本発明の加熱調理器は、前記加熱室を開閉するドアをさらに含み、前記加熱室は、所定の方向の一方側に前記ドアによって開閉される開口を有し、前記所定の方向の他方側で前記ダクトと接続され、前記加熱室の底面は、前記所定の方向の一方側から他方側に向けて高くなるように傾斜を有することが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の加熱調理器の第1の実施の形態である据え置き型グリル付電磁調理器の斜視図である。当該電磁調理器は、厨房家具100に嵌め込まれている。そして、電磁調理器は、外装となる本体20、本体20の上面に設けられた耐熱性セラミック製のトッププレート12、操作パネル40、および、開口13〜15を備えている。トッププレート12は、上面に、誘導加熱部12A〜12Cを表示され、外周には、枠体11が嵌めこまれている。図2(A)は、図1の電磁調理器の本体20の内部を示す図である。
【0032】
図2(A)をさらに参照して、本体20の内部には、魚や肉などの食品を収容して加熱する加熱室(ロースタ部)22が備えられている。加熱室22には、ダクト23が接続されている。加熱室22は、ドア21によって開閉される。また、本体20内部には、電磁調理器を制御するための種々の電子部品を実装する制御基板24、および、本体20内で空気を循環させるファン25が備えられている。ファン25には、ダクト26が接続されている。
【0033】
開口13〜15は、本体20の上面であってトッププレート12の後部に位置する。ダクト23は、開口15に接続され、ダクト26は、開口13に接続される。開口13〜15の上面には、カバー16が嵌め込まれている。また、本体20の前面には、飾り金具42が嵌め込まれている。
【0034】
図2(A)では、矢印で、開口13およびダクト26を介して本体20内に導入され、ファン25により本体20内を循環される空気の流れが示されている。ダクト26を介して本体20内に導入された空気は、ファン25によって送られ、制御基板24によって加熱室22側に導かれ、開口14,15を介して本体20外に排出される。
【0035】
図2(B)には、本体20内においてダクト26を介して導入された空気を制御基板24が導く方向が模式的に示されている。図2(B)では、本体20内でダクト26を介して導入された空気の方向が、実線の矢印P1,P3として示されている。矢印P1で示された空気の方向は、制御基板24によって、破線の矢印P2に示される方向に変換される。なお、図2(B)には、参考として、矢印P3に示された方向に流れる空気が、本体20の前面の内壁によって方向変換された際の方向を破線の矢印P4で示している。矢印P1と矢印P2は、互いに交わる方向であるが、矢印P3と矢印P4とは、平行で向きが異なる。
【0036】
本実施の形態の加熱調理器では、本体20内で、制御基板24が、矢印P1から矢印P2に、空気の方向を変換するよう備えられているため、矢印P3から矢印P4に方向を変換されるより、変換前後の空気の抵抗を抑えることができる。これにより、本体20内で、速やかに空気を循環させることができ、制御基板24上の電子部品を効率良く冷却できる。
【0037】
図3は、図1の電磁調理器の加熱室22の下面図である。また、図4は、図3の加熱室22のIV−IV線に沿う矢視断面図である。なお、図3では、上側が、(図3中にも文字で記入しているように、)ドア21側とされている。加熱室22は、金属の筐体であり、その内部に、食品を収容できるよう、構成されている。
【0038】
加熱室22の内部には、ヒータ31,35が、加熱室22内に適宜設置された取付具32,36により取付けられている。なお、ヒータ35は、ヒータ31の上方に取付けられている。加熱室22内では、食品は、ヒータ31,35の上下方向の間に収容され、加熱される。
【0039】
ヒータ31,35は、その後端に、それぞれ端子31A,35Aを備えている。端子31A,35Aは、図示しない配線により、制御基板24上の制御回路と適宜接続されている。ヒータ31の後部は、可動板230を介して、加熱室22に取付けられている。ヒータ31は、ねじ310により可動板230に取付けられている。
【0040】
図5は、加熱室22に取付けられた状態での、可動板230の平面図である。また、図6は、加熱室22の、可動板230が取付けられている付近の、可動板230が外された状態での、後面図である。
【0041】
図5および図6を参照して、加熱室22の後面には、開口220が形成され、また、支持部材221,222が取付けられている。可動板230の下部には、折り返し部230Dが形成されている。可動板230は、別途準備されるピン240が、支持部材221,222および折り返し部230Dの内部を通されることにより、加熱室22の後面に取付けられる。図7(A)は、ピン240の平面図であり、図7(B)は、可動板230の平面図である。
【0042】
図7(A)および図7(B)をさらに参照して、可動板230は、端子31Aを通される孔230Bと、ねじ310を嵌め込まれる孔230Cを形成されている。また、可動板230には、座押しにより、加熱室22側に向けて凸形状を有するロック部230Aが形成されている。
【0043】
加熱室22の開口220の上部は、嵌め込み部220Aとして、小さく飛び出た開口部となっている。
【0044】
可動板230は、ロック部230Aを嵌め込み部220Aに嵌めこむことにより、ロックされ、図4に示すように、加熱室22の後面22W上に、当該後面22Wに平行に、位置している。
【0045】
ロック部230Aが若干下方に下げられることにより、ロック部230Aは、嵌め込み部220Aから外れる。これにより、可動板230は、ピン240を軸として、図8に示す両矢印R方向に回動できる状態となる。図8は、可動板230が、図4に示す状態から、ピン240を軸として回動した際の状態を示す図である。図9は、図8の可動板230付近の拡大図である。
【0046】
図8および図9を参照して、可動板230がピン240を軸として回動すると、可動板230に固定されているヒータ31も、移動する。なお、取付具32によるヒータ31の支持は、解除される。
【0047】
そして、再度、ロック部310Aを嵌め込み部220Aに嵌め込まれることにより、可動板230およびヒータ31は、図4の状態に戻ることができる。
【0048】
つまり、本実施の形態では、可動板230を回動させることにより、ヒータ31を、加熱室22内で、制御回路との接続を維持させたまま、移動させることができる。これにより、ユーザは、加熱室22の内側の底面を、容易に、清掃できる。
【0049】
図10は、本実施の形態の電磁調理器の右側面図である。
本実施の形態の電磁調理器は、図1等では省略したが、その前面(ドア21を備えた面)に、厨房家具に当該電磁調理器を固定するための部材(固定用金具52およびビス51を含む)を備えている。図11に、電磁調理器において、そのような部材備えられた部分の内部構造を模式的に示す。
【0050】
電磁調理器では、保持部材50が、適宜、本体20内で固定されている。保持部材50の上部には、ピン50Aが備えられ、ピン50Aの下端は、保持部材50内に収納されている。保持部材50の下部には、ビス51がねじ込まれている。そして、保持部材50の内部では、ビス51とピン50Aとにより、固定用金具52が固定されている。固定用金具52は、板体であり、第1の部分52Aと、第1の部分52Aより前方に位置し第1の部分52Aに対してほぼ90°の角度を有する第2の部分52Bと、第1の部分52より後方に位置し、第1の部分52Aに対して60°程度の角度を有する第3の部分52Cとからなる。図12は、図11の固定用金具52の近傍を、矢印T方向から見た図である。
【0051】
第1の部分52A〜第3の部分52Cには、スリット52Xが形成されている。そして、固定用金具52は、スリット52Xにビス51を嵌めこまれ、上方からはピン50Aによって押さえられることにより、保持部材50の内部で、固定されている。
【0052】
工具200によるビス51を、そのねじ込みを解除する方向に回転されると、固定用金具52は、保持部材50の内部でビス51をスリット52Xに通したままの状態で、移動可能となる。図11では、固定用金具52の一部分(第1の部分52Aおよび第3の部分52C)は、本体20内に収納されているが、本体20内にビス51のねじ込みを解除され、矢印Q方向に引出されると、第3の部分52Cが保持部材52に対応するよう、移動される。この状態から、ビス51がねじ込まれると、ピン50Aとビス51とにより、図13の矢印Xで示すように、徐々に、固定用金具52は、起立した状態となる。つまり、第2の部分52Bおよぎ第1の部分52Aは、図13の破線で示した状態から、実線で示した状態となる。
【0053】
ビス51が保持部材50に対して完全にねじ止めされた状態では、図13の実線で示した状態となり、第2の部分52Bが、厨房家具100の下面に押しつけられる。これにより、電磁調理器は、厨房家具100に対して固定される。なお、本実施の形態では、保持部材50、ビス51、および、固定用金具52が備えられることにより、下方からのみ操作を行なうことにより、電磁調理器を厨房家具100に対して固定できる。また、電磁調理器が厨房家具100に対して固定されていない場合には、固定用金具52の第1の部分52Aおよび第3の部分52Cが、本体20内に収納可能であるため、搬送する際等に、電磁調理器をよりコンパクトなものとすることができる。
【0054】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態として、第1の実施の形態で説明した電磁調理器の、本体20の内部に変更を加えたものを説明する。図14は、本発明の第2の実施の形態である電磁調理器の正面図である。
【0055】
本実施の形態では、本体20の前面であって、ドア21に隣接するように、ルーバ60が備えられている。図14のXV−XV線に沿う矢視断面図を、図15に示す。
【0056】
ルーバ60は、本体20の前面を覆う第1の部分60Aと、本体20内に収納されている第2の部分60Bとを含む。第2の部分60Bの近傍には、第2の部分60Bからドア3方向に、順に、ギア62、支持板70、モータ64が設置されている。また、ギア62の前方にはギア61が設置され、モータ64の上方にはスイッチ63が設置されている。支持板70は、本体20に固定されており、ギア62およびモータ64を支持している。
【0057】
本実施の形態では、本体20の前面に、ルーバ60の第1の部分に覆われるように、開口(後述する図17の開口71)が形成され、ファン25は、当該開口から本体20内に空気を導入できるよう、本体20内の比較的前方に備えられている。
【0058】
ルーバ60は、ギア61に連動して回転移動をする。ギア61は、その歯61Aが、ギア62の歯62Aと噛み合わせられている。また、ギア62は、モータ64により回転する。つまり、モータ64が駆動することにより、ギア62が回転し、その回転力が、歯62A,歯61Aを介して、ルーバ60に伝えられる。ギア61とルーバ60とは、軸60Xで接続されている。そしてギア61が回転すると、ルーバ60は、軸60Xを中心として、回転する。
【0059】
図示せぬ制御回路により、ファン25が回転したことに連動して、モータ64が駆動される。これにより、図15に示す状態から、図16に示す状態へと、ルーバ60が回転する。
【0060】
図15を参照して、ギア62は、凹部62Hを形成されている。図16に示す状態では、ギア62が回転することにより、凹部62Hがスイッチ63と対向し、スイッチ63のボタンが凹部62H内に収容されている。これにより、スイッチ63のオン/オフが切換えられ、モータ64の駆動が停止される。つまり、ギア62が凹部62Hを形成されていることにより、ルーバ60が、図15に示す状態から図16に示す状態にまで回転移動された後、当該回転移動は、図16に示す状態で停止される。図16に示した電磁調理器の、正面図を図17に、ギア61,62近傍を一部破断させた状態での正面図を図18に示す。図16および図17に示す状態では、ルーバ60の第2の部分60Bが、本体20の外に出されている。
【0061】
なお、本実施の形態の電磁調理器では、ファン25の回転が停止されると、それに応答して、モータ64が前回とは反対方向に駆動され、これにより、ルーバ60は、図16〜図18に示した状態から、図14および図15に示した状態へと戻される。
【0062】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態として、第1の実施の形態で説明した電磁調理器の、本体20の内部に変更を加えたものを説明する。図19は、本発明の第3の実施の形態である電磁調理器の、加熱室22を含む部分の断面図である。
【0063】
加熱室22は、その後端(ドア21によって開閉される側とは反対側の端部)で、ダクト23に接続されている。また、加熱室22内には、食品を載置するためのトレイ90が設置されている。なお、図19では、ヒータ31,35は、図示を省略している。
【0064】
本実施の形態では、加熱室22の天面22Aが、ダクト23に向けて、高くなるように傾斜を付けられている。つまり、天面22Aは、ドア21側からダクト23に向けて、徐々に高くなっている。これにより、加熱調理の際に加熱室22内で発生した煙が、図19において複数の矢印で示すように、ドア21側からダクト23側へ、上方に向かって、速やかに、流れる。
【0065】
また、加熱室22の底面22Bは、ドア21側に向けて低くなるように、傾斜を付けられている。なお、底面22Bは、トレイ90が底面22Bの傾斜により前方に滑り落ちないないように、突起22Pを形成されている。そして、加熱室22の底面22Bが、ドア21側が最も低くなるように傾斜を有していることにより、加熱室22内で食品から生じた水や油等の汁が、自重で、ドア21付近まで流れ易くなる。これにより、加熱室22内の清掃が、より容易になる。
【0066】
今回開示された各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態は、可能な限り、単独で実施しても良いし、組み合わせて実施しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の第1の実施の形態である据え置き型グリル付電磁調理器の斜視図である。
【図2】図1の電磁調理器の本体の内部を示す図である。
【図3】図1の電磁調理器の加熱室の下面図である。
【図4】図3の加熱室のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】図3の加熱室に取付けられた状態での、可動板の平面図である。
【図6】図3の加熱室の、可動板が取付けられる付近の、可動板が外された状態での、後面図である。
【図7】(A)は、図5のピンの平面図であり、(B)は、図5の可動板の平面図である。
【図8】図1の電磁調理器に備えられた可動板が、図4に示す状態から、ピンを軸として回動した際の状態を示す図である。
【図9】図8の可動板付近の拡大図である。
【図10】図1の電磁調理器の右側面図である。
【図11】図1の電磁調理器において、厨房家具に当該電磁調理器を固定するための部材備えられた部分の内部構造を模式的に示す図である。
【図12】図11の固定用金具の近傍を、矢印T方向から見た図である。
【図13】図11に示す状態から図11では、固定用金具52が、矢印Q方向に引出され、ビス51がねじ込まれるた状態を示す図である。
【図14】本発明の加熱調理器の第2の実施の形態である電磁調理器の正面図である。
【図15】図14のXV−XV線に沿う矢視断面図である。
【図16】図15に示す状態から、ルーバが回転移動した状態を示す図である。
【図17】図16に示した電磁調理器の正面図である。
【図18】図16に示した電磁調理器のギア近傍を一部破断させた状態での正面図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態である電磁調理器の、加熱室を含む部分の断面図である。
【図20】従来の加熱調理器の斜視図である。
【図21】図20の加熱調理器の下本体の一部を破断した斜視図である。
【符号の説明】
1 電磁調理器、13〜15 開口、20 本体、21 ドア、22 加熱室、23,26 ダクト、24 制御基板、25 ファン、31 ヒータ、40 操作パネル、50 保持部材、51 ビス、52 固定用金具、60 ルーバ、61,62 ギア、63 スイッチ、64 モータ、230 可動板。
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理装置に関し、特に、ヒータにより食品を加熱する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の加熱調理器としては、特許第2870045号として開示されているものがある。当該加熱調理器の斜視図を図20に示す。また、図21に、図20の加熱調理器の下本体521の一部を破断した斜視図を示す。
【0003】
上記した従来の加熱調理器は、厨房家具に取付けられている。また、当該従来の加熱調理器は、上本体501と下本体521とを備え、上本体501は、厨房家具の天面500に支持されている。
【0004】
上本体501には、吸排気を行うための吸排気口507が設けられている。下本体521の内部には、奥行きが長手方向になっているロースタ等からなる加熱室522が備えられている。また、下本体521の前面には、操作パネル524、および、加熱室522を開閉できる扉523が取付けられている。加熱室522内部には、ヒータが設けられ、下本体521の内部には、当該ヒータ等の種々の要素を制御するめの制御回路530が備えられている。さらに、下本体521内部には、加熱室排気口525、冷却ファン526、モータ527、吸気ダクト528が備えられ、吸気ダクト528の内部が吸気口529とされている。制御回路530においては、特に冷却を必要とするトランジスタ等にはヒートシンク531が設けられている。また、加熱室522の後部が、下本体521自体の排気口532とされている。
【0005】
この加熱調理器では、制御回路530を冷却するための下本体521における吸排気は、冷却ファン526が回転され、吸排気口507から吸気口529を介して矢印eのように吸気され、矢印fのように制御回路530が冷却され、そして、矢印g,矢印hのように吸排気口507から排気されることにより、なされていた。
【0006】
このような加熱調理器では、吸気口を、吸排気口507とは別に、操作パネル524が備えられている位置等、下本体521の前面に備えてもよいとされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような加熱調理器には、従来から、加熱室内の清掃がしにくく利便性が悪いという問題があった。具体的には、加熱室内にはヒータが取付けられているため、部分的に、清掃が困難な場所があった。なお、このような問題を解決するためには、ヒータが取外し可能な構造とする必要があり、そのためには、コネクタ等の、ヒータと配線とを電気的に取外し可能に接続する部材が必要となるため、コストが大きく上昇するという新たな問題が生じる。
【0008】
また、上記したような従来の加熱調理器では、下本体521の前面に吸気口を設けた場合、ユーザが調理中に当該加熱調理器の前面に立つことにより吸気口が塞がれることが考えられた。なお、吸気口を塞がれないように、当該吸気口近傍に凸部を設けて吸気口の前方にユーザとの距離を確保しようとする場合、加熱調理器を加熱調理に使用していないときに当該凸部にユーザ等がひっかかり、利便性が悪いという問題が生じる。
【0009】
また、上記したような従来の加熱調理器では、下本体521の後部に設けられた吸排気口507から下本体521の内部に導かれた空気は、最終的に、矢印fで示されたように前方に導かれた後、180度方向を転換されて(矢印g)、矢印hで示すように後方に導かれて、吸排気口507から排出される。つまり、下本体521内部では、空気は、ある方向について一方側に導かれた後、当該一方側とは正反対の他方側に導かれていることになる。そして、このように、下本体521内で空気の流れる方向が180度変更されると、空気の抵抗が大きいことから、制御回路530が充分に冷却されず、誤作動等、種々の不都合が生じて利便性が低下するおそれがあった。
【0010】
また、従来の加熱調理器を、厨房家具に取付けようとする場合、厨房家具と加熱調理器の重なった部分の一方側からボルトに対して作業を行ない、他方側からナットを固定し、というように、厨房家具と加熱調理器の両側において作業を行なう必要があった。このため、取付けの際の利便性が低い、という問題が生じていた。
【0011】
さらに、従来から、加熱調理器では、加熱調理において生じた煙がユーザに向けて送られないようにされることにより利便性が向上されることを切望されていた。
【0012】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、利便性の高い加熱調理器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面に従った加熱調理器は、食品を収容する加熱室と、外部の電源から電力を供給される制御回路と、前記加熱室内に設置され、前記制御回路を介して外部の電源から電力を供給されることにより発熱するヒータとを含む加熱調理器であって、前記ヒータを、当該ヒータが前記制御回路と接続されたままの状態で、前記加熱室に対して移動可能に取付ける取付部材をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
本発明のある局面に従うと、加熱室内を清掃する際、ヒータと制御回路の接続を切断することなく、加熱室内でヒータを移動させることができる。
【0015】
これにより、ユーザは、加熱調理器に、ヒータと制御回路とを電気的に取外し可能に接続する部材が備えられなくとも、容易に加熱室内全体を清掃できる。つまり、加熱室内の清掃という観点で加熱調理器の利便性を向上できる。
【0016】
また、本発明に従った加熱調理器では、前記取付部材は、前記加熱室に取付けられた軸と、前記ヒータを固定され当該軸を中心に回転移動が可能な回転部材とから構成されることが好ましい。
【0017】
本発明の他の局面に従った加熱調理器は、食品を加熱するための加熱部と、外部から電力を供給され前記加熱部への電力の供給を制御するための制御部と、前記制御部を覆う本体と、前記本体の内部に空気を導入するための吸気口とを含む加熱調理器であって、前記吸気口を覆うルーバをさらに含み、前記ルーバは、前記本体の内部に収納される第1の状態と前記本体外部に位置する第2の状態とを取ることのできる変位部を備えることを特徴とする。
【0018】
本発明の他の局面に従うと、ルーバを加熱調理器の本体の外に位置させることにより、加熱調理器の使用時等、吸気の必要のあるときに、ユーザが吸気口を塞ぐのを防止し、かつ、ルーバは加熱調理器の本体の内部に収納可能であるため、吸気が不要の際には、ルーバを本体内部に収納することにより、ユーザがルーバにひっかかることを防止できる。
【0019】
これにより、加熱調理器に、必要なときには吸気口を介して確実に空気の導入させるための部材を、ユーザに対して過度に邪魔にならないように設けることにより、その利便性を向上できる。
【0020】
また、本発明に従った加熱調理器は、前記本体内に空気を導入するためのファンと、前記ルーバの変位部を、前記ファンの駆動が停止されている場合に前記第1の状態とし、前記ファンが駆動されている場合に前記第2の状態とする、ルーバ移動手段をさらに含むことが好ましい。
【0021】
また、本発明に従った加熱調理器は、食品を収容する加熱室と、前記加熱室を開閉するためのドアとをさらに含み、前記吸気口は、前記ドアに隣接し、前記ルーバの変位部は、前記第2の状態にされた際に、前記ドアと前記吸気口とを仕切る壁面を構成することが好ましい。
【0022】
また、本発明に従った加熱調理器は、前記加熱部の動作内容を入力するための操作部をさらに含み、前記操作部は、前記ルーバ上に設けられていることが好ましい。
【0023】
本発明のさらに他の局面に従った加熱調理器は、食品を加熱するための加熱部と、外部から電力を供給され前記加熱部への電力の供給を制御するための制御部と、前記制御部を覆う本体と、前記本体の内部に空気を導入するためおよび排出するための開口とを含む加熱調理器であって、前記開口は、前記本体において、所定の方向の一方側に設けられ、前記本体の内側の前記所定の方向についての前記一方側の面と他方側の面との間に設けられ、前記開口から前記本体の内部へ前記所定の方向に交わる方向に空気を導く風路を構成する風路部材をさらに含むことを特徴とする。
【0024】
本発明のさらに他の局面に従うと、加熱調理器の本体内では、開口を介して所定の方向の一方側から導入された空気が、本体の所定の方向の他方側の壁面に当たる前に、風路部材により、その方向を緩やかに変更される。
【0025】
これにより、加熱調理器の本体内で、従来よりも開口を介して導入された空気の抵抗を抑えて、空気を循環しやすくさせることができる。したがって、本発明により、制御部が従来よりも冷却されやすくなり、冷却不足による加熱調理器の誤作動を抑え、加熱調理器の利便性を向上できる。
【0026】
また、本発明に従った加熱調理器では、前記制御部は、電子部品と、当該電子部品を実装する基板とを備え、前記風路部材は、前記基板から構成されることが好ましい。
【0027】
本発明の別の局面に従った加熱調理器は、食品を加熱するための加熱部と、前記加熱部に加熱される食品を収容する加熱室と、前記加熱室を覆う本体と、前記本体の外部に空気を排出するための排気口と、前記加熱室と前記排気口とを接続するダクトとを含む加熱調理器であって、前記加熱室の天面は、前記ダクトに接続される部分が最も高くなるように傾斜を有することを特徴とする。
【0028】
本発明の別の局面に従うと、加熱室内で加熱調理により生じた煙等が、速やかに、ダクトに送られる。
【0029】
したがって、加熱室内で生じた煙が、調理を行なうユーザに向けて送られユーザが不快に思う事態を回避できるため、加熱調理器の利便性を向上できる。
【0030】
また、本発明の加熱調理器は、前記加熱室を開閉するドアをさらに含み、前記加熱室は、所定の方向の一方側に前記ドアによって開閉される開口を有し、前記所定の方向の他方側で前記ダクトと接続され、前記加熱室の底面は、前記所定の方向の一方側から他方側に向けて高くなるように傾斜を有することが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の加熱調理器の第1の実施の形態である据え置き型グリル付電磁調理器の斜視図である。当該電磁調理器は、厨房家具100に嵌め込まれている。そして、電磁調理器は、外装となる本体20、本体20の上面に設けられた耐熱性セラミック製のトッププレート12、操作パネル40、および、開口13〜15を備えている。トッププレート12は、上面に、誘導加熱部12A〜12Cを表示され、外周には、枠体11が嵌めこまれている。図2(A)は、図1の電磁調理器の本体20の内部を示す図である。
【0032】
図2(A)をさらに参照して、本体20の内部には、魚や肉などの食品を収容して加熱する加熱室(ロースタ部)22が備えられている。加熱室22には、ダクト23が接続されている。加熱室22は、ドア21によって開閉される。また、本体20内部には、電磁調理器を制御するための種々の電子部品を実装する制御基板24、および、本体20内で空気を循環させるファン25が備えられている。ファン25には、ダクト26が接続されている。
【0033】
開口13〜15は、本体20の上面であってトッププレート12の後部に位置する。ダクト23は、開口15に接続され、ダクト26は、開口13に接続される。開口13〜15の上面には、カバー16が嵌め込まれている。また、本体20の前面には、飾り金具42が嵌め込まれている。
【0034】
図2(A)では、矢印で、開口13およびダクト26を介して本体20内に導入され、ファン25により本体20内を循環される空気の流れが示されている。ダクト26を介して本体20内に導入された空気は、ファン25によって送られ、制御基板24によって加熱室22側に導かれ、開口14,15を介して本体20外に排出される。
【0035】
図2(B)には、本体20内においてダクト26を介して導入された空気を制御基板24が導く方向が模式的に示されている。図2(B)では、本体20内でダクト26を介して導入された空気の方向が、実線の矢印P1,P3として示されている。矢印P1で示された空気の方向は、制御基板24によって、破線の矢印P2に示される方向に変換される。なお、図2(B)には、参考として、矢印P3に示された方向に流れる空気が、本体20の前面の内壁によって方向変換された際の方向を破線の矢印P4で示している。矢印P1と矢印P2は、互いに交わる方向であるが、矢印P3と矢印P4とは、平行で向きが異なる。
【0036】
本実施の形態の加熱調理器では、本体20内で、制御基板24が、矢印P1から矢印P2に、空気の方向を変換するよう備えられているため、矢印P3から矢印P4に方向を変換されるより、変換前後の空気の抵抗を抑えることができる。これにより、本体20内で、速やかに空気を循環させることができ、制御基板24上の電子部品を効率良く冷却できる。
【0037】
図3は、図1の電磁調理器の加熱室22の下面図である。また、図4は、図3の加熱室22のIV−IV線に沿う矢視断面図である。なお、図3では、上側が、(図3中にも文字で記入しているように、)ドア21側とされている。加熱室22は、金属の筐体であり、その内部に、食品を収容できるよう、構成されている。
【0038】
加熱室22の内部には、ヒータ31,35が、加熱室22内に適宜設置された取付具32,36により取付けられている。なお、ヒータ35は、ヒータ31の上方に取付けられている。加熱室22内では、食品は、ヒータ31,35の上下方向の間に収容され、加熱される。
【0039】
ヒータ31,35は、その後端に、それぞれ端子31A,35Aを備えている。端子31A,35Aは、図示しない配線により、制御基板24上の制御回路と適宜接続されている。ヒータ31の後部は、可動板230を介して、加熱室22に取付けられている。ヒータ31は、ねじ310により可動板230に取付けられている。
【0040】
図5は、加熱室22に取付けられた状態での、可動板230の平面図である。また、図6は、加熱室22の、可動板230が取付けられている付近の、可動板230が外された状態での、後面図である。
【0041】
図5および図6を参照して、加熱室22の後面には、開口220が形成され、また、支持部材221,222が取付けられている。可動板230の下部には、折り返し部230Dが形成されている。可動板230は、別途準備されるピン240が、支持部材221,222および折り返し部230Dの内部を通されることにより、加熱室22の後面に取付けられる。図7(A)は、ピン240の平面図であり、図7(B)は、可動板230の平面図である。
【0042】
図7(A)および図7(B)をさらに参照して、可動板230は、端子31Aを通される孔230Bと、ねじ310を嵌め込まれる孔230Cを形成されている。また、可動板230には、座押しにより、加熱室22側に向けて凸形状を有するロック部230Aが形成されている。
【0043】
加熱室22の開口220の上部は、嵌め込み部220Aとして、小さく飛び出た開口部となっている。
【0044】
可動板230は、ロック部230Aを嵌め込み部220Aに嵌めこむことにより、ロックされ、図4に示すように、加熱室22の後面22W上に、当該後面22Wに平行に、位置している。
【0045】
ロック部230Aが若干下方に下げられることにより、ロック部230Aは、嵌め込み部220Aから外れる。これにより、可動板230は、ピン240を軸として、図8に示す両矢印R方向に回動できる状態となる。図8は、可動板230が、図4に示す状態から、ピン240を軸として回動した際の状態を示す図である。図9は、図8の可動板230付近の拡大図である。
【0046】
図8および図9を参照して、可動板230がピン240を軸として回動すると、可動板230に固定されているヒータ31も、移動する。なお、取付具32によるヒータ31の支持は、解除される。
【0047】
そして、再度、ロック部310Aを嵌め込み部220Aに嵌め込まれることにより、可動板230およびヒータ31は、図4の状態に戻ることができる。
【0048】
つまり、本実施の形態では、可動板230を回動させることにより、ヒータ31を、加熱室22内で、制御回路との接続を維持させたまま、移動させることができる。これにより、ユーザは、加熱室22の内側の底面を、容易に、清掃できる。
【0049】
図10は、本実施の形態の電磁調理器の右側面図である。
本実施の形態の電磁調理器は、図1等では省略したが、その前面(ドア21を備えた面)に、厨房家具に当該電磁調理器を固定するための部材(固定用金具52およびビス51を含む)を備えている。図11に、電磁調理器において、そのような部材備えられた部分の内部構造を模式的に示す。
【0050】
電磁調理器では、保持部材50が、適宜、本体20内で固定されている。保持部材50の上部には、ピン50Aが備えられ、ピン50Aの下端は、保持部材50内に収納されている。保持部材50の下部には、ビス51がねじ込まれている。そして、保持部材50の内部では、ビス51とピン50Aとにより、固定用金具52が固定されている。固定用金具52は、板体であり、第1の部分52Aと、第1の部分52Aより前方に位置し第1の部分52Aに対してほぼ90°の角度を有する第2の部分52Bと、第1の部分52より後方に位置し、第1の部分52Aに対して60°程度の角度を有する第3の部分52Cとからなる。図12は、図11の固定用金具52の近傍を、矢印T方向から見た図である。
【0051】
第1の部分52A〜第3の部分52Cには、スリット52Xが形成されている。そして、固定用金具52は、スリット52Xにビス51を嵌めこまれ、上方からはピン50Aによって押さえられることにより、保持部材50の内部で、固定されている。
【0052】
工具200によるビス51を、そのねじ込みを解除する方向に回転されると、固定用金具52は、保持部材50の内部でビス51をスリット52Xに通したままの状態で、移動可能となる。図11では、固定用金具52の一部分(第1の部分52Aおよび第3の部分52C)は、本体20内に収納されているが、本体20内にビス51のねじ込みを解除され、矢印Q方向に引出されると、第3の部分52Cが保持部材52に対応するよう、移動される。この状態から、ビス51がねじ込まれると、ピン50Aとビス51とにより、図13の矢印Xで示すように、徐々に、固定用金具52は、起立した状態となる。つまり、第2の部分52Bおよぎ第1の部分52Aは、図13の破線で示した状態から、実線で示した状態となる。
【0053】
ビス51が保持部材50に対して完全にねじ止めされた状態では、図13の実線で示した状態となり、第2の部分52Bが、厨房家具100の下面に押しつけられる。これにより、電磁調理器は、厨房家具100に対して固定される。なお、本実施の形態では、保持部材50、ビス51、および、固定用金具52が備えられることにより、下方からのみ操作を行なうことにより、電磁調理器を厨房家具100に対して固定できる。また、電磁調理器が厨房家具100に対して固定されていない場合には、固定用金具52の第1の部分52Aおよび第3の部分52Cが、本体20内に収納可能であるため、搬送する際等に、電磁調理器をよりコンパクトなものとすることができる。
【0054】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態として、第1の実施の形態で説明した電磁調理器の、本体20の内部に変更を加えたものを説明する。図14は、本発明の第2の実施の形態である電磁調理器の正面図である。
【0055】
本実施の形態では、本体20の前面であって、ドア21に隣接するように、ルーバ60が備えられている。図14のXV−XV線に沿う矢視断面図を、図15に示す。
【0056】
ルーバ60は、本体20の前面を覆う第1の部分60Aと、本体20内に収納されている第2の部分60Bとを含む。第2の部分60Bの近傍には、第2の部分60Bからドア3方向に、順に、ギア62、支持板70、モータ64が設置されている。また、ギア62の前方にはギア61が設置され、モータ64の上方にはスイッチ63が設置されている。支持板70は、本体20に固定されており、ギア62およびモータ64を支持している。
【0057】
本実施の形態では、本体20の前面に、ルーバ60の第1の部分に覆われるように、開口(後述する図17の開口71)が形成され、ファン25は、当該開口から本体20内に空気を導入できるよう、本体20内の比較的前方に備えられている。
【0058】
ルーバ60は、ギア61に連動して回転移動をする。ギア61は、その歯61Aが、ギア62の歯62Aと噛み合わせられている。また、ギア62は、モータ64により回転する。つまり、モータ64が駆動することにより、ギア62が回転し、その回転力が、歯62A,歯61Aを介して、ルーバ60に伝えられる。ギア61とルーバ60とは、軸60Xで接続されている。そしてギア61が回転すると、ルーバ60は、軸60Xを中心として、回転する。
【0059】
図示せぬ制御回路により、ファン25が回転したことに連動して、モータ64が駆動される。これにより、図15に示す状態から、図16に示す状態へと、ルーバ60が回転する。
【0060】
図15を参照して、ギア62は、凹部62Hを形成されている。図16に示す状態では、ギア62が回転することにより、凹部62Hがスイッチ63と対向し、スイッチ63のボタンが凹部62H内に収容されている。これにより、スイッチ63のオン/オフが切換えられ、モータ64の駆動が停止される。つまり、ギア62が凹部62Hを形成されていることにより、ルーバ60が、図15に示す状態から図16に示す状態にまで回転移動された後、当該回転移動は、図16に示す状態で停止される。図16に示した電磁調理器の、正面図を図17に、ギア61,62近傍を一部破断させた状態での正面図を図18に示す。図16および図17に示す状態では、ルーバ60の第2の部分60Bが、本体20の外に出されている。
【0061】
なお、本実施の形態の電磁調理器では、ファン25の回転が停止されると、それに応答して、モータ64が前回とは反対方向に駆動され、これにより、ルーバ60は、図16〜図18に示した状態から、図14および図15に示した状態へと戻される。
【0062】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態として、第1の実施の形態で説明した電磁調理器の、本体20の内部に変更を加えたものを説明する。図19は、本発明の第3の実施の形態である電磁調理器の、加熱室22を含む部分の断面図である。
【0063】
加熱室22は、その後端(ドア21によって開閉される側とは反対側の端部)で、ダクト23に接続されている。また、加熱室22内には、食品を載置するためのトレイ90が設置されている。なお、図19では、ヒータ31,35は、図示を省略している。
【0064】
本実施の形態では、加熱室22の天面22Aが、ダクト23に向けて、高くなるように傾斜を付けられている。つまり、天面22Aは、ドア21側からダクト23に向けて、徐々に高くなっている。これにより、加熱調理の際に加熱室22内で発生した煙が、図19において複数の矢印で示すように、ドア21側からダクト23側へ、上方に向かって、速やかに、流れる。
【0065】
また、加熱室22の底面22Bは、ドア21側に向けて低くなるように、傾斜を付けられている。なお、底面22Bは、トレイ90が底面22Bの傾斜により前方に滑り落ちないないように、突起22Pを形成されている。そして、加熱室22の底面22Bが、ドア21側が最も低くなるように傾斜を有していることにより、加熱室22内で食品から生じた水や油等の汁が、自重で、ドア21付近まで流れ易くなる。これにより、加熱室22内の清掃が、より容易になる。
【0066】
今回開示された各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態は、可能な限り、単独で実施しても良いし、組み合わせて実施しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の第1の実施の形態である据え置き型グリル付電磁調理器の斜視図である。
【図2】図1の電磁調理器の本体の内部を示す図である。
【図3】図1の電磁調理器の加熱室の下面図である。
【図4】図3の加熱室のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】図3の加熱室に取付けられた状態での、可動板の平面図である。
【図6】図3の加熱室の、可動板が取付けられる付近の、可動板が外された状態での、後面図である。
【図7】(A)は、図5のピンの平面図であり、(B)は、図5の可動板の平面図である。
【図8】図1の電磁調理器に備えられた可動板が、図4に示す状態から、ピンを軸として回動した際の状態を示す図である。
【図9】図8の可動板付近の拡大図である。
【図10】図1の電磁調理器の右側面図である。
【図11】図1の電磁調理器において、厨房家具に当該電磁調理器を固定するための部材備えられた部分の内部構造を模式的に示す図である。
【図12】図11の固定用金具の近傍を、矢印T方向から見た図である。
【図13】図11に示す状態から図11では、固定用金具52が、矢印Q方向に引出され、ビス51がねじ込まれるた状態を示す図である。
【図14】本発明の加熱調理器の第2の実施の形態である電磁調理器の正面図である。
【図15】図14のXV−XV線に沿う矢視断面図である。
【図16】図15に示す状態から、ルーバが回転移動した状態を示す図である。
【図17】図16に示した電磁調理器の正面図である。
【図18】図16に示した電磁調理器のギア近傍を一部破断させた状態での正面図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態である電磁調理器の、加熱室を含む部分の断面図である。
【図20】従来の加熱調理器の斜視図である。
【図21】図20の加熱調理器の下本体の一部を破断した斜視図である。
【符号の説明】
1 電磁調理器、13〜15 開口、20 本体、21 ドア、22 加熱室、23,26 ダクト、24 制御基板、25 ファン、31 ヒータ、40 操作パネル、50 保持部材、51 ビス、52 固定用金具、60 ルーバ、61,62 ギア、63 スイッチ、64 モータ、230 可動板。
Claims (10)
- 食品を収容する加熱室と、外部の電源から電力を供給される制御回路と、前記加熱室内に設置され、前記制御回路を介して外部の電源から電力を供給されることにより発熱するヒータとを含む加熱調理器であって、
前記ヒータを、当該ヒータが前記制御回路と接続されたままの状態で、前記加熱室に対して移動可能に取付ける取付部材をさらに含む、加熱調理器。 - 前記取付部材は、前記加熱室に取付けられた軸と、前記ヒータを固定され当該軸を中心に回転移動が可能な回転部材とから構成される、請求項1に記載の加熱調理器。
- 食品を加熱するための加熱部と、外部から電力を供給され前記加熱部への電力の供給を制御するための制御部と、前記制御部を覆う本体と、前記本体の内部に空気を導入するための吸気口とを含む加熱調理器であって、
前記吸気口を覆うルーバをさらに含み、
前記ルーバは、前記本体の内部に収納される第1の状態と前記本体外部に位置する第2の状態とを取ることのできる変位部を備える、加熱調理器。 - 前記本体内に空気を導入するためのファンと、
前記ルーバの変位部を、前記ファンの駆動が停止されている場合に前記第1の状態とし、前記ファンが駆動されている場合に前記第2の状態とする、ルーバ移動手段をさらに含む、請求項3に記載の加熱調理器。 - 食品を収容する加熱室と、前記加熱室を開閉するためのドアとをさらに含み、
前記吸気口は、前記ドアに隣接し、
前記ルーバの変位部は、前記第2の状態にされた際に、前記ドアと前記吸気口とを仕切る壁面を構成する、請求項4に記載の加熱調理器。 - 前記加熱部の動作内容を入力するための操作部をさらに含み、
前記操作部は、前記ルーバ上に設けられている、請求項3〜請求項5のいずれかに記載の加熱調理器。 - 食品を加熱するための加熱部と、外部から電力を供給され前記加熱部への電力の供給を制御するための制御部と、前記制御部を覆う本体と、前記本体の内部に空気を導入するためおよび排出するための開口とを含む加熱調理器であって、
前記開口は、前記本体において、所定の方向の一方側に設けられ、
前記本体の内側の前記所定の方向についての前記一方側の面と他方側の面との間に設けられ、前記開口から前記本体の内部へ前記所定の方向に交わる方向に空気を導く風路を構成する風路部材をさらに含む、加熱調理器。 - 前記制御部は、電子部品と、当該電子部品を実装する基板とを備え、
前記風路部材は、前記基板から構成される、請求項7に記載の加熱調理器。 - 食品を加熱するための加熱部と、前記加熱部に加熱される食品を収容する加熱室と、前記加熱室を覆う本体と、前記本体の外部に空気を排出するための排気口と、前記加熱室と前記排気口とを接続するダクトとを含む加熱調理器であって、
前記加熱室の天面は、前記ダクトに接続される部分が最も高くなるように傾斜を有する、加熱調理器。 - 前記加熱室を開閉するドアをさらに含み、
前記加熱室は、所定の方向の一方側に前記ドアによって開閉される開口を有し、前記所定の方向の他方側で前記ダクトと接続され、
前記加熱室の底面は、前記所定の方向の一方側から他方側に向けて高くなるように傾斜を有する、請求項9に記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002204341A JP2004044941A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002204341A JP2004044941A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004044941A true JP2004044941A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31709971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002204341A Withdrawn JP2004044941A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004044941A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008021432A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Mitsubishi Electric Corp | 誘導加熱調理器 |
JP2013090784A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Hitachi Appliances Inc | 加熱調理器 |
JP2013090783A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Hitachi Appliances Inc | 加熱調理器 |
CN104964316A (zh) * | 2015-04-17 | 2015-10-07 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 一种去油烟电磁炉及应用该电磁炉去油烟的方法 |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002204341A patent/JP2004044941A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008021432A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Mitsubishi Electric Corp | 誘導加熱調理器 |
JP2013090784A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Hitachi Appliances Inc | 加熱調理器 |
JP2013090783A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Hitachi Appliances Inc | 加熱調理器 |
CN104964316A (zh) * | 2015-04-17 | 2015-10-07 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 一种去油烟电磁炉及应用该电磁炉去油烟的方法 |
CN104964316B (zh) * | 2015-04-17 | 2017-06-27 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 一种去油烟电磁炉及应用该电磁炉去油烟的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1801505B1 (en) | Electric oven | |
JP5290513B2 (ja) | 複合調理器システム | |
KR100760790B1 (ko) | 절전형 열산화 공기순환식 전기프라이팬 | |
JP2004317111A (ja) | 加熱調理器 | |
JP4021831B2 (ja) | 電子レンジ | |
JP2007075471A (ja) | 加熱調理器 | |
WO2017033457A1 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2008311092A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
KR20050071414A (ko) | 가열 조리기 | |
JP2004044941A (ja) | 加熱調理器 | |
JP3526525B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP3735810B2 (ja) | 加熱調理器 | |
US20040031791A1 (en) | Microwave oven having a projecting door which extends a cooking chamber of the microwave oven | |
KR20090123429A (ko) | 전자레인지 도어 | |
KR20040019624A (ko) | 전자레인지 도어 냉각장치 | |
JP2004152562A (ja) | 加熱調理器 | |
KR20220138157A (ko) | 조리 기기 | |
JP6396642B2 (ja) | オーブントースター | |
CN216628261U (zh) | 一种具有照明功能的空气炸锅锅盖和空气炸锅 | |
KR100332194B1 (ko) | 육류 구이기 | |
JP2005257217A (ja) | 加熱調理器 | |
KR100671569B1 (ko) | 빌트인 타입의 냉각팬 흡입유로구조 | |
CN117322773A (zh) | 烹饪设备 | |
KR200147231Y1 (ko) | 전자렌지의 쟁반모터 브래킷 | |
CN111920293A (zh) | 多功能烹饪装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |