【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場に設置される車止めに関し、特に設置が容易な車止めに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
駐車場に設置される従来の車止めは、単に駐車しようとする車両の車輪を止めるために、地面に設置された細長い障害物である。このため、この車止めを駐車場の地面に設置するためには、車止めを駐車場の地面に固定する必要があった。そして、通常、車止めの孔を挿通する杭、ボルト等を地面に打込んで、車止めを地面に固定していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このため、上記従来の車止めにおいては、車止めを地面に設置するときに、設置個所に車止めを配置した状態で、車止めの孔に挿通させた杭、ボルト等を地面の孔に打込んで固定する必要があった。このため、従来の車止めを駐車場に設置する作業が簡単ではなく、さらに、車止めの設置状況や駐車場の地面の状況によっては、杭、ボルト等が次第に抜け出してくるといった問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、駐車場に設置することが容易な車止めを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項１に記載された発明は、駐車する車両の車輪の進行を止める車止めにおいて、前記車両の車輪が乗り上げ可能な乗り上げ部位およびこの乗り上げ部位に乗り上げた車輪の進行を止めるストッパ部を備え、車止めの下面に凹部が形成され、車止めを地面に設置するに際して、前記地面から突出している係合部が前記凹部に係合可能であることである。
これにより、単に地面（コンクリート面、舗装面等を含む。）から突出している係合部（例えば地面に立設されたボルト、杭等）に車止めの下面の凹部が係合（嵌合を含む。）するように、車止めを地面に置くのみで車止めを地面に設置することができる。
そして、駐車する車両の車輪が前記設置された車止めの乗り上げ部位（例えば車止めの段差部）に乗り上げたときに、乗り上げた車両の荷重により前記車止めの下面が地面に押し付けられるので、前記車止めの下面の凹部と地面から突出している係合部との係合が外れないため、車止めの位置がずれることはない。
【０００５】
さらに、請求項２に記載された発明は、上記請求項１に記載された発明において、前記凹部は、細長い溝状であり、その長手方向は前記車両の進行方向と直交する方向であることである。
これにより、車止めの下面の凹部と前記地面から突出している係合部とが係合した状態で、車止めが前記車両の進行方向に移動することを防ぐことができるので、前記車両を所定の位置に駐車させることができる。さらに、前記地面から突出している係合部が車止めの下面の凹部に係合した状態で、車止めを前記溝の長手方向に傾けることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態に係る車止めを示す。
図１において、車止め１０は、上面１１、下面１２及び上面１１と下面１２との間の側面１３、１４を備えている。下面１２が上面１１より広く形成されているので、車止め１０の安定性がよくなっている。車止め１０は、例えばコンクリート製の一体構造のものであるが、その材質はコンクリートに限らず、木材、金属、高分子材料、セラミックス等何でもよく、また、各種材料が混在または融合した複合材料でもよい。
【０００７】
図示手前側の側面１３は、その上部１３ａと下部１３ｂとの間に段差部１３ｃを有し、駐車する車両の進行方向を示す矢印４１の方向に向いている。このため、側面１３は矢印４１の方向に進行する車両の駐車時に使用される。
同様に、図示後方側の側面１４は、その上部１４ａと下部１４ｂとの間に段差部１４ｃを有し、矢印４１と反対の方向に向いている。このため、側面１４は矢印４１と反対の方向に進行する車両の駐車時に使用される。
なお、上部１３ａ、１４ａは、請求項における「ストッパ部」に相当する。また、段差部１３ｃ、１４ｃは、請求項における「乗り上げ部位」に相当する。
図２は、図１の車止め１０の平面を示す。図２において、側面１３と側面１４は同じ形状をしている。
【０００８】
図１にて、下面１２に一対の凹部２１、２２が形成されている。凹部２１、２２は、細長い溝状であり、その長手方向は、矢印４１の方向と直交する方向である。
図３は、図１の車止め１０の下面を示す。図３において、凹部２１と凹部２２の形状は、互いに同じであり、その中心は、下面１２における側面１３側の端部と側面１４側の端部の中間点を結ぶ線１２ａ上にある。
【０００９】
図４は、図２のＩＶ−ＩＶ断面を示す。なお、図４においては、地面３１に立設された一対のボルト３２、３３が追加されている。ボルト３２、３３は請求項における「係合部」に相当する。車止め１０は単に地面３１に置かれ、凹部２１にボルト３２が係合し、凹部２２にボルト３３が係合している。これにより、車止め１０の位置がボルト３２、３３により規制される。ここで、上述のように、凹部２１、２２の中心は、下面１２における側面１３側の端部と側面１４側の端部の中間点を結ぶ線１２ａ上にあるので、ボルト３２、３３が凹部２１、２２に係合したときに、車止め１０の安定性がよくなる。
また、凹部２１、２２とボルト３２、３３とは単に係合しているのみであるので、車止め１０は地面３１に固定されていない。このため、車止め１０をボルト３２、３３の位置に設置することは容易である。なお、必要に応じて、車止め１０を接着剤等を用いて地面３１に固定してもよい。
【００１０】
なお、車止め１０の下面１２と地面３１との間に、例えばバール４３の先端部を差し込むと、二点鎖線で示すように車止め１０を持上げることが容易にできる。このため、車止め１０を設置個所から除去または交換することが容易である。さらに、一旦設置した車止め１０の位置が不適切であった場合にも、わずかに車止め１０を持ち上げることによって、その位置の調節が容易である。
【００１１】
また、ボルト３２、３３を地面３１から抜くときは、例えばボルト３２、３３にボルト３２、３３よりねじ径の大きなナットをボルト３２、３３に係合させてこれをスペーサとして、さらにこのスペーサの上の位置にてボルト３２、３３にナットを螺合させ、この螺合したナットを回転させて、このナットを前記スペーサに押し付け、その反作用により、ボルト３２、３３に上方の力を加えてボルト３２、３３を地面３１から抜くようにすることもできる。
【００１２】
図５は、車止め１０の動作を説明している。図５において、図示しない車両が矢印４１の方向に進行して車止め１０の位置で駐車しようとしている。このとき、前記車両の車輪４０は車止め１０の側面１３の段差部１３ｃに乗り上げて、側面１３の上部１３ａにて進行を阻止される。その際、前記車両の荷重により、車輪４０から車止め１０に対して矢印４２の方向の力が加わるので、車止め１０の下面１２は地面３１に押し付けられる。このため、凹部２１、２２とボルト３２、３３との係合が外れないので、車止め１０の位置がずれることはない。
【００１３】
また、車止め１０に車両の車輪４０から力が加わることにより、車止め１０が傾いた場合でも、前記力がなくなれば、車止め１０は、その自重により元に戻るので、凹部２１、２２とボルト３２、３３との係合が緩むことはない。さらに、車止め１０の設置状況や駐車場の地面の状況により、ボルト３２、３３が抜け始めた場合においても、車止め１０の重量によってボルト３２、３３のそれ以上の抜けを抑制する。
【００１４】
（車止め１０の設置例１）
２．５ｍ四方程度のアスファルト面（地面３１に相当する。）を形成し、４本のボルト（図４のボルト３２、３３に相当する。）を用いて２本の車止め１０を自動車が駐車できるように設置した。そして、乗用車およびトラックを用いて車止め１０の位置で繰り返し駐車した結果、すべての場合において、車止め１０の位置で正確に駐車することができ、車止め１０のずれもなかった。
その後、バール４３を用いて設置した車止め１０の交換を行った。車止め１０の取外し、再設置ともに他の道具を用いることなく、一人の作業者で容易に行うことができた。その際、ボルトの設置直後からの変化を調べた結果、ボルトの抜け等の変化は認められなかった。
【００１５】
（車止め１０の設置例２）
上記設置例１と同様に車止め１０を設置したが、ボルトの代わりに金属製の円柱状の杭を用いた。杭はボルトより抜け易いため、繰り返し使用後の杭の抜け始めが予想されたが、試験した結果、杭の抜け始めはまったく見られなかった。
【００１６】
（車止め１０の設置例３）
上記設置例１と同様に車止め１０を設置したが、駐車する車両の車輪の幅に対し車止め１０の位置が不適切であった。そこで、設置した車止め１０をバール４３を用いてわずかに持上げ、車止め１０の長手方向に移動させたが、この位置調整は一人の作業者で容易に行うことができた。
【００１７】
（比較例１）
上記設置例１と同様のアスファルト面に、車止め１０とほぼ同じ大きさの従来の車止めを設置した。設置の際、車止めを地面に固定するために、一旦設置すべき場所に車止めを置き、ボルトを打込むための穴の地面での位置を確認し、車止めを移動させてからドリルによる穴あけ等ボルトを打込む作業が必要であった。さらに、地面に打込んだボルトの位置が１ｃｍ程度ずれても、車止めの設置が困難となるために、地面でのボルトの位置を精度よく決める必要があった。
その後、設置した車止めの交換を行った。その際、車止めの取外し時にバールを用いて行ったが、ボルトを同時に取り外す必要があるために、作業者に複数人を必要とした。取外した結果、アスファルト面を破損したため、アスファルト面の修復が必要であった。さらに、新しい車止めを設置するために、前の車止めの設置と同じ工程を必要とした。
【００１８】
（比較例２）
比較例１と同様に、従来の車止めを設置したが、駐車する車両の車輪の幅と比較して車止めの位置が不適切であった。そこで、車止めを長手方向に移動させることによって位置を調整したが、取外し、再設置ともに、前の車止めの設置と同じ工程を必要とした。
【００１９】
なお、上記実施の形態において、凹部２１、２２は別個に形成されているが、これに限定されず、凹部２１、２２を一体に形成してもよい。
また、ボルト３２、３３や杭が使用されているが、これに限定されない。ボルト３２、３３や杭の代わりに、鉄筋用棒鋼を切断したもの等を用いてもよい。
また、車両を駐車するために、車止め１０の側面１３が使用されているが、これに限定されず、車止め１０の側面１４を使用するようにしてもよい。
また、側面１３と側面１４は、同一の形状になっているが、これに限定されず、側面１３と側面１４の形状を異なるものとしてもよい。このようにすると、駐車させる車両の種類に応じて、側面１３と側面１４を使い分けることができる。また、駐車場の設計等に応じて、車止めとして作用する面を片面とし、他方の面には必要に応じて意匠等を施すこともできる。
また、凹部２１、２２の縁と下面１２との境界の角を丸くすると、車止め１０を設置する作業が容易になる。
【００２０】
【発明の効果】
請求項１に記載された発明によれば、車止めを地面に設置する場合に、車止めを地面に固定する必要がなく、車止めを地面に置くのみでよい。このため、車止めの設置および取り外しが容易になる。
さらに、請求項２によれば、上記請求項１の効果とともに、車止めの設置および取り外しが一層容易になる。これにより、車止めに破損が生じた場合の交換や不要となった車止めの取外しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る車止めを示す斜視図である。
【図２】図１の車止めの平面を示す平面図である。
【図３】図１の車止めの下面を示す下面図である。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ断面を示す断面図である。
【図５】図１の車止めの動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
１０ 車止め
１２ 下面
１３ａ、１４ａ 側面の上部（ストッパ部）
１３ｃ、１４ｃ 側面の段差部（乗り上げ部位）
２１、２２ 凹部
３１ 地面
３２、３３ ボルト（係合部）
４０ 車輪
４１ 駐車する車両の進行方向を示す矢印[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a car stop installed in a parking lot, and particularly to a vehicle stop easily installed.
[0002]
[Prior art]
Conventional bollards installed in parking lots are elongated obstacles installed on the ground simply to stop the wheels of the vehicle to be parked. For this reason, in order to install this bollard on the ground of the parking lot, it was necessary to fix the bollard to the ground of the parking lot. Usually, a stake, a bolt, or the like that passes through the hole of the bollard is driven into the ground to fix the bollard to the ground.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For this reason, in the above-mentioned conventional bollard, when the bollard is installed on the ground, a pile, a bolt, or the like inserted into the hole of the bollard is driven into the hole in the ground and fixed in a state where the bollard is disposed at the installation location. Needed. For this reason, there has been a problem that the work of installing the conventional bogies in the parking lot is not easy, and furthermore, depending on the installation status of the bollards and the ground conditions of the parking lot, piles, bolts and the like gradually come out.
Therefore, a problem to be solved by the present invention is to provide a vehicle stop easily installed in a parking lot.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in claim 1 is a vehicle stop which stops the progress of wheels of a parked vehicle. A stopper is provided for stopping the vehicle, and a recess is formed on the lower surface of the wheel stop, and when the wheel stop is installed on the ground, the engaging portion projecting from the ground can be engaged with the recess.
Thereby, the concave portion on the lower surface of the bogie engages (including fitting) with an engaging portion (for example, a bolt, a pile, etc. erected on the ground) protruding from the ground (including a concrete surface, a pavement surface, etc.). )), The bollard can be placed on the ground only by placing the bollard on the ground.
When the wheel of the vehicle to be parked rides on the mounted portion of the installed wheel stop (for example, a step portion of the wheel stop), the lower surface of the wheel stop is pressed against the ground by the load of the vehicle on which the vehicle runs, so the lower surface of the wheel stop is The engagement between the recessed portion and the engaging portion protruding from the ground does not come off, so that the position of the wheel stop does not shift.
[0005]
Further, according to the invention described in claim 2, in the invention described in claim 1, the concave portion has an elongated groove shape, and a longitudinal direction thereof is a direction orthogonal to a traveling direction of the vehicle. is there.
Thus, the vehicle stop can be prevented from moving in the traveling direction of the vehicle in a state where the concave portion on the lower surface of the vehicle stop and the engaging portion projecting from the ground are engaged, so that the vehicle can be moved to a predetermined position. Can be parked. Further, in a state where the engaging portion projecting from the ground is engaged with the concave portion on the lower surface of the wheel stop, the wheel stop can be inclined in the longitudinal direction of the groove.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a wheel stop according to an embodiment of the present invention.
In FIG. 1, the bogie 10 has an upper surface 11, a lower surface 12, and side surfaces 13 and 14 between the upper surface 11 and the lower surface 12. Since the lower surface 12 is formed wider than the upper surface 11, the stability of the wheelchair 10 is improved. The bollard 10 is, for example, an integral structure made of concrete, but the material is not limited to concrete, and may be any material such as wood, metal, polymer material, and ceramics, or may be a composite material in which various materials are mixed or fused. .
[0007]
The side surface 13 on the near side in the figure has a stepped portion 13c between the upper portion 13a and the lower portion 13b, and is directed in the direction of the arrow 41 indicating the traveling direction of the parked vehicle. For this reason, the side surface 13 is used when a vehicle traveling in the direction of the arrow 41 is parked.
Similarly, the side surface 14 on the rear side in the figure has a step portion 14c between its upper portion 14a and lower portion 14b, and faces in the direction opposite to the arrow 41. For this reason, the side surface 14 is used when a vehicle traveling in the direction opposite to the arrow 41 is parked.
The upper portions 13a and 14a correspond to "stoppers" in the claims. In addition, the steps 13c and 14c correspond to a “ride portion” in the claims.
FIG. 2 shows a plan view of the bollard 10 of FIG. In FIG. 2, the side surface 13 and the side surface 14 have the same shape.
[0008]
In FIG. 1, a pair of concave portions 21 and 22 are formed on the lower surface 12. The concave portions 21 and 22 have a long and narrow groove shape, and the longitudinal direction thereof is a direction orthogonal to the direction of the arrow 41.
FIG. 3 shows the underside of the bollard 10 of FIG. In FIG. 3, the shapes of the concave portion 21 and the concave portion 22 are the same, and the center thereof is on a line 12 a connecting an intermediate point between the end on the side surface 13 and the end on the side surface 14 on the lower surface 12.
[0009]
FIG. 4 shows a cross section taken along line IV-IV of FIG. In FIG. 4, a pair of bolts 32 and 33 erected on the ground 31 are added. The bolts 32 and 33 correspond to an “engaging portion” in the claims. The bollard 10 is simply placed on the ground 31, a bolt 32 is engaged in the recess 21, and a bolt 33 is engaged in the recess 22. As a result, the position of the stop 10 is regulated by the bolts 32 and 33. Here, as described above, the centers of the concave portions 21 and 22 are on the line 12a connecting the midpoint between the end of the lower surface 12 on the side surface 13 side and the end of the lower surface 12 side. When engaged with the wheels 21 and 22, the stability of the wheelchair 10 is improved.
Further, since the recesses 21 and 22 and the bolts 32 and 33 are merely engaged, the wheelchair 10 is not fixed to the ground 31. For this reason, it is easy to install the bollards 10 at the positions of the bolts 32 and 33. If necessary, the wheelchair 10 may be fixed to the ground 31 using an adhesive or the like.
[0010]
If the tip of the bar 43 is inserted between the lower surface 12 of the bollard 10 and the ground 31, for example, the bollard 10 can be easily lifted as shown by a two-dot chain line. For this reason, it is easy to remove or replace the bollard 10 from the installation location. Furthermore, even if the position of the installed wheelchair 10 is inappropriate, the position can be easily adjusted by slightly lifting the wheelchair 10.
[0011]
When the bolts 32, 33 are to be removed from the ground 31, for example, nuts having a larger screw diameter than the bolts 32, 33 are engaged with the bolts 32, 33, and these are used as spacers. The nuts are screwed into the bolts 32 and 33 at the position of, and the screwed nuts are rotated, and the nuts are pressed against the spacers. , 33 can be pulled out of the ground 31.
[0012]
FIG. 5 illustrates the operation of the bogie 10. In FIG. 5, a vehicle (not shown) is traveling in the direction of arrow 41 and is about to park at the position of the vehicle stop 10. At this time, the wheel 40 of the vehicle rides on the step 13c of the side surface 13 of the vehicle stop 10, and is prevented from traveling at the upper portion 13a of the side surface 13. At this time, a force in the direction of arrow 42 is applied from the wheels 40 to the wheelchair 10 due to the load of the vehicle, and the lower surface 12 of the wheelchair 10 is pressed against the ground 31. For this reason, the engagement between the recesses 21 and 22 and the bolts 32 and 33 does not come off, so that the position of the wheelchair 10 does not shift.
[0013]
In addition, even if the wheelchair 10 is tilted due to the force applied from the vehicle wheels 40 to the wheelchair 10, if the force disappears, the wheelchair 10 returns to its original state by its own weight, so the recesses 21 and 22 and the bolt 32, The engagement with 33 does not become loose. Furthermore, even if the bolts 32 and 33 start to be pulled out due to the installation state of the bollard 10 and the state of the ground of the parking lot, the bolts 32 and 33 are prevented from coming off further by the weight of the bollard 10.
[0014]
(Installation example 1 of wheel stop 10)
A 2.5-meter square asphalt surface (corresponding to the ground 31) is formed, and the vehicle can park the two vehicle stops 10 using four bolts (corresponding to the bolts 32 and 33 in FIG. 4). It was installed as follows. As a result of repeated parking at the position of the vehicle stop 10 using a passenger car and a truck, in all cases, it was possible to park accurately at the position of the vehicle stop 10, and there was no displacement of the vehicle stop 10.
Thereafter, the bollard 10 installed using the burl 43 was replaced. The removal and re-installation of the wheelchair 10 could be easily performed by one worker without using other tools. At that time, as a result of examining the change immediately after the installation of the bolt, no change such as removal of the bolt was observed.
[0015]
(Installation example 2 of wheel stop 10)
The bollard 10 was installed in the same manner as in the above installation example 1, except that a metal columnar pile was used instead of the bolt. Since the pile was easier to pull out than the bolt, it was expected that the pile would come off after repeated use, but as a result of the test, the pile did not come out at all.
[0016]
(Installation example 3 of wheel stop 10)
The wheelchair 10 was installed in the same manner as in the installation example 1, but the position of the wheelchair 10 was inappropriate for the width of the wheel of the parked vehicle. Then, the installed wheelchair 10 was slightly lifted using the burl 43 and moved in the longitudinal direction of the wheelchair 10, but this position adjustment could be easily performed by one worker.
[0017]
(Comparative Example 1)
A conventional wheel stop having substantially the same size as the wheel stop 10 was installed on the asphalt surface similar to the installation example 1 described above. At the time of installation, in order to fix the bollard to the ground, once put the bollard in the place where it should be installed, check the position of the hole for driving the bolt on the ground, move the bollard, and then drill the bolt Work was required. Furthermore, even if the position of the bolt that is driven into the ground is displaced by about 1 cm, it is difficult to install the bollard, so that it is necessary to determine the position of the bolt on the ground with high accuracy.
After that, the installed bumpers were replaced. At that time, the removal of the bollard was performed using a crowbar. However, since the bolts had to be removed at the same time, a plurality of workers were required. As a result of the removal, the asphalt surface was damaged, and it was necessary to repair the asphalt surface. In addition, installing the new bollard required the same steps as installing the previous bollard.
[0018]
(Comparative Example 2)
Similar to Comparative Example 1, a conventional wheel stop was installed, but the position of the wheel stop was inappropriate compared to the width of the wheel of the parked vehicle. Therefore, the position was adjusted by moving the bollard in the longitudinal direction, but both removal and re-installation required the same steps as the installation of the previous bollard.
[0019]
In the above embodiment, the concave portions 21 and 22 are formed separately, but the present invention is not limited to this, and the concave portions 21 and 22 may be formed integrally.
In addition, although bolts 32 and 33 and a pile are used, the present invention is not limited to this. Instead of the bolts 32 and 33 and the pile, a bar or the like obtained by cutting a steel bar for a reinforcing bar may be used.
Further, although the side surface 13 of the wheelchair 10 is used for parking the vehicle, the invention is not limited to this, and the side surface 14 of the wheelchair 10 may be used.
Further, the side surface 13 and the side surface 14 have the same shape, but are not limited thereto, and the side surface 13 and the side surface 14 may have different shapes. In this case, the side surface 13 and the side surface 14 can be used properly according to the type of the vehicle to be parked. Also, depending on the design of the parking lot, the surface acting as a car stop may be one side, and the other surface may be provided with a design or the like as necessary.
In addition, when the corners of the boundaries between the edges of the recesses 21 and 22 and the lower surface 12 are rounded, the work of installing the wheelchair 10 becomes easy.
[0020]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, when installing the bollard on the ground, it is not necessary to fix the bollard to the ground, and only the bollard needs to be placed on the ground. For this reason, installation and removal of the bollard become easy.
Further, according to the second aspect, together with the effect of the first aspect, the installation and removal of the bollard are further facilitated. Thereby, it is possible to easily replace the wheelchair when it is damaged or to remove the unnecessary wheelchair.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a wheel stop according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a plane of the bogie shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a bottom view showing the lower surface of the bogie shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view showing a section taken along line IV-IV of FIG. 2;
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating the operation of the vehicle stop shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
10 Wheel stop 12 Lower surface 13a, 14a Upper part of side surface (stopper part)
13c, 14c Step part on the side surface (riding part)
21, 22 recess 31 ground 32, 33 bolt (engagement part)
40 Wheel 41 Arrow indicating the traveling direction of the parked vehicle
