JP2004042529A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リニヤスケールに張力を付与するにあたり、小型化および組み立てが容易な記録装置を提供する。
【解決手段】被記録材に記録を行う記録ヘッドを搭載し、主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを支持して主走査方向の移動を案内するキャリッジガイド軸2と、キャリッジガイド軸2と平行に配設され、前記キャリッジの移動位置検出手段であるリニヤスケール4と、リニヤスケール4に張力を付与する張力付与手段と、を備えた記録装置であって、前記張力付与手段は、リニヤスケール4の両端部のうち少なくとも一方に配設された、ねじりコイルバネ50による付勢力によって構成されている。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリッジの移動位置検出手段であるリニヤスケールに張力を付与する張力付与手段に特徴を有する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図面に沿って従来技術について説明する。図7は従来技術に係る記録装置における要部斜視図であって、保持具70の周囲を示したものである。
【0003】
記録装置の1つにインクジェットプリンタがあり、このインクジェットプリンタは、被記録材に記録を行う記録ヘッドを搭載し、主走査方向に往復移動するキャリッジ(図示せず)と、このキャリッジを支持して主走査方向の移動を案内するキャリッジガイド軸2と、このキャリッジガイド軸2と平行に配設され、キャリッジの位置検出手段であるリニヤスケール4を備えている。
そして、キャリッジがキャリッジガイド軸2に沿って主走査方向へ往復移動しつつインクを吐出することによって、被記録材に記録(印刷)を行っている。なお、符号26は一部がキャリッジに係止された、無端ベルトから構成される駆動ベルトであり、図示しない駆動手段によって駆動することにより、キャリッジを主走査方向に往復移動しているものである。
【0004】
キャリッジガイド軸2は、種々の厚みを有する被記録材に対応するために上下方向に変位可能構成されている。また、リニヤスケール4の図示しない側の一端は、図示しない手段によってキャリッジガイド軸2に同調して移動可能な(すなわち、キャリッジガイド軸2に対して相対的に移動することのない)保持具に固定して取り付けられており、もう一方の端部は、図7に示す如く、保持具70に直接取り付けるのではなく、リニヤスケール4に張力を付与する板バネ79に取り付けられている。保持具70の中央付近には開口部が形成されており、この開口部にリニヤスケール4を取り付ける板バネ79が装着されている。
【0005】
この板バネ79は、下部において図示しない手段によって保持具70に係止されており、キャリッジガイド軸2および保持具70と同じ軌跡で上下に変位可能に取り付けられている。板バネ79の上部には、板バネ79の平板面に対して略垂直をなし、リニヤスケール4と平行となるように折り曲げられて形成されたリニヤスケール4の取付部73が設けられており、さらにリニヤスケール4の端部の係合用穴4bが引っかかる突起部74が、下流側に向けて突出するように形成されている。
【0006】
また、保持具70の上部は、保持具70の平板面に対して略垂直をなし、リニヤスケール4と平行となるように折り曲げることにより、リニヤスケール4の高さ方向の位置決めをするとともに、リニヤスケール4と接触することによって副走査方向(すなわち、被記録材の搬送方向)の位置決めをもなす位置決め部75が形成されている。この位置決め部75には、その一部をさらに略垂直方向に折り曲げることによって下流側に向けて突出した突起76が形成され、この突起76にリニヤスケール4に設けた高さ位置決め用穴4cを挿入することにより、上下位置がずれないようにリニヤスケール4の高さ位置を規定している。
【0007】
このように、保持具70に装着した板バネ79にリニヤスケール4の取付部73を形成し、この取付部73にリニヤスケール4を取り付けることによって、板バネ79の付勢力を利用して、リニヤスケール4に張力を付与したままの状態で保持することが可能である。
【0008】
なお、この板バネ79はリニヤスケール4より若干上流側に配設されており、これによりリニヤスケール4が位置決め部75に接触して副走査方向の位置決めがなされるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような構成においては、リニヤスケールに張力を付与する手段として、保持具とは別体の板バネを設けているため、その設置スペースが必要であるとともに、部品点数が増加してしまい装置の小型化、低コスト化の妨げとなっていた。さらに、形状が複雑となってしまい、組み立てが困難であった。
【0010】
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであって、その課題は、リニヤスケールに張力を付与するにあたり、小型化および組み立てが容易な記録装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の記録装置の発明は、被記録材に記録を行う記録ヘッドを搭載し、主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを支持して主走査方向の移動を案内するキャリッジガイド軸と、前記キャリッジガイド軸と平行に配設され、前記キャリッジの移動位置検出手段であるリニヤスケールと、前記リニヤスケールに張力を付与する張力付与手段と、を備えた記録装置であって、前記張力付与手段は、当該リニヤスケールの両端部のうち少なくとも一方に配設された、ねじりコイルバネによる付勢力によって構成されていることを特徴とする。
【0012】
この特徴によれば、リニヤスケールに張力を付与する張力付与手段として、このリニヤスケールの両端部のうち少なくとも一方に配設された、ねじりコイルバネによる付勢力によって構成されているため、簡単な構成でリニヤスケールに張力を付与することができる。また、従来のように板バネや引張コイルバネなどの直線的な方向に付勢力を発生させる付勢手段に比して、スペースを必要としないため小型化することができ、また、組み立てが容易である。
【0013】
また、請求項2に記載の記録装置の発明は、請求項1において、前記ねじりコイルバネと前記リニヤスケールが係合して当該リニヤスケールに張力を付与する作用点は、当該ねじりコイルバネの巻き部近傍に位置することを特徴とする。この特徴によれば、安定した状態で、ねじりコイルバネによる付勢力を利用して、確実にリニヤスケールに張力を付与することができる。
【0014】
また、請求項3に記載の記録装置の発明は、請求項1または請求項2において、前記キャリッジガイド軸は、上下に変位可能に構成されており、当該キャリッジガイド軸と一体的に変位可能な保持具を設け、この保持具に前記ねじりコイルバネを取り付けるとともに、当該保持具に、前記リニヤスケールの副走査方向における位置決めをする位置出し部を形成したことを特徴とする。
【0015】
この特徴によれば、保持具にねじりコイルバネを取り付けるため、その取り付け作業が容易であるとともに、取り外し作業も容易であるため、リサイクル性に優れている。また、保持具に、リニヤスケールの副走査方向における位置決めをする位置出し部を形成したので、リニヤスケールの副走査方向の位置決めが確実になされる。
【0016】
また、請求項4に記載の記録装置の発明は、請求項3において、前記リニヤスケールの副走査方向の位置決めは、当該ねじりコイルバネにおける回動付勢によって、前記リニヤスケールと前記位置出し部とが接触することでなされることを特徴とする。
【0017】
この特徴によれば、ねじりコイルバネにおける回動付勢によって、リニヤスケールが確実に位置出し部と接触することが可能であるとともに、ねじりコイルバネの回動付勢によって常に付勢されているので、前記リニヤスケールと前記位置出し部との接触を維持することができ、その位置がずれることがない。従って、リニヤスケールの副走査方向の位置決めを確実に行うことができる。
【0018】
また、請求項5に記載の記録装置の発明は、請求項3または請求項4において、前記保持具に、前記リニヤスケールの高さ方向の位置決めをする高さ位置決め部を形成したとともに、この高さ位置決め部は、当該リニヤスケールの離脱を規制するリニヤスケール離脱規制部を備えていることを特徴とする。
【0019】
この特徴によれば、保持具に、前記リニヤスケールの高さ方向の位置決めをする高さ位置決め部を形成したため、リニヤスケールの高さ方向の位置決めが確実になされ、僅かなずれも防止することができる。また、リニヤスケールの離脱を規制するリニヤスケール離脱規制部を備えているため、リニヤスケールが高さ位置決め部から外れることがなく、もってリニヤスケールの高さ位置決めを確実に行うことができる。
【0020】
また、請求項6に記載の記録装置の発明は、請求項3から請求項5のいずれか一項において、前記保持部に、ねじりコイルバネを載置するバネ載置面を形成したとともに、取り付けたねじりコイルバネの離脱を規制するバネ離脱規制部を形成したことを特徴とする。
【0021】
この特徴によれば、保持部に、ねじりコイルバネを載置するバネ載置面を形成したとともに、取り付けたねじりコイルバネの離脱を規制するバネ離脱規制部を形成したため、ねじりコイルバネをバネ載置面に載置することができ、ねじりコイルバネの保持具への取り付け作業が容易であり、また取り付けた後においても安定した状態でねじりコイルバネを保持することが可能である。また、バネ離脱規制部によりねじりコイルバネが外れることを防止でき、ねじりコイルバネが保持具から外れることのない、より安定した状態を保持することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて、本発明の一実施形態について説明する。
ここで、図1は本発明に係る記録装置の一実施形態における要部斜視図であって、保持具10の周囲を示した図面であり、図2は図1の要部断面図である。
【0023】
インクジェットプリンタ等の記録装置においては、インクを吐出するノズルアレイを備えた記録ヘッドがキャリッジ(図示せず)に搭載され、このキャリッジが支持部材であるキャリッジガイド軸2に沿って主走査方向(被記録材の搬送方向と直交する方向)へ往復移動しつつインクを吐出することによって、被記録材への記録(印刷)が行われる。
【0024】
このキャリッジの主走査方向における動作は、キャリッジガイド軸2と平行に配設されたキャリッジ位置検出手段としての、テープ状のリニヤスケール4を基準にして制御される。このリニヤスケール4にはスリット(図示せず)が等間隔で形成されており、通過スリット数を検出する検出部とからなるリニヤエンコーダユニットによってキャリッジの位置検出が行われる。なお、符号26は無端ベルトから構成される駆動ベルトを示し、駆動モータ25によって駆動回転する駆動プーリ27と、この駆動プーリ27の反対側端部に配設され、従動回転する従動プーリ(図示せず)との間を掛け渡している。そして、この駆動ベルト26の一部がキャリッジに取り付けられることによって、キャリッジを主走査方向へ移動している。
【0025】
また、このような記録装置は、厚みの異なる種々の被記録材に対応したものとするため、記録ヘッドと被記録材との間隔(いわゆる、ペーパーギャップ)を調節可能となるように構成されている。ここで、ペーパーギャップは、記録ヘッドと、この記録ヘッドに対向して配置され、被記録材を下側から支持するプラテン(図示せず)との間の距離によって規定される。すなわち、記録ヘッドをプラテンに対して、上下方向に変位させることによって行われ、より具体的には、この記録ヘッドを搭載したキャリッジを支持するキャリッジガイド軸2を変位させることによって行われる。
【0026】
このキャリッジガイド軸2は、主走査方向に延び、左右に配設されたサイドフレーム1に偏心機構20を介して上下方向に変位可能に支持されている。この偏心機構20としては、偏心ブッシュが用いられており、これによりキャリッジガイド軸2の上下方向への変位を可能としている。
【0027】
また、リニヤスケール4は、一方の保持具10によってキャリッジガイド軸2の変位に連動させることができるように設けられている。すなわち、リニヤスケール4はキャリッジガイド軸2に対して相対的な位置が変化することがないように構成されている。
【0028】
この保持具10は、板状の部材を使用して構成されており、下部において図示しない手段によってキャリッジガイド軸2に係止されており、キャリッジガイド軸2と同じ軌跡で上下に変位可能に取り付けられている。さらに、上方に立ち上がるサイドフレーム1と平行な立ち上がり部12と、上部にリニヤスケール4の取付部13を有している。すなわち、保持具10は、サイドフレーム1に対して相対的に移動可能となっているものである。
【0029】
また、キャリッジガイド軸2と係合する周囲の保持具10の形状は、装置中央に向けて僅かに凸型に形成されており、この凸部の上部と下部ではサイドフレーム1と接触可能であるが、この係合部周囲はサイドフレーム1から離間するように離間形状部11を構成している。さらに、このキャリッジガイド軸2との係合部分には、皿バネ19が配設されており、保持具10をサイドフレーム1に向けて押しつけるように付勢している。
【0030】
リニヤスケール4の取付部13は、下方から立ち上がるように配設された保持具10の上部に形成されており、保持具10の平板面に対して略垂直をなし、リニヤスケール4と平行となるように折り曲げられた部分である。この取付部13は、さらにリニヤスケール4端部の係合用穴4aを引っ掛ける、下流側に向けて突出したフック形状の突起部14を有している。このような構成により、突起部14にリニヤスケール4の係合用穴4aを引っ掛けることによって、リニヤスケール4を所定の位置に取り付けている。
【0031】
図3から図5は、図1の反対側のサイドフレーム1部分に装着した保持具30の周囲を示す図面である。本実施形態における保持具30は、前記した保持具10と基本的構成がほぼ同様に構成されている。
【0032】
この保持具30は、板状の部材を使用して構成されており、下部において図示しない手段によってキャリッジガイド軸2に係止されており、キャリッジガイド軸2と同じ軌跡で上下に変位可能に取り付けられている。さらに、上方に立ち上がるサイドフレーム1と平行な立ち上がり部32と、上部にリニヤスケール4の取付部33を有している。リニヤスケール4は、この取付部33に直接取り付けるのではなく、ねじりコイルバネ50に取り付けられ、このねじりコイルバネ50が保持具30に係止される。すなわち、リニヤスケール4は、ねじりコイルバネ50を介して保持具30に取り付けられている。これにより、ねじりコイルバネ50の付勢力を利用して、リニヤスケール4に張力を付与したままの状態で保持することが可能となる。
【0033】
保持具30は、キャリッジガイド軸2と一体に移動可能に構成されており、すなわち、サイドフレーム1に対して相対的に移動可能となっているものである。従って、前記した保持具10、キャリッジガイド軸2、及び保持具30は、同一の軌跡に沿って上下に変位するため、これらはそれぞれ相対的な位置が変化することがない。
【0034】
また、キャリッジガイド軸2と係合する周囲の保持具30の形状は、装置中央に向けて僅かに凸型に形成されており、この凸部の上部と下部ではサイドフレーム1と接触可能であるが、この係合部周囲はサイドフレーム1から離間するように離間形状部31を構成している。
【0035】
立ち上がり部32の上部には、この立ち上がり部32の平板面に対して略垂直であり、記録装置の設置面と略平行となるように(すなわち、リニヤスケール4と略垂直となるように)折り曲げられて形成されたリニヤスケールの取付部33が設けられており、この取付部33は、その上面がねじりコイルバネ50の載置面を形成する取付基部34を有している。
【0036】
また、取付部33の一部には、さらに略垂直方向に折り曲げられて形成され、リニヤスケール4と接触部35aで接触することによって、当該リニヤスケール4の副走査方向の位置決めをする位置出し部35が形成されている。リニヤスケール4の副走査方向の位置決めは、ねじりコイルバネ50の回動付勢によって、リニヤスケール4が接触部35aと接触して、押しつけられることによってなされる。すなわち、本実施形態においては、ねじりコイルバネ50は上流側(図5において上方向)に向けて回動付勢しているので、リニヤスケール4は接触部35aに押しつけられ、これにより位置決めが行われるものである。このような構成により、リニヤスケール4の副走査方向の位置決めを確実に行うことができるとともに、ねじりコイルバネ50によって常に付勢されているので、リニヤスケール4の接触部35aへの押しつけを維持することができ、その位置がずれることがない。
【0037】
また、この位置出し部35の下部には凹部35bが形成されており、この凹部35bにねじりコイルバネの一方のアーム50aを係止することができるようになっている。
【0038】
また、位置出し部35の一部には、リニヤスケール4の高さ方向の位置決めをする高さ位置決め部36が下流側に向けて突出するように形成されており、この高さ位置決め部36を、リニヤスケール4に形成した高さ位置決め用穴4cに挿入することにより、上下位置がずれないようにリニヤスケール4の高さを規定できるようにしている。さらに、この高さ位置決め部36は、挿入したリニヤスケール4の離脱を規制する離脱規制部36aを備えており、リニヤスケール4が高さ位置決め部36から外れることを防ぎ、より安定した状態として高さ位置を保持することができるようになっている。
【0039】
また、取付部33には、ねじりコイルバネ50の離脱を規制するバネ離脱規制部39が形成されており、ねじりコイルバネの巻き部50cを上側から保持している。
このように、本実施形態に係るねじりコイルバネ50は、アーム50aと凹部35bとの係合、およびねじりコイルバネ巻き部50cとバネ離脱規制部39との係合によって保持具30に取り付けることができるので、その取り付け作業が容易であるとともに、取り外しも容易であるためリサイクル性に優れている。さらに、取り付け状態は安定なものであり、ねじりコイルバネ50が保持具30から外れる虞がない。
【0040】
さらに、取付基部34の上面がねじりコイルバネ50の載置面34aを構成しており、ねじりコイルバネ50を保持具30に取り付ける作業を容易にしているとともに、取り付けた状態をより一層安定なものとしている。すなわち、ねじりコイルバネ50は、下側からは載置面34aにより支持され、上側からは凹部35b及びバネ離脱規制部39によって保持されているので、保持具30への取り付け状態が安定であり、不具合を生じることがない。
【0041】
リニヤスケール4の一端には、ねじりコイルバネ50の他方のアーム50bを挿入する係合用穴4bが形成されており、アーム50bをこの係合用穴4bに引っ掛けるようにしてリニヤスケール4を取り付け、ねじりコイルバネ50の付勢力を利用して、リニヤスケール4に張力を付与しているものである。
【0042】
ここで、リニヤスケール4の保持具30への取り付け手順について概説する。まず、リニヤスケール4の係合用穴4bにねじりコイルバネ50の一方のアーム50bを挿入する。つぎに、取付部33の高さ位置決め部36に形成された離脱規制部36aの長手方向と、リニヤスケール4の高さ位置決め用穴4cの長手方向が略同一となるようにして、高さ位置決め部36を高さ位置決め用穴4cに挿入させる。なお、このときねじりコイルバネ50の他方のアーム50aは、凹部35bに引っ掛けておく。そして、ねじりコイルバネ50を載置面34a側に倒し、巻き部50cをバネ離脱規制部39に潜らせて係合することによって、取り付けられる。
【0043】
図6は、本発明の記録装置に使用されるねじりコイルバネ50の説明に供する図面であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。(b)において実線で示している状態がねじりコイルバネ50の自然状態であり、点線で示している状態がリニヤスケール4に張力を付与している状態を示しているものである。
【0044】
このように、リニヤスケール4が引っかかり、これを付勢する部位と、凹部35bと係合する部位とが、それぞれ巻き部50cの近傍に位置するように設計されている。例えば、巻き部50cの内径10mmに対して、両部位は巻き部50cから2〜5mmの位置である。また、巻角度は40〜50°に設定することが好ましく、自由長は2mm程度であれば好ましい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リニヤスケールに張力を付与する手段として、ねじりコイルバネを使用しているため、記録装置全体の構成を小型化することができるとともに、組み立てが容易であり、もって低コスト化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施形態における要部斜視図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本発明に係る記録装置の一実施形態における要部斜視図である。
【図4】図3と異なる角度から見た要部斜視図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】本発明の記録装置に使用されるねじりコイルバネの説明に供する図面であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図7】従来技術に係る記録装置における要部斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドフレーム
2 キャリッジガイド軸
4 リニヤスケール
4a,4b 係合用穴
4c 高さ位置決め用穴
10,30 保持具
11,31 離間形状部
12,32 立ち上がり部
13,33 取付部
14 突起部
19 皿バネ
20 偏心機構
34 取付基部
34a 載置面
35 位置出し部
35a 接触部
35b 凹部
36 高さ位置決め部
36a リニヤスケール離脱規制部
39 バネ離脱規制部
50 ねじりコイルバネ
50a,50b ねじりコイルバネのアーム
50c ねじりコイルバネの巻き部

Claims (6)

  1. 被記録材に記録を行う記録ヘッドを搭載し、主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジを支持して主走査方向の移動を案内するキャリッジガイド軸と、
    前記キャリッジガイド軸と平行に配設され、前記キャリッジの移動位置検出手段であるリニヤスケールと、
    前記リニヤスケールに張力を付与する張力付与手段と、
    を備えた記録装置であって、
    前記張力付与手段は、当該リニヤスケールの両端部のうち少なくとも一方に配設された、ねじりコイルバネによる付勢力によって構成されていることを特徴とする、記録装置。
  2. 請求項1において、前記ねじりコイルバネと前記リニヤスケールが係合して当該リニヤスケールに張力を付与する作用点は、当該ねじりコイルバネの巻き部近傍に位置することを特徴とする、記録装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記キャリッジガイド軸は、上下に変位可能に構成されており、
    当該キャリッジガイド軸と一体的に変位可能な保持具を設け、この保持具に前記ねじりコイルバネを取り付けるとともに、当該保持具に、前記リニヤスケールの副走査方向における位置決めをする位置出し部を形成したことを特徴とする、記録装置。
  4. 請求項3において、前記リニヤスケールの副走査方向の位置決めは、当該ねじりコイルバネにおける回動付勢によって、前記リニヤスケールと前記位置出し部とが接触することでなされることを特徴とする、記録装置。
  5. 請求項3または請求項4において、前記保持具に、前記リニヤスケールの高さ方向の位置決めをする高さ位置決め部を形成したとともに、この高さ位置決め部は、当該リニヤスケールの離脱を規制するリニヤスケール離脱規制部を備えていることを特徴とする、記録装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項において、前記保持部に、ねじりコイルバネを載置するバネ載置面を形成したとともに、取り付けたねじりコイルバネの離脱を規制するバネ離脱規制部を形成したことを特徴とする、記録装置。
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