JP2004042191A - フィルム切断方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】切断刃と受け刃とに高い平行度や直線度が必要でなく、切断刃に受け刃を押し付ける押付け力が小さくて済み、定められた切取り幅でフィルムを安定して確実に切断することを可能にするフィルム切断方法及び装置を提供する
【解決手段】フィルム切断装置1は、先端に受けエッジ5,5を有する一対の受け刃2,2と、所定の切断幅Wを定めると共に周縁部に周縁エッジ8,8が形成された一対の側面7,7を有する回転刃3とから成っている。回転刃3は、各側面7に各受け刃2が押し付けられた状態で、回転しながら受けエッジ5,5に沿う切断方向に移動可能であるので、フィルムは、回転刃3の周縁エッジ8,8と、回転刃3に常に当接して間隔が定められた受け刃2,2の受けエッジ5,5との協働による押切り作用にて、所定の切断幅Wに確実に綺麗に切断される。
【選択図】 図1
【解決手段】フィルム切断装置1は、先端に受けエッジ5,5を有する一対の受け刃2,2と、所定の切断幅Wを定めると共に周縁部に周縁エッジ8,8が形成された一対の側面7,7を有する回転刃3とから成っている。回転刃3は、各側面7に各受け刃2が押し付けられた状態で、回転しながら受けエッジ5,5に沿う切断方向に移動可能であるので、フィルムは、回転刃3の周縁エッジ8,8と、回転刃3に常に当接して間隔が定められた受け刃2,2の受けエッジ5,5との協働による押切り作用にて、所定の切断幅Wに確実に綺麗に切断される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製袋機等において、例えば包装袋を製作する素材となるプラスチック製のフィルムを切断する切断方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックフィルムは、例えば、間欠的に搬送されるウェブ状の包装材の所定の領域をヒートシーラによって溶着することによって連続的に製造されている。間欠送りの停止時に、切断装置によって隣接する包装袋間を切り離すことによって、連続して製造された包装袋から個々の包装袋が分離される。
【0003】
しかしながら、この方法によって製造された包装袋は、四隅に形成されるコーナーが鋭く尖っており、またこの部分はヒートシールされているので、素材である包装材よりも剛性が高く、人に危害を与えたり、他の包装体を破る虞がある。そこで、上記のようにして製造された包装袋の四隅を後加工にてアール(R)付け加工を施したり、図4に示すように、ウェブ状の包装材20を長手方向に搬送しつつ包装袋を2列取りにて連続製造する包装袋の製造においては、前後左右に隣接する包装袋P1〜P4(P3〜P6及びそれ以下についても同様)の間に予め縦横にマージン部21,22を形成し、マージン部21,22の交差部に、切り離した各包装袋P1〜P4のコーナー部23に相当する部分がアール(R)となるように丸く縁取りされた全体として略十字状に打抜き孔24を形成し、その後、十字状の打抜き孔24の打抜き幅(約5mmの幅W)を定める両側の線に沿って包装材20を切断し、その結果、切断分離された個々の包装袋P1〜P4のコーナー部23に丸く縁取りされた交差部分をアール(R)として形成する、という方法が用いられている。この切断は、十字状の切取り幅Wに相当するだけ切断装置を包装材20の長手方向に移動し、その前後で切断装置を作動させることで行われている。
【0004】
ウェブから包装袋を分離するため、ウェブの微小幅を切断するカッタが提案されている(特開平10−591号公報)。図5に示されているように、この提案によるカッタ30は、微小な切断幅Wに相当する厚さを持つ一枚の細長い切断刃(上刃)31と、切断刃31と組み合わされた二枚で一組の受け刃(下刃)32,32とで構成されている。切断刃31は、当初から受け刃32,32間に挟み込まれる足部33と、両側の側面34,34の下端縁において足部33から次第に上方に傾斜した切断エッジ35,35を有している。また、一対の受け刃32,32は、切断刃31の両側に配置され、ばね(図示せず)の押付け力によってそれぞれ切断刃31の側面34,34に押し付けられている。各受け刃32は、上端縁部に水平に延びる受けエッジ36を備えている。ばねの押付け力によって切断エッジ35,35との間の隙間が無くなるように押し付けられることにより、切断刃31の切断エッジ35,35と受け刃32の受けエッジ36との協働による押切り作用でプラスチックフィルムが切断される。
【0005】
カッタ30によれば、切断刃31及び受け刃32,32が共にフィルム幅以上の長さを持つ直線状の刃であるため、比較的広幅(400〜1200mm)のフィルムを切断しようとする場合には、これら上下の両刃に高い平行度と直線度とが要求されるという問題がある。即ち、切断時には、切断刃31は受け刃32,32間に押し込まれて行くが、切断刃31と受け刃32,32の平行度又は直線度が不十分である場合には、両刃間に隙間を生じてフィルムの正常な切断ができず、切断に失敗したり切断幅が所定の幅と異なって綺麗に確実に切断することができない。また、切断時に受け刃32,32が撓んだ場合には、切断が困難になる。そのため、プラスチックフィルムを微小幅で確実に切断するには、切断刃31と受け刃32,32とに高い平行度や直線度が要求される。しかも、切断刃31の押込みによって受け刃32,32との接触面積が広くなった場合には、両刃の間に隙間を無くすためには、切断刃31に受け刃32,32を押し付ける荷重を大きくしなければならない。更に、そうした高い要求に見合う工具の製作が困難になり、且つコスト高になるという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、素材がフィルムのような薄い材料を切断する場合に、押付け荷重は大きくしないが、協働する二つの刃に働く押付け圧力を高めることで、直線状の刃の直線度や平行度が厳しく維持されないときでも、フィルムを正常に押切り可能にする点で解決すべき課題がある。
【0007】
この発明の目的は、切断を行う二つの刃に高い平行度や直線度が要求されず、両刃を押し付ける荷重も小さくすることが可能であり、従って、切断時に刃を撓ませることもなく、定められた切取り幅でフィルムを安定して確実に切断することを可能にするフィルム切断方法及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明によるフィルム切断方法は、所定の切断幅を定め且つ周縁部に周縁エッジが形成される一対の側面を有する回転刃を、先端に受けエッジを有する一対の受け刃のそれぞれを前記各側面に押し付けた状態で、回転させながら前記受けエッジに沿った切断方向に移動させることにより、対応する前記周縁エッジと前記受けエッジとの協働によってフィルムを前記切断幅で切断することから成っている。
【0009】
また、この発明によるフィルム切断装置は、先端に受けエッジを有し且つ押付け手段によって互いに接近する方向に押し付けられる一対の受け刃、及び所定の切断幅を定めると共に周縁部に前記受けエッジと協働してフィルムを切断可能な周縁エッジが形成された一対の側面を有し且つ前記押付け手段によって前記各側面に前記各受け刃が押し付けられた状態で回転しながら前記受けエッジに沿う切断方向に移動可能な回転刃から成っている。
【0010】
このフィルム切断方法及びフィルム切断装置によれば、回転刃の各側面に一対の受け刃のそれぞれを押し付けているので、回転刃を回転させながら切断方向に移動するに伴って、回転刃の側面の周縁部に形成されている周縁エッジが受けエッジとの間で交差する協働部位が逐次移動し、周縁エッジと受けエッジとの協働によって両エッジ間でフィルムを安定して且つ確実に押し切ることができる。一対の受け刃の平行度や直線度がたとえ高精度に守られていなくても、一対の受け刃を回転刃に押し付けている付勢力は回転刃の側面に集中するので、細長い押切り刃が一対の受け刃間に押し込まれる場合と比較して、小さい押付け力であっても回転刃の各側面と各受け刃との接触が維持され、一対の受け刃の距離を回転刃の切断幅に保ち、回転刃の切断幅でフィルムを切断することができる。
【0011】
このフィルム切断方法において、前記回転刃と連結されたローラを、前記受け刃に備わる棚面上に載置されている前記フィルム上、又は前記棚面上に載置されている前記フィルムのうち少なくとも上流側の前記フィルム上に置かれた押さえ板上で転動させることにより、前記フィルムを前記受け刃に押し当てながら、回転しつつ前記切断方向に移動させることができる。また、このフィルム切断装置において、前記受け刃は前記フィルムを載置する棚面を有しており、前記回転刃は前記回転刃と連結されたローラを備えており、前記回転刃は、前記ローラが前記受け刃の前記棚面上に載置されている前記フィルム上、又は前記棚面上に載置されている前記フィルムのうち少なくとも上流側の前記フィルム上に置かれた押さえ板上を転動することにより、フィルムを前記受け刃に押し当てながら、回転しつつ前記切断方向に移動することができる。ローラが受け刃の棚面上に載置されているフィルム上を直接に転動するか、或いは、棚面上に載置されているフィルム上に置かれた押さえ板の上を転動することにより、フィルムは、常に切断部分の直近位置においてローラによって受け刃に押し当てられながら回転刃で切断されるので、フィルムの浮き上がりやずれを防止し、フィルムを一層安定させた状態で切断することができる。
【0012】
更に、ローラを棚面上に載置されているフィルム上で直接に転動させるのではなく、フィルム上に置かれた押さえ板上を転動させることにより、押さえ板が無い場合と比較して、ローラがフィルム上を直接に転動する際にフィルムに生じがちな皺の発生を抑制することができる。また、ローラによるフィルムへの押さえ領域が、押さえ板が無い場合にはローラと直接に接触するフィルム領域であるのに対して、押さえ板を用いることによりローラが押さえ板に接触する位置に対応した広い領域に拡大され、切断中でのフィルムのずれを効果的に抑えることができる。押さえ板の配設位置については回転刃の両側としてもよいが、押さえ板をフィルム流れの下流側に設けた場合には、切断されたフィルムの端縁がフィルムの送りによって押さえ板に衝突する可能性があるので、フィルム流れの上流側に設けるのが好ましい。
【0013】
この転動するローラを備えたフィルム切断方法又は装置において、前記回転刃は、駆動源によって回転させることにより前記ローラの転動を介して前記切断方向に移動するか、又は駆動源によって前記切断方向に移動されることにより前記ローラの転動を介して回転することができる。回転刃を駆動源によって直接に回転させると、回転刃は、ローラがフィルムを介して棚面上を転動することによって、移動用の駆動手段を要することなく切断方向に移動することができる。また、回転刃を駆動源によって直接に切断方向に移動させると、回転刃は、ローラがフィルムを介して棚面上を転動することによって、回転用の駆動手段を要することなく回転することができる。
【0014】
このフィルム切断方法又は装置において、前記フィルムは包装袋が長手方向にマージン部を介して連続して形成されるウェブ状の包装材であり、前記回転刃の前記切断幅に相当する切取り幅で前記包装材を前記マージン部において切断することによる前記包装袋の切離しに適用することができる。フィルムは包装袋が長手方向にマージン部を介して連続して形成されるウェブ状の包装材であるとき、包装袋間の包装材をマージン部において回転刃の切断幅に相当する切取り幅で切断することにより、包装袋を、既に製造された包装袋又は包装袋を製造中のウェブ状フィルムから切り離すことができる。
【0015】
このフィルム切断方法又は装置において、前記包装袋は前記ウェブ状の包装材から単列取り又は複数列取りされ、前記包装材の前後又は前後左右に隣接する前記包装袋の境界部には前記切取り幅に相当する距離だけ離れた打抜き幅を持ち且つコーナー部に形成すべきアールに相当する丸みのある輪郭を持つ打抜き部を予め形成し、前記回転刃によって前記打抜き部に合わせて前記切取り幅で前記包装材を切断することができる。包装袋をウェブ状の包装材から単列取り又は複数列取りするときには、単に、隣接する包装袋の境界領域に沿って縦横に切断するだけでは、切断によって生じた包装袋のコーナー部が尖った状態となり、人を傷つけたり、他の包装袋を傷つけたりする。そこで、包装材の前後又は前後左右に隣接する包装袋の境界部に、切取り幅に相当する距離だけ離れた打抜き幅を持ち且つコーナー部に形成すべきアールに相当する丸みのある輪郭を持つ打抜き部を予め形成しておき、回転刃によって、回転刃の切断幅を打抜き部の打抜き幅に合わせて包装材を切断することで、コーナー部にアールが形成された包装袋を分離することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるフィルム切断方法又は装置の実施例を説明する。図1はこの発明によるフィルム切断装置の一実施例の要部を示す斜視図である。図2はこの発明によるフィルム切断装置の別の実施例を示す断面図である。
【0017】
図1に示すフィルム切断装置1は、一対の受け刃2,2と、受け刃2,2間に挟まれた回転刃3とからなっている。受け刃2,2は、その下側縁部に沿って延びる回動軸4の回りに回動可能であり、図示しない押付け手段(一例として、ばね)によって、上側の刃先である受けエッジ5,5が互いに接近する方向に回動付勢されている。受けエッジ5,5は、好ましくは、僅かに断面鋭角に形成されている。回転刃3は、受け刃2,2の長手方向に直交し且つ水平方向に延びる回転軸6を有していると共に、帯状にフィルムを切断することができる切断幅Wを有している円板形状の回転刃である。回転刃3の側面7,7の下側の一部が、常時、受け刃2,2の受けエッジ5,5によって押し付けられつつ挟まれた状態にあり、回転刃3が回転しながら受け刃2,2の長手方向に沿って移動するときも、受けエッジ5,5間に挟まれた状態で移動する。回転刃3の側面7,7の周縁部には、周縁エッジ8,8が形成されている。回転刃3による切断方向は、回転方向によって周縁エッジ8,8が受け刃2,2の刃先部5,5間に入り込む側に設定されている。
【0018】
回転刃3が受け刃2,2間で押し付けられた状態で回転しながら切断方向(受けエッジ5,5が延びる方向)に移動するときに、回転刃3の周縁エッジ8,8が受け刃2,2の受けエッジ5,5との間で協働してフィルムを押し切ることにより、フィルムが切断幅Wで切断される。受け刃2,2を回転刃3の側面7,7に押すばねによる押付け力は回転刃3の側面7,7の受け刃2,2との当接部分に集中しているので、押付け手段の力が比較的小さくても、回転刃3と受け刃2,2との当接部分の単位面積当たりの押付け力は大きくなる。受け刃2,2の直線度や平行度の精度が高い場合は勿論のこと低い場合であっても、回転刃3の側面7,7は、フィルムの切断が行われるとき、大きな押付け圧力によって常に、受け刃2,2の受けエッジ5,5と接触状態に維持され、フィルムの切断位置では、受け刃2,2の間隔は回転刃3の切断幅Wに一致する。その結果、回転刃3が回転しながら受けエッジ5,5に沿う切断方向に移動するとき、受け刃2,2の受けエッジ5,5と回転刃3の周縁エッジ8,8とは互いに隙間無く密接し、フィルムが受けエッジ5,5と周縁エッジ8,8との間に回り込んで挟まれることもなく、フィルムを安定して確実に切断することができる。
【0019】
図2は、この発明によるフィルム切断装置の別の実施例を示す断面図である。図2に示す実施例においては、回転刃の構造がローラを備えている点で図1に示す回転刃3の構造と異なる以外は、受け刃等の具体的な構造等に差異はない。従って、以下、回転刃とそれに関連する構造についてのみ説明し、その他の構造についての説明を省略する。図2に示すフィルム切断装置10においては、受け刃12,12は、受けエッジ15,15から横方向水平に広がりフィルムFを載置可能な棚面14,14を有している。一方、回転刃13は、回転刃13の側面17,17に対して好ましくは一体的に連結されたゴム製のローラ16,16を備えている。各ローラ16は、回転刃13よりも小径に形成されており、図示のように各ローラ16が棚面14上のフィルムFに載った状態では、回転刃13の下方一部が受け刃12,12間に入り込むのが許容され、側面17,17の下方一部が受けエッジ15,15によって押し付けられている。
【0020】
各ローラ16は、対応する受け刃12の棚面14上に載置されているフィルムF上を転動することができ、このとき、回転刃13は、一部が常に受け刃12,12間に潜り込む状態で、回転しながら切断方向に移動することができる。従って、フィルムFは、常に、受けエッジ15と周縁エッジ18との協働による切断が行われる位置の直近において、ローラ16によって各棚面14に押し当てられた状態となる。その結果、フィルムFは、回転刃13の各側面17において、棚面14からの浮き上がりやずれが効果的に防止された押当て状態となるので、一層確実に安定して切断することができる。
【0021】
図1に示すフィルム切断装置1において、回転刃3は、駆動源(モータ等)によって直接に回転駆動され、また、切断方向にも直接に移動駆動される。一方、図2に示すフィルム切断装置10においては、フィルム切断装置1と同様に、回転刃13を駆動源によって直接に回転駆動し切断方向にも直接に移動駆動させてもよいが、ローラ16が受け刃12の棚面14上を転動することを利用して、駆動源による能動的な駆動を回転又は移動のいずれか一方の駆動に限定し、他方の動きを受動的に行わせることができる。回転刃13を駆動源によって直接に回転駆動させると、回転刃13は、ローラ16,16がフィルムFを介して棚面14上を転動することによって切断方向に移動することができる。また、回転刃13を駆動源によって直接に切断方向に移動駆動させると、回転刃13は、ローラ16,16がフィルムFを介して棚面14上を転動することによって回転することができる。回転刃13の切断方向への移動は、例えば、ボールねじ機構を用いた直接の駆動によって行うことができる。即ち、回転刃13及びローラ16を支持している回転軸6を収容したハウジングをボールねじのナットに固定し、フィルムFの横断方向に延びるボールねじのねじ軸を直結モータで駆動することで、回転刃13はハウジングごと切断方向へ移動される。皺のない綺麗な包装袋を製造するため、回転刃3の位置及び速度制御は、直結モータとして応答性の優れたサーボモータを用いて、製袋機の運転、特にフィルムFの送りが停止するタイミングとその短い停止期間に合わせた同期位相制御によって行われる。
【0022】
図3は、この発明によるフィルム切断装置の他の実施例を示す断面図である。図3(a)に示す実施例においては、フィルムの押さえを押さえ板を介して行う以外、図2に示す実施例と差異はない。従って、以下、押さえ板に関連する構造についてのみ説明し、その他の構造については、図2に示す符号と同じ符号(但し、フィルムFの送りについて上流側及び下流側の要素についてそれぞれ添え字a、bを付す)用いることで再度の説明を省略する。図3(a)に示すフィルム切断装置11は、受け刃12a,12bに対応して棚面14a,14bと同じ広がりを有する押さえ板19a,19bを備えており、回転刃13の作動に同期してフィルムFa,Fbを受け刃12a,12bの棚面14a,14bと押さえ板19a,19bとの間に挟み込むことが可能である。回転刃13の作動時、ローラ16a,16bはフィルムFa,Fb上で直接に転動するのではなく、フィルムFa,Fb上に置かれた押さえ板19a,19b上を転動する。従って、押さえ板19a,19bが無い場合と比較して、ローラ16a,16bが転動する際にフィルムFa,Fbに生じがちな皺の発生を抑制することができる。
【0023】
ローラ16によってフィルムFを棚面14上に押付け力を以て押さえ付ける領域は、押さえ板19a,19bを備えていない図2に示すフィルム切断装置10では、ローラ16と直接に接触するフィルム領域であるのに対して、押さえ板19a,19bを備えているフィルム切断装置11では、ローラ16a,16bが押さえ板19a,19bに接触する位置に対応して面状に広がった領域に拡大される。従って、切断中にフィルムFa,Fbに生じ易いずれを効果的に抑えることができる。押さえ板については回転刃13の両側に設けてもよいが、片側のみに設けてもよい。片側のみに設ける場合、フィルム流れの下流側に設けられる押さえ板19bの場合には、図3(b)に示すように、切断された上流側のフィルムFaの端縁がフィルム送りによって衝突する可能性があるので、フィルム流れの上流側の押さえ板19aを用いるのが好ましい。
【0024】
フィルム切断装置1,10及び11は、パウチ等の包装袋の連続製造において、隣接する包装袋との分離・切断に適用することができる。図4は、この発明によるフィルム切断装置10(11)を包装袋の切断に適用した概念図である。図4に示す例では、既に説明したように、ウェブ状の包装材20の前後又は前後左右にヒートシールによって形成されたマージン部21,22を介して連続して製造される包装袋P1〜P4において、マージン部21,22の交差部には、コーナー部23に形成すべきアール(R)に相当する丸みのある輪郭を持つ略十字状の打抜き部24が予め形成されている。また、包装材20の両側部、即ち包装袋P1とP2、及びP3とP4の上部のマージン部22を略T字形のパンチ26を用いて打ち抜くことで、コーナー部28に形成すべきアール(R)に相当する輪郭を持つ打抜き部27が予め形成される。フィルム切断装置10(11)は、切断方向を包装材20の横断方向に合わせて、包装材20の間欠的な停止時にマージン部22が占める位置に合わせて配設されている。打抜き孔24の略十字状の各枝部25及び打抜き部27の枝部29が定める打抜き幅をフィルム切断装置10(11)の切断幅Wに合わせておき、フィルム切断装置10(11)を間欠搬送される包装材20の停止するタイミングに合わせてその停止中に作動させることで、マージン部22を枝部25,29と整合させて切り落すことができる。即ち、切断幅Wを持つ回転刃13がマージン部22に沿って通過することで包装袋P1〜P4間でマージン部22が切断幅Wに対応した切取り幅で切り落され、アール(R)が形成されたコーナー部23,28を持つ包装袋P1,P2と〜包装袋P3,P4とが切り離される。なお、左右の包装袋P1,P2及び包装袋P3,P4は、フィルム切断装置10(11)による切断前においてフェザーカットと称される二枚の剃刀刃21a(例えば、切断幅Wと同じ間隔に置かれる)による手法によってマージン部21を切断することで互いに切り離される。このとき、マージン部21は、隣接する打抜き孔24間では切り落とし部21bとなって切り落とされる。
【0025】
上記各実施例では、フィルム切断装置1,10(11)の受け刃2,12を回転刃3,13に押し付ける押付け手段として、ばねを挙げたが、これに限るものではなく、例えば、圧縮エアを作動流体として押付け力を作用させるアクチュエータ等の周知の手段であってもよい。また、フィルム切断装置1,10(11)を包装袋の切断・分離に適用した場合に、既に連続して製造された包装袋を前後に切断・分離する場合のみならず、製造されたばかりの包装袋をウェブ状フィルムから切り離すこともできる。更に、包装袋が単列で製造される場合には、打抜き孔24に代えて、ウェブの側縁からのアールが形成される切込みが形成される。ローラ16,16a,16bについては、フィルムF又は押さえ板19a,19b上を転動することが回転刃13の回転駆動源となるので、フィルムF又は押さえ板19a,19b上でスリップしないように、ネオプレンゴム、ウレタンゴム等の合成ゴムや樹脂のように摩擦係数が高く、摩擦力が充分に確保できる素材を使用することが好ましい。
【0026】
【発明の効果】
この発明によるフィルム切断方法及び装置は、上記のように、所定の切断幅を定める回転刃の各側面にそれぞれ受け刃を押し付けつつ、回転刃を回転させながら切断方向に移動させる構成とされているので、受け刃と回転刃との接触領域は常に狭い一定の領域であり、従来の刃身が長い上刃と下刃とを用いた切断と比較して、小さい押付け力で受け刃を回転刃に当接させることができる。また、回転刃の一対の側面の周縁部に形成される周縁エッジと、周縁エッジに対応する受けエッジとは、押付け力によって常に押し付けられて当接状態にあるので、受け刃と回転刃の間の隙間は常にゼロに保たれる。受け刃の間隔は回転刃に当接する部分では回転刃が定める所定の切断幅となり、フィルムは、回転刃と、回転刃に当接し間隔が所定の切断幅で定められた状態にある受け刃とで切断される。即ち、両エッジの協働によってフィルムを安定して確実に切断することができるので、プラスチックフィルムなどの軟包材でも綺麗に切断することができる。
【0027】
このフィルム切断方法及び装置によれば、フィルムの切断が行われる瞬間の各部分で受け刃の間隔は回転刃の切断幅で定められる。切断に関与しない部分での受け刃の間隔は、フィルムの切断に影響を及ぼすことはない。従って、比較的幅広のフィルムを切断するために非常に刃身が長くなる受け刃を製作する際にもそれほど高い平行度や直線度が要求されず、比較的に容易に且つ低コストで受け刃を製作することができる。また、上刃が直線状の刃である場合と比較して、受け刃を回転刃に押し付ける押付け力を小さくすることができるので、押付け手段の構造も簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるフィルム切断装置の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】この発明によるフィルム切断装置の別の実施例を示す断面図である。
【図3】この発明によるフィルム切断装置の他の実施例を示す断面図である。
【図4】この発明によるフィルム切断装置を包装袋の切断に適用した概念図である。
【図5】従来のフィルム切断装置の概略図である。
【符号の説明】
1,10,11 フィルム切断装置 2,12,12a,12b 受け刃
3,13 回転刃 4 回動軸
5,15 受けエッジ 6 回転軸
7,17,17a,17b 側面 8,18,18a,18b 周縁エッジ
14,14a,14b 棚面 16,16a,16b ローラ
20 包装材 21,22 マージン部
23,28 コーナー部 24 打抜き孔
25,29 枝部 27 打抜き部
F,Fa,Fb フィルム W 切断幅
P(P1〜P6) 包装袋
【発明の属する技術分野】
この発明は、製袋機等において、例えば包装袋を製作する素材となるプラスチック製のフィルムを切断する切断方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックフィルムは、例えば、間欠的に搬送されるウェブ状の包装材の所定の領域をヒートシーラによって溶着することによって連続的に製造されている。間欠送りの停止時に、切断装置によって隣接する包装袋間を切り離すことによって、連続して製造された包装袋から個々の包装袋が分離される。
【0003】
しかしながら、この方法によって製造された包装袋は、四隅に形成されるコーナーが鋭く尖っており、またこの部分はヒートシールされているので、素材である包装材よりも剛性が高く、人に危害を与えたり、他の包装体を破る虞がある。そこで、上記のようにして製造された包装袋の四隅を後加工にてアール(R)付け加工を施したり、図4に示すように、ウェブ状の包装材20を長手方向に搬送しつつ包装袋を2列取りにて連続製造する包装袋の製造においては、前後左右に隣接する包装袋P1〜P4(P3〜P6及びそれ以下についても同様)の間に予め縦横にマージン部21,22を形成し、マージン部21,22の交差部に、切り離した各包装袋P1〜P4のコーナー部23に相当する部分がアール(R)となるように丸く縁取りされた全体として略十字状に打抜き孔24を形成し、その後、十字状の打抜き孔24の打抜き幅(約5mmの幅W)を定める両側の線に沿って包装材20を切断し、その結果、切断分離された個々の包装袋P1〜P4のコーナー部23に丸く縁取りされた交差部分をアール(R)として形成する、という方法が用いられている。この切断は、十字状の切取り幅Wに相当するだけ切断装置を包装材20の長手方向に移動し、その前後で切断装置を作動させることで行われている。
【0004】
ウェブから包装袋を分離するため、ウェブの微小幅を切断するカッタが提案されている(特開平10−591号公報)。図5に示されているように、この提案によるカッタ30は、微小な切断幅Wに相当する厚さを持つ一枚の細長い切断刃(上刃)31と、切断刃31と組み合わされた二枚で一組の受け刃(下刃)32,32とで構成されている。切断刃31は、当初から受け刃32,32間に挟み込まれる足部33と、両側の側面34,34の下端縁において足部33から次第に上方に傾斜した切断エッジ35,35を有している。また、一対の受け刃32,32は、切断刃31の両側に配置され、ばね(図示せず)の押付け力によってそれぞれ切断刃31の側面34,34に押し付けられている。各受け刃32は、上端縁部に水平に延びる受けエッジ36を備えている。ばねの押付け力によって切断エッジ35,35との間の隙間が無くなるように押し付けられることにより、切断刃31の切断エッジ35,35と受け刃32の受けエッジ36との協働による押切り作用でプラスチックフィルムが切断される。
【0005】
カッタ30によれば、切断刃31及び受け刃32,32が共にフィルム幅以上の長さを持つ直線状の刃であるため、比較的広幅(400〜1200mm)のフィルムを切断しようとする場合には、これら上下の両刃に高い平行度と直線度とが要求されるという問題がある。即ち、切断時には、切断刃31は受け刃32,32間に押し込まれて行くが、切断刃31と受け刃32,32の平行度又は直線度が不十分である場合には、両刃間に隙間を生じてフィルムの正常な切断ができず、切断に失敗したり切断幅が所定の幅と異なって綺麗に確実に切断することができない。また、切断時に受け刃32,32が撓んだ場合には、切断が困難になる。そのため、プラスチックフィルムを微小幅で確実に切断するには、切断刃31と受け刃32,32とに高い平行度や直線度が要求される。しかも、切断刃31の押込みによって受け刃32,32との接触面積が広くなった場合には、両刃の間に隙間を無くすためには、切断刃31に受け刃32,32を押し付ける荷重を大きくしなければならない。更に、そうした高い要求に見合う工具の製作が困難になり、且つコスト高になるという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、素材がフィルムのような薄い材料を切断する場合に、押付け荷重は大きくしないが、協働する二つの刃に働く押付け圧力を高めることで、直線状の刃の直線度や平行度が厳しく維持されないときでも、フィルムを正常に押切り可能にする点で解決すべき課題がある。
【0007】
この発明の目的は、切断を行う二つの刃に高い平行度や直線度が要求されず、両刃を押し付ける荷重も小さくすることが可能であり、従って、切断時に刃を撓ませることもなく、定められた切取り幅でフィルムを安定して確実に切断することを可能にするフィルム切断方法及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明によるフィルム切断方法は、所定の切断幅を定め且つ周縁部に周縁エッジが形成される一対の側面を有する回転刃を、先端に受けエッジを有する一対の受け刃のそれぞれを前記各側面に押し付けた状態で、回転させながら前記受けエッジに沿った切断方向に移動させることにより、対応する前記周縁エッジと前記受けエッジとの協働によってフィルムを前記切断幅で切断することから成っている。
【0009】
また、この発明によるフィルム切断装置は、先端に受けエッジを有し且つ押付け手段によって互いに接近する方向に押し付けられる一対の受け刃、及び所定の切断幅を定めると共に周縁部に前記受けエッジと協働してフィルムを切断可能な周縁エッジが形成された一対の側面を有し且つ前記押付け手段によって前記各側面に前記各受け刃が押し付けられた状態で回転しながら前記受けエッジに沿う切断方向に移動可能な回転刃から成っている。
【0010】
このフィルム切断方法及びフィルム切断装置によれば、回転刃の各側面に一対の受け刃のそれぞれを押し付けているので、回転刃を回転させながら切断方向に移動するに伴って、回転刃の側面の周縁部に形成されている周縁エッジが受けエッジとの間で交差する協働部位が逐次移動し、周縁エッジと受けエッジとの協働によって両エッジ間でフィルムを安定して且つ確実に押し切ることができる。一対の受け刃の平行度や直線度がたとえ高精度に守られていなくても、一対の受け刃を回転刃に押し付けている付勢力は回転刃の側面に集中するので、細長い押切り刃が一対の受け刃間に押し込まれる場合と比較して、小さい押付け力であっても回転刃の各側面と各受け刃との接触が維持され、一対の受け刃の距離を回転刃の切断幅に保ち、回転刃の切断幅でフィルムを切断することができる。
【0011】
このフィルム切断方法において、前記回転刃と連結されたローラを、前記受け刃に備わる棚面上に載置されている前記フィルム上、又は前記棚面上に載置されている前記フィルムのうち少なくとも上流側の前記フィルム上に置かれた押さえ板上で転動させることにより、前記フィルムを前記受け刃に押し当てながら、回転しつつ前記切断方向に移動させることができる。また、このフィルム切断装置において、前記受け刃は前記フィルムを載置する棚面を有しており、前記回転刃は前記回転刃と連結されたローラを備えており、前記回転刃は、前記ローラが前記受け刃の前記棚面上に載置されている前記フィルム上、又は前記棚面上に載置されている前記フィルムのうち少なくとも上流側の前記フィルム上に置かれた押さえ板上を転動することにより、フィルムを前記受け刃に押し当てながら、回転しつつ前記切断方向に移動することができる。ローラが受け刃の棚面上に載置されているフィルム上を直接に転動するか、或いは、棚面上に載置されているフィルム上に置かれた押さえ板の上を転動することにより、フィルムは、常に切断部分の直近位置においてローラによって受け刃に押し当てられながら回転刃で切断されるので、フィルムの浮き上がりやずれを防止し、フィルムを一層安定させた状態で切断することができる。
【0012】
更に、ローラを棚面上に載置されているフィルム上で直接に転動させるのではなく、フィルム上に置かれた押さえ板上を転動させることにより、押さえ板が無い場合と比較して、ローラがフィルム上を直接に転動する際にフィルムに生じがちな皺の発生を抑制することができる。また、ローラによるフィルムへの押さえ領域が、押さえ板が無い場合にはローラと直接に接触するフィルム領域であるのに対して、押さえ板を用いることによりローラが押さえ板に接触する位置に対応した広い領域に拡大され、切断中でのフィルムのずれを効果的に抑えることができる。押さえ板の配設位置については回転刃の両側としてもよいが、押さえ板をフィルム流れの下流側に設けた場合には、切断されたフィルムの端縁がフィルムの送りによって押さえ板に衝突する可能性があるので、フィルム流れの上流側に設けるのが好ましい。
【0013】
この転動するローラを備えたフィルム切断方法又は装置において、前記回転刃は、駆動源によって回転させることにより前記ローラの転動を介して前記切断方向に移動するか、又は駆動源によって前記切断方向に移動されることにより前記ローラの転動を介して回転することができる。回転刃を駆動源によって直接に回転させると、回転刃は、ローラがフィルムを介して棚面上を転動することによって、移動用の駆動手段を要することなく切断方向に移動することができる。また、回転刃を駆動源によって直接に切断方向に移動させると、回転刃は、ローラがフィルムを介して棚面上を転動することによって、回転用の駆動手段を要することなく回転することができる。
【0014】
このフィルム切断方法又は装置において、前記フィルムは包装袋が長手方向にマージン部を介して連続して形成されるウェブ状の包装材であり、前記回転刃の前記切断幅に相当する切取り幅で前記包装材を前記マージン部において切断することによる前記包装袋の切離しに適用することができる。フィルムは包装袋が長手方向にマージン部を介して連続して形成されるウェブ状の包装材であるとき、包装袋間の包装材をマージン部において回転刃の切断幅に相当する切取り幅で切断することにより、包装袋を、既に製造された包装袋又は包装袋を製造中のウェブ状フィルムから切り離すことができる。
【0015】
このフィルム切断方法又は装置において、前記包装袋は前記ウェブ状の包装材から単列取り又は複数列取りされ、前記包装材の前後又は前後左右に隣接する前記包装袋の境界部には前記切取り幅に相当する距離だけ離れた打抜き幅を持ち且つコーナー部に形成すべきアールに相当する丸みのある輪郭を持つ打抜き部を予め形成し、前記回転刃によって前記打抜き部に合わせて前記切取り幅で前記包装材を切断することができる。包装袋をウェブ状の包装材から単列取り又は複数列取りするときには、単に、隣接する包装袋の境界領域に沿って縦横に切断するだけでは、切断によって生じた包装袋のコーナー部が尖った状態となり、人を傷つけたり、他の包装袋を傷つけたりする。そこで、包装材の前後又は前後左右に隣接する包装袋の境界部に、切取り幅に相当する距離だけ離れた打抜き幅を持ち且つコーナー部に形成すべきアールに相当する丸みのある輪郭を持つ打抜き部を予め形成しておき、回転刃によって、回転刃の切断幅を打抜き部の打抜き幅に合わせて包装材を切断することで、コーナー部にアールが形成された包装袋を分離することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるフィルム切断方法又は装置の実施例を説明する。図1はこの発明によるフィルム切断装置の一実施例の要部を示す斜視図である。図2はこの発明によるフィルム切断装置の別の実施例を示す断面図である。
【0017】
図1に示すフィルム切断装置1は、一対の受け刃2,2と、受け刃2,2間に挟まれた回転刃3とからなっている。受け刃2,2は、その下側縁部に沿って延びる回動軸4の回りに回動可能であり、図示しない押付け手段(一例として、ばね)によって、上側の刃先である受けエッジ5,5が互いに接近する方向に回動付勢されている。受けエッジ5,5は、好ましくは、僅かに断面鋭角に形成されている。回転刃3は、受け刃2,2の長手方向に直交し且つ水平方向に延びる回転軸6を有していると共に、帯状にフィルムを切断することができる切断幅Wを有している円板形状の回転刃である。回転刃3の側面7,7の下側の一部が、常時、受け刃2,2の受けエッジ5,5によって押し付けられつつ挟まれた状態にあり、回転刃3が回転しながら受け刃2,2の長手方向に沿って移動するときも、受けエッジ5,5間に挟まれた状態で移動する。回転刃3の側面7,7の周縁部には、周縁エッジ8,8が形成されている。回転刃3による切断方向は、回転方向によって周縁エッジ8,8が受け刃2,2の刃先部5,5間に入り込む側に設定されている。
【0018】
回転刃3が受け刃2,2間で押し付けられた状態で回転しながら切断方向(受けエッジ5,5が延びる方向)に移動するときに、回転刃3の周縁エッジ8,8が受け刃2,2の受けエッジ5,5との間で協働してフィルムを押し切ることにより、フィルムが切断幅Wで切断される。受け刃2,2を回転刃3の側面7,7に押すばねによる押付け力は回転刃3の側面7,7の受け刃2,2との当接部分に集中しているので、押付け手段の力が比較的小さくても、回転刃3と受け刃2,2との当接部分の単位面積当たりの押付け力は大きくなる。受け刃2,2の直線度や平行度の精度が高い場合は勿論のこと低い場合であっても、回転刃3の側面7,7は、フィルムの切断が行われるとき、大きな押付け圧力によって常に、受け刃2,2の受けエッジ5,5と接触状態に維持され、フィルムの切断位置では、受け刃2,2の間隔は回転刃3の切断幅Wに一致する。その結果、回転刃3が回転しながら受けエッジ5,5に沿う切断方向に移動するとき、受け刃2,2の受けエッジ5,5と回転刃3の周縁エッジ8,8とは互いに隙間無く密接し、フィルムが受けエッジ5,5と周縁エッジ8,8との間に回り込んで挟まれることもなく、フィルムを安定して確実に切断することができる。
【0019】
図2は、この発明によるフィルム切断装置の別の実施例を示す断面図である。図2に示す実施例においては、回転刃の構造がローラを備えている点で図1に示す回転刃3の構造と異なる以外は、受け刃等の具体的な構造等に差異はない。従って、以下、回転刃とそれに関連する構造についてのみ説明し、その他の構造についての説明を省略する。図2に示すフィルム切断装置10においては、受け刃12,12は、受けエッジ15,15から横方向水平に広がりフィルムFを載置可能な棚面14,14を有している。一方、回転刃13は、回転刃13の側面17,17に対して好ましくは一体的に連結されたゴム製のローラ16,16を備えている。各ローラ16は、回転刃13よりも小径に形成されており、図示のように各ローラ16が棚面14上のフィルムFに載った状態では、回転刃13の下方一部が受け刃12,12間に入り込むのが許容され、側面17,17の下方一部が受けエッジ15,15によって押し付けられている。
【0020】
各ローラ16は、対応する受け刃12の棚面14上に載置されているフィルムF上を転動することができ、このとき、回転刃13は、一部が常に受け刃12,12間に潜り込む状態で、回転しながら切断方向に移動することができる。従って、フィルムFは、常に、受けエッジ15と周縁エッジ18との協働による切断が行われる位置の直近において、ローラ16によって各棚面14に押し当てられた状態となる。その結果、フィルムFは、回転刃13の各側面17において、棚面14からの浮き上がりやずれが効果的に防止された押当て状態となるので、一層確実に安定して切断することができる。
【0021】
図1に示すフィルム切断装置1において、回転刃3は、駆動源(モータ等)によって直接に回転駆動され、また、切断方向にも直接に移動駆動される。一方、図2に示すフィルム切断装置10においては、フィルム切断装置1と同様に、回転刃13を駆動源によって直接に回転駆動し切断方向にも直接に移動駆動させてもよいが、ローラ16が受け刃12の棚面14上を転動することを利用して、駆動源による能動的な駆動を回転又は移動のいずれか一方の駆動に限定し、他方の動きを受動的に行わせることができる。回転刃13を駆動源によって直接に回転駆動させると、回転刃13は、ローラ16,16がフィルムFを介して棚面14上を転動することによって切断方向に移動することができる。また、回転刃13を駆動源によって直接に切断方向に移動駆動させると、回転刃13は、ローラ16,16がフィルムFを介して棚面14上を転動することによって回転することができる。回転刃13の切断方向への移動は、例えば、ボールねじ機構を用いた直接の駆動によって行うことができる。即ち、回転刃13及びローラ16を支持している回転軸6を収容したハウジングをボールねじのナットに固定し、フィルムFの横断方向に延びるボールねじのねじ軸を直結モータで駆動することで、回転刃13はハウジングごと切断方向へ移動される。皺のない綺麗な包装袋を製造するため、回転刃3の位置及び速度制御は、直結モータとして応答性の優れたサーボモータを用いて、製袋機の運転、特にフィルムFの送りが停止するタイミングとその短い停止期間に合わせた同期位相制御によって行われる。
【0022】
図3は、この発明によるフィルム切断装置の他の実施例を示す断面図である。図3(a)に示す実施例においては、フィルムの押さえを押さえ板を介して行う以外、図2に示す実施例と差異はない。従って、以下、押さえ板に関連する構造についてのみ説明し、その他の構造については、図2に示す符号と同じ符号(但し、フィルムFの送りについて上流側及び下流側の要素についてそれぞれ添え字a、bを付す)用いることで再度の説明を省略する。図3(a)に示すフィルム切断装置11は、受け刃12a,12bに対応して棚面14a,14bと同じ広がりを有する押さえ板19a,19bを備えており、回転刃13の作動に同期してフィルムFa,Fbを受け刃12a,12bの棚面14a,14bと押さえ板19a,19bとの間に挟み込むことが可能である。回転刃13の作動時、ローラ16a,16bはフィルムFa,Fb上で直接に転動するのではなく、フィルムFa,Fb上に置かれた押さえ板19a,19b上を転動する。従って、押さえ板19a,19bが無い場合と比較して、ローラ16a,16bが転動する際にフィルムFa,Fbに生じがちな皺の発生を抑制することができる。
【0023】
ローラ16によってフィルムFを棚面14上に押付け力を以て押さえ付ける領域は、押さえ板19a,19bを備えていない図2に示すフィルム切断装置10では、ローラ16と直接に接触するフィルム領域であるのに対して、押さえ板19a,19bを備えているフィルム切断装置11では、ローラ16a,16bが押さえ板19a,19bに接触する位置に対応して面状に広がった領域に拡大される。従って、切断中にフィルムFa,Fbに生じ易いずれを効果的に抑えることができる。押さえ板については回転刃13の両側に設けてもよいが、片側のみに設けてもよい。片側のみに設ける場合、フィルム流れの下流側に設けられる押さえ板19bの場合には、図3(b)に示すように、切断された上流側のフィルムFaの端縁がフィルム送りによって衝突する可能性があるので、フィルム流れの上流側の押さえ板19aを用いるのが好ましい。
【0024】
フィルム切断装置1,10及び11は、パウチ等の包装袋の連続製造において、隣接する包装袋との分離・切断に適用することができる。図4は、この発明によるフィルム切断装置10(11)を包装袋の切断に適用した概念図である。図4に示す例では、既に説明したように、ウェブ状の包装材20の前後又は前後左右にヒートシールによって形成されたマージン部21,22を介して連続して製造される包装袋P1〜P4において、マージン部21,22の交差部には、コーナー部23に形成すべきアール(R)に相当する丸みのある輪郭を持つ略十字状の打抜き部24が予め形成されている。また、包装材20の両側部、即ち包装袋P1とP2、及びP3とP4の上部のマージン部22を略T字形のパンチ26を用いて打ち抜くことで、コーナー部28に形成すべきアール(R)に相当する輪郭を持つ打抜き部27が予め形成される。フィルム切断装置10(11)は、切断方向を包装材20の横断方向に合わせて、包装材20の間欠的な停止時にマージン部22が占める位置に合わせて配設されている。打抜き孔24の略十字状の各枝部25及び打抜き部27の枝部29が定める打抜き幅をフィルム切断装置10(11)の切断幅Wに合わせておき、フィルム切断装置10(11)を間欠搬送される包装材20の停止するタイミングに合わせてその停止中に作動させることで、マージン部22を枝部25,29と整合させて切り落すことができる。即ち、切断幅Wを持つ回転刃13がマージン部22に沿って通過することで包装袋P1〜P4間でマージン部22が切断幅Wに対応した切取り幅で切り落され、アール(R)が形成されたコーナー部23,28を持つ包装袋P1,P2と〜包装袋P3,P4とが切り離される。なお、左右の包装袋P1,P2及び包装袋P3,P4は、フィルム切断装置10(11)による切断前においてフェザーカットと称される二枚の剃刀刃21a(例えば、切断幅Wと同じ間隔に置かれる)による手法によってマージン部21を切断することで互いに切り離される。このとき、マージン部21は、隣接する打抜き孔24間では切り落とし部21bとなって切り落とされる。
【0025】
上記各実施例では、フィルム切断装置1,10(11)の受け刃2,12を回転刃3,13に押し付ける押付け手段として、ばねを挙げたが、これに限るものではなく、例えば、圧縮エアを作動流体として押付け力を作用させるアクチュエータ等の周知の手段であってもよい。また、フィルム切断装置1,10(11)を包装袋の切断・分離に適用した場合に、既に連続して製造された包装袋を前後に切断・分離する場合のみならず、製造されたばかりの包装袋をウェブ状フィルムから切り離すこともできる。更に、包装袋が単列で製造される場合には、打抜き孔24に代えて、ウェブの側縁からのアールが形成される切込みが形成される。ローラ16,16a,16bについては、フィルムF又は押さえ板19a,19b上を転動することが回転刃13の回転駆動源となるので、フィルムF又は押さえ板19a,19b上でスリップしないように、ネオプレンゴム、ウレタンゴム等の合成ゴムや樹脂のように摩擦係数が高く、摩擦力が充分に確保できる素材を使用することが好ましい。
【0026】
【発明の効果】
この発明によるフィルム切断方法及び装置は、上記のように、所定の切断幅を定める回転刃の各側面にそれぞれ受け刃を押し付けつつ、回転刃を回転させながら切断方向に移動させる構成とされているので、受け刃と回転刃との接触領域は常に狭い一定の領域であり、従来の刃身が長い上刃と下刃とを用いた切断と比較して、小さい押付け力で受け刃を回転刃に当接させることができる。また、回転刃の一対の側面の周縁部に形成される周縁エッジと、周縁エッジに対応する受けエッジとは、押付け力によって常に押し付けられて当接状態にあるので、受け刃と回転刃の間の隙間は常にゼロに保たれる。受け刃の間隔は回転刃に当接する部分では回転刃が定める所定の切断幅となり、フィルムは、回転刃と、回転刃に当接し間隔が所定の切断幅で定められた状態にある受け刃とで切断される。即ち、両エッジの協働によってフィルムを安定して確実に切断することができるので、プラスチックフィルムなどの軟包材でも綺麗に切断することができる。
【0027】
このフィルム切断方法及び装置によれば、フィルムの切断が行われる瞬間の各部分で受け刃の間隔は回転刃の切断幅で定められる。切断に関与しない部分での受け刃の間隔は、フィルムの切断に影響を及ぼすことはない。従って、比較的幅広のフィルムを切断するために非常に刃身が長くなる受け刃を製作する際にもそれほど高い平行度や直線度が要求されず、比較的に容易に且つ低コストで受け刃を製作することができる。また、上刃が直線状の刃である場合と比較して、受け刃を回転刃に押し付ける押付け力を小さくすることができるので、押付け手段の構造も簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるフィルム切断装置の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】この発明によるフィルム切断装置の別の実施例を示す断面図である。
【図3】この発明によるフィルム切断装置の他の実施例を示す断面図である。
【図4】この発明によるフィルム切断装置を包装袋の切断に適用した概念図である。
【図5】従来のフィルム切断装置の概略図である。
【符号の説明】
1,10,11 フィルム切断装置 2,12,12a,12b 受け刃
3,13 回転刃 4 回動軸
5,15 受けエッジ 6 回転軸
7,17,17a,17b 側面 8,18,18a,18b 周縁エッジ
14,14a,14b 棚面 16,16a,16b ローラ
20 包装材 21,22 マージン部
23,28 コーナー部 24 打抜き孔
25,29 枝部 27 打抜き部
F,Fa,Fb フィルム W 切断幅
P(P1〜P6) 包装袋
Claims (10)
- 所定の切断幅を定め且つ周縁部に周縁エッジが形成される一対の側面を有する回転刃を、先端に受けエッジを有する一対の受け刃のそれぞれを前記各側面に押し付けた状態で、回転させながら前記受けエッジに沿った切断方向に移動させることにより、対応する前記周縁エッジと前記受けエッジとの協働によってフィルムを前記切断幅で切断することから成るフィルム切断方法。
- 前記回転刃と連結されたローラを、前記受け刃に備わる棚面上に載置されている前記フィルム上、又は前記棚面上に載置されている前記フィルムのうち少なくとも上流側の前記フィルム上に置かれた押さえ板上で転動させることにより、前記フィルムを前記受け刃に押し当てながら、回転しつつ前記切断方向に移動させることから成る請求項1に記載のフィルム切断方法。
- 前記回転刃は、駆動源によって回転させることにより前記ローラの転動を介して前記切断方向に移動するか、又は駆動源によって前記切断方向に移動されることにより前記ローラの転動を介して回転することから成る請求項2に記載のフィルム切断方法。
- 前記フィルムは包装袋が長手方向にマージン部を介して連続して形成されるウェブ状の包装材であり、前記回転刃の前記切断幅に相当する切取り幅で前記包装材を前記マージン部において切断することによる前記包装袋の切離しに適用されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルムの切断方法。
- 前記包装袋は前記ウェブ状の包装材から単列取り又は複数列取りされ、前記包装材の前後又は前後左右に隣接する前記包装袋の境界部には前記切取り幅に相当する距離だけ離れた打抜き幅を持ち且つコーナー部に形成すべきアールに相当する丸みのある輪郭を持つ打抜き部が予め形成されており、前記回転刃によって前記打抜き部に合わせて前記切取り幅で前記包装材を切断することから成る請求項4に記載のフィルムの切断方法。
- 先端に受けエッジを有し且つ押付け手段によって互いに接近する方向に押し付けられる一対の受け刃、及び所定の切断幅を定めると共に周縁部に前記受けエッジと協働してフィルムを切断可能な周縁エッジが形成された一対の側面を有し且つ前記押付け手段によって前記各側面に前記各受け刃が押し付けられた状態で回転しながら前記受けエッジに沿う切断方向に移動可能な回転刃から成るフィルム切断装置。
- 前記受け刃は前記フィルムを載置する棚面を有しており、前記回転刃は前記回転刃と連結されたローラを備えており、前記回転刃は、前記ローラが前記受け刃の前記棚面上に載置されている前記フィルム上、又は前記棚面上に載置されている前記フィルムのうち少なくとも上流側の前記フィルム上に置かれた押さえ板上を転動することにより、前記フィルムを前記受け刃に押し当てながら、回転しつつ前記切断方向に移動することから成る請求項6に記載のフィルム切断装置。
- 前記回転刃は、駆動源によって回転させることにより前記ローラの転動を介して前記切断方向に移動するか、又は駆動源によって前記切断方向に移動されることにより前記ローラの転動を介して回転することから成る請求項7に記載のフィルム切断装置。
- 前記フィルムは包装袋が長手方向にマージン部を介して連続して形成されるウェブ状の包装材であり、前記回転刃の前記切断幅に相当する切取り幅で前記包装材を前記マージン部において切断することによる前記包装袋の切離しに適用されていることから成る請求項6〜8のいずれか1項に記載のフィルムの切断装置。
- 前記包装袋は前記ウェブ状の包装材から単列取り又は複数列取りされ、前記包装材の前後又は前後左右に隣接する前記包装袋の境界部には前記切取り幅に相当する距離だけ離れた打抜き幅を持ち且つコーナー部に形成すべきアールに相当する丸みのある輪郭を持つ打抜き部が予め形成されており、前記回転刃によって前記打抜き部に合わせて前記切取り幅で前記包装材を切断することから成る請求項9に記載のフィルムの切断装置。
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