JP2004041288A - 摺洗具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】摺洗具1は、筒状のネット23に被包された環状の摺洗具本体21と、下面に形成された凹部に開口する引出孔14を有する基盤10と、キャップ30とを備え、前記摺洗具本体21が、該摺洗具本体21の中空部から引き出されたネット23の一端部と、該摺洗具本体21の外周面を覆うネットの他端部とが引き揃えられて被包されるとともに、引き揃えられたネット両端の残余部分25を外部に露出させた被包体20となされ、前記基盤10の凹部側に配置された前記被包体20の残余部分25が引出孔14から引き出されて該基盤10に係止され、前記基盤10にキャップ30が装着されてなる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、摺洗具、例えば調理器具や食器の洗浄に用いる摺洗具に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記摺洗具としては、ウレタンフォーム、ナイロン不織布、繊維や布に微細砥粒を付着させて成形したたわし、偏平金属条をらせん状に巻いた紐体を絡めて成形した金属カールたわしなど硬軟多様なものがあり、被摺洗体の材質や汚れの種類によって使い分けられている。例えば鍋やフライパンの焦げつき落としには、摺洗力の高い硬質のたわしが用いられ、フライパン等にたわしを強く押し付けながら摺洗される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した各種たわしの多くは容易に変形するために、高い摺洗力を発揮させるべく強く握って摺り付けようとしても力が入りにくく、甚だ使い勝手が悪いという問題点があった。また、摺洗時に過度に変形させると型くずれも早く、寿命も短くなる。
【0004】
この発明は、上述した現状に鑑み、使い勝手が良く高い摺洗力を発揮できる摺洗具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明の摺洗具は、筒状のネットに被包された環状の摺洗具本体と、下面に形成された凹部に開口する引出孔を有する基盤と、キャップとを備え、前記摺洗具本体が、該摺洗具本体の中空部から引き出されたネットの一端部と、該摺洗具本体の外周面を覆うネットの他端部とが引き揃えられて被包されるとともに、引き揃えられたネット両端の残余部分を外部に露出させた被包体となされ、前記基盤の凹部側に配置された前記被包体の残余部分が引出孔から引き出されて該基盤に係止され、前記基盤にキャップが装着されてなることを基本要旨とする。
【0006】
また、この発明の摺洗具において、前記基盤の凹部内に、一または複数のリブが設けられていること、さらに前記リブに一または複数の小突起が設けられていることが好ましい。
【0007】
前記摺洗具において、前記基盤の引出孔から引き出されたネットの残余部分に、前記引出孔よりも径大の係止部が形成され、該係止部によって抜け止め状態に係止されることが好ましい。
【0008】
前記係止方法として、前記基盤の引出孔は大孔部と小孔部とが連結してなり、一方前記被包体は、残余部分に前記小孔部よりも径大の係止部が形成され、前記基盤の大孔部から引き出された残余部分が、小孔部において前記係止部によって抜け止め状態に係止されることが好ましい。
【0009】
また、前記引出孔は、基盤の係止用基板に放射状に穿設された複数の切り込みであることが好ましい。また前記複数の切り込みの中心に、ガイド孔が設けられていることも好ましい。
【0010】
さらに、前記摺洗具において、前記基盤の引出孔から引き出された被包体の残余部分が、該基盤の外周壁上に展開されて係止されることが好ましい。
【0011】
前記係止方法として、前記基盤の外周壁において周方向に溝が形成され、前記溝内で被包体の残余部分が係止されることが好ましい。
【0012】
また、前記基盤の上面に、上方に突出し、装着されたキャップ内面に当接するピンが設けられ、該ピンに挿し通された被包体の残余部分が抜け止め状態に係止されることが好ましい。また、前記残余部分が、前記基盤とキャップとの間に挟み付けられて拘束されることも好ましい。
【0013】
また、この発明の摺洗具において、前記被包体は、前記基盤に着脱自在に係止されることが好ましい。
【0014】
また、前記摺洗具本体は、偏平金属条をらせん状の紐体とし、さらにこの紐体を巻回して環状体に成形してなる金属カールたわしであることが好ましい。
【0015】
さらに、この発明の摺洗具において、前記基盤またはキャップに把柄が設けられてなることが好ましい。また、前記把柄は基盤またはキャップに着脱自在に装着されることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜3に示す摺洗具(1)は、基盤(10)と、この基盤(10)に着脱自在に係止される被包体(20)と、基盤(10)に装着されるキャップ(30)とから構成される。
【0017】
図2(A)(B)に示すように、前記基盤(10)は、高さ方向の中間部に係止用基板(11)を有し、上下両面に凹部(12)(13)が形成された円筒状体である。
【0018】
前記係止用基板(11)には、中央に位置する小径の小孔部(14a)と、この小孔部(14a)に通路(14b)を介して連結する大径の大孔部(14c)とからなる引出し孔(14)が穿設されている。また、下面側の凹部(13)内に4枚の板状リブ(15a)(15a)(15a)(15b)が放射状に形成されている。これらのうちの大孔部(14c)側のリブ(15b)を除く3枚のリブ(15a)は、下方に向かって幅が狭まるテーパ状に形成されて凹部(13)内のスペースを確保している。そして、各リブ(15a)(15b)の下端面には下方に突出する小突起(16)が形成されている。また、前記基盤(10)の外周面の下方部には、キャップ(30)の下端面を当接させるための段部(17)が形成され、段部(17)の若干上方で周方向4等分位置に畝状突起(18)が形成されている。
【0019】
本実施形態において、前記摺洗具本体(21)として金属カールたわしが用いられている(図3(B)(C))。この金属カールたわしは、ステンレス等の偏平金属条をらせん状の紐体とし、さらにこの紐体を巻回して環状体に成形されたものである。そして、後述の手順で、図3(A)に示す筒状のネット(23)に被包されて被包体(20)となされている。
【0020】
まず、前記摺洗具本体(21)の中空部(22)からネット(23)の一端(23a)を引出し、他端(23b)を放射状に拡げて摺洗具本体(21)の外周面を覆うように折返す。そして、両端(23a)(23b)を引き揃えて重ね、結束具(24)で緊縛する。ネット(23)の両端(23a)(23b)の残余部分(25)は外側の露出させておく。これにより、前記摺洗具本体(21)は外周面および内周面の全面がネット(23)に覆われ、摺洗具本体(21)の一面側に、結束具(24)によってネット(23)よりも径の大きいコブ状の係止部が形成される。また、この係止部(24)の直径は前記基盤(10)の小孔部(14a)の直径よりも大きく形成されている。
【0021】
キャップ(30)は下面側が開口するドーム状であり、上方部に縮径された握り部(31)を有する。また、下端縁の内周面には、前記基盤(10)の4つの畝状突起(18)を嵌め込むための切欠部(32)を有する凸縁(33)が形成されている。
【0022】
前記摺洗具(1)は次のようにして組付けられる。
【0023】
まず、被包体(20)を基盤(10)の下方凹部(13)側に配置し、ネットの残余部分(25)および係止部(結束具)(24)を大孔部(14c)から上方に引き出す。そして、係止部(24)より下のネット部分を通路(14b)を介して小孔部(14a)内に押し込むようにして移動させ、係止部(24)の下面で係止用基板(11)に抜け止め状態に係止させる。この係止状態において、摺洗具本体(21)の上部は基盤(10)の凹部(13)内のリブ(15a)(15b)および小突起(16)に食い込むように押し付けられている。また、前記被包体(20)は逆操作によって簡単に基盤(10)から外すことができ、着脱自在である。
【0024】
次に、基盤(10)の畝状突起(18)とキャップ(30)の凸縁(33)の切欠部(32)の位置を合わせてキャップ(30)を基盤(10)に被せ、キャップ(30)の下端面を段部(17)に当接させる。さらにキャップ(30)を回転させて基盤(10)の畝状突起(18)とキャップ(30)の凸縁(32)とを係合させる。これにより、キャップ(30)は基盤(10)に装着される。
【0025】
この摺洗具(1)においては、摺洗具本体(21)がネット(23)を介して基盤(10)に係止されていることに加えて、基盤(10)に握りやすいキャップ(30)が被せられているため、握りやすく力を入れやすい。また、被包体(20)と基盤(10)とは、基盤(10)のリブ(15a)(15b)および小突起(16)が摺洗具本体(21)に食い込んだ状態で強く係止されているため、被摺洗体に強く押し付けて回転させながら摺洗しても基盤(10)と摺洗具本体(21)とがずれない。このため、摺洗具(1)に加えた力が無駄なく摺洗力に反映されて摺洗効率が良い。さらに、摺洗具本体(21)が全周面でネット(23)で包まれているために、強く摺洗しても型くずれしにくい。この点でも高い摺洗力が得られ、かつ摺洗具の寿命も長い。また、キャップ(30)がネット(23)の残余部分(25)を覆い隠すため、外観も良い。
【0026】
また、前記被包体(20)は基盤(10)に対して着脱自在であるから、被包体(20)の寿命が来ても、被包体(20)のみを取り替えることができる。
〔第2実施形態〕
図4および図5に示す摺洗具(2)は、基盤(40)と、被包体(20’)と、キャップ(50)とから構成されている。
【0027】
基盤(40)は、下面に凹部(46)を有し、中心に上下方向に貫通する1つの引出孔(41)を有する環状体であって、前記引出孔(41)の下端は凹部(46)に開口している。前記基盤(40)の外周壁には周方向に溝(42)が設けられ、この溝(42)によって上端部にプレート状のネット受け部(43)が形成されている。このネット受け部(43)の周縁および上面には、それぞれネット位置ずれ防止用の突起(44)(45)が形成されている。また、前記凹部(46)内には、摺洗具本体(21)の位置ずれ防止用の放射状のリブ(47)が形成されている。さらに、前記基盤(40)の外周壁の下方部には、キャップ(50)の下端面を当接させるための段部(48)、およびキャップ(50)の内周面に当接させる凸縁(49)が形成されている。
【0028】
キャップ(50)はドーム状であり、頂壁の内面中心に位置ずれ防止用のピン(51)が垂直に設けられている。
【0029】
前記摺洗具(2)は次のようにして組付けられる。
【0030】
まず、第1実施形態と同様にしてネット(23)で摺洗具本体(21)の内外周面を包み、摺洗具本体(21)の一面側にネット(23)の両端の残余部分(25)を外側に露出させておく。但し、残余部分(25)は結束せずにこの状態を被包体(20’)とする。
【0031】
次に、被包体(20’)の残余部分(25)を基盤(40)の引出孔(41)から上方に引き出して上端のネット受け部(41)上に放射状に拡げて展開し、さらに溝(43)に被せる。そして、溝(42)内において残余部分(25)の上から結束バンド(26)を巻締めて残余部分(25)を溝底に留め付ける。これにより、被包体(20’)は基盤(40)に固定状態に係止される。また、溝(42)内に係止することで外れにくく確かな係止状態となる。前記結束バンド(26)としては、バンド本体の一端に設けられた係止孔に他端を挿入して環状化し、バンド本体上の任意の位置で係止固定できるものを例示できる。また、前記結束バンド(26)が取り外し後再使用可能なものであれば、第1実施形態と同様に簡単な操作で被包体(20’)を自在に着脱させることができる。
【0032】
この摺洗具(2)は第1実施形態の摺洗具(1)と同様の効果、即ち加えた力が無駄なく摺洗力に反映されて摺洗効率が良い、型くずれしにくく寿命が長い、外観が良いといった効果が得られる。また、基盤(40)の引出孔(41)にキャップ(50)のピン(51)が挿入されていることで、摺洗時の基盤(40)とキャップ(50)との位置ずれが抑制される。
〔第3実施形態〕
図6よび図7に示す摺洗具(3)は、第1実施形態の摺洗具(1)とは基盤(100)の構造および被包体(20)の係止方法のみが相違する。また、図1〜図5と共通の符号で示したものは、同一機能を有するものとして説明を省略する。
【0033】
基盤(100)は、高さ方向の中間部に係止用基板(101)を有し、上下両面に凹部(102)(103)が形成された円筒状体である。
【0034】
前記係止用基板(101)には、中心にガイド孔(104)が穿設され、このガイド孔(104)を中心として10本の切り込み(105)が放射状に穿設されている。前記ガイド孔(104)の孔径は被包体(20)の係止部(24)よりも小さく形成されている。また、切り込み(105)によって形成される概略二等辺三角形の舌状片(106)は、先端側で上下のいずれの方向にも撓み、かつ復元するものとなされている。
【0035】
また、下方凹部(103)内には、下端面に小突起(107)を有する円筒形のリブ(108)が設けられている。
【0036】
前記基盤(100)への被包体(20)の着脱は次の手順で行う。
【0037】
まず、被包体(20)を基盤(100)の下方凹部(103)側に配置し、残余部分(25)の先端部をガイド孔(104)に差入れて引き上げる。これにより、舌状片(106)は係止部(24)に押し上げられて上方に撓み(図7(A))、中心のガイド孔(104)の径が拡大され、係止部(24)が通り抜けて上方に引き出される。そして、残余部分(25)の引き上げを止めると、舌状片(106)が元の水平位置に復元してガイド孔(104)の孔径が元に戻り、被包体(20)は係止部(24)の下面で係止用基板(101)に抜け止め状態に係止される。
【0038】
被包体(20)を外す場合は、摺洗具本体(21)を掴んで引き下げる。これにより、舌状片(106)が係止部(24)に押し下げられて下方に撓み(図7(B))、孔径が拡大されたガイド孔(104)を係止部(24)が通り抜けて、被包体(20)は基盤(100)から分離される。分離後、舌状片(106)は元の水平位置に復元する。
【0039】
前記舌状片(106)の撓み性は、切り込み(105)の数および長さ、係止用基板(101)の材質や板厚の組合せによって調節することができる。切り込み(105)の数は多いほど撓み易いが、係止用基板(101)の強度を確保しつつ十分な撓み性を得るために6〜14が好ましい。
【0040】
なお、前記舌状片(106)はガイド孔(104)の有無に拘わらず撓み性を有するものであり、ガイド孔(104)が無くても被包体(20)の係止部(24)で舌状片(106)を十分に押し上げると、係止部(24)が通過しうる空間を形成することができる。またネット(23)は自在に変形するから、係止部(24)より下の部分を複数の切り込み(105)内に分散させて収めることができる。このため、ガイド孔(104)を設けずとも被包体(20)の着脱は可能である。しかし、ガイド孔(104)によって、残余部分(25)の先端部を差入れるという初期操作が容易であり、ひいては被包体(20)の装着作業が容易になる。また、舌状片(106)は少ない撓み量で係止部(24)を通過させることができるから、係止用基板(101)の強度を確保することができる。これらの点でガイド孔(104)の形成が好ましい。またいずれの場合も、残余部(25)の先端が拡がらないように棒状にまとめておくことによって、差入れを容易に行うことができる。
【0041】
なお、前記切り込み(105)、あるいは切り込み(105)およびガイド孔(104)はこの発明の引出孔に対応する。
〔第4実施形態〕
図8および図9に示す摺洗具(4)は、第2実施形態の摺洗具(3)と同様に、被包体(20’)に径大の係止部を形成することなく基盤(110)に装着するものである。なお、図1〜図5と共通の符号で示したものは、同一機能を有するものとして説明を省略する。
【0042】
基盤(110)は、下面に凹部(116)を有し、中心に上下方向に貫通する1つの引出孔(111)を有する環状体であって、前記引出孔(111)の下端は凹部(116)に開口している。また、基盤(110)の上面(112)に4本のピン(113)(113)…が上方に突設されている。そして、前記基盤(110)へのキャップ(120)の装着状態において、ピン(113)の先端がキャップ(120)の内面(121)に当接するものとなされている。
【0043】
前記基盤(110)への被包体(20’)の着脱は次の手順で行う。
【0044】
被包体(20’)は、第2実施形態と同様にネット(23)の両端の残余部分(25)を結束しない状態とする。
【0045】
次に、被包体(20’)の残余部分(25)を基盤(110)の引出孔(111)から上方に引き出して上面(112)上に放射状に拡げて展開し、残余部分(25)をピン(113)で挿し通す。この状態でキャップ(120)を装着すると、ピン(113)の先端がキャップ(120)の内面(121)に当接し、残余部分(25)はピン(113)に抜け止め状態に係止される。しかも、基盤(110)の上面(112)乃至外周壁面(114)とキャップ(120)の内面(121)との間の空間は僅かであるため、残余部分(25)がこれらの間で強く挟み付けられて拘束される。特に、基盤(110)の上面(112)と外周壁面(114)との境界の角部(115)では挟付け力が集中して強く拘束される。従って、被包体(20)は、ピン(113)による係止に加えて、基盤(110)−キャップ(120)間の広い面積での挟み付けによって強く係止され、安定した係止状態となる。
【0046】
前記摺洗具(4)では、摺洗によって被包体(20’)が位置ずれしたとしても、残余部分(25)がピン(113)に挿し通されているから、ネット(23)の網目寸法以上にずれることはない。
【0047】
また、被包体(20’)の取り外しは、キャップ(120)を外してピン(113)から残余部分を抜くだけで良い。この摺洗具(4)は、被包体(20’)の係止に結束具等の別部材を必要としないから、部品点数が少なく、脱着も容易である。
【0048】
前記ピン(113)の寸法や数は限定されないものの、ピン長さ(高さ)が長すぎるとキャップ(120)との隙間が広くなって挟み付け力が低下し、ネットの網目寸法に比べてピン径が小さすぎると被包体(20’)の位置ずれ防止効果が低下するため、これらの点を勘案して適宜設定する。基盤(110)の直径を3〜8cm程度とすると、ピンは直径1〜5mm、長さ2〜7mmが好ましい。また、残余部分(25)を基盤(110)の周方向で均一に展開するために、2本以上のピンを設けることが好ましく、特に3〜6本が好ましい。また、ピンは図示例の直立したものの他、先端を曲げてネットの脱落を防止するようにしても良い。
【0049】
この発明の摺洗具において、摺洗具本体は例示した金属カールたわしに限定されない。スポンジたわし、不織布たわし、スポンジや不織布からなる基材に砥粒を付着させたたわし、ブラシ繊維を束ねたたわし等の任意のものを使用できる。しかし、力を入れやすく強力な摺洗が可能であることから、焦げつき落としやこびりつき落としに適した金属カールたわしや基材に砥粒を付着させたたわし等の硬質たわしを推奨できる。ネットは、ナイロン等の合成樹脂製で耐水性および耐摩耗性に優れた材質のものを推奨でき、ネットによる摺洗効果も得られる。また、内包した摺洗具本体の摺洗力を十分に発揮させるべく、目の粗いものが好ましい。また、基盤およびキャップは耐水性に優れた合成樹脂成形品を推奨できる。
【0050】
第1および第3実施形態において使用する結束具や結束方法は限定されず、第2実施形態で例示した結束バンドで巻締めるもの、開環部を有するリング状クリップ、針金を巻いてかしめるもの等を例示できる。また、別途結束具を用いずとも、ネットの余剰部分を結んでコブ状の結び目を形成し、この結び目を係止部として利用することもできる。
【0051】
また、第1、3実施形態では、被包体(20)に予め係止部(24)を形成する一方、基盤(10)の引出孔(14)として係止部(24)を引き出すための大孔部(14c)と係止するための小孔部(14a)を形成することにより被包体(20)を容易に着脱できるものとした。このような係止方法の他、基盤の引出孔からネットの残余部分を引き出した後に、結束具等を装着してコブ状の係止部を形成し、抜け止め状態に係止させることもできる。後者の係止方法であれば、係止操作に手間がかかる反面、引出孔を単純形状にできるメリットがある。
【0052】
さらに、本発明の摺洗具はキャップを握って使用するものの他、基盤またはキャップに把柄を設けることもでき、以下の第5および第6実施形態において把柄付の摺洗具を示す。なお、これらの把柄付きの摺洗具において、摺洗具本体、ネット、被包体の係止方法は上述の実施形態に準じて任意に選択できるものであり、重複する説明および図示を省略する。
〔第5実施形態〕
図10に示す摺洗具(3)において、基盤(60)は中心に引出孔(61)を有する環状体であり、拡大された下方部の段部(68)の周縁に斜め上方に突出する棒状の把柄(70)が延設されている。また、段部(62)が大きいため、凹部(66)内には放射状のリブ(図示省略)に加えて周方向にもリブ(67)が設けられている。
【0053】
前記摺洗具(3)は、第2実施形態の基盤(40)と同様に引出孔(61)からネットの残余部(25)を上方に引き出して外周壁の溝(62)内に結束バンド(26)等で巻締めて溝底に係止し、キャップ(80)を装着する。この摺洗具(3)は把柄(70)を握って使用するから疲れにくく、広い面積の摺洗にも適している。また、拡大された段部(68)には大サイズの摺洗具本体(21)を安定した状態で装着できるから、この点でも広い面積の摺洗に適している。
【0054】
なお、図10において(63)はプレート状のネット受け部、(45)はネットの位置ずれ防止用の突起、(69)はキャップ係合用の凸縁を示している。
〔第6実施形態〕
図11および図12に示す摺洗具(4)において、基盤(90)は第3実施形態の基盤(60)とは把柄が一体に延設されていないことのみが異なり、被包体(20’)の係止方法は第3実施形態に準ずる。把柄(71)は前記基盤(90)に着脱自在に装着される。
【0055】
前記把柄(71)は、棒状の把柄本体(71a)の一端に、円弧の一部が開環するリング形状の装着部(71b)が一体に形成された合成樹脂成形品であり、前記装着部(71b)は開閉方向に撓み性を有する。被包体(20’)を係止した後、前記装着部(71b)を開きながら基盤(90)の外周壁の溝(92)に外嵌めすることによって、装着部(71b)がネットの残余部分(25)および結束バンド(26)を介して溝底に装着される。この把柄(71)の装着状態において、装着部(71b)はその弾性復元力によって間接的に溝底を強く巻締めているため、摺洗によっても基盤(90)と把柄(71)とがずれるおそれはない。また、キャップ(81)の周壁には、把柄本体(71a)を避けるために逆U字形の切欠部(82)が形成されている。
【0056】
前記摺洗具(4)は、把柄(71)を装着して使用する他、把柄(71)を外してキャップ(81)を直接握って使用することもでき、1つの摺洗具で使い分けができる。
【0057】
なお、図12では、被包体(20’)、ネットの残余部分(25)、結束バンド(26)の図示を省略している。また、図11および図12において、(91)は引出孔、(93)はプレート状のネット受け部、(94)(95)はネットの位置ずれ防止用の突起、(96)は凹部、(99)はキャップ係合用の凸縁を示している。
【0058】
把柄付きの摺洗具は上述の実施形態に限定されない。例えば把柄はキャップに設けても良く、把柄形状も棒状の他のつまみ状やコ字状とすることもできる。また、被包体の係止方法は第2実施形態と同じものを例示したが、第1実施形態のコブ状の係止部による抜け止め方式を採用することも任意である。
【0059】
【発明の効果】
以上の次第で、請求項1にかかる発明によれば、摺洗具本体が型くずれしにくく、かつ握りやすく力を入れ易い。このため、摺洗具に加えた力が無駄なく摺洗力に反映されて摺洗効率の良い摺洗具となし得る。さらにキャップがネットの残余部分を覆い隠すため、外観が良い。
【0060】
請求項2にかかる発明によれば、摺洗具本体の位置ずれが抑制されて効率良く摺洗できる。
【0061】
請求項3にかかる発明によれば、さらに摺洗具本体の位置ずれが抑制される。
【0062】
請求項4にかかる発明によれば、被包体の係止および取り外しを行うことができる。
【0063】
請求項5にかかる発明によれば、請求項4において被包体の係止操作および取り外し操作を容易に行うことができる。
【0064】
また、請求項6にかかる発明によっても、請求項4において被包体の係止操作および取り外し操作を容易に行うことができ、請求項7にかかる発明によればさらに係止操作および取り外し操作を容易に行うことができ、かつ係止用基板の強度も確保できる。
【0065】
また、請求項8にかかる発明によっても、被包体の係止および取り外しを行うことができる。
【0066】
請求項9にかかる発明によれば、請求項8においてより確かな係止状態となる。
【0067】
請求項10にかかる発明によれば、請求項8において結束具等の部材を使用せずにピンによって被包体を係止できるから、部品点数が少なくて済むとともに、係止、取り外し操作も容易である。特に請求項11にかかる発明によれば、挟み付けによる係止力が加わるから、安定した係止状態となる。
【0068】
請求項12かかる発明によれば、摺洗具本体を交換することができる。
【0069】
請求項13にかかる発明によれば、特に優れた摺洗効果が得られる。
【0070】
請求項14にかかる発明によれば、把柄を握って摺洗できるから疲れにくい。
【0071】
請求項15にかかる発明によれば、1つの摺洗具で、キャップを握っての摺洗と把柄を握って摺洗とを使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の摺洗具の一例を示す全体斜視図である。
【図2】図1の摺洗具に用いる基盤であり、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。
【図3】(A)は図1の摺洗具に用いる筒状のネットの斜視図、(B)は同じく摺洗具本体の斜視図、(C)は同じく被包体の断面図である。
【図4】この発明の摺洗具の他の例を示す断面図である。
【図5】図4の摺洗具に用いる基盤およびキャップの斜視図である。
【図6】この発明の摺洗具のさらに他の例を示す全体斜視図である。
【図7】図6の摺洗具に用いる基盤であり、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。
【図8】この発明の摺洗具のさらに他の例を示す斜視図である。
【図9】図8の摺洗具の組立状態を示す断面図である。
【図10】この発明の把柄付きの摺洗具の一例を示す断面図である。
【図11】この発明の把柄付きの摺洗具の他の例を示す部分斜視図である。
【図12】図11の摺洗具の組み付け状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3、4,5,6…摺洗具
10,40,60,90,100,110…基盤
13,46,66,96,103…凹部
14,41,61,91…引出し孔
14a…小孔部
14c…大孔部
15a,15b,47,67…リブ
16…小突起
20,20’…被包体
21…摺洗具本体
22…中空部
23…ネット
24…結束具(係止部)
26…結束バンド
42,62,92…溝
30,50,80,81,120…キャップ
70,71…把柄
101,111…係止用基板
104…ガイド孔(引出孔)
105…切り込み(引出孔)
Claims (15)
- 筒状のネットに被包された環状の摺洗具本体と、下面に形成された凹部に開口する引出孔を有する基盤と、キャップとを備え、
前記摺洗具本体が、該摺洗具本体の中空部から引き出されたネットの一端部と、該摺洗具本体の外周面を覆うネットの他端部とが引き揃えられて被包されるとともに、引き揃えられたネット両端の残余部分を外部に露出させた被包体となされ、
前記基盤の凹部側に配置された前記被包体の残余部分が引出孔から引き出されて該基盤に係止され、
前記基盤にキャップが装着されてなることを特徴とする摺洗具。 - 前記基盤の凹部内に、一または複数のリブが設けられている請求項1に記載の摺洗具。
- 前記リブに一または複数の小突起が設けられている請求項2に記載の摺洗具。
- 前記基盤の引出孔から引き出されたネットの残余部分に径大の係止部が形成され、該係止部によって抜け止め状態に係止される請求項1〜3のいずれかに記載の摺洗具。
- 前記基盤の引出孔は大孔部と小孔部とが連結してなり、一方前記被包体は、残余部分に前記小孔部よりも径大の係止部が形成され、前記基盤の大孔部から引き出された残余部分が、小孔部において前記係止部によって抜け止め状態に係止される請求項4に記載の摺洗具。
- 前記引出孔は、基盤の係止用基板に放射状に穿設された複数の切り込みである請求項4のいずれかに記載の摺洗具。
- 前記複数の切り込みの中心に、ガイド孔が設けられている請求項6に記載の摺洗具。
- 前記基盤の引出孔から引き出された被包体の残余部分が、該基盤の上面から外周壁上に展開されて係止される請求項1〜3のいずれかに記載の摺洗具。
- 前記基盤の外周壁において周方向に溝が形成され、前記溝内で被包体の残余部分が係止される請求項8に記載の摺洗具。
- 前記基盤の上面に、上方に突出し、装着されたキャップ内面に当接するピンが設けられ、該ピンに挿し通された被包体の残余部分が抜け止め状態に係止される請求項8に記載の摺洗具。
- 前記残余部分が、前記基盤とキャップとの間に挟み付けられて拘束される請求項10に記載の摺洗具。
- 前記被包体は、前記基盤に着脱自在に係止される請求項1〜11のいずれかに記載の摺洗具。
- 前記摺洗具本体は、偏平金属条をらせん状の紐体とし、さらにこの紐体を巻回して環状体に成形してなる金属カールたわしである請求項1〜12のいずれかに記載の摺洗具。
- 前記基盤またはキャップに把柄が設けられてなる請求項1〜13のいずれかに記載の摺洗具。
- 前記把柄は基盤またはキャップに着脱自在に装着される請求項14に記載の摺洗具。
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