JP2004041009A - コーヒーの包装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】酸素吸収剤(脱酸素剤)を使用することなく、焙煎加工の直後から揮発するコーヒー香気成分を効率的かつ安価に留めておけるように圧力容器内に封入し、消費者が容器を開封したとき、容器内から香気を含んだガスが噴出して、加工したての新鮮な焙煎コーヒーの香気を楽しめるコーヒーの包装方法を提供する。
【解決手段】開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋をすることができるアルミニウム合金製の容器内に粉末ドライアイスを充填する工程S1と、コーヒーを充填する工程S2と、前記粉末ドライアイスを気化させて容器内の酸素を除去を工程S3と、前記容器を密封(キャッピング)する工程S4を有する。そして、前記工程3は、前記粉末ドライアイスとコーヒーを容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与することを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋をすることができるアルミニウム合金製の容器内に粉末ドライアイスを充填する工程S1と、コーヒーを充填する工程S2と、前記粉末ドライアイスを気化させて容器内の酸素を除去を工程S3と、前記容器を密封(キャッピング)する工程S4を有する。そして、前記工程3は、前記粉末ドライアイスとコーヒーを容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与することを含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コーヒー生豆を焙煎加工したレギュラーコーヒー豆又はそれを粉砕加工したコーヒー粉末(本明細書においては、コーヒー豆及びコーヒー粉末を含めて単にコーヒーという)から急速に失われていく香気を消費者に提供するコーヒーの包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コーヒー生豆を焙煎加工したレギュラーコーヒー豆又はそれを粉砕加工したコーヒー粉末を包装する場合には、加工後しばらくの間コーヒーからある程度の量のガス(香気成分がこれに含まれる)が発生するので、しばらくの間包装するのを待ったり(エージング)、バルブ付き容器などの通気性の容器に包装するようにしている。また、そのエージング後は、真空包装又は不活性ガス置換包装、あるいはそれら両方で包装しているが、コーヒーの香気成分はエージング期間中に失われている。
【0003】
また、バルブ付きの容器などの通気性の容器を用いて包装すれば、そのバルブなどを通じて香気成分が容器外へ放出される。
【0004】
このような従来の包装方法では、多くの香気を楽しむことができず、より多くの香気を楽しもうとする消費者は、焙煎したてのコーヒーを購入して家庭内ですぐに使用しなければならないのが現状である。
【0005】
しかしながら、焙煎したてのコーヒーの購入は手間と費用がかかることが多く、また、すぐに使用の機会があるとは限らない。
【0006】
そこで、例えば特許第2911491号公報に記載されるように、缶容器内を脱気および酸素吸収剤を添加することによって実質的に酸素の存在しない状態とするとともに、コーヒー豆より発生する炭酸ガスと別途注入した炭酸ガスとによって封入直後の缶容器内の圧力を陽圧に保持する缶入りコーヒーが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報のような缶入りコーヒーの場合には、脱気しても容器内に酸素が残っていることから、酸素吸収剤を使用している。そのため、酸素吸収剤をコーヒーと一緒に飲用抽出に使用してしまうおそれがある。また、缶容器内に酸素吸収剤が使用後にも残存することがあり、資源リサイクル上の対応で、それを取り外す手間が発生することがある。さらに、封入直後の缶容器内の圧力を陽圧に保持するために別途炭酸ガスを注入しているので、製造作業が複雑で面倒である。
【0008】
そこで、ドライアイス(登録商標)を利用したガス置換のみを利用して包装すれば、酸素吸収剤を使用せずに包装できる。例えば特開平10−329808号公報に記載されるように、固体揮発性物質を容器内に充填する工程、内容物を充填する工程と、固体揮発性物質を気化させて容器内の酸素を除去を工程と、容器を密封する工程からなる固体食品の容器包装におけるガス置換方法が提案されている。
【0009】
このガス置換方法を、コーヒーを包装する場合に用いることが考えられるが、この方法では、固体揮発物質の気化を促進するために容器を加熱することにより行うものであり、製造作業が面倒になる。
【0010】
また、例えば特開2001−109号公報に記載のように、焙煎直後のコーヒー豆をそのまま、または粉状にしてまだ熱を保持した状態で容器に充填する場合には、容器を加熱しなくてもドライアイスが比較的短時間で昇華すると考えられるが、もっと気化を促進したい要求や、熱を持ったままのコーヒーを搬送するなどの生産工程管理を簡素化したい要求がある。
【0011】
そこで、発明者は、ドライアイスとして粉末ドライアイスを用い、その粉末ドライアイスとコーヒー(常温)とを容器内に充填した状態で、容器に振動を与えることで、ドライアイスとコーヒー(常温物)の接触部分を増やせば、ドライアイスの気化速度を速くできることに着想し、加熱することなく、気化を促進して、コーヒーを効率よく包装すること、特に粉砕加工されたコーヒー粉末は、加工後の香りの消失が早く、このような包装が容器内への香りの保持に有効で、かつドライアイスとの接触を増大させる振動効果をより大きく得ることができる本発明を開発するに至ったものである。
【0012】
本発明は、酸素吸収剤(脱酸素剤)を使用することなく、コーヒー生豆を焙煎加工した直後から揮発するコーヒー香気成分を効率的かつ安価に留めておけるように圧力容器内に封入し、消費者が容器を開封したとき、容器内から香気を含んだガスが噴出して、加工したての新鮮な焙煎コーヒーの香気を楽しめるコーヒーの包装方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、粉末ドライアイスを容器内に充填する工程と、前記容器内に焙煎コーヒーを充填する工程と、前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程と、前記容器を密封する工程とを有するコーヒーの包装方法であって、前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程は、前記粉末ドライアイスとコーヒーを前記容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与する工程を含むことを特徴とする。ここで、容器は、耐圧性、ガスバリア性を有する圧力容器であればよく、特に材質は制限されない。また、「容器に振動を付与する」のは、コーヒーを複数回に分けて充填する場合には、充填する毎に振動を付与する場合と、その充填のうち特定の充填に対してのみ振動を付与する場合の両方を含む。また、ドライアイス(登録商標)は、二酸化炭素の固体(冷却剤)を意味する。
【0014】
このようにすれば、前記粉末ドライアイスとコーヒーを容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与するので、単にそれぞれを別々に充填する場合に比べて、容器自体の振動により粉末ドライアイスとコーヒー(常温物)の接触部分(接触面積)が増加し、気化が促進される。
【0015】
これにより、容器内の酸素の除去が速やかに行われ、コーヒーを効率よく包装することができる。
【0016】
また、粉末ドライアイスを使用しているので、脱気したり酸素吸収剤を使用したりしなくても、▲1▼高い酸素置換率が得られるという効果と、▲2▼容器内を陽圧にするという効果とが同時に得られる。さらに、後工程での炭酸ガスの封入も必要なくなる。
【0017】
そして、焙煎されたコーヒーから発生するガスと、ドライアイスの気化を利用した炭酸ガスで容器内の高気圧環境が生成され、コーヒーの香気成分を容器内に溜めることができる。
【0018】
この場合、請求項2に記載のように、前記容器は、開口部を有するアルミニウム合金製の圧力容器であり、前記開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を設けることで密封状態とされることが望ましい。ここで、蓋は、ねじ込み式で着脱可能になっていてもよく、はめ込み式になっていてもよく、どのように開口部(容器本体)に取り付けられていてもよい。
【0019】
このようにすれば、アルミニウム合金製の容器は、ペットボトルよりも熱伝導性に優れるので、粉末ドライアイスの気化が早くなり、製造工程管理上有利になる。
【0020】
また、アルミニウム合金製の容器は、ペットボトルに比べて、遮光性、ガスバリア性が優れ、品質保持(香気や味)に有利である。よって、焙煎加工直後のコーヒーが光と酸素が存在していない状態で、かつ、強い気圧環境下で保管されることになり、コーヒー生豆の焙煎加工直後から揮発していく香気成分が容器の空間内およびコーヒー内に留まる。
【0021】
さらに、アルミニウム合金製の容器は、開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を有するので、開封時に中味コーヒーが飛び散らず、安全である。
【0022】
また、請求項3に記載のように、開口部を有する圧力容器内に焙煎コーヒーが充填されているコーヒーの包装方法であって、前記圧力容器は、アルミニウム合金製で、前記開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋が設けられるものであり、前記圧力容器内に前記粉末ドライアイスとともにコーヒーを充填し、前記粉末ドライアイスを気化させて容器内の酸素を除去し、その後前記圧力容器の開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を取り付けることにより前記容器を密封する構成とすることも可能である。
【0023】
この場合、請求項4に記載のように、前記圧力容器は、初開封したときに放出音と共にガスが噴出するように、前記容器内の圧力が、包装直後には1.3atm〜7.0atmの範囲内であり、3週間後には1.5atm〜8.0atmの範囲内であることが望ましい。
【0024】
このようにすれば、初開封したときに放出音と共にガスが噴出する。すなわち、ガスの放出音がコーヒーの香りに対する期待を消費者に喚起させると共に、その香りを楽しめるだけの空気が消費者に提供される。
【0025】
さらに、請求項5に記載のように、前記コーヒーが、粉砕加工したコーヒー粉末である場合に特に有効である。
【0026】
このようにすれば、粉砕加工されたコーヒーは加工後の香りの消失が早く、前述した請求項1〜4の包装方法は容器内への香りの保持に有効で、かつドライアイスとの接触部分を増大させる振動効果も大きく得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0028】
図1は本発明に係るコーヒーの包装方法における処理の流れを示すブロック図、図2は本発明に係る缶入りコーヒーの外観を示す斜視図である。
【0029】
本発明に係るコーヒーの包装方法における処理は、図1に示すように、粉末ドライアイスを容器1(図2参照)内に充填する工程S1と、前記容器内にコーヒーを充填する工程S2と、前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程S3と、前記容器を密封(キャッピング)する工程S4とを有する。前記工程3が、前記粉末ドライアイスとコーヒーを容器1内に充填した状態で、前記容器1に振動を付与する工程を含み、粉末ドライアイスの気化を促進するように配慮されている。
【0030】
前記容器1は、アルミニウム合金製の圧力容器で、図2に示すように、内容物であるコーヒーを出し入れするための筒状(円筒状)の開口部1aを容器本体1bの上部に有する。この圧力容器1の開口部1aは、キャップ2(蓋)にて、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造に閉塞されている。
【0031】
アルミニウム合金製の容器を用いるのは、所定の陽圧に対する耐圧性があり、ガスバリア性があり、コーヒーを出し入れする際の開封が容易であり、かつ、コーヒーが開封時に噴出しない安全な形態を容易に製造することができるからである。ここで、所定の陽圧とは、次の(i)(ii)の要件の両方を満たす条件により定められる。
(i)容器を初開封したときにガスの放出音がして、すみやかに香気を含んだガスが放出されること。
【0032】
この放出音がコーヒーの香りに対する期待を消費者に喚起させ、その香りを楽しめるだけの空気が消費者に提供される。
(ii)容器内の圧力が、包装直後は1.3atm〜7.0atmの範囲内であり、コーヒーからのガス放出がほぼ収まる3週間後には1.5atm〜8.0atmの範囲内であること。
【0033】
下限圧力をこのようにするのは、ガスの放出音を得るためである。また、前述のような上限圧力とするのは、それを超えると、現存の容器では圧力耐性が不十分であり、開封時にキャップが飛ぶおそれがあるからである。
【0034】
続いて、前記コーヒーの包装方法における処理の流れを具体的に説明する。ここで、圧力容器としては、ネジ栓(キャップ)式のアルミニウム合金製のボトル缶(たとえば、内容量:338.5ml、三菱マテリアル社製の「アルミボトル310B)を用いる。
(充填処理)
包装の際には、この容器1に対し、粉末ドライアイス2.0gと、焙煎して粉砕加工した直後の新鮮なコーヒー粉末(包装の6時間前に、カット式ミルでメッシュDE=0.84に粉砕加工された焙煎コーヒー粉末)110gとを充填する。
(ガス置換処理)
具体的には、前記粉末ドライアイスの充填から10秒後に、まず、1回目の充填を開始する。80gのコーヒー粉末を容器1内に充填した後、その容器1に振動を与える。本例では、容器1をベルトコンベヤで搬送する際に、容器1が振動するので、それを利用している。すなわち、ベルトコンベヤを振動付与手段としているが、ベルトコンベヤに代えて別の振動付与手段を用いることができるのは言うまでもない。
【0035】
続いて、前記粉末ドライアイスの充填から25秒後に、2回目の充填を行い、コーヒー粉末の総重量が所定の110gになるまで充填し、さらに、容器1に振動を与えた。ここで、振動を与えるのは、粉末ドライアイスとコーヒー粉末(常温物)の接触部分を増やし、ドライアイスの気化速度を速くして、製造効率を高めるためである。
(密封処理)
その後、容器1内の粉末ドライアイスが完全に気化する前に、容器1の開口部1aに、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造のキャップ2を設け、キャップ2にて容器1を密封状態とする。具体的には、粉末ドライアイスの充填から50秒後に密封する。ここで、50秒後に密封するのは、粉末ドライアイスの充填から45秒後には、容器1内の残存酸素が安定して1%を下回ることが実験により確認されているからである。これにより、包装直後の容器の内圧は1.8atmが安定して得られ、残存酸素率は0.2〜0.5%の範囲となる。
【0036】
そして、包装から24時間後においても、3週間後においても、開封時に、「シュッ」というガス放出音が発生し、コーヒー豆を粉砕加工するときの香気が十分に感じられることが確認されている。なお、包装から3週間後の容器の内圧としては、2.0atm〜2.2atmが得られた。また、包装から3週間後の容器開封時の放出ガス量は、140〜170ccの範囲であった。
【0037】
同じロットの焙煎されたコーヒー豆を、包装の48時間前に粉砕加工して、窒素置換を併用した真空包装にて残存酸素が1%以下になるように同日包装してなるアルミラミネート袋入り製品(比較品:内容量225g)と、前述した本発明品とについて、開封後の香気の変化を比較した。なお、この比較品の包装方法は市販の商品に広く使用されているものである。
【0038】
まず、初回開封時においては、本発明品の場合には、容器1内からガスが飛び出すため、比較品に比べて格段に香気を強く感じた。
【0039】
また、微粉状に粉砕加工したコーヒー粉3gをバイアルに入れたものを85℃で1分間加熱し、そのヘッドスペースガスを採取し、ガスクロマトグラフにかけたところ、比較品の揮発成分量を1としたとき、本発明品のそれは1.2であった。
【0040】
この結果から、本発明品の方が、比較品よりも、開封時の香気においても使用時における香気においても強いことが確認された。
【0041】
上述したように、コーヒーの包装容器において、比較的廉価なドライアイス(粉末ドライアイス)を使用し、その投入量の調整と気化速度の調整、密封(キャッピング)までの時間調整を行うことで、容器内の残存酸素を低減することが可能となる。
【0042】
さらに焙煎加工したての新鮮なコーヒーを使用し、それから放出されるガスとの相乗効果で容器内圧力を陽圧にしてコーヒーの香気成分を容器内に溜めることが容易にできる。その容器を消費者が初開封したときにはガス放出音とともに容器内から香気を含んだガスが噴出して香気が立ち上り、加工したての新鮮な焙煎コーヒーの香りを楽しめる。
【0043】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0044】
請求項1の発明は、粉末ドライアイスとコーヒーを容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与するので、粉末ドライアイスと焙煎コーヒー(常温)の接触部分を増加させ、ドライアイスの気化を促進して、容器内の酸素の除去を速やかに行い、コーヒーを効率よく包装することができる。
【0045】
請求項2又は請求項3の発明は、前記容器を、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋ができるアルミニウム合金製の圧力容器としているので、ペットボトルよりも熱伝導性に優れることから、粉末ドライアイスの気化が早く、製造工程管理上有利になる。
【0046】
請求項4に記載のように、前記圧力容器を初開封したときに放出音と共に速やかにガスが放出するように、容器内の圧力が、包装直後は1.3atm〜7.0atmの範囲内であり、3週間後には1.5atm〜8.0atmの範囲内であるようにすれば、放出音によりコーヒーの香りに対する期待を消費者に喚起させると共に、その香りを楽しめるだけの香気を消費者に提供することができる。
【0047】
請求項5に記載のように、前記コーヒーが、粉砕加工したコーヒー粉末である場合には、粉砕加工されたコーヒーは加工後の香りの消失が早いので、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコーヒーの包装方法における処理の流れを示すブロック図である。
【図2】本発明に係る缶入りコーヒーの外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧力容器
1a 開口部
1b 容器本体
2 キャップ
【発明の属する技術分野】
この発明は、コーヒー生豆を焙煎加工したレギュラーコーヒー豆又はそれを粉砕加工したコーヒー粉末(本明細書においては、コーヒー豆及びコーヒー粉末を含めて単にコーヒーという)から急速に失われていく香気を消費者に提供するコーヒーの包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コーヒー生豆を焙煎加工したレギュラーコーヒー豆又はそれを粉砕加工したコーヒー粉末を包装する場合には、加工後しばらくの間コーヒーからある程度の量のガス(香気成分がこれに含まれる)が発生するので、しばらくの間包装するのを待ったり(エージング)、バルブ付き容器などの通気性の容器に包装するようにしている。また、そのエージング後は、真空包装又は不活性ガス置換包装、あるいはそれら両方で包装しているが、コーヒーの香気成分はエージング期間中に失われている。
【0003】
また、バルブ付きの容器などの通気性の容器を用いて包装すれば、そのバルブなどを通じて香気成分が容器外へ放出される。
【0004】
このような従来の包装方法では、多くの香気を楽しむことができず、より多くの香気を楽しもうとする消費者は、焙煎したてのコーヒーを購入して家庭内ですぐに使用しなければならないのが現状である。
【0005】
しかしながら、焙煎したてのコーヒーの購入は手間と費用がかかることが多く、また、すぐに使用の機会があるとは限らない。
【0006】
そこで、例えば特許第2911491号公報に記載されるように、缶容器内を脱気および酸素吸収剤を添加することによって実質的に酸素の存在しない状態とするとともに、コーヒー豆より発生する炭酸ガスと別途注入した炭酸ガスとによって封入直後の缶容器内の圧力を陽圧に保持する缶入りコーヒーが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報のような缶入りコーヒーの場合には、脱気しても容器内に酸素が残っていることから、酸素吸収剤を使用している。そのため、酸素吸収剤をコーヒーと一緒に飲用抽出に使用してしまうおそれがある。また、缶容器内に酸素吸収剤が使用後にも残存することがあり、資源リサイクル上の対応で、それを取り外す手間が発生することがある。さらに、封入直後の缶容器内の圧力を陽圧に保持するために別途炭酸ガスを注入しているので、製造作業が複雑で面倒である。
【0008】
そこで、ドライアイス(登録商標)を利用したガス置換のみを利用して包装すれば、酸素吸収剤を使用せずに包装できる。例えば特開平10−329808号公報に記載されるように、固体揮発性物質を容器内に充填する工程、内容物を充填する工程と、固体揮発性物質を気化させて容器内の酸素を除去を工程と、容器を密封する工程からなる固体食品の容器包装におけるガス置換方法が提案されている。
【0009】
このガス置換方法を、コーヒーを包装する場合に用いることが考えられるが、この方法では、固体揮発物質の気化を促進するために容器を加熱することにより行うものであり、製造作業が面倒になる。
【0010】
また、例えば特開2001−109号公報に記載のように、焙煎直後のコーヒー豆をそのまま、または粉状にしてまだ熱を保持した状態で容器に充填する場合には、容器を加熱しなくてもドライアイスが比較的短時間で昇華すると考えられるが、もっと気化を促進したい要求や、熱を持ったままのコーヒーを搬送するなどの生産工程管理を簡素化したい要求がある。
【0011】
そこで、発明者は、ドライアイスとして粉末ドライアイスを用い、その粉末ドライアイスとコーヒー(常温)とを容器内に充填した状態で、容器に振動を与えることで、ドライアイスとコーヒー(常温物)の接触部分を増やせば、ドライアイスの気化速度を速くできることに着想し、加熱することなく、気化を促進して、コーヒーを効率よく包装すること、特に粉砕加工されたコーヒー粉末は、加工後の香りの消失が早く、このような包装が容器内への香りの保持に有効で、かつドライアイスとの接触を増大させる振動効果をより大きく得ることができる本発明を開発するに至ったものである。
【0012】
本発明は、酸素吸収剤(脱酸素剤)を使用することなく、コーヒー生豆を焙煎加工した直後から揮発するコーヒー香気成分を効率的かつ安価に留めておけるように圧力容器内に封入し、消費者が容器を開封したとき、容器内から香気を含んだガスが噴出して、加工したての新鮮な焙煎コーヒーの香気を楽しめるコーヒーの包装方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、粉末ドライアイスを容器内に充填する工程と、前記容器内に焙煎コーヒーを充填する工程と、前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程と、前記容器を密封する工程とを有するコーヒーの包装方法であって、前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程は、前記粉末ドライアイスとコーヒーを前記容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与する工程を含むことを特徴とする。ここで、容器は、耐圧性、ガスバリア性を有する圧力容器であればよく、特に材質は制限されない。また、「容器に振動を付与する」のは、コーヒーを複数回に分けて充填する場合には、充填する毎に振動を付与する場合と、その充填のうち特定の充填に対してのみ振動を付与する場合の両方を含む。また、ドライアイス(登録商標)は、二酸化炭素の固体(冷却剤)を意味する。
【0014】
このようにすれば、前記粉末ドライアイスとコーヒーを容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与するので、単にそれぞれを別々に充填する場合に比べて、容器自体の振動により粉末ドライアイスとコーヒー(常温物)の接触部分(接触面積)が増加し、気化が促進される。
【0015】
これにより、容器内の酸素の除去が速やかに行われ、コーヒーを効率よく包装することができる。
【0016】
また、粉末ドライアイスを使用しているので、脱気したり酸素吸収剤を使用したりしなくても、▲1▼高い酸素置換率が得られるという効果と、▲2▼容器内を陽圧にするという効果とが同時に得られる。さらに、後工程での炭酸ガスの封入も必要なくなる。
【0017】
そして、焙煎されたコーヒーから発生するガスと、ドライアイスの気化を利用した炭酸ガスで容器内の高気圧環境が生成され、コーヒーの香気成分を容器内に溜めることができる。
【0018】
この場合、請求項2に記載のように、前記容器は、開口部を有するアルミニウム合金製の圧力容器であり、前記開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を設けることで密封状態とされることが望ましい。ここで、蓋は、ねじ込み式で着脱可能になっていてもよく、はめ込み式になっていてもよく、どのように開口部(容器本体)に取り付けられていてもよい。
【0019】
このようにすれば、アルミニウム合金製の容器は、ペットボトルよりも熱伝導性に優れるので、粉末ドライアイスの気化が早くなり、製造工程管理上有利になる。
【0020】
また、アルミニウム合金製の容器は、ペットボトルに比べて、遮光性、ガスバリア性が優れ、品質保持(香気や味)に有利である。よって、焙煎加工直後のコーヒーが光と酸素が存在していない状態で、かつ、強い気圧環境下で保管されることになり、コーヒー生豆の焙煎加工直後から揮発していく香気成分が容器の空間内およびコーヒー内に留まる。
【0021】
さらに、アルミニウム合金製の容器は、開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を有するので、開封時に中味コーヒーが飛び散らず、安全である。
【0022】
また、請求項3に記載のように、開口部を有する圧力容器内に焙煎コーヒーが充填されているコーヒーの包装方法であって、前記圧力容器は、アルミニウム合金製で、前記開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋が設けられるものであり、前記圧力容器内に前記粉末ドライアイスとともにコーヒーを充填し、前記粉末ドライアイスを気化させて容器内の酸素を除去し、その後前記圧力容器の開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を取り付けることにより前記容器を密封する構成とすることも可能である。
【0023】
この場合、請求項4に記載のように、前記圧力容器は、初開封したときに放出音と共にガスが噴出するように、前記容器内の圧力が、包装直後には1.3atm〜7.0atmの範囲内であり、3週間後には1.5atm〜8.0atmの範囲内であることが望ましい。
【0024】
このようにすれば、初開封したときに放出音と共にガスが噴出する。すなわち、ガスの放出音がコーヒーの香りに対する期待を消費者に喚起させると共に、その香りを楽しめるだけの空気が消費者に提供される。
【0025】
さらに、請求項5に記載のように、前記コーヒーが、粉砕加工したコーヒー粉末である場合に特に有効である。
【0026】
このようにすれば、粉砕加工されたコーヒーは加工後の香りの消失が早く、前述した請求項1〜4の包装方法は容器内への香りの保持に有効で、かつドライアイスとの接触部分を増大させる振動効果も大きく得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0028】
図1は本発明に係るコーヒーの包装方法における処理の流れを示すブロック図、図2は本発明に係る缶入りコーヒーの外観を示す斜視図である。
【0029】
本発明に係るコーヒーの包装方法における処理は、図1に示すように、粉末ドライアイスを容器1(図2参照)内に充填する工程S1と、前記容器内にコーヒーを充填する工程S2と、前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程S3と、前記容器を密封(キャッピング)する工程S4とを有する。前記工程3が、前記粉末ドライアイスとコーヒーを容器1内に充填した状態で、前記容器1に振動を付与する工程を含み、粉末ドライアイスの気化を促進するように配慮されている。
【0030】
前記容器1は、アルミニウム合金製の圧力容器で、図2に示すように、内容物であるコーヒーを出し入れするための筒状(円筒状)の開口部1aを容器本体1bの上部に有する。この圧力容器1の開口部1aは、キャップ2(蓋)にて、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造に閉塞されている。
【0031】
アルミニウム合金製の容器を用いるのは、所定の陽圧に対する耐圧性があり、ガスバリア性があり、コーヒーを出し入れする際の開封が容易であり、かつ、コーヒーが開封時に噴出しない安全な形態を容易に製造することができるからである。ここで、所定の陽圧とは、次の(i)(ii)の要件の両方を満たす条件により定められる。
(i)容器を初開封したときにガスの放出音がして、すみやかに香気を含んだガスが放出されること。
【0032】
この放出音がコーヒーの香りに対する期待を消費者に喚起させ、その香りを楽しめるだけの空気が消費者に提供される。
(ii)容器内の圧力が、包装直後は1.3atm〜7.0atmの範囲内であり、コーヒーからのガス放出がほぼ収まる3週間後には1.5atm〜8.0atmの範囲内であること。
【0033】
下限圧力をこのようにするのは、ガスの放出音を得るためである。また、前述のような上限圧力とするのは、それを超えると、現存の容器では圧力耐性が不十分であり、開封時にキャップが飛ぶおそれがあるからである。
【0034】
続いて、前記コーヒーの包装方法における処理の流れを具体的に説明する。ここで、圧力容器としては、ネジ栓(キャップ)式のアルミニウム合金製のボトル缶(たとえば、内容量:338.5ml、三菱マテリアル社製の「アルミボトル310B)を用いる。
(充填処理)
包装の際には、この容器1に対し、粉末ドライアイス2.0gと、焙煎して粉砕加工した直後の新鮮なコーヒー粉末(包装の6時間前に、カット式ミルでメッシュDE=0.84に粉砕加工された焙煎コーヒー粉末)110gとを充填する。
(ガス置換処理)
具体的には、前記粉末ドライアイスの充填から10秒後に、まず、1回目の充填を開始する。80gのコーヒー粉末を容器1内に充填した後、その容器1に振動を与える。本例では、容器1をベルトコンベヤで搬送する際に、容器1が振動するので、それを利用している。すなわち、ベルトコンベヤを振動付与手段としているが、ベルトコンベヤに代えて別の振動付与手段を用いることができるのは言うまでもない。
【0035】
続いて、前記粉末ドライアイスの充填から25秒後に、2回目の充填を行い、コーヒー粉末の総重量が所定の110gになるまで充填し、さらに、容器1に振動を与えた。ここで、振動を与えるのは、粉末ドライアイスとコーヒー粉末(常温物)の接触部分を増やし、ドライアイスの気化速度を速くして、製造効率を高めるためである。
(密封処理)
その後、容器1内の粉末ドライアイスが完全に気化する前に、容器1の開口部1aに、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造のキャップ2を設け、キャップ2にて容器1を密封状態とする。具体的には、粉末ドライアイスの充填から50秒後に密封する。ここで、50秒後に密封するのは、粉末ドライアイスの充填から45秒後には、容器1内の残存酸素が安定して1%を下回ることが実験により確認されているからである。これにより、包装直後の容器の内圧は1.8atmが安定して得られ、残存酸素率は0.2〜0.5%の範囲となる。
【0036】
そして、包装から24時間後においても、3週間後においても、開封時に、「シュッ」というガス放出音が発生し、コーヒー豆を粉砕加工するときの香気が十分に感じられることが確認されている。なお、包装から3週間後の容器の内圧としては、2.0atm〜2.2atmが得られた。また、包装から3週間後の容器開封時の放出ガス量は、140〜170ccの範囲であった。
【0037】
同じロットの焙煎されたコーヒー豆を、包装の48時間前に粉砕加工して、窒素置換を併用した真空包装にて残存酸素が1%以下になるように同日包装してなるアルミラミネート袋入り製品(比較品:内容量225g)と、前述した本発明品とについて、開封後の香気の変化を比較した。なお、この比較品の包装方法は市販の商品に広く使用されているものである。
【0038】
まず、初回開封時においては、本発明品の場合には、容器1内からガスが飛び出すため、比較品に比べて格段に香気を強く感じた。
【0039】
また、微粉状に粉砕加工したコーヒー粉3gをバイアルに入れたものを85℃で1分間加熱し、そのヘッドスペースガスを採取し、ガスクロマトグラフにかけたところ、比較品の揮発成分量を1としたとき、本発明品のそれは1.2であった。
【0040】
この結果から、本発明品の方が、比較品よりも、開封時の香気においても使用時における香気においても強いことが確認された。
【0041】
上述したように、コーヒーの包装容器において、比較的廉価なドライアイス(粉末ドライアイス)を使用し、その投入量の調整と気化速度の調整、密封(キャッピング)までの時間調整を行うことで、容器内の残存酸素を低減することが可能となる。
【0042】
さらに焙煎加工したての新鮮なコーヒーを使用し、それから放出されるガスとの相乗効果で容器内圧力を陽圧にしてコーヒーの香気成分を容器内に溜めることが容易にできる。その容器を消費者が初開封したときにはガス放出音とともに容器内から香気を含んだガスが噴出して香気が立ち上り、加工したての新鮮な焙煎コーヒーの香りを楽しめる。
【0043】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0044】
請求項1の発明は、粉末ドライアイスとコーヒーを容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与するので、粉末ドライアイスと焙煎コーヒー(常温)の接触部分を増加させ、ドライアイスの気化を促進して、容器内の酸素の除去を速やかに行い、コーヒーを効率よく包装することができる。
【0045】
請求項2又は請求項3の発明は、前記容器を、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋ができるアルミニウム合金製の圧力容器としているので、ペットボトルよりも熱伝導性に優れることから、粉末ドライアイスの気化が早く、製造工程管理上有利になる。
【0046】
請求項4に記載のように、前記圧力容器を初開封したときに放出音と共に速やかにガスが放出するように、容器内の圧力が、包装直後は1.3atm〜7.0atmの範囲内であり、3週間後には1.5atm〜8.0atmの範囲内であるようにすれば、放出音によりコーヒーの香りに対する期待を消費者に喚起させると共に、その香りを楽しめるだけの香気を消費者に提供することができる。
【0047】
請求項5に記載のように、前記コーヒーが、粉砕加工したコーヒー粉末である場合には、粉砕加工されたコーヒーは加工後の香りの消失が早いので、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコーヒーの包装方法における処理の流れを示すブロック図である。
【図2】本発明に係る缶入りコーヒーの外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧力容器
1a 開口部
1b 容器本体
2 キャップ
Claims (5)
- 粉末ドライアイスを容器内に充填する工程と、前記容器内に焙煎コーヒーを充填する工程と、前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程と、前記容器を密封する工程とを有するコーヒーの包装方法であって、
前記粉末ドライアイスを気化させて前記容器内の酸素を除去する工程は、前記粉末ドライアイスとコーヒーを前記容器内に充填した状態で、前記容器に振動を付与する工程を含むことを特徴とするコーヒーの包装方法。 - 前記容器は、開口部を有するアルミニウム合金製の圧力容器であり、前記開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を設けることで密封状態とされる請求項1記載のコーヒーの包装方法。
- 開口部を有する圧力容器内に焙煎コーヒーを充填するコーヒーの包装方法であって、
前記圧力容器は、アルミニウム合金製で、前記開口部にキャップが着脱可能に設けられるものであり、
前記圧力容器内に前記粉末ドライアイスとともにコーヒーを充填し、前記粉末ドライアイスを気化させて容器内の酸素を除去し、その後前記圧力容器の開口部に、開栓時に中味コーヒーが飛び散らない構造の蓋を取り付けることにより前記容器を密封することを特徴とするコーヒーの包装方法。 - 前記圧力容器は、初開封したときに放出音と共にガスが噴出するように、前記容器内の圧力が、包装直後には1.3atm〜7.0atmの範囲内であり、3週間後には1.5atm〜8.0atmの範囲内である請求項3記載のコーヒーの包装方法。
- 前記コーヒーは、粉砕加工したコーヒー粉末である請求項1〜4のいずれかに記載のコーヒーの包装方法。
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