JP2004038762A - 変換システム - Google Patents
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Abstract
【課題】変換元データのフォーマットをユーザが希望するフォーマットに変換する。
【解決手段】ユーザが使用するユーザコンピュータ10と、ユーザコンピュータ10を通じてユーザから行われたデータのフォーマットの変換要求に応じてデータのフォーマットを変換するデータ変換センター20と、データ変換センター20でフォーマットが変換されたデータを格納してある記憶媒体を指定の宛先へ配送する配送センター30とを相互にインターネット100を介して接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザが使用するユーザコンピュータ10と、ユーザコンピュータ10を通じてユーザから行われたデータのフォーマットの変換要求に応じてデータのフォーマットを変換するデータ変換センター20と、データ変換センター20でフォーマットが変換されたデータを格納してある記憶媒体を指定の宛先へ配送する配送センター30とを相互にインターネット100を介して接続する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変換システムに関し、特に、変更元のコンピュータで処理したデータのフォーマットを、変更先のコンピュータで使えるように変換する変換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータのオープン化及び、各種ストレージ機器(記録媒体)の世代交代及び、多様化が急速に進み、過去の資産を積極的に活用するため、また、異なるプラットフォーム間でデータ運用を行うため、データ変換(媒体変換,プラットフォーム変換)のニーズが高まってきた。
【0003】
ここで、リムーバブル媒体の輸送や変換作業の際に、リムーバブル媒体を取り扱う作業等物理的な作業が中心となり、ユーザの期待に応えられるタイムリーな作業が困難である。また、ユーザの貴重な資産(データ,媒体)が損失しないようリムーバブル媒体の取り扱いに注意する必要がある。
【0004】
また、近年ブロードバンド網の整備が進み、インターネットを介したデータ転送が非常に高速化され、大量のデータをインターネットを介して短時間で送受信することが可能になった。
【0005】
この通信ネットワークを利用し、媒体変換サービスのリードタイム短縮、ユーザ資産損失への保護,費用低減等でユーザの業務を支援する技術がある。
【0006】
また、特開平11−134265号公報には、小型低価格で効率よくデータの形式の変換を行うことができる端末及び効率よくデータの形式の変換作業を行うことができるシステムを提供することを課題とした技術が記載されている。
【0007】
この課題を解決する手段として、公衆回線網を介して複数の端末とサーバとが接続されている。端末は、データの形式を変換する場合、自らは変換処理を行わず、データのフォーマット、使用機種等の変換条件を設定する。端末は設定された変換条件をメール本文に設定し、変換対象データをMIME規格に準拠したテキストデータに変換し、メール本文に添付してEメールでサーバに送信する。サーバは、メール本文と添付データを分離し、添付データからバイナリデータに復元し、メール本文中の変換条件に従って、復元した変換対象データの形式を変換し、テキストデータに変換してから端末に返送する。端末はこのテキストデータを受信し、バイナリデータに復元することにより、形式が変換されたデータを取得するようにした技術が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術は、あくまで、画像、音声等のデータのファイル形式を変換するものであって、各種コンピュータで使用されているデータのフォーマットを変換するものではない。
【0009】
また、従来の技術は、変換後のデータを公衆回線のみで提供するものであるが、ユーザが希望する媒体(磁気テープ,光ディスク等)に記録して納品できるようにすることも望まれている。
【0010】
さらに、コンピュータのメーカや機種を変更しない場合であっても、記憶媒体の変更を望む場合もある。
【0011】
そこで、本発明は、変換元データのフォーマットをユーザが希望するフォーマットに変換することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、変更元のコンピュータで処理したデータを変更先のコンピュータで使えるように、データのフォーマット変換する変換システムであって、少なくともコンピュータの機種を変更する場合のフォーマットの変換規則を格納したデータ変換装置と、変更元及び変更先のコンピュータの少なくとも機種を示す情報を入力する入力装置とを備え、前記データ変換装置は、前記入力装置から入力された情報に基づいて変換規則を検索しておき、前記変更元のコンピュータで処理したデータが送信されたときに、検索した前記変換規則に従って当該データのフォーマットを前記変更先のコンピュータで処理できるように変換する。
【0013】
また、本発明は、変更元の記憶媒体に記憶したデータを変更先の記憶媒体に記憶できるように、データのフォーマット変換する変換システムであって、記憶媒体を変更する場合のフォーマットの変換規則を格納したデータ変換装置と、変更元及び変更先の記憶媒体を示す情報を入力する入力装置とを備え、前記データ変換装置は、前記入力装置から入力された情報に基づいて変換規則を検索しておき、前記変更元の記憶媒体に記憶してあるデータが送信されたときに、検索した前記変換規則に従って当該データのフォーマットを前記変更先の記憶媒体に記憶できるように変換する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
[構成の説明]
図1は、本発明の実施形態の変換システムの模式的な構成を示すブロック図である。
【0016】
図1には、ユーザが使用するユーザコンピュータ10と、ユーザコンピュータ10を通じてユーザから行われたデータのフォーマットの変換要求に応じてデータのフォーマットを変換するデータ変換センター20と、データ変換センター20でフォーマットが変換されたデータを格納してある記憶媒体を指定の宛先へ配送する配送センター30とが相互にインターネット100を介して接続されている様子を示している。
【0017】
図2は、図1のユーザコンピュータ10の内部構成を示すブロック図である。
【0018】
図2には、ユーザコンピュータ10全体の動作の制御を司る処理装置101と、処理装置101で使用されるデータが格納されるデータベース102とを備えている。
【0019】
表1は、図2のデータベース102に格納されているユーザが作成したデータの一例を示す表である。
【0020】
【表1】
表1には、社員番号と、氏名と、住所と、電話番号とを一体で登録できるようにしている様子を示している。具体的には、社員番号Aと氏名Bと住所Cと電話番号Dとが一体で登録され、社員番号Lと氏名Mと住所Nと電話番号Pとが一体で登録され、社員番号Wと氏名Xと住所Yと電話番号Zとが一体で登録されており、これらのデータを他のメーカのコンピュータ等で使用できるようにする。
【0021】
図3は、図1のデータ変換センター20の内部構成を示すブロック図である。
【0022】
図3には、データのフォーマットを変換する際に参照する変換規則が格納された変換テーブル202と、ユーザコンピュータ10側からの変換要求に基づいて変換テーブル202を検索して、目的とする変換規則に従ってデータのフォーマットを変換して当該データをインターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信したり、当該データを記憶媒体に格納して配送センター30に送るワークステーション等の処理装置201とを示している。
【0023】
表2は、図3の変換テーブル202に格納されているデータの変換規則を示す表である。
【0024】
【表2】
表2には、メーカaからメーカbへ変換するときの変換規則αと、機種cから機種dへ変換するときの変換規則βと、媒体eから媒体fへ変換するときの変換規則γとを格納している様子を示している。
【0025】
実際には、メーカ、機種等は多種多様であるので、それぞれの相互変換が可能なように種々の変換規則を格納してある。
【0026】
表3は、図3のデータ変換センター20から送信された情報に基づいて作成されるユーザコンピュータ10でデータのフォーマット変換のための入力画面を示す表である。
【0027】
【表3】
表3には、現在使用しているコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報入力と、変換後に使用するコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報入力とができるようにしている様子を示している。
【0028】
[動作の説明]
図4は、図1の変換システムの動作を示すフローチャートである。
【0029】
まず、ユーザがユーザコンピュータ10に対してデータのフォーマットの変換を要求すると、ユーザコンピュータ10はインターネット100を介してデータ変換センター20へ、フォーマットの変換のための情報の返送を要求する(ステップA1)。
【0030】
データ変換センター20は、ユーザコンピュータ10からの要求に応じて、インターネット100を介して、表3に示すような入力画面がユーザコンピュータ10で表示できるようにするための情報を返信する(ステップA2)。
【0031】
ユーザコンピュータ10は、データ変換センター20から返信された情報を受信すると、図示しないモニタに表3に示すような入力画面を表示する。
【0032】
その後、ユーザが、モニタに表示された入力画面に従って、現在運用中のコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報を入力し、さらにこれから運用するコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報を入力し、インターネット100を介してデータ変換センター20へ送付すると、データ変換センター20で以下説明するような形態で、データのフォーマットが変換される。
【0033】
ここで、コンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体を変換する場合の手法について説明する。
【0034】
1.ユーザコンピュータ10をメーカaの機種cからメーカbの機種dへ変更する場合
ユーザは、モニタに表示される表3の入力画面の現在運用中の「コンピュータのメーカ」の欄に「a」と入力し、これから運用する「コンピュータのメーカ」の欄に「b」と入力する。さらに、モニタに表示される表3の入力画面の現在運用中の「コンピュータの機種」の欄に「c」と入力し、これから運用する「コンピュータの機種」の欄に「d」と入力する。
【0035】
すると、処理装置101は、ユーザから入力された情報とデータベース102に格納されている表1のようなデータ形式とを、一緒にデータ変換センター20にインターネット100を介して送信する(ステップA3)。
【0036】
データ変換センター20は、処理装置201で、現在運用中のコンピュータのメーカ「a」とこれから運用するコンピュータのメーカ「b」とをいう情報及び、現在運用中のコンピュータの機種「c」とこれから運用するコンピュータの機種「d」とをいう情報に基づいて変換テーブル202を検索する。
【0037】
ここでは、変換テーブル202に格納されている表2のような変換規則α〜γのうち、変換規則αが選択され、表1の形式のデータのフォーマットを、表2の変換形式αに従って変換して、インターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信する(ステップA4)。
【0038】
2.ユーザコンピュータ10をメーカは変更せずに、機種cから機種dに変更する場合
ユーザは、モニタに表示される表3の入力画面の現在運用中の「コンピュータの機種」の欄に「c」と入力し、これから運用する「コンピュータの機種」の欄に「d」と入力する。
【0039】
すると、処理装置101は、ユーザから入力された情報とデータベース102に格納されている表1のようなデータ形式とを、一緒にデータ変換センター20にインターネット100を介して送信する(ステップA5)。
【0040】
データ変換センター20は、処理装置201で、現在運用中のコンピュータの機種「c」と、これから運用するコンピュータの機種「d」とをいう情報に基づいて変換テーブル202を検索する。
【0041】
ここでは、変換テーブル202に格納されている表2のような変換規則α〜γのうち、変換規則βが選択され、表1の形式のデータのフォーマットを、表2の変換形式βに従って変換して、インターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信する(ステップA6)。
【0042】
3.データを格納する媒体を媒体eから媒体fに変更する場合
ユーザは、モニタに表示される表3の入力画面の現在用いている「媒体」の欄に「e」と入力し、これから用いる「媒体」の欄に「f」と入力すると共に媒体fの作成本数を入力する。なお、このとき、作成した媒体の送信先も併せて入力しておく。
【0043】
すると、処理装置101は、ユーザから入力された情報とデータベース102に格納されている表1のようなデータ形式とを、一緒にデータ変換センター20にインターネット100を介して送信する(ステップA7)。
【0044】
データ変換センター20は、処理装置201で、現在用いている媒体「e」と、これから用いる媒体「f」とをいう情報に基づいて変換テーブル202を検索する。
【0045】
ここでは、変換テーブル202に格納されている表2のような変換規則α〜γのうち、変換規則γが選択され、表1の形式のデータのフォーマットを、表2の変換形式γに従って変換して、変換後のデータをインターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信すると共に、変換後のデータをユーザコンピュータ10側から送られてきた作成本数分の媒体fに格納して、配送センター30へ送付する(ステップA8)。
【0046】
配送センター30は、指定された宛て先へ、媒体fを配送する(ステップA10)。
【0047】
なお、データ変換センター20から配送センター30へ作成した媒体を配送するのに代えて、データ変換センター20から配送センター30へフォーマットを変換したデータをインターネット100を介して送信し、配送センター30側で作成本数分の媒体を作成してもよい。
【0048】
また、ユーザコンピュータ10のメーカや機種を変更しない場合であっても、記憶媒体の変更を行ってもよい。さらにはデータ変換センター20で、データのフォーマットを変更することなく、データを指定された作成本数分だけコピーして、配送センター30やユーザコンピュータ10へ送ってもよい。
【0049】
また、本実施形態では、変換元のコンピュータのメーカや変換先のコンピュータのメーカ等を示す情報をユーザコンピュータ10から入力する場合を例に説明したが、別途これらの情報を入力する入力装置とを備えてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によると、変換元データのフォーマットをユーザが希望するフォーマットに変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の変換システムの模式的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1のユーザコンピュータ10の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデータ変換センター20の内部構成を示すブロック図である。
【図4】図1の変換システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ユーザコンピュータ
20 データ変換センター
30 配送センター
100 インターネット
101,201 処理装置
102 データベース
202 変換テーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は、変換システムに関し、特に、変更元のコンピュータで処理したデータのフォーマットを、変更先のコンピュータで使えるように変換する変換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータのオープン化及び、各種ストレージ機器(記録媒体)の世代交代及び、多様化が急速に進み、過去の資産を積極的に活用するため、また、異なるプラットフォーム間でデータ運用を行うため、データ変換(媒体変換,プラットフォーム変換)のニーズが高まってきた。
【0003】
ここで、リムーバブル媒体の輸送や変換作業の際に、リムーバブル媒体を取り扱う作業等物理的な作業が中心となり、ユーザの期待に応えられるタイムリーな作業が困難である。また、ユーザの貴重な資産(データ,媒体)が損失しないようリムーバブル媒体の取り扱いに注意する必要がある。
【0004】
また、近年ブロードバンド網の整備が進み、インターネットを介したデータ転送が非常に高速化され、大量のデータをインターネットを介して短時間で送受信することが可能になった。
【0005】
この通信ネットワークを利用し、媒体変換サービスのリードタイム短縮、ユーザ資産損失への保護,費用低減等でユーザの業務を支援する技術がある。
【0006】
また、特開平11−134265号公報には、小型低価格で効率よくデータの形式の変換を行うことができる端末及び効率よくデータの形式の変換作業を行うことができるシステムを提供することを課題とした技術が記載されている。
【0007】
この課題を解決する手段として、公衆回線網を介して複数の端末とサーバとが接続されている。端末は、データの形式を変換する場合、自らは変換処理を行わず、データのフォーマット、使用機種等の変換条件を設定する。端末は設定された変換条件をメール本文に設定し、変換対象データをMIME規格に準拠したテキストデータに変換し、メール本文に添付してEメールでサーバに送信する。サーバは、メール本文と添付データを分離し、添付データからバイナリデータに復元し、メール本文中の変換条件に従って、復元した変換対象データの形式を変換し、テキストデータに変換してから端末に返送する。端末はこのテキストデータを受信し、バイナリデータに復元することにより、形式が変換されたデータを取得するようにした技術が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術は、あくまで、画像、音声等のデータのファイル形式を変換するものであって、各種コンピュータで使用されているデータのフォーマットを変換するものではない。
【0009】
また、従来の技術は、変換後のデータを公衆回線のみで提供するものであるが、ユーザが希望する媒体(磁気テープ,光ディスク等)に記録して納品できるようにすることも望まれている。
【0010】
さらに、コンピュータのメーカや機種を変更しない場合であっても、記憶媒体の変更を望む場合もある。
【0011】
そこで、本発明は、変換元データのフォーマットをユーザが希望するフォーマットに変換することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、変更元のコンピュータで処理したデータを変更先のコンピュータで使えるように、データのフォーマット変換する変換システムであって、少なくともコンピュータの機種を変更する場合のフォーマットの変換規則を格納したデータ変換装置と、変更元及び変更先のコンピュータの少なくとも機種を示す情報を入力する入力装置とを備え、前記データ変換装置は、前記入力装置から入力された情報に基づいて変換規則を検索しておき、前記変更元のコンピュータで処理したデータが送信されたときに、検索した前記変換規則に従って当該データのフォーマットを前記変更先のコンピュータで処理できるように変換する。
【0013】
また、本発明は、変更元の記憶媒体に記憶したデータを変更先の記憶媒体に記憶できるように、データのフォーマット変換する変換システムであって、記憶媒体を変更する場合のフォーマットの変換規則を格納したデータ変換装置と、変更元及び変更先の記憶媒体を示す情報を入力する入力装置とを備え、前記データ変換装置は、前記入力装置から入力された情報に基づいて変換規則を検索しておき、前記変更元の記憶媒体に記憶してあるデータが送信されたときに、検索した前記変換規則に従って当該データのフォーマットを前記変更先の記憶媒体に記憶できるように変換する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
[構成の説明]
図1は、本発明の実施形態の変換システムの模式的な構成を示すブロック図である。
【0016】
図1には、ユーザが使用するユーザコンピュータ10と、ユーザコンピュータ10を通じてユーザから行われたデータのフォーマットの変換要求に応じてデータのフォーマットを変換するデータ変換センター20と、データ変換センター20でフォーマットが変換されたデータを格納してある記憶媒体を指定の宛先へ配送する配送センター30とが相互にインターネット100を介して接続されている様子を示している。
【0017】
図2は、図1のユーザコンピュータ10の内部構成を示すブロック図である。
【0018】
図2には、ユーザコンピュータ10全体の動作の制御を司る処理装置101と、処理装置101で使用されるデータが格納されるデータベース102とを備えている。
【0019】
表1は、図2のデータベース102に格納されているユーザが作成したデータの一例を示す表である。
【0020】
【表1】
表1には、社員番号と、氏名と、住所と、電話番号とを一体で登録できるようにしている様子を示している。具体的には、社員番号Aと氏名Bと住所Cと電話番号Dとが一体で登録され、社員番号Lと氏名Mと住所Nと電話番号Pとが一体で登録され、社員番号Wと氏名Xと住所Yと電話番号Zとが一体で登録されており、これらのデータを他のメーカのコンピュータ等で使用できるようにする。
【0021】
図3は、図1のデータ変換センター20の内部構成を示すブロック図である。
【0022】
図3には、データのフォーマットを変換する際に参照する変換規則が格納された変換テーブル202と、ユーザコンピュータ10側からの変換要求に基づいて変換テーブル202を検索して、目的とする変換規則に従ってデータのフォーマットを変換して当該データをインターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信したり、当該データを記憶媒体に格納して配送センター30に送るワークステーション等の処理装置201とを示している。
【0023】
表2は、図3の変換テーブル202に格納されているデータの変換規則を示す表である。
【0024】
【表2】
表2には、メーカaからメーカbへ変換するときの変換規則αと、機種cから機種dへ変換するときの変換規則βと、媒体eから媒体fへ変換するときの変換規則γとを格納している様子を示している。
【0025】
実際には、メーカ、機種等は多種多様であるので、それぞれの相互変換が可能なように種々の変換規則を格納してある。
【0026】
表3は、図3のデータ変換センター20から送信された情報に基づいて作成されるユーザコンピュータ10でデータのフォーマット変換のための入力画面を示す表である。
【0027】
【表3】
表3には、現在使用しているコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報入力と、変換後に使用するコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報入力とができるようにしている様子を示している。
【0028】
[動作の説明]
図4は、図1の変換システムの動作を示すフローチャートである。
【0029】
まず、ユーザがユーザコンピュータ10に対してデータのフォーマットの変換を要求すると、ユーザコンピュータ10はインターネット100を介してデータ変換センター20へ、フォーマットの変換のための情報の返送を要求する(ステップA1)。
【0030】
データ変換センター20は、ユーザコンピュータ10からの要求に応じて、インターネット100を介して、表3に示すような入力画面がユーザコンピュータ10で表示できるようにするための情報を返信する(ステップA2)。
【0031】
ユーザコンピュータ10は、データ変換センター20から返信された情報を受信すると、図示しないモニタに表3に示すような入力画面を表示する。
【0032】
その後、ユーザが、モニタに表示された入力画面に従って、現在運用中のコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報を入力し、さらにこれから運用するコンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体の情報を入力し、インターネット100を介してデータ変換センター20へ送付すると、データ変換センター20で以下説明するような形態で、データのフォーマットが変換される。
【0033】
ここで、コンピュータのメーカ、コンピュータの機種、媒体を変換する場合の手法について説明する。
【0034】
1.ユーザコンピュータ10をメーカaの機種cからメーカbの機種dへ変更する場合
ユーザは、モニタに表示される表3の入力画面の現在運用中の「コンピュータのメーカ」の欄に「a」と入力し、これから運用する「コンピュータのメーカ」の欄に「b」と入力する。さらに、モニタに表示される表3の入力画面の現在運用中の「コンピュータの機種」の欄に「c」と入力し、これから運用する「コンピュータの機種」の欄に「d」と入力する。
【0035】
すると、処理装置101は、ユーザから入力された情報とデータベース102に格納されている表1のようなデータ形式とを、一緒にデータ変換センター20にインターネット100を介して送信する(ステップA3)。
【0036】
データ変換センター20は、処理装置201で、現在運用中のコンピュータのメーカ「a」とこれから運用するコンピュータのメーカ「b」とをいう情報及び、現在運用中のコンピュータの機種「c」とこれから運用するコンピュータの機種「d」とをいう情報に基づいて変換テーブル202を検索する。
【0037】
ここでは、変換テーブル202に格納されている表2のような変換規則α〜γのうち、変換規則αが選択され、表1の形式のデータのフォーマットを、表2の変換形式αに従って変換して、インターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信する(ステップA4)。
【0038】
2.ユーザコンピュータ10をメーカは変更せずに、機種cから機種dに変更する場合
ユーザは、モニタに表示される表3の入力画面の現在運用中の「コンピュータの機種」の欄に「c」と入力し、これから運用する「コンピュータの機種」の欄に「d」と入力する。
【0039】
すると、処理装置101は、ユーザから入力された情報とデータベース102に格納されている表1のようなデータ形式とを、一緒にデータ変換センター20にインターネット100を介して送信する(ステップA5)。
【0040】
データ変換センター20は、処理装置201で、現在運用中のコンピュータの機種「c」と、これから運用するコンピュータの機種「d」とをいう情報に基づいて変換テーブル202を検索する。
【0041】
ここでは、変換テーブル202に格納されている表2のような変換規則α〜γのうち、変換規則βが選択され、表1の形式のデータのフォーマットを、表2の変換形式βに従って変換して、インターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信する(ステップA6)。
【0042】
3.データを格納する媒体を媒体eから媒体fに変更する場合
ユーザは、モニタに表示される表3の入力画面の現在用いている「媒体」の欄に「e」と入力し、これから用いる「媒体」の欄に「f」と入力すると共に媒体fの作成本数を入力する。なお、このとき、作成した媒体の送信先も併せて入力しておく。
【0043】
すると、処理装置101は、ユーザから入力された情報とデータベース102に格納されている表1のようなデータ形式とを、一緒にデータ変換センター20にインターネット100を介して送信する(ステップA7)。
【0044】
データ変換センター20は、処理装置201で、現在用いている媒体「e」と、これから用いる媒体「f」とをいう情報に基づいて変換テーブル202を検索する。
【0045】
ここでは、変換テーブル202に格納されている表2のような変換規則α〜γのうち、変換規則γが選択され、表1の形式のデータのフォーマットを、表2の変換形式γに従って変換して、変換後のデータをインターネット100を介してユーザコンピュータ10へ送信すると共に、変換後のデータをユーザコンピュータ10側から送られてきた作成本数分の媒体fに格納して、配送センター30へ送付する(ステップA8)。
【0046】
配送センター30は、指定された宛て先へ、媒体fを配送する(ステップA10)。
【0047】
なお、データ変換センター20から配送センター30へ作成した媒体を配送するのに代えて、データ変換センター20から配送センター30へフォーマットを変換したデータをインターネット100を介して送信し、配送センター30側で作成本数分の媒体を作成してもよい。
【0048】
また、ユーザコンピュータ10のメーカや機種を変更しない場合であっても、記憶媒体の変更を行ってもよい。さらにはデータ変換センター20で、データのフォーマットを変更することなく、データを指定された作成本数分だけコピーして、配送センター30やユーザコンピュータ10へ送ってもよい。
【0049】
また、本実施形態では、変換元のコンピュータのメーカや変換先のコンピュータのメーカ等を示す情報をユーザコンピュータ10から入力する場合を例に説明したが、別途これらの情報を入力する入力装置とを備えてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によると、変換元データのフォーマットをユーザが希望するフォーマットに変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の変換システムの模式的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1のユーザコンピュータ10の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデータ変換センター20の内部構成を示すブロック図である。
【図4】図1の変換システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ユーザコンピュータ
20 データ変換センター
30 配送センター
100 インターネット
101,201 処理装置
102 データベース
202 変換テーブル
Claims (7)
- 変更元のコンピュータで処理したデータを変更先のコンピュータで使えるように、データのフォーマット変換する変換システムであって、
少なくともコンピュータの機種を変更する場合のフォーマットの変換規則を格納したデータ変換装置と、
変更元及び変更先のコンピュータの少なくとも機種を示す情報を入力する入力装置とを備え、
前記データ変換装置は、前記入力装置から入力された情報に基づいて変換規則を検索しておき、前記変更元のコンピュータで処理したデータが送信されたときに、検索した前記変換規則に従って当該データのフォーマットを前記変更先のコンピュータで処理できるように変換することを特徴とする変換システム。 - さらに、前記データ変換装置は、前記コンピュータのメーカを変換する場合のフォーマットの変換規則を格納していることを特徴とする請求項1記載のデータ変換システム。
- 前記入力装置と前記データ変換装置とは通信ネットワークで相互に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の変換システム。
- 前記入力装置を少なくとも前記いずれかのコンピュータに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の変換システム。
- 前記コンピュータの変換に代えて、又は前記コンピュータの変換と共に、コンピュータで処理したデータを記憶する記憶媒体の変更が生じたときに、前記データのフォーマットを変換することを特徴とする請求項4記載の変換システム。
- さらに、前記フォーマットが変換されたデータを保存した記憶媒体を指定された宛先へ配送する配送センターを備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の変換システム。
- 変更元の記憶媒体に記憶したデータを変更先の記憶媒体に記憶できるように、データのフォーマット変換する変換システムであって、
記憶媒体を変更する場合のフォーマットの変換規則を格納したデータ変換装置と、
変更元及び変更先の記憶媒体を示す情報を入力する入力装置とを備え、
前記データ変換装置は、前記入力装置から入力された情報に基づいて変換規則を検索しておき、前記変更元の記憶媒体に記憶してあるデータが送信されたときに、検索した前記変換規則に従って当該データのフォーマットを前記変更先の記憶媒体に記憶できるように変換することを特徴とする変換システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002197412A JP2004038762A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 変換システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011067338A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Square Enix Co Ltd | セーブデータ変換装置 |
-
2002
- 2002-07-05 JP JP2002197412A patent/JP2004038762A/ja not_active Withdrawn
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