JP2004038612A - 携帯型情報システム - Google Patents
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Abstract
【目的】複数のPDA本体を使用した場合に異なるデータが併存することを未然に防止する。
【構成】PDA本体とポインティング・ペンとから構成されるPDAにおいて,ポインティング・ペンにフラッシュ・メモリが設けられる。ポインティング・ペンを用いてPDA本体が操作されることにより生じたデータは,PDA本体内のRAMに記憶される(ステップ64,65)。ポインティング・ペンがPDA本体に収納されると(ステップ66でYES),PDA本体10のRAMに記憶されているデータがポインティング・ペンに送信される(ステップ67)。PDA本体の操作により生じたデータは,ポインティング・ペン内のフラッシュ・メモリに記憶される(ステップ52)。データは,ポインティング・ペンに格納されているので,複数のPDA本体を使用しても1つのポインティング・ペンを使用している限り,異なるデータが併存することを防止できる。
【選択図】 図3
【構成】PDA本体とポインティング・ペンとから構成されるPDAにおいて,ポインティング・ペンにフラッシュ・メモリが設けられる。ポインティング・ペンを用いてPDA本体が操作されることにより生じたデータは,PDA本体内のRAMに記憶される(ステップ64,65)。ポインティング・ペンがPDA本体に収納されると(ステップ66でYES),PDA本体10のRAMに記憶されているデータがポインティング・ペンに送信される(ステップ67)。PDA本体の操作により生じたデータは,ポインティング・ペン内のフラッシュ・メモリに記憶される(ステップ52)。データは,ポインティング・ペンに格納されているので,複数のPDA本体を使用しても1つのポインティング・ペンを使用している限り,異なるデータが併存することを防止できる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【技術分野】
この発明は,携帯型情報機器とポインティング・ディバイスとから構成される携帯型情報システムに関する。
【0002】
【発明の背景】
PDA(personal digital assistants)などと呼ばれる携帯型情報システムが市販されている。携帯型情報システムは,スケジュール管理,アドレス管理,電卓などの各種機能を有しているもので,スケジュールの内容,アドレスの内容などが表示画面上に表示される。このような携帯型情報システムは,表示画面が形成されている携帯型情報機器とペン型ディバイスとを備えている。
【0003】
スケジュール,アドレスなどが表示画面上に表示される。表示画面上に表示されたスケジュール,アドレスなどのうち入力,変更などされる項目がペン型ディバイスを用いて指定される。指定された項目にデータが入力される。入力されたデータは,携帯型情報機器の中のメモリに記憶される。
【0004】
複数の携帯型情報システムを使用している場合,それらの複数の携帯型情報システムに記憶されているデータを一致させる必要がある場合が多い。しかしながら,データを一致させるためには携帯型情報システムに記憶されているデータをメモリ・カードに移し,そのメモリ・カードを他の携帯型情報システムに装填してデータを読み取る処理などが必要であり,比較的面倒である。
【0005】
【発明の開示】
この発明は,複数の携帯型情報システムを使用した場合にデータを一致させることを不要とすることを目的とする。
【0006】
この発明による携帯型情報システムは,表示画面上に表示されている情報のうちポインティング・ディバイスによって指定された情報についてのデータが入力される携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとを備えているものである。
【0007】
上記携帯型情報機器は,上記データを入力する入力装置(タッチパネル,キーパッドなど),および上記データ入力装置から入力されたデータを上記ポインティング・ディバイスに送信する送信回路を備えている。
【0008】
上記ポインティング・ディバイスは,上記携帯型情報機器の上記送信回路から送信されたデータを受信する受信回路,および上記受信回路により受信したデータを記憶するメモリを備えている。
【0009】
上記携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとをそれぞれ単独で構成するようにしてもよい。
【0010】
この発明によると,上記携帯型情報機器の表示画面に情報(スケジュール表,アドレス表,アイコンなど)が表示され,その表示されている情報のうちデータを入力等する場所(項目)がポインティング・ディバイスによって指定される。指定された場所に上記携帯型情報機器のデータ入力装置からデータが入力される。入力されたデータは,上記携帯型情報機器の送信回路から上記ポインティング・ディバイスに送信される。
【0011】
上記携帯型情報機器の送信回路から送信されたデータは,上記ポインティング・ディバイスの受信回路において受信される。受信されたデータは,ポインティング・ディバイスのメモリに記憶される。
【0012】
上記携帯型情報機器に入力されたデータは,ポインティング・ディバイスのメモリに記憶されることとなる。データは,ポインティング・ディバイスのメモリに記憶されているので,複数の携帯型情報機器を使用していても上記ポインティング・ディバイスを持ち歩くことにより,データを一致させる必要がなくなる。
【0013】
上記携帯型情報機器は,動作電源を供給する電源回路をさらに備えてもよい。この場合,上記携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとは電源ケーブルによって接続され,上記携帯型情報機器の上記電源回路からの動作電源が上記電源ケーブルを介して上記ポインティング・ディバイスに供給されるものとなろう。
【0014】
上記携帯型情報機器から上記ポインティング・ディバイスへのデータ送信は,有線でもよいし,無線でもよい。また,上記ポインティング・ディバイスのメモリにバックアップ用の電源が必要なときには,上記ポインティング・ディバイスに電源回路が内蔵されているものでもよいし,上述したように,上記携帯型情報機器に内蔵されている電源回路から供給される電源を上記ポインティング・ディバイスに与えるようにしてもよい。
【0015】
上記携帯型情報機器は,上記ポインティング・ディバイスを収納する収納部,および上記ポインティング・ディバイスが上記収納部に収納されたことを検出する検出手段をさらに備えるようにしてもよい。この場合,上記送信回路は,上記検出手段により上記収納部に上記ポインティング・ディバイスが収納されたことに応じて,上記データ入力装置から入力されたデータを上記ポインティング・ディバイスに送信するものとなろう。
【0016】
上述ポインティング・ディバイスに,メモリに記憶されているデータを携帯型情報機器に送信する回路を設け,上記携帯型情報機器に上記ポインティング・ディバイスから送信されたデータを受信する回路を設けてもよい。上記携帯型情報機器において入力されたデータを更新し,更新済のデータを上記ポインティング・ディバイスに送信できるようになる。
【0017】
【実施例の説明】
図1は,この発明の実施例を示すもので,PDAの斜視図である。
【0018】
PDAは,PDA本体10とPDA本体10の操作に用いられるポインティング・ペン1とを有している。この実施例においては,ポインティング・ペン1とPDA本体10とは着脱自在なケーブル40によって接続されている。
【0019】
PDA本体10の上面には,そのほぼ全面に液晶表示画面12が形成されている。この液晶表示画面12上にはタッチパネルが形成されている。液晶表示画面12には,アイコンI1からI9が表示されている。これらのアイコンI1からI9がポインティング・ペン1によってタッチされることにより,PDAに格納されているアプリケーション・ソフトウエアが起動させられ,スケジュール管理,アドレス管理などが行われる。液晶表示画面12の下方には,各種指令を与えるためのキーパッド11が形成されている。
【0020】
PDA本体10の右側面には,ポインティング・ペン1をPDA本体10に収納するための収納部13が形成されている。収納部13の内部には,PDA本体10にポインティング・ペン1が収納部13に収納されていることを検出する検出スイッチが設けられている。
【0021】
図2は,PDAの電気的構成を示すブロック図である。
【0022】
PDA本体10にはコネクタ21が,ポインティング・ペン1には,コネクタ5が形成されている。これらのコネクタ5および21がケーブル40によって接続されることにより,PDA本体10とポインティング・ペン1とが接続されている。
【0023】
PDA本体10は,CPU28によって動作が統括される。
【0024】
PDA本体10には,動作プログラム等が格納されているROM30が含まれている。
【0025】
上述したように,ポインティング・ペン1は,PDA本体10に装着することができる。ポインティング・ペン1がPDA本体10に装着されたことは検出スイッチ27によって検出され,検出信号はCPU28に入力する。また,キーパッド11から入力した信号もCPU28に入力する。
【0026】
コントローラ25によって液晶表示装置26の表示が制御され,上述したように液晶表示画面12上にアイコンI1からI9等が表示される。液晶表示画面12上には上述したようにタッチパネル24が形成されており,このタッチパネル24上がポインティング・ペン1によってタッチされると,そのタッチされたことを示す信号はCPU28に入力する。
【0027】
PDA本体10には,電源回路22が含まれており,この電源回路22から各回路に動作電源が供給される。また,電源回路22から供給される動作電源は,コネクタ21およびケーブル40を介してポインティング・ペン1にも与えられる。ポインティング・ペン1は,PDA本体10から供給される動作電源にもとづいて動作することとなる。
【0028】
さらに,PDA本体10には,インターフェイス23が設けられている。このインターフェィス23によってポインティング・ペン1とPDA本体10との間でデータ通信が可能となる。
【0029】
ポインティング・ペン1には,PDA本体10から送信されたデータを記憶するフラッシュ・メモリ2,フラッシュ・メモリ2にデータを記憶し,かつ記憶されているデータを読み取るメモリ・コントローラ3,インターフェイス4およびコネクタ5が含まれている。
【0030】
ポインティング・ペン1がPDA本体10に接続されると,上述したようにPDA10本体の電源回路22から供給される動作電源がポインティング・ペン1に与えられ,その動作電源がポインティング・ペン1の各回路に与えられる。また,PDA本体10から送信されるデータは,コネクタ5およびインターフェイス3を介してメモリ・コントローラ3に与えられる。PDA10から送信されたデータは,メモリ・コントローラ3によりフラッシュ・メモリ3に記録される。フラッシュ・メモリ3に記録されたデータもメモリ・コントローラ3により読み取られ,インターフェイス4およびコネクタ5を介してPDA本体10に送信される。
【0031】
図3は,PDAを構成するPDA本体10およびポインティング・ペン1の処理手順を示すフローチャートである。
【0032】
この実施例によるPDAは,PDAが操作された結果得られるデータはポインティング・ペン1のフラッシュ・メモリ2に記憶されるものである。ポインティング・ペン1内にデータが記憶されているので,複数のPDA本体10を使用している場合でも,データはポインティング・ペン1に記憶されているのでそのポインティング・ペン1を使用することにより複数のPDAにおいて記憶されているデータの不一致を未然に防止することができる。
【0033】
PDA本体10の液晶表示画面12には,データ読み取りアイコンが表示される。PDAの操作を開始する場合には,ユーザは,PDA本体10の液晶表示画面12に表示されているアイコンのうち,データ読み取りアイコンをポインティング・ペン1を用いてタッチする(ステップ61でYES)。すると,PDA本体10からポインティング・ペン1にデータ送信指令が与えられる(ステップ62)。
【0034】
PDA本体10から送信されたデータ送信指令がポインティング・ペン1において受信されると,フラッシュ・メモリ2に記憶されているデータがメモリ・コントローラ3により読み取られる。読み取られたデータがポインティング・ペン1からPDA本体10に送信される(ステップ51)。
【0035】
ポインティング・ペン1から送信されたデータがPDA本体10において受信されると,その受信されたデータはRAM29に一時的に記憶される(ステップ63)。
【0036】
ユーザによって,PDA本体10の液晶表示画面12上に表示されているアイコンのうち所望のアプリケーション・ソフトウエアに対応するアイコンがポインティング・ペン1を用いてタッチされる。すると,対応するアプリケーション・ソフトウエアが起動させられる。起動したソフトウエアにもとづいてポインティング・ペン1またはキーパッド11を用いてPDA本体10の操作が行われる(ステップ64)。PDA本体10の操作に応じて得られたデータは更新されて,RAM29に記憶される(ステップ65)。ポインティング・ペン1がPDA本体10の収納部13に収納されるまでステップ64および65の処理が繰り返される(ステップ66でNO)。データの消去指令が与えられた場合にはRAM9に記憶されている所定のデータが消去される。
【0037】
ポインティング・ペン1がPDA本体10の収納部13に収納されると(ステップ66でYES),RAM29に記憶されているデータが読み取られ,ポインティング・ペン1に送信される(ステップ67)。
【0038】
PDA本体10から送信されたデータがポインティング・ペン1において受信されると,その受信されたデータがフラッシュ・メモリ2に記憶される(ステップ52)。PDA本体10を操作することにより得られたデータはポインティング・ペン1に記憶されるので,特定のポインティング・ペン1を使用することにより複数のPDA本体を用いても異なるデータが併存することを未然に防止できる。複数のPDAを使用した場合に生じるデータの不一致を防ぐことができる。
【0039】
上述した実施例においては,ポインティング・ペン1によってデータ読み取りアイコンがタッチされることにより,ポインティング・ペン1に記憶されているデータがPDA本体10に送信されているが,たとえば,PDA本体10にポインティング・ペン1が接続されたことにより,上述した動作が行われるようにしてもよい。
【0040】
図4は,他の実施例を示すもので,PDAを構成するPDA本体10およびポインティング・ペン1の処理手順を示すフローチャートである。
【0041】
上述した実施例においては,PDAの操作が行われている間は,PDAの操作にもとづいて生じたデータをPDA本体10に一時的に記憶しておき,操作が終了した時にポインティング・ペン1に送信している。これに対して,図4に示す実施例は,操作にもとづいて生じたデータをその操作の都度PDA本体10からポインティング・ペン1に送信するものである。
【0042】
ポインティング・ペン1またはキーパッド11によってPDA本体10が操作されると(ステップ72),その操作によって生じたデータは,PDA本体10からポインティング・ペン1に送信される(ステップ73)。
【0043】
PDA本体10から送信されたデータがポインティング・ペン1において受信されると,その受信されたデータがフラッシュ・メモリ2に与えられ,記憶される(ステップ71)。
【0044】
このような処理においても,PDA本体10を操作することにより得られたデータはポインティング・ペン1に記憶されるので,特定のポインティング・ペン1を使用することにより複数のPDA本体を用いても異なるデータが併存することを未然に防止できる。
【0045】
図5は,他の実施例を示すものでPDAの電気的構成を示すブロック図である。この図において,図2に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。
【0046】
上述した実施例におけるPDAは,PDA本体10とポインティング・ペン1とはケーブル40によって接続されていたが,図5に示すPDAは,PDA本体10Aとポインティング・ペン1Aとはケーブル40によっては接続されていない。PDA本体10Aとポインティング・ペン1Aとの間は無線によってデータ通信される。このため,ポインティング・ペン1AおよびPDA本体10Aのいずれにもコネクタは設けられていない。
【0047】
PDA本体10Aには,ポインティング・ペン1Aと無線でデータ通信するための無線インターフェイス31が設けられている。
【0048】
また,ポインティング・ペン1AにもPDA本体10Aと無線でデータ通信するための無線インターフェイス7が設けられている。また,ポインティング・ペン1Aには動作を統括するためのCPU6が設けられている。さらに,ポインティング・ペン1には,電源回路8が設けられており,この電源回路8から,ポインティング・ペン1Aを構成する各回路に動作電源が供給される。
【0049】
このように,ポインティング・ペン1AとPDA本体10Aとを無線でデータ通信可能なように構成しても,上述したのと同様に,PDA本体10Aの操作に応じて生じたデータをポインティング・ペン1Aに送信し,記憶させることができる。
【0050】
上述した実施例においてはポインティング・ペンが使用されていたがポインティング・ペンに限らずその他のポインティング・ディバイスを使用できるのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】PDAの斜視図である。
【図2】PDAの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】PDAの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】他の実施例を示すもので,PDAの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】他の実施例を示すもので,PDAの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1A ポインティング・ペン
2 フラッシュ・メモリ
3 メモリ・コントローラ
4,7,23,31 インターフェイス
6,28 CPU
8,22 電源回路
10,10A PDA本体
12 液晶表示画面
13 収納部
29 RAM
40 ケーブル
【技術分野】
この発明は,携帯型情報機器とポインティング・ディバイスとから構成される携帯型情報システムに関する。
【0002】
【発明の背景】
PDA(personal digital assistants)などと呼ばれる携帯型情報システムが市販されている。携帯型情報システムは,スケジュール管理,アドレス管理,電卓などの各種機能を有しているもので,スケジュールの内容,アドレスの内容などが表示画面上に表示される。このような携帯型情報システムは,表示画面が形成されている携帯型情報機器とペン型ディバイスとを備えている。
【0003】
スケジュール,アドレスなどが表示画面上に表示される。表示画面上に表示されたスケジュール,アドレスなどのうち入力,変更などされる項目がペン型ディバイスを用いて指定される。指定された項目にデータが入力される。入力されたデータは,携帯型情報機器の中のメモリに記憶される。
【0004】
複数の携帯型情報システムを使用している場合,それらの複数の携帯型情報システムに記憶されているデータを一致させる必要がある場合が多い。しかしながら,データを一致させるためには携帯型情報システムに記憶されているデータをメモリ・カードに移し,そのメモリ・カードを他の携帯型情報システムに装填してデータを読み取る処理などが必要であり,比較的面倒である。
【0005】
【発明の開示】
この発明は,複数の携帯型情報システムを使用した場合にデータを一致させることを不要とすることを目的とする。
【0006】
この発明による携帯型情報システムは,表示画面上に表示されている情報のうちポインティング・ディバイスによって指定された情報についてのデータが入力される携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとを備えているものである。
【0007】
上記携帯型情報機器は,上記データを入力する入力装置(タッチパネル,キーパッドなど),および上記データ入力装置から入力されたデータを上記ポインティング・ディバイスに送信する送信回路を備えている。
【0008】
上記ポインティング・ディバイスは,上記携帯型情報機器の上記送信回路から送信されたデータを受信する受信回路,および上記受信回路により受信したデータを記憶するメモリを備えている。
【0009】
上記携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとをそれぞれ単独で構成するようにしてもよい。
【0010】
この発明によると,上記携帯型情報機器の表示画面に情報(スケジュール表,アドレス表,アイコンなど)が表示され,その表示されている情報のうちデータを入力等する場所(項目)がポインティング・ディバイスによって指定される。指定された場所に上記携帯型情報機器のデータ入力装置からデータが入力される。入力されたデータは,上記携帯型情報機器の送信回路から上記ポインティング・ディバイスに送信される。
【0011】
上記携帯型情報機器の送信回路から送信されたデータは,上記ポインティング・ディバイスの受信回路において受信される。受信されたデータは,ポインティング・ディバイスのメモリに記憶される。
【0012】
上記携帯型情報機器に入力されたデータは,ポインティング・ディバイスのメモリに記憶されることとなる。データは,ポインティング・ディバイスのメモリに記憶されているので,複数の携帯型情報機器を使用していても上記ポインティング・ディバイスを持ち歩くことにより,データを一致させる必要がなくなる。
【0013】
上記携帯型情報機器は,動作電源を供給する電源回路をさらに備えてもよい。この場合,上記携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとは電源ケーブルによって接続され,上記携帯型情報機器の上記電源回路からの動作電源が上記電源ケーブルを介して上記ポインティング・ディバイスに供給されるものとなろう。
【0014】
上記携帯型情報機器から上記ポインティング・ディバイスへのデータ送信は,有線でもよいし,無線でもよい。また,上記ポインティング・ディバイスのメモリにバックアップ用の電源が必要なときには,上記ポインティング・ディバイスに電源回路が内蔵されているものでもよいし,上述したように,上記携帯型情報機器に内蔵されている電源回路から供給される電源を上記ポインティング・ディバイスに与えるようにしてもよい。
【0015】
上記携帯型情報機器は,上記ポインティング・ディバイスを収納する収納部,および上記ポインティング・ディバイスが上記収納部に収納されたことを検出する検出手段をさらに備えるようにしてもよい。この場合,上記送信回路は,上記検出手段により上記収納部に上記ポインティング・ディバイスが収納されたことに応じて,上記データ入力装置から入力されたデータを上記ポインティング・ディバイスに送信するものとなろう。
【0016】
上述ポインティング・ディバイスに,メモリに記憶されているデータを携帯型情報機器に送信する回路を設け,上記携帯型情報機器に上記ポインティング・ディバイスから送信されたデータを受信する回路を設けてもよい。上記携帯型情報機器において入力されたデータを更新し,更新済のデータを上記ポインティング・ディバイスに送信できるようになる。
【0017】
【実施例の説明】
図1は,この発明の実施例を示すもので,PDAの斜視図である。
【0018】
PDAは,PDA本体10とPDA本体10の操作に用いられるポインティング・ペン1とを有している。この実施例においては,ポインティング・ペン1とPDA本体10とは着脱自在なケーブル40によって接続されている。
【0019】
PDA本体10の上面には,そのほぼ全面に液晶表示画面12が形成されている。この液晶表示画面12上にはタッチパネルが形成されている。液晶表示画面12には,アイコンI1からI9が表示されている。これらのアイコンI1からI9がポインティング・ペン1によってタッチされることにより,PDAに格納されているアプリケーション・ソフトウエアが起動させられ,スケジュール管理,アドレス管理などが行われる。液晶表示画面12の下方には,各種指令を与えるためのキーパッド11が形成されている。
【0020】
PDA本体10の右側面には,ポインティング・ペン1をPDA本体10に収納するための収納部13が形成されている。収納部13の内部には,PDA本体10にポインティング・ペン1が収納部13に収納されていることを検出する検出スイッチが設けられている。
【0021】
図2は,PDAの電気的構成を示すブロック図である。
【0022】
PDA本体10にはコネクタ21が,ポインティング・ペン1には,コネクタ5が形成されている。これらのコネクタ5および21がケーブル40によって接続されることにより,PDA本体10とポインティング・ペン1とが接続されている。
【0023】
PDA本体10は,CPU28によって動作が統括される。
【0024】
PDA本体10には,動作プログラム等が格納されているROM30が含まれている。
【0025】
上述したように,ポインティング・ペン1は,PDA本体10に装着することができる。ポインティング・ペン1がPDA本体10に装着されたことは検出スイッチ27によって検出され,検出信号はCPU28に入力する。また,キーパッド11から入力した信号もCPU28に入力する。
【0026】
コントローラ25によって液晶表示装置26の表示が制御され,上述したように液晶表示画面12上にアイコンI1からI9等が表示される。液晶表示画面12上には上述したようにタッチパネル24が形成されており,このタッチパネル24上がポインティング・ペン1によってタッチされると,そのタッチされたことを示す信号はCPU28に入力する。
【0027】
PDA本体10には,電源回路22が含まれており,この電源回路22から各回路に動作電源が供給される。また,電源回路22から供給される動作電源は,コネクタ21およびケーブル40を介してポインティング・ペン1にも与えられる。ポインティング・ペン1は,PDA本体10から供給される動作電源にもとづいて動作することとなる。
【0028】
さらに,PDA本体10には,インターフェイス23が設けられている。このインターフェィス23によってポインティング・ペン1とPDA本体10との間でデータ通信が可能となる。
【0029】
ポインティング・ペン1には,PDA本体10から送信されたデータを記憶するフラッシュ・メモリ2,フラッシュ・メモリ2にデータを記憶し,かつ記憶されているデータを読み取るメモリ・コントローラ3,インターフェイス4およびコネクタ5が含まれている。
【0030】
ポインティング・ペン1がPDA本体10に接続されると,上述したようにPDA10本体の電源回路22から供給される動作電源がポインティング・ペン1に与えられ,その動作電源がポインティング・ペン1の各回路に与えられる。また,PDA本体10から送信されるデータは,コネクタ5およびインターフェイス3を介してメモリ・コントローラ3に与えられる。PDA10から送信されたデータは,メモリ・コントローラ3によりフラッシュ・メモリ3に記録される。フラッシュ・メモリ3に記録されたデータもメモリ・コントローラ3により読み取られ,インターフェイス4およびコネクタ5を介してPDA本体10に送信される。
【0031】
図3は,PDAを構成するPDA本体10およびポインティング・ペン1の処理手順を示すフローチャートである。
【0032】
この実施例によるPDAは,PDAが操作された結果得られるデータはポインティング・ペン1のフラッシュ・メモリ2に記憶されるものである。ポインティング・ペン1内にデータが記憶されているので,複数のPDA本体10を使用している場合でも,データはポインティング・ペン1に記憶されているのでそのポインティング・ペン1を使用することにより複数のPDAにおいて記憶されているデータの不一致を未然に防止することができる。
【0033】
PDA本体10の液晶表示画面12には,データ読み取りアイコンが表示される。PDAの操作を開始する場合には,ユーザは,PDA本体10の液晶表示画面12に表示されているアイコンのうち,データ読み取りアイコンをポインティング・ペン1を用いてタッチする(ステップ61でYES)。すると,PDA本体10からポインティング・ペン1にデータ送信指令が与えられる(ステップ62)。
【0034】
PDA本体10から送信されたデータ送信指令がポインティング・ペン1において受信されると,フラッシュ・メモリ2に記憶されているデータがメモリ・コントローラ3により読み取られる。読み取られたデータがポインティング・ペン1からPDA本体10に送信される(ステップ51)。
【0035】
ポインティング・ペン1から送信されたデータがPDA本体10において受信されると,その受信されたデータはRAM29に一時的に記憶される(ステップ63)。
【0036】
ユーザによって,PDA本体10の液晶表示画面12上に表示されているアイコンのうち所望のアプリケーション・ソフトウエアに対応するアイコンがポインティング・ペン1を用いてタッチされる。すると,対応するアプリケーション・ソフトウエアが起動させられる。起動したソフトウエアにもとづいてポインティング・ペン1またはキーパッド11を用いてPDA本体10の操作が行われる(ステップ64)。PDA本体10の操作に応じて得られたデータは更新されて,RAM29に記憶される(ステップ65)。ポインティング・ペン1がPDA本体10の収納部13に収納されるまでステップ64および65の処理が繰り返される(ステップ66でNO)。データの消去指令が与えられた場合にはRAM9に記憶されている所定のデータが消去される。
【0037】
ポインティング・ペン1がPDA本体10の収納部13に収納されると(ステップ66でYES),RAM29に記憶されているデータが読み取られ,ポインティング・ペン1に送信される(ステップ67)。
【0038】
PDA本体10から送信されたデータがポインティング・ペン1において受信されると,その受信されたデータがフラッシュ・メモリ2に記憶される(ステップ52)。PDA本体10を操作することにより得られたデータはポインティング・ペン1に記憶されるので,特定のポインティング・ペン1を使用することにより複数のPDA本体を用いても異なるデータが併存することを未然に防止できる。複数のPDAを使用した場合に生じるデータの不一致を防ぐことができる。
【0039】
上述した実施例においては,ポインティング・ペン1によってデータ読み取りアイコンがタッチされることにより,ポインティング・ペン1に記憶されているデータがPDA本体10に送信されているが,たとえば,PDA本体10にポインティング・ペン1が接続されたことにより,上述した動作が行われるようにしてもよい。
【0040】
図4は,他の実施例を示すもので,PDAを構成するPDA本体10およびポインティング・ペン1の処理手順を示すフローチャートである。
【0041】
上述した実施例においては,PDAの操作が行われている間は,PDAの操作にもとづいて生じたデータをPDA本体10に一時的に記憶しておき,操作が終了した時にポインティング・ペン1に送信している。これに対して,図4に示す実施例は,操作にもとづいて生じたデータをその操作の都度PDA本体10からポインティング・ペン1に送信するものである。
【0042】
ポインティング・ペン1またはキーパッド11によってPDA本体10が操作されると(ステップ72),その操作によって生じたデータは,PDA本体10からポインティング・ペン1に送信される(ステップ73)。
【0043】
PDA本体10から送信されたデータがポインティング・ペン1において受信されると,その受信されたデータがフラッシュ・メモリ2に与えられ,記憶される(ステップ71)。
【0044】
このような処理においても,PDA本体10を操作することにより得られたデータはポインティング・ペン1に記憶されるので,特定のポインティング・ペン1を使用することにより複数のPDA本体を用いても異なるデータが併存することを未然に防止できる。
【0045】
図5は,他の実施例を示すものでPDAの電気的構成を示すブロック図である。この図において,図2に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。
【0046】
上述した実施例におけるPDAは,PDA本体10とポインティング・ペン1とはケーブル40によって接続されていたが,図5に示すPDAは,PDA本体10Aとポインティング・ペン1Aとはケーブル40によっては接続されていない。PDA本体10Aとポインティング・ペン1Aとの間は無線によってデータ通信される。このため,ポインティング・ペン1AおよびPDA本体10Aのいずれにもコネクタは設けられていない。
【0047】
PDA本体10Aには,ポインティング・ペン1Aと無線でデータ通信するための無線インターフェイス31が設けられている。
【0048】
また,ポインティング・ペン1AにもPDA本体10Aと無線でデータ通信するための無線インターフェイス7が設けられている。また,ポインティング・ペン1Aには動作を統括するためのCPU6が設けられている。さらに,ポインティング・ペン1には,電源回路8が設けられており,この電源回路8から,ポインティング・ペン1Aを構成する各回路に動作電源が供給される。
【0049】
このように,ポインティング・ペン1AとPDA本体10Aとを無線でデータ通信可能なように構成しても,上述したのと同様に,PDA本体10Aの操作に応じて生じたデータをポインティング・ペン1Aに送信し,記憶させることができる。
【0050】
上述した実施例においてはポインティング・ペンが使用されていたがポインティング・ペンに限らずその他のポインティング・ディバイスを使用できるのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】PDAの斜視図である。
【図2】PDAの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】PDAの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】他の実施例を示すもので,PDAの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】他の実施例を示すもので,PDAの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1A ポインティング・ペン
2 フラッシュ・メモリ
3 メモリ・コントローラ
4,7,23,31 インターフェイス
6,28 CPU
8,22 電源回路
10,10A PDA本体
12 液晶表示画面
13 収納部
29 RAM
40 ケーブル
Claims (3)
- 表示画面上に表示されている情報のうちポインティング・ディバイスによって指定された情報についてのデータが入力される携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとを備えている携帯型情報システムにおいて,
上記携帯型情報機器は,
上記データを入力する入力装置,および
上記データ入力装置から入力されたデータを上記ポインティング・ディバイスに送信する送信回路を備え,
上記ポインティング・ディバイスは,
上記携帯型情報機器の上記送信回路から送信されたデータを受信する受信回路,および
上記受信回路により受信したデータを記憶するメモリ,
を備えた携帯型情報システム。 - 上記携帯型情報機器は,
動作電源を供給する電源回路をさらに備え,
上記携帯型情報機器と上記ポインティング・ディバイスとは電源ケーブルによって接続され,
上記携帯型情報機器の上記電源回路からの動作電源が上記電源ケーブルを介して上記ポインティング・ディバイスに供給されるものである,
請求項1に記載の携帯型情報システム。 - 上記携帯型情報機器は,
上記ポインティング・ディバイスを収納する収納部,および
上記ポインティング・ディバイスが上記収納部に収納されたことを検出する検出手段をさらに備え,
上記送信回路は,上記検出手段により上記収納部に上記ポインティング・ディバイスが収納されたことに応じて,上記データ入力装置から入力されたデータを上記ポインティング・ディバイスに送信するものである,
請求項1に記載の携帯型情報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195403A JP2004038612A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | 携帯型情報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195403A JP2004038612A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | 携帯型情報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004038612A true JP2004038612A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31703793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002195403A Pending JP2004038612A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | 携帯型情報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004038612A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016048453A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-07 | シャープ株式会社 | タッチパネルシステム及びタッチパネル装置 |
-
2002
- 2002-07-04 JP JP2002195403A patent/JP2004038612A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016048453A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-07 | シャープ株式会社 | タッチパネルシステム及びタッチパネル装置 |
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