JP2004038368A - 光学式トラックボール装置およびこれを用いた電子機器 - Google Patents

光学式トラックボール装置およびこれを用いた電子機器 Download PDF

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小野 貴敏
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    • G06F3/03549Trackballs

Abstract

【課題】各種電子機器の入力操作部として配設される光学式トラックボール装置に関し、操作部材となる球体に拘わる照光手段としての専用部材などを増加させずに、上記球体を照光できるものを提供する。
【解決手段】光の一部分を透過させる材質の球体21を回転可能に支持すると共に、その下方に配された発光部25から発せられた光に対し、上記球体21により反射された反射光を検知部26で検知して上記球体21の回転操作状態を検出するように構成し、これにより、上記発光部25からの光は、球体21に部分的に透過するので、別部材を付設せずとも、球体21を照光させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器の入力操作部として配設される光学式トラックボール装置およびこれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種電子機器は、入力操作部への操作で所望の機能を作動させるタイプのものが普及し、入力操作部への操作性に優れたものが好まれている。
【0003】
このような従来の電子機器として、パーソナルコンピュータを例として、以下に図5〜図7を用いて説明する。
【0004】
図5は従来のパーソナルコンピュータの斜視図であり、同図に示すように、このパーソナルコンピュータ1(以下パソコン1と記載する。)は、本体部2に対し、表示部3が開閉可能に構成された所謂ラップトップ型のものとなっている。
【0005】
そして、本体部2の上側位置には、キーボード4が配され、下側位置には、トラックボール装置5が配されている。
【0006】
また、本体部2内には、表示部3・キーボード4・トラックボール装置5を制御する制御部(図示せず)が配されている。
【0007】
このパソコン1は、操作者がキーボード4やトラックボール装置5を操作することによって、所定信号を入力し、その入力された所定信号を制御部で処理して所定機能を作動させるように構成されている。
【0008】
そして、このトラックボール装置5は、通常、表示部3に表示されるカーソルまたはポインタの移動操作をするために使用され、本体部2から表出している樹脂製の球体5Aを回転操作した際、その回転方向や回転量が検出できる構成となっている。
【0009】
このトラックボール装置5の球体5Aは、図6の斜視図および図7の上面図に示すように、直交関係で二本の回転可能に配されたローラ5Bで支持されると共に、それらの支持箇所とは逆の位置となる部分を回転部材5C(図6には図示せず)で支持されている。
【0010】
そして、球体5Aの回転方向や回転量の検出手段としては、図7の上面図に示すように、上記二本の回転可能なローラ5B各々に付設されたエンコーダ部6の出力を用いて判別するものが多かった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のパソコン1に搭載されたトラックボール装置5においては、夜間などの暗がりの中で使用する際には、球体5Aの位置が判別し難いという課題があった。
【0012】
これを解決するために球体5Aを光透過性の樹脂などで形成し、この球体5AをLEDなどで照らすこともできるが、このLEDなどの照光手段は、球体5Aの回転検出手段であるエンコーダ部6とは別部品を用いることになり、部品点数や組み立て工数などが余分に必要となるという課題があった。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、操作部材となる球体に拘わる照光手段としての専用部材や部品点数を増加させずに、上記球体を照光できる光学式トラックボール装置およびこれを用いた電子機器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0015】
本発明の請求項1に記載の発明は、指などで操作するための操作部材となる球体と、上記球体を回転可能に支持する支持部材と、上記球体に向かって光を発する発光部と、上記発光部から発せられた光に対し、上記球体により反射された反射光を検知する検知部からなり、上記球体は、上記光の一部分が透過する材質で構成され、上記球体において、上記発光部からの光を透過させることにより、上記球体の照光を図るようにした光学式トラックボール装置としたものであり、球体からの反射光を検知して操作状態を判別できると共に、その検知に用いる光を球体から部分的に透過させて球体を光らせるようにしたため、部品点数の増加も殆ど無く、球体を視認し易い光学式トラックボール装置が得られるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、球体は、表面全周の表面粗度を粗したものであり、球体による光の反射率が高くなるため、検知部による球体の回転検知精度が高くできるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、球体の表面全周の表面粗度を3μm〜20μmとしたものであり、上記表面粗度とすれば、球体に対する操作感触などの劣化を殆ど感じずに操作でき、かつ球体の回転移動の際、検知に必要な球体からの反射光が得られ易くなるという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、検知部は、所定面積に対して検知可能な機能を有するものであり、全方位への球体の移動情報を容易に得ることができるという作用を有する。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項2記載の発明において、球体を、ガラスで構成したものであり、ガラスは、耐油性や耐薬品性に優れているため、AVや音響機器に代表される民生機器以外、例えば、自動車のフロントパネルなどに当該トラックボール装置を配した場合に、自動車整備をした後の油分が若干付着した指で球体を操作しても、その油分などに起因する球体の損傷などを低減できるという作用を有する。
【0020】
また、ガラスにおいては、光の透過性が高くて反射光が少ないために、その表面を粗したものとすることによって、検知部による球体の回転検出が安定して行えるようになるという作用も有する。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の発明において、検知部は、球体が操作されていない非操作状態をも検知可能であると共に、上記検知部からの信号は定期的に制御部に入力され、上記制御部は、上記非操作状態の信号に対して上記検知部から異なる信号が入力された際に、上記球体の回転操作が始まったと判定し、上記制御部の制御によって発光部の発光を強くするものであり、球体への回転操作の始まりを検出して発光を強めるため、非使用状態における電力消費が低減できるという作用を有する。
【0022】
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の発明において、制御部は、球体が操作されていない非操作状態が一定時間続いたと判定したときに、上記制御部の制御によって発光部の発光を弱くするものであり、請求項6記載の発明による作用と同じく非使用状態における電力消費が低減できるという作用を有する。
【0023】
請求項8に記載の発明は、請求項1記載の発明において、支持部材に振動発生部を配設し、球体の操作状態に合わせて上記振動発生部を振動させ、上記支持部材を介して上記球体に上記振動を伝達させるようにしたものであり、操作者に球体からの振動でも操作状態が認識できるものとなるという作用を有する。
【0024】
請求項9に記載の発明は、請求項1記載の光学式トラックボール装置が搭載され、その発光部および検知部を含めて、その他の各種機能部分を制御している制御部で制御された電子機器であり、操作部材となる球体に拘わる照光手段用としての専用部材や部品点数を増加させずに、上記球体が照光できる光学式トラックボール装置を配設したものであるため、使用部材少なく操作部となる球体の位置が視認し易い機器にできるという作用を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
【0026】
(実施の形態)
本実施の形態を用いて、本発明の請求項1〜9記載の発明について説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施の形態による光学式トラックボール装置の部分断面の側面図である。
【0028】
同図において、21は、操作部材となるガラス製の球体であり、この球体21は、配線基板22に固定された球体保持部材23に配設された三つの支持部24で、回転可能に下方位置を当接支持されている。
【0029】
この三つの支持部24は、球形部材が球体保持部材23に120°間隔で各々埋設され、その球形部材の球体保持部材23から突出した部分で構成され、各々の支持部24先端は、球体21に点接触で当接している。
【0030】
なお、支持部24は、上記の角度間隔で設けてあるため、部分断面である図1においては、支持部24は二箇所しか図示されていない。
【0031】
そして、この球体21は、表面全面をサンドブラスト処理などにより表面粗度が平均粗さで5μmに粗されたもの、いわゆる、すりガラスの表面状態となっている光半透過性のものを用いている。
【0032】
なお、その表面粗度としては、支持部24との安定した支持状態を維持すると共に、球体21への操作時に、ざらつき感が少なくなるようにするため、平均粗さで3μm〜20μmのものが好ましい。
【0033】
そして、上記のように支持部24で支持された球体21に対し、その下方位置の配線基板22上には、球体21に向けて光を発するLEDなどの発光部25と、上記発光部25からの光が球体21によって反射される反射光の状態を検知する検知部26とが配設されている。
【0034】
この検知部26は、所定面積内の範囲の検知が可能なもので、C−MOSイメージセンサやCCD素子などで構成されている。
【0035】
なお、検知部26としては、球体21に対して透過する外光のみで、球体21の表面状態が識別できる高精度のものを用いてもよい。
【0036】
そして、配線基板22と球体保持部材23とは、組み合わされた状態で支持部材27として機能するようになっている。
【0037】
また、上記配線基板22には、振動発生部28が配設されており、振動発生部28により発生させた振動は、上記支持部材27を介して球体21に伝達されるように構成されている。
【0038】
なお、支持部材27の一部を構成する配線基板22は、弾性部材29を介して筐体30などに保持され、微振動が可能な状態となっている。
【0039】
そして、発光部25・検知部26・振動発生部28が配された配線基板22は、他の主要配線基板(図示せず)と電気的に接続されており、図2のブロック図に示すように、その主要配線基板に配されたマイクロコンピュータなどにより構成された制御部31で、これらの発光部25・検知部26・振動発生部28は制御されている。
【0040】
なお、発光部25を多色発光可能なものとし、状況などに応じて制御部31による制御で発光部25からの発光色を適宜変更させるようにしてもよい。
【0041】
そして、上部に位置する筐体30は、球体21の直径よりも小さい直径の円形孔30Aを有し、この円形孔30Aから外方に突出している球体21の上部が、指などによる操作部分となる。
【0042】
以上のように構成される本実施の形態による光学式トラックボール装置32は、従来技術で説明したパーソナルコンピュータなどの情報端末機器や通信端末機器、AV機器や音響機器ならびに家電機器の民生機器、さらには車載用の機器などの全般の各種電子機器に搭載できるものであり、以下には、車載用の機器に上記光学式トラックボール装置32を搭載した事例を用いて、本光学式トラックボール装置32の動作を含めて説明する。
【0043】
図3は、当該光学式トラックボール装置32を搭載した自動車の内装状態を示す図であり、同図に示すように、当該光学式トラックボール装置32は、ハンドル41に対し、その左横位置の前面フロントパネル42に搭載されている。
【0044】
つまり、図1に示した筐体30を覆うように前面フロントパネル42は設けられており、この前面フロントパネル42に設けた孔部から前方に突出している球体21の上部が操作可能となっている。
【0045】
なお、この光学式トラックボール装置32は、例えば自動車内に配されたナビゲーションシステムを操作するために設けられており、光学式トラックボール装置32からの出力信号は、前面フロントパネル42内等の所定位置に配されている制御部31に入力され、この制御部31でナビゲーションシステムは制御されている。
【0046】
なお、制御部31は、上記に説明したように振動発生部28等を含む各部の機能部分や、他の音響機器などの制御も行うようになっている。
【0047】
次に、上記のように搭載された光学式トラックボール装置32の動作について、前述の図1〜図3を用いて説明する。
【0048】
まず、操作者が、前面フロントパネル42から突出している球体21の部分に対し操作をしていない状態では、発光部25は、弱い発光状態で光っており、その光の球体21による反射光を検知部26は検出し続けている。
【0049】
このとき、球体21は、回転などの動作をしていないので、上記反射光の状態は変化無く、結果として検知部26からは同一信号が定期的に出力され、制御部31で、所定時間の間隔毎で得られる上記信号どうしを比較し、差異が見られない、つまり、球体21への操作がなされていないという判定を行う。
【0050】
また、この判定状態では、制御部31は、発光部25に対し、上記の弱い発光状態を維持する制御をする。
【0051】
そして、この非操作状態においても、球体21内には発光部25からの弱い光が部分的に透過することとなり、かつ球体21の表面は所定粗さで粗してあるため、上記透過光はその境界部分で乱反射して球体21全体を均一的に照らすようになり、薄暗い車内であっても球体21の位置は視認し易くなる。
【0052】
そして、操作者が球体21の突出部に対して操作力を加えて球体21を回転操作すると、球体21からの反射光の状態が変化し、検知部26はその状態を所定時間の間隔毎に認識して、都度、制御部31に伝達する。
【0053】
このとき球体21の表面状態は、全く均一的な状態で粗れているわけではないため、上記反射光の状態変化も顕著に表れ、球体21の回転検出が検知部26で精度良くできる。
【0054】
そして、上記球体21からの反射光の状態が変化したことを判別した制御部31は、発光部25の発光の強さを増す制御を行う。
【0055】
このとき、球体21の上方への透過光の量が増すので、球体21全体がより鮮明に光っているようになる。
【0056】
また、球体21にて反射される反射光も増えるため、検知部26の認識力も相対的に高い精度の検知状態となる。
【0057】
なお、上記のように球体21への非操作状態で発光部25の発光の強さを弱くしておくことにより、消費電力は低減できる。
【0058】
そして、制御部31は、上記のように発光部25の発光量の制御をすると共に、検知部26から定期的に送られてくる検知信号により、球体21の回転方向と回転速度などを判別する。
【0059】
この判別内容について図4(a),(b)を用いて概略を説明する。
【0060】
図4(a)は、検出部による第N回目の検知範囲内の状態を示す模式図、図4(b)は、同図4(a)の状態から球体21が所定角度で回転した後の検出部による第N+1回目の検知範囲内の状態を示す模式図である。
【0061】
なお、図4(a)および(b)ともに、検知範囲51内において暗く検出された部分を網掛け状態に記載していると共に、図4(b)においては、第N+1回目の状態を実線で、第N回目の状態を点線で記載している。
【0062】
まず、第N回目の図4(a)に示す検知範囲51内の状態である場合に、検知部26は、その検知範囲51をXY方向に対し各々所定数で区切り、それによって構成される各画素で検出された光の強さを信号化し、制御部31に、その信号を第N回目の信号として送信し、その信号を制御部31は蓄積しておく。
【0063】
続いて、第N回目の検知から検知部26の定められた検出時間後に、球体21の操作に伴って検知範囲51内の状態が図4(b)の状態へと移行した場合、検知部26は、上記と同様にして、次の第N+1回目の検知および制御部31への信号送信を行い、制御部31は、受け取った第N+1回目の信号と前回の第N回目の蓄積信号とを比較し、両者の差異に基づき、操作方向や操作量を割り出す。
【0064】
そして、上記で割り出された操作方向や操作量に応じ、制御部31は、対応機能の作動信号を出し、上記対応機能を作動させる。
【0065】
なお、上記のような検知や判定を行うと、球体21の全方位への移動情報を容易に判別することができるため、上記対応機能の作動状態が操作追従性に優れたものとなる。
【0066】
一方、制御部31は、上記で割り出された操作量が、予め定められた所定距離と整合した時点で、都度、振動発生部28の作動信号を出し、振動発生部28を単発的に振動させる。
【0067】
このとき、弾性部材29を介して筐体30に保持された支持部材27は、振動発生部28からの振動で全体的に振動して、球体21にその振動を伝達させる。
【0068】
すなわち、操作者に、振動発生部28からの振動が球体21を介して伝達され、操作時におけるクリック感触として感じられるようにできる。
【0069】
そして、操作者が球体21に対する回転操作をやめると、球体21は元の停止状態に戻り、検知部26からは再び同一信号が定期的に出力されるようになり、このとき制御部31は、所定時間の間隔毎に得られる上記信号どうしを比較して球体21の移動がなされていないという判定を行い、作動させていた上記対応機能を停止させる。
【0070】
また、このとき同時に、制御部31は、発光部25の発光を元の弱い発光に戻す制御を行う。
【0071】
以上のように当該光学式トラックボール装置32およびそれを搭載した電子機器は動作するものである。
【0072】
なお、上記に説明した自動車内に当該光学式トラックボール装置32を配する場合には、球体21の材質として耐油性や耐薬品性に優れたガラスを用いることが好ましい。
【0073】
つまり、自動車の整備をする際には、指に油分が若干残存した状態になり易く、この油分が若干付着した指で球体21を誤って操作しても、その球体21の材質がガラスであれば、上記油分などに起因する球体21の損傷などが少なくなるからである。
【0074】
また、このとき、ガラスは光の透過性が高いので、球体21の表面状態を上記に特定した所定粗さで粗しておくことが好ましく、これにより反射光の検知がし易くなって、比較的安価なC−MOSイメージセンサからなる検知部26で、球体21の回転移動状態を容易に検知できるものとなる。
【0075】
また、当該光学式トラックボール装置32を、他の電子機器としてのパーソナルコンピュータに代表されるOA機器や携帯機器などに用いる場合には、球体21を、樹脂製の材質のものとして軽量化してもよい。
【0076】
なお、この場合にも球体21の表面を上記に特定した粗さに形成することによって、検知部26の検知精度を向上させることができることは、上記の球体21の材質がガラスである場合と同じである。
【0077】
また、当該光学式トラックボール装置32は、従来の場合と同じく、表示部を有する機器においては、表示部内で現在の選択位置を示すカーソルやポインタを移動操作するために用いるとよい。
【0078】
この場合にも球体21は、発光部25からの透過光で光っているため、視認性が高く、かつ表示部内に所定の配列状態で配列された選択用のアイコンや項目に対し、カーソルなどを合わせる操作中に、上記に説明したように、球体21の回転量に伴って振動発生部28から振動でクリック感が得られるものにできるため、感触でも操作状態が認識し易い機器になる。
【0079】
また、アイコンの認識領域中に、カーソルが移動されたという情報を制御部31で判別し、この場合に振動発生部28から上記クリック感として得られる振動とは異なる振動を発生させると、さらに操作性の向上が図れる。
【0080】
このように本実施の形態による光学式トラックボール装置32は、光と振動という二つの手段で操作状態が認識でき、かつ球体21の移動検出に用いる光を利用して球体21自身の照光をするようにしたので、使用部材少なく球体21を視認し易い各種電子機器を実現することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、操作部材となる球体に拘わる照光手段用としての専用部材や部品点数を増加させずに、上記球体を照光できる光学式トラックボール装置およびこれを用いた電子機器を実現できるという有利な効果が得られる。
【0082】
また、当該光学式トラックボール装置は、操作に合わせて振動発生部からの振動が球体に伝達されるものであるため、この振動によっても操作状態の識別などが可能な操作性に優れたものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光学式トラックボール装置の部分断面の側面図
【図2】同ブロック図
【図3】同光学式トラックボール装置を搭載した自動車の内装状態を示す図
【図4】(a)同要部である検知部による第N回目の検知範囲内の状態を示す模式図
(b)同要部である検知部による第N+1回目の検知範囲内の状態を示す模式図
【図5】従来のパーソナルコンピュータの斜視図
【図6】同要部であるトラックボール装置の斜視図
【図7】同要部であるトラックボール装置の上面図
【符号の説明】
21 球体
22 配線基板
23 球体保持部材
24 支持部
25 発光部
26 検知部
27 支持部材
28 振動発生部
29 弾性部材
30 筐体
30A 円形孔
31 制御部
32 光学式トラックボール装置
41 ハンドル
42 前面フロントパネル
51 検出部による検知範囲

Claims (9)

  1. 指などで操作するための操作部材となる球体と、上記球体を回転可能に支持する支持部材と、上記球体に向かって光を発する発光部と、上記発光部から発せられた光に対し、上記球体により反射された反射光を検知する検知部からなり、上記球体は、上記光の一部分が透過する材質で構成され、上記球体において、上記発光部からの光を透過させることにより、上記球体の照光を図るようにした光学式トラックボール装置。
  2. 球体は、表面全周の表面粗度を粗したものである請求項1記載の光学式トラックボール装置。
  3. 球体の表面全周の表面粗度を3μm〜20μmとした請求項2記載の光学式トラックボール装置。
  4. 検知部は、所定面積に対して検知可能な機能を有する請求項1記載の光学式トラックボール装置。
  5. 球体を、ガラスで構成した請求項2記載の光学式トラックボール装置。
  6. 検知部は、球体が操作されていない非操作状態をも検知可能であると共に、上記検知部からの信号は定期的に制御部に入力され、上記制御部は、上記非操作状態の信号に対して上記検知部から異なる信号が入力された際に、上記球体の回転操作が始まったと判定し、上記制御部の制御によって発光部の発光を強くする請求項1記載の光学式トラックボール装置。
  7. 制御部は、球体が操作されていない非操作状態が一定時間続いたと判定したときに、上記制御部の制御によって発光部の発光を弱くする請求項6記載の光学式トラックボール装置。
  8. 支持部材に振動発生部を配設し、球体の操作状態に合わせて上記振動発生部を振動させ、上記支持部材を介して上記球体に上記振動を伝達させるようにした請求項1記載の光学式トラックボール装置。
  9. 請求項1記載の光学式トラックボール装置が搭載され、その発光部および検知部を含めて、その他の各種機能部分を制御している制御部で制御された電子機器。
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