JP2004037206A - 電波時計装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】標準電波の受信に関してエラーが発生したことをユーザーに確実に知らせることができる電波時計装置を提供する。
【解決手段】標準電波の受信に際して、バッテリチェックがNGであると判定されたときや、標準電波の受信が正しく行われずNGと判定されたとき等は、カメラ内の警告手段によって、ブザー6によるスタート音の発生やLED7による点灯などにおいてNG(警告)が示される。
【選択図】 図6
【解決手段】標準電波の受信に際して、バッテリチェックがNGであると判定されたときや、標準電波の受信が正しく行われずNGと判定されたとき等は、カメラ内の警告手段によって、ブザー6によるスタート音の発生やLED7による点灯などにおいてNG(警告)が示される。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信し、それに基づいて時刻及び日付を修正することができる電波時計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、標準電波を受信し、そのデータに基づいて時刻や日付を修正する電波時計装置では、標準電波を正常に受信できた場合に、LCD等に表示することで、ユーザーにその旨を知らせるようにしている。例えば、特開2001−209111号公報には、標準電波の受信によって、内蔵された時計の修正を行うカメラが開示されており、標準電波を正常に受信できない場合には、内蔵された時計の修正を行わない旨の記載がされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したカメラ等の電波時計装置では、標準電波の受信に際して何らかのエラーが発生し、例えば標準電波の受信を行うことができなかった場合などに、ユーザーは受信が正常に行われなかったことを判別しにくいといった問題が生じる。
【0004】
本発明の目的は、標準電波の受信に関してエラーが発生したことをユーザーに確実に知らせることができる電波時計装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電波時計装置は、基準クロックに基づいて時刻及び日付をカウントアップする時計手段と、標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信する受信手段と、受信手段によって受信した標準電波のデータに基づいて時計手段による時刻及び日付を修正する時計修正手段と、標準電波の受信が正常に行われないときに警告を行う警告手段とを備えることを特徴とするものである。
【0006】
このような電波時計装置において、電波時計装置が標準電波の受信を行ったが正常に受信されず、データを正しく取得できなかった場合、警告手段によって警告が行われる。これにより、ユーザーは、標準電波の受信においてエラーが発生し、正常に受信されなかったことを確実に知ることができると共に、時刻や日付が修正されたか否かを毎回の受信について認識することができる。
【0007】
本発明の電波時計装置は、基準クロックに基づいて時刻及び日付をカウントアップする時計手段と、標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信する受信手段と、受信手段によって受信した標準電波のデータに基づいて時計手段による時刻及び日付を修正する時計修正手段と、標準電波の受信を行うことができない場合に警告を行う警告手段とを備えることを特徴とするものである。
【0008】
このような電波時計装置において、電波時計装置にエラーが発生して受信を行うことができなかった場合、警告手段によって警告が行われる。これにより、ユーザーは、電波時計装置が標準電波の受信を行うことができなかったことを知ることができ、原因の解決を容易にすることができる。
【0009】
好ましくは、警告手段による警告は、表示および音の少なくとも一方によって行われる。標準電波の受信に関する警告を、表示および音の2つの手段を用いて行うことで、エラーが発生したことをより確実にユーザーに知らせることができる。
【0010】
また好ましくは、警告手段は、表示および音により警告可能とし、標準電波の自動受信の際に警告する場合において、所定の時刻では表示のみによって警告する。例えば、ユーザーが就寝している深夜などにおいて、自動により標準電波の受信が行われ、エラーが発生した場合であっても、表示のみの警告を行うことにより、ユーザーの睡眠を妨げるといった不都合を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明における実施の形態について説明する。尚、各図において同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電波時計装置を適用したカメラの電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態に係るカメラにはCPU1が設けられている。CPU1は、カメラ全体の制御を行うものであり、制御・演算処理のためのプログラムを予め記憶しているROM2及び制御・演算の際に各種データを記憶するRAM3を内蔵している。
【0013】
更に、CPU1には、電源回路4、LCD5、ブザー(アラーム)6、LED群7、デート写し込み部8、リモコン受信回路9、ストロボ回路10、測光回路11、AF回路12、標準電波受信回路13、EEPROM14、スイッチ群15、モータドライバ16、鏡胴駆動部17、フイルム給送部18、シャッタ駆動部19が接続されている。
【0014】
電源回路4は、CPU1に電力を供給するものであり、この電力供給によりCPU1を動作させる。LCD5は、撮影モードなどを表すマークや、デート表示のための数字を表示し、また、標準電波の受信が正常に行われたか否かを示す表示を行うものである。ブザー6は、カメラの起動等を示す報知音を発したり、標準電波の受信が正常に行われたか否かについて、音によりその旨を報知したりするものである。このように、LCD5およびブザー6は、標準電波が正常に受信できなかった場合、警告手段としても機能するものである。ストロボ回路10は、ストロボ窓内に設けられた発光体を有し、CPU1による制御の下、選択された撮影モード(ストロボ発光態様等に関するモード)に従って発光体をストロボ発光させる。測光回路11は、測光センサなどにより構成されている。AF回路12は、AF投光窓およびAF受光窓それぞれの中に発光体および受光体それぞれを有し、これら発光体および受光体を用いた三角測距の原理により、CPU1による指示により被写体までの距離を測定し、その測定結果をCPU1に送る。
【0015】
標準電波受信回路13(受信手段)は、カメラに備えられた受信アンテナ20により標準電波を受信し、当該標準電波に含まれるデータをCPU1に送る。EEPROM14は、各時点におけるカメラの状態、各種の制御パラメータ等を記憶する。スイッチ群15は、シャッタレリーズを行うシャッタボタン、撮影モードを設定するためのモードスイッチ、セルフタイマ撮影を設定するためのセルフタイマスイッチ、カメラの撮影可能状態、撮影不可能状態を切り替えるメインスイッチ、ズーミングを行うためのズームスイッチ(TELEスイッチ、WIDEスイッチ)、フィルム装填及び取り出し時に裏蓋の開閉を検出する裏蓋開閉スイッチ、フィルムの途中巻戻しを指示するMRスイッチ、標準電波の受信開始を手動で行うための手動受信スイッチなどにより構成されている。
【0016】
モータドライバ16は、CPU1からの制御信号を受けて鏡胴駆動部17、フィルム給送部18及びシャッタ駆動部19に駆動信号を出力するものである。鏡胴駆動部17は、レンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みの駆動を行うものであり、モータを備えている。このモータは、鏡胴を駆動するためのモータであり、モータドライバ16の駆動信号を受けて駆動する。フィルム給送部18は、CPU1による指示に従い、装填されているフィルムパトローネのフィルムを順方向または逆方向に給送する。シャッタ駆動部19は、シャッタ駆動を行うものであり、モータドライバ16の駆動信号を受けて作動する。
【0017】
次に標準電波のデータについて説明する。
【0018】
図2は、正常時の標準電波を受信回路で受信したときの出力波形を示す図であり、ここでは「1998年、月曜日、17時25分、通算日114日(4月24日)」の場合のデータを示している。同図において、標準電波は、分、時、通算日、年、曜日のデータを60秒間で送るようになっており、最初の00秒から10秒までの10秒間が分データを表し、以下10秒間ごとに、時データ、通算日データ、年データ、曜日データをそれぞれ表している。分データにおいて、最初のパルスは、分から曜日までのデータ全体の先頭を示すパルスである(図中、M)。その右隣の3つのパルスは、分の10の位を表しており(図中、A)、この場合は、「2」となっている。その右隣の1つは固定のパルスであり(図中、N)、その次の4つのパルスが、分の1の位を表している(図中、B)。この場合、分の1の位は「5」である。その右隣には、分のデータの最後を示すパルスP1が含まれており、次の時データとの境を示している。
【0019】
次の時データは、10の位を示すパルス群C、1の位を示すパルス群Dと、その次の通算日データの境を示すパルスP2とからなっている。以下同様に、通算日データ、年データ、曜日データが順に続いている。ここで、パルス群E〜Gは、通算日の100の位〜1の位をそれぞれ示し、パルス群H,Iは、年の10の位、1の位をそれぞれ示している。また、通算日データは、1月1日から通算した日数を表し、年データは、西暦の下2桁を表している。更に、標準電波のデータには、データの誤りを検出するためのパリティビット(図中、PA1,PA2)41、将来の拡張性のための予備ビット(図中、SU1,SU2)42、及び閏秒データ(図中、LS1,LS2)43が含まれている。
【0020】
図3は、図2における標準電波のデータのエラー発生時を示す図である。同図において、分データにエラーが発生しており、1の位を示すパルス群BのパルスLが、本来「0」であるべきところが「1」となっているため、分が確定できなくなっている。
【0021】
次に、本実施形態に係るカメラにおける各制御処理について詳述する。
【0022】
まず、カメラの基本的な制御処理の概要について説明する。図4にカメラの基本的な制御処理の概略フローチャートを示す。同図のステップ(以下「S」と略す)10に示すように、まず、電池装填により初期処理が行われる。初期処理は、いわゆるパワーオンリセットであり、CPU1の初期設定、ポート初期設定、RAM3の初期設定、EEPROM14の値のRAM3への展開などが行われる。次いで、S12に移行し、時計処理(時計手段)が行われる。時計処理は、カメラ内の基準クロックに基づいて時刻および日付をカウントアップする処理である。
【0023】
そして、S14に移行し、分岐チェック処理及び分岐処理が行われる。分岐チェック処理及び分岐処理とは、スイッチ操作等により入力された信号を有効か否かを判断し、有効であるときに入力された信号に相当する処理へ分岐させる処理である。そして、S16に移行し、各スイッチ処理が行われる。各スイッチ処理は、各スイッチ操作等に応じた動作を実際に行う処理である。
【0024】
次いで、S18に移行し、ストロボ充電処理が行われる。ストロボ充電処理は、バッテリの充電を行う処理である。そして、S20に移行し、スタンバイ処理が行われる。スタンバイ処理は、各スイッチ処理などの後、スイッチ操作が無いときに行われる処理である。そして、S20のスタンバイ処理の終了後、S12に戻る。なお、時計処理は、スタンバイ処理の中でも行われる。
【0025】
次に、初期処理について詳述する。
【0026】
図5に本実施形態に係るカメラの初期処理のフローチャートを示す。初期処理は、電池装填時におけるCPU1などを初期化する処理である。
【0027】
図5のS40に示すように、CPU1の初期設定が行われる。次いで、ポート設定、昇圧回路ON設定、RAM3の初期設定が行われる(S42、S44、S46)。次いで、EEPROM14の所定のデータがRAM3に展開され(S48)、EEPROM14のデータに異常があるか否かが判定される(S50)。
その際、異常なデータについては所定の値に丸め込まれる。
【0028】
次いで、フイルムカウンタ状態チェックが行われ(S52)、その後、S54において、初期バルブ閉処理が行われる。初期バルブ閉処理は、カメラのレンズ鏡胴に内蔵されるシャッタを閉じる処理である。なお、フイルムカウンタ状態チェックには、フイルムカウント表示が含まれる。そして、S56の初期SM閉処理が行われる。初期SM閉処理は、レンズ鏡胴が出ていた場合、当該レンズ鏡胴をカメラ本体に繰り込み、バリアを閉じる処理である。次いで、S58において、給送継続処理が行われる。給送継続処理は、電池が抜かれる前に給送を行っていた場合に、給送を継続させる処理である。そして、S60の電波受信処理に移行し、初期処理を終了する。電波受信処理については後述する。
【0029】
なお、以上に示す初期処理において、S40〜S50は、マイコンの初期設定に該当し、S52〜S58は、カメラ状態の初期設定に該当する。
【0030】
図6は、本実施形態に係るカメラの電波受信処理及び手動受信処理を示すフローチャートである。同図において、電波受信処理は、電池装填時や定刻に自動で受信が開始され、その後S90のバッテリチェック処理(以下、「BC処理」とする)を行う。バッテリチェック処理とは、バッテリの電圧チェックを行う処理である。一方、手動受信処理の場合は、手動受信スイッチをONに入れると、ブザー6によるスタート音の発生やLED7による点灯などが行われ(S92)、その後S90のBC処理に移行する。S90のBC処理の後は、S94に移行し、バッテリチェックがNGであるか否かが判定される。バッテリチェックがNGであるときには、標準電波の受信を行うことができないと判断し、S120に移行する。一方、バッテリチェックがOKであると判定されたときには、S96に移行し、RAM3やEEPROM14におけるパラメータ設定がOKであるか否かが判定される。パラメータ設定がNGと判定されたときには、S128に移行する。
【0031】
一方、パラメータ設定がOKと判定されたときには、受信回路電源がONにされ(S98)、LCD5に受信中を示すマークが点灯される(S100)。そして、標準電波を受信して標準電波受信処理を行い(S102)、受信が終わったときは、LCD5の受信中を示すマークが消灯され(S104)、受信回路電源がOFFにされる(S106)。その後、時計修正処理が行われ(S108)、標準電波の受信がOKであるか否か、即ち、標準電波の受信が正常に行われたか否かが判定される(S110)。標準電波の受信がNGと判定されたときは、S128に移行する。
【0032】
一方、標準電波の受信がOKと判定されたときは、LCD5に受信OKを示すマークが点灯され(S112)、時刻の表示を行う(S114)。その後、手動によって受信が行われたか否かを判定し(S116)、手動であった場合は、ブザー6によるOK音の発生やLED7による点灯などによってOKが示され(S118)、電波受信処理を終了する。一方、手動による受信ではなかった場合は、ブザー6による音を発することなく電波受信処理を終了する。
【0033】
S94において、バッテリチェックがNGであると判定されたときは、S120に移行し、電池マークの点滅が開始される。その後、時刻の表示を行い(S122)、手動によって受信が行われたか否かを判定し(S124)、手動であった場合は、カメラ内の警告手段によって、ブザー6によるNG音の発生やLED7による点灯などにおいてNG(警告)が示され(S126)、電波受信処理を終了する。これにより、バッテリが無いなどのエラーが発生して受信を行うことができなかったことをユーザーに知らせることができるため、原因の解決を容易にすることができる。一方、手動による受信ではなかった場合は、ブザー6による音を発することなく電波受信処理を終了する。
【0034】
また、S110において、標準電波の受信がNGと判定されたときは、LCD5に受信NGを示すマークが点灯される(S128)。その後、時刻の表示を行い(S130)、手動によって受信が行われたか否かを判定し(S132)、手動であった場合は、カメラ内の警告手段によって、ブザー6によるNG音の発生やLED7による点灯などにおいてNG(警告)が示され(S134)、電波受信処理を終了する。この場合、標準電波が正常に受信されず、データを正しく取得できなかったことをユーザーに知らせることができ、原因の解決を容易にすることができる。一方、手動による受信ではなかった場合は、ブザー6による音を発することなく電波受信処理を終了する。
【0035】
以上のような本実施形態に係るカメラの警告は、LED等による表示およびブザー等の音の少なくとも一方によって行われるのが好ましく、場合によって、表示および音による警告が選択的に行われるのがより好ましい。これにより、標準電波の受信に関してエラーが発生したことを、ユーザーにより確実に知らせることができる。
【0036】
本実施形態に係るカメラでは、手動により強制的に受信した場合に警告を行うようにしているが、自動で受信した場合においても警告を行うのが好ましい。更に、この場合、警告手段は、標準電波の自動受信の際に警告する場合において、所定の時刻では表示のみによって警告するのが望ましく、これにより、例えば、ユーザーが就寝している深夜などにおいて自動で標準電波の受信が行われ、エラーが発生した場合であっても、表示のみの警告を行うことにより、ユーザーの睡眠を妨げるといった不都合を防止することができる。
【0037】
以上のように本実施形態に係るカメラによれば、受信手段が標準電波を受信する際に、カメラにエラーが発生して受信を行うことができなかったり、受信できても正常に行われず標準電波のデータを正しく取得できなかったりした場合は、カメラ内の警告手段によって警告が行われる。これにより、ユーザーは、標準電波の受信に際しエラーが発生したことを確実に知ることができると共に、時刻や日付が修正されたか否かを毎回の受信について認識することができる。
【0038】
図7に、本実施形態に係るカメラの標準電波受信処理のフローチャートを示す。まず始めに、オーバータイム検出タイマがスタートされる(S140)。オーバータイム検出タイマは、標準電波を受信した際、データの検出時間が所定の時間を超過(オーバータイム)しているか否かを検出するものである。
【0039】
そして、標準電波のデータにおける00秒のマーカーの検出を開始し(S142)、オーバータイムであるか否か判定される(S144)。オーバーしていると判定されたときは、受信NGとなり(S180)、標準電波受信処理を終了する。一方、オーバーしていないと判定されたときは、S146へ移行し、00秒マーカーの検出がOKであるか否か判定される。00秒マーカーの検出がNGと判定されたときは、S142へ移行する。
【0040】
一方、OKと判定されたときは、S148へ移行し、分データの検出を開始し、オーバータイムであるか否か判定される(S150)。オーバーしていると判定されたときは、受信NGとなり(S180)、標準電波受信処理を終了する。
一方、オーバーしていないと判定されたときは、S152へ移行し、時データの検出を開始する。そして、オーバータイムであるか否か判定される(S154)。
【0041】
その後、通算日、年について上記と同様にそれぞれデータ検出(S156、S160)し、オーバータイムであるか否か判定される(S158、S162)。
この場合も、検出に要した時間が所定の時間よりオーバーしていると判定されたときは、受信NGとなり(S180)、標準電波受信処理を終了する。
【0042】
S162において、オーバータイムではないと判定されたときは、分データの検出がOKであるか否かが判定される(S164)。分データの検出がNGと判定されたときは、S142へ移行する。分データの検出がOKと判定されたときは、S166へ移行し、時データの検出がOKであるか否かが判定される(S164)。以下、同様にして通算日、年のそれぞれについてデータの検出がOKであるか否かが判定され(S168、S170)、S170において、年データの検出がOKと判定されたときは、受信OKとなり(S178)、標準電波受信処理を終了する。
【0043】
なお、曜日も確定する場合は、上記標準電波受信処理に曜日データを検出するステップを追加してもよいし、通算日データと年データとから所定の演算方法により求めるようにしてもよい。
【0044】
図8は、本実施形態に係るカメラの時計修正処理(時計修正手段)を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、標準電波から検出された分データにエラーがあるか否かが判定される。エラーが発生しているときはNGと判定されS198へ移行する。エラーがなくOKと判定されたときは、S192へ移行し、時データにエラーがあるか否かが判定される。時データにエラーが発生しておりNGと判定されたときは、S198へ移行する。時データにエラーがなくOKと判定されたときは、時計のカウントアップを停止し(S194)、新たな時および分に更新する(S196)。
【0045】
次いで、通算日データにエラーがあるか否かが判定される(S198)。通算日データにエラーがありNGと判定されたときは、S206に移行する。一方、OKと判定されたときは、S200に移行し、年データがOKであるか否かが判定される。年データがNGであると判定されたときは、S206へ移行する。OKと判定されたときは、通算日データと年データとから月日を換算し(S202)新たな年、月、日に更新する(S204)。その後、時計のカウントアップを再開し(S206)、時計修正処理を終了する。
【0046】
以上のように、本実施形態に係るカメラの時計修正処理は、標準電波が正常に受信されず、分データおよび時データが検出されない場合であっても、通算日データおよび年データを検出したときは、日付のみの修正を行う。このため、日付を修正する確率が高くなるため、時計処理による日付がずれる可能性を低下させることができる。また、通算日データおよび年データだけの検出でも修正するようにすることで、その分、受信回路のコストダウンや、受信アンテナの小型化を図ることができる。
【0047】
図9は、本実施形態に係るカメラの時計処理を示すフローチャートである。同図において、まず、デート修正モードになっているか否かを判定し(S208)、デート修正モードになっているときは、S216へ移行する。デート修正モードになっていないときは、秒データが60秒より大きいか否かを判定し
(S210)、小さければS216に移行する。秒データが60秒を超えているときは、その値から60を引いた値を新たな秒データとし(S212)、次いで、時計カウントアップ処理を行い、分、時、日、月、年を修正する(S214)。なお、本実施形態のカメラは、曜日表示機能を備えていないが、曜日表示機能を備えた場合は、この時計カウントアップ処理において曜日の修正を行う。
【0048】
次いで、標準電波の受信中であるか否かを判定し(S216)、受信中であるときは、時計処理を終了する。受信中でないときは、修正されたデートの表示を行う(S218)。次に、日付変更時の所定時間前にあたる第1自動受信時刻であるか否かを判定し(S220)、第1自動受信時刻であるときは電波受信処理を行う。第1自動受信時刻でないときは、日付変更時の所定時間後にあたる第2自動受信時刻であるか否かを判定する(S222)。第2自動受信時刻であるときは、電波受信処理を行い、第2自動受信時刻でないときは、時計処理を終了する。
【0049】
次に、本実施形態に係るカメラにおけるLCD表示について説明する。
【0050】
図10は、本実施形態に係るカメラにおけるLCDの全表示の一例を示す図である。同図において、LCD5は表示領域50を有し、この表示領域50内において、受信中表示52、正常受信表示54、非正常受信表示56が表示されるようになっている。例えば、受信中表示52は「受信中」の文字により構成され、正常受信表示54は「受信OK」の文字により構成され、非正常受信表示56は「受信NG」の文字により構成される。また、表示領域50内には、年、月、日、時、分、秒に関する日付表示58、電池マーク表示60などが設けられている。尚、受信中表示52、正常受信表示54、非正常受信表示56の表示は、上記のような文字に限らず、アンテナマーク等の絵柄による表示であってもよい。
【0051】
図11は、カメラが電波受信中のときのLCD表示の一例を示す図である。同図に示すように、表示領域50には、「受信中」文字52と電池マーク表示60とが点灯される。このとき、電波受信中であることから、表示58にはハイフン「−」が表示される。
【0052】
図12は、カメラが電波を受信し、時計修正が行われたときのLCD表示の一例を示す図である。同図に示すように、表示領域50には、「受信OK」文字54と電池マーク表示60とが点灯される。表示58には、修正された時刻、日付が表示される。同図は、修正した時刻の表示の一例である。なお、分、時に関するデータを取得できず時刻が確定できない場合であっても、通算日および年のデータを取得したときは、表示58において日付だけ修正したデータ表示となる。
【0053】
図13は、カメラが電波を受信し、時計修正を行うことができなかったときのLCD表示の一例を示す図である。同図に示すように、表示領域50には、「受信NG」文字56と電池マーク表示60とが点灯され、表示58には修正できなかったデータが表示される。なお、同図は、電池装填後から1回目の受信で時計修正できなかったときの表示を示しており、日付の初期値(2002年1月1日)が表示されている。
【0054】
図14は、手動で時計修正を行った後に電波を受信した場合において、標準電波を正常に受信できなかったときのLCD表示の一例を示す図である。電波受信前に手動で時計修正を行った場合、電波受信中も時計のカウントアップを継続し、電波が正常に受信できなかったときは、表示領域50において「受信NG」文字56が点灯され、表示58には、上記カウントアップされた時刻や日付が表示される。
【0055】
図15は、バッテリチェックがNGであるときのLCD表示の一例を示す図である。電波受信開始時のバッテリチェックにおいてNGである場合、同図に示すように、表示領域50では、「受信NG」文字56の点灯と、電池マーク表示60の点滅が行われ、バッテリの電圧がNGであることを示し、表示58においては現時点での時計カウント値が表示される。
【0056】
次に、LCD表示の流れの一例として、電池装填時に標準電波の受信を行った場合について図16〜19を参照して説明する。
【0057】
図16は、時刻および日付が確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。標準電波の受信中は、図16(a)に示すように、「受信中」文字52および電池マーク表示60の点灯と、ハイフン「−」(表示58)の表示がされる。そして、受信が終了すると、図16(b)に示すように、「受信中」文字52が消灯し、「表示OK」文字54が点灯され、表示58には確定した日付が表示される。この状態で、カメラに設けられた画面切り替え用スイッチであるデートスイッチを押すと、図16(c)に示すように表示58は日付表示から時刻表示に切り替わる。更に、この状態でデートスイッチを押すと、図16(d)に示すように表示58にはデート写し込み無しモードを示すハイフン「−」が表示される。このとき「受信OK」文字54は消灯している。この状態で、また更にデートスイッチを押すと、再び図16(b)に示す表示に切り替わり、デートスイッチを押す毎に、図16(b)から図16(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0058】
図17は、日付のみが確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。標準電波の受信中は、図16(a)と同様の表示がされ(図17(a))、受信が終了すると、図17(b)に示すように確定した日付が表示58に表示される。この状態で、デートスイッチを押すと、図17(c)に示すように表示58は日付表示から時刻表示に切り替わる。このとき、時刻は確定していないので、表示58には、時刻の初期値である「午前0時0分0秒」からカウントされた時刻が表示される。更に、この状態でデートスイッチを押すと、図17(d)に示すように表示58にはデート写し込み無しモードを示すハイフン「−」が表示される。また、この場合においても、上記と同様にデートスイッチを押す毎に、図17(b)から図17(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0059】
図18は、時刻のみが確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。標準電波の受信中は上記と同様の表示がされ(図18(a))、受信の終了後は、日付が確定していないため、日付の初期値である「2002年1月1日」からカウントされた日付が表示58に表示される(図18(b))。この場合も上記と同様に、デートスイッチを押す毎に、図18(b)〜図18(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0060】
図19は、時刻と日付が共に未確定の場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。同図において、受信終了後は、日付、時刻共に初期値からカウントされた表示がされ、上記と同様にデートスイッチを押す毎に、図19(b)〜図19(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0061】
次に、ブザーによる音の発生およびLEDによる点灯のパターンについて説明する。
【0062】
図20は、ブザーによる音の発生パターンを示す図である。図20(a)は、スタート音を発生したときを示している。図に示すように、スタート音は、125ミリ秒間の短音が1回発生される。図20(b)は、OK音を発生したときを示しており、この場合、500ミリ秒間の長音が1回発生される。図20(c)は、NG音を発生したときを示しており、この場合には、125ミリ秒間の短音が125ミリ秒間隔で4回発生される。なお、ブザー音としては、例えば、図20(d)に示すように4kHzの周波数の音が用いられる。
【0063】
図21は、LEDによる点灯パターンを示す図である。図21(a)は、スタート時を示しており、この場合、125ミリ秒間の短い点灯が1回行われる。図21(b)は、受信OK時を示しており、この場合には、500ミリ秒間の長い点灯が1回行われる。図21(c)は、受信NG時を示しており、125ミリ秒間の短い点灯が125ミリ秒間隔で4回点滅される。
【0064】
上記第1の実施形態では、本発明に係る電波時計装置を適用したカメラ本体によって標準電波の受信を行うが、カメラに付属した遠隔操作用のリモコンに本発明に係る電波時計装置を適用してもよく、当該リモコンに受信アンテナを設けて標準電波を受信するようにしてもよい。その場合を本発明の第2の実施形態として以下に詳述する。
【0065】
図22は、本発明の第2の実施形態に係る電波時計装置を内蔵したリモコンの電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、リモコンには、リモコン全体の制御を行うCPU30が設けられている。このCPU30においても、制御・演算処理のためのプログラムを予め記憶しているROM31、及び制御・演算の際に各種データを記憶するRAM32が内蔵されている。
【0066】
また、CPU30には、電源回路33、LCD34、ブザー(アラーム)35、リモコン送信回路36、標準電波受信回路37、EEPROM38、スイッチ群39が接続されている。更に、リモコンには受信アンテナ40が設けられている。これらの各内容については、上記のカメラの場合と同様であるため、その説明は省略する。なお、この場合、カメラ本体に受信アンテナ20がなくてもよく、リモコンが取得したデータをカメラに送信することで、カメラの時計情報を修正することができる。
【0067】
図23はリモコンの場合の基本的な制御処理の概略フローチャートを示す。なお、各処理の内容は、上記のカメラの場合と同様である。まず、同図のS30に示すように、電池装填により初期処理が行われる。次に、S32に移行し、時計処理が行われる。そして、S34に移行し、分岐チェック処理及び分岐処理が行われる。次いで、S36に移行し、各スイッチ処理が行われる。その後、S38に移行し、スタンバイ処理が行われる。そして、S38のスタンバイ処理の終了後、S32に戻る。なお、時計処理は、スタンバイ処理の中でも行われる。
【0068】
図24はリモコンの場合における初期処理を示すフローチャートである。同図において、各処理の内容は、上記のカメラの場合と同様である。
【0069】
同図において、S70に示すように、CPU1の初期設定が行われる。次いで、ポート設定、昇圧回路ON設定、RAM3の初期設定が行われる(S72、S74、S76)。次いで、EEPROM14の所定のデータがRAM3に展開され(S78)、EEPROM14のデータに異常があるか否かが判定される(S80)。そして、S82の電波受信処理に移行し、初期処理を終了する。
【0070】
図25〜図30に、カメラのリモコンの場合のLCD表示の一例を示す。図25は、リモコンのLCDの全表示の一例、図26は、電波受信中のときのLCD表示の一例、図27は、電波を受信し、時計修正が行われたときのLCD表示の一例、図28は、電波を受信し、時計修正を行うことができなかったときのLCD表示の一例、図29は、手動で時計修正を行った後に電波を受信した場合において、標準電波を正常に受信できなかったときのLCD表示の一例、図30は、バッテリチェックがNGであるときのLCD表示の一例をそれぞれ示す図である。これらの図におけるLCD34の表示領域62に表示される内容については、上記のカメラの場合と同様であるためその説明は省略する。
【0071】
次に、カメラのリモコンにおけるLCD表示の流れの一例として、電池装填時に標準電波の受信を行った場合について図31〜34を参照して説明する。
【0072】
図31は、時刻および日付が確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。同図において、標準電波の受信中は、図31(a)に示すように、「受信中」文字52および電池マーク表示60の点灯と、ハイフン「−」(表示58)の表示がされる。そして、受信が終了すると、図31(b)に示すように、「受信中」文字52が消灯し、「表示OK」文字54が点灯され、表示58には確定した日付が表示される。この状態で、カメラに設けられた画面切り替え用スイッチであるデートスイッチを押すと、図31(c)に示すように表示58は日付表示から時刻表示に切り替わる。この状態で、再びデートスイッチを押すと、図31(b)に示す表示に切り替わり、デートスイッチを押す毎に、図31(b)および図31(c)の表示が繰り返されるようになっている。
【0073】
図32〜34は、日付のみ確定した場合、時刻のみ確定した場合、時刻および日付が共に未確定の場合をそれぞれ示しているが、それらの表示内容は、デート写し込み無しモードの表示がされない点以外は、図17〜19に示すカメラの場合と同様であるため、説明を省略する。
【0074】
以上、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、バッテリチェックNGの場合や、RAM及びEEPROM内の受信に必要な各種パラメータに適切な値が入っておらず受信できない場合に警告が行われるが、電波が弱すぎる環境下において全く信号を受信できないために正しいデータを取得できない場合等において警告を行うようにしてもよい。また、上記実施形態では、表示による警告を行う場合を深夜等に予め設定しているが、ユーザーの意志によって、例えば会議中や電車の中などの音が出ると不都合な場合においては、表示による警告のみを行うように切り替えられるようにしてももちろんよい。
【0075】
また、本発明に係る電波時計装置は、上記の実施形態ではカメラおよびカメラのリモコンに適用されているが、もちろんこれらに限定されるものではなく、他にも、時計機能のみを有する腕時計や置き時計等の時計類や、時計機能を有する家電製品やカー用品等、あらゆるものに適用可能である。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、標準電波の受信に際して、エラー発生時には警告を行うため、受信に際しエラーが発生したことをユーザーが確実に知ることができると共に、時刻や日付が修正されたか否かを毎回の受信について認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電波時計装置を適用したカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】正常時の標準電波を受信回路で受信したときの出力波形を示す図である。
【図3】図2における標準電波のデータのエラー発生時を示す図である。
【図4】図1におけるカメラの基本的な制御処理の概略フローチャートである。
【図5】図1におけるカメラの初期処理のフローチャートである。
【図6】図1におけるカメラの電波受信処理および手動受信処理を示すフローチャートである。
【図7】図1におけるカメラの標準電波受信処理を示すフローチャートである。
【図8】図1におけるカメラの時計修正処理を示すフローチャートである。
【図9】図1におけるカメラの時計処理を示すフローチャートである。
【図10】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図11】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図12】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図13】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図14】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図15】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図16】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図17】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図18】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図19】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図20】図1におけるカメラのブザーによる音の発生パターンを示す図である。
【図21】図1におけるカメラのLEDによる点灯パターンを示す図である。
【図22】本発明の第2の実施形態に係る電波時計装置を内蔵したリモコンの電気的構成を示すブロック図である。
【図23】図22におけるリモコンの基本的な制御処理の概略フローチャートである。
【図24】図22におけるリモコンの初期処理のフローチャートである。
【図25】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図26】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図27】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図28】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図29】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図30】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図31】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図32】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図33】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図34】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【符号の説明】
4…電源回路、6…ブザー、9…リモコン受信回路、10…ストロボ回路、11…測光回路、13…標準電波受信回路、15…スイッチ群、16…モータドライバ、17…鏡胴駆動部、18…フィルム給送部、19…シャッタ駆動部、20…受信アンテナ、33…電源回路、36…リモコン送信回路、37…標準電波受信回路、39…スイッチ群、40…受信アンテナ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信し、それに基づいて時刻及び日付を修正することができる電波時計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、標準電波を受信し、そのデータに基づいて時刻や日付を修正する電波時計装置では、標準電波を正常に受信できた場合に、LCD等に表示することで、ユーザーにその旨を知らせるようにしている。例えば、特開2001−209111号公報には、標準電波の受信によって、内蔵された時計の修正を行うカメラが開示されており、標準電波を正常に受信できない場合には、内蔵された時計の修正を行わない旨の記載がされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したカメラ等の電波時計装置では、標準電波の受信に際して何らかのエラーが発生し、例えば標準電波の受信を行うことができなかった場合などに、ユーザーは受信が正常に行われなかったことを判別しにくいといった問題が生じる。
【0004】
本発明の目的は、標準電波の受信に関してエラーが発生したことをユーザーに確実に知らせることができる電波時計装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電波時計装置は、基準クロックに基づいて時刻及び日付をカウントアップする時計手段と、標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信する受信手段と、受信手段によって受信した標準電波のデータに基づいて時計手段による時刻及び日付を修正する時計修正手段と、標準電波の受信が正常に行われないときに警告を行う警告手段とを備えることを特徴とするものである。
【0006】
このような電波時計装置において、電波時計装置が標準電波の受信を行ったが正常に受信されず、データを正しく取得できなかった場合、警告手段によって警告が行われる。これにより、ユーザーは、標準電波の受信においてエラーが発生し、正常に受信されなかったことを確実に知ることができると共に、時刻や日付が修正されたか否かを毎回の受信について認識することができる。
【0007】
本発明の電波時計装置は、基準クロックに基づいて時刻及び日付をカウントアップする時計手段と、標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信する受信手段と、受信手段によって受信した標準電波のデータに基づいて時計手段による時刻及び日付を修正する時計修正手段と、標準電波の受信を行うことができない場合に警告を行う警告手段とを備えることを特徴とするものである。
【0008】
このような電波時計装置において、電波時計装置にエラーが発生して受信を行うことができなかった場合、警告手段によって警告が行われる。これにより、ユーザーは、電波時計装置が標準電波の受信を行うことができなかったことを知ることができ、原因の解決を容易にすることができる。
【0009】
好ましくは、警告手段による警告は、表示および音の少なくとも一方によって行われる。標準電波の受信に関する警告を、表示および音の2つの手段を用いて行うことで、エラーが発生したことをより確実にユーザーに知らせることができる。
【0010】
また好ましくは、警告手段は、表示および音により警告可能とし、標準電波の自動受信の際に警告する場合において、所定の時刻では表示のみによって警告する。例えば、ユーザーが就寝している深夜などにおいて、自動により標準電波の受信が行われ、エラーが発生した場合であっても、表示のみの警告を行うことにより、ユーザーの睡眠を妨げるといった不都合を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明における実施の形態について説明する。尚、各図において同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電波時計装置を適用したカメラの電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態に係るカメラにはCPU1が設けられている。CPU1は、カメラ全体の制御を行うものであり、制御・演算処理のためのプログラムを予め記憶しているROM2及び制御・演算の際に各種データを記憶するRAM3を内蔵している。
【0013】
更に、CPU1には、電源回路4、LCD5、ブザー(アラーム)6、LED群7、デート写し込み部8、リモコン受信回路9、ストロボ回路10、測光回路11、AF回路12、標準電波受信回路13、EEPROM14、スイッチ群15、モータドライバ16、鏡胴駆動部17、フイルム給送部18、シャッタ駆動部19が接続されている。
【0014】
電源回路4は、CPU1に電力を供給するものであり、この電力供給によりCPU1を動作させる。LCD5は、撮影モードなどを表すマークや、デート表示のための数字を表示し、また、標準電波の受信が正常に行われたか否かを示す表示を行うものである。ブザー6は、カメラの起動等を示す報知音を発したり、標準電波の受信が正常に行われたか否かについて、音によりその旨を報知したりするものである。このように、LCD5およびブザー6は、標準電波が正常に受信できなかった場合、警告手段としても機能するものである。ストロボ回路10は、ストロボ窓内に設けられた発光体を有し、CPU1による制御の下、選択された撮影モード(ストロボ発光態様等に関するモード)に従って発光体をストロボ発光させる。測光回路11は、測光センサなどにより構成されている。AF回路12は、AF投光窓およびAF受光窓それぞれの中に発光体および受光体それぞれを有し、これら発光体および受光体を用いた三角測距の原理により、CPU1による指示により被写体までの距離を測定し、その測定結果をCPU1に送る。
【0015】
標準電波受信回路13(受信手段)は、カメラに備えられた受信アンテナ20により標準電波を受信し、当該標準電波に含まれるデータをCPU1に送る。EEPROM14は、各時点におけるカメラの状態、各種の制御パラメータ等を記憶する。スイッチ群15は、シャッタレリーズを行うシャッタボタン、撮影モードを設定するためのモードスイッチ、セルフタイマ撮影を設定するためのセルフタイマスイッチ、カメラの撮影可能状態、撮影不可能状態を切り替えるメインスイッチ、ズーミングを行うためのズームスイッチ(TELEスイッチ、WIDEスイッチ)、フィルム装填及び取り出し時に裏蓋の開閉を検出する裏蓋開閉スイッチ、フィルムの途中巻戻しを指示するMRスイッチ、標準電波の受信開始を手動で行うための手動受信スイッチなどにより構成されている。
【0016】
モータドライバ16は、CPU1からの制御信号を受けて鏡胴駆動部17、フィルム給送部18及びシャッタ駆動部19に駆動信号を出力するものである。鏡胴駆動部17は、レンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みの駆動を行うものであり、モータを備えている。このモータは、鏡胴を駆動するためのモータであり、モータドライバ16の駆動信号を受けて駆動する。フィルム給送部18は、CPU1による指示に従い、装填されているフィルムパトローネのフィルムを順方向または逆方向に給送する。シャッタ駆動部19は、シャッタ駆動を行うものであり、モータドライバ16の駆動信号を受けて作動する。
【0017】
次に標準電波のデータについて説明する。
【0018】
図2は、正常時の標準電波を受信回路で受信したときの出力波形を示す図であり、ここでは「1998年、月曜日、17時25分、通算日114日(4月24日)」の場合のデータを示している。同図において、標準電波は、分、時、通算日、年、曜日のデータを60秒間で送るようになっており、最初の00秒から10秒までの10秒間が分データを表し、以下10秒間ごとに、時データ、通算日データ、年データ、曜日データをそれぞれ表している。分データにおいて、最初のパルスは、分から曜日までのデータ全体の先頭を示すパルスである(図中、M)。その右隣の3つのパルスは、分の10の位を表しており(図中、A)、この場合は、「2」となっている。その右隣の1つは固定のパルスであり(図中、N)、その次の4つのパルスが、分の1の位を表している(図中、B)。この場合、分の1の位は「5」である。その右隣には、分のデータの最後を示すパルスP1が含まれており、次の時データとの境を示している。
【0019】
次の時データは、10の位を示すパルス群C、1の位を示すパルス群Dと、その次の通算日データの境を示すパルスP2とからなっている。以下同様に、通算日データ、年データ、曜日データが順に続いている。ここで、パルス群E〜Gは、通算日の100の位〜1の位をそれぞれ示し、パルス群H,Iは、年の10の位、1の位をそれぞれ示している。また、通算日データは、1月1日から通算した日数を表し、年データは、西暦の下2桁を表している。更に、標準電波のデータには、データの誤りを検出するためのパリティビット(図中、PA1,PA2)41、将来の拡張性のための予備ビット(図中、SU1,SU2)42、及び閏秒データ(図中、LS1,LS2)43が含まれている。
【0020】
図3は、図2における標準電波のデータのエラー発生時を示す図である。同図において、分データにエラーが発生しており、1の位を示すパルス群BのパルスLが、本来「0」であるべきところが「1」となっているため、分が確定できなくなっている。
【0021】
次に、本実施形態に係るカメラにおける各制御処理について詳述する。
【0022】
まず、カメラの基本的な制御処理の概要について説明する。図4にカメラの基本的な制御処理の概略フローチャートを示す。同図のステップ(以下「S」と略す)10に示すように、まず、電池装填により初期処理が行われる。初期処理は、いわゆるパワーオンリセットであり、CPU1の初期設定、ポート初期設定、RAM3の初期設定、EEPROM14の値のRAM3への展開などが行われる。次いで、S12に移行し、時計処理(時計手段)が行われる。時計処理は、カメラ内の基準クロックに基づいて時刻および日付をカウントアップする処理である。
【0023】
そして、S14に移行し、分岐チェック処理及び分岐処理が行われる。分岐チェック処理及び分岐処理とは、スイッチ操作等により入力された信号を有効か否かを判断し、有効であるときに入力された信号に相当する処理へ分岐させる処理である。そして、S16に移行し、各スイッチ処理が行われる。各スイッチ処理は、各スイッチ操作等に応じた動作を実際に行う処理である。
【0024】
次いで、S18に移行し、ストロボ充電処理が行われる。ストロボ充電処理は、バッテリの充電を行う処理である。そして、S20に移行し、スタンバイ処理が行われる。スタンバイ処理は、各スイッチ処理などの後、スイッチ操作が無いときに行われる処理である。そして、S20のスタンバイ処理の終了後、S12に戻る。なお、時計処理は、スタンバイ処理の中でも行われる。
【0025】
次に、初期処理について詳述する。
【0026】
図5に本実施形態に係るカメラの初期処理のフローチャートを示す。初期処理は、電池装填時におけるCPU1などを初期化する処理である。
【0027】
図5のS40に示すように、CPU1の初期設定が行われる。次いで、ポート設定、昇圧回路ON設定、RAM3の初期設定が行われる(S42、S44、S46)。次いで、EEPROM14の所定のデータがRAM3に展開され(S48)、EEPROM14のデータに異常があるか否かが判定される(S50)。
その際、異常なデータについては所定の値に丸め込まれる。
【0028】
次いで、フイルムカウンタ状態チェックが行われ(S52)、その後、S54において、初期バルブ閉処理が行われる。初期バルブ閉処理は、カメラのレンズ鏡胴に内蔵されるシャッタを閉じる処理である。なお、フイルムカウンタ状態チェックには、フイルムカウント表示が含まれる。そして、S56の初期SM閉処理が行われる。初期SM閉処理は、レンズ鏡胴が出ていた場合、当該レンズ鏡胴をカメラ本体に繰り込み、バリアを閉じる処理である。次いで、S58において、給送継続処理が行われる。給送継続処理は、電池が抜かれる前に給送を行っていた場合に、給送を継続させる処理である。そして、S60の電波受信処理に移行し、初期処理を終了する。電波受信処理については後述する。
【0029】
なお、以上に示す初期処理において、S40〜S50は、マイコンの初期設定に該当し、S52〜S58は、カメラ状態の初期設定に該当する。
【0030】
図6は、本実施形態に係るカメラの電波受信処理及び手動受信処理を示すフローチャートである。同図において、電波受信処理は、電池装填時や定刻に自動で受信が開始され、その後S90のバッテリチェック処理(以下、「BC処理」とする)を行う。バッテリチェック処理とは、バッテリの電圧チェックを行う処理である。一方、手動受信処理の場合は、手動受信スイッチをONに入れると、ブザー6によるスタート音の発生やLED7による点灯などが行われ(S92)、その後S90のBC処理に移行する。S90のBC処理の後は、S94に移行し、バッテリチェックがNGであるか否かが判定される。バッテリチェックがNGであるときには、標準電波の受信を行うことができないと判断し、S120に移行する。一方、バッテリチェックがOKであると判定されたときには、S96に移行し、RAM3やEEPROM14におけるパラメータ設定がOKであるか否かが判定される。パラメータ設定がNGと判定されたときには、S128に移行する。
【0031】
一方、パラメータ設定がOKと判定されたときには、受信回路電源がONにされ(S98)、LCD5に受信中を示すマークが点灯される(S100)。そして、標準電波を受信して標準電波受信処理を行い(S102)、受信が終わったときは、LCD5の受信中を示すマークが消灯され(S104)、受信回路電源がOFFにされる(S106)。その後、時計修正処理が行われ(S108)、標準電波の受信がOKであるか否か、即ち、標準電波の受信が正常に行われたか否かが判定される(S110)。標準電波の受信がNGと判定されたときは、S128に移行する。
【0032】
一方、標準電波の受信がOKと判定されたときは、LCD5に受信OKを示すマークが点灯され(S112)、時刻の表示を行う(S114)。その後、手動によって受信が行われたか否かを判定し(S116)、手動であった場合は、ブザー6によるOK音の発生やLED7による点灯などによってOKが示され(S118)、電波受信処理を終了する。一方、手動による受信ではなかった場合は、ブザー6による音を発することなく電波受信処理を終了する。
【0033】
S94において、バッテリチェックがNGであると判定されたときは、S120に移行し、電池マークの点滅が開始される。その後、時刻の表示を行い(S122)、手動によって受信が行われたか否かを判定し(S124)、手動であった場合は、カメラ内の警告手段によって、ブザー6によるNG音の発生やLED7による点灯などにおいてNG(警告)が示され(S126)、電波受信処理を終了する。これにより、バッテリが無いなどのエラーが発生して受信を行うことができなかったことをユーザーに知らせることができるため、原因の解決を容易にすることができる。一方、手動による受信ではなかった場合は、ブザー6による音を発することなく電波受信処理を終了する。
【0034】
また、S110において、標準電波の受信がNGと判定されたときは、LCD5に受信NGを示すマークが点灯される(S128)。その後、時刻の表示を行い(S130)、手動によって受信が行われたか否かを判定し(S132)、手動であった場合は、カメラ内の警告手段によって、ブザー6によるNG音の発生やLED7による点灯などにおいてNG(警告)が示され(S134)、電波受信処理を終了する。この場合、標準電波が正常に受信されず、データを正しく取得できなかったことをユーザーに知らせることができ、原因の解決を容易にすることができる。一方、手動による受信ではなかった場合は、ブザー6による音を発することなく電波受信処理を終了する。
【0035】
以上のような本実施形態に係るカメラの警告は、LED等による表示およびブザー等の音の少なくとも一方によって行われるのが好ましく、場合によって、表示および音による警告が選択的に行われるのがより好ましい。これにより、標準電波の受信に関してエラーが発生したことを、ユーザーにより確実に知らせることができる。
【0036】
本実施形態に係るカメラでは、手動により強制的に受信した場合に警告を行うようにしているが、自動で受信した場合においても警告を行うのが好ましい。更に、この場合、警告手段は、標準電波の自動受信の際に警告する場合において、所定の時刻では表示のみによって警告するのが望ましく、これにより、例えば、ユーザーが就寝している深夜などにおいて自動で標準電波の受信が行われ、エラーが発生した場合であっても、表示のみの警告を行うことにより、ユーザーの睡眠を妨げるといった不都合を防止することができる。
【0037】
以上のように本実施形態に係るカメラによれば、受信手段が標準電波を受信する際に、カメラにエラーが発生して受信を行うことができなかったり、受信できても正常に行われず標準電波のデータを正しく取得できなかったりした場合は、カメラ内の警告手段によって警告が行われる。これにより、ユーザーは、標準電波の受信に際しエラーが発生したことを確実に知ることができると共に、時刻や日付が修正されたか否かを毎回の受信について認識することができる。
【0038】
図7に、本実施形態に係るカメラの標準電波受信処理のフローチャートを示す。まず始めに、オーバータイム検出タイマがスタートされる(S140)。オーバータイム検出タイマは、標準電波を受信した際、データの検出時間が所定の時間を超過(オーバータイム)しているか否かを検出するものである。
【0039】
そして、標準電波のデータにおける00秒のマーカーの検出を開始し(S142)、オーバータイムであるか否か判定される(S144)。オーバーしていると判定されたときは、受信NGとなり(S180)、標準電波受信処理を終了する。一方、オーバーしていないと判定されたときは、S146へ移行し、00秒マーカーの検出がOKであるか否か判定される。00秒マーカーの検出がNGと判定されたときは、S142へ移行する。
【0040】
一方、OKと判定されたときは、S148へ移行し、分データの検出を開始し、オーバータイムであるか否か判定される(S150)。オーバーしていると判定されたときは、受信NGとなり(S180)、標準電波受信処理を終了する。
一方、オーバーしていないと判定されたときは、S152へ移行し、時データの検出を開始する。そして、オーバータイムであるか否か判定される(S154)。
【0041】
その後、通算日、年について上記と同様にそれぞれデータ検出(S156、S160)し、オーバータイムであるか否か判定される(S158、S162)。
この場合も、検出に要した時間が所定の時間よりオーバーしていると判定されたときは、受信NGとなり(S180)、標準電波受信処理を終了する。
【0042】
S162において、オーバータイムではないと判定されたときは、分データの検出がOKであるか否かが判定される(S164)。分データの検出がNGと判定されたときは、S142へ移行する。分データの検出がOKと判定されたときは、S166へ移行し、時データの検出がOKであるか否かが判定される(S164)。以下、同様にして通算日、年のそれぞれについてデータの検出がOKであるか否かが判定され(S168、S170)、S170において、年データの検出がOKと判定されたときは、受信OKとなり(S178)、標準電波受信処理を終了する。
【0043】
なお、曜日も確定する場合は、上記標準電波受信処理に曜日データを検出するステップを追加してもよいし、通算日データと年データとから所定の演算方法により求めるようにしてもよい。
【0044】
図8は、本実施形態に係るカメラの時計修正処理(時計修正手段)を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、標準電波から検出された分データにエラーがあるか否かが判定される。エラーが発生しているときはNGと判定されS198へ移行する。エラーがなくOKと判定されたときは、S192へ移行し、時データにエラーがあるか否かが判定される。時データにエラーが発生しておりNGと判定されたときは、S198へ移行する。時データにエラーがなくOKと判定されたときは、時計のカウントアップを停止し(S194)、新たな時および分に更新する(S196)。
【0045】
次いで、通算日データにエラーがあるか否かが判定される(S198)。通算日データにエラーがありNGと判定されたときは、S206に移行する。一方、OKと判定されたときは、S200に移行し、年データがOKであるか否かが判定される。年データがNGであると判定されたときは、S206へ移行する。OKと判定されたときは、通算日データと年データとから月日を換算し(S202)新たな年、月、日に更新する(S204)。その後、時計のカウントアップを再開し(S206)、時計修正処理を終了する。
【0046】
以上のように、本実施形態に係るカメラの時計修正処理は、標準電波が正常に受信されず、分データおよび時データが検出されない場合であっても、通算日データおよび年データを検出したときは、日付のみの修正を行う。このため、日付を修正する確率が高くなるため、時計処理による日付がずれる可能性を低下させることができる。また、通算日データおよび年データだけの検出でも修正するようにすることで、その分、受信回路のコストダウンや、受信アンテナの小型化を図ることができる。
【0047】
図9は、本実施形態に係るカメラの時計処理を示すフローチャートである。同図において、まず、デート修正モードになっているか否かを判定し(S208)、デート修正モードになっているときは、S216へ移行する。デート修正モードになっていないときは、秒データが60秒より大きいか否かを判定し
(S210)、小さければS216に移行する。秒データが60秒を超えているときは、その値から60を引いた値を新たな秒データとし(S212)、次いで、時計カウントアップ処理を行い、分、時、日、月、年を修正する(S214)。なお、本実施形態のカメラは、曜日表示機能を備えていないが、曜日表示機能を備えた場合は、この時計カウントアップ処理において曜日の修正を行う。
【0048】
次いで、標準電波の受信中であるか否かを判定し(S216)、受信中であるときは、時計処理を終了する。受信中でないときは、修正されたデートの表示を行う(S218)。次に、日付変更時の所定時間前にあたる第1自動受信時刻であるか否かを判定し(S220)、第1自動受信時刻であるときは電波受信処理を行う。第1自動受信時刻でないときは、日付変更時の所定時間後にあたる第2自動受信時刻であるか否かを判定する(S222)。第2自動受信時刻であるときは、電波受信処理を行い、第2自動受信時刻でないときは、時計処理を終了する。
【0049】
次に、本実施形態に係るカメラにおけるLCD表示について説明する。
【0050】
図10は、本実施形態に係るカメラにおけるLCDの全表示の一例を示す図である。同図において、LCD5は表示領域50を有し、この表示領域50内において、受信中表示52、正常受信表示54、非正常受信表示56が表示されるようになっている。例えば、受信中表示52は「受信中」の文字により構成され、正常受信表示54は「受信OK」の文字により構成され、非正常受信表示56は「受信NG」の文字により構成される。また、表示領域50内には、年、月、日、時、分、秒に関する日付表示58、電池マーク表示60などが設けられている。尚、受信中表示52、正常受信表示54、非正常受信表示56の表示は、上記のような文字に限らず、アンテナマーク等の絵柄による表示であってもよい。
【0051】
図11は、カメラが電波受信中のときのLCD表示の一例を示す図である。同図に示すように、表示領域50には、「受信中」文字52と電池マーク表示60とが点灯される。このとき、電波受信中であることから、表示58にはハイフン「−」が表示される。
【0052】
図12は、カメラが電波を受信し、時計修正が行われたときのLCD表示の一例を示す図である。同図に示すように、表示領域50には、「受信OK」文字54と電池マーク表示60とが点灯される。表示58には、修正された時刻、日付が表示される。同図は、修正した時刻の表示の一例である。なお、分、時に関するデータを取得できず時刻が確定できない場合であっても、通算日および年のデータを取得したときは、表示58において日付だけ修正したデータ表示となる。
【0053】
図13は、カメラが電波を受信し、時計修正を行うことができなかったときのLCD表示の一例を示す図である。同図に示すように、表示領域50には、「受信NG」文字56と電池マーク表示60とが点灯され、表示58には修正できなかったデータが表示される。なお、同図は、電池装填後から1回目の受信で時計修正できなかったときの表示を示しており、日付の初期値(2002年1月1日)が表示されている。
【0054】
図14は、手動で時計修正を行った後に電波を受信した場合において、標準電波を正常に受信できなかったときのLCD表示の一例を示す図である。電波受信前に手動で時計修正を行った場合、電波受信中も時計のカウントアップを継続し、電波が正常に受信できなかったときは、表示領域50において「受信NG」文字56が点灯され、表示58には、上記カウントアップされた時刻や日付が表示される。
【0055】
図15は、バッテリチェックがNGであるときのLCD表示の一例を示す図である。電波受信開始時のバッテリチェックにおいてNGである場合、同図に示すように、表示領域50では、「受信NG」文字56の点灯と、電池マーク表示60の点滅が行われ、バッテリの電圧がNGであることを示し、表示58においては現時点での時計カウント値が表示される。
【0056】
次に、LCD表示の流れの一例として、電池装填時に標準電波の受信を行った場合について図16〜19を参照して説明する。
【0057】
図16は、時刻および日付が確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。標準電波の受信中は、図16(a)に示すように、「受信中」文字52および電池マーク表示60の点灯と、ハイフン「−」(表示58)の表示がされる。そして、受信が終了すると、図16(b)に示すように、「受信中」文字52が消灯し、「表示OK」文字54が点灯され、表示58には確定した日付が表示される。この状態で、カメラに設けられた画面切り替え用スイッチであるデートスイッチを押すと、図16(c)に示すように表示58は日付表示から時刻表示に切り替わる。更に、この状態でデートスイッチを押すと、図16(d)に示すように表示58にはデート写し込み無しモードを示すハイフン「−」が表示される。このとき「受信OK」文字54は消灯している。この状態で、また更にデートスイッチを押すと、再び図16(b)に示す表示に切り替わり、デートスイッチを押す毎に、図16(b)から図16(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0058】
図17は、日付のみが確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。標準電波の受信中は、図16(a)と同様の表示がされ(図17(a))、受信が終了すると、図17(b)に示すように確定した日付が表示58に表示される。この状態で、デートスイッチを押すと、図17(c)に示すように表示58は日付表示から時刻表示に切り替わる。このとき、時刻は確定していないので、表示58には、時刻の初期値である「午前0時0分0秒」からカウントされた時刻が表示される。更に、この状態でデートスイッチを押すと、図17(d)に示すように表示58にはデート写し込み無しモードを示すハイフン「−」が表示される。また、この場合においても、上記と同様にデートスイッチを押す毎に、図17(b)から図17(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0059】
図18は、時刻のみが確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。標準電波の受信中は上記と同様の表示がされ(図18(a))、受信の終了後は、日付が確定していないため、日付の初期値である「2002年1月1日」からカウントされた日付が表示58に表示される(図18(b))。この場合も上記と同様に、デートスイッチを押す毎に、図18(b)〜図18(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0060】
図19は、時刻と日付が共に未確定の場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。同図において、受信終了後は、日付、時刻共に初期値からカウントされた表示がされ、上記と同様にデートスイッチを押す毎に、図19(b)〜図19(d)の表示が繰り返されるようになっている。
【0061】
次に、ブザーによる音の発生およびLEDによる点灯のパターンについて説明する。
【0062】
図20は、ブザーによる音の発生パターンを示す図である。図20(a)は、スタート音を発生したときを示している。図に示すように、スタート音は、125ミリ秒間の短音が1回発生される。図20(b)は、OK音を発生したときを示しており、この場合、500ミリ秒間の長音が1回発生される。図20(c)は、NG音を発生したときを示しており、この場合には、125ミリ秒間の短音が125ミリ秒間隔で4回発生される。なお、ブザー音としては、例えば、図20(d)に示すように4kHzの周波数の音が用いられる。
【0063】
図21は、LEDによる点灯パターンを示す図である。図21(a)は、スタート時を示しており、この場合、125ミリ秒間の短い点灯が1回行われる。図21(b)は、受信OK時を示しており、この場合には、500ミリ秒間の長い点灯が1回行われる。図21(c)は、受信NG時を示しており、125ミリ秒間の短い点灯が125ミリ秒間隔で4回点滅される。
【0064】
上記第1の実施形態では、本発明に係る電波時計装置を適用したカメラ本体によって標準電波の受信を行うが、カメラに付属した遠隔操作用のリモコンに本発明に係る電波時計装置を適用してもよく、当該リモコンに受信アンテナを設けて標準電波を受信するようにしてもよい。その場合を本発明の第2の実施形態として以下に詳述する。
【0065】
図22は、本発明の第2の実施形態に係る電波時計装置を内蔵したリモコンの電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、リモコンには、リモコン全体の制御を行うCPU30が設けられている。このCPU30においても、制御・演算処理のためのプログラムを予め記憶しているROM31、及び制御・演算の際に各種データを記憶するRAM32が内蔵されている。
【0066】
また、CPU30には、電源回路33、LCD34、ブザー(アラーム)35、リモコン送信回路36、標準電波受信回路37、EEPROM38、スイッチ群39が接続されている。更に、リモコンには受信アンテナ40が設けられている。これらの各内容については、上記のカメラの場合と同様であるため、その説明は省略する。なお、この場合、カメラ本体に受信アンテナ20がなくてもよく、リモコンが取得したデータをカメラに送信することで、カメラの時計情報を修正することができる。
【0067】
図23はリモコンの場合の基本的な制御処理の概略フローチャートを示す。なお、各処理の内容は、上記のカメラの場合と同様である。まず、同図のS30に示すように、電池装填により初期処理が行われる。次に、S32に移行し、時計処理が行われる。そして、S34に移行し、分岐チェック処理及び分岐処理が行われる。次いで、S36に移行し、各スイッチ処理が行われる。その後、S38に移行し、スタンバイ処理が行われる。そして、S38のスタンバイ処理の終了後、S32に戻る。なお、時計処理は、スタンバイ処理の中でも行われる。
【0068】
図24はリモコンの場合における初期処理を示すフローチャートである。同図において、各処理の内容は、上記のカメラの場合と同様である。
【0069】
同図において、S70に示すように、CPU1の初期設定が行われる。次いで、ポート設定、昇圧回路ON設定、RAM3の初期設定が行われる(S72、S74、S76)。次いで、EEPROM14の所定のデータがRAM3に展開され(S78)、EEPROM14のデータに異常があるか否かが判定される(S80)。そして、S82の電波受信処理に移行し、初期処理を終了する。
【0070】
図25〜図30に、カメラのリモコンの場合のLCD表示の一例を示す。図25は、リモコンのLCDの全表示の一例、図26は、電波受信中のときのLCD表示の一例、図27は、電波を受信し、時計修正が行われたときのLCD表示の一例、図28は、電波を受信し、時計修正を行うことができなかったときのLCD表示の一例、図29は、手動で時計修正を行った後に電波を受信した場合において、標準電波を正常に受信できなかったときのLCD表示の一例、図30は、バッテリチェックがNGであるときのLCD表示の一例をそれぞれ示す図である。これらの図におけるLCD34の表示領域62に表示される内容については、上記のカメラの場合と同様であるためその説明は省略する。
【0071】
次に、カメラのリモコンにおけるLCD表示の流れの一例として、電池装填時に標準電波の受信を行った場合について図31〜34を参照して説明する。
【0072】
図31は、時刻および日付が確定した場合のLCD表示の流れの一例を示す図である。同図において、標準電波の受信中は、図31(a)に示すように、「受信中」文字52および電池マーク表示60の点灯と、ハイフン「−」(表示58)の表示がされる。そして、受信が終了すると、図31(b)に示すように、「受信中」文字52が消灯し、「表示OK」文字54が点灯され、表示58には確定した日付が表示される。この状態で、カメラに設けられた画面切り替え用スイッチであるデートスイッチを押すと、図31(c)に示すように表示58は日付表示から時刻表示に切り替わる。この状態で、再びデートスイッチを押すと、図31(b)に示す表示に切り替わり、デートスイッチを押す毎に、図31(b)および図31(c)の表示が繰り返されるようになっている。
【0073】
図32〜34は、日付のみ確定した場合、時刻のみ確定した場合、時刻および日付が共に未確定の場合をそれぞれ示しているが、それらの表示内容は、デート写し込み無しモードの表示がされない点以外は、図17〜19に示すカメラの場合と同様であるため、説明を省略する。
【0074】
以上、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、バッテリチェックNGの場合や、RAM及びEEPROM内の受信に必要な各種パラメータに適切な値が入っておらず受信できない場合に警告が行われるが、電波が弱すぎる環境下において全く信号を受信できないために正しいデータを取得できない場合等において警告を行うようにしてもよい。また、上記実施形態では、表示による警告を行う場合を深夜等に予め設定しているが、ユーザーの意志によって、例えば会議中や電車の中などの音が出ると不都合な場合においては、表示による警告のみを行うように切り替えられるようにしてももちろんよい。
【0075】
また、本発明に係る電波時計装置は、上記の実施形態ではカメラおよびカメラのリモコンに適用されているが、もちろんこれらに限定されるものではなく、他にも、時計機能のみを有する腕時計や置き時計等の時計類や、時計機能を有する家電製品やカー用品等、あらゆるものに適用可能である。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、標準電波の受信に際して、エラー発生時には警告を行うため、受信に際しエラーが発生したことをユーザーが確実に知ることができると共に、時刻や日付が修正されたか否かを毎回の受信について認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電波時計装置を適用したカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】正常時の標準電波を受信回路で受信したときの出力波形を示す図である。
【図3】図2における標準電波のデータのエラー発生時を示す図である。
【図4】図1におけるカメラの基本的な制御処理の概略フローチャートである。
【図5】図1におけるカメラの初期処理のフローチャートである。
【図6】図1におけるカメラの電波受信処理および手動受信処理を示すフローチャートである。
【図7】図1におけるカメラの標準電波受信処理を示すフローチャートである。
【図8】図1におけるカメラの時計修正処理を示すフローチャートである。
【図9】図1におけるカメラの時計処理を示すフローチャートである。
【図10】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図11】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図12】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図13】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図14】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図15】図1におけるカメラのLCD表示の一例を示す図である。
【図16】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図17】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図18】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図19】図1におけるカメラのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図20】図1におけるカメラのブザーによる音の発生パターンを示す図である。
【図21】図1におけるカメラのLEDによる点灯パターンを示す図である。
【図22】本発明の第2の実施形態に係る電波時計装置を内蔵したリモコンの電気的構成を示すブロック図である。
【図23】図22におけるリモコンの基本的な制御処理の概略フローチャートである。
【図24】図22におけるリモコンの初期処理のフローチャートである。
【図25】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図26】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図27】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図28】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図29】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図30】図22におけるリモコンのLCD表示の一例を示す図である。
【図31】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図32】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図33】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【図34】図22におけるリモコンのLCD表示の流れの一例を示す図である。
【符号の説明】
4…電源回路、6…ブザー、9…リモコン受信回路、10…ストロボ回路、11…測光回路、13…標準電波受信回路、15…スイッチ群、16…モータドライバ、17…鏡胴駆動部、18…フィルム給送部、19…シャッタ駆動部、20…受信アンテナ、33…電源回路、36…リモコン送信回路、37…標準電波受信回路、39…スイッチ群、40…受信アンテナ。
Claims (4)
- 基準クロックに基づいて時刻及び日付をカウントアップする時計手段と、
標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記標準電波のデータに基づいて前記時計手段による時刻及び日付を修正する時計修正手段と、
前記標準電波の受信が正常に行われないときに警告を行う警告手段とを備えることを特徴とする電波時計装置。 - 基準クロックに基づいて時刻及び日付をカウントアップする時計手段と、
標準時刻に関する情報を有する標準電波を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記標準電波のデータに基づいて前記時計手段による時刻及び日付を修正する時計修正手段と、
前記標準電波の受信を行うことができない場合に警告を行う警告手段とを備えることを特徴とする電波時計装置。 - 前記警告手段による警告は、表示および音の少なくとも一方によって行われることを特徴とする請求項1または2記載の電波時計装置。
- 前記警告手段は、前記表示および音により警告可能とし、前記標準電波の自動受信の際に警告する場合において、所定の時刻では表示のみによって警告することを特徴とする請求項3記載の電波時計装置。
Priority Applications (1)
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2002
- 2002-07-02 JP JP2002193758A patent/JP2004037206A/ja active Pending
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JP4655512B2 (ja) * | 2004-06-03 | 2011-03-23 | マックス株式会社 | タイムレコーダ |
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