JP2004035536A - ケラチン繊維を染色するのに有用な新規の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジンカップラー - Google Patents

ケラチン繊維を染色するのに有用な新規の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジンカップラー Download PDF

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Abstract

【課題】毒学的な欠点が無く、所望の強さの色調が得られ、光、悪天候、洗浄、パーマネントウエーブ処理、発汗、擦過に対して良好な耐性を示す染毛剤。
【解決手段】少なくとも1種の酸化ベースと、少なくとも一の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジン型カップラーを含有する、ケラチン繊維を染色するのに有用な染色用組成物と、ケラチン繊維を染色するためのこの組成物の用途、並びにこの組成物を使用する染色方法に関する。また本発明は、カップラーとして有用な新規の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジン化合物に関する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
本発明は、少なくとも1種の酸化ベースと、少なくとも一の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジン型カップラーを含有する、ケラチン繊維を染色するのに有用な染色用組成物と、ケラチン繊維を染色するためのこの組成物の用途、並びにこの組成物を使用する染色方法に関する。また本発明は、カップラーとして有用な新規の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジン化合物に関する。
【0002】
一般的に、オルト−又はパラ−フェニレンジアミン類、オルト−又はパラ−アミノフェノール類及び複素環化合物等の、酸化ベース(oxidation bases)として知られている酸化染料先駆物質を含有する染色用組成物でケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色することが知られている。これらの酸化ベースは酸化物質と組み合わされて、酸化縮合プロセスにより着色した化合物を生じうる無色か弱く着色した化合物である。
また、これら酸化ベースにより得られる色調は、酸化ベースをカップラー又は調色剤と組み合わせることにより、変化させることができることも知られており、後者のものは芳香族メタ−ジアミン類、メタ−アミノフェノール類、メタ−ジフェノール類及びある種の複素環化合物、例えばインドール化合物から特に選択される。
酸化ベースとカップラーとして使用される様々な分子により、広範囲の色調を得ることが可能になる。
【0003】
これらの酸化染料により得られる「永久的な」着色は、いくつかの要求をさらに満足させるものでなくてはならない。例えば、毒学的な欠点がなく、所望の強さの色調が得られ、外的要因、例えば光、悪天候、洗浄、パーマネントウェーブ処理、発汗及び擦過に対して良好な耐性を示すものでなくてはならない。
また、着色料はグレイの髪をカバー可能なものでなければならず、最終的に可能な限り非選択的であること、すなわち、実際には毛髪の先端と根本の間で敏感化度(すなわち傷み具合)が異なる、同じケラチン繊維に沿って可能な限り色差が小さくなるようにできなければならない。
【0004】
仏国特許第1397551号には、それぞれの置換基がヒドロキシル、アルコキシ又はアミノ基、もしくはRがH、アルキル又はアリールを表すNR基であってもよい、三置換ピリジン誘導体型の酸化染料先駆物質を含有する染色用組成物が開示されている。塩基性pHで過酸化水素水溶液を含む酸化媒体を使用するか、空気酸化により、着色が得られる。これらのピリジン先駆物質は高い酸化性を有しているために、毛髪上に得られる染色結果は、色調変化により経時的に変化する傾向にあり、これは特に好ましいものではなかった。
【0005】
他の独国特許出願第3233540号では、カップラーとして、R=H、C−Cアルキル又はC−CヒドロキシアルキルであるNH又はNHR基で2位が置換された6−アルコキシ−3−アミノピリジン誘導体を、標準的な酸化ベースと組み合わせて含有する組成物で毛髪を染色することが提案されている。これらの組成物により、ある種のベース、例えばパラ−フェニレンジアミン又はパラ−トルイレンジアミンの存在下でダークブルーの色調が得られるが、これは光に対して敏感で、強さを欠き、毛髪の根本から末端までの均質性を欠くものであった。
【0006】
独国特許出願第4115148号では、酸化ベースとして、第4級アミン又はヒドロキシル基で置換されたトリアミノピリミジン誘導体、メタ−アミノフェノール、及びC−Cアルキルアミノ基で2位が置換された6−メトキシ−3−アミノピリジン誘導体を含有する、毛髪のための染色用組成物が提案されている。このような組成物により、毛髪には黒の着色が付与される。しかしながら、銅色、マホガニー色、赤、青紫又は緑等の色調は、このような組成物では得られなかった。
【0007】
仏国特許出願第2779952号では、酸化ベースとしてピラゾロ[1,5−a]ピリミジンを含有し、カップラーとしてピリジン誘導体を含有する染色用組成物で、毛髪を染色することが提案されている。しかしながら、このような組成物で得られた着色では、毛髪の根本から末端までに得られる色調を均質(又は均一)にすることができなかった。さらに、強さと彩度を欠くものであった。
【0008】
欧州特許出願第728464号には、カップラーとしてピリジン誘導体、酸化ベースとして4,5−又は3,4−ジアミノピラゾールを含有する染色用組成物で毛髪を染色することが提案されている。この解決法により、概ねマホガニー−銅色の色調を得ることができるようになったが、これらの色調は、強さ、シャンプー、光、汗等の外的要因に対する耐性、及び彩度を欠くものであった。
【0009】
独国特許出願第19936442号には、H、アミノ、ヒドロキシル又はアルコキシ基で3及び6位が置換された2−アミノピリジンから誘導されたカップラー、及び/又はメチルアミノフェノールから誘導されたカップラーの少なくとも1種と、酸化ベースとしてパラ−アミノフェノール誘導体を含有する、ヒトの毛髪を染色するための染色用組成物が提案されている。このような組成物では、自然のチェスナット色に毛髪を染色することができるだけである。さらに、得られる染色は、特に光沢と彩度に欠けるものであった。
【0010】
本発明の目的は、従来技術の欠点を有さないケラチン繊維を染色するための新規の染色用組成物を提供することにある。特に、本発明の目的は、種々の色調、特に原色で、強い着色を生じることが可能であると同時に、比較的非選択的で特に耐性があり、強力で、毛髪の根本から末端までの染色結果が均質であり、良好な彩度を付与する組成物を提供することにある。
【0011】
この目的は、その主題が、染色に適した媒体に、少なくとも1種の酸化ベースと、次の式(I):
Figure 2004035536
[上式中、
− Rは、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ及びNR基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよいC−Cアルキル基を表し、ここでR及びRは、水素及びC−Cアルキル、C−C(ポリ)ヒドロキシアルキル、C−C(ポリ)アミノアルキル及びC−Cアミノヒドロキシアルキル基から選択され;
− R及びRは、それらが結合している窒素原子と共に5員ないし8員環を形成し、その炭素環の一又は複数の炭素原子は、酸素原子、置換されていてもよい窒素原子、硫黄原子、又はSO基に置き換えられていてもよく、またその炭素原子は互いに独立して置換されていてもよく;該環はペルオキシド結合、又はジアゾもしくはニトロソ基を含まない]
の少なくとも一の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジンカップラー又はその対応する付加塩を含有せしめてなる染色用組成物にある本発明によって達成される。
好ましくは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と共に、ピロリジン、ピペリジン、ホモピペリジン、ピペラジン、ホモピペラジン及びジアゼパンから選択される5員ないし8員の複素環を形成する。
【0012】
特定の実施態様において、前記環は次の基:
(i)  ヒドロキシル、アミノ、C−C(ジ)アルキルアミノ及びカルボキシル基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよいC−Cアルキル;
(ii) ヒドロキシル;
(iii)アミノ;
(iv) C−C(ジ)アルキルアミノ;
(v)  カルボキシル;
(vi) カルボキサミド;
(vii)スルホンアミド;
から選択される一又は複数の基で置換されていてもよい。
【0013】
好ましい一実施態様において、R及びRは共に、2,5−ジメチルピロリジン、プロリン、3−ヒドロキシプロリン、4−ヒドロキシプロリン、2,4−ジカルボキシピロリジン、3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン、2−カルボキサミドピロリジン、3−ヒドロキシ−2−カルボキサミドピロリジン、2−(ジエチルカルボキサミド)ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン、3,4−ジヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン、3−ヒドロキシピロリジン、3,4−ジヒドロキシピロリジン、3−アミノピロリジン、3−メチルアミノピロリジン、4−アミノ−3−ヒドロキシピロリジン、3−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノピロリジン、3−アセトアミドピロリジン、3−(メチルスルホニルアミノ)ピロリジン、ピペリジン、2,6−ジメチルピペリジン、2−カルボキシ−ピペリジン、2−カルボキサミドピペリジン、2−ヒドロキシメチル−ピペリジン、3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピペリジン、3−ヒドロキシピペリジン、4−ヒドロキシピペリジン、3−ヒドロキシ−メチルピペリジン、ホモピペリジン、2−カルボキシホモピペリジン、2−カルボキサミドホモピペリジン、ジアゼパン、N−メチルジアゼパン及びN−(2−ヒドロキシエチル)ジアゼパン、及びその付加塩から選択される複素環を形成する。
好ましくは、R及びRは共に、ピロリジン、3−ヒドロキシピロリジン、3−アミノピロリジン、3−アセトアミドピロリジン、3−(メチルスルホニルアミノ)ピロリジン、プロリン、3−ヒドロキシプロリン、ピペリジン、ヒドロキシピペリジン、ホモピペリジン、ジアゼパン、N−メチルジアゼパン(N−メチルホモピペラジンとも称される)、及びN−β−ヒドロキシエチルジアゼパン(N−β−ヒドロキシエチルホモピペラジンとも称される)、及びその付加塩から選択される複素環を形成する。
【0014】
本発明において、「アルキル」なる用語は、直鎖状又は分枝状の基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル等を意味する。アルコキシ基はalk−O基であり、アルキル基は上述した定義を有する。「ハロゲン」なる用語は、好ましくはCl、Br又はIを示す。
(ポリ)アミノアルキル基は、一又は複数のアミノ基で置換されたアルキル基である。(ポリ)ヒドロキシアルキル基は一又は複数のヒドロキシル置換基で置換されたアルキル基である。
【0015】
挙げることのできる式(I)の化合物の例には:
− 6−メトキシ−2−ピロリジン−1−イルピリド−3−イルアミン;
− 2−(2,5−ジメチルピロリジン−1−イル)−6−メトキシピリド−3−イルアミン;
− 6−メトキシ−2−モルホリン−4−イルピリド−3−イルアミン;
− N−[1−(3−アミノ−6−メトキシピリド−2−イル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
− 6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
− 2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール;
− 6−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリド−3−イルアミン;
− 6’−メトキシ−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
− 6’−メトキシ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
− 2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール;
及びその付加塩が含まれる。
化合物6−メトキシ−2−ピロリジン−1−イルピリド−3−イルアミンとその付加塩が特に使用される。
【0016】
本発明の酸化染色用組成物は、酸化染色に従来から使用されている一又は複数の酸化ベースを含有する。例えば、これらの酸化ベースは、パラ−フェニレンジアミン類、ビス(フェニル)アルキレンジアミン類、パラ−アミノフェノール類、オルト−アミノフェノール類及び上述したもの以外の複素環ベース、及びそれらの付加塩から選択される。
【0017】
特に挙げることのできるパラ−フェニレンジアミン類は、例えばパラ−フェニレンジアミン、パラ−トルイレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジプロピル−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノ−N,N−ジエチル−3−メチルアニリン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルアニリン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−クロロアニリン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−フルオロ−パラ−フェニレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−3−メチル−パラ−フェニレンジアミン、N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(4’−アミノフェニル)−パラ−フェニレンジアミン、N−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2−β−アセチルアミノエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−メトキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノフェニルピロリジン、2−チエニル−パラ−フェニレンジアミン及び2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−アミノトルエン、及びそれらの酸付加塩である。
上述したパラ−フェニレンジアミン類の中でも、パラ−フェニレンジアミン、パラ−トルイレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン及び2−β−アセチルアミノエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン及びそれらの酸付加塩が特に好ましい。
【0018】
挙げることのできるビス(フェニル)アルキレンジアミン類は、例えばN,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパノール、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(4−メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(エチル)−N,N’−ビス(4’−アミノ−3’−メチルフェニル)エチレンジアミン、及び1,8−ビス(2,5−ジアミノフェノキシ)−3,6−ジオキサオクタン及びそれらの酸付加塩である。
【0019】
挙げることのできるパラ−アミノフェノール類は、例えばパラ−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、4−アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキシメチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール、4−アミノ−2−(β−ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール及び4−アミノ−2−フルオロフェノール、及びそれらの酸付加塩である。
挙げることのできるオルト−アミノフェノール類は、例えば2−アミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール及び5−アセトアミド−2−アミノフェノール、及びそれらの酸付加塩である。
【0020】
挙げることのできる複素環ベースは、例えばピリジン誘導体、ピリミジン誘導体及びピラゾール誘導体である。
挙げることのできるピリジン誘導体は、例えば英国特許第1026978号及び英国特許第1153196号に記載されている化合物、例えば2,5−ジアミノピリジン、2−(4−メトキシフェニル)アミノ−3−アミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、2−(β−メトキシエチル)アミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン、及び3,4−ジアミノピリジン、及びそれらの酸付加塩である。
【0021】
挙げることのできるピリミジン誘導体は、例えば独国特許第2359399号;日本国特許第88−169571号;日本国特許第05163124号;欧州特許第0770375号又は国際公開第96/15765号に記載されている化合物、例えば2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノピリミジンであり、また仏国特許出願公開第2750048号に記載されているようなピラゾロピリミジン誘導体、例えば、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン;2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン;3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オール;3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール;2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)エタノール;2−(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミノ)エタノール;2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール;2−[(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール;5,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;2,5,N7,N7−テトラメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン及び3−アミノ−5−メチル−7−イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン及びそれらの酸付加塩及び互変異性平衡が存在する場合にはそれらの互変異性体を挙げることができる。
【0022】
挙げることのできるピラゾール誘導体は、独国特許第3843892号及び独国特許第4133957号及び国際公開第94/08969号、国際公開第94/08970号、仏国特許出願公開第2733749号及び独国特許第19543988号に記載されている化合物、例えば4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾール、3,4−ジアミノピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−3−フェニルピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメチル−5−ヒドラジノピラゾール、1−ベンジル−4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−tert−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−tert−ブチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4’−メトキシフェニル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−5−(2’−アミノエチル)アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、3,4,5−トリアミノピラゾール、1−メチル−3,4,5−トリアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−1−メチル−4−メチルアミノピラゾール、及び3,5−ジアミノ−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルピラゾール、及びそれらの酸付加塩である。
【0023】
酸化ベースは、染色用組成物の全重量に対して一般的に約0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜6重量%の量で存在している。
【0024】
本発明の組成物は、ケラチン繊維の染色に従来から使用されている一又は複数の付加的なカップラーを含有してもよい。このような付加的なカップラーとしては、特にメタ−フェニレンジアミン類、メタ−アミノフェノール類、メタ−ジフェノール類、ナフタレンカップラー及び複素環カップラー、及びそれらの付加塩を挙げることができる。
挙げることのできる例には、2−メチル−5−アミノフェノール、5−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノール、6−クロロ−2−メチル−5−アミノフェノール、3−アミノフェノール、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2,4−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、3−ウレイドアニリン、3−ウレイド−1−ジメチルアミノベンゼン、セサモール、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、α−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、6−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−N−メチルインドール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン、1−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン及び2,6−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、及びそれらの酸付加塩が含まれる。
本発明の組成物において、カップラーは、染色用組成物の全重量に対して、約0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜6重量%の量で一般的に存在している。
【0025】
一般的に、本発明において使用される酸化ベース及びカップラーの付加塩は、特に酸付加塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、トシル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、リン酸塩及び酢酸塩、さらに例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、アミン又はアルカノールアミン等の塩基との付加塩から選択される。
【0026】
本発明の染色用組成物は、ニトロベンゼン染料、カチオン性直接染料、アゾ直接染料及びメチン直接染料から選択され得る一又は複数の直接染料をさらに含有してもよい。
【0027】
染色用支持体としても公知の染色に適した媒体は、一般的に、水、又は水に十分には溶解しない化合物を溶解させるための少なくとも1種の有機溶媒と水との混合物からなる。挙げることのできる有機溶媒の例には、C−C低級アルカノール類、例えばエタノール及びイソプロパノール;ポリオール及びポリオールエーテル類、例えば2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル及びモノエチルエーテル、並びに芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール又はフェノキシエタノール、及びそれらの混合物が含まれる。
溶媒は、染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、さらに好ましくは約5重量%〜30重量%の割合で存在し得る。
【0028】
本発明の染色用組成物は、従来より毛髪の染色用組成物に使用されている種々のアジュバント、例えば、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性イオン性の界面活性剤又はそれらの混合物、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性イオン性のポリマー又はそれらの混合物、無機又は有機の増粘剤、特にアニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の会合性増粘剤、酸化防止剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散剤、コンディショニング剤、例えば揮発性又は非揮発性で、変性又は未変性のシリコーン、皮膜形成剤、セラミド、防腐剤及び乳白剤をさらに含有してもよい。
上述したアジュバントは、それぞれ、組成物の全重量に対して0.01重量%〜20重量%の量で、一般的に存在している。
言うまでもなく、当業者であれば、本発明の酸化染色組成物に固有の有利な特性が、考えている添加によって悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意して、これらの任意の付加的な化合物を選択するであろう。
【0029】
本発明の染色用組成物のpHは、一般的に約3〜12、好ましくは約5〜11である。それは、ケラチン繊維の染色に通常使用されている酸性化剤又は塩基性化剤を使用するか、又は標準的なバッファー系を使用して所望の値に調節することができる。
挙げることのできる酸性化剤は、例えば、無機酸又は有機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸、及びスルホン酸である。
挙げることのできる塩基性化剤は、例えば、アンモニア水、アルカリ金属の炭酸塩、アルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンとその誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の式(III):
Figure 2004035536
[ここで、Wは、C−Cアルキル基又はヒドロキシル基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R、R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素原子、C−Cアルキル基又はC−Cヒドロキシアルキル基を表す]
の化合物である。
【0030】
本発明の染色用組成物は種々の形態、例えば、液体、クリーム又はゲルの形態、又はケラチン物質、特にヒトの毛髪の染色に適した任意の他の形態にすることができる。
【0031】
本発明の染色方法は、本発明の組成物を繊維に適用し、酸化剤を使用して発色させるものである。色調は、酸性、中性又はアルカリ性のpHで発現し、酸化剤は、本発明の組成物の丁度使用時にのみ混合されるか、又は本発明の組成物と同時に又は逐次適用され、該酸化剤を含有する酸化組成物で出発して使用される。特定の一実施態様において、染色に適した媒体に、発色させるのに十分な量の少なくとも1種の酸化剤を含有せしめてなる組成物と、本発明の組成物とを、好ましくは使用時に混合する。ついで、得られた混合物をケラチン繊維に適用する。約3〜50分、好ましくは約5〜30分間作用させた後にケラチン繊維をすすいで、シャンプーで洗髪し、再度すすいで乾燥させる。
【0032】
ケラチン繊維の酸化染色において従来から使用されている酸化剤は、例えば過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属の臭素酸塩、過酸塩、例えば過ホウ酸塩及び過硫酸塩、過酸及びオキシダーゼ酵素、例えばペルオキシダーゼ、2電子オキシドレダクターゼ、例えばウリカーゼ、及び4電子オキシドレダクターゼ、例えばラッカーゼである。過酸化水素が特に好ましい。
【0033】
また酸化組成物は、毛髪の染色用組成物に従来から使用されている、本発明の組成物において上述したような種々のアジュバントをさらに含有してもよい。
酸化剤を含有する酸化組成物のpHは、染色用組成物と混合した後に得られる、ケラチン繊維に適用される組成物のpHが、約3〜12、好ましくは約5〜11の範囲にあるようになされる。それは、ケラチン繊維の染色に通常使用される、上述したような、酸性化剤又は塩基性化剤を使用することにより、所望の値に調節される。
【0034】
最終的にケラチン繊維に適用される使用準備が整った組成物は、種々の形態、例えば、液体、クリーム又はゲルの形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色するのに適した任意の他の形態にすることができる。
【0035】
本発明の他の主題は、複数の区画部を有する染色具又は染色「キット」にあり、その第1の区画部は上述した本発明の染色用組成物を含み、第2の区画部は酸化組成物を含む。これらの染色具は、毛髪に所望の混合物を塗布する手段、例えば本出願人名義の仏国特許第2586913号に記載されている手段を具備したものであってよい。
【0036】
最後に、本発明の主題は、上述した式(I)の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジン化合物、及びその相当する付加塩にあるが、但し、式(I)の化合物は3−アミノ−6−メトキシ−2−(4−メチル−2−プロピルイミダゾール−1−イル)−ピリジン又は3−アミノ−6−メトキシ−2−ピロロ−ピリジンではない。
【0037】
これらの化合物は、次の合成スキームに従い合成される:
Figure 2004035536
第1工程は、70℃〜180℃の沸点を有する極性溶媒中で、R及びRが上述した意味を有するHNRタイプのアミンと、6−アルコキシ−3−ニトロ−2−ハロピリジン誘導体とを反応させることからなる。反応温度はピリジン誘導体及び求核性アミンに応じて、75℃〜140℃の間で変わる。アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール又はペンタノール、及び酢酸、ギ酸又はジオキサン及びDMFが、溶媒として好ましく選択される。
第2工程は、パラジウムの存在下でのギ酸/酢酸組又は金属水素化物、又は水素転移、又は不均一系触媒下における水素化によって行われる還元反応である。例えば、パラジウム(0)、Pd(II)又はPtO又はレーニーニッケルにより触媒される水素化という、文献において広く例証されている方法が使用される。
パラジウムの存在下でシクロヘキセンを反応させることによる水素転移による還元も、また非常に効果的であることが分かった。
【0038】
次の実施例は本発明を例証するために提供されるもので、限定する性質のものではない。
合成例:
実施例1:6−メトキシ−2−ピロリジン−1−イルピリド−3−イルアミン
A)6−メトキシ−3−ニトロ−2−ピロリジン−1−イルピリジンの合成:
10g(0.053mol)の2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、60mlのエタノール、及び7.54g(0.1mol)のピロリジンを、完備した丸底フラスコ中に配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついでこの反応媒体を氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
11.6gの黄色パウダーが得られる(収率=98.3%、融点=82℃)。
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0039】
B)6−メトキシ−2−ピロリジン−1−イルピリド−3−イルアミンの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された10g(0.045mol)の6−メトキシ−3−ニトロ−2−ピロリジン−1−イルピリジン、150mlのエタノール及び2gのパラジウム炭をハイドロジェネータに配する。
混合物を8バール圧で2時間還元し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。
ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生じた沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
11gのベージュ色のパウダーが、収率=92.3%で得られる。
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 45.11  H 6.68  N 15.18  O 9.86  Cl 24.13
算出値:C 45.13  H 6.44  N 15.79  O 6.01  Cl 26.64
【0040】
実施例2:2−(2,5−ジメチルピロリジン−1−イル)−6−メトキシピリド−3−イルアミン
A)2−(2,5−ジメチルピロリジン−1−イル)−6−メトキシ−3−ニトロピリジンの合成:
4g(0.0212mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、40mlのエタノール、及び4.2g(0.042mol)の2,5−ジメチルピロリジンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
4.93gの黄色パウダーが得られる。
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0041】
B)2−(2,5−ジメチルピロリジン−1−イル)−6−メトキシピリド−3−イルアミンの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された4.2g(0.017mol)の生成物2−(2,5−ジメチルピロリジン−1−イル)−6−メトキシ−3−ニトロピリジン、40mlのエタノール、10mlのシクロヘキセン及び1.5gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
4.28gのパウダーが得られる;収率=89.2%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 54.05  H 7.26  N 15.57  O 11.66  Cl 11.68
算出値:C 55.92  H 7.82  N 16.3  O 6.21  Cl 13.75
【0042】
実施例3:6−メトキシ−2−モルホリン−4−イルピリド−3−イルアミン
A)4−(6−メトキシ−3−ニトロピリド−2−イル)モルホリンの合成:
5g(0.0265mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、50mlのエタノール、及び4.62ml(0.053mol)のモルホリンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
6.32gの黄色パウダーが得られる。
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0043】
B)6−メトキシ−2−モルホリン−4−イルピリド−3−イルアミンの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された6.19g(0.026mol)の生成物4−(6−メトキシ−3−ニトロピリド−2−イル)モルホリン、50mlのエタノール、20mlのシクロヘキセン及び2gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで濾過して触媒を除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
6.21gのパウダーが得られる;収率=98.1%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 42.49  H 6.40  N 14.17  O 15.70  Cl 21.82
算出値:C 42.57  H 6.07  N 14.89  O 11.34  Cl 25.13
【0044】
実施例4:N−[1−(3−アミノ−6−メトキシピリド−2−イル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド
A)N−[1−(6−メトキシ−3−ニトロピリド−2−イル)ピロリジン−3−イル]アセトアミドの合成:
2g(0.01mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、30mlのジオキサン、5mlの水、及び2.56g(0.2mol)の3−アセトアミドピロリジンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
2.51gの黄色パウダーが得られる。
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0045】
B)N−[1−(3−アミノ−6−メトキシピリド−2−イル)ピロリジン−3−イル]アセトアミドの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された2.35g(0.0084mol)の生成物N−[1−(6−メトキシ−3−ニトロピリド−2−イル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド、15mlのエタノール、7mlのシクロヘキセン及び0.7gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
2.05gの褐色パウダーが得られる。
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 50.26  H 6.68  N 19.54  O 11.16  Cl 12.36
算出値:C 50.16  H 6.83  N 19.42  O 11.30  Cl 12.42
【0046】
実施例5:6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン:
A)6’−メトキシ−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリルの合成:
1.9g(0.01mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、30mlのジオキサン、5mlの水、及び1.98ml(0.02mol)のピペリジンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
2.14gの黄色パウダーが得られる。
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0047】
B)6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミンの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された2g(0.0084mol)の生成物6’−メトキシ−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル、50mlのエタノール、5mlのシクロヘキセン及び0.5gのパラジウム炭を完備丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
1.57gのパウダーが得られる;収率=77%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 47.19  H 6.81  N 14.81  O 6.45  Cl 25.44
算出値:C 47.15  H 6.83  N 15   O 5.71  Cl 25.31
【0048】
実施例6:2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール:
A)2−(6’−メトキシ−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノールの合成:
5g(0.0265mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、50mlのエタノール、及び6.78ml(0.053mol)のピロリジンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
7.01gの黄色パウダーが得られる;収率=94.1%
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0049】
B)2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノールの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された6.5g(0.023mol)の生成物2−(6’−メトキシ−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール、50mlのエタノール、20mlのシクロヘキセン及び1.5gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
6.46gのパウダーが得られる;収率=97.9%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 48.02  H 7.23  N 12.25  O 12.41  Cl 19.36
算出値:C 48.15  H 7.15  N 12.96  O 9.87  Cl 21.87
【0050】
実施例7:6−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリド−3−イルアミン:
A)1−(6−メトキシ−3−ニトロピリド−2−イル)−4−メチルピペラジンの合成:1.9g(0.01mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、30mlのジオキサン、5mlの水、及び2.21ml(0.02mol)の1−メチルピペリジンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
1.022gの黄色パウダーが得られる;収率=41%
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0051】
B)6−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリド−3−イルアミンの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された1.30g(0.0052mol)の生成物1−(6−メトキシ−3−ニトロピリド−2−イル)−4−メチルピペラジン、25mlのエタノール、5mlのシクロヘキセン及び0.6gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
1.024gのパウダーが得られる;収率=77%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHNOCl分析:
実測値:C 43.12  H 7.02  N     O 9.47  Cl 22.77
算出値:C 44.76  H 6.83  N 18.98  O 5.42  Cl 24.02
【0052】
実施例8:6’−メトキシ−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン:
A)6’−メトキシ−2−メチル−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリルの合成:
5g(0.027mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、50mlのエタノール、及び6.26ml(0.053mol)の2−メチルピペリジンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
6.48gの黄色パウダーが得られる;収率=100%
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0053】
B)6’−メトキシ−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミンの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された5g(0.02mol)の生成物6’−メトキシ−2−メチル−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル、50mlのエタノール、20mlのシクロヘキセン及び1.5gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
5.1gのパウダーが得られる;収率=100%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 48.79  H 7.16  N 14.04  O 7.04  Cl 22.01
算出値:C 48.99  H 7.19  N 14.28  O 5.44  Cl 24.1
【0054】
実施例9:6’−メトキシ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン
A)6’−メトキシ−3−メチル−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリルの合成
5g(0.027mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、50mlのエタノール、及び6.26ml(0.053mol)の2−メチルピペリジンを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
6.41gの黄色パウダーが得られる;収率=96.4%
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0055】
B)6’−メトキシ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミンの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された6.25g(0.025mol)の生成物6’−メトキシ−3−メチル−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル、50mlのエタノール、20mlのシクロヘキセン及び2.0gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
5.51gのパウダーが得られる;収率=86%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 50.31  H 7.22  N 13.99  O 7.33  Cl 20.16
算出値:C 48.99  H 7.19  N 14.28  O 5.44  Cl 24.1
【0056】
実施例10:2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール
A)2−(6’−メトキシ−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノールの合成:
5g(0.027mol)の生成物2−クロロ−3−ニトロ−6−メトキシピリジン、50mlのエタノール、及び6.78ml(0.053mol)の2−ピペリジンエタノールを、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで氷/水の混合物に、攪拌しながら注ぐ。生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
7.01gの黄色パウダーが得られる;収率=94.1%
質量分析法及び磁気共鳴分光法による分析:一致。
【0057】
B)2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノールの合成:
Figure 2004035536
上述した手順に従い合成された6.5g(0.023mol)の生成物2−(6’−メトキシ−3’−ニトロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール、50mlのエタノール、20mlのシクロヘキセン及び1.5gのパラジウム炭を、完備した丸底フラスコに配する。
混合物を攪拌しつつ2時間還流し、ついで触媒を濾過して除去し、濾液を塩酸で酸性化する。ジイソプロピルエーテルで希釈した後、生成された沈殿物を吸引濾過し、一定重量になるまで真空下で乾燥させる。
6.46gのパウダーが得られる;収率=97.9%
質量分析法及び磁気共鳴による分析:一致。
CHClNO分析:
実測値:C 48.02  H 7.23  N 12.25  O 12.41  Cl 19.36
算出値:C 48.16  H 7.15  N 12.96  O 9.87  Cl 21.87
【0058】
染色例
以下の染色用組成物を調製した
Figure 2004035536
染色用支持体(1)pH7
96°エチルアルコール             20g
35%水溶液としてのメタ重亜硫酸ナトリウム    0.2275gA.M.
ジエチレントリアミノ五酢酸の五ナトリウム塩    0.48gA.M.
セピック社(SEPPIC)からオラミックス(Oramix)
CG110の名称で60%の水溶液として販売
されているC−C15アルキルポリグルコシド   3.6gA.M.
ベンジルアルコール                2.0g
8molのEOを含有するポリエチレングリコ
ール                       3.0g
HPO                  20.9g
KHPO                  10.88g
【0059】
各組成物を使用時に20容量の水性過酸化水素水(6重量%)と同量ずつ混合した。使用した支持体に応じて、最終pH7又は9.5が得られた。
得られた各混合物を、白髪を90%含有するグレイの毛髪の束に適用した。30分の作用時間の後、毛髪の束を標準的なシャンプーで洗浄し、すすいで乾燥させた。
染色前後の毛髪の束を、ミノルタCM2002(登録商標)分光光度計(光源D65)を使用し、L系により評価する。
このL空間において、明度は0〜100の尺度でL値により示され、一方、色度座標は、aが赤−緑軸を、bが黄−青軸である2つの色軸を示すa及びbにより表される。
この系において、L値が大きくなればなる程、色は淡くなり、強さが低下する。逆に、L値が小さくなればなるほど、色は暗くなるか又は強まる。
次の染色結果が得られた:
Figure 2004035536

Claims (21)

  1. 染色に適した媒体中に:
    − 少なくとも1種の酸化ベースと、
    − 次の式(I):
    Figure 2004035536
    [上式中:
    − Rは、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ及びNR基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよいC−Cアルキル基を表し、ここでR及びRは、水素及びC−Cアルキル、C−C(ポリ)ヒドロキシアルキル、C−C(ポリ)アミノアルキル及びC−Cアミノヒドロキシアルキル基から選択され;
    − R及びRは、それらが結合している窒素原子と共に5員ないし8員環を形成し、その炭素環の一又は複数の炭素原子は、酸素原子、置換されていてもよい窒素原子、硫黄原子、又はSO基に置き換えられていてもよく、またその炭素原子は互いに独立して置換されていてもよく;該環はペルオキシド結合、又はジアゾもしくはニトロソ基を含まない]
    の少なくとも一の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジンカップラー又はその対応する付加塩を含有せしめてなる、染色用組成物。
  2. 及びRが、それらが結合している窒素原子と共に、ピロリジン、ピペリジン、ホモピペリジン、ピペラジン、ホモピペラジン及びジアゼパン複素環から選択される5員ないし8員の複素環をさらに形成し、該環が次の基:
    (i)  ヒドロキシル、アミノ、C−C(ジ)アルキルアミノ及びカルボキシル基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよいC−Cアルキル;
    (ii) ヒドロキシル;
    (iii)アミノ;
    (iv) C−C(ジ)アルキルアミノ;
    (v)  カルボキシル;
    (vi) カルボキサミド;
    (vii)スルホンアミド;
    から選択される一又は複数の基で置換されていてもよい、請求項1に記載の組成物。
  3. 及びRが、2,5−ジメチルピロリジン、プロリン、3−ヒドロキシプロリン、4−ヒドロキシプロリン、2,4−ジカルボキシピロリジン、3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン、2−カルボキサミドピロリジン、3−ヒドロキシ−2−カルボキサミドピロリジン、2−(ジエチルカルボキサミド)ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン、3,4−ジヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン、3−ヒドロキシピロリジン、3,4−ジヒドロキシピロリジン、3−アミノピロリジン、3−メチルアミノピロリジン、4−アミノ−3−ヒドロキシピロリジン、3−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノピロリジン、3−アセトアミドピロリジン、3−(メチルスルホニルアミノ)ピロリジン、ピペリジン、2,6−ジメチルピペリジン、2−カルボキシ−ピペリジン、2−カルボキサミドピペリジン、2−ヒドロキシメチル−ピペリジン、3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピペリジン、3−ヒドロキシピペリジン、4−ヒドロキシピペリジン、3−ヒドロキシメチルピペリジン、ホモピペリジン、2−カルボキシホモピペリジン、2−カルボキサミドホモピペリジン、ジアゼパン、N−メチルジアゼパン及びN−(2−ヒドロキシエチル)ジアゼパンから選択される複素環を形成する、請求項1に記載の組成物。
  4. 及びRが、ピロリジン、3−ヒドロキシピロリジン、3−アミノピロリジン、3−アセトアミドピロリジン、3−(メチルスルホニルアミノ)ピロリジン、プロリン、3−ヒドロキシプロリン、ピペリジン、ヒドロキシピペリジン、ホモピペリジン、ジアゼパン、N−メチルジアゼパン及びN−β−ヒドロキシエチルジアゼパン、並びにその付加塩から選択される複素環を形成する、請求項3に記載の組成物。
  5. 式(I)の化合物が:
    − 6−メトキシ−2−ピロリジン−1−イルピリド−3−イルアミン;
    − 2−(2,5−ジメチルピロリジン−1−イル)−6−メトキシピリド−3−イルアミン;
    − 6−メトキシ−2−モルホリン−4−イルピリド−3−イルアミン;
    − N−[1−(3−アミノ−6−メトキシピリド−2−イル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    − 6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
    − 2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール;
    − 6−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリド−3−イルアミン;
    − 6’−メトキシ−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
    − 6’−メトキシ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
    − 2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール;
    及びその付加塩から選択される請求項1に記載の組成物。
  6. 酸化ベースが、パラ−フェニレンジアミン類、ビス(フェニル)アルキレンジアミン類、パラ−アミノフェノール類、オルト−アミノフェノール類及び複素環ベース、並びにそれらの付加塩から選択される、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 酸化ベースが、染色用組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%の量で存在している、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. メタ−フェニレンジアミン類、メタ−アミノフェノール類、メタ−ジフェノール類、ナフタレンカップラー及び複素環カップラー類、並びにそれらの付加塩から選択される一又は複数の付加的なカップラーを含有する、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. カップラーが、染色用組成物の全重量に対して、0.001重量%〜10重量%の量で存在している、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物をケラチン繊維に適用し、酸化剤を使用して発色させることを特徴とする、ケラチン繊維の酸化染色方法。
  11. 酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩、過酸塩、過酸及びオキシダーゼ酵素から選択される、請求項10に記載の方法。
  12. 酸化剤を使用時に請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物と混合する、請求項9又は10に記載の方法。
  13. 酸化剤が、酸化組成物の形態で、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物と同時に又は続いて繊維に適用される、請求項10ないし12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 第1の染色用区画部が請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物を含み、第2の区画部が酸化組成物を含む、複数の区画部を有する染色具又は複数の区画部を有する染色キット。
  15. ケラチン繊維を染色するための、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  16. 次の式(I):
    Figure 2004035536
    [上式中:
    − Rは、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ及びNR基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよいC−Cアルキル基を表し、ここでR及びRは、水素原子、C−Cアルキル、C−C(ポリ)ヒドロキシアルキル、C−C(ポリ)アミノアルキル及びC−Cアミノヒドロキシアルキル基からなる群から選択され;
    − R及びRは、それらが結合している窒素原子と共に5員ないし8員環を形成し、その炭素環の一又は複数の炭素原子は、酸素原子、置換されていてもよい窒素原子、硫黄原子、又はSO基に置き換えられていてもよく、またその炭素原子は互いに独立して置換されていてもよく;該環はペルオキシド結合、又はジアゾもしくはニトロソ基を含まない]
    の6−アルコキシ−2,3−ジアミノピリジン化合物又はその付加塩であって、但し、3−アミノ−6−メトキシ−2−(4−メチル−2−プロピルイミダゾール−1−イル)−ピリジン又は3−アミノ−6−メトキシ−2−ピロロ−ピリジンではない化合物。
  17. 及びRが、それらが結合している窒素原子と共に、ピロリジン、ピペリジン、ホモピペリジン、ピペラジン、ホモピペラジン及びジアゼパン複素環から選択される5員ないし8員の複素環を形成する、請求項16に記載の化合物。
  18. 及びRが、それらが結合している窒素原子と共に、ピロリジン、ピペリジン、ホモピペリジン、ピペラジン、ホモピペラジン及びジアゼパン複素環から選択される5員ないし8員の複素環をさらに形成し、該環が次の基:
    (viii) ヒドロキシル、アミノ、C−C(ジ)アルキルアミノ及びカルボキシル基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよいC−Cアルキル;
    (ix)   ヒドロキシル;
    (x)    アミノ;
    (xi)   C−C(ジ)アルキルアミノ;
    (xii)  カルボキシル;
    (xiii) カルボキサミド;
    (xiv)  スルホンアミド;
    から選択される一又は複数の基で置換されていてもよい、請求項17に記載の化合物。
  19. 及びRが、2,5−ジメチルピロリジン、プロリン、3−ヒドロキシプロリン、4−ヒドロキシプロリン、2,4−ジカルボキシピロリジン、3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン、2−カルボキサミドピロリジン、3−ヒドロキシ−2−カルボキサミドピロリジン、2−(ジエチルカルボキサミド)ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン、3,4−ジヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン、3−ヒドロキシピロリジン、3,4−ジヒドロキシピロリジン、3−アミノピロリジン、3−メチルアミノピロリジン、4−アミノ−3−ヒドロキシピロリジン、3−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノピロリジン、2,6−ジメチルピペリジン、2−カルボキシピペリジン、2−カルボキサミドピペリジン、2−ヒドロキシメチル−ピペリジン、3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピペリジン、3−ヒドロキシピペリジン、4−ヒドロキシピペリジン、3−ヒドロキシ−メチルピペリジン、ホモピペリジン、2−カルボキシホモピペリジン、2−カルボキサミドホモピペリジン、ジアゼパン、N−メチルジアゼパン及びN−(2−ヒドロキシエチル)ジアゼパンから選択される複素環を形成する、請求項17に記載の化合物。
  20. 及びRが、ピロリジン、3−ヒドロキシピロリジン、3−アミノピロリジン、3−アセトアミドピロリジン、3−(メチルスルホニルアミノ)ピロリジン、プロリン、3−ヒドロキシプロリン、ピペリジン、ヒドロキシピペリジン、ホモピペリジン、ジアゼパン、N−メチルホモピペラジン、及びN−β−ヒドロキシエチルホモピペラジン、並びにその付加塩から選択される複素環を形成する、請求項19に記載の化合物。
  21. − 6−メトキシ−2−ピロリジン−1−イルピリド−3−イルアミン;
    − 2−(2,5−ジメチルピロリジン−1−イル)−6−メトキシピリド−3−イルアミン;
    − 6−メトキシ−2−モルホリン−4−イルピリド−3−イルアミン;
    − N−[1−(3−アミノ−6−メトキシピリド−2−イル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    − 6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
    − 2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール;
    − 6−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリド−3−イルアミン;
    − 6’−メトキシ−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
    − 6’−メトキシ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−3’−イルアミン;
    − 2−(3’−アミノ−6’−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジリル−2−イル)エタノール;
    及びその付加塩から選択される請求項16に記載の化合物。
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