JP2004034468A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートロード機能上における搬送エラーを検知してユーザに知らせ、用紙セッティングのミスを未然に防ぐことができるようにする。
【解決手段】連続用紙100の送り穴を搬入トラクタ3に装着しただけの状態で搬入および搬出トラクタ3,4を用紙搬送方向に送り動作させ、連続用紙100を搬出トラクタ4へと向かわせてその送り穴を搬出トラクタに自動装着させるオートロード機能を備えたプリンタ装置であって、オートロード機能による動作に伴い搬入用紙センサ6Aのみが用紙有りを検出してから搬出用紙センサ6Bが用紙有りを検出するまでの間に送り動作した搬入および搬出トラクタ3,4の送り量を求めるマイクロコンピュータと、搬入および搬出トラクタ3,4の送り量が所定の許容範囲外となる場合、オートロード機能上における搬送エラーを報知する表示パネル7とを備える。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の送り穴を有する連続用紙の搬送を2組のトラクタを介して行うプリンタ装置に関し、特に、連続用紙の送り穴を一方のトラクタに手動装着しただけで他方のトラクタに自動装着できるオートロード機能に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタ装置の要部を図9に示す。このプリンタ装置は、多数の送り穴を有する連続用紙100を用紙ホッパ2から引き出し、プリント処理部1の搬入側(下側)および搬出側(上側)に位置する搬入および搬出トラクタ3,4を搬送方向に送り動作させ、これら両トラクタ3,4に送り穴を連続的に装着させながらプリント処理部1周辺の連続用紙100を具合良く搬送できるように構成したものである。ちなみに、連続用紙100は、図10に例示するように両側に一定間隔をもって多数の送り穴110が開けられ、複数枚の紙片間にカーボン紙などの複写用紙121が挟まれた複写伝票120を綴り合わせたものであって、伝票120ごとにミシン目130に沿って切り離すことができるものである。
【0003】
連続用紙100の準備方法としては、ミシン目130に沿ってつづら折り状に束ねられた連続用紙100をユーザが用紙ホッパ2にセットした後、手作業で送り穴110を搬入および搬出トラクタ3,4に装着しなければならないが、そのような手作業による用紙セッティングの煩雑さをできる限り解消するためにオートロード機能と称する便利な機能が設けられている。
【0004】
図11は、従来のオートロード機能の説明図であって、この図に示すようにオートロード機能を備えたプリンタ装置には、少なくとも搬出トラクタ4上に搬出用紙センサ6Bが設けられている。ユーザは、連続用紙100を用紙ホッパ2にセットして一方の搬入トラクタ3のトラクタ蓋33を開いた状態とし、連続用紙100の先端部付近の送り穴110を搬入トラクタ3に手動装着するだけでトラクタ蓋33を閉じれば良い。そうした後、オートロード機能によるメカニカル動作が開始すると、搬入および搬出トラクタ3,4の双方が同時に送り動作を始め、連続用紙100の先端部がプリント処理部1を通過して搬出トラクタ4へと送り出される。最終的には、図9に示すような状態となって連続用紙100の送り穴110が搬出トラクタ4に自動装着され、搬出用紙センサ6Bから用紙有りとの検出信号が得られる結果、用紙セッティングが自動的に終わる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のオートロード機能によれば、搬出用紙センサ6Bからの用紙有りとした検出信号に応じて用紙セッティングを終えても、搬入トラクタ3から搬出トラクタ4までの途中区間に図12に示すような搬送エラーを生じているおそれがあった。
【0006】
具体的に言うと、連続用紙100は、テント張りと称されるミシン目130に沿った折り癖が付きやすく、また、搬送経路上の抵抗などによっても折れ曲がりやすい。特に、連続用紙100の先端部が搬出トラクタ3に突き当たる際に折れ曲がって弛みやすく、弛んだ状態でも送り穴110が1つ程度ずれて搬出トラクタ4に装着されてしまうことが多い。
【0007】
ところが、従来のオートロード機能は、搬入および搬出トラクタ3,4間の連続用紙100が弛んだ状態にあるか否かを検知する機能がなく、弛んだ状態でもそのまま用紙セッティングを終えてしまう。そのため、ユーザは、図12に示すような弛んだ状態でもそれを知らずにプリント処理を開始してしまうことがある。そうなると、連続用紙100上におけるプリント結果に行間ずれや斜行ずれなどの乱れが生じ、いつまで経っても均整のとれたプリントレイアウトが得られないという問題を生じた。特に、罫線や枠などがすでに印刷済みとされた連続用紙100では、印刷開始時に送り穴110が1つ程度ずれていると、全頁にわたって所定位置からずれた位置に印刷されてしまい、全てのプリント結果が無駄になる問題があった。
【0008】
【発明の開示】
そこで、本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、オートロード機能上における搬送エラーを検知してユーザに知らせ、用紙セッティングのミスを未然に防ぐことができるプリンタ装置を提供することを、その課題としている。
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
本発明に係るプリンタ装置は、多数の送り穴を有する連続用紙の搬送を、プリント処理部の搬入側および搬出側に設けられた搬入および搬出トラクタを介して行う一方、送り穴を搬入トラクタに装着しただけの状態で搬入および搬出トラクタを用紙搬送方向に送り動作させ、連続用紙を搬出トラクタへと向かわせて送り穴を搬出トラクタに自動装着させるオートロード機能を備えたプリンタ装置であって、搬入および搬出トラクタ上における連続用紙の有無を検出する搬入および搬出用紙センサと、オートロード機能による動作に伴い、搬入用紙センサのみが用紙有りを検出してから搬出用紙センサが用紙有りを検出するまでの間に送り動作した搬入および搬出トラクタの送り量を求めるトラクタ送り量算定手段と、搬入および搬出トラクタの送り量が所定の許容範囲外となる場合、オートロード機能上における搬送エラーを報知する搬送エラー報知手段とを具備することを特徴としている。
【0011】
オートロード機能による動作の初期段階では、搬入用紙センサにより用紙有りが検出されていると、搬入トラクタが用紙搬送方向とは逆方向に後退動作することで搬入用紙センサにより用紙無しが検出され、その直後、搬入トラクタが後退動作から一転して送り動作を始めることで搬入用紙センサにより用紙有りが検出される構成とするのが好ましい。
【0012】
また、オートロード機能による動作の初期段階では、送り穴が搬入トラクタに装着された状態にもかかわらず搬入用紙センサにより用紙無しが検出されるとともに、その状態を維持しつつも搬入トラクタが送り動作を始めることで搬入用紙センサにより用紙有りが検出される構成とするのが好ましい。
【0013】
所定の許容範囲は、搬入および搬出用紙センサ間の搬送区間距離を基準にして定められている構成とすることができる。
【0014】
搬入および搬出トラクタの送り量は、これら両トラクタを駆動するための駆動モータに投入された駆動パルス信号から等価的に求められる構成とすることができる。
【0015】
本発明の好ましい実施の形態としては、搬入および搬出トラクタの送り量が所定の許容範囲を超過した場合、オートロード機能上における搬送エラーとして連続用紙に弛みが生じた旨を報知する。
【0016】
他の好ましい実施の形態としては、搬入および搬出トラクタの送り量が所定の許容範囲に満たない場合、オートロード機能上における搬送エラーとして搬入または搬出トラクタの周辺にトラブルが生じた旨を報知する。
【0017】
さらに他の好ましい実施の形態としては、搬送エラー報知手段は、前記オートロード機能による動作開始から規定時間を過ぎても搬出用紙センサにより用紙有りが検出されない場合にも、搬送エラーを報知するようにしても良い。
【0018】
本発明に係るプリンタ装置では、オートロード機能による動作に伴い搬出用紙センサにより用紙有りが検出された時点で、連続用紙の先端部が搬入用紙センサ(搬入トラクタ)から搬出用紙センサ(搬出トラクタ)に至るまでの搬送量に相当する両トラクタの送り量が求められる。そして、この送り量が所定の許容範囲外、たとえば搬入および搬出用紙センサ間の適正な搬送長さに相当する搬送区間距離を大きく超過する場合には、プリント処理部周辺にて連続用紙に弛みが生じている状態と検知され、その旨の搬送エラーがユーザに対して報知される。また、送り量が搬送区間距離に対して小さすぎる場合には、搬入または搬出トラクタの周辺にトラブルが生じた状態と検知され、その旨の搬送エラーがユーザに対して報知される。これにより、ユーザは、搬送エラーを事前に知ることができ、連続用紙が弛んだ状態などを知らずにプリント処理を開始してしまうことはない。したがって、本発明によれば、オートロード機能上における搬送エラーを検知してユーザに知らせることができるので、用紙セッティングのミスを未然に防ぐことができる。
【0019】
なお、オートロード機能による動作の初期段階では、当初から搬入用紙センサが用紙有りを検出していると、搬入トラクタが一旦後退動作することで搬入用紙センサにより用紙無しが検出され、それから一転して搬入トラクタが送り動作を始める。そのため、搬入用紙センサにより連続用紙の先端部が確実に検出され、その検出時点を算定の始期として送り量が正確に求められる。また、当初の時点で搬入用紙センサが用紙無しを検出している場合には、搬入トラクタがそのまま送り動作を始めることで搬入用紙センサにより連続用紙の先端部が速やかに検出され、その検出時点を算定の始期として送り量が正確に求められる。
【0020】
また、搬入および搬出トラクタの送り量は、トラクタ駆動用の駆動モータに対する駆動パルス信号のパルス数から求めることができるが、本発明で言うところの「送り量」には、送り量そのものがもちろん含まれるほか、送り量と等価的関係にある駆動パルス信号のパルス数も含まれる。要するに、送り量が所定の許容範囲外か否かを判断する際には、送り量そのものを直接求めなくても駆動パルス信号のパルス数を基準にして判断するようにしても良い。
【0021】
さらに、オートロード機能による動作開始から規定時間を過ぎても搬出用紙センサにより用紙有りが検出されない場合に搬送エラーを報知するようにした場合には、連続用紙の弛みなどとは異なる用紙ジャムを原因とした搬送エラーについても報知され、オートロード機能上における用紙セッティングのミスをより確実に防ぐことができる。
【0022】
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0024】
図1は、本発明に係るプリンタ装置の一実施形態を示す要部概略図である。この図に示すように、プリンタ装置は、図10に示す連続用紙100を搬送しながらこの連続用紙100に対してドットインパクト方式によりプリント処理を行うものであって、プリント処理部1、用紙ホッパ2、搬入および搬出トラクタ3,4、トラクタ駆動モータ5、搬入および搬出用紙センサ6A,6B、後端用紙センサ6C、および表示パネル7などを具備して構成されている。プリント処理部1は、搬送ローラ10,10、プラテンローラ11、プリントヘッド12、およびインクリボン13などにより構成される。特に図1には示さないが、プリンタ装置は、プリント処理後の連続用紙100を取り込んでおくスタッカ部のほか、後述するマイクロコンピュータ、プリントヘッド12やインクリボン13などを駆動するためのプリント処理機構、搬送ローラ10,10やプラテンローラ11を駆動するためのローラ駆動モータ、操作キーなども備えている。なお、本実施形態のプリンタ装置でも図9などの従来例と同様の構成部材については、同一符号を付している。
【0025】
プリント処理部1は、搬入側の搬送ローラ10,10から繰り出されてきた連続用紙100をプラテンローラ11とインクリボン13との間に通し、この連続用紙100に対してプリントヘッド12によりプリント処理を施すように構成されている。
【0026】
用紙ホッパ2には、プリント処理前の連続用紙100がミシン目130に沿ってつづら折り状に束ねられた状態でセットされる。
【0027】
搬入トラクタ3は、連続用紙100の送り穴110と同一ピッチのトラクタピン31を有するトラクタベルト30、このトラクタベルト30を動作させる一対のトラクタローラ32,32、およびトラクタベルト30との間に連続用紙100を通すスペースをあけつつも開閉可能とされたトラクタ蓋33などにより構成される。この搬入トラクタ3は、図1によく示すようにプリント処理部1の搬入側(下側)に位置する。トラクタベルト30は、連続用紙100の送り穴110がトラクタピン31に装着された状態で図中矢印で示す搬送方向に送り動作を行い、これにより連続用紙100が上方向に向けて送り出される。逆に、トラクタベルト30が搬送方向とは逆方向に後退動作を行うと、連続用紙100が下方向に向けて引き戻される。一方のトラクタローラ32は、プーリベルト50を介してトラクタ駆動モータ5の駆動軸に連結され、この駆動軸の回転方向に一致して正逆両方向に回転可能とされている。トラクタ蓋33は、連続用紙100の送り穴110をトラクタピン31に対して手作業で装着する際や用紙ジャムの発生時に開いた状態(図中の仮想線で示す状態)とされ、それ以外のときには閉じられた状態で連続用紙100の搬送を可能としている。なお、図1には搬入トラクタ3を1つしか示さないが、連続用紙100の両側に開けられた送り穴110に対してトラクタベルト30のトラクタピン31が装着可能となるように2個1組として設けられている。
【0028】
搬出トラクタ4は、上記した搬入トラクタ3と同様の構成からなり、連続用紙100の送り穴110と同一ピッチのトラクタピン31を有するトラクタベルト40、このトラクタベルト40を動作させる一対のトラクタローラ42,42、およびトラクタベルト40との間に連続用紙100を通すスペースをあけつつも開閉可能とされたトラクタ蓋43などにより構成される。この搬出トラクタ4は、図1によく示すようにプリント処理部1の搬出側(上側)に位置する。トラクタベルト40は、連続用紙100の送り穴110がトラクタピン41に装着された状態で図中の矢印で示す搬送方向に送り動作を行い、これにより連続用紙100が図外のスタッカ部に向けて送り出される。逆に、トラクタベルト40が搬送方向とは逆方向に後退動作を行うと、連続用紙100が下方向に向けて引き戻される。一方のトラクタローラ42は、プーリベルト51を介してトラクタ駆動モータ5の駆動軸に連結され、この駆動軸の回転方向に一致して正逆両方向に回転可能とされている。トラクタ蓋43は、主として用紙ジャムの発生時に開いた状態(図中の仮想線で示す状態)とされ、それ以外のときには閉じられた状態で連続用紙100の搬送を可能としている。なお、搬出トラクタ4についても図1には1つしか示さないが、この搬出トラクタ4も連続用紙100の両側に開けられた送り穴110に対してトラクタベルト40のトラクタピン41が装着可能となるように2個1組として設けられている。
【0029】
搬入用紙センサ6Aは、搬入トラクタ3上を通過する連続用紙100の有無を検出するよう、搬送経路上における搬入トラクタ3と同じ位置に設けられている。この搬入用紙センサ6Aは、たとえば可動片や常時開路端子を有する接点式のマイクロスイッチからなり、可動片に連続用紙100が当たることで常時開路端子が閉結し、用紙有りとしたレベルの検出信号がマイクロコンピュータに出力される。
【0030】
搬出用紙センサ6Bは、搬出トラクタ4上を通過する連続用紙100の有無を検出するよう、搬送経路上における搬出トラクタ4と同じ位置に設けられている。この搬出用紙センサ6Bも、上記した搬入用紙センサ6Aと同様に、たとえば可動片や常時開路端子を有する接点式のマイクロスイッチからなり、可動片に連続用紙100が当たることで常時開路端子が閉結し、用紙有りとしたレベルの検出信号がマイクロコンピュータに出力される。
【0031】
後端用紙センサ6Cは、用紙ホッパ2から搬入トラクタ3に至るまでの経路上における連続用紙100の有無を検出するように設けられている。この後端用紙センサ6Cも、上記した搬入用紙センサ6Aなどと同様に、たとえば図1の円内に拡大して示す可動片61Cや常時開路端子(図示省略)を有する接点式のマイクロスイッチからなり、この可動片61Cに連続用紙100が当たって仮想線で示すような姿勢になると常時開路端子が閉結し、用紙有りとしたレベルの検出信号がマイクロコンピュータに出力される。
【0032】
表示パネル7は、たとえば液晶表示デバイスなどであり、マイクロコンピュータにより制御されて画面上にプリント処理などに伴う各種のステータス情報やガイダンスメッセージなどを表示する。たとえば、表示パネル7上には、「プリント中」、「用紙をセットして下さい」などといったガイダンスメッセージが表示される。
【0033】
図2は、プリンタ装置の電気的構成を示すブロック図である。この図に示すように、制御中枢としての役割を持つマイクロコンピュータ9には、プリント処理機構14、トラクタ駆動モータ5、ローラ駆動モータ15、搬入用紙センサ6A、搬出用紙センサ6B、後端用紙センサ6C、表示パネル7、および操作キー8などが電気的に接続されている。マイクロコンピュータ9は、一般的には組み込み型のマイコンと称されるものであって、CPU、ROM、RAMなどを備えて入力、記憶、演算、制御、出力などの機能を持つ。プリント処理機構14は、プリントデータに基づいてプリントヘッド12やインクリボン13が所定の挙動を行うようにマイクロコンピュータ9により制御される。トラクタ駆動モータ5やローラ駆動モータ15には、マイクロコンピュータ9から駆動パルス信号が投入され、この駆動パルス信号のパルス数に応じた分だけ回転する。搬入用紙センサ6A、搬出用紙センサ6B、および後端用紙センサ6Cは、用紙有無に応じた検出信号をマイクロコンピュータ9に伝え、各センサ6Cからの検出信号に応じてマイクロコンピュータ9が連続用紙100の搬送状況を把握する。表示パネル7は、マイクロコンピュータ9により予め用意されたステータス情報やガイダンスメッセージなどを表示するように制御される。操作キー8は、ユーザによるキー入力操作に応じた信号をマイクロコンピュータ9に対して伝える。
【0034】
次に、図3ないし図7の動作状態図および図8のフローチャートを参照して要点について説明する。
【0035】
本実施形態のプリンタ装置には、従来の技術でも説示したオートロード機能が搭載されている。
【0036】
このオートロード機能を具体的に説明すると、用紙ホッパ2が空になるごとにユーザは、ミシン目130に沿ってつづら折り状に束ねられた新しい連続用紙100を用紙ホッパ2にセットする。その後、図3に示すように搬入トラクタ3のトラクタ蓋33を開いた状態とし、連続用紙100の先端部付近の送り穴110をトラクタピン31に対して手で装着した状態とする。このとき、連続用紙100の先端部付近は、まさに図3に示すように搬入用紙センサ6Aにより用紙有りとして検出されるような状況であっても、搬入用紙センサ6Aまで至らずに用紙無しとして検出されるどちらの状況であっも良い。
【0037】
そして、ユーザは、搬入トラクタ3のトラクタ蓋33を閉じた後、所定の操作キー8を操作することでオートロード機能による動作を開始させる。このとき、表示パネル7には、図4に示すように「オートロードスタート」といったメッセージが表示される。
【0038】
オートロード機能の動作開始指示に応じてマイクロコンピュータ9は、図8のフローチャートに示すように、まず最初に搬入用紙センサ6Aにより用紙有りが検出されているか否かをチェックする(S1)。なお、マイクロコンピュータ9は、オートロード機能の動作開始指示と同時に経過時間についても計時し始める。
【0039】
オートロード機能の動作開始時点で搬入用紙センサ6Aにより用紙有りが検出されている場合(S1:YES)、マイクロコンピュータ9は、トラクタ駆動モータ5を逆方向に回転させる(S2)。ここで、トラクタ駆動モータ5を逆方向に回転させるとは、搬入および搬出トラクタ3,4のトラクタベルト30,40を搬送方向とは逆方向に後退動作させることを意味する。
【0040】
すると、図4に示すように連続用紙100の先端部が搬入用紙センサ6Aを通り過ぎるまでに引き戻され、この搬入用紙センサ6Aにより用紙無しが検出される(S3:YES)。
【0041】
そうした後、マイクロコンピュータ9は、今度はトラクタ駆動モータ5を逆方向から一転して正方向に回転させる(S4)。ここで、トラクタ駆動モータ5を正方向に回転させるとは、搬入および搬出トラクタ3,4のトラクタベルト30,40を搬送方向に送り動作させることを意味する。
【0042】
そして、マイクロコンピュータ9は、再び搬入用紙センサ6Aにより用紙有りが検出されたか否かをチェックする(S5)。
【0043】
図4に示す状態を経て搬入用紙センサ6Aにより用紙有りが検出された直後(S5:YES)、マイクロコンピュータ9は、トラクタ駆動モータ5に対する駆動パルス信号のパルス数のカウントを開始する(S6)。つまり、連続用紙100の先端部が搬入用紙センサ6Aにより検出された時点からのパルス数がカウントされ、常に連続用紙100の先端部を基準にしてパルス数のカウントが正確に始められる。
【0044】
その後、連続用紙100の先端部は、図5に示すように搬入トラクタ3のトラクタベルト30の送り動作に伴い次第に上方向へと向かい、さらには搬送ローラ10,10やプラテンローラ11とインクリボン13との間を通過し、最終的には図6に示すように連続用紙100の先端部付近の送り穴110が搬出トラクタ4のトラクタピン41に対して自動的に装着された状態となる。このとき、搬送ローラ10,10およびプラテンローラ11は、トラクタ駆動モータ5とローラ駆動モータ15とがマイクロコンピュータ9により連動制御されることで、搬入および搬出トラクタ3,4のトラクタベルト30,40と同じ搬送方向に回転する。また、表示パネル7には、図5に示すように「オートロード中」といったメッセージが表示される。
【0045】
このようにして連続用紙100の送り穴110が搬出トラクタ4のトラクタピン41に自動装着され、最終的に連続用紙100が図6に示すような状態になると、搬出用紙センサ6Bにより連続用紙100の先端部が用紙有りとして検出されるが(S7:YES)、その直後マイクロコンピュータ9は、駆動パルス信号のパルス数のカウントを停止し(S8)、カウント結果として得たパルス数が予め定められた許容範囲内に収まるか否かを判断する(S9)。
【0046】
ここで、カウントされた駆動パルス信号のパルス数は、トラクタ駆動モータ5の回転ステップ数に比例してトラクタベルト30,40の送り量と等価的な物理量とみなすことができる。一方、パルス数の許容範囲は、連続用紙100が搬入および搬出トラクタ3,4を介して正常に搬送された場合を想定し、その場合に連続用紙100の先端部が搬入用紙センサ6Aにより検出されてから搬出用紙センサ6Bで検出されるまでに進む相当距離分に等しい搬送区間距離を基準にして定められている。つまり、パルス数の許容範囲は、搬入および搬出用紙センサ6A,6B間の搬送区間距離を送るのに要するであろうパルス数の上限値と下限値を定めたものである。
【0047】
具体的な例を挙げると、搬入および搬出用紙センサ6A,6B間の搬送区間距離が送り穴110のたとえば20ピッチ分に相当する場合、少なくともパルス数の許容範囲の上限値は、送り穴110の21ピッチ分に満たない値として予め定められることとなる。これは、搬入および搬出用紙センサ6A,6B間において連続用紙100の送り穴110が正常なピッチ数よりたとえば1ピッチ分多くなるだけでも、連続用紙100がプリントヘッド12やインクリボン13などに対して弛んだ状態となり、そのままプリント処理を行ったのではプリント結果に行間ずれや斜行ずれなどの乱れが生じるためである。特に、罫線や枠などがすでに印刷済みとされた連続用紙100では、印刷開始当初の時点で送り穴110が1ピッチ分ずれているだけでも、全頁にわたって所定位置からずれた位置に印刷されてしまうこととなり、全てのプリント結果を無駄にしないためにもパルス数の許容範囲の上限値が定められている。
【0048】
以上のようにして予め定められた許容範囲内にカウント結果としてのパルス数が収まる場合(S9:YES)、マイクロコンピュータ9は、図6に示すように連続用紙100の先端部をある程度搬送方向に進ませた上でトラクタ駆動モータ5の動作を停止させる(S10)。
【0049】
そして、マイクロコンピュータ9は、オートロード機能による動作を正常に終えた旨の「オートロード完了」といったメッセージを表示パネル7に表示させ(S11)、このオートロード処理を最終的に終える。これにより、ユーザは、その直後にプリント処理を開始させることができ、プリント処理に伴い何ら問題なく連続用紙100に対する正常なプリント結果を得ることができる。
【0050】
一方、S9において、パルス数が許容範囲外の場合(S9:NO)、マイクロコンピュータ9は、トラクタ駆動モータ5の動作を停止させるも(S12)、図7に一例として示すように、オートロード機能による動作に伴い異常が生じた旨の「搬送エラー!」といったエラーメッセージを表示パネル7に表示させ(S13)、このオートロード処理を最終的に終える。このようなエラーメッセージを確認することでユーザは、プリント処理を開始させる前に搬入および搬出用紙センサ6A,6B間で連続用紙100が弛んだ状態にあることを事前に知ることができる。そして、ユーザは、弛んだ状態の連続用紙100を正常な状態となるように装着し直し、その後、エラー解除の所定の操作を行ってからプリント処理を開始させることができる。連続用紙100を装着し直す際、たとえば図7に示すように、送り穴110が1ピッチ以上ずれて搬出トラクタ4のトラクタピン41に自動装着されることで連続用紙100が弛んだ状態にある場合には、搬出トラクタ4のトラクタ蓋43を開いて連続用紙100の送り穴110を手でトラクタピン41に装着し直しするようにすれば良い。
【0051】
ちなみに、パルス数が許容範囲外のケースには、パルス数が許容範囲の上限値を超えて図7に示すような状態に陥っているケースのほか、搬入トラクタ3上や搬出トラクタ4上での装着ミスや用紙ジャムなどを原因としてパルス数が許容範囲の下限値に満たないケースもある。そのため、搬送エラーと判断した際には、搬送エラーの表示とともにそのエラー内容を表示パネル7に表示させるようにして良い。たとえば、図7に示すような状態では、表示パネル7に「搬送エラー!」が表示されるほか、「用紙が弛んでいます」といった内容を表示するようにしても良い。
【0052】
S7において、搬出用紙センサ6Bにより連続用紙100の先端部が用紙有りとして未だ検出されない場合(S7:NO)、マイクロコンピュータ9は、オートロード機能の動作開始からの経過時間を計時しているが、この経過時間が規定時間を超過した場合にも(S14:YES)、S12に進む。つまり、この場合には、オートロード機能の動作開始から相当時間が経っても搬出用紙センサ6Bの位置まで連続用紙100の先端部が至らないため、連続用紙100の弛みなどとは異なり、搬送経路上で連続用紙100が詰まった状態の用紙ジャムを原因とした搬送エラーと判断され、その旨が報知される。これにより、連続用紙100の弛みなどだけでなく紙詰まりなどの用紙ジャムを原因としても搬送エラーが確実に報知され、オートロード機能上における用紙セッティングのミスをより確実に防ぐことができる。ちなみに、経過時間が規定時間を超過していない場合(S14:NO)、マイクロコンピュータ9は、搬出用紙センサ6Bにより連続用紙100の先端部が検出されるまで駆動パルス信号のパルス数をカウントし続ける。なお、用紙ジャムによる搬送エラーの場合、表示パネル7に「搬送エラー!」が表示されるほか、「用紙ジャムの発生」といった内容を表示したり、あるいはアラーム音で用紙ジャムの発生を知らせるようにしても良い。また、経過時間を計時しない場合には、駆動パルス信号のパルス数がある程度の限度以上となっても搬出用紙センサ6Bにより連続用紙100の先端部が検出されないと、搬送エラーと判断してS12に進むようにするのが望ましい。
【0053】
S5において、搬入用紙センサ6Aにより用紙有りが検出されない場合(S5:NO)、マイクロコンピュータ9は、搬入用紙センサ6Aにより用紙有りが検出されるまでS4に戻ってトラクタ駆動モータ5を正方向に回転させ続ける。なお、トラクタ駆動モータ5をある程度の限度以上回転させても搬入用紙センサ6Aにより用紙有りが検出されない場合には、搬送エラーと判断してS12に進むようにするのが望ましい。
【0054】
S3において、搬入用紙センサ6Aにより用紙無しが検出されない場合(S3:NO)、マイクロコンピュータ9は、搬入用紙センサ6Aにより用紙無しが検出されるまでS2に戻ってトラクタ駆動モータ5を逆方向に回転させ続ける。なお、トラクタ駆動モータ5をある程度の限度以上回転させても搬入用紙センサ6Aにより用紙無しが検出されない場合には、搬送エラーと判断してS12に進むようにするのが望ましい。
【0055】
S1において、オートロード機能の動作開始時点で搬入用紙センサ6Aにより用紙無しが検出されている場合(S1:NO)、マイクロコンピュータ9は、そのままS4に進んでトラクタ駆動モータ5を正方向に回転させ始める。この場合には、ユーザにより連続用紙100の先端部が搬入用紙センサ6Aにかからない状態でその先端部付近の送り穴110が搬入トラクタ3のトラクタピン31に手で装着されたような状態(たとえば図4に示すのと同様の状態)にある。そのため、そのままトラクタ駆動モータ5を正方向に回転させても連続用紙100の先端部が搬入用紙センサ6Aにより検出された時点からのパルス数を正確にカウントすることができる。
【0056】
要するに、本実施形態のプリンタ装置によれば、オートロード機能による動作に伴い上側の搬出用紙センサ6Bにより用紙有りが検出された時点で、連続用紙100の先端部が搬入用紙センサ6Aから搬出用紙センサ6Bに至るまでに実際になされた搬入および搬出トラクタ3,4の送り量に相当するパルス数が求められる。そして、このパルス数が搬入および搬出用紙センサ6A,6B間の搬送区間距離を基準とする許容範囲外、すなわち適正な搬送区間距離を基準にして定められたパルス数の上限値を超過する場合には、プリント処理部1の周辺にて連続用紙100に弛みが生じている状態と内部的に判断され、その旨の搬送エラーがユーザに対して表示される。
【0057】
また、カウント結果として得たパルス数が適正な搬送区間距離を基準にして定められたパルス数の下限値を下回る場合には、搬入トラクタ3または搬出トラクタ4の周辺に装着ミスや用紙ジャムなどが生じた状態と内部的に判断され、その旨の搬送エラーがユーザに対して表示される。これにより、ユーザは、搬送エラーを事前に知ることができ、連続用紙100が弛んだ状態などを知らずにプリント処理を開始してしまうことはない。したがって、本実施形態によれば、オートロード機能上における搬送エラーを検知してユーザに知らせることができるので、用紙セッティングのミスを未然に防ぐことができ、搬送エラーを知らずにプリント処理を開始して行間ずれや斜行ずれなどのプリント不良結果を招くことはない。たとえば、罫線や枠などがすでに印刷済みとされた連続用紙100では、印刷開始当初から正常な位置に印刷が行われ、送り穴110がずれて全頁のプリント結果が無駄になるようなことはない。
【0058】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0059】
プリント処理部1では、プリントヘッド12およびインクリボン13を用いてドットインパクト方式によりプリント処理が行われるとしたが、プリント方式としてはドットインパクト方式に限らず、たとえばインクジェット方式やサーマル方式などでも良い。
【0060】
また、プリント処理部1の周辺では、連続用紙100が搬入および搬出トラクタ3,4を介して下から上に通常搬送されるとしたが、もちろん搬入および搬出トラクタ3,4を介しつつも水平姿勢を保ちながら連続用紙100が搬送されるような構成でも良い。
【0061】
搬入および搬出トラクタ3,4は、ただ1つのトラクタ駆動モータ5により駆動されるが、搬入および搬出トラクタ3,4ごとに別々のモータを介して駆動されるように構成しても良い。
【0062】
搬入および搬出用紙センサ6A,6Bなどは、接点式のマイクロスイッチからなるが、たとえば光学的に連続用紙100の有無を検出するセンサなどを用いても良い。
【0063】
マイクロコンピュータ9では、トラクタ駆動モータ5に対する駆動パルス信号のパルス数をカウントし、このパルス数と許容範囲とを比較するようにしたが、このような駆動パルス信号のパルス数から実際の送り量を求め、この送り量と搬入および搬出用紙センサ6A,6B間の搬送区間距離とを比較するようにしても良い。
【0064】
表示パネル7上で搬送エラーを表示するだけでなく、その旨をスピーカを介してブザー音や音声などでユーザに対して知らせるようにしても良い。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オートロード機能による動作に伴い搬出用紙センサにより用紙有りが検出された時点で、連続用紙の先端部が搬入用紙センサ(搬入トラクタ)から搬出用紙センサ(搬出トラクタ)に至るまでの搬送量に相当する両トラクタの送り量が求められる。そして、この送り量が所定の許容範囲外、たとえば搬入および搬出用紙センサ間の適正な搬送長さに相当する搬送区間距離を大きく超過する場合には、プリント処理部周辺にて連続用紙に弛みが生じている状態と検知され、その旨の搬送エラーがユーザに対して報知される。また、送り量が搬送区間距離に対して小さすぎる場合には、搬入または搬出トラクタの周辺にトラブルが生じた状態と検知され、その旨の搬送エラーがユーザに対して報知される。これにより、ユーザは、搬送エラーを事前に知ることができ、連続用紙が弛んだ状態などを知らずにプリント処理を開始してしまうことはない。したがって、本発明によれば、オートロード機能上における搬送エラーを検知してユーザに知らせることができるので、用紙セッティングのミスを未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ装置の一実施形態を示す要部概略図である。
【図2】プリンタ装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】プリンタ装置の動作状態を説明するための動作状態図である。
【図4】プリンタ装置の動作状態を説明するための動作状態図である。
【図5】プリンタ装置の動作状態を説明するための動作状態図である。
【図6】プリンタ装置の動作状態を説明するための動作状態図である。
【図7】プリンタ装置の動作状態を説明するための動作状態図である。
【図8】オートロード処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】従来のプリンタ装置の要部を示す要部概略図である。
【図10】連続用紙の一例を示す斜視図である。
【図11】従来のオートロード機能の説明図である。
【図12】従来のオートロード機能に伴う問題点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1   プリント処理部
2   用紙ホッパ
3   搬入トラクタ
4   搬出トラクタ
5   トラクタ駆動モータ
6A  搬入用紙センサ
6B  搬出用紙センサ
7   表示パネル(搬送エラー報知手段)
9   マイクロコンピュータ(トラクタ送り量算定手段)
100 連続用紙
110 送り穴

Claims (8)

  1. 多数の送り穴を有する連続用紙の搬送を、プリント処理部の搬入側および搬出側に設けられた搬入および搬出トラクタを介して行う一方、前記送り穴を前記搬入トラクタに装着しただけの状態で前記搬入および搬出トラクタを用紙搬送方向に送り動作させ、前記連続用紙を前記搬出トラクタへと向かわせて前記送り穴を前記搬出トラクタに自動装着させるオートロード機能を備えたプリンタ装置であって、
    前記搬入および搬出トラクタ上における前記連続用紙の有無を検出する搬入および搬出用紙センサと、
    前記オートロード機能による動作に伴い、前記搬入用紙センサのみが用紙有りを検出してから前記搬出用紙センサが用紙有りを検出するまでの間に送り動作した前記搬入および搬出トラクタの送り量を求めるトラクタ送り量算定手段と、
    前記搬入および搬出トラクタの送り量が所定の許容範囲外となる場合、前記オートロード機能上における搬送エラーを報知する搬送エラー報知手段と、
    を具備することを特徴とする、プリンタ装置。
  2. 前記オートロード機能による動作の初期段階では、前記搬入用紙センサにより用紙有りが検出されていると、前記搬入トラクタが用紙搬送方向とは逆方向に後退動作することで前記搬入用紙センサにより用紙無しが検出され、その直後、前記搬入トラクタが後退動作から一転して送り動作を始めることで前記搬入用紙センサにより用紙有りが検出される、請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記オートロード機能による動作の初期段階では、前記送り穴が前記搬入トラクタに装着された状態にもかかわらず前記搬入用紙センサにより用紙無しが検出されるとともに、その状態を維持しつつも前記搬入トラクタが送り動作を始めることで前記搬入用紙センサにより用紙有りが検出される、請求項1に記載のプリンタ装置。
  4. 前記所定の許容範囲は、前記搬入および搬出用紙センサ間の搬送区間距離を基準にして定められている、請求項1ないし3のいずれかに記載のプリンタ装置。
  5. 前記搬入および搬出トラクタの送り量は、これら両トラクタを駆動するための駆動モータに投入された駆動パルス信号から等価的に求められる、請求項1ないし4のいずれかに記載のプリンタ装置。
  6. 前記搬入および搬出トラクタの送り量が前記所定の許容範囲を超過した場合、前記オートロード機能上における搬送エラーとして前記連続用紙に弛みが生じた旨を報知する、請求項1ないし5のいずれかに記載のプリンタ装置。
  7. 前記搬入および搬出トラクタの送り量が前記所定の許容範囲に満たない場合、前記オートロード機能上における搬送エラーとして前記搬入または搬出トラクタの周辺にトラブルが生じた旨を報知する、請求項1ないし6のいずれかに記載のプリンタ装置。
  8. 前記搬送エラー報知手段は、前記オートロード機能による動作開始から規定時間を過ぎても前記搬出用紙センサにより用紙有りが検出されない場合にも、搬送エラーを報知する、請求項1ないし7のいずれかに記載のプリンタ装置。
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