JP2004033999A - 自動ブレンド精米装置 - Google Patents

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三上 隆司
Takeshi Mito
三戸 岳史
Akihito Yamamoto
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Abstract

【課題】本発明は、食味値の精度を向上させた自動ブレンド精米装置を提供すること。
【解決手段】食味値修正部36により、新鮮度評価部13で評価した新鮮度値を基にして食味値評価部19で評価した食味値の修正が行われるので、食味値は米粒の新鮮度を考慮した値が得られる。そして、この値を表示部39に表示させ、お客に正確な食味値を知らせることができる。また、新鮮度評価部13には香りセンサー15が備えてあるため、米粒の香りに含まれる、古米化の進行により増加する微量なアルデヒド類の成分を正確に検出することができ、このため新鮮度の判定精度がよい。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる品種銘柄の玄米をブレンドして精米を行なう自動ブレンド精米装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記自動ブレンド精米装置としては、例えば、本出願人による特開昭61−153147号公報に開示されている。該公報のものは、異なる品種銘柄の玄米が入ったタンクを複数設け、操作盤からお客が銘柄と重量とを選択入力することにより、それぞれの品種銘柄玄米を各タンクから適量ずつ排出し、排出した玄米を混合した後に精米部に搬送し、精米・排出を行なうものである。該装置は、入力された品種銘柄及び重量から金額が算出され、該金額の貨幣が投入されると運転が開始されるようになっている。また、特許第3157512号公報のブレンド自動精米装置は、食味評価ブロックを備えたものである。該装置は、各タンクに玄米を貯留する際にサンプルを採取し、食味値を求め、各タンクに貯留された玄米の食味値を記憶し、この食味値を活用し、お客が指定する食味値のブレンド精米を得たり、また、該ブレンド精米の食味値を表示したりする機能を備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、市場に流通する米粒には新米だけでなく古米もあり、新米は古米よりも新鮮度が高く、官能的においしいことが一般的に知られている。しかしながら、上記自動ブレンド精米装置の食味評価ブロックにおいては、米粒の新鮮度が食味評価に考慮されておらず、このため、食味値の精度向上が望まれている。
本発明は、上記問題点にかんがみ、食味値の精度を向上させた自動ブレンド精米装置を提供することを技術的課題としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1では、
異なる品種銘柄の玄米がそれぞれに貯留され、かつ、定量排出部を備えた複数の玄米タンクと、
該玄米タンクから排出された玄米を計量する計量部と、
該計量部において計量された複数の玄米をブレンドするブレンド部と、
該ブレンド部から排出された玄米を精米して排出する精米部と、
該精米部から排出された米粒の食味値の評価を行なう食味値評価部と、
お客が所望するブレンド精米条件を入力する入力部と、
該入力部からのブレンド精米条件に基いて前記各定量排出部の制御を行なう制御部と、
前記食味値評価部で評価した食味値等を表示する表示部と、
を備えた自動ブレンド精米装置において、
精米前又は精米後の米粒の新鮮度を評価する新鮮度評価部を設けるとともに、該新鮮度評価部で評価した新鮮度値を基にして前記食味値評価部で評価した食味値を修正する食味値修正部を設ける、
という技術的手段を講じた。これにより、前記食味値修正部は、前記新鮮度評価部で評価した新鮮度値を基にして前記食味値評価部で評価した食味値の修正を行なう。そして、この修正された食味値が表示部に表示される。
【0005】
また、請求項2では、
前記食味値修正部は、予め設定された新鮮度値に応じた食味値修正データを基にして前記食味値評価部で評価した食味値の修正を行なう、という技術的手段を講じた。これにより、食味値の修正を簡単に行なうことができる。
【0006】
さらに、請求項3及び請求項4では、
前記新鮮度評価部は、米粒の香りから新鮮度の評価を行なうための所定の成分を検定する香りセンサーを備え、前記所定の成分はアルデヒド類とする、という技術的手段を講じた。これにより、米粒の香りに含まれる、古米化の進行により増加する前記アルデヒド類の成分は微量であるが、前記香りセンサーによると、前記成分の検出が正確に行なうことができるので、新鮮度の判定精度がよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を説明する。図1は、本発明における自動ブレンド精米装置1の正面図である。図2は、新鮮度評価部13の構成ブロック図である。また、図3は、自動ブレンド精米装置1に構成された食味値評価部19の構成ブロック図である。さらに、図4は、自動ブレンド精米装置1における制御ブロック図である。
【0008】
前記自動ブレンド精米装置1は、機枠1a内の上部に玄米タンク2が複数個並設してあり、それぞれの玄米タンク2には異なる品種銘柄の玄米が貯留されている。該各玄米タンク2の排出側には繰出バルブ3(定量排出部)及び排出口4が設けてある。各排出口4の下方には計量部5が設けてある。該計量部5は、前記各排出口4から排出される米粒を受け入れ可能なホッパー(ブレンド部)6と、該ホッパー6側面に装着するとともに、機枠1aに固定し、排出された米粒の重量を測定するロードセル7とから構成されている。前記ホッパー6の排出口6aには供給シャッタ装置8が設けてあり、該供給シャッタ装置8は、開閉シャッタ8aと該開閉シャッタ8aを入出手動させる入出動手段8b(例えばエアーシリンダなど)とから構成してある。
【0009】
前記排出口6aの下方には精米手段9が設けてある。該精米手段9は公知の横軸型の摩擦式精米機であり、前記排出口6aの下方にはホッパー10が設けてある。前記精米手段9の排出側には、搗精された米粒を受け入れるホッパー11が配設してある。
【0010】
前記ホッパー11の排出側には、米粒を流下させる管路12が接続してある。該管路12の側面には、管路14を介して新鮮度評価部13が接続してある。該新鮮度評価部13はいわゆる香りセンサーを備えた構成とする。該新鮮度評価部13は公知の半導体ガスセンサー(香りセンサー)15を複数個機枠内に設け、各半導体ガスセンサー15には、増幅器16、アナログ/デジタル変換回路17及び演算器18が順次電気的に接続してある(図2)。さらに、演算器18は後述する制御部36に電気的に接続してある。なお、前記新鮮度評価部13には、前記管路12内の空気を新鮮度評価部内13に前記管路14を介して供給するための吸引ファン(図示せず)が備えてある。
【0011】
前記管路12の下端側には公知の食味値評価部19が接続してある。該食味値評価部19は上部にホッパー20を備え、該ホッパー20の排出側には管路21が接続してある。該管路21の途中にはガラスなどの透明材から構成した管状の測定部22が構成してある。該測定部22の一側には筒体23が装着してある。該筒体23は測定部22に接合された側の反対側に開口部23aが設けてあるとともに、内部には減光フィルタ24と拡散レンズ25とが開口部23aから順に並設してある。該開口部23aの側方にはレンズ26を介して光源(ハロゲンランプ)27が配設してある。前記レンズ26と開口部23aとの間には、2枚のフィルタ付円板28,29を並設し、フィルタ付円板28にはモータ30を、また、フィルタ付円板28にはモータ31を設け、各円板28,29は適宜回転可能に構成してある。前記フィルタ付円板28にはスリット孔28a及びNDフィルタ28bがそれぞれ複数個設けてあり、一方、前記フィルタ付円板29にはハンドパスフィルタ29aが複数個設けてある。上記構成により、前記光源27から照射される光Hは、前記レンズ26、フィルタ付円板28,29のハンドパスフィルタ29a及びNDフィルタ28b等、拡散レンズ25及び減光フィルタ24を通過して測定部22に入光するようになっている。
【0012】
一方、前記測定部22の筒体23が装着された側の反対側には、測定部22を通過した光Hを受光する透過光受光素子32が配設してある。該透過光受光素子32には、増幅器33、アナログ/デジタル変換回路34及び演算器35が順に電気的に接続してある。さらに、該演算器35は後述する制御部36に電気的に接続してある。なお、前記測定部22に続いた管路21間には繰出バルブ21aが設けてある。
【0013】
前記繰出バルブ21aは更に垂下した管路44に接続し、該管路44の下端は左右方向に配設した管路45に接続してある。該管路45の一側端は送風機46に、また、他側端はサイクロン47にそれぞれ接続させてある。該サイクロン47には、上部に排風管が接続してあり、下部の排出側には垂下した管路48が接続してある。そして、該管路48は、同管路48を介して搬送された米粒を袋詰めするパッカー49に接続してある。
【0014】
前記機枠1aには、玄米の品種銘柄の選択、ブレンド割合、精白度や必要な重量などをお客が選択的に入力する入力部38のほか、前記食味値評価部19及び新鮮度評価部13等で測定されたデータ等を表示させる表示部39、及び該表示部39に表示された料金をお客が投入するための貨幣投入部40がそれぞれ設けてある。
【0015】
次に、前記制御部36の構成を説明する。該前記制御部36は中央演算処理部(以下、「CPU」という)37を中心とし、該CPU37に対して、入出力回路41、読み出し専用の記憶部42(以下、「ROM」という)及び読み出し・書込み用の記憶部43(以下、「RAM」という)がそれぞれ電気的に接続した構成としてある。前記入出力回路38には、前記入力部38、表示部39、貨幣投入部40、定量排出部3、供給シャッタ装置8、計量部5、食味値評価部19及び新鮮度評価部13がそれぞれ電気的に接続してある(図4)。なお、前記制御部36は、本発明でいう食味値修正部も兼ねる。
【0016】
次に、前記自動ブレンド精米装置1の作用を説明する。前記制御部36のCPU37は、お客が前記入力部38から入力した玄米の品種銘柄、ブレンド割合及び必要量(重量)のデータ等のブレンド精米条件に基き、料金の計算を行う。この料金計算は、前記ROM42にあらかじめ記憶した品種銘柄における単位重量当たりの単価と、お客が入力した前記必要量とを基に算出され、この算出された料金は前記表示部39に表示される。前記表示部39に表示された料金がお客によって前記貨幣投入部40に投入されると、その旨の信号が前記CPU37に送られる。前記CPU37は、お客が入力指定した品種銘柄玄米とブレンド割合に応じて、該当する品種銘柄玄米が入った各玄米タンク2の繰出バルブ(定量排出部)3を順次駆動させるべく、電源回路(図示せず)に信号を送る。なお、このとき、前記ホッパー6の排出口6aの開閉を行なう前記供給シャッタ装置8は閉状態になるようにしてある。
【0017】
例えば、二つの玄米タンク2の品種銘柄玄米をブレンドする場合においては、まず、一つ目の玄米タンク2の繰出バルブ3が駆動され、排出口4から前記計量機5のホッパー6に玄米が供給される。該ホッパー6に供給された玄米の重量は、前記ロードセル7によって計測され、この計測値は、随時、前記CPU37に送られ、該CPU37はブレンド割合に応じた所定重量になるまで繰出バルブ3の駆動を継続させる。所定重量になると前記繰出バルブ3の駆動を中止させるとともに、他方の品種銘柄玄米が入った玄米タンク2の前記繰出バルブ3を駆動させ、排出された玄米の重量がブレンド割合に応じた残りの所定重量になるまで繰出バルブ3の駆動を継続させる。
【0018】
以上のようにして、お客が指定した品種銘柄及びブレンド割合に応じて所定の各玄米タンク2からの排出及び計量が完了すると、前記CPU37は前記供給シャッタ装置8に信号を送り、前記入出動手段8aを駆動させ、前記排出口6aを開状態にする。前記ホッパー6内には異なる2種の品種銘柄玄米が上下に堆積しているが、前記排出口6aが開状態になると、この堆積した各玄米はブレンドされながら前記排出口6aから排出されることとなる。このブレンド作用は、前記排出口6aが開状態となることで、該排出口6aの上方に位置する双方の品種銘柄玄米が共に排出口6aに流下して排出されることによるものである。
【0019】
前記排出口6aから排出された玄米は、前記ホッパー10を介して前記精米機9に供給される。該精米機9においては、図示はしていないが、玄米は攪拌転子と除糠スクリーンとの間の精白室内で、前記攪拌転子による攪拌作用を受け、玄米同士の粒々摩擦等の作用によって精米される。この精米は、前記入力部38からお客によって入力された精白度に応じて行なわれるように、前記精米機9の排出口に設けられた抵抗装置を制御して行なうようにしてある。前記精米機9内で精米された米粒は前記ホッパー11に排出される。
【0020】
前記ホッパー11に排出された米粒は前記管路12を流下する。前記新鮮度評価部13は、米粒が流下する前記管路12内の空気を取り込んで新鮮度の評価を行なう。より具体的には、前記新鮮度評価部13は、該新鮮度評価部13に備えた前記吸引ファン(図示せず)を作動させて前記管路12内の空気を前記管路14を介して吸引し、前記半導体ガスセンサー15に通風させる。古米化が進行すると、ヘキサナール、ペンタナール、オクタナール、2−ヘプテナール、ノナナール及び2−オクテナールの6種のアルデヒド類の揮発成分が古米臭に増加する。前記半導体ガスセンサー15は、これらのアルデヒド類であるヘキサナールやペンタナールなどを検出するものとしてあるので、前記新鮮度評価部13はこれら成分の検出量が多いほど古米化が進んだ新鮮度の低い米粒であるとの評価を行う。また、前記ヘキサナールは、古米化の進行に応じて古米臭に含まれる増加量が最も多いので、前記半導体ガスセンサー15を前記ヘキサナールだけを検出するタイプにし、ヘキサナールの含有量に基いて新鮮度の評価を行なうようにすれば、新鮮度の判定はより正確なものとなる。なお、前記半導体ガスセンサー15で検出した検出値は、前記増幅器16及びアナログ/デジタル変換回路17を介して前記演算器18に送られ、該演算器18は新鮮度評価を判定し、その判定値を前記CPU37に送り、該CPU37はこの新鮮度の判定値をRAM43に記憶させる。
【0021】
前記管路12を流下した前記米粒は前記食味値評価部19に供給され、米粒の食味値の評価が行なわれる。具体的に説明する。前記繰出バルブ21aの断続的な駆動により、前記米粒は前記ホッパー20から管路21及び前記測定部22内を充満した状態で通過し、繰出バルブ21aから排出される。前記フィルタ付円板28,29は、それぞれに設けられた前記各モータ30,31の回転作用により断続回転する。前記光源27からの光Hは、前述のように断続回転するフィルタ付円板28,29のスリット孔28a、NDフィルタ28b及びハンドパスフィルタ29aを通過することで、断続的に異なる所定波長の光となり、さらに、前記拡散レンズ25及び減光フィルタ24を介して前記測定部22内の米粒及び米粒間を透過し、その透過光は前記透過光受光素子32に入光する。前記演算器35は、前記繰出バルブ21aが停止して前記測定部22内の米粒が停止状態のときに、前記透過光受光素子32が受光した各検出データを前記増幅器33及びアナログ/デジタル変換回路34を介して取得する。この後、前記繰出バルブ21aの駆動・停止により、前記測定部22内の米粒は別の米粒となり、該米粒にに対し、前記演算器35は上記と同様にして前記各検出データを取得する。このようにして前記演算器35は、複数の米粒からの前記各検出データを取得し、取得した各検出データから各吸光度の平均値を求め、求めた吸光度の各平均値を所定の成分計算式に入れて成分評価値を演算し、さらに、該成分評価値に基いて食味値の判定を点数で行なう。この判定された食味値は、前記制御部36のCPU37に送られ、前記RAM43に記憶させる。
【0022】
前記CPU37は、RAM43に記憶された新鮮度の判定値(以下「新鮮度値」という)を基にして同RAM43に記憶された食味値の修正を行なう。具体的に説明する。まず、前記ROM42には、前記新鮮度値に応じて食味値を補正するための食味値修正データが予め記憶してある。前記新鮮度値と食味値との間には相関関係があり、古米化が進行した米粒の食味値は低い。前記食味値修正データは、例えば、事前の試験等により、指数「100」の新鮮度値を定め、該新鮮度値が指数「100」のときには前記RAM43に記憶された食味値の修正は行わないこととする。また、新鮮度値の指数が「80」であるときには、米粒は前記指数100よりも古米化が進行しているため、前記RAM43に記憶された食味値を、前記指数「80」に応じた値だけマイナスにするべく所定のマイナス値を定めておくとよい。このように食味値を修正するための前記マイナス値を新鮮度値の指数に応じて予め定め、これらを食味値修正データとしておくとよい。
【0023】
前記CPU37は、前記食味値修正データ及び前記RAM43に記憶された新鮮度値を基にして、RAM43に記憶された食味値の修正を行い、修正された食味値をお客に知らせるべく前記表示部39に表示させる。
【0024】
前記サイクロン47及び管路48を介して搬送された米粒は、前記パッカー49に供給され、該パッカー49によって適宜所定の大きさの袋に包装され、お客が注文したブレンド精米の商品となる。
【0025】
本発明では、上記で説明したように新鮮度の測定を、精米後の米粒から放たれる香り(臭い)から、例えば、前記半導体ガスセンサー15を用い、古米臭に含まれる前記アルデヒド類の揮発成分の検出量に応じて行なうので新鮮度の判定精度がよい。ちなみに、この前記香りから新鮮度を判定する方法は、従来、近赤外光を米粒に照射して米粒から得られる光を基に、米粒中の脂肪酸が変化した成分である前記アルデヒド類の含有量を検出して新鮮度を判定するいわゆる近赤外線分析法よりも判定精度がよい。理由は、前記アルデヒド類の含有量は微量であり、前記近赤外線分析法では検出が安定的に行えず困難であるが、前記香りから判定する方法は、前記アルデヒド類などの特徴的な臭いであれば、その含有量が微量であっても安定的に検出できる特性を有しているためである。
【0026】
上記実施の形態では、前記新鮮度評価部13は前記精米手段9の後工程に設けたが、精米手段9の前工程に設けてもよく、例えば、前記ホッパー6の排出口6aの近傍における玄米の香りを吸引して測定できるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によると、
食味値評価部で評価した食味値は、食味値修正部により、新鮮度評価部で評価した新鮮度値を基にして修正されるので、食味値は米粒の新鮮度を考慮した正確な値となり、表示部にはこの食味値が表示され、お客に正確な食味値を知らせることができる。
【0028】
また、食味値修正部には、予め設定された新鮮度値に応じた食味値修正データが備えてあるため、該食味値修正データを基にして前記食味値評価部で評価した食味値の修正を簡単に行なうことができる。
【0029】
さらに、新鮮度評価部には香りセンサーを備えるとともに、米粒の香りに含まれる、古米化の進行に応じて増加する微量なアルデヒド類の成分を正確に検出することができるので、新鮮度の判定精度がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における自動ブレンド精米装置の正面図である。
【図2】新鮮度評価部の構成ブロック図である。
【図3】自動ブレンド精米装置に構成された食味値評価部19の構成ブロック図である。
【図4】自動ブレンド精米装置1における制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 自動ブレンド精米装置
1a 機枠
2 玄米タンク
3 繰出バルブ(定量排出部)
4 排出口
5 計量部
6 ホッパー
6a 排出口
7 ロードセル
8 供給シャッタ装置
8a 開閉シャッタ
8b 入出動手段
9 精米手段
10 ホッパー
11 ホッパー
12 管路
13 新鮮度評価部
14 管路
15 半導体ガスセンサー
16 増幅器
17 アナログ/デジタル変換回路
18 演算器
19 食味値評価部
20 ホッパー
21 管路
21a 繰出バルブ
22 測定部
23 筒体
23a 開口部
24 減光フィルタ
25 拡散レンズ
26 レンズ
27 光源(ハロゲンランプ)
28 フィルタ付円板
28a スリット孔
28b NDフィルタ
29 フィルタ付円板
29a ハンドパスフィルタ
30 モータ
31 モータ
32 透過光受光素子
33 増幅器
34 アナログ/デジタル変換回路
35 演算器
36 制御部(食味値修正部)
37 中央演算処理部(CPU)
38 入力部
39 表示部
40 貨幣投入部
41 入出力回路
42 読み出し専用の記憶部
43 読み出し・書込み用の記憶部
44 管路
45 管路
46 送風機
47 サイクロン
48 管路
49 パッカー

Claims (4)

  1. 異なる品種銘柄の玄米がそれぞれに貯留され、かつ、定量排出部を備えた複数の玄米タンクと、
    該玄米タンクから排出された玄米を計量する計量部と、
    該計量部において計量された複数の玄米をブレンドするブレンド部と、
    該ブレンド部から排出された玄米を精米して排出する精米部と、
    該精米部から排出された米粒の食味値の評価を行なう食味値評価部と、
    お客が所望するブレンド精米条件を入力する入力部と、
    該入力部からのブレンド精米条件に基いて前記各定量排出部の制御を行なう制御部と、
    前記食味値評価部で評価した食味値等を表示する表示部と、
    を備えた自動ブレンド精米装置において、
    精米前又は精米後の米粒の新鮮度を評価する新鮮度評価部を設けるとともに、該新鮮度評価部で評価した新鮮度値を基にして前記食味値評価部で評価した食味値を修正する食味値修正部を設けたことを特徴とする自動ブレンド精米装置。
  2. 前記食味値修正部は、予め設定された新鮮度値に応じた食味値修正データを基にして前記食味値評価部で評価した食味値の修正を行なう請求項1に記載の自動ブレンド精米装置。
  3. 前記新鮮度評価部は、米粒の香りから新鮮度の評価を行なうための所定の成分を検定する香りセンサーを備えた請求項1又は請求項2記載の自動ブレンド精米装置。
  4. 前記所定の成分はアルデヒド類である請求項3に記載の自動ブレンド精米装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104147733A (zh) * 2014-07-31 2014-11-19 成都自能消防设备有限公司 一种气液混合装置

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