JP2004033525A - 硬度可変処置具 - Google Patents
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Abstract
【課題】内視鏡用処置具の挿入部の硬度調整の可能にした硬度可変処置具を提供する。
【解決手段】内視鏡の挿入部に設けた処置具挿通チャンネルに挿通し使用され,先端に処置機能部を備えた密着コイルからなるシースを有する硬度可変処置具において,密着コイルの密着度を変更し,シースの硬さを調整する硬度調整手段をシース基端側に設け,かかる硬度調整手段は,軸体と軸体の基端に形成された指掛け部と軸体に具備された操作滑動部とから構成される操作部と,処置機能部とを接続する操作ワイヤの引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持し,引っ張り力を保持するために操作滑動部の挿入部側への移動を阻止する固定部材を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】内視鏡の挿入部に設けた処置具挿通チャンネルに挿通し使用され,先端に処置機能部を備えた密着コイルからなるシースを有する硬度可変処置具において,密着コイルの密着度を変更し,シースの硬さを調整する硬度調整手段をシース基端側に設け,かかる硬度調整手段は,軸体と軸体の基端に形成された指掛け部と軸体に具備された操作滑動部とから構成される操作部と,処置機能部とを接続する操作ワイヤの引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持し,引っ張り力を保持するために操作滑動部の挿入部側への移動を阻止する固定部材を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,内視鏡挿入部に設けた処置具挿通チャンネルに挿通し使用される内視鏡用処置具にかかり,特に内視鏡用処置具のシース基端側にシースの硬さを調整する硬度調整手段を設けた硬度可変処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用処置具である生検鉗子は,主に内視鏡的処置等で,例えば病変部位の粘膜の一部の採取に使用される。かかる内視鏡用生検鉗子は操作部と挿入部からなり,密着コイル等から形成される可撓性のシースと,シースの先端部分に具備され処置機能部となる一対の鉗子片とから構成される処置具挿入部が,内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される。
【0003】
シース内には,軸線方向に操作部と処置機能部を接続する操作ワイヤが進退自在に挿通され,シースの基端に連結された操作部において操作ワイヤを進退操作することにより,シースの先端部分に開閉自在に配置された一対の鉗子片が,操作ワイヤの進退操作に連動して開閉駆動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,内視鏡処置具が内視鏡内に具備された処置具挿通チャンネルを挿通して使用されるとき,内視鏡処置具の挿入部の硬度増加に伴い,内視鏡の挿入部の硬度も増加することとなる。
【0005】
このため,内視鏡処置具を処置具挿通チャンネルに挿通して,例えば病変部位に向けて到達させるのに,内視鏡の挿入部の硬度が大きい場合は,内視鏡挿入部の先端が病変部位に到達するまでの時間は短縮されるが,内視鏡挿入部の先端が病変部位に到達するまでに硬度の大きい内視鏡挿入部が病変部位の周辺部に当たることにより,患者へ大きな苦痛をもたらす恐れがある。一方,患者へのかかる苦痛を和らげるために内視鏡挿入部の硬度を小さくした場合,内視鏡挿入部の先端がかかる病変部位に到達するまでの時間を要することとなる。
【0006】
内視鏡挿入部を体内に挿入するときに,内視鏡挿入部の挿入性を向上させるために,内視鏡挿入部の硬度を調整する手段を設けた内視鏡について,特開平6−105796号に記載されている。
【0007】
しかしながら,かかる内視鏡は挿入部に金属製パイプを挿通させることによって挿入性を向上させるので,新たに金属性パイプを要することとなり,コスト及び手間がかかる。
【0008】
本発明は,従来の内視鏡用処置具が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,内視鏡用処置具の挿入部のシースの硬度調整を簡易にすることによる内視鏡挿入部の容易な硬度調整の可能な,新規かつ改良された硬度可変処置具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,内視鏡の挿入部に設けた処置具挿通チャンネルに挿通し使用され,先端に処置機能部を備えた密着コイルからなるシースを有する硬度可変処置具において,密着コイルの密着度を変更し,シースの硬さを調整する硬度調整手段をシース基端側に設けたことを特徴とする,硬度可変処置具が提供される。
【0010】
このとき,硬度調整手段は,軸体と軸体の基端に形成された指掛け部と軸体に具備された操作滑動部とから構成される操作部と,処置機能部とを接続する操作ワイヤの引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持するものであるであることとしてもよい。
【0011】
さらに,引っ張り力を保持するために,操作滑動部の鉗子挿入部側への移動を阻止する固定部材を設けたこととしてもよい。
【0012】
かかる構成とすることにより,操作滑動部を指掛け部側に移動させた時に鉗子挿入部のシースが所望の硬度になったときに,固定部材で操作滑動部を挿入部側への移動を阻止することにより,鉗子挿入部のシースをかかる所望の硬度に維持でき,それに伴い,かかる鉗子挿入部を内部に具備された処置具挿通チャンネルに挿通させる内視鏡挿入部の硬度も挿入操作に適した硬度に維持される。
【0013】
またこのとき,固定部材は,軸体に設けられたネジ溝及びナットから構成されていることとしてもよい。
【0014】
さらに,軸体に目盛が設けられていることとしてもよい。
【0015】
かかる構成とすることにより,ナットを挿入部のシースの硬度の指標となる目盛に合わせるように移動させることにより,手指等で直接に操作滑動部を操作せずに,より簡易に鉗子挿入部のシースを所望の硬度に調整でき,それに伴い,かかる鉗子挿入部を内部に具備された処置具挿通チャンネルに挿通させる内視鏡挿入部の容易な硬度調整が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0017】
図1は,内視鏡100の全体構成図である。内視鏡100は挿入部102と,操作部104と,ユニバーサルコード部106を介して接続されるコネクタ部(図示せず)とから主に構成されている。挿入部102内には内視鏡処置具等が挿通される処置具挿通チャンネル108が設けられ,また操作部104には処置具挿通口110が設けられ,処置具挿通チャンネル108に接続されている。かかる処置具挿通口110から内視鏡処置具(図示せず)を挿入し,内視鏡処置具の挿入部を処置具挿通チャンネル108に挿通させて,内視鏡100を介して内視鏡処置具の先端部を目的部位に到達させる。
【0018】
図2は,本発明の本実施の形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の全体構成図である。
【0019】
同図に示される生検鉗子112は,術者が操作時に使用する鉗子操作部114と,使用時に内視鏡100の処置具挿通口110から処置具挿通チャンネル108に挿入される鉗子挿入部116とから構成されている。
【0020】
前記鉗子操作部114には,軸体118が設けられ,かかる軸体118の基端には,リング状の指掛け部120が形成されている。
【0021】
また,軸体118には,筒状に形成された操作滑動部122が摺動自在に具備されている。操作滑動部122の両端部にはフランジ124a,124bが形成されており,操作滑動部122の内部には,半径方向にビス(図示せず)が設けられ,軸体118内に摺動自在に配置されたワイヤ固定部材(図示せず)にねじ込まれている。かかるビスによって,操作滑動部122とワイヤ固定部材とが一体に連結されている。かかるワイヤ固定部材には,操作ワイヤ126の基端部が固定され,操作ワイヤ126の先端部は,処置機能部128に連結されている。
【0022】
更に,軸体118には,操作滑動部122の作動範囲を制限する固定部材として,ナット130が操作滑動部122より鉗子挿入部116側の位置に軸体118の外周面に具備されている。
【0023】
本実施形態の生検鉗子112は,操作時において,指掛け部120に術者の親指を挿通し,人指し指と中指を操作滑動部122のフランジ124a,124b間にかけた状態で,操作滑動部122が押し引き操作されるようになっている。操作滑動部122が操作されることにより,ワイヤ固定部材,及び操作ワイヤ126を介して連結された処置機能部128が作動される。
【0024】
図3は,本実施形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の鉗子操作部114の拡大断面図である。
【0025】
軸体118には,外径寸法が略全長にわたり一定幅のスリット132が貫通形成されている。
【0026】
スリット132内には,上記で記載したように,操作ワイヤ126の基端を操作滑動部122に連結固定するワイヤ固定部材134が,軸線方向に摺動自在に配置されている。
【0027】
図3に示されるように,本実施形態の軸体118の外周面には,ネジ溝136が操作滑動部122の可動範囲に形成され,かかるネジ溝136が形成された範囲内に,操作滑動部122の固定部材となるナット130が操作滑動部122より鉗子挿入部116側の位置において,軸体118の外周面を囲むように具備されている。かかるナット130により,操作滑動部122の鉗子挿入部116側への移動を阻止する。
【0028】
図4は,本実施形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の鉗子挿入部116の拡大断面図である。
【0029】
鉗子挿入部116は,外周部が可撓性を有する密着コイルで形成されたシース138と処置機能部128とから構成され,かかるシース138の基端部が軸体118の端部に固着されている。シース138の内部には,操作ワイヤ126が挿通され,シース138の先端部には,処置機能部128を構成する略筒状に形成された処置機能部本体140が接合されている。
【0030】
処置機能部128は,操作ワイヤ126の先端部に連結されるスライダ142を備え,かかるスライダ142には,ピン144を介してリンク146,148が回動自在に支持されている。かかるリンク146,148の他端には,略への字型に形成された一対の鉗子片150,152が接続ピン154a,154bを介して連結されている。鉗子片150,152は,かかる鉗子片150,152の重なり部において,軸ピン156を介して処置機能部本体140に軸支されている。
【0031】
処置機能部128をかかる構成とすることにより,処置機能部128の鉗子片150,152は,図2に示された操作滑動部122が可動範囲内で移動されて,操作ワイヤ126が押し込み,又は引き込み操作されることにより,軸ピン156を中心に互いに逆方向に回動され,開閉操作される。
【0032】
このとき,図4に示したように,鉗子挿入部116のシース138は,可撓性を有する密着コイルから形成されているので,操作ワイヤ126の先端部に連結されるスライダ142に設けられたショルダ部158a,158bにより処置機能部本体140が鉗子操作部114側に引き戻されることにより,密着コイルからなるシース138の密着度が密に変更され,シース138の硬度が増大する。
【0033】
つまり,軸体118と指掛け部120と操作滑動部122とから構成される操作部114と,処置機能部128とを接続する接続ワイヤ126の引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持することにより,鉗子挿入部116のシース138の硬度調整が実行される。
【0034】
次に,本実施形態の内視鏡用処置具の動作について,図5〜図8を用いて説明する。なお,図5は,本実施形態の内視鏡用処置具の使用方法を示すフローチャートであり,図6は本実施形態の生検鉗子112を内視鏡100の処置具挿通チャンネル108に挿通させたときの様子を示した図であり,図7は内視鏡100の挿入部102を直腸から挿入したときの様子を示した図であり,図8は本実施形態の生検鉗子112の使用動作説明図である。
【0035】
まず,生検鉗子112の鉗子挿入部116を図6に示したように,内視鏡110の操作部104の一端に設けられた処置具挿通口110から挿入して,処置具挿通チャンネル108に挿通させながら,処置機能部128の先端が内視鏡挿入部102の先端と揃う程度まで挿入する。かかる手順を図5及び以下において,第1の段階S10と称する。
【0036】
次に,生検鉗子112が処置具挿通チャンネル108に挿通させた内視鏡挿入部102を図7(a)で示すように,人体内に,例えば大腸200の直腸部202から挿入する。かかる手順を図5及び以下において,第2の段階S12と称する。
【0037】
内視鏡挿入部102内に設けられた処置具挿通チャンネル108に生検鉗子112が挿通されているが,生検鉗子112の鉗子操作部114に設けられた操作滑動部122を摺動させることによって鉗子挿入部116の硬度が調整され,それに伴い鉗子挿入部116が内部に挿通されている内視鏡挿入部102の硬度も調整される。
【0038】
上記原理を利用して,内視鏡挿入部102が所望の硬さになるように生検鉗子112の鉗子操作部114に設けられた操作滑動部122を,図8(a)で示すように指掛け部120の方向に引くことにより,鉗子挿入部116の硬度を調整しながら,内視鏡挿入部102の硬度調整をする。かかる手順を図5及び以下において,第3の段階S14と称する。
【0039】
かかる第3の段階S14で内視鏡挿入部102が所望の硬度に達した場合に,操作滑動部122を鉗子挿入部116側に戻らないようにするために,操作滑動部122の固定部材となるナット130を,図8(b)で示すように,操作滑動部122の位置までに,回動させながら移動させる。
【0040】
かかる操作滑動部122が,鉗子挿入部116側に戻らないように操作滑動部122の作動範囲を制限することにより,鉗子挿入部116を所望の硬度に維持することにより,かかる鉗子挿入部116を内部に挿通させた内視鏡挿入部102を所望の硬度に維持することが可能となる。
【0041】
つまり,操作部114に具備された操作滑動部122と,処置機能部128とを接続する操作ワイヤ126の引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持することにより,鉗子挿入部116のシース138の硬度調整手段となり,可変した引っ張り力を保持するための固定部材としてナット130が使用される。なお,かかる手順を図5及び以下において,第4の段階S16と称する。
【0042】
かかる第4の段階S16で,所望の硬度となった内視鏡挿入部102を挿入部102の先端部102aが目的部位に到達するまで,図7(b)に示すように,内視鏡挿入部102の挿入を続行する。なお,図7では鉗子挿入部116が硬い状態のときは,鉗子挿入部116が実線で表記されている。
【0043】
また,内視鏡挿入部102を,例えば大腸200に挿入中に内視鏡挿入部102の硬度を変更したい場合は,操作滑動部122の固定部材となるナット130を緩めて鉗子挿入部116側に移動し,操作滑動部122を摺動させて,鉗子挿入部116の硬度を調整することによって,内視鏡挿入部102の硬度を調整する。かかる手順を図5及び以下において,第5の段階S18と称する。
【0044】
内視鏡挿入部102の先端部102aが目的部位,例えば虫垂周辺部204に到達して,生検鉗子112を例えば病変部位の粘膜の一部の採取に使用する場合,図7(c)で示すように,鉗子挿入部116の先端に具備された処置機能部128を内視鏡挿入部102の先端部102aから出す。
【0045】
次に,図8(c)で示すように,操作滑動部122の固定部材となるナット130を緩めて鉗子挿入部116側に移動し,操作滑動部122を摺動させることにより処置機能部128を開閉させて所望の動作,例えば病変部位の粘膜の一部の採取を実行する。かかる手順を図5及び以下において,第6の段階S20と称する。なお,図7(c)では鉗子挿入部116が硬い状態から解除された状態であり,かかる状態の鉗子挿入部116が破線で表記されている。
【0046】
生検鉗子112の所望の使用を終えた後は,生検鉗子112を内視鏡100の処置具挿通チャンネル108から抜いた後に,内視鏡挿入部102を人体,例えば大腸200から抜く。かかる手順を図5及び以下において,第7の段階S22と称する。
【0047】
本実施形態では,内視鏡100の内部に設けられた処置具挿通チャンネル108に挿通される生検鉗子112の鉗子挿入部116の硬度を容易に調整することができる硬度可変処置具として使用可能であり,かかる鉗子挿入部116を覆う内視鏡挿入部102の硬度調整も鉗子挿入部116の硬度調整に伴って,容易に調整が可能となる。
【0048】
このため,内視鏡100を介して処置機能部128が目的部位に到達するまでは,内視鏡挿入部102の硬度を所望の硬さを維持させることより,内視鏡挿入部102の先端部102aが目的部位に到達する時間を短縮させることが可能である。
【0049】
また,鉗子112使用時には,鉗子挿入部116の硬度低下に伴い内視鏡挿入部102の硬度を小さくし,更に生検鉗子112を使用後には,生検鉗子112を内視鏡100内部に具備された処置具挿通チャンネル108から抜くことにより,内視鏡挿入部102の硬度も小さくすることができる。このため,硬度の大きい内視鏡挿入部102が患部周辺に当たることによる患者への苦痛を従来よりも緩和させることが可能となる。
【0050】
なお,本実施形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の動作において,手指等で直接に操作滑動部122を操作せずに,生検鉗子112の軸体118に設けられたナット130を指掛け部120側に移動させながら,ナット130により操作滑動部122を指掛け部120側に押動させて,鉗子挿入部116のシース138の硬度を調節することも可能である。
【0051】
このとき,軸体118のネジ溝136が設けられた部位に,シース138の硬度の指標となる目盛等を設けることにより,シース138の硬度調節を,より簡易に実行することが可能となる。
【0052】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0053】
例えば,本発明の本実施形態では,内視鏡用処置具のうち生検鉗子について取り上げているが,操作部,挿入部から構成されるような,生検鉗子と同様な構成の把持鉗子等の内視鏡用処置具も,本実施形態と同様な構成,作用とすることにより,やはり同様に硬度可変処置具として使用することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,内視鏡処置具を鉗子挿入部のシースの硬度調整,及び硬度維持を容易にできる硬度可変処置具とすることにより,内視鏡挿入部の硬度調整を簡易に実行することが可能となる硬度可変処置具が提供される。
【0055】
更に,手指等で直接に処置具の操作部に設けられた操作滑動部を操作せずに,より簡易に鉗子挿入部のシースを所望の硬度に調整することが可能となることにより,内視鏡挿入部の硬度調整を簡易に実行することが可能となる硬度可変処置具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の全体構成図である。
【図2】本発明の内視鏡用処置具の全体構成図である。
【図3】本発明の内視鏡用処置具の操作部周辺の拡大図である。
【図4】本発明の内視鏡用処置具の挿入部の処置機能部周辺の拡大図である。
【図5】本発明の内視鏡用処置具の使用法のフローチャートである。
【図6】本発明の内視鏡処置具を内視鏡に挿入して使用するときの状態を示す図である。
【図7】本発明の内視鏡処置具を体内に挿入して使用したときの動作を説明する図である。
【図8】本発明の内視鏡用処置具の使用の動作説明図である。
【符号の説明】
100 内視鏡
102 内視鏡挿入部
104 内視鏡操作部
106 ユニバーサルコード部
108 処置具挿通チャンネル
110 処置具挿通口
112 生検鉗子
114 鉗子操作部
116 鉗子挿入部
118 軸体
120 指掛け部
122 操作滑動部
124a,124b フランジ
126 操作ワイヤ
128 処置機能部
130 ナット
132 スリット
134 ワイヤ固定部材
136 ネジ溝
138 シース
140 処置機能部本体
142 スライダ
144 ピン
146,148 リンク
150,152 鉗子片
154a,154b 接続ピン
156 軸ピン
158a,158b ショルダ部
【発明の属する技術分野】
本発明は,内視鏡挿入部に設けた処置具挿通チャンネルに挿通し使用される内視鏡用処置具にかかり,特に内視鏡用処置具のシース基端側にシースの硬さを調整する硬度調整手段を設けた硬度可変処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用処置具である生検鉗子は,主に内視鏡的処置等で,例えば病変部位の粘膜の一部の採取に使用される。かかる内視鏡用生検鉗子は操作部と挿入部からなり,密着コイル等から形成される可撓性のシースと,シースの先端部分に具備され処置機能部となる一対の鉗子片とから構成される処置具挿入部が,内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される。
【0003】
シース内には,軸線方向に操作部と処置機能部を接続する操作ワイヤが進退自在に挿通され,シースの基端に連結された操作部において操作ワイヤを進退操作することにより,シースの先端部分に開閉自在に配置された一対の鉗子片が,操作ワイヤの進退操作に連動して開閉駆動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,内視鏡処置具が内視鏡内に具備された処置具挿通チャンネルを挿通して使用されるとき,内視鏡処置具の挿入部の硬度増加に伴い,内視鏡の挿入部の硬度も増加することとなる。
【0005】
このため,内視鏡処置具を処置具挿通チャンネルに挿通して,例えば病変部位に向けて到達させるのに,内視鏡の挿入部の硬度が大きい場合は,内視鏡挿入部の先端が病変部位に到達するまでの時間は短縮されるが,内視鏡挿入部の先端が病変部位に到達するまでに硬度の大きい内視鏡挿入部が病変部位の周辺部に当たることにより,患者へ大きな苦痛をもたらす恐れがある。一方,患者へのかかる苦痛を和らげるために内視鏡挿入部の硬度を小さくした場合,内視鏡挿入部の先端がかかる病変部位に到達するまでの時間を要することとなる。
【0006】
内視鏡挿入部を体内に挿入するときに,内視鏡挿入部の挿入性を向上させるために,内視鏡挿入部の硬度を調整する手段を設けた内視鏡について,特開平6−105796号に記載されている。
【0007】
しかしながら,かかる内視鏡は挿入部に金属製パイプを挿通させることによって挿入性を向上させるので,新たに金属性パイプを要することとなり,コスト及び手間がかかる。
【0008】
本発明は,従来の内視鏡用処置具が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,内視鏡用処置具の挿入部のシースの硬度調整を簡易にすることによる内視鏡挿入部の容易な硬度調整の可能な,新規かつ改良された硬度可変処置具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,内視鏡の挿入部に設けた処置具挿通チャンネルに挿通し使用され,先端に処置機能部を備えた密着コイルからなるシースを有する硬度可変処置具において,密着コイルの密着度を変更し,シースの硬さを調整する硬度調整手段をシース基端側に設けたことを特徴とする,硬度可変処置具が提供される。
【0010】
このとき,硬度調整手段は,軸体と軸体の基端に形成された指掛け部と軸体に具備された操作滑動部とから構成される操作部と,処置機能部とを接続する操作ワイヤの引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持するものであるであることとしてもよい。
【0011】
さらに,引っ張り力を保持するために,操作滑動部の鉗子挿入部側への移動を阻止する固定部材を設けたこととしてもよい。
【0012】
かかる構成とすることにより,操作滑動部を指掛け部側に移動させた時に鉗子挿入部のシースが所望の硬度になったときに,固定部材で操作滑動部を挿入部側への移動を阻止することにより,鉗子挿入部のシースをかかる所望の硬度に維持でき,それに伴い,かかる鉗子挿入部を内部に具備された処置具挿通チャンネルに挿通させる内視鏡挿入部の硬度も挿入操作に適した硬度に維持される。
【0013】
またこのとき,固定部材は,軸体に設けられたネジ溝及びナットから構成されていることとしてもよい。
【0014】
さらに,軸体に目盛が設けられていることとしてもよい。
【0015】
かかる構成とすることにより,ナットを挿入部のシースの硬度の指標となる目盛に合わせるように移動させることにより,手指等で直接に操作滑動部を操作せずに,より簡易に鉗子挿入部のシースを所望の硬度に調整でき,それに伴い,かかる鉗子挿入部を内部に具備された処置具挿通チャンネルに挿通させる内視鏡挿入部の容易な硬度調整が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0017】
図1は,内視鏡100の全体構成図である。内視鏡100は挿入部102と,操作部104と,ユニバーサルコード部106を介して接続されるコネクタ部(図示せず)とから主に構成されている。挿入部102内には内視鏡処置具等が挿通される処置具挿通チャンネル108が設けられ,また操作部104には処置具挿通口110が設けられ,処置具挿通チャンネル108に接続されている。かかる処置具挿通口110から内視鏡処置具(図示せず)を挿入し,内視鏡処置具の挿入部を処置具挿通チャンネル108に挿通させて,内視鏡100を介して内視鏡処置具の先端部を目的部位に到達させる。
【0018】
図2は,本発明の本実施の形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の全体構成図である。
【0019】
同図に示される生検鉗子112は,術者が操作時に使用する鉗子操作部114と,使用時に内視鏡100の処置具挿通口110から処置具挿通チャンネル108に挿入される鉗子挿入部116とから構成されている。
【0020】
前記鉗子操作部114には,軸体118が設けられ,かかる軸体118の基端には,リング状の指掛け部120が形成されている。
【0021】
また,軸体118には,筒状に形成された操作滑動部122が摺動自在に具備されている。操作滑動部122の両端部にはフランジ124a,124bが形成されており,操作滑動部122の内部には,半径方向にビス(図示せず)が設けられ,軸体118内に摺動自在に配置されたワイヤ固定部材(図示せず)にねじ込まれている。かかるビスによって,操作滑動部122とワイヤ固定部材とが一体に連結されている。かかるワイヤ固定部材には,操作ワイヤ126の基端部が固定され,操作ワイヤ126の先端部は,処置機能部128に連結されている。
【0022】
更に,軸体118には,操作滑動部122の作動範囲を制限する固定部材として,ナット130が操作滑動部122より鉗子挿入部116側の位置に軸体118の外周面に具備されている。
【0023】
本実施形態の生検鉗子112は,操作時において,指掛け部120に術者の親指を挿通し,人指し指と中指を操作滑動部122のフランジ124a,124b間にかけた状態で,操作滑動部122が押し引き操作されるようになっている。操作滑動部122が操作されることにより,ワイヤ固定部材,及び操作ワイヤ126を介して連結された処置機能部128が作動される。
【0024】
図3は,本実施形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の鉗子操作部114の拡大断面図である。
【0025】
軸体118には,外径寸法が略全長にわたり一定幅のスリット132が貫通形成されている。
【0026】
スリット132内には,上記で記載したように,操作ワイヤ126の基端を操作滑動部122に連結固定するワイヤ固定部材134が,軸線方向に摺動自在に配置されている。
【0027】
図3に示されるように,本実施形態の軸体118の外周面には,ネジ溝136が操作滑動部122の可動範囲に形成され,かかるネジ溝136が形成された範囲内に,操作滑動部122の固定部材となるナット130が操作滑動部122より鉗子挿入部116側の位置において,軸体118の外周面を囲むように具備されている。かかるナット130により,操作滑動部122の鉗子挿入部116側への移動を阻止する。
【0028】
図4は,本実施形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の鉗子挿入部116の拡大断面図である。
【0029】
鉗子挿入部116は,外周部が可撓性を有する密着コイルで形成されたシース138と処置機能部128とから構成され,かかるシース138の基端部が軸体118の端部に固着されている。シース138の内部には,操作ワイヤ126が挿通され,シース138の先端部には,処置機能部128を構成する略筒状に形成された処置機能部本体140が接合されている。
【0030】
処置機能部128は,操作ワイヤ126の先端部に連結されるスライダ142を備え,かかるスライダ142には,ピン144を介してリンク146,148が回動自在に支持されている。かかるリンク146,148の他端には,略への字型に形成された一対の鉗子片150,152が接続ピン154a,154bを介して連結されている。鉗子片150,152は,かかる鉗子片150,152の重なり部において,軸ピン156を介して処置機能部本体140に軸支されている。
【0031】
処置機能部128をかかる構成とすることにより,処置機能部128の鉗子片150,152は,図2に示された操作滑動部122が可動範囲内で移動されて,操作ワイヤ126が押し込み,又は引き込み操作されることにより,軸ピン156を中心に互いに逆方向に回動され,開閉操作される。
【0032】
このとき,図4に示したように,鉗子挿入部116のシース138は,可撓性を有する密着コイルから形成されているので,操作ワイヤ126の先端部に連結されるスライダ142に設けられたショルダ部158a,158bにより処置機能部本体140が鉗子操作部114側に引き戻されることにより,密着コイルからなるシース138の密着度が密に変更され,シース138の硬度が増大する。
【0033】
つまり,軸体118と指掛け部120と操作滑動部122とから構成される操作部114と,処置機能部128とを接続する接続ワイヤ126の引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持することにより,鉗子挿入部116のシース138の硬度調整が実行される。
【0034】
次に,本実施形態の内視鏡用処置具の動作について,図5〜図8を用いて説明する。なお,図5は,本実施形態の内視鏡用処置具の使用方法を示すフローチャートであり,図6は本実施形態の生検鉗子112を内視鏡100の処置具挿通チャンネル108に挿通させたときの様子を示した図であり,図7は内視鏡100の挿入部102を直腸から挿入したときの様子を示した図であり,図8は本実施形態の生検鉗子112の使用動作説明図である。
【0035】
まず,生検鉗子112の鉗子挿入部116を図6に示したように,内視鏡110の操作部104の一端に設けられた処置具挿通口110から挿入して,処置具挿通チャンネル108に挿通させながら,処置機能部128の先端が内視鏡挿入部102の先端と揃う程度まで挿入する。かかる手順を図5及び以下において,第1の段階S10と称する。
【0036】
次に,生検鉗子112が処置具挿通チャンネル108に挿通させた内視鏡挿入部102を図7(a)で示すように,人体内に,例えば大腸200の直腸部202から挿入する。かかる手順を図5及び以下において,第2の段階S12と称する。
【0037】
内視鏡挿入部102内に設けられた処置具挿通チャンネル108に生検鉗子112が挿通されているが,生検鉗子112の鉗子操作部114に設けられた操作滑動部122を摺動させることによって鉗子挿入部116の硬度が調整され,それに伴い鉗子挿入部116が内部に挿通されている内視鏡挿入部102の硬度も調整される。
【0038】
上記原理を利用して,内視鏡挿入部102が所望の硬さになるように生検鉗子112の鉗子操作部114に設けられた操作滑動部122を,図8(a)で示すように指掛け部120の方向に引くことにより,鉗子挿入部116の硬度を調整しながら,内視鏡挿入部102の硬度調整をする。かかる手順を図5及び以下において,第3の段階S14と称する。
【0039】
かかる第3の段階S14で内視鏡挿入部102が所望の硬度に達した場合に,操作滑動部122を鉗子挿入部116側に戻らないようにするために,操作滑動部122の固定部材となるナット130を,図8(b)で示すように,操作滑動部122の位置までに,回動させながら移動させる。
【0040】
かかる操作滑動部122が,鉗子挿入部116側に戻らないように操作滑動部122の作動範囲を制限することにより,鉗子挿入部116を所望の硬度に維持することにより,かかる鉗子挿入部116を内部に挿通させた内視鏡挿入部102を所望の硬度に維持することが可能となる。
【0041】
つまり,操作部114に具備された操作滑動部122と,処置機能部128とを接続する操作ワイヤ126の引っ張り力を可変し,可変した引っ張り力を保持することにより,鉗子挿入部116のシース138の硬度調整手段となり,可変した引っ張り力を保持するための固定部材としてナット130が使用される。なお,かかる手順を図5及び以下において,第4の段階S16と称する。
【0042】
かかる第4の段階S16で,所望の硬度となった内視鏡挿入部102を挿入部102の先端部102aが目的部位に到達するまで,図7(b)に示すように,内視鏡挿入部102の挿入を続行する。なお,図7では鉗子挿入部116が硬い状態のときは,鉗子挿入部116が実線で表記されている。
【0043】
また,内視鏡挿入部102を,例えば大腸200に挿入中に内視鏡挿入部102の硬度を変更したい場合は,操作滑動部122の固定部材となるナット130を緩めて鉗子挿入部116側に移動し,操作滑動部122を摺動させて,鉗子挿入部116の硬度を調整することによって,内視鏡挿入部102の硬度を調整する。かかる手順を図5及び以下において,第5の段階S18と称する。
【0044】
内視鏡挿入部102の先端部102aが目的部位,例えば虫垂周辺部204に到達して,生検鉗子112を例えば病変部位の粘膜の一部の採取に使用する場合,図7(c)で示すように,鉗子挿入部116の先端に具備された処置機能部128を内視鏡挿入部102の先端部102aから出す。
【0045】
次に,図8(c)で示すように,操作滑動部122の固定部材となるナット130を緩めて鉗子挿入部116側に移動し,操作滑動部122を摺動させることにより処置機能部128を開閉させて所望の動作,例えば病変部位の粘膜の一部の採取を実行する。かかる手順を図5及び以下において,第6の段階S20と称する。なお,図7(c)では鉗子挿入部116が硬い状態から解除された状態であり,かかる状態の鉗子挿入部116が破線で表記されている。
【0046】
生検鉗子112の所望の使用を終えた後は,生検鉗子112を内視鏡100の処置具挿通チャンネル108から抜いた後に,内視鏡挿入部102を人体,例えば大腸200から抜く。かかる手順を図5及び以下において,第7の段階S22と称する。
【0047】
本実施形態では,内視鏡100の内部に設けられた処置具挿通チャンネル108に挿通される生検鉗子112の鉗子挿入部116の硬度を容易に調整することができる硬度可変処置具として使用可能であり,かかる鉗子挿入部116を覆う内視鏡挿入部102の硬度調整も鉗子挿入部116の硬度調整に伴って,容易に調整が可能となる。
【0048】
このため,内視鏡100を介して処置機能部128が目的部位に到達するまでは,内視鏡挿入部102の硬度を所望の硬さを維持させることより,内視鏡挿入部102の先端部102aが目的部位に到達する時間を短縮させることが可能である。
【0049】
また,鉗子112使用時には,鉗子挿入部116の硬度低下に伴い内視鏡挿入部102の硬度を小さくし,更に生検鉗子112を使用後には,生検鉗子112を内視鏡100内部に具備された処置具挿通チャンネル108から抜くことにより,内視鏡挿入部102の硬度も小さくすることができる。このため,硬度の大きい内視鏡挿入部102が患部周辺に当たることによる患者への苦痛を従来よりも緩和させることが可能となる。
【0050】
なお,本実施形態の内視鏡用処置具が適用された生検鉗子112の動作において,手指等で直接に操作滑動部122を操作せずに,生検鉗子112の軸体118に設けられたナット130を指掛け部120側に移動させながら,ナット130により操作滑動部122を指掛け部120側に押動させて,鉗子挿入部116のシース138の硬度を調節することも可能である。
【0051】
このとき,軸体118のネジ溝136が設けられた部位に,シース138の硬度の指標となる目盛等を設けることにより,シース138の硬度調節を,より簡易に実行することが可能となる。
【0052】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0053】
例えば,本発明の本実施形態では,内視鏡用処置具のうち生検鉗子について取り上げているが,操作部,挿入部から構成されるような,生検鉗子と同様な構成の把持鉗子等の内視鏡用処置具も,本実施形態と同様な構成,作用とすることにより,やはり同様に硬度可変処置具として使用することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,内視鏡処置具を鉗子挿入部のシースの硬度調整,及び硬度維持を容易にできる硬度可変処置具とすることにより,内視鏡挿入部の硬度調整を簡易に実行することが可能となる硬度可変処置具が提供される。
【0055】
更に,手指等で直接に処置具の操作部に設けられた操作滑動部を操作せずに,より簡易に鉗子挿入部のシースを所望の硬度に調整することが可能となることにより,内視鏡挿入部の硬度調整を簡易に実行することが可能となる硬度可変処置具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の全体構成図である。
【図2】本発明の内視鏡用処置具の全体構成図である。
【図3】本発明の内視鏡用処置具の操作部周辺の拡大図である。
【図4】本発明の内視鏡用処置具の挿入部の処置機能部周辺の拡大図である。
【図5】本発明の内視鏡用処置具の使用法のフローチャートである。
【図6】本発明の内視鏡処置具を内視鏡に挿入して使用するときの状態を示す図である。
【図7】本発明の内視鏡処置具を体内に挿入して使用したときの動作を説明する図である。
【図8】本発明の内視鏡用処置具の使用の動作説明図である。
【符号の説明】
100 内視鏡
102 内視鏡挿入部
104 内視鏡操作部
106 ユニバーサルコード部
108 処置具挿通チャンネル
110 処置具挿通口
112 生検鉗子
114 鉗子操作部
116 鉗子挿入部
118 軸体
120 指掛け部
122 操作滑動部
124a,124b フランジ
126 操作ワイヤ
128 処置機能部
130 ナット
132 スリット
134 ワイヤ固定部材
136 ネジ溝
138 シース
140 処置機能部本体
142 スライダ
144 ピン
146,148 リンク
150,152 鉗子片
154a,154b 接続ピン
156 軸ピン
158a,158b ショルダ部
Claims (5)
- 内視鏡の挿入部に設けた処置具挿通チャンネルに挿通し使用され,先端に処置機能部を備えた密着コイルからなるシースを有する硬度可変処置具において;
前記密着コイルの密着度を変更し,シースの硬さを調整する硬度調整手段をシース基端側に設けたことを特徴とする,硬度可変処置具。 - 前記硬度調整手段は,軸体と前記軸体の基端に形成された指掛け部と前記軸体に具備された操作滑動部とから構成される操作部と,前記処置機能部とを接続する操作ワイヤの引っ張り力を可変し,可変した前記引っ張り力を保持するものであるであることを特徴とする,請求項1に記載の硬度可変処置具。
- 前記引っ張り力を保持するために,前記操作滑動部の鉗子挿入部側への移動を阻止する固定部材を設けたことを特徴とする,請求項1に記載の硬度可変処置具
- 前記固定部材は,前記軸体に設けられたネジ溝及びナットから構成されていることを特徴とする,請求項1に記載の硬度可変処置具。
- 前記軸体に目盛が設けられていることを特徴とする,請求項1に記載の硬度可変処置具。
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