JP2004033450A - 椅子 - Google Patents

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Toshiyuki Horiki
堀木 敏幸
Nobuyuki Ueda
上田 伸行
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Takano Co Ltd
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Abstract

【課題】背フレームを連結するための回転軸について、コスト増大や組立工程の複雑化を招くことなくこれを無理なく覆い隠し、しかもデザイン上の自由度向上が可能な椅子を提供する。
【解決手段】左右に離間して対をなし背もたれ7を支持する背フレーム5と、座6を支持する座受4と、脚構造体KKとを備え、前記背フレーム5に設定した座受結合部位5a及び脚構造体結合部位5bを、前記座受4及び脚構造体KKにそれぞれ第1、第2の回転軸46、35を介して回転可能に結合することにより、前記背もたれ7及び座6を通常姿勢Pと後傾姿勢Qとの間で同期して傾動動作させるようにしたものであって、前記座受結合部位5aに、内向き面に開口し外向き面には開口しない第1の有底穴53を形成し、この第1の有底穴53に座受4側から突出させた前記第1の回転軸46を嵌合させるようにした。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右に離間して対をなす背フレームを、座受及び脚構造体に回転可能に支持させて、座及び背もたれをシンクロ傾動可能に構成した椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、座及び背もたれをシンクロ傾動可能に構成した種々の椅子が開発されている。代表的なものとしては、脚及び脚の上端に設けた支持体を有する脚構造体と、前記脚構造体に前端部をスライドかつ回転可能に連結した座受と、前記脚構造体に基端部を回転可能に連結するとともにその基端部から偏位した部位を座の後端部に回転可能に連結した左右一対の背フレームとを有したものが知られている。そして、これら各部材の連結は、左右に貫通する貫通孔を設け、その貫通孔に回転軸を通すことにより行い、また回転軸の抜け止めのためにCリング等を用いる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、かかる構成であると回転軸が外部に露出し、外観上好ましくないうえに、グリースで使用者の衣服が汚れたり、グリース部分に埃が付着したりする恐れがあることから、回転軸の露出部分を何らかのカバーで覆わざるを得ない。特に背フレームが最も外側方に位置する関係上、背フレームと座受又は脚構造体とを回転可能に連結する回転軸に関しては、前記カバーが必須のものとなる。
【0004】
しかしながら、そのようなカバーは組立工程を複雑にしコスト増大を招くうえに、デザイン上のネックとなって椅子全体としての一体感を損ない、必ずしも外観に好影響を与えるとは限らない。
【0005】
そこで本発明は、上述した不具合を解決し、この種の椅子において、特に背フレームを連結するための回転軸について、コスト増大や組立工程の複雑化を招くことなくこれを無理なく覆い隠し、しかもデザイン上の自由度向上が可能な椅子を提供することをその所期の課題としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係る椅子は、左右に離間して対をなし背もたれを支持する背フレームと、座を支持する座受と、脚構造体とを備え、前記背フレームに設定した座受結合部位及び脚構造体結合部位を、前記座受及び脚構造体にそれぞれ第1、第2の回転軸を介して回転可能に結合することにより、前記背もたれ及び座を通常姿勢と後傾姿勢との間で同期して傾動動作させる基本構造を有するものであって、前記座受結合部位に、内向き面に開口し外向き面には開口しない第1の有底穴を形成し、この第1の有底穴に座受側から突出させた前記第1の回転軸を嵌合させるようにするか、又は前記座受結合部位の内向き面から内向きに前記第1の回転軸を突出させ、この回転軸を座受側に支持させるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
このようなものであれば、背フレームそのものが回転軸を外側方から覆い隠すカバーの役割も兼ねるため、専用のカバーを有するものに比べコスト削減が可能となるうえ、カバーを取り付ける工程をも省略できる。さらに、単独のカバーが存在しないことから、椅子全体の一体感を損なうことなくデザイン上の設計自由度も向上する。特に座受と背フレームとを結合する回転軸は、着座者の手が届きやすく、しかも比較的目立つ部位に設定されるため、その効果が顕著なものとなる。
【0008】
本発明の効果をさらに大きなものとするには、前記脚構造体結合部位に、内向き面に開口し外向き面には開口しない第2の有底穴を形成し、この第2の有底穴に脚構造体側から突出させた前記第2の回転軸を嵌合させるか、又は前記脚構造体結合部位の内向き面から内向きに前記第2の回転軸を突出させ、この回転軸を脚構造体側に支持させるようにしているものが好ましい。もちろん、その他、背フレームに連結されている全ての回転軸を上記構造により覆い隠せば、コスト、外観等においてより有利なものとなる。
【0009】
背フレームに回転軸を連結していることを外観上感じさせないようにし、シンプル性を強調するためには、背フレームの厚み寸法を前記回転軸の直径よりも大きく設定しているものが好適である。
【0010】
例えば使用者が椅子を持ち上げたりする際に、回転軸に触れ、グリースでその者の衣服が汚れたり、グリース部分に埃が付着したりする恐れを防止するには、座受側に前記回転軸を支持する軸受部を設けたものであって、この軸受部が前記回転軸を完全に覆うようにしたものが望ましい。さらに同様の理由から脚構造体側に前記回転軸を支持する軸受部を設けたものであって、この軸受部が前記回転軸を完全に覆うようにしておけば、なお好ましい。
【0011】
上述した構成であると、前記背フレームの外側方への抜け止め構造を設ける必要がある。かかる抜け止め構造の好適な態様としては、座受及び脚構造体に結合した背フレーム間に連結部材を掛け渡し各背フレームの互いに離間する方向への動作を禁止するようにしたものを挙げることができる。かかる構成にしておけば、連結部材に種々の機能を兼備させることができるからである。
【0012】
そのように連結部材に種々の機能を兼備させる態様としては、前記連結構造を利用して座の後部の前部に対する傾動角度を変えるようにしたものが挙げられる。具体的には、座の少なくとも前後方向中間部に屈曲又は湾曲可能な曲げ部を設け、座の後部を座の前部に対して傾動動作可能に構成するとともに、前記連結部材に座の後部を支持させておく態様が考えられる。ここで「中間部」とは前端と後端との間という意味である。なお、曲げ部の位置は少なくとも前後方向中間部にあればよく、座全体が曲がるようなものでも構わない。
【0013】
一方、前記連結部材は、座の前後スライドに利用することもできる。そのためには、座と座受との間に介在し座を座受に対し前後にスライド移動可能に支持するスライド機構をさらに備えたものであって、前記連結部材にスライド支持部を設け前記スライド機構の機能を一部担わせる態様が考えられる。
【0014】
かかる構成の背フレームにおける望ましい製作方法としては、型成形によるものを挙げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
本実施形態に係る椅子Cは、図1、図2に示すように、構造体としての基盤をなす椅子本体1に、座6及び背もたれ5Aを取り付けてなるものである。この椅子本体1は、脚2及び脚2の上端側に取り付けた支持体3からなる脚構造体KKと、この脚構造体KKの上方に位置する座受4と、これら脚構造体KK及び座受4の外側方に位置し、左右に離間して対をなす背フレーム5とを備えてなる。
【0017】
そして、前記支持体3に、座受4の前端部を前後スライドかつ回転可能に連結するとともに、前記背フレーム5の基端部に設定した脚構造体結合部位5b及び中間部に設定した座受結合部位5aを、前記支持体3の上後端部及び前記座受4の後端部に、それぞれ第2の回転軸たる前背フレーム取付軸X2及び第1回転軸たる後背フレーム取付軸X1を介して回転可能に連結することによって、前記背フレーム5に支持させた背もたれ5A及び座受4に支持させた座6が、通常姿勢Pと後傾姿勢Qとの間で同期して傾動動作するようにしている。
【0018】
各部を詳述する。
【0019】
脚2は、5本の脚羽根21の中央から支柱22を立ち上げた構造をなし、支柱22は昇降可能であって内部に図示しないガススプリング機構を組み込んでいる。
【0020】
支持体3は、前記支柱22の上端部に回転可能に取り付けた概略舟形をなすもので、図4に示すように、前方に水平に延びその一部に支柱22を上下方向に貫通させてなる底壁31と、この底壁31の前端から斜め前方に傾斜して立ち上がる前傾斜壁32と、これら底壁31及び前傾斜壁32の周囲より起立して前記底壁31及び前傾斜壁32とともに内側に上方に開口する機構部収納空間を形成する側壁33とを具備する。そして前記側壁33の前部間に亘って、前座受取付軸X3を貫通させている。この前座受取付軸X3は、各側壁33に設けた前後に伸びる長孔Nにより前後にスライド可能に支持されている。各側壁33の後部には貫通孔がそれぞれ設けてあって、底壁31上方を横断する位置に、側壁33間に亘って前背フレーム取付軸X2を貫通させている。
【0021】
座受4は、図3、図5、図6に示すように、前記支持体3上に位置し、スライド機構9を介して座6を前後スライド可能に支持するものである。この座受4は、前後に延びる一対の縦フレーム41と、これら縦フレーム41の中間部間及び後端部間を連結する位置に横架した横フレーム42、43とを具備するもので、概略井桁状をなす。各縦フレーム41の前端部間の離間距離は、後端部間のそれよりも大きく設定してあって、この縦フレーム41の前端部間に、前記支持体3の前端部が位置するように設定している。なお、この前座受取付軸X3の各端面は、前記支持体3を外側方から覆うとともにこの座受4の前端部を外側方から覆うカバーCAによって外観不能に覆い隠されている。一方、前記横フレーム42、43のうち後側のもの43は、円筒状をなす中空パイプであり、その内部に前記後背フレーム取付軸X1を樹脂製スリーブSL1を介して貫通させてある。又、各縦フレーム41の前端部には、左右に貫通する貫通孔を設けてあって、これら貫通孔に前座受取付軸X3の各端部を貫通させてある。前記スライド機構9は、前記縦フレーム41の上端外側面に沿って前後に延びるように一体に設けた鍔状をなす案内部材91、92と、座6を構成する座シェル61の下面から突出する左右一対の内向き鉤部93、94(図7にその部分断面図を示す)とを備え、この鉤部93、94を前記案内部材91、92に外側方から抱くように係合させて座6を前後にスライド可能に支持するものである。
【0022】
背フレーム5は、図6等に示すように、インジェクション成形により製作してなる金属製のもので、側面視概略くの字型に屈曲する形状をなす。具体的には通常姿勢Pにおいてその下半部51が後方に向かうに連れ徐々に上昇し、上半部52は上方に向かうに連れ徐々に前方に向かうように設定してある。そして、その基端部(下端部)に設定した脚構造体結合部位5bにおいて、前記前背フレーム取付軸X2に連結されるとともに、前記脚構造体結合部位5bから後方に偏位させた部位に設定した座受結合部位5aにおいて、前記後背フレーム取付軸X1に連結されている。
【0023】
しかして本実施形態においては、図5、図6等に示すように、背フレーム5における前記座受結合部位5a及び脚構造体結合部位5bに、内向き面に開口し外向き面には開口しない第1及び第2の有底穴53、54を形成するとともに、これら各有底穴53、54に座受4側から突出させた前記後背フレーム取付軸X1及び支持体3側から突出させた前背フレーム取付軸X2を嵌合させるようにしている。
【0024】
より具体的に説明すると、前記座受結合部位5aには、内方に所定距離突出する第1の突出部55が設けてあって、この第1の突出部55の内向き面に断面円形状の第1の有底穴53を開口させている。この有底穴53は奥に行くに連れその断面が小さくなるもので、ここに外周が前記有底穴53の内周と対応する形状をなす樹脂製スリーブSL2を嵌め込むことにより、この樹脂製スリーブSL2を介して前記有底穴53に前記後背フレーム取付軸X1の端部をがたなく支持させている。なお、前記第1の突出部55の外径寸法は、背フレーム5の厚み寸法と同一又は若干小さく設定してあって、側面視この突出部55が背フレーム5に隠されて見えないように構成している。
【0025】
また、前記脚構造体結合部位5bにおいても、前記同様、内方に所定距離突出する第2の突出部56が設けてあって、この第2の突出部56の内向き面に断面円形状の第2の有底穴54を開口させている。この第2有底穴54は奥に行くに連れその断面が小さくなるもので、ここに外周が前記有底穴54の内周と対応する形状をなす樹脂製スリーブSL3を嵌め込むことにより、この樹脂製スリーブSL3を介して第2有底穴54に前記前背フレーム取付軸X2の端部を支持させている。
【0026】
一方、上述したように背フレーム5を外側方から嵌め込むだけの構成であると、前記背フレーム5の抜け止め構造7を設ける必要がある。本実施形態では、この抜け止め構造7として、座受4及び脚構造体KKに結合した背フレーム5間に連結部材71を掛け渡し各背フレーム5の互いに離間する方向への動作を禁止するようにしている。
【0027】
この連結部材71は、図5、図6に示すように、前記各背フレーム5の下半部における後側、具体的には前記後背フレーム取付軸X1よりも後側に架け渡され、当該背フレーム下半部51の傾斜方向に沿って傾斜するように構成した板状をなすものである。そしてその両側部を背フレーム5から内側方に突出させた支持板部57にねじ止めするようにしている。詳述すると、この連結部材71は、中央板部711と、この中央板部711の両側縁から一体に屈曲垂下させた起立板部712と、これら起立板部712の下端縁から外側方に一体に屈曲延伸させた取付板部713とを備えたものであり、これら取付板部713を前記支持板部57にねじ止め固定している。また本実施形態では、前記中央板部711に座6の後部を支持させるようにしている。そして、この中央板部711の各側縁からは、前記起立板部712を一部切り起こすようにして左右に延伸させた鍔状をなすスライド支持部95を設けるとともに、このスライド支持部95に、座シェル61の下面から突出させた左右一対の内向き鉤部96(図7にその部分断面図を示す)を外側方から抱くように係合させ、座シェル61の後部(座6の後部)を連結部材71の傾斜方向に沿ってスライド可能に支持させている。すなわち、このスライド支持部95及び前記鉤部96により設け前記スライド機構9の機能を一部担わせている。
【0028】
ここで座シェル61について説明しておくと、この座シェル61は、図5、図4に示すように、その上方にクッション62を取り付けて座6を構成するもので、その前後方向中央部よりやや後方よりに屈曲又は湾曲可能な曲げ部61aを設け、その曲げ部61aを境にして後部を前部に対して傾動可能に構成した樹脂製板状をなすものである。前記曲げ部61aは、左右に延伸する有底溝61a1を複数設け、その部分における可撓性を他の部分よりも高めるようにしたもので、背フレーム5の傾動角度に応じて座6において曲げ部61aよりも後部の前部に対する傾斜角度を変化させ、座り心地の向上に寄与させている。
【0029】
なお、本実施形態にかかる椅子Cは、その他に座昇降機構や、背座を常に通常姿勢側に付製する反力機構、背もたれ面の下部を突没させるランバーサポート機構等を有する多機能タイプのものであるが、本実施形態ではそれらの説明を省略する。
【0030】
このように構成した本実施形態によれば、背フレーム5そのものが各回転軸35、46を外側方から覆い隠すカバーの役割も兼ねるため、専用のカバーを有するものに比べコスト削減が可能となるうえ、組立工程も低減できる。さらに、単独のカバーが存在しないことから、椅子全体の一体感を損なうことなくデザイン上の設計自由度も向上する。特に座受4と背フレーム5とを結合する後背フレーム取付軸X1は、着座者の手が届きやすく、しかも比較的目立つ部位に設定されるため、その効果が顕著なものとなる。
【0031】
また、特に本実施形態では、背フレーム5の中間に位置し、後背フレーム取付軸X1に連結されている前記第1の突出部55の外径寸法を、その近傍に略等しい厚みを保って延びる背フレーム5のその厚み寸法と同一又は若干小さく設定してあって、側面視この突出部55が背フレーム5に隠されて見えないように構成しているため、背フレーム5の中間に後背フレーム取付軸X1を連結していることを外観上感じさせず、シンプル性等を強調することができる。
【0032】
また、座受4の横フレーム43が左右に亘る円筒状をなす中空パイプであり、その内部に後背フレーム取付軸X1を貫通させて軸受部としての役割を担うところ、この横フレーム43が、背フレーム5側の第1有底穴53、54と併せて、前記後背フレーム取付軸X1を完全に覆い隠すので、例えば使用者が椅子Cを持ち上げたりする際に、後背フレーム取付軸X1に触れ、グリースでその者の衣服が汚れたり、グリース部分に埃が付着したりすることを防止でき、外観上も好ましいものとなる。
【0033】
また、前記連結部材71に座6の後部の支持やスライド機能の付与等、種々の機能を兼備させているため、部品点数の削減を図ることができる。
【0034】
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
【0035】
例えば、第2の回転軸たる前背フレーム取付軸、第1の回転軸たる後背フレーム取付軸を、背フレームの内面から内方に突出させるようにしてもよい。また、シンクロチルト可能な椅子であれば、その構造や各部の形状等が異なっても構わない。
【0036】
その他本発明は上記各図示例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であるのは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、背フレームそのものが回転軸を外側方から覆い隠すカバーの役割も兼ねるため、専用のカバーを有するものに比べコスト削減が可能となるうえ、カバーを取り付ける工程をも省略できる。さらに、単独のカバーが存在しないことから、椅子全体の一体感を損なうことなくデザイン上の設計自由度も向上する。特に座受と背フレームとを結合する回転軸は、着座者の手が届きやすく、しかも比較的目立つ部位に設定されるため、その効果が顕著なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る椅子の正面図。
【図2】同実施形態に係る椅子の側面図。
【図3】同実施形態に係る椅子の支持体及び背フレームを主として示す平面図。
【図4】同実施形態に係る椅子の支持体付近を示す縦断面図。
【図5】同実施形態に係る椅子の座受及び背フレームを主として示す斜視図。
【図6】同実施形態に係る椅子の座受及び背フレームを主として示す分解斜視図。
【図7】同実施形態に係る椅子のスライド機構を示す部分横断面図。
【符号の説明】
C・・・椅子
35・・・第2の回転軸(前背フレーム取付軸)
4・・・座受
43・・・軸受部(横フレーム)
46・・・第1の回転軸(後背フレーム取付軸)
5・・・背フレーム
53・・・第1の有底穴
54・・・第2の有底穴
5A・・・背もたれ
5a・・・座受結合部位
5b・・・脚構造体結合部位
6・・・座
61a・・・曲げ部
7・・・抜け止め構造
71・・・連結部材
9・・・スライド機構
95・・・スライド支持部
KK・・・脚構造体
P・・・通常姿勢
Q・・・後傾姿勢

Claims (11)

  1. 左右に離間して対をなし背もたれを支持する背フレームと、座を支持する座受と、脚構造体とを備え、前記背フレームに設定した座受結合部位及び脚構造体結合部位を、前記座受及び脚構造体にそれぞれ第1、第2の回転軸を介して回転可能に結合することにより、前記背もたれ及び座を通常姿勢と後傾姿勢との間で同期して傾動動作させるようにしたものであって、
    前記座受結合部位に、内向き面に開口し外向き面には開口しない第1の有底穴を形成し、この第1の有底穴に座受側から突出させた前記第1の回転軸を嵌合させるようにしていることを特徴とする椅子。
  2. 左右に離間して対をなし背もたれを支持する背フレームと、座を支持する座受と、脚構造体とを備え、前記背フレームに設定した座受結合部位及び脚構造体結合部位を、前記座受及び脚構造体にそれぞれ第1、第2の回転軸を介して回転可能に結合することにより、前記背もたれ及び座を通常姿勢と後傾姿勢との間で同期して傾動動作させるようにしたものであって、
    前記座受結合部位の内向き面から内向きに前記第1の回転軸を突出させ、この回転軸を座受側で支持させていることを特徴とする椅子。
  3. 前記脚構造体結合部位に、内向き面に開口し外向き面には開口しない第2の有底穴を形成し、この第2の有底穴に脚構造体側から突出させた第2の回転軸を嵌合させるようにしていることを特徴とする請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記脚構造体結合部位の内向き面から内向きに第2の回転軸を突出させ、この第2の回転軸を脚構造体側で支持させていることを特徴とする請求項1又は2記載の椅子。
  5. 背フレームの厚み寸法を前記回転軸の直径よりも大きく設定している請求項1、2、3又は4記載の椅子。
  6. 座受側に前記第1の回転軸を支持する第1の軸受部を設けたものであって、この第1の軸受部が前記第1の回転軸を完全に覆うものである請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
  7. 脚構造体側に前記第2の回転軸を支持する第2の軸受部を設けたものであって、この第2の軸受部が前記第2の回転軸を完全に覆うものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の椅子。
  8. 前記背フレームの外側方への抜け止め構造をさらに備えたものであって、その抜け止め構造が、座受及び脚構造体に結合した背フレーム間に連結部材を掛け渡し各背フレームの互いに離間する方向への動作を禁止するようにしたものである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の椅子。
  9. 座の少なくとも前後方向中間部に屈曲又は湾曲可能な曲げ部を設け、座の後部を座の前部に対して傾動動作可能に構成したものであって、前記連結部材に座の後部を支持させている請求項8記載の椅子。
  10. 座と座受との間に介在し座を座受に対し前後にスライド移動可能に支持するスライド機構をさらに備えたものであって、前記連結部材にスライド支持部を設け前記スライド機構の機能を一部担わせている請求項8又は9記載の椅子。
  11. 背フレームが型成形により製作されたものである請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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