JP2004033342A - バンド及び時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面に立体形状を表すバンドを提供すること。
【解決手段】表面母材11がバンドの芯となる中芯材3の一部を覆う。裏面母材21が、中芯材3の残りの分を覆う。表面母材11と裏面母材21のいずれか一方の表面に、文字や図形などの任意の立体的形状を形成した弾性母材12、22を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】表面母材11がバンドの芯となる中芯材3の一部を覆う。裏面母材21が、中芯材3の残りの分を覆う。表面母材11と裏面母材21のいずれか一方の表面に、文字や図形などの任意の立体的形状を形成した弾性母材12、22を設ける。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
バンド及び時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のバンドは、図5に示すように、中芯材3の表側の表面を皮革製の表面材1で覆い、中芯材3の裏側の表面を皮革製の裏面材2で覆う。表面材1の端面は、裏面材2を中芯材3に覆ったときに、裏面材2で覆って隠す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、皮革製のバンドにおいては、バンドに立体形状を表そうとしたとき、表したい立体形状の周辺に凹部を設け、この凹部と皮革バンドの表面との段差により、立体形状を表すことしかできず、複雑な立体形状を表すことができない、という問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のバンドは、バンドの芯となる中芯材と、前記中芯材の一部を覆う表面母材と、前記中芯材の残りの分を覆う裏面母材と、前記表面母材と前記裏面母材のいずれか一方の表面に任意の立体的形状を有する弾性母材と、を有するしている。
【0005】
本発明のバンドは、弾性母材が、シリコン、ポリウレタン樹脂及び合成ゴムのいずれか1であるものである。
【0006】
本発明のバンドは、表面母材及び裏面母材が、天然皮革、合成皮革、不繊布、布地のいずれか1つである。
【0007】
そして、本発明の時計は、ガラスと、前記ガラスを取付けた胴と、前記胴に取り付けたこれらのバンドの中からいずれか1つのバンドとを有するものである。
【0008】
【実施の態様】
弾性樹脂を付着させ、任意の立体模様を形成させた素材を用いると、表面材1に代替して用いた場合、図2に示すように、皮革バンド表面に、表面母材11に対し、表面弾性樹脂模様部12が隆起した立体模様を表出することができる。
同様に裏面材に代替して用いた場合、図3に示すように、皮革バンド裏面に、裏面母材21に対し、裏面弾性樹脂模様部22が隆起した立体模様を表出することができ、裏面弾性樹脂模様部22の隆起頂点と裏面母材21の表面に高さTの通気隙間23が形成され、腕に携帯した状態において、腕の肌面と裏面母材21の表面との間に通気隙間23に大気が流れ、汗抜き作用が生ずる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
この発明の実施例を図面に基づいて、以下に詳述する。
【0010】
図1は実施例1におけるバンドの斜視図で、図2は図1におけるA−A部の断面を示した断面図である。中芯材2の表側を表面母材11で覆う。表面母材11は、任意の染色が可能な合成皮革を使用する。表面母材11の外側(中芯材と反対側)の面に任意の着色が可能なシリコンを付着させた表面弾性模様部12を形成する。表面弾性模様部12に、図1に示すような文字、図形などを立体的な形状としておく。なお、表面弾性模様部12は、表面母材11の全体に設けても良いし、その一部分にのみ設けても良い。裏面母材21も、中芯材3を覆うように取り付ける。このとき、表面母材11の端部が裏面母材21で隠れるようにする。これは、「へり返し」と言われる仕立てである。この仕立て以外に、表面母材11と裏面母材12を貼り合わせて外周を切断する「ウエルダーカット」や、「切り身」と称される仕立ても可能である。皮革バンドとしての仕立ては従来と同様の仕立てのほとんどの方法が可能で活用できる。
【0011】
表面母材11は合成皮革のみならず天然皮革、不繊布、クロス布地を用いることも可能である。表面弾性模様部12はシリコンのみならず、ポリウレタン樹脂、合成ゴムなどの弾性素材を用いても同様の狙いを実現できる。
【0012】
(実施例2)
図3は実施例2におけるバンドの断面図である。裏面材2に代替して用いた素材は裏面母材21に任意の染色が可能な合成皮革を使用する。裏面母材21の外側(中芯材2とは反対側)の面に任意の着色が可能なシリコンを付着させた表面弾性模様部22を設ける。裏面母材21に表面弾性模様部22を設けて、立体形状を形成することで、バンドを腕などにはめたときに、汗などでバンドと腕が密着することを防ぐことができる。
【0013】
(実施例3)
図4は実施例3におけるバンドの断面図である。実施例1と実施例2とを組み合わせたものである。表面母材11に任意の染色が可能な合成皮革を使用して中芯材2を覆う。任意の着色が可能なシリコンを表面母材11の外側の面に付着させた表面弾性模様部22を設ける。裏面母材21に任意の染色が可能な合成皮革を用いて、中芯材2を覆う。任意の着色が可能なシリコンを裏面母材21の外側の面に付着させた表面弾性模様部22を設ける。
【0014】
図示はしていないが、ガラスを内蔵した胴に、実施例1乃至3に記載したバンドをバネ棒で取り付け、時計とすることもできる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のバンド及び時計は、弾性母材を表面母材あるいは裏面母材の表面に形成することで、皮革等の感触や外観を有しながら、文字や模様を立体的に構成することができる。新しいデザインや、肌触り、汗抜き効果などを有する。実施例1乃至3は、自由度の高い色と立体感の意匠要素を実現し、従来の皮革バンドでは得ることのできなかった肌触り、汗抜き効果などを実現し、さらにこれらの効果を複合して実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1におけるバンドの斜視図である。
【図2】図2は図1のA−A断面図である。
【図3】図3は実施例2における断面図である。
【図4】図4は実施例3における断面図である。
【図5】図5は従来のバンドにおける断面図である。
【符号の説明】
1 :表面材
2 :裏面材
3 :中芯材
11:表面母材
12:表面弾性樹脂模様部
21:裏面母材
22:裏面弾性母材模様部
23:通気隙間
【発明の属する技術分野】
バンド及び時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のバンドは、図5に示すように、中芯材3の表側の表面を皮革製の表面材1で覆い、中芯材3の裏側の表面を皮革製の裏面材2で覆う。表面材1の端面は、裏面材2を中芯材3に覆ったときに、裏面材2で覆って隠す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、皮革製のバンドにおいては、バンドに立体形状を表そうとしたとき、表したい立体形状の周辺に凹部を設け、この凹部と皮革バンドの表面との段差により、立体形状を表すことしかできず、複雑な立体形状を表すことができない、という問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のバンドは、バンドの芯となる中芯材と、前記中芯材の一部を覆う表面母材と、前記中芯材の残りの分を覆う裏面母材と、前記表面母材と前記裏面母材のいずれか一方の表面に任意の立体的形状を有する弾性母材と、を有するしている。
【0005】
本発明のバンドは、弾性母材が、シリコン、ポリウレタン樹脂及び合成ゴムのいずれか1であるものである。
【0006】
本発明のバンドは、表面母材及び裏面母材が、天然皮革、合成皮革、不繊布、布地のいずれか1つである。
【0007】
そして、本発明の時計は、ガラスと、前記ガラスを取付けた胴と、前記胴に取り付けたこれらのバンドの中からいずれか1つのバンドとを有するものである。
【0008】
【実施の態様】
弾性樹脂を付着させ、任意の立体模様を形成させた素材を用いると、表面材1に代替して用いた場合、図2に示すように、皮革バンド表面に、表面母材11に対し、表面弾性樹脂模様部12が隆起した立体模様を表出することができる。
同様に裏面材に代替して用いた場合、図3に示すように、皮革バンド裏面に、裏面母材21に対し、裏面弾性樹脂模様部22が隆起した立体模様を表出することができ、裏面弾性樹脂模様部22の隆起頂点と裏面母材21の表面に高さTの通気隙間23が形成され、腕に携帯した状態において、腕の肌面と裏面母材21の表面との間に通気隙間23に大気が流れ、汗抜き作用が生ずる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
この発明の実施例を図面に基づいて、以下に詳述する。
【0010】
図1は実施例1におけるバンドの斜視図で、図2は図1におけるA−A部の断面を示した断面図である。中芯材2の表側を表面母材11で覆う。表面母材11は、任意の染色が可能な合成皮革を使用する。表面母材11の外側(中芯材と反対側)の面に任意の着色が可能なシリコンを付着させた表面弾性模様部12を形成する。表面弾性模様部12に、図1に示すような文字、図形などを立体的な形状としておく。なお、表面弾性模様部12は、表面母材11の全体に設けても良いし、その一部分にのみ設けても良い。裏面母材21も、中芯材3を覆うように取り付ける。このとき、表面母材11の端部が裏面母材21で隠れるようにする。これは、「へり返し」と言われる仕立てである。この仕立て以外に、表面母材11と裏面母材12を貼り合わせて外周を切断する「ウエルダーカット」や、「切り身」と称される仕立ても可能である。皮革バンドとしての仕立ては従来と同様の仕立てのほとんどの方法が可能で活用できる。
【0011】
表面母材11は合成皮革のみならず天然皮革、不繊布、クロス布地を用いることも可能である。表面弾性模様部12はシリコンのみならず、ポリウレタン樹脂、合成ゴムなどの弾性素材を用いても同様の狙いを実現できる。
【0012】
(実施例2)
図3は実施例2におけるバンドの断面図である。裏面材2に代替して用いた素材は裏面母材21に任意の染色が可能な合成皮革を使用する。裏面母材21の外側(中芯材2とは反対側)の面に任意の着色が可能なシリコンを付着させた表面弾性模様部22を設ける。裏面母材21に表面弾性模様部22を設けて、立体形状を形成することで、バンドを腕などにはめたときに、汗などでバンドと腕が密着することを防ぐことができる。
【0013】
(実施例3)
図4は実施例3におけるバンドの断面図である。実施例1と実施例2とを組み合わせたものである。表面母材11に任意の染色が可能な合成皮革を使用して中芯材2を覆う。任意の着色が可能なシリコンを表面母材11の外側の面に付着させた表面弾性模様部22を設ける。裏面母材21に任意の染色が可能な合成皮革を用いて、中芯材2を覆う。任意の着色が可能なシリコンを裏面母材21の外側の面に付着させた表面弾性模様部22を設ける。
【0014】
図示はしていないが、ガラスを内蔵した胴に、実施例1乃至3に記載したバンドをバネ棒で取り付け、時計とすることもできる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のバンド及び時計は、弾性母材を表面母材あるいは裏面母材の表面に形成することで、皮革等の感触や外観を有しながら、文字や模様を立体的に構成することができる。新しいデザインや、肌触り、汗抜き効果などを有する。実施例1乃至3は、自由度の高い色と立体感の意匠要素を実現し、従来の皮革バンドでは得ることのできなかった肌触り、汗抜き効果などを実現し、さらにこれらの効果を複合して実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1におけるバンドの斜視図である。
【図2】図2は図1のA−A断面図である。
【図3】図3は実施例2における断面図である。
【図4】図4は実施例3における断面図である。
【図5】図5は従来のバンドにおける断面図である。
【符号の説明】
1 :表面材
2 :裏面材
3 :中芯材
11:表面母材
12:表面弾性樹脂模様部
21:裏面母材
22:裏面弾性母材模様部
23:通気隙間
Claims (4)
- バンドの芯となる中芯材と、
前記中芯材の一部を覆う表面母材と、
前記中芯材の残りの分を覆う裏面母材と、
前記表面母材と前記裏面母材のいずれか一方の表面に任意の立体的形状を有する弾性母材と、
を有するバンド。 - 前記弾性母材は、シリコン、ポリウレタン樹脂及び合成ゴムのいずれか1である請求項1記載のバンド。
- 前記表面母材及び前記裏面母材は、天然皮革、合成皮革、不繊布、布地のいずれか1つである請求項1又は2記載のバンド。
- ガラスと、
前記ガラスを取付けた胴と、
前記胴に取り付けた前記1乃至3のいずれか1つに記載のバンドと、
を有する時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002191840A JP2004033342A (ja) | 2002-07-01 | 2002-07-01 | バンド及び時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002191840A JP2004033342A (ja) | 2002-07-01 | 2002-07-01 | バンド及び時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004033342A true JP2004033342A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31701294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002191840A Pending JP2004033342A (ja) | 2002-07-01 | 2002-07-01 | バンド及び時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004033342A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102742983A (zh) * | 2012-07-19 | 2012-10-24 | 力其国际有限公司 | 橡胶层面模压制品及其制作方法 |
CN103260683A (zh) * | 2010-12-13 | 2013-08-21 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 具有增强的舒适性的头盔束带构件 |
-
2002
- 2002-07-01 JP JP2002191840A patent/JP2004033342A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103260683A (zh) * | 2010-12-13 | 2013-08-21 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 具有增强的舒适性的头盔束带构件 |
CN102742983A (zh) * | 2012-07-19 | 2012-10-24 | 力其国际有限公司 | 橡胶层面模压制品及其制作方法 |
CN102742983B (zh) * | 2012-07-19 | 2016-01-06 | 力其国际有限公司 | 橡胶层面模压制品的制作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20040304 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |