JP2004032837A - 海中分岐装置 - Google Patents

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Hironori Shioda
塩田 裕基
Makoto Tsukiji
築地 真
Sadamu Matsuda
松田 定
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Abstract

【課題】小型化・高信頼化が図られると共に、補修・点検作業を容易に行える海中分岐装置を実現する。
【解決手段】耐圧筐体3と、耐圧筐体3の内部に形成された中継回路ユニット9内に設けられ、伝送される信号の中継処理を行う光増幅回路ユニット8と、中継回路ユニット8内に設けられ、高電圧の給電電圧を切り替えるための給電切り替え用リレー100が配置される給電切り替え回路ユニット7を備え、中継回路ユニット9を含む耐圧筐体3の内部は絶縁性液体11で充填される海中分岐装置において、記給電切り替え回路ユニット7内に配置される給電切り替え用リレー100は、接点部開放型リレーであることを特徴とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光海底ケーブル伝送システムに用いられ、1つの分岐ケーブルが異常になった場合に、伝送される信号が途絶えないように別の分岐ケーブルに切り換える機能を有した海中分岐装置に係わり、さらに詳しくは、その内部に配設され、高電圧の給電経路を切り替えるためのリレーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば、特開2001−327061号公報に開示された従来の海中分岐装置の構成を示す断面図である。
図において、3は深海の水圧に耐える程度に形成されている耐圧筐体であり、耐圧筐体3は耐圧円筒筐体2と耐圧円筒筐体2の側壁を密封するための端面板1とによって構成されている。
9は耐圧筐体3内に形成され、中継処理を行う中継回路ユニットで、例えば、中継処理としての光信号を増幅するための光増幅回路ユニット8と、直流高電圧の給電切り替え回路ユニット7とによって構成されている。
【0003】
6は中継回路ユニット9を内蔵するために形成された金属円筒、5は金属円筒6を耐圧筐体3からから絶縁するために形成されたポリエチレン円筒である。
4は中継回路ユニット9の放熱および緩衝のために形成された金属メッシュスプリング、12は通信用海底ケーブル13を耐圧筐体3内に導くためのフィールドスルー、10aは光ケーブル、10bは給電線である。
光ケーブル10aおよび給電線10bは、耐圧筐体3の外部から中継回路ユニット9の各端子に信号を導入、あるいは中継回路ユニット9の各端子から耐圧筐体3の外部に信号を導出するための信号線となる。
14は一方の端面板1に設けられた気密封止孔、11はこの気密封止孔14から耐圧筐体3内に充填された絶縁性液体、15は気密封止孔14を外部から封止するための封止ピンである。
【0004】
図8は、図7に示したような従来の海中分岐装置の給電切り替え回路ユニット7の内部に配置される給電切り替えデバイスとしての給電切り替え用真空リレーの外観構造を示す図である。
なお、図8(a)は側面図、図8(b)は上面図である。
このような構造の給電切り替え用真空リレーは、例えば、特開2000−332661号公報に開示されている。
図8において、16a〜16fは給電切り替え用真空リレーの内部の接点部と接続されている端子、17は給電切り替え用真空リレー内部を真空に保つための真空封止ガラス容器である。
従来の海中分岐装置では、図8に示したような構造(即ち、リレーの接点部を真空状態に保つためのガラスのような外壁を有した構造)の真空リレーを給電切り替え回路ユニット7内に複数個配置し、これらを組み合わせて給電切り替えを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
海中分岐装置への給電は、陸上にある基地局から行われており、昨今の通信の大容量化に伴ってその給電電圧は上昇している。
そのため高電圧の給電切り替えデバイスとして、一般に真空リレーを複数個組み合わせることで構成している。
しかし、このような従来の給電切り替え用真空リレーの場合、リレー内部の接点部の電気的な絶縁は真空によって行うので、図8に示したように真空状態を保持するための硝子等の外壁(例えば、真空封止ガラス容器)が必要となる。
この外壁のため、従来では給電切り替え用真空リレーの小型化を図ることが困難であり、耐圧筐体内の給電切り替え用真空リレーの大きさによる配置が規定され、給電切り替え用真空リレーの形状(接点構造)や配置の自由度が小さく、海中分岐装置内部の回路の複雑化(即ち、集積化)や小型化が困難であった。
また、補修時の給電切り替えリレーの補修や点検作業を簡便に行うことができなかった。
【0006】
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、内部に配設される給電切り替え用のリレーの外壁を不要とし、給電切り替え用リレーの小型化および形状・配置の自由度の向上を図ることにより、海中分岐装置の高信頼化・小型化を可能とすることを目的とする。
また、給電切り替え用リレーの補修・点検作業を容易に行える海中分岐装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る海中分岐装置は、耐圧筐体と、上記耐圧筐体内に形成された中継回路ユニット内に設けられ、伝送される信号の中継処理を行う光増幅回路ユニットと、上記中継回路ユニット内に設けられ、高電圧の給電電圧を切り替えるための給電切り替え用リレーが配置される給電切り替え回路ユニットを備え、上記中継回路ユニットを含む上記耐圧筐体の内部は絶縁性液体で充填される海中分岐装置において、
上記給電切り替え回路ユニット内に配置される給電切り替え用リレーは、接点部開放型リレーであることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る海中分岐装置の上記絶縁性液体は、フッ素系不活性液体であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る海中分岐装置は、上記耐圧筐体の内部を絶縁性液体で充填するのに代えて、上記耐圧筐体の内部を真空絶縁にしたものである。
【0010】
また、本発明に係る海中分岐装置の上記接点部開放型リレーの接点部構造は、はしご形状であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る海中分岐装置の上記接点部開放型リレーの接点部構造は、ロータリースイッチ形状であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る海中分岐装置の上記接点部開放型リレーの接点部構造は、円筒状のロータリースイッチ形状であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、従来図と同一符号は従来のもと同一あるいは相当のものを表す。
実施の形態1.
図1は、本発明による海中分岐装置の構成を概念的に示す図である。
本実施の形態による海中分岐装置は、前述の図7に示した従来の海中分岐装置と基本的な構成は同じであり、図に示すように、深海の水圧(約800気圧)に耐え得る耐圧筐体3を有し、その内部に中継処理として光信号を増幅するための光増幅回路ユニット8や直流高電圧の給電電圧を切り替えるための給電切り替え用リレーが配設される給電切り替え回路ユニット7等からなる中継回路ユニット9が収納されており、中継回路ブロック9を含む耐圧筐体3の内部には絶縁性物質(絶縁性液体)が充填されている。
【0014】
また、耐圧筐体3の外部から光増幅回路ユニット8に信号を導入、あるいは光増幅回路ユニット8から耐圧筐体3の外部に信号を導出するため光ケーブル10aが光増幅回路ユニット8の各端子に接続されるともに、耐圧筐体3の外部から給電切り替え回路ユニット7に給電電圧を導入、あるいは給電切り替え回路ユニット7から耐圧筐体3の外部に給電電圧を導出するため給電線10bが給電切り替え回路ユニット7の各端子に接続されている。
図において、100は給電切り替え回路ユニット7内に配設された直流高電圧の給電電圧を切り替えるための給電切り替え用リレーである。
本実施の形態による給電切り替え用リレー100は、図8に示したような真空状態を保持するための硝子等の外壁(例えば、真空封止ガラス容器)を有しておらず、中継回路ユニット9に充填された絶縁性液体で接点部が直接覆われる接点部開放型のリレーであることを特徴とする。
【0015】
図2は、図1に示した本発明による海中分岐装置の給電切り替え回路ユニット7内に配設される給電切り替え用リレー100の一構造例を説明するための図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は正面図、図2(c)は側面図である。図2において、19a、19b、19cは、接続端子支持体20で固定されたリレーの接続端子であり、導電性切り替え切片21を介して高電圧の給電電圧が流れる。
なお、導電性切り替え切片21やリレーの接続端子19a〜19cは、図1に示した複数の給電線10bのいずれかと接続されている。
22、23は駆動切片、24は駆動切片支持棒であり、給電経路切り替え時に電磁弁25がA方向に動く機械力を導電性切り替え切片21に伝える。
導電性切り替え切片21はリレーの接続端子19bと駆動切片22、23により支持されている。
26は電磁弁25を駆動するための回路が組み込まれたリレー台、27は電磁弁駆動信号の端子である。
【0016】
次に、図2に示した給電切り替え用リレーにおける給電経路の切り換え方法を以下に説明する。
19a〜19cはリレーの接続端子であり、通常時はリレーの接続端子19b‐19c間を導電性切り替え切片21が橋絡しており、高電圧の給電電圧は接続端子19b‐19c間にかかる。
中継回路ユニットの故障や回線の断線当の故障時には、リレー台26に取り付けられた電磁弁駆動信号の端子27に電圧がかかることにより、図2(c)に示すように、電磁弁25が“O”点を回転中心としてA方向に回転し、駆動切片支持棒24を上方に駆動する。
これにより導電性切り替え切片21が接続端子19bを回転軸としてB方向に傾き、接続端子19cから離れ、リレーの接続端子19b‐19c間にかかっていた給電電圧が切れる。
さらに、リレーの接続端子19a‐19b間を導電性切り替え切片21が橋絡し、給電電圧はリレーの接続端子19a‐19b間にかかり、給電経路の切り換えが行われる。
【0017】
なお、本実施の形態による海中分岐装置内の給電切り替え用リレーは、接点部(即ち、導電性切り替え切片21とリレーの接続端子19a〜19cとの接触部)の周囲は絶縁性物質で覆われているが、給電切り替えを行う給電電圧は高電圧であるので、給電切り替えは問題なく行える。
従って、図8に示すような硝子などで作られた強固な真空封止ガラス容器17を用いてリレー接点部を真空等で封じ込める事を必要としない。
よって、接続端子支持体20でリレーの接続端子19a〜19cを固定するだけでよく、給電切り替え用リレーの小型化と構造の簡素化が可能となる。
また、真空封止ガラス容器17のような外壁が必要でなく、リレー自体の形状を規定しないため、例えば図2に示したような「はしご型」の接点部構造にすることができる。
これにより、給電切り替え用リレーの形状を直方体形状にし、従来の円筒形構造に比べ、リレー体積を縮小し、給電切り替え回路ユニット内において密に配置することができ、海中分岐装置の大幅な小型化が可能となる。
【0018】
また、給電切り替え用リレー自体の形状や接点構造を容易に変えることができるため、海中分岐装置内におけるリレーの配置個所が規定されず、海中分岐装置設計において柔軟な設計を可能にする。
また、絶縁性液体としてフッ素系不活性液体を使用すれば、沸点が低い(30〜215℃)ため、給電切り替え用リレーの補修、点検時作業時に加熱することで内部絶縁性液体を抜き取ることが可能であり、補修・点検作業を簡便化することができる。
また、絶縁性液体の代わりに耐圧筐体内を真空にした場合、絶縁強度が高くなり海中分岐装置の高信頼化が得られる。
この場合、不活性液体を充填していないため、製造工程の簡略化が計れ、給電切り替え用リレーの補修、点検時作業を簡便にすることができる。
【0019】
実施の形態2.
図3および図4は、図2に示した接点部構造がはしご形状をした接点部開放型の給電切り替え用リレー100の他の構造例を説明するための図である。
図3において、28‐1、28‐2、・・・〜・・・28‐nは、リレーの接続端子19a〜19cと接続端子支持体20と導電性切り替え切片21を組み合わせた接続ユニットであり、実施の形態1において、接続ユニットを横方向に複数個設置した接点構造である。
給電経路の切り換え方法は実施の形態1の場合と同じであり、各接続ユニットにおいて、通常時に接続端子19b‐19c間が給電経路となり、故障時には接続端子19b‐19a間が給電線路となる。
【0020】
また、図4において、19a〜19eはリレーの接続端子であり、図4は一つの導電性切り替え切片21上に複数の接続端子がある接点構造を示している。
なお、図4は簡略化のため2回線のみ表示している。
給電経路の切り換え駆動方法は実施の形態1の場合と同じであるが、当該構造においては通常時に接続端子19b‐19c、19d間が給電経路となり、故障時には導電性切り替え切片21がC方向に回転駆動し、接続端子19b‐19a、19e間が給電線路となる。
上記接点構造にすることにより、数回線を同時に制御することができ、海中分岐装置の高信頼化が得られるとともに、装置の更なる簡素化や小型化を可能にすることができる。
【0021】
実施の形態3.
図5は、接点部開放型の給電切り替え用リレー100がロータリースィッチ形状をしている場合の構造例を説明するための図であり、図5(a)は上面から見た図、図5(a)は側面から見た図である。
なお、図5は給電経路が4経路の場合の接点構造を示している。
図5において、19a〜19hはリレー端子台29で固定されたリレーの接続端子であり、導電性切り替え切片21を介して給電電圧が流れる。
30は導電性切り替え切片21を回転自在に支持する駆動軸であり、給電経路切り替え時にステッピングモータ31がD方向に動く機械力を導電性切り替え切片21に伝える。
なお、当該リレーは耐圧筐体3内部に設置され、周辺を耐圧筐体3内部に充填された絶縁性物質(絶縁性液体)で覆われている。
【0022】
次に、図5に示したロータリースィッチ構造の給電切り替え用リレーにおける給電経路の切り換え方法を以下に説明する。
19a〜19hはリレーの接続端子であり、通常時は接続端子19a‐19e間を導電性切り替え切片21が橋絡しており、給電電圧は接続端子19a‐19e間にかかる。
故障時にはステッピングモータ31に電圧がかかることにより駆動軸30がD方向に45°回転し、接続端子19a、19eから離れ、接続端子19a‐19e間にかかっていた給電電圧が切れる。
さらに、破線で示したように接続端子19b‐19f間を導電性切り替え切片21が橋絡し、高電圧の給電電圧は19b‐19f間にかかり、給電経路の切り換えが行われる。
図5に示したロータリースィッチ構造(形状)の給電切り替え用リレーの場合、導電性切り替え切片21をさらに回転させることにより、給電経路は4経路得られる。
上記接点構造(即ち、ロータリースイッチ形状)にすることにより、数回線を同時に制御することが可能となり、海中分岐装置の高信頼化が得られるとともに、装置の更なる簡素化や小型化を可能にすることができる。
【0023】
実施の形態4.
図6は、実施の形態4による海中分岐装置に用いられる接点部開放型の給電切り替え用リレー100の構造を説明するための斜視図である。
図6において、32は絶縁性端子、33a〜33dは導電性接続端子であり、導電性切り替え切片21を介して高電圧の給電電圧が流れる。
絶縁性端子32、導電性接続端子33a〜33dは、端子支持棒34により支えられている。
30は駆動軸であり、給電経路切り替え時に31のステッピングモータ31が回転する機械力を導電性切り替え切片21に伝える。
なお、図6に示した給電切り替え用リレーは、耐圧筐体3内部の給電切り替え回路ユニット7内に設置され、周辺は充填された絶縁性液体で覆われている。
【0024】
次に、図6の構造(即ち、円筒状のロータリースィッチ形状)における給電経路の切り換え方法を以下に説明する。
33a〜33dはリレーの接続端子(導電性接続端子)であり、通常時は接続端子33a‐33c間を導電性切り替え切片21が橋絡しており、高電圧の給電電圧は接続端子33a‐33c間にかかる。
故障時には、ステッピングモータ31に電圧がかかることにより駆動軸30が回転し、導電性切り替え切片21が絶縁部32(導電性接続端子)に達し、接続端子33a、33cから離れ、接続端子33a‐33c間にかかっていた給電電圧が切れる。
さらに導電性切り替え切片21が回転(初期から90°回転)すると、接続端子33b‐33d間を導電性切り替え切片21が橋絡し、給電電圧は33b‐33d間にかかり給電経路の切り換えが行われる。
なお、給電経路は、図6の構造の場合、2経路であるが、絶縁性端子(絶縁部)と導電性接続端子(接続端子)の数を増加することで、さらに多くの給電経路を得ることができる。
このような接点構造にすることにより、数回線を同時に制御することが可能となり、海中分岐装置の高信頼化が得られるとともに、装置の更なる簡素化や小型化を可能にすることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明による海中分岐装置は、耐圧筐体と、耐圧筐体内に形成された中継回路ユニット内に設けられ、伝送される信号の中継処理を行う光増幅回路ユニットと、中継回路ユニット内に設けられ、高電圧の給電電圧を切り替えるための給電切り替え用リレーが配置される給電切り替え回路ユニットとを備え、中継回路ユニットを含む耐圧筐体の内部は絶縁性液体で充填される海中分岐装置において、
記給電切り替え回路ユニット内に配置される給電切り替え用リレーは、接点部開放型リレーであることを特徴とするので、給電切り替え用リレーは真空封止する必要がなくなり、大幅な小型化が図れる。
従って、小型化および構造の簡素化を可能とする海中分岐装置を実現できる。
【0026】
また、本発明による海中分岐装置の絶縁性液体は、沸点が低いフッ素系不活性液体であることを特徴とするので、給電切り替え用リレーの補修・点検作業を容易に行える。
【0027】
また、本発明による海中分岐装置は、耐圧筐体の内部を絶縁性液体で充填するのに代えて、耐圧筐体の内部を真空絶縁にしたので、絶縁性液体を充填する必要がなく、製造工程の簡略化が図れるともに補修・点検作業を容易に行える。
【0028】
また、本発明による海中分岐装置の接点部開放型リレーの接点部構造は、はしご形状であることを特徴とするので、給電切り替え用リレーの形状は直方体形状になり、従来の外壁を有した円筒形構造に比べ、リレー体積を縮小し、給電切り替え回路ユニット内において密に配置することが可能となり、数回線の給電切り替えを同時に行える信頼度の高い、かつ、小型化の図れる海中分岐装置を提供できる。
また、リレー自体の形状や接点構造を変えることができるため、リレーの配置個所制限が少なくなり、海中分岐装置設計において柔軟な設計を可能にする。
【0029】
また、本発明による海中分岐装置の接点部開放型リレーの接点部構造は、ロータリースイッチ形状であることを特徴とするので、数回線の給電切り替えを同時に行える信頼度の高い、かつ、さらに小型化の図れる海中分岐装置を提供できる。
【0030】
また、本発明による海中分岐装置の接点部開放型リレーの接点部構造は、円筒筒状のロータリースイッチ形状であることを特徴とするので、装置の高信頼化が得られるとともに、更なる簡素化や小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による海中分岐装置の構成を概念的に示す図である。
【図2】実施の形態1による海中分岐装置に用いられる給電切り替え用リレーの構造を示す図である。
【図3】実施の形態2による海中分岐装置に用いられる給電切り替え用リレーの構造を示す図である。
【図4】実施の形態2による海中分岐装置に用いられる給電切り替え用リレーの他の構造を示す図である。
【図5】実施の形態3による海中分岐装置に用いられる給電切り替え用リレーの構造を示す図である。
【図6】実施の形態4による海中分岐装置に用いられる給電切り替え用リレーの構造を示す図である。
【図7】海中分岐装置の構成を概念的に示す図である。
【図8】従来の海中分岐装置に用いられる給電切り替え用真空リレーの外観構造を示す図である。
【符号の説明】
1 端面板            2 耐圧円筒筺体
3 耐圧筺体           7 給電切り替え回路ユニット
8 給電切り替え回路ユニット   9 中継回路ユニット
10a 光ファイバーケーブル   10b 給電線
11 絶縁性液体         13 光海底ケーブル
19a〜19c リレーの接続端子
20 接続端子支持体       21 導電性切り替え切片
22 駆動切片          23 駆動切片
24 動切片支持棒        25 電磁弁
26 リレー台          27 電磁弁駆動信号端子
28‐1〜28‐n 接続ユニット 29 リレー端子台
30 駆動軸           31 ステッピングモータ
32 絶縁性端子         33 導電性接続端子
34 端子支持棒

Claims (6)

  1. 耐圧筐体と、上記耐圧筐体内に形成された中継回路ユニット内に設けられ、伝送される信号の中継処理を行う光増幅回路ユニットと、上記中継回路ユニット内に設けられ、高電圧の給電電圧を切り替えるための給電切り替え用リレーが配置される給電切り替え回路ユニットを備え、上記中継回路ユニットを含む上記耐圧筐体の内部は絶縁性液体で充填される海中分岐装置において、上記給電切り替え回路ユニット内に配置される給電切り替え用リレーは、接点部開放型リレーであることを特徴とする海中分岐装置。
  2. 上記絶縁性液体は、フッ素系不活性液体であることを特徴とする請求項1に記載の海中分岐装置。
  3. 上記耐圧筐体の内部を絶縁性液体で充填するのに代えて、上記耐圧筐体の内部を真空絶縁にしたことを特徴とする請求項1に記載の海中分岐装置。
  4. 上記接点部開放型リレーの接点部構造は、はしご形状であることを特徴とする請求項1に記載の海中分岐装置。
  5. 上記接点部開放型リレーの接点部構造は、ロータリースイッチ形状であることを特徴とする請求項1に記載の海中分岐装置。
  6. 上記接点部開放型リレーは、円筒状のロータリースイッチ形状であることを特徴とする請求項1に記載の海中分岐装置。
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