JP2004032324A - テレビ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微弱電界のテレビ信号受信時でも同期の安定した画像を表示することのできるテレビ受信装置を提供すること。
【解決手段】同期信号入替回路によって同期信号が入れ替えられた複合映像信号をモニター装置に出力するテレビ受信装置において、同期再生回路5の同期合成回路51は、モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを、一般的な複合映像信号で採用されている全振幅の約30%とは異なる大きなレベルとし、弱電界で複合映像信号のS/Nが悪化しても同期信号のレベルを常にノイズ・レベルより大きく保つ。このため、ノイズの影響が排除され、同期安定性が確保される。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はテレビ受信装置に関するものである。さらに詳しくは、複合映像信号内の同期信号を、再生した複合同期信号に入れ替えてモニター装置に出力されるテレビ受信装置における同期安定化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すテレビ受信装置において、アンテナ1で受信された高周波テレビ信号は、チューナ2で選局された後、中間周波回路3で増幅、検波されて映像検波出力(複合映像信号)Vt及び音声検波出力Atとして出力される。映像検波出力Vtは同期検出回路8に供給され、同期信号の有無により選局されたチャンネルが有信号であるか無信号であるかが検出される。この検出結果はシステム制御マイコン9に供給される。システム制御マイコン9は、チューナ2のPLL選局制御を行うと共に、同期検出回路8の検出結果を受けて、オート・サーチ選局やオート・プリセット動作の制御を行う。また、システム制御マイコン9は、図示しないリモコンやキー入力に基づいてAV切換回路4の制御やOSD(On Screen Display)制御なども行うようになっている。
【0003】
映像検波出力Vt及び音声検波出力Atは、AV切換回路4において、AUX入力の複合映像信号Va及び音声信号Aaと切換えられ、何れか一方の入力AV信号が出力される。
【0004】
ここで、テレビ受信によるAV信号(即ち、映像検波出力Vt及び音声検波出力At)が選択出力された場合は、映像検波出力Vtを基に同期再生回路5において同期分離/再生が行われ、再生された複合同期信号Csが同期入替回路6に出力される。そして、同期入替回路6では、AV切換回路4から出力された映像検波出力Vtにおいて同期信号のみが再生複合同期信号Csで置き替えられ、再生複合映像信号Voとして出力端子を介してモニター装置(図示せず)に出力されるようになっている。また、AV切換回路4から出力された音声検波出力Atは、音声処理回路7において音量制御や増幅が行われ、音声出力信号Aoとして出力端子より出力されるようになっている。
【0005】
一方、AV切換回路4においてAUX入力の複合映像信号Va及び音声信号Aaが選択された場合は、一般的にテレビ受信時のような信号劣化がなく、信号のS/Nが良いため、複合映像信号Vaに対する同期入れ替えの必要性がないので、同期入替回路6はスルーして出力される。
【0006】
このようにして得られた複合映像信号Voと音声出力信号Aoは、テレビ受信装置から、映像復調回路や画像表示装置及び音声再生装置などを含むモニター装置(図示せず)に出力され、映像/音声が再生表示/再生出力されるようになっている。
【0007】
ここで、同期再生回路5及び同期入替回路6は、従来、図5に示すように構成されている。
【0008】
図5において、同期再生回路5は、同期分離/再生回路50、同期合成回路51′、及びクランプ回路52から成り、同期分離/再生回路50は、入力された複合映像信号から同期信号を分離したのち、周波数精度が良好で安定度の高い発振子501を含むPLL発振回路を駆動して、入力映像信号に同期した高精度で高安定度の水平同期信号HD及び垂直同期信号VDを再生出力するようになっている。このようにして得られた再生同期信号は、同期合成回路51′において水平同期信号HD及び垂直同期信号VDが排他的OR回路などにより合成され、複合同期信号Csとして再生される。
【0009】
ここで、複合同期信号Csのレベルは、従来、図6(a)のように複合映像信号の公称振幅を1Vp−pとすると、映像信号の振幅の約0.7Vpに対し約0.3Vpとなるようにレベル設定されている。
【0010】
このような再生複合同期信号Csは、クランプ回路52により、複合同期信号Csのピーク・レベルが入力映像信号のペデスタル・レベルと一致するようにクランプ処理され、クランプ処理後の複合同期信号Csは、同期入替回路6で入力映像信号に元々存在する同期信号と入れ替えられ、再生された複合映像信号として出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成のテレビ受信装置において、弱電界のテレビ信号を受信すると、中間周波回路3からの映像検波出力VtのS/Nは受信電界の低下に伴い悪化し、ついには図6(b)に示すように、ノイズ・レベルが同期信号のレベルを上回るようになる。このような状態になると、同期信号自体は入替操作により良好なS/Nが保たれているにもかかわらず、ノイズ・レベルが同期信号より大きいため、モニター装置では、複合映像信号Voが入力されても、ノイズにより同期信号処理回路がトリガーされてしまうことになる。その結果、画面再生のタイミングが映像信号のタイミングと一致しなくなり、表示画像が乱れるという問題点がある。
【0012】
このように複合映像信号に同期入替処理を施すテレビ受信装置では、S/Nの良い同期信号をモニター装置に供給することが出来るため、複合映像信号のS/Nが多少悪化しても安定な映像再生表示が得られるという効果はあるが、弱電界でS/Nが更に悪化した場合には、同期信号自体のS/Nが良好であるにもかかわらず、表示画像の安定性を保ち続けられなくなるという期待に反した動作になってしまう。
【0013】
特にテレビ受信装置が車載用テレビ受信装置の場合には、弱電界受信は避けて通れないため、受信映像の内容が十分楽しめるような条件下でも頻繁に表示映像の同期が乱れるような状態になり、安定したテレビ映像を連続的に視聴できなくなるという不具合が生じることになる。
【0014】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、微弱電界のテレビ信号受信時でも同期の安定した画像を表示することのできるテレビ受信装置を提供することにる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、テレビ放送信号を受信、検波して複合映像信号を出力するテレビ受信手段と、前記複合映像信号から同期信号を分離して複合同期信号を再生する複合同期信号再生手段と、再生した複合同期信号を前記複合映像信号内の同期信号と入れ替える同期信号入替手段とを有し、当該同期信号入替手段によって同期信号が入れ替えられた複合映像信号をモニター装置に出力するテレビ受信装置において、前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを標準的な複合映像信号で規定されるレベルより大きなレベルに設定する複合同期信号レベル補正手段を有していることを特徴とする。
【0016】
本発明において、前記複合同期信号レベル補正手段は、例えば、前記複合同期信号再生手段において再生水平同期信号および再生垂直同期信号を所定の振幅レベルの複合同期信号として合成する同期合成手段によって構成されている。
【0017】
本発明では、テレビ受信装置からモニター装置に複合映像信号を伝送するにあたり、同期信号部のみをテレビ受信装置内で再生した高安定な複合同期信号で置き換えると共に、置き換え後の同期信号レベルを、例えば、100%APLの映像信号と同等以上の大きなレベルに設定する。従って、本発明によれば、弱電界のテレビ信号を受信した場合であっても、モニター装置での再生映像の同期を、ノイズの影響を受けることなく、高安定な状態に保つことができる。それ故、移動受信が当たり前で、弱電界でも劣悪な受信条件下や車両の移動に伴って受信電界が頻繁に変動する条件下で使用される車載用テレビ受信装置では、特に大きな効果が得られる。
【0018】
本発明において、前記複合同期信号レベル補正手段は、例えば、前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを、弱電界受信時の複合映像信号に含まれる同期信号側のノイズの尖頭値より大きな値に設定する。
【0019】
また、本発明において、前記複合同期信号レベル補正手段は、前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを、平均映像レベル(APL:Average Picture Level)の100%相当の映像信号レベルと同等以上の値に設定するように構成してもよい。
【0020】
さらに本発明では、前記複合同期信号レベル補正手段は、前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを受信電界の強弱に対応して可変に構成され、複合映像信号のS/Nが良好なときは、映像信号に対する比率が正規なレベルの複合同期信号を含む複合映像信号を出力する一方、複合映像信号のS/Nが悪化したときは複合同期信号のレベルを増大させるように構成してもよい。
【0021】
本発明において、前記複合同期信号再生手段には、周波数精度及び安定度に優れた振動子を基にしたPLL(Phase Locked Loop)回路が用いられていることが好ましい。
【0022】
本発明は、移動用あるいは携帯用のテレビ受信装置に適用することが好ましい。車載用では、車両の移動に伴って受信状態が悪化することが頻繁に起こり、かつ、このようなエリアを避けて通ることができないが、このような場合でも、本発明によれば、テレビ信号が弱電界になってもモニター装置での再生映像の同期を高安定な状態に保つことができるので、品位の高い映像を表示できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に説明するテレビ受信装置は、基本的な構成が従来のものと同様なので、共通する部分については同一の符号を付して説明するとともに、全体構成については同じく図1を参照して説明する。
【0024】
図1は、テレビ受信装置のブロック図である。図2は、本発明が適用されたテレビ受信装置に構成されている同期入替回路のブロック図である。図3は、本発明が適用されたテレビ受信装置においてモニター装置に出力される複合映像信号の波形図である。
【0025】
図1において、1はアンテナ、2はチューナ、3は中間周波回路、4はAV切換回路、5は同期再生回路、6は同期入替回路、7は音声処理回路、8は同期検出回路、9はシステム制御マイコンであり、アンテナ1およびチューナ2は、テレビ放送信号を受信、検波して複合映像信号を出力するテレビ受信手段に相当し、同期再生回路5は、テレビ受信手段から出力された複合映像信号から同期信号を分離して複合同期信号を再生する複合同期信号再生手段に相当し、同期入替回路6は、再生した複合同期信号を複合映像信号内の同期信号と入れ替える同期信号入替手段に相当する。
【0026】
ここに示すテレビ受信装置において、アンテナ1で受信された高周波テレビ信号は、チューナ2で選局された後、中間周波回路3で増幅、検波されて映像検波出力(複合映像信号)Vt及び音声検波出力Atとして出力される。映像検波出力Vtは同期検出回路8に供給され、同期信号の有無により選局されたチャンネルが有信号であるか無信号であるかが検出される。この検出結果はシステム制御マイコン9に供給される。システム制御マイコン9は、チューナ2のPLL選局制御を行うと共に、同期検出回路8の検出結果を受けて、オート・サーチ選局やオート・プリセット動作の制御を行う。また、システム制御マイコン9は、図示しないリモコンやキー入力に基づいてAV切換回路4の制御やOSD制御なども行うようになっている。
【0027】
映像検波出力Vt及び音声検波出力Atは、AV切換回路4において、AUX入力の複合映像信号Va及び音声信号Aaと切換えられ、何れか一方の入力AV信号が出力される。
【0028】
すなわち、テレビ受信によるAV信号(映像検波出力Vt及び音声検波出力At)が選択出力された場合は、映像検波出力Vtを基に同期再生回路5において同期分離/再生が行われ、再生された複合同期信号Csが同期入替回路6に出力される。そして、同期入替回路6では、AV切換回路4から出力された映像検波出力Vtにおいて同期信号のみが再生複合同期信号Csで置き替えられ、再生複合映像信号Voとして出力端子を介してモニター装置(図示せず)に出力される。また、AV切換回路4から出力された音声検波出力Atは、音声処理回路7において音量制御や増幅が行われ、音声出力信号Aoとして出力端子より出力される。
【0029】
一方、AV切換回路4においてAUX入力の複合映像信号Va及び音声信号Aaが選択された場合は、一般的にテレビ受信時のような信号劣化がなく、信号のS/Nが良いため、複合映像信号Vaに対する同期入れ替えの必要性がないので、同期入替回路6はスルーして出力される。
【0030】
このようにして得られた複合映像信号Voと音声出力信号Aoは、テレビ受信装置から、映像復調回路や画像表示装置及び音声再生装置などを含むモニター装置(図示せず)に出力され、映像/音声が再生表示/再生出力されるようになっている。
【0031】
このように構成したテレビ受信装置において、本形態では、同期再生回路5及び同期入替回路6は、具体的には図2に示すようになっている。
【0032】
図2において、同期再生回路5は、同期分離/再生回路50、同期合成回路51、及びクランプ回路52から成り、同期分離/再生回路50は、入力された複合映像信号から同期信号を分離したのち、周波数精度が良好で安定度の高い発振子501を含むPLL発振回路を駆動して、入力映像信号に同期した高精度で高安定度の水平同期信号HD及び垂直同期信号VDを再生出力するようになっている。
【0033】
このようにして得られた再生同期信号は、同期合成回路51において水平同期信号HD及び垂直同期信号VDが排他的OR回路などにより合成され、複合同期信号Csとして再生される。そして、再生複合同期信号Csは、クランプ回路52により、複合同期信号Csのピーク・レベルが入力映像信号のペデスタル・レベルと一致するようにクランプ処理される。このため、同期入替後の同期信号部に段差が生じない。また、クランプ処理後の複合同期信号Csは、同期入替回路6で入力映像信号に元々存在する同期信号と入れ替えられ、再生された複合映像信号としてモニター装置(図示せず)に出力される。
【0034】
このように構成したテレビ受信装置において、本形態では、同期分離/再生回路50として、垂直同期信号の再生に水平同期信号のカウント・ダウン方式を使用した既存のクロマ・デコーダなどを使用することが出来る。また、周波数精度が良好で安定度の高い発振子501としては、クロマ・デコーダのカラー・サブキャリア再生用の水晶振動子(3.579545MHzなど)が使用される。このようなクロマ・デコーダにおける水晶振動子501は、クロマ用のPLL回路により受信テレビ信号のカラー・サブキャリアに周波数と位相が正確にロックするため極めて高安定な信号が得られるが、このようにして得られた色復調用の基準信号を基にしたPLL方式の水平同期再生回路からも入力映像信号に高精度で同期した再生水平同期信号HDを得ることが出来るものである。また、再生垂直同期信号VDに関してもカウント・ダウン方式により生成されるため、再生水平同期信号HDが高安定であれば同様に高安定なものが得られることになる。
【0035】
なお、弱電界受信により検波された複合映像信号のS/Nが悪化した場合でも、水平同期信号用のPLL回路の基準信号がクロマ再生用のカラー・サブキャリア用PLL回路を基にしているため、色同期が取れている限り安定な水平同期信号HDを出力し続けることが可能となる。更にS/Nが悪化しカラー・キラーが動作するような微弱電界のテレビ信号を受信するような場合でも、カラー・サブキャリア用PLL回路の動作範囲が水晶振動子501で制限されるため大きくずれることはない。それ故、無信号時を含めて定められている公称周波数を大きくずれることがなく、常に高安定な水平同期信号HD及び垂直同期信号VDを再生出力することが出来ることになる。
【0036】
以上のような前提条件の上に、本発明では、同期入替回路6で入れ替え後の同期信号のレベルを映像信号のレベルと同等以上の大きなレベルに設定することを特徴とするものである。
【0037】
すなわち、標準的な複合映像信号では100%APLの映像信号の振幅は1Vp−pであり、映像信号と同期信号の比率は約70対30であるが、本形態では、図3(a)に示すように、映像信号の振幅は従来のままで同期信号の振幅のみを大きくし70対70以上としてある。従って、再生後の複合映像信号の振幅は1.4Vp−p以上となっている。
【0038】
このようなレベル設定にしたため、本形態では、図3(b)のように受信した複合映像信号のS/Nが悪化した場合でもノイズのピーク値より同期信号の先端レベルを下げられる。従って、ノイズの影響を完全に排除し、再生同期信号の安定度を100%活かして映像を再生表示できる。
【0039】
このようにして入れ替える再生複合同期信号のレベルを増大させるにあたって、本形態では、図2を参照して説明した同期合成回路51において、水平同期信号HD及び垂直同期信号VDを合成する際、合成後のレベルを所望の振幅(例えば0.8Vp−p)となるようにレベル設定することで実現しており、同期合成回路51は、複合同期信号レベル補正手段としても機能する。
【0040】
ここで、モニター装置に供給する複合映像信号の同期信号振幅を標準状態より大きくすることは汎用性の面では好ましくないように見えるが、モニター装置の入力回路でダイナミック・レンジ不足による飽和でも起きない限り弊害は起こりにくい。即ち、画像の再生表示の基準信号を得るための同期分離動作には同期信号の先端(下端)部しか用いられない一方、映像信号の復調のためにはペデスタル・レベルがクランプされた上で映像信号部分のみが用いられ、本発明では映像信号部分には一切手を加えないため弊害が起こるおそれがない。
【0041】
[その他の実施の形態]
上記説明では、置き換え後の同期信号レベルを100%APLの映像信号と同等以上の大きなレベルに設定するとしたが、受信電界が良好でS/Nの良い映像検波出力が得られるような条件下では、ノイズの振幅が小さいため同期信号のレベルを大きくする必要性はないことになる。従って、複合同期信号レベル補正手段としての同期合成回路51については、モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを受信電界の強弱に対応して可変に構成し、受信電界が高く映像検波出力のS/Nが良い場合は、標準映像信号と等しい同期信号レベル(約30%)とし、受信電界の低下により映像検波出力のS/Nが悪化した場合、これに連動する形で徐々に複合同期信号の振幅を増やすようにしてもよい。
【0042】
その際、受信電界の検出には、図4に示すように、中間周波回路3(図1を参照)のIF・AGC(Automatic Gain Control)電圧などを利用すれば、比較的容易に実現できる。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明では、テレビ受信装置からモニター装置に複合映像信号を伝送するにあたり、同期信号部のみをテレビ受信装置内で再生した高安定な複合同期信号で置き換えると共に、置き換え後の同期信号レベルを、例えば、100%APLの映像信号と同等以上の大きなレベルに設定する。従って、本発明によれば、弱電界のテレビ信号を受信した場合であっても、モニター装置での再生映像の同期を高安定な状態に保つことができる。それ故、移動受信が当たり前で、弱電界でも劣悪な受信条件下や車両の移動に伴って受信電界が頻繁に変動する条件下で使用される車載用テレビ受信装置では、特に大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビ受信装置のブロック図である。
【図2】本発明が適用されたテレビ受信装置に構成されている同期入替回路のブロック図である。
【図3】本発明が適用されたテレビ受信装置においてモニター装置に出力される複合映像信号の波形図である。
【図4】本発明が適用された別のテレビ受信装置に構成されている同期入替回路のブロック図である。
【図5】従来のテレビ受信装置に構成されている同期入替回路のブロック図である。
【図6】従来のテレビ受信装置においてモニター装置に出力される複合映像信号の波形図である。
【符号の説明】
1  アンテナ
2  チューナ
3  中間周波回路
4  AV切換回路
5  同期再生回路(複合同期信号再生手段)
6  同期入替回路(同期信号入替手段)
7  音声処理回路
8  同期検出回路
9  システム制御マイコン
50 同期分離/再生回路
51 同期合成回路(同期合成手段/複合同期信号レベル補正手段)
52 クランプ回路

Claims (7)

  1. テレビ放送信号を受信、検波して複合映像信号を出力するテレビ受信手段と、前記複合映像信号から同期信号を分離して複合同期信号を再生する複合同期信号再生手段と、再生した複合同期信号を前記複合映像信号内の同期信号と入れ替える同期信号入替手段とを有し、当該同期信号入替手段によって同期信号が入れ替えられた複合映像信号をモニター装置に出力するテレビ受信装置において、
    前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを標準的な複合映像信号で規定されるレベルより大きなレベルに設定する複合同期信号レベル補正手段を有していることを特徴とするテレビ受信装置。
  2. 請求項1において、前記複合同期信号レベル補正手段は、前記複合同期信号再生手段において再生水平同期信号および再生垂直同期信号を所定の振幅レベルの複合同期信号として合成する同期合成手段によって構成されていることを特徴とするテレビ受信装置。
  3. 請求項1または2において、前記複合同期信号レベル補正手段は、前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを、弱電界受信時の複合映像信号に含まれる同期信号側のノイズの尖頭値より大きな値に設定することを特徴とするテレビ受信装置。
  4. 請求項1または2において、前記複合同期信号レベル補正手段は、前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを、平均映像レベル(APL:Average Picture Level)の100%相当の映像信号レベルと同等以上の値に設定することを特徴とするテレビ受信装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記複合同期信号レベル補正手段は、前記モニター装置に出力される複合映像信号内の複合同期信号のレベルを受信電界の強弱に対応して可変に構成され、複合映像信号のS/Nが良好なときは、映像信号に対する比率が標準的なレベルの複合同期信号を含む複合映像信号を出力可能とする一方、複合映像信号のS/Nが悪化にしたときは当該複合同期信号のレベルを増大させることを特徴とするテレビ受信装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記複合同期信号再生手段には、周波数精度及び安定度に優れた振動子を基にしたPLL(Phase Locked Loop)回路が用いられていることを特徴とするテレビ受信装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、移動用あるいは携帯用として構成されていることを特徴とするテレビ受信装置。
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