JP3700781B2 - 画像調整装置および画像調整方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像調整装置および画像調整方法に関し、特に、映像のサイズを調整する、画像調整装置および画像調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像調整装置は、特開平7−92928号公報、特開2001−94817号公報、特開平8−265595号公報に開示されているものが知られている。上記した各公報に開示された技術においては、受信した放送信号に含まれる水平同期信号の周波数に応じて水平同期信号を補正し、CRTに表示させる映像の水平サイズが適切になるように可変調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の画像調整装置においては、受信した放送信号に水平同期信号が含まれる水平同期信号を基準にして補正量を決定し、同補正量に基づいて水平同期信号の可変調整を行う回路構成になっているため、放送信号に水平同期信号が含まれない場合、すなわち、無信号状態では基準となる水平同期信号が存在しないため、可変調整を行うことができないという課題があった。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、無信号状態であっても、映像を可変調整することが可能な、画像調整装置および画像調整方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、放送電波にて搬送される放送信号を受信可能であるとともに複数チャンネルから所定のチャンネルを選局して中間周波信号を出力するチューナICと、上記中間周波信号を入力して同期信号に基づいた水平垂直ドライブ信号を生成するクロマICと、上記水平垂直ドライブ信号を入力し、同水平垂直ドライブ信号に対応したビーム電流を生成する偏向回路と、同ビーム電流に基づく電子ビームをCRTの水平垂直方向にドライブさせる偏向コイルと、上記偏向回路にて発生する高周波信号を入力し、同高周波信号に基づいてCRTに供給する高電圧を発生するフライバックトランスと、上記チューナICおよびクロマICに接続し適宜所定の制御を実行するマイコンとを有し、上記受信した放送信号が無信号状態の場合に上記フライバックトランスにて発生する高電圧の変動によってCRTに表示される画像の水平方向に偏向歪みが発生するテレビジョンにおいて、上記偏向歪みを補正可能な水平ドライブ信号を上記偏向回路に入力可能な歪補正回路を備え、上記マイコンは、上記クロマICが生成した同期信号を入力するとともに、同入力した同期信号に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別し、無信号状態であると判別した場合、上記歪補正回路を制御することにより上記水平ドライブ信号を上記偏向回路に対して入力させることによって、上記水平方向に発生した偏向歪みを補正させる構成としてもよい。
【0006】
テレビジョンにおいては、チューナICにて放送電波にて搬送される放送信号を受信可能であるとともに複数チャンネルから所定のチャンネルを選局して中間周波信号を出力し、クロマICにて中間周波信号を入力して同期信号に基づいた水平垂直ドライブ信号を生成する。この水平垂直ドライブ信号は、偏向回路に入力され、偏向回路は、水平垂直ドライブ信号に対応したビーム電流を生成して偏向コイルにてビーム電流に基づく電子ビームをCRTの水平垂直方向にドライブさせる。また、フライバックトランスは、偏向回路にて発生する高周波信号を入力し、この高周波信号に基づいてCRTに供給する高電圧を発生する。ここで、マイコンは、チューナICおよびクロマICに接続し適宜所定の制御を実行している。かかる構成において、受信した放送信号が無信号状態の場合に、フライバックトランスにて発生する高電圧の変動が発生する。これが原因となってCRTに表示される画像の水平方向に偏向歪みが発生していた。
【0007】
そこで、上記構成においては、テレビジョンに、この水平方向に発生する偏向歪みを補正可能な水平ドライブ信号を偏向回路に入力可能な歪補正回路を備えさせる。そして、マイコンにクロマICが生成した同期信号を入力させるとともに、入力させた同期信号に基づいて放送信号が無信号状態であるか否かを判別させる。無信号状態であると判別した場合、マイコンは、歪補正回路を制御することによって、上述した水平ドライブ信号を偏向回路に対して入力させる。これによって、CRTに発生した水平方向の偏向歪みを補正させる。
【0008】
上述してきた構成によって、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動により、CRTに生じる偏向歪みを補正可能なテレビジョンを提供することが可能になる。一方、かかる技術的思想は、その技術を適用する具体的機器、すなわち、テレビジョンに限定されるものでなく、無信号時に偏向歪みを補正する画像調整装置としても成立し得ることは言うまでもない。
【0009】
そこで、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する画像調整装置であって、放送電波にて搬送される放送信号を受信する放送信号受信手段と、上記放送信号受信手段にて受信された放送信号に含まれる同期信号の有無に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別する無信号判別手段と、上記偏向歪みを補正可能な偏向電流を生成してCRTに出力する偏向電流出力手段と、上記無信号判別手段によって上記放送信号が無信号状態であると判別された場合に、上記偏向電流出力手段にて上記偏向電流を生成させることによって上記偏向歪みを補正する歪補正手段とを具備する構成としてもよい。
【0010】
上記構成において、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する画像調整装置を提供する。かかる機能を実現するに際して、放送信号受信手段にて放送電波にて搬送される放送信号を受信し、無信号判別手段にて放送信号受信手段にて受信された放送信号に含まれる同期信号の有無に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別する。ここで、偏向電流出力手段を偏向歪みを補正可能な偏向電流を生成してCRTに出力可能としておき、歪補正手段は、無信号判別手段によって放送信号が無信号状態であると判別された場合に、偏向電流出力手段に上述した偏向電流を生成させることによって、画像の偏向歪みを補正する。
【0011】
偏向電流出力手段が生成する偏向電流の好適な一例として、上記偏向電流出力手段は、水平方向の偏向歪みを補正可能な水平偏向電流を生成して出力可能な構成としてもよい。
上記構成においては、偏向電流出力手段にて水平方向の偏向歪みを補正可能な水平偏向電流を生成して出力可能とする。そして、歪補正手段は、無信号状態と判別された場合、偏向電流出力手段にこの水平偏向電流を生成させる。これによって、水平方向に発生した偏向歪みを補正することを可能にする。
【0012】
偏向電流出力手段が生成する偏向電流の他の好適な一例として、上記偏向電流出力手段は、垂直方向の偏向歪みを補正可能な垂直偏向電流を生成して出力可能な構成としてもよい。
上記構成においては、偏向電流出力手段にて垂直方向の偏向歪みを補正可能な垂直偏向電流を生成して出力可能とする。そして、歪補正手段は、無信号状態と判別された場合、偏向電流出力手段にこの垂直偏向電流を生成させる。これによって、垂直方向に発生した偏向歪みを補正することを可能にする。
【0013】
偏向歪みは高電圧の変動度合いによって異なる。そして、偏向歪みは変動度合いに応じて発生すると勘案される。そこで、発生した高電圧の変動度合いに対応した偏向電流を生成させることができると好適である。そこで、請求項1にかかる発明は、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する画像調整装置であって、放送電波にて搬送される放送信号を受信する放送信号受信手段と、上記放送信号受信手段にて受信された放送信号に含まれる同期信号の有無に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別する無信号判別手段と、同期信号に基づいた水平垂直ドライブ信号に対応した所定のビーム電流を生成してCRTに供給する偏向回路と、上記無信号判別手段によって放送信号が無信号状態であると判別された場合に、上記偏向回路がフライバックトランスに出力している高周波信号の周波数と放送信号が有信号状態の場合に偏向回路がフライバックトランスに出力する高周波数信号の周波数とに基づいてフライバックトランスがCRTに供給している高電圧の変動度合いを検出し、この検出した変動度合いに基づいて画像の水平方向の偏向歪みを補正する水平ドライブ信号を生成し、この生成した水平ドライブ信号を上記偏向回路に入力させることにより上記水平方向の偏向歪みを補正する歪補正手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、フライバックトランスにて発生する高電圧の変動度合いを検出する。かかる場合、検出された変動度合いに基づいて水平方向の偏向歪みを補正する水平ドライブ信号を生成させる。
【0014】
上述したように変動度合いに応じて偏向電流を生成させると、高電圧の変動状況に応じた偏向歪みの補正をすることができて好適である。一方、簡易的に所定の偏向電流を生成することが可能な手法の一例として、上記偏向電流生出力手段は、予め上記偏向電流を調整する固定データを有するとともに、この固定データに基づいて上記偏向電流を生成する構成としてもよい。
上記構成においては、予め偏向電流出力手段に偏向電流を調整する固定データを備えさせておき、歪補正手段の指令に応じてこの固定データに基づいて偏向電流を生成する。
【0015】
また、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。
このため、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する画像調整方法であって、放送電波にて搬送される放送信号を受信する放送信号受信工程と、上記放送信号受信工程にて受信された放送信号に含まれる同期信号の有無に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別する無信号判別工程と、上記偏向歪みを補正可能な偏向電流を生成してCRTに出力する偏向電流出力工程と、上記無信号判別工程にて上記放送信号が無信号状態であると判別された場合に、上記偏向電流出力工程にて上記偏向電流を生成させることによって上記偏向歪みを補正する歪補正工程とを具備する構成としてもよい。
また請求項1に対応する方法の発明として、請求項2は、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する画像調整方法であって、放送電波にて搬送される放送信号を受信する放送信号受信工程と、上記放送信号受信工程にて受信された放送信号に含まれる同期信号の有無に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別する無信号判別工程と、上記無信号判別工程によって上記放送信号が無信号状態であると判別された場合に、所定のビーム電流を生成してCRTに供給する偏向回路がフライバックトランスに出力している高周波信号の周波数と、放送信号が有信号状態の場合に上記偏向回路がフライバックトランスに出力する高周波数信号の周波数とに基づいてフライバックトランスがCRTに供給している高電圧の変動度合いを検出し、この検出した変動度合いに基づいて画像の水平方向の偏向歪みを補正する水平ドライブ信号を生成し、この生成した水平ドライブ信号を上記偏向回路に入力させることにより上記水平方向の偏向歪みを補正する歪補正工程とを具備する構成としてある。
すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によってCRTに発生する画像の偏向歪みを補正することが可能なテレビジョンを提供することができる。
また、無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正することが可能な画像調整装置を提供することができる。
さらに、水平方向に発生する偏向歪みを補正することが可能になる。
さらに、垂直方向に発生する偏向歪みを補正することが可能になる。
さらに、請求項1,2にかかる発明によれば、高電圧の変動度合いに応じて発生し得る水平方向の偏向歪みを適宜補正することが可能になる。
さらに、簡易な手法で偏向歪みを補正することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)テレビジョンの構成について:
(2)無信号状態判別処理の処理内容について:
(3)無信号制御処理の処理内容について:
(4)歪補正制御処理の処理内容について:
(5)まとめ:
【0018】
(1)テレビジョンの構成について:
図1は、本発明の実施形態にかかるテレビジョンの構成を示したブロック構成図である。また、図2は、このテレビジョンに配設されるクロマICの内部構成を示した内部構成図である。図において、テレビジョン100はマイコン10を備え、このマイコン10には、チューナIC20と、クロマIC30と、EEPROM40と、操作パネル50と、偏向歪補正IC70とが図示しないIICバスによって接続されるとともに、図示しないリモコンが直に接続されている。そして、チューナIC20には、アンテナ21と、クロマIC30とが接続されている。
【0019】
また、クロマIC30には、オーディオアンプ63と、偏向回路65とが接続されるとともに、マイコン10内のオンスクリーンディスプレイ(OSD)回路15を介してカソードアンプ61が接続されている。CRT62は、偏向コイル66が取り付けられるとともにカソードアンプ61とフライバックトランス(FBT)67とに接続され、画面を表示することが可能になっている。また、スピーカ64は、オーディオアンプ63に接続され、音声を出力することが可能になっている。そして、マイコン10がテレビジョン100全体を制御することにより、テレビジョンとしての機能を実現している。
【0020】
ここで、チューナIC20は、いわゆる周波数シンセサイザ方式のチューナであり、内部に図示しない高周波増幅回路、局部発振回路、混合回路等を備えている。むろん、チューナを周波数シンセサイザ方式とするのは一例に過ぎず、例えば、電圧シンセサイザ方式としてもよい。高周波増幅回路は、バンドパスフィルタを有しており、マイコン10の制御に基づいて、アンテナ21からこのバンドパスフィルタを介して所望周波数に対応する放送電波を受信し、増幅して高周波信号を生成する。この高周波信号の周波数は、選局した放送の放送電波と同じ周波数である。高周波増幅回路は、生成した高周波信号を混合回路に出力する。
【0021】
局部発振回路は、PLL(Phase Locked Loop)回路により構成されており、このPLL回路により放送電波の所望周波数に対応する局部発振周波数の局部発振信号を生成して混合回路に出力する。混合回路は、高周波増幅回路からの出力と局部発振回路からの局部発振信号とを混合して中間周波信号(IF)に変換し、クロマIC30に出力する。その際、中間周波信号をSAWフィルタに通過させてからクロマICに出力してもよい。なお、高周波増幅回路、局部発振回路、混合回路は、従来から採用されている種々のテレビジョン用の回路を適用することができる。
【0022】
クロマIC30は、チューナIC20に接続された中間周波増幅(VIF)回路31と、マイコン10と図示しない水晶発振回路に接続されたVCO(Voltage Controled Oscillator)回路32と、VCO回路32とVIF回路31に接続された検波回路33と、検波回路33に接続された同期回路34と、検波回路33に接続された映像信号増幅回路35とを備えている。なお、VIF回路31、VCO回路32、検波回路33、同期回路34、映像信号増幅回路35は、従来から採用されている種々のテレビジョン用の回路を適用することができる。
【0023】
VIF回路31は、チューナIC20から出力された中間周波信号を中間周波増幅し、検波回路33に出力する。VCO回路32は、水晶発振回路から入力される基準発振信号に基づいて発振信号を発振するとともに、入力される電圧に応じて発振信号の発振周波数を変更することが可能である。ここで、マイコン10は受信する放送電波の種類に応じて対応する発振周波数となるように、VCO回路32に入力される電圧を制御している。検波回路33は、発振信号の発振周波数に基づいて、VIF回路31にて中間周波増幅された中間周波信号を検波して映像信号と音声信号とを出力する。より具体的にいうと、検波回路33は、中間周波増幅された中間周波信号から発振信号の発振周波数に同期しながら映像検波を行い、所定の色復調処理を施して映像信号を分離し外部に出力する。
【0024】
映像信号増幅回路35は、検波回路33で得られた映像信号のうちの輝度信号をCRT62を作動させるために必要な大きさまで増幅する。この映像信号増幅回路35は映像信号を増幅して、カソードアンプ61に映像信号を加えると同時に、同期分離や帯域増幅などにも分配している。音声の信号については、中間周波増幅された中間周波信号のうち音声成分と発振信号とを混合して第二音声中間周波信号を生成し、FM検波を行って音声信号とし、外部に出力する。さらに、検波回路33は、検波の過程で発振信号の発振周波数に基づいて水平・垂直同期信号(SYNC)も生成して同期回路34に出力する。同期回路34は、入力される水平・垂直同期信号に基づいてのこぎり波状の水平・垂直ドライブ信号を生成し、水平偏向回路と垂直偏向回路とからなる偏向回路65に出力する。
【0025】
映像信号増幅回路35から出力された映像信号はOSD回路15を介してカソードアンプ61に出力され、このカソードアンプ61にて増幅されてCRT62に供給される。すると、CRT62は、増幅された映像信号に基づいて画面表示を行う。一方、音声信号についてはオーディオアンプ63に出力され、このオーディオアンプ63で増幅されてスピーカ64に供給される。そして、スピーカ64は、増幅された音声信号に基づいて音声を出力する。
【0026】
偏向回路65は、水平・垂直ドライブ信号に対応した所定のビーム電流を生成し、CRT62に取り付けられた偏向コイル66に供給する。偏向コイル66はこのビーム電流に基づく電子ビームをCRT62の水平・垂直方向にドライブさせる。また、偏向回路65で生じる高周波信号は、FBT67に供給され、CRT62に供給する高電圧が発生するようになっている。その結果、CRT62では映像信号に応じた電子ビームがドライブされながら放出され、CRT62の管面に画像が現れることになる。
【0027】
EEPROM40は、読み書き可能な1kビットすなわち128バイトの不揮発性メモリである。このEEPROM40には、チューナIC20に対するチャンネルのプリセットデータの他、コントラスト、輝度等の画質パラメータの設定データや、アメリカ向けか日本向けか等の仕向データや、音声出力がステレオであるかどうかを判別するデータや、機種を判別するデータ等、上記の制御に必要な複数の各種データが記憶されている。
【0028】
ここで、マイコン10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、I/Oポート14と、OSD回路15と、A/Dポート16と、図示しないタイマ回路等を内蔵している。I/Oポート14には、チューナIC20と、クロマIC30と、操作パネル50と、リモコンとが接続されている。また、OSD回路15には、上述したとおり、クロマIC30と、カソードアンプ61とが接続されている。そして、CPU11はROM12に記憶された所定のプログラムをRAM13をワークエリアとしつつ実行して、テレビジョン100全体の制御を行う。
【0029】
かかる構成において、チューナIC20にて受信した放送電波が無信号状態になると、映像は黒画面映像に変化する。かかる場合、この変化に伴ってFBT67がCRT62に供給している高電圧が変動する。そして、このFBT67がCRT62に供給している高電圧の変動が原因となって、無信号状態における黒画面映像の水平方向が収縮してしまう偏向歪みが発生する。このため、無信号状態の映像の品質が低下してしまう。そこで、本実施形態においては、この偏向歪みを補正可能な偏向歪補正IC70を図示しないIICバスに接続し、この偏向歪補正IC70から偏向回路65に対して、偏向歪みを補正可能な水平ドライブ信号を入力させる。そして、偏向回路65にこの水平ドライブ信号に応じたビーム電流を生成させるとともに、CRT62に取り付けられた偏向コイル66に供給させる。
【0030】
そして、偏向コイル66は、この生成した偏向歪みを補正可能なビーム電流に基づく電子ビームをCRT62の水平方向にドライブさせる。これによって、無信号状態の黒画面映像の水平方向に発生する偏向歪みを補正可能にする。ここで、この機能を実現するに際して、先ず、クロマIC30に放送信号が無信号状態であるか否かを判別させる無信号状態判別処理を実行させる。次に、マイコン10にこの判別に応じて偏向歪補正IC70を制御させる無信号制御処理を実行させる。そして、偏向歪補正IC70に、このマイコン10の制御に応じて歪補正制御処理を実行させる。この一連の処理によって、上述した偏向歪みの補正を実現可能にする。次に、これら各処理の処理内容については説明する。
【0031】
(2)無信号状態判別処理の処理内容について:
図3は、上述したクロマIC30にて実行される無信号状態判別処理の処理内容を示したフローチャートである。この無信号状態判別処理はクロマIC30の同期回路34にて実行される。同図においては、所定時間に基づいて水平垂直同期信号をサンプリングして取得する。そして、サンプリングして取得した水平同期信号の有無に応じて放送信号が無信号状態であるか否かを判別している。かかる場合、先ず、検波回路33から水平・垂直同期信号の入力があるか否かを判別する(ステップS100)。水平・垂直同期信号が無い場合は、サンプリングの所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS105)。
【0032】
所定時間が経過していない場合は、再びステップS100にて水平・垂直同期信号の有無を判別する。一方、ステップS105にて所定時間の間、水平・垂直同期信号の入力が無いと判別された場合は、SD(ステーションディテクト)信号をオフにして、IICバスを介して放送信号が無信号状態であることをマイコン10に通知する(ステップS110)。ここで、上述したステップS100にて水平・垂直同期信号の入力があると判別された場合は、サンプリングの所定時間をリセットするとともに(ステップS115)、次のサンプリングの所定時間の計測を開始する(ステップS120)。そして、SD信号をオンにして、IICバスを介して放送信号が有信号状態であることをマイコン10に通知する(ステップS125)。
【0033】
(3)無信号制御処理の処理内容について:
図4は、マイコン10にて実行される無信号制御処理の処理内容を示したフローチャートである。同図において、先ず、IICバスを介してクロマIC30から通知されるSD信号がオフであるか否かを判別する(ステップS200)。SD信号がオフであれば、放送信号が無信号状態であると判別して、偏向歪補正IC70に歪補正制御処理を実行させる歪補正制御信号をオンにし、IICバスを介して偏向歪補正IC70に通知する(ステップS205)。一方、SD信号がオンの場合は、この歪補正制御信号をオフにし、IICバスを介して偏向歪補正IC70に通知する(ステップS210)。
【0034】
(4)歪補正制御処理の処理内容について:
図5は、偏向歪補正IC70にて実行される歪補正制御処理の処理内容を示したフローチャートである。また、図6は、CRT62に表示される画像の構成を示した図である。図において、先ず、IICバスを介してマイコン10から通知される歪補正制御信号がオンであるか否かを判別する(ステップS300)。歪補正制御信号がオンであると判別された場合は、偏向回路65がFBT67に出力している高周波信号の周波数を入力する(ステップS305)。そして、所定の基準周波数(放送信号が有信号状態の場合において偏向回路65がFET67に出力する高周波信号の周波数)に基づいて、FBT67がCRT62に供給している高電圧の変動度合いを検出するとともに(ステップS310)、この高電圧の変動度合いに基づいて、無信号状態の黒画面映像の水平方向に発生している偏向歪みの偏向度合いを検出する(ステップS315)。
【0035】
そして、この偏向度合いに基づいて補正量を算出し(ステップS320)、この補正量に基づいた水平ドライブ信号を生成するとともに(ステップS325)、偏向回路65に出力する(ステップS330)。偏向回路65は、この水平ドライブ信号を入力し、同水平ドライブ信号に基づいたビーム電流を生成して偏向コイル66に供給する。そして、偏向コイル66がこのビーム電流に基づく電子ビームをCRT62の水平方向にドライブさせることによって、水平方向に収縮して歪んでいる画像A1を画像A2のように補正することが可能になる。
【0036】
上述した実施形態においては、放送信号が無信号状態の時に水平方向に発生する偏向歪みを補正する態様を説明した。ここで、放送信号が無信号状態の時に発生する画像の偏向歪みは、水平方向に顕著に発生し得るが、垂直方向に発生する場合もあり得る。そこで、偏向歪補正IC70にこの垂直方向の偏向歪みを補正可能な垂直ドライブ信号を生成させて、偏向回路65に出力させ、この垂直方向の偏向歪みを補正させるようにしても良い。
【0037】
図7は、かかる場合において偏向歪補正IC70にて実行させる歪補正制御処理の処理内容を示したフローチャートである。また、図8は、CRT62に表示される画像の構成を示した図である。図において、先ず、IICバスを介してマイコン10から通知される歪補正制御信号がオンであるか否かを判別する(ステップS400)。歪補正制御信号がオンであると判別した場合は、偏向回路65がFBT67に出力している高周波信号の周波数を入力する(ステップS405)。そして、所定の基準周波数(放送信号が有信号状態の場合において偏向回路65がFBT67に出力する高周波信号の周波数)に基づいて、FBT67がCRT62に供給している高電圧の変動度合いを検出するとともに(ステップS410)、この高電圧の変動度合いに基づいて垂直方向に発生する偏向歪みの偏向度合いを検出する(ステップS415)。
【0038】
そして、この偏向度合いに基づいて補正量を算出し(ステップS320)、この補正量に基づいた垂直ドライブ信号を生成するとともに(ステップS325)、偏向回路65に出力する(ステップS330)。偏向回路65は、この垂直ドライブ信号を入力し、同垂直ドライブ信号に基づいたビーム電流を生成して偏向コイル66に供給する。そして、偏向コイル66がこのビーム電流に基づく電子ビームをCRT62の垂直方向にドライブさせることによって、垂直方向に収縮して歪んでいる画像B1を画像B2のように補正することが可能になる。
【0039】
上述してきた実施形態においては、偏向歪補正IC70にて偏向歪みを補正可能な水平垂直ドライブ信号を生成するに際し、偏向回路65がFBT67に供給する高周波信号の変動度合いに基づいて、黒画面映像の水平垂直方向に発生する偏向歪み度合いを検出する手法を採用した。かかる手法は、変動度合いに対応して発生する偏向歪みを適宜補正することができて好適である一方、処理工程が増加して処理時間、処理実現構成が複雑になり得る場合がある。そこで、簡易な手法で、偏向歪みを補正することが可能な歪補正処理の処理内容を図9のフローチャートに示す。同図において、先ず、IICバスを介してマイコン10から通知される歪補正制御信号がオンであるか否かを判別する(ステップS500)。歪補正制御信号がオンであると判別された場合は、予め当該偏向歪補正IC70の所定の記憶領域に設定された設定データに基づいて水平(垂直)ドライブ信号を生成する(ステップS505)。そして、この生成した水平(垂直)ドライブ信号を偏向回路65に出力する(ステップS510)。このような手法を採用することによって、偏向歪補正IC70における処理を簡素化することが可能になる。
【0040】
上述した実施形態では、無信号状態の黒画面映像に発生する水平、垂直の偏向歪みに対応するために、偏向歪補正IC70に水平垂直ドライブ信号を生成させる手法を取ったが、むろん、黒画面映像に発生し得る偏向歪みは、水平垂直に限定されない。すなわち、高電圧の変動の状況に応じて他の偏向歪みが発生する可能性もある。そこで、かかる他の偏向歪みを補正可能なように偏向歪補正IC70から所定の制御信号を偏向回路65に出力し、同制御信号に基づいたビーム電流を生成させ、他の偏向歪みを補正するようにしても良い。
【0041】
(5)まとめ
このように、放送信号が無信号状態の時にFBT67がCRT62に供給する高電圧が変動し、この高電圧の変動が原因となって、CRT62の黒画面映像の水平、垂直方向に発生してしまう偏向歪みを、マイコン10の制御によって偏向歪補正IC70に歪補正処理を実行させることにより、補正することが可能となり、無信号状態における黒画面映像の映像品質を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるテレビジョンの構成を示したブロック構成図である。
【図2】 テレビジョンに配設されるクロマICの内部構成を示した構成図である。
【図3】 クロマICにて実行される無信号状態判別処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図4】 マイコンにて実行される無信号制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図5】 偏向歪補正ICにて実行される歪補正制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図6】 CRTに表示される画像の構成を示した図である。
【図7】 偏向歪補正ICにて実行させる歪補正制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図8】 CRTに表示される画像の構成を示した図である。
【図9】 偏向歪補正ICにて実行させる歪補正制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…マイコン
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…I/Oポート
15…OSD
16…A/Dポート
20…チューナIC
21…アンテナ
30…クロマIC
40…EEPROM
50…操作パネル
61…カソードアンプ
62…CRT
63…オーディオアンプ
64…スピーカ
65…偏向回路
66…偏向コイル
67…FBT
70…偏向歪補正IC

Claims (2)

  1. 無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する画像調整装置であって、
    放送電波にて搬送される放送信号を受信する放送信号受信手段と、
    上記放送信号受信手段にて受信された放送信号に含まれる同期信号の有無に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別する無信号判別手段と、
    同期信号に基づいた水平垂直ドライブ信号に対応した所定のビーム電流を生成してCRTに供給する偏向回路と、
    上記無信号判別手段によって放送信号が無信号状態であると判別された場合に、上記偏向回路がフライバックトランスに出力している高周波信号の周波数と、放送信号が有信号状態の場合に偏向回路がフライバックトランスに出力する高周波数信号の周波数とに基づいてフライバックトランスがCRTに供給している高電圧の変動度合いを検出し、この検出した変動度合いに基づいて画像の水平方向の偏向歪みを補正する水平ドライブ信号を生成し、この生成した水平ドライブ信号を上記偏向回路に入力させることにより上記水平方向の偏向歪みを補正する歪補正手段とを具備することを特徴とする画像調整装置。
  2. 無信号時にフライバックトランスにて発生する高電圧の変動によって生じる画像の偏向歪みを補正する画像調整方法であって、
    放送電波にて搬送される放送信号を受信する放送信号受信工程と、
    上記放送信号受信工程にて受信された放送信号に含まれる同期信号の有無に基づいて上記放送信号が無信号状態であるか否かを判別する無信号判別工程と、
    上記無信号判別工程によって上記放送信号が無信号状態であると判別された場合に、所定のビーム電流を生成してCRTに供給する偏向回路がフライバックトランスに出力している高周波信号の周波数と、放送信号が有信号状態の場合に上記偏向回路がフライバックトランスに出力する高周波数信号の周波数とに基づいてフライバックトランスがCRTに供給している高電圧の変動度合いを検出し、この検出した変動度合いに基づいて画像の水平方向の偏向歪みを補正する水平ドライブ信号を生成し、この生成した水平ドライブ信号を上記偏向回路に入力させることにより上記水平方向の偏向歪みを補正する歪補正工程とを具備することを特徴とする画像調整方法。
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