JP2004030657A - 情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】戸籍データベースシステムと住民記録データベースシステムはそれぞれ独立して構築されたために、戸籍データベースと住民記録データベースとの間で一部情報が重複するにもかかわらず、一方のデータベースの追加・更新が他方のデータベースに直接反映されないという問題があった。
【解決手段】出生届又は本籍地の変更届によって戸籍データベースを追加・更新するときこれら追加・更新情報を住民記録データベースに反映させ、転居届によって住民記録データベースを更新するときこの更新情報を戸籍データベースに反映させる。
【選択図】 図1
【解決手段】出生届又は本籍地の変更届によって戸籍データベースを追加・更新するときこれら追加・更新情報を住民記録データベースに反映させ、転居届によって住民記録データベースを更新するときこの更新情報を戸籍データベースに反映させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、戸籍情報システムで追加・更新された情報を住民記録システムに反映し、また住民記録システムで更新された情報を戸籍情報システムに反映するような両システムを連動するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
戸籍に関するデータベースを保持し、出生届、死亡届、婚姻届など届出を入力してこのデータベースを追加・更新し、また証明書の請求を入力してこのデータベースを参照し、戸籍抄本を発行する戸籍情報システムが知られている。
【0003】
また一方住民に関するデータベースを保持し、転入、転出、転居など届出を入力してこのデータベースを追加・更新し、また証明書の請求を入力してこのデータベースを参照し、住民票を発行する住民記録システムが知られている。
【0004】
なお戸籍情報システムとして関連するものには、例えば特開平2−27480号公報などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記システムはそれぞれ独立して構築されたために、戸籍データベースと住民記録データベースとの間で一部情報が重複するにもかかわらず、一方のデータベースの追加・更新が他方のデータベースに直接反映されないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、戸籍データベースに対して行われた追加・更新を住民記録データベースにも反映させることにある。
【0007】
また本発明の他の目的は、住民記録データベースに対して行われた更新を戸籍データベースにも反映させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、戸籍情報システムに出生届又は本籍地の変更届が入力されたとき、これらの情報に関して戸籍データベースを追加・更新するとともにこれら追加・更新情報を出力し、該追加・更新情報を入力する住民記録システムはこれらの情報に関して住民記録データベースを追加・更新する戸籍情報と住民記録との連動システムを特徴とする。
【0009】
また本発明は、住民記録システムに転居届が入力されたとき、この転居届(住所変更)に関して住民記録データベースを更新するとともにこの更新情報を出力し、該更新情報を入力する戸籍情報システムはこの情報に関して戸籍附票データベースを更新する戸籍情報と住民記録との連動システムを特徴とする。
【作用】
戸籍情報システムと住民記録システムとの間で情報を転送し合い、両システムが連携するとき両システムに亘ってキーとなるデータは戸籍の各構成員及び各住民について設定された個人番号である。しかし両システムは独立して構築されたシステムであるから、それぞれの個人番号の体系は異なる。本発明では、戸籍データベースに住民記録データベースの個人番号をとり込むか又は住民記録データベースに戸籍データベースの個人番号をとり込むことによって互に相手のデータベースを容易にアクセスできる。ただし出生届の場合には戸籍データベースの個人情報の追加であり、相手システムの個人番号はとり込まれていないから、戸籍情報システムから住民記録システムへ戸籍筆頭者名を送り、この筆頭者に合致する住民記録データベース上の世帯主氏名を検索し、関連する住民情報に続いて新規の住民情報を追加する。
【0010】
【実施例】
以下本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
【0011】
図1は戸籍情報システムと住民記録システムとを連動させるときのシステム構成を示す図である。1は戸籍情報システムであり、システムは、戸籍についての情報処理を行う戸籍情報処理部11、戸籍についての届出情報を入力し、謄抄本を出力する端末装置12、戸籍情報を格納する戸籍データベース13、戸籍附票についての情報を格納する戸籍附票データベース14及び戸籍データベース13に追加・変更があったとき、これを以下に述べる住民記録データベース23に反映するための情報が出力される住民記録異動ファイル15によって構成される。
【0012】
2は住民記録システムであり、システムは、住民記録についての情報処理を行う住民記録処理部21、住民記録についての届出情報を入力し、住民票を出力する端末装置22、住民記録についての情報を格納する住民記録格納データベース23及び住民記録データベース23に変更があったとき、これを戸籍附票データベース14に反映するための情報が出力される戸籍異動ファイル24によって構成される。
【0013】
戸籍情報システム1において、端末装置12を介する届出入力により戸籍データベース13に追加・変更があったとき、戸籍情報処理部11は戸籍データベース13及び戸籍附票データベース14に追加・変更を行った後、この追加・変更を住民記録データベース23に反映するために住民記録異動ファイル15を作成する。住民記録異動ファイル15は住民記録システム2の住民記録処理部21に入力される。住民記録処理部21は入力された情報を基にして住民記録データベース23に追加・変更を行う。
【0014】
一方住民記録システム2において、端末装置22を介する届出入力により住民記録データベース23に変更があったとき、住民記録処理部21は住民記録データベース23に変更を行った後、この変更を戸籍附票データベース14に反映するために戸籍異動ファイル24を作成する。戸籍異動ファイル24は戸籍情報システム1の戸籍情報処理部11に入力される。戸籍情報処理部11は入力された情報を基にして戸籍附票データベース14に追加・変更を行う。
【0015】
図2は戸籍データベース13のデータ構成例を示す図である。
【0016】
戸籍データベース13は、戸籍筆頭者のみを集めた見出しの部分、筆頭者を含む戸籍構成員の部分及び各構成員の履歴部分とから構成される。見出しの部分は、戸籍番号31、筆頭者32及び本籍地33から構成される。見出し部分の各戸籍番号31からリンクされる構成員の部分は各個人に付された個人番号34、戸籍番号31、個人氏名35、生年月日36、父の氏名37、母の氏名38及び対応する住民記録データベース23上の各個人の番号54などから構成される。個人番号54は、住民記録システム連携をとるために設けられたものである。構成員の部分の個人番号34からリンクされる履歴部分は、個人番号34、履歴番号39及び履歴40から構成される。
【0017】
図3は、戸籍附票データベース14のデータ構成例を示す図である。戸籍附票データベース14は、戸籍構成員の住所履歴情報を格納するものであり、見出しの部分、戸籍構成員の部分及び住所履歴情報から構成される。見出しの部分は、戸籍データベース13の見出しの部分と同様に戸籍番号31、筆頭者32及び本籍地33から構成される。見出し部分の各戸籍番号31からリンクされる戸籍構成員の部分は、個人番号34、戸籍番号31及び個人氏名35から構成される。構成員の部分の個人番号34からリンクされる履歴部分は、個人番号34、履歴番号41及び住所履歴42から構成される。
【0018】
図4は、住民記録データベース23のデータ構成例を示す図である。住民記録データベース23は生計をともにする住民の住所地についての情報を格納するものであり、世帯主のみを集めた見出しの部分及び世帯主を含み生計をともにする住民の部分から構成される。見出しの部分は世帯番号51、世帯主氏名52及び住所53から構成される。見出しの部分の各世帯番号51からリンクされる住民の部分は、各個人に付された個人番号54、世帯番号51、個人氏名55、生年月日56、続柄57、戸籍筆頭者58及び本籍地59から構成される。
【0019】
以下具体的なケースに基づいて戸籍情報処理部11及び住民記録処理部21の処理の流れを説明する。
【0020】
(1)戸籍データベース13の変更を住民記録データベース23に反映する場合戸籍情報処理部11は、戸籍データベース13中の本籍地33に変更があった場合に、例えば戸籍番号31が101で筆頭者32が日立二郎の本籍地33が転籍により台東区北上野2丁目5番から同区南上野1丁目1番に変更になったとき、この戸籍番号31にリンクする個人番号34が201と202の個人番号54を参照して402及び403を得る。戸籍情報処理部11は住民記録異動ファイル15に変更になる個人番号54と本籍地33を出力する。この住民記録異動ファイル15を入力する住民記録処理部21は、住民記録データベース23中の個人番号54が402及び403についてその本籍地59を変更する。戸籍データベース13中の筆頭者32に変更があった場合も同様にして住民記録異動ファイル15には変更になる個人番号54と筆頭者32が出力され、住民記録データベース23中の対応する個人番号54についてその筆頭者58を変更する。
【0021】
(2)戸籍データベース13の追加を住民記録データベース23に反映する場合戸籍情報処理部11は、端末装置12から出生の届出が入力されたとき、該当する筆頭者32からリンクする戸籍構成員の記録レコード、すなわち新規の個人番号34、個人氏名35、生年月日36、父の氏名37、母の氏名38などを設定して戸籍データベース13に記憶し、この個人番号34からリンクする履歴情報として個人番号34、履歴番号39及び出生を示す履歴40を作成して戸籍データベース13に記憶する。戸籍情報処理部11は住民記録異動ファイル15に個人番号34及び追加になる個人氏名35、生年月日36、筆頭者32、本籍地33などの情報を出力する。この住民記録異動ファイル15を入力する住民記録処理部21は、住民記録データベース23上で入力された筆頭者32に合致する世帯主番号52を検索し、該当する世帯主番号52からリンクする住民の記録レコード、すなわち新規の個人番号54、個人氏名55、生年月日56、続柄57、筆頭者58及び本籍地59を設定して住民記録データベース23に記憶する。
【0022】
住民記録処理部21は出生した個人番号34の個人について、その個人番号34及び個人番号54を戸籍異動ファイル24に出力する。この戸籍異動ファイル24を入力する戸籍情報処理部11は、戸籍データベース13上にこの個人番号34に対応する個人番号54を作成する。
【0023】
(3)住民記録データベース23の変更を戸籍データベース13、戸籍附票データベース14に反映する場合住民記録処理部21は、端末装置22から転居(住所53の変更)の届が入力されたとき、該当する世帯主氏名52の住所53を更新し、該世帯主氏名52からリンクする住民についてその個人番号54、住所53などの情報を戸籍異動ファイル24に出力する。この戸籍異動ファイル24を入力する戸籍情報処理部11は、戸籍データベース13を参照して入力された個人番号54に対応する個人番号34を求め、戸籍附票データベース14を参照してこの個人番号34に対応する住所履歴42を追加し、履歴番号41を追加する。
【0024】
なお上記実施例では、住民記録システムと連携をとるための個人番号54を戸籍データベース13上に設けたが、その代りに個人番号34を住民記録データベース23上に各個人番号54に対応して設けてもよい。この場合上記(1)のケースでは、住民記録異動ファイル15には個人番号34及び本籍地33が出力される。住民記録処理部21は住民記録データベース23を参照して個人番号34に対応する個人番号54の本籍地59を更新する。また上記(2)のケースでは個人番号54を戸籍異動ファイル24に出力する処理と、この個人番号54を戸籍データベース13上に反映する処理がなくなる。また上記(3)のケースでは、住民記録処理部21は住民記録データベース23を参照して個人番号54に対応する個人番号34を求め、個人番号34及び住所53を戸籍異動ファイル24に出力する。戸籍情報処理部11は戸籍附票データベース14を参照してこの個人番号34に対応する住所履歴42を追加する。
【0025】
なお上記実施例では戸籍情報システム1と住民記録システム2との間の情報の転送を住民記録異動ファイル15及び戸籍異動ファイル24を介して行っているが、その代りに両システムをオンラインで結合し、通信回線を経由して情報の転送を行ってもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、戸籍データベース上の戸籍構成員に関する情報と住民記録データベース上の各住民に関する情報とは個人番号を介して対応づけられるので、戸籍データベースに対して行われた追加・更新を住民記録データベースにも反映させることができ、また住民記録データベースに対して行われた更新を戸籍データベースにも反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム全体の構成を示す図である。
【図2】戸籍データベースのデータ構成例を示す図である。
【図3】戸籍附票データベースのデータ構成例を示す図である。
【図4】住民記録データベースのデータ構成例を示す図である。
【符号の説明】
13…戸籍データベース、
14…戸籍附票データベース、
15…住民記録異動ファイル、
24…戸籍異動ファイル、
32…筆頭者、
34…個人番号、
52…世帯主氏名、
54…個人番号。
【産業上の利用分野】
本発明は、戸籍情報システムで追加・更新された情報を住民記録システムに反映し、また住民記録システムで更新された情報を戸籍情報システムに反映するような両システムを連動するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
戸籍に関するデータベースを保持し、出生届、死亡届、婚姻届など届出を入力してこのデータベースを追加・更新し、また証明書の請求を入力してこのデータベースを参照し、戸籍抄本を発行する戸籍情報システムが知られている。
【0003】
また一方住民に関するデータベースを保持し、転入、転出、転居など届出を入力してこのデータベースを追加・更新し、また証明書の請求を入力してこのデータベースを参照し、住民票を発行する住民記録システムが知られている。
【0004】
なお戸籍情報システムとして関連するものには、例えば特開平2−27480号公報などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記システムはそれぞれ独立して構築されたために、戸籍データベースと住民記録データベースとの間で一部情報が重複するにもかかわらず、一方のデータベースの追加・更新が他方のデータベースに直接反映されないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、戸籍データベースに対して行われた追加・更新を住民記録データベースにも反映させることにある。
【0007】
また本発明の他の目的は、住民記録データベースに対して行われた更新を戸籍データベースにも反映させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、戸籍情報システムに出生届又は本籍地の変更届が入力されたとき、これらの情報に関して戸籍データベースを追加・更新するとともにこれら追加・更新情報を出力し、該追加・更新情報を入力する住民記録システムはこれらの情報に関して住民記録データベースを追加・更新する戸籍情報と住民記録との連動システムを特徴とする。
【0009】
また本発明は、住民記録システムに転居届が入力されたとき、この転居届(住所変更)に関して住民記録データベースを更新するとともにこの更新情報を出力し、該更新情報を入力する戸籍情報システムはこの情報に関して戸籍附票データベースを更新する戸籍情報と住民記録との連動システムを特徴とする。
【作用】
戸籍情報システムと住民記録システムとの間で情報を転送し合い、両システムが連携するとき両システムに亘ってキーとなるデータは戸籍の各構成員及び各住民について設定された個人番号である。しかし両システムは独立して構築されたシステムであるから、それぞれの個人番号の体系は異なる。本発明では、戸籍データベースに住民記録データベースの個人番号をとり込むか又は住民記録データベースに戸籍データベースの個人番号をとり込むことによって互に相手のデータベースを容易にアクセスできる。ただし出生届の場合には戸籍データベースの個人情報の追加であり、相手システムの個人番号はとり込まれていないから、戸籍情報システムから住民記録システムへ戸籍筆頭者名を送り、この筆頭者に合致する住民記録データベース上の世帯主氏名を検索し、関連する住民情報に続いて新規の住民情報を追加する。
【0010】
【実施例】
以下本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
【0011】
図1は戸籍情報システムと住民記録システムとを連動させるときのシステム構成を示す図である。1は戸籍情報システムであり、システムは、戸籍についての情報処理を行う戸籍情報処理部11、戸籍についての届出情報を入力し、謄抄本を出力する端末装置12、戸籍情報を格納する戸籍データベース13、戸籍附票についての情報を格納する戸籍附票データベース14及び戸籍データベース13に追加・変更があったとき、これを以下に述べる住民記録データベース23に反映するための情報が出力される住民記録異動ファイル15によって構成される。
【0012】
2は住民記録システムであり、システムは、住民記録についての情報処理を行う住民記録処理部21、住民記録についての届出情報を入力し、住民票を出力する端末装置22、住民記録についての情報を格納する住民記録格納データベース23及び住民記録データベース23に変更があったとき、これを戸籍附票データベース14に反映するための情報が出力される戸籍異動ファイル24によって構成される。
【0013】
戸籍情報システム1において、端末装置12を介する届出入力により戸籍データベース13に追加・変更があったとき、戸籍情報処理部11は戸籍データベース13及び戸籍附票データベース14に追加・変更を行った後、この追加・変更を住民記録データベース23に反映するために住民記録異動ファイル15を作成する。住民記録異動ファイル15は住民記録システム2の住民記録処理部21に入力される。住民記録処理部21は入力された情報を基にして住民記録データベース23に追加・変更を行う。
【0014】
一方住民記録システム2において、端末装置22を介する届出入力により住民記録データベース23に変更があったとき、住民記録処理部21は住民記録データベース23に変更を行った後、この変更を戸籍附票データベース14に反映するために戸籍異動ファイル24を作成する。戸籍異動ファイル24は戸籍情報システム1の戸籍情報処理部11に入力される。戸籍情報処理部11は入力された情報を基にして戸籍附票データベース14に追加・変更を行う。
【0015】
図2は戸籍データベース13のデータ構成例を示す図である。
【0016】
戸籍データベース13は、戸籍筆頭者のみを集めた見出しの部分、筆頭者を含む戸籍構成員の部分及び各構成員の履歴部分とから構成される。見出しの部分は、戸籍番号31、筆頭者32及び本籍地33から構成される。見出し部分の各戸籍番号31からリンクされる構成員の部分は各個人に付された個人番号34、戸籍番号31、個人氏名35、生年月日36、父の氏名37、母の氏名38及び対応する住民記録データベース23上の各個人の番号54などから構成される。個人番号54は、住民記録システム連携をとるために設けられたものである。構成員の部分の個人番号34からリンクされる履歴部分は、個人番号34、履歴番号39及び履歴40から構成される。
【0017】
図3は、戸籍附票データベース14のデータ構成例を示す図である。戸籍附票データベース14は、戸籍構成員の住所履歴情報を格納するものであり、見出しの部分、戸籍構成員の部分及び住所履歴情報から構成される。見出しの部分は、戸籍データベース13の見出しの部分と同様に戸籍番号31、筆頭者32及び本籍地33から構成される。見出し部分の各戸籍番号31からリンクされる戸籍構成員の部分は、個人番号34、戸籍番号31及び個人氏名35から構成される。構成員の部分の個人番号34からリンクされる履歴部分は、個人番号34、履歴番号41及び住所履歴42から構成される。
【0018】
図4は、住民記録データベース23のデータ構成例を示す図である。住民記録データベース23は生計をともにする住民の住所地についての情報を格納するものであり、世帯主のみを集めた見出しの部分及び世帯主を含み生計をともにする住民の部分から構成される。見出しの部分は世帯番号51、世帯主氏名52及び住所53から構成される。見出しの部分の各世帯番号51からリンクされる住民の部分は、各個人に付された個人番号54、世帯番号51、個人氏名55、生年月日56、続柄57、戸籍筆頭者58及び本籍地59から構成される。
【0019】
以下具体的なケースに基づいて戸籍情報処理部11及び住民記録処理部21の処理の流れを説明する。
【0020】
(1)戸籍データベース13の変更を住民記録データベース23に反映する場合戸籍情報処理部11は、戸籍データベース13中の本籍地33に変更があった場合に、例えば戸籍番号31が101で筆頭者32が日立二郎の本籍地33が転籍により台東区北上野2丁目5番から同区南上野1丁目1番に変更になったとき、この戸籍番号31にリンクする個人番号34が201と202の個人番号54を参照して402及び403を得る。戸籍情報処理部11は住民記録異動ファイル15に変更になる個人番号54と本籍地33を出力する。この住民記録異動ファイル15を入力する住民記録処理部21は、住民記録データベース23中の個人番号54が402及び403についてその本籍地59を変更する。戸籍データベース13中の筆頭者32に変更があった場合も同様にして住民記録異動ファイル15には変更になる個人番号54と筆頭者32が出力され、住民記録データベース23中の対応する個人番号54についてその筆頭者58を変更する。
【0021】
(2)戸籍データベース13の追加を住民記録データベース23に反映する場合戸籍情報処理部11は、端末装置12から出生の届出が入力されたとき、該当する筆頭者32からリンクする戸籍構成員の記録レコード、すなわち新規の個人番号34、個人氏名35、生年月日36、父の氏名37、母の氏名38などを設定して戸籍データベース13に記憶し、この個人番号34からリンクする履歴情報として個人番号34、履歴番号39及び出生を示す履歴40を作成して戸籍データベース13に記憶する。戸籍情報処理部11は住民記録異動ファイル15に個人番号34及び追加になる個人氏名35、生年月日36、筆頭者32、本籍地33などの情報を出力する。この住民記録異動ファイル15を入力する住民記録処理部21は、住民記録データベース23上で入力された筆頭者32に合致する世帯主番号52を検索し、該当する世帯主番号52からリンクする住民の記録レコード、すなわち新規の個人番号54、個人氏名55、生年月日56、続柄57、筆頭者58及び本籍地59を設定して住民記録データベース23に記憶する。
【0022】
住民記録処理部21は出生した個人番号34の個人について、その個人番号34及び個人番号54を戸籍異動ファイル24に出力する。この戸籍異動ファイル24を入力する戸籍情報処理部11は、戸籍データベース13上にこの個人番号34に対応する個人番号54を作成する。
【0023】
(3)住民記録データベース23の変更を戸籍データベース13、戸籍附票データベース14に反映する場合住民記録処理部21は、端末装置22から転居(住所53の変更)の届が入力されたとき、該当する世帯主氏名52の住所53を更新し、該世帯主氏名52からリンクする住民についてその個人番号54、住所53などの情報を戸籍異動ファイル24に出力する。この戸籍異動ファイル24を入力する戸籍情報処理部11は、戸籍データベース13を参照して入力された個人番号54に対応する個人番号34を求め、戸籍附票データベース14を参照してこの個人番号34に対応する住所履歴42を追加し、履歴番号41を追加する。
【0024】
なお上記実施例では、住民記録システムと連携をとるための個人番号54を戸籍データベース13上に設けたが、その代りに個人番号34を住民記録データベース23上に各個人番号54に対応して設けてもよい。この場合上記(1)のケースでは、住民記録異動ファイル15には個人番号34及び本籍地33が出力される。住民記録処理部21は住民記録データベース23を参照して個人番号34に対応する個人番号54の本籍地59を更新する。また上記(2)のケースでは個人番号54を戸籍異動ファイル24に出力する処理と、この個人番号54を戸籍データベース13上に反映する処理がなくなる。また上記(3)のケースでは、住民記録処理部21は住民記録データベース23を参照して個人番号54に対応する個人番号34を求め、個人番号34及び住所53を戸籍異動ファイル24に出力する。戸籍情報処理部11は戸籍附票データベース14を参照してこの個人番号34に対応する住所履歴42を追加する。
【0025】
なお上記実施例では戸籍情報システム1と住民記録システム2との間の情報の転送を住民記録異動ファイル15及び戸籍異動ファイル24を介して行っているが、その代りに両システムをオンラインで結合し、通信回線を経由して情報の転送を行ってもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、戸籍データベース上の戸籍構成員に関する情報と住民記録データベース上の各住民に関する情報とは個人番号を介して対応づけられるので、戸籍データベースに対して行われた追加・更新を住民記録データベースにも反映させることができ、また住民記録データベースに対して行われた更新を戸籍データベースにも反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム全体の構成を示す図である。
【図2】戸籍データベースのデータ構成例を示す図である。
【図3】戸籍附票データベースのデータ構成例を示す図である。
【図4】住民記録データベースのデータ構成例を示す図である。
【符号の説明】
13…戸籍データベース、
14…戸籍附票データベース、
15…住民記録異動ファイル、
24…戸籍異動ファイル、
32…筆頭者、
34…個人番号、
52…世帯主氏名、
54…個人番号。
Claims (2)
- 戸籍構成員を示すキーとなるデータと戸籍情報を有する戸籍情報記憶手段と、住民を示すキーとなるデータと住民情報を有する住民記録情報記憶手段とを備えるシステムにおける該戸籍情報記憶手段と該住民記録情報記憶手段との間の情報を処理する情報処理装置において、該戸籍情報記憶手段のキーとなるデータと該住民記録情報記憶手段のキーとなるデータとを対応付けする手段と、該戸籍情報もしくは該住民情報の一方の情報が変更された場合に、戸籍情報記憶手段の戸籍構成員または住民記録情報記憶手段の住民との間の対応付けから該変更情報を他方の情報記憶手段へ格納する手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
- 戸籍構成員を示すキーとなるデータと戸籍情報を有する戸籍情報記憶手段と、住民を示すキーとなるデータと住民情報を有する住民記録情報記憶手段とを備えたシステムにおける該戸籍情報記憶手段と該住民記録情報記憶手段との間の情報を処理する情報処理装置において、該戸籍情報記憶手段のキーとなるデータと該住民記録情報記憶手段のキーとなるデータとを対応付けする手段と、該戸籍情報もしくは該住民情報の一方の情報が追加された場合に、該対応付けから該追加情報を他方の情報記憶手段へ格納する手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003169101A JP2004030657A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 情報処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2003169101A JP2004030657A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 情報処理方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11035316A Division JPH11272715A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 戸籍情報デ―タベ―スと住民記録情報デ―タベ―スからなるシステムに用いる情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004030657A true JP2004030657A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31185411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003169101A Pending JP2004030657A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 情報処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004030657A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004090747A1 (en) * | 2003-04-11 | 2004-10-21 | Yeong Kuang Oon | Method of uniquely associating transaction data with a particular individual, and computer-based messaging system for communicating such associated data |
CN110796013A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-02-14 | 浙江新再灵科技股份有限公司 | 一种常驻人口信息收集方法及系统 |
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2003
- 2003-06-13 JP JP2003169101A patent/JP2004030657A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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