JP2004030143A - 治験情報処理管理システム,治験情報処理管理装置及び治験情報処理方法 - Google Patents

治験情報処理管理システム,治験情報処理管理装置及び治験情報処理方法 Download PDF

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Takeshi Fujita
藤田 剛
Ichiro Hayashi
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Abstract

【課題】治験によって得られたデータ処理を効率的に行い、信頼性が向上された症例報告書の作成を容易とする治験情報処理管理システム,治験情報処理管理装置及び治験情報処理方法を提供する。
【解決手段】外部から送付されるワークシートの処理の管理を行なう治験情報処理管理システムSであって、治験を区別するための管理コードに関する初期情報51と、ワークシートの送付予定時期,ワークシートの受入状況,ワークシートを処理するためのタスクシート,タスクシートの実施状況に関するワークシート情報52と、を有する治験情報処理管理装置30を備え、治験情報処理管理装置30は、ワークシートの受入を登録する第1の手段と、所定条件のときにタスクシートを出力する第2の手段と、タスクシートの実施を登録する第3の手段と、ワークシートの受入状況及びタスクシートの実施状況を提示する第4の手段と、を備えた。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、治験情報処理管理システム,治験情報処理管理装置及び治験情報処理方法に係り、特に治験データの処理の効率化及び信頼性の向上を図ることができる治験情報処理管理システム,治験情報処理管理装置及び治験情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
治験(臨床試験)は、例えば新薬を開発した製薬会社等が治験依頼者となり、依頼された医療機関で当該新薬の安全性、有効性、用法・用量を確認するために複数の被験者に対して行われるものである。そして、各被験者に対する治験結果は、症例報告書(CRF)に記載され製薬会社に報告される。
【0003】
このような治験は、治験依頼者と医療機関との協議によって作成された治験実施計画書(プロトコール)の内容に基づいて行われる。治験実施計画書には、被験者からの検体採取時点や被験者の問診・触診等の時点である治験時点や、問診・触診等の観察項目や被験者から採取した検体の検査測定項目である治験実施項目等が定められる。
【0004】
医療機関では、治験実施計画書に従い当該治験被験者の治験実施予定が組まれ、当該予定に基づき治験実施項目(問診、血液・尿等の検体採取等)が被験者に対して行なわれる。
【0005】
そして、採取された検体は検査機関に送られて検査され、検体の検査結果は、検査データとして医療機関に報告される。医療機関による問診結果,前記検査データ等は、治験結果として症例報告書に記入又は添付される。この記入等が行われた症例報告書は治験依頼者に送付され、製薬会社等で症例報告書の解析等が行われる。
【0006】
医療機関では、治験が被験者にとって安全に行われていることを把握しながら各時点の治験が進行される。そして、通常、治験依頼者はモニターによって治験実施計画書に基づく治験の進行、検査データ等の収集・監視、被験者の来院状況の管理等を行なう。
【0007】
このような治験では、被験者毎の治験終了時点において過去数回(又は数十回以上)の治験時点のデータに不備があった場合、その過去のデータの確認を行なう作業は医療機関及び治験依頼者にとって非常な負担であると共に、大量のデータに基づき症例報告書を作成するため症例報告書作成に係る負担が大きかった。また、治験依頼者が、治験結果を最終的に入手することができる時期が遅く、これに伴ない治験の最終的な終了時期が遅くなるという問題があった。
【0008】
このため、上記症例単位で症例報告書を作成する冊子型のものとは別に、被験者の来院ごとに観察・検査すべき情報が記載され、治験依頼者に報告することができる分冊型(ビジット型)症例報告書が採用され始めている。分冊型症例報告書を採用することにより、治験依頼者は来院ごとの状況を早い時点で確認することができるというメリットがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、分冊型症例報告書を採用しても、症例報告書への記載ミスの発生を防ぐことはできず、複数の医療機関で実施されている治験で作成された症例報告書に対して、その確認及び修正等の作業を行なうのは治験依頼者にとって負担が大きいという問題があった。
【0010】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、治験によって得られたデータ処理を効率的に行い、信頼性が向上された症例報告書の作成を容易とする治験情報処理管理システム,治験情報処理管理装置及び治験情報処理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の請求項1に係る治験情報処理管理システムによれば、治験実施計画書に基づき外部から送付される治験情報の処理の管理を行なう治験情報処理管理システムであって、治験を区別するための管理コードに関するデータ,前記治験情報の送付予定時期に関するデータ,前記治験情報の受入状況に関するデータ,前記治験情報を処理するための処理タスクに関するデータ,前記処理タスクの実施状況に関するデータを有するコンピュータを備え、該コンピュータは、前記治験情報の外部からの受入を登録する第1の手段と、所定条件のときに前記処理タスクを出力する第2の手段と、前記処理タスクの実施を登録する第3の手段と、前記治験情報の受入状況及び処理タスクの実施状況を提示する第4の手段と、を備えていることにより解決される。
【0012】
以上のように治験情報処理管理システムでは、治験情報が送付されてきたときに、治験情報の送付予定時期が予め登録されたデータに基づき、治験情報の受入情報に登録が行なわれる。また、治験情報を処理するための処理タスクが予め登録されており、所定の条件下で処理タスクが発行される。こうして発行された処理タスクが実施されると、実施した旨の登録がなされる。そして、これらの実施状況が提示される。
【0013】
このように治験情報を処理すべき作業が予め登録されているので、治験情報処理の進捗状況の管理を容易に行うことができる。また、このような処理は処理タスク化されており、処理自体の把握が容易となるので好適である。
【0014】
また、請求項2に記載のように、前記治験情報及び前記処理タスクには、前記管理コードが含まれていれば、治験情報及び処理タスクの取り扱いが容易となり、データの取り間違えを防ぐことができる。
【0015】
また、請求項3に記載のように、前記管理コードには、治験実施計画書を区別するためのデータ,前記治験が実施される医療機関を区別するためのデータ,前記治験の被験者を区別するためのデータ,前記治験の実施時点を区別するためのデータが含まれていれば好適である。
【0016】
また、請求項4に記載のように、前記管理コードは、バーコード形式であれば、バーコードリーダーで読み取ることにより、さらに数字等の読み違えを防ぐことができると共に、入力が容易となるので好適である。
【0017】
また、請求項5に記載のように、前記処理タスクには、少なくとも受入処理,入力処理,検査処理が含まれていれば、各処理工程が細分化、専門化されるので、処理効率の向上及びデータ信頼性を向上させることができる。
【0018】
また、本発明の治験情報処理管理システムを実現するための手段として、本発明の請求項6に係る治験情報処理管理装置によれば、治験実施計画書に基づき外部から送付される治験情報の処理の管理を行なう治験情報処理管理装置であって、治験を区別するための管理コードに関する第1のデータ,前記治験情報の送付予定時期に関する第2のデータ,前記治験情報の受入状況に関する第3のデータ,前記治験情報を処理するための処理タスクに関する第4のデータ,前記処理タスクの実施状況に関する第5のデータを有するデータベースを記憶する記憶部と、ユーザーから治験情報に関するデータが入力される入力部と、前記処理タスクを発行する出力部と、前記治験情報に関するデータの入力に基づき前記データベースを作成処理を行なう演算部と、前記治験情報の受入状況及び前記処理タスクの実施状況を表示する表示部と、を備えている。
【0019】
また、本発明の請求項7に係る治験情報処理管理方法は、治験実施計画書に基づき外部から送付される治験情報の処理の管理を行なう治験情報処理管理方法であって、前記治験情報の外部からの受入を治験情報の受入状況に関するデータベースに登録する第1のステップと、所定条件のときに前記治験情報を処理するための処理タスクを出力する第2のステップと、前記処理タスクの実施を処理タスクの実施状況に関するデータベースに登録する第3のステップと、前記治験情報の受入状況に関するデータベース及び処理タスクの実施状況に関するデータベースに基づき治験情報の受入状況及び処理タスクの実施状況を提示する第4のステップと、を備えていることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する処理ステップ、装置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0021】
図1は本発明に係る治験情報の流れを示す説明図、図2は本例の治験情報処理管理システムの説明図、図3乃至図6はデータセンターにおける治験情報の処理の流れを示す説明図、図7は治験情報処理管理システムの構成図である。
【0022】
また、図8はメインメニュー画面を示す説明図、図9はユーザーコード設定画面を示す説明図、図10はワークシート受入画面を示す説明図、図11はタスクシート記入画面を示す説明図、図12はタスクシート記入画面を示す説明図、図13は遅延警告処理画面を示す説明図である。
【0023】
また、図14はマスタ保守画面を示す説明図、図15はプロジェクト登録タブ表示を示す説明図、図16はSDK登録タブ表示を示す説明図、図17は時点登録タブ表示を示す説明図、図18はプロジェクト選択タブ表示を示す説明図、図19はワークシート登録タブ表示を示す説明図、図20は治験データ処理の流れを示す説明図である。
【0024】
先ず、図1,図2に基づき本例における治験情報の授受の概略,治験情報管理処理システムについて説明する。本例では図1に示すように、治験において発生する各種の情報を集約的に管理,処理するデータセンターAと、治験依頼者である製薬会社Bと、被験者に対して治験を行なう医療機関Cと、被験者を登録する症例登録センターDと、医療機関Cから送付された検体の検査を行なう検査機関Eとの間で電子データを含むデータ・書類等の授受が行われる。本例では、データ等の授受はFAX,インターネット通信,郵送等の手段によって行なわれる。
【0025】
このように本例では、製薬会社B,症例登録センターD,医療機関C,検査機関Eに加えて、治験情報を扱う専門組織であるデータセンターAが介在することにより、治験業務の効率化及びデータ信頼性向上が図られている。
【0026】
データセンターAには、医療機関C,症例登録センターD,検査機関Eから各種データが提供される。本例の治験情報処理管理システムSでは、外部機関から上記データを受入れ、当該データの処理が行なわれ、処理データが所定の形式で出力されるという一連の作業の管理が行なわれるものである。提供されるべきデータ及びそのデータに対する処理作業は予め登録され、治験情報処理管理システムSの管理のもとにこれらの処理が行なわれる。
【0027】
データ処理作業は、データ受入,受入登録,データ入力,入力データの検査,不審データの抽出,不審データの修正入力及び検査,製品出荷,出荷検査,製品出荷,出荷登録等の処理タスクに細分化、専門化されている。このため、処理タスクの実施進捗状況により、治験情報の全体の処理状況を容易に管理することができるように構成されている。
【0028】
データセンターAへ提供された上記データは、予め登録された処理タスクに従い治験情報データベース10へ入力される。なお、治験情報データベース10には、被験者データ,医療機関データ,試験データ,検査データ等の各種データが入力され、記憶されている。
【0029】
入力されたデータに対しては検査が行なわれ、入力データが検査の結果、不審データ(要確認情報)と判定された場合は、製薬会社B,医療機関C,検査機関E等に対して確認作業が行なわれ、確認作業に基づきデータの修正が行なわれる。このようにして入力データは不審データがなくなった段階で確定され、データの種類に応じて所定形式の出力帳票若しくは電子データとして製薬会社B等へ提供される。
【0030】
また、製薬会社Bとの契約に基づき、所定の時点において症例報告書案(CRF案)が出力される。この症例報告書案は、上記確定されたデータに基づいて作成されたものである。出力された症例報告書案は医療機関C(又は製薬会社B)へ送付される。そして、医療機関CでのSDV(原資料の直接閲覧)の結果、症例報告書案に修正があれば、依頼に基づき当該箇所の修正が行なわれる。このようにして症例報告書案の記載データが固定され、症例報告書(CRF)として製薬会社Bへ送付される。
【0031】
また、収集されたデータに基づいて、有害事象や治験実施進捗状況等の情報もデータセンターAから提供される。また、データセンターAでは、入力・検査されたデータに基づき、製薬会社Bでデータ解析を行なうための治験データが作成され、電子データとして製薬会社Bへ提供される。
【0032】
製薬会社Bでは、先ず始めに治験実施計画書が作成され、当該治験実施計画書に基づき製薬会社BとデータセンターA,医療機関C等の間で契約が結ばれる。そして、製薬会社Bは治験が適正に行なわれるように、通常、製薬会社Bから指名されたモニターによって治験全体の管理を行なう。
【0033】
また、製薬会社Bにより治験実施計画書に基づいた症例報告書が設定される。本例の症例報告書の検査項目等は、治験実施時点毎にワークシート化されており、このワークシートは治験実施以前にデータセンターA及び医療機関Cへ送付される。なお、各ワークシートには、治験,被験者,医療機関,実施時点を特定するための管理コードが表記されると共に、そのバーコード表示が付される。
【0034】
医療機関Cでは、治験担当医師によって被験者に対して治験が実施され、上記ワークシートの検査項目(投薬,血液・尿等の検体の採取,問診等)記入欄に記入が行なわれる。そして、このワークシートは、被験者の問診等受診日,問診の結果等が記入された後、試験データとして各医療機関CからデータセンターAへFAX(又は郵送)によって送信される。なお、医療機関CとデータセンターAとのデータ等の送付方法は、FAX,郵送に限らず、インターネット経由で送付されるようにしても良い。
【0035】
なお、本ワークシートは、医療機関Cのカルテに添付されカルテの一部となる。したがって、従来のように治験担当医師等が治験情報をカルテから症例報告書へ転記することがないので、転記ミスが発生しないようになっている。また、採取された検体には上記管理コードが記載された検査票と共に、検査機関Eへ送付される
【0036】
症例登録センターDでは、当該治験実施計画書の条件に適合する複数人の被験者が症例登録され、被験者のイニシャルや性別等の個人データが登録される。そして、被験者に関する一部の情報(被験者情報)は、医療機関CへはFAXで提供され、データセンターAへはFAX又は電子データ形式(インターネット経由)で提供される。
【0037】
なお、データセンターA,製薬会社B,医療機関Cが症例登録センターDを兼ねてもよい。また、上記被験者情報は、データセンターAの治験情報データベース10へ入力及び検査の後、登録される。
【0038】
検査機関Eでは、医療機関Cから送付された検体の検査が行われ、検体採取日,検体の検査結果等のデータ(検査データ)が管理コードと共に、医療機関Cへは出力帳票形式で送付され、データセンターAへは電子データ形式(インターネット経由)で提供される。なお、一部の検体検査は、医療機関C内の検査室等で行なわれる場合もある。
【0039】
また、データセンターAへオンラインで提供された検査データは、治験情報データベース10へ定時に自動的に取り込まれるようになっている。そして、検査データは取り込まれた後、所定の検査,確認修正が行なわれる。
【0040】
以上のように本例では、複数箇所の医療機関Cから多量の治験情報が発生した場合であっても、当該治験情報はデータセンターAに集約され処理される。データセンターAでは、治験情報の入力,治験情報の検査及び不審データ確認作業等が行なわれ,必要なデータは製薬会社Bへ提供される。このため、従来のように、製薬会社Bのモニターが各医療機関Cに対して個別にデータの収集や確認作業を行なう必要がなく、製薬会社Bによる治験の管理が容易に行なわれる。
【0041】
次に、図3乃至図5に基づきデータセンターAの業務の流れについて説明する。データセンターAは、管理セクション20,第1セクション22,第2セクション24から構成されている。
【0042】
管理セクション20は、業務全体の管理を行うと共に、外部からのデータの受入検査,製品の出荷検査、製品の出荷状況及び治験実施状況の管理を行なう部門である。第1セクション22,第2セクション24は、管理セクション20を介して受取ったデータの入力,実質的な製品検査,製品出力等を行なう部門である。このように、検査が受入・出荷検査と、製品検査とに分類され、それぞれを行なうセクションが特化されているので、検査機能が向上され、製品のデータ信頼性が向上されている。
【0043】
また、各治験実施計画書にはプロジェクト番号が付与される。上述した管理コードは、プロジェクト番号と、標準コード(SDK)からなり、プロジェクト番号は、治験を特定するための番号に相当する。また、被験者,医療機関,実施時点を特定するための番号は、標準コード(SDK)に相当する。そして、各治験データ処理等は管理コードによって管理される。
【0044】
例えば、管理コードが「001200300010045001020」である場合、最初の7桁の数字「0012003」はプロジェクト番号、次の4桁の数字「0001」は被験者を特定するための番号、次の4桁の数字「0045」は医療機関を特定するための番号、さらに次の3桁の数字「001」は実施時点を特定するための番号、そして最後の3桁の数字「020は」時点数、に相当する。
【0045】
この時点数は、「020」の場合は、治験実施をすべき時点が20あることを意味する。したがって、実施時点番号が「001」である場合、時点数が20あるうちの1番目の実施時点であることを意味する。
【0046】
また、治験データ処理の効率化を図るために、各処理工程(例えば、受入検査,データ入力,製品検査等)は基本処理タスクからなるタスクシートに分化されて実施され、治験データ処理の管理はタスクシート単位で行うことができるようになっている。
【0047】
また、後述する治験情報処理管理装置30には、各治験に対して治験実施計画書に基づいてプロジェクト番号,標準コード等の初期データ及び、ワークシート,当該ワークシートによって発生する作業に基づくタスクシートが予め登録される。
【0048】
また、受入されたワークシート,その他の要確認処理指示書,タスクシート,出荷製品は、処理工程別にトレイに入れられて処理工程間の移動が行なわれるようになっている。このようにすることにより、作業処理工程の進捗状況の把握がし易くなり、担当者間の書類等の移動による紛失などの不都合が生じないようになっている。
【0049】
管理セクション20は、製薬会社B,医療機関C等との対外窓口であり、治験データ(ワークシート,要確認処理指示書等)の受入は管理セクション20を通して行なわれる。FAX(又は郵送)によって受入された治験データは、先ず受入トレイに入れられ、その後の処理を待つ。
【0050】
次に、受入トレイ内の治験データは、緊急又は一般に分類され、緊急トレイ又は一般トレイに入れられる。さらに、各トレイ内の治験データは、プロジェクト番号、データ種類によって分類され、治験情報処理管理装置30に受入入力(受入登録)される。
【0051】
このとき、治験情報処理管理装置30には予め受入すべき治験データ(ワークシート)が登録されているので、受入書類として登録された治験データ欄をチェック入力するのみでよく、治験データの回収状況を把握することが容易となっている。
【0052】
また、治験データは、記載もれ確認,受入データの員数確認,被験者の特定等を行なう受入検査(目視検査)が行なわれ、不備がある場合は送付元に問い合わせて修正指示に基づく処理(修正データ受領、追加データ受領等)が行なわれる。このとき、上記問合せがなされて修正指示に基づく処理が行なわれるまでは、治験データ及びタスクシートは保留トレイに一旦入れられ区別される。これにより、送付元からの指示待ちにより処理が滞っている書類があることが、容易に認識される。
【0053】
そして不備がない場合又は不備が解消された場合、治験データは、トラッキングトレイに入れられて該当するプロジェクト担当に配布され、各担当者によって各タスクシート実施時に利用される。
【0054】
また、治験データの受入と共に該当するタスクシートの発行が行なわれ、タスクシートは第1セクション22又は第2セクション24の担当者のタスクトレイに入れられる。本例では、送付元からの治験データを専用トレイに入れて担当者間の確実な移動が行なわれるようにしているが、タスクシートと共にタスクトレイに入れるようにしても良い。
【0055】
第1セクション22では、トラッキングトレイに入れられたワークシート及びタスクトレイに入れられたタスクシートを受取る。そして、タスクシートに基づき入力担当者によって、治験情報データベース10への治験データの入力が行なわれる。このとき、データを確実に入力するためダブルエントリ(別人格による2つの入力)又はシングルエントリ(同一人格による1つの入力)による入力が行なわれる。
【0056】
そして、ダブルエントリ及びシングルエントリにより入力されたデータの検査(照合,確認,修正)が原データと比較しながら行なわれる。ダブルエントリで入力が行なわれた場合、2の入力が完全一致となるように修正が行われる。また、シングルエントリで入力が行なわれた場合は、同一人格又は別人格によって読合せが行なわれ、ミス入力箇所の修正が行われる。なお、どちらの方法で入力が行なわれた場合であっても入力ミス箇所及びその修正は、自動的に治験情報データベース10に履歴として記録,保存されるようになっている。
【0057】
入力データの種別としては、治験初期情報,症例情報(被験者情報),臨床検査情報,試験データ,有害事象・有害事象の疑いの経過等がある。治験初期情報は治験実施計画書に基づく実施医療機関名,検査項目,検査時点に関するデータ、症例情報は被験者に関するデータ、臨床検査情報は検査機関に関するデータである。治験初期情報,症例情報及び臨床検査情報は、原則として治験開始前に予め入力されるものである。また、検査機関Eからの検査データは、定時に自動的に治験情報データベース10に取り込まれるようになっている。
【0058】
次に、検査用トレイ内に配布されたタスクシートに基づき、検査担当者によって入力されたデータのロジカルチェックが行なわれる。ロジカルチェックは、入力されたデータの矛盾,データ日時のずれ,数値範囲の逸脱,形式逸脱等がないかが検査されるものであり、治験情報データベース10に取り込まれたデータに対してチェックプログラムによって自動的に検査が行なわれる。なお、検査担当者による人為的な検査が併用されても良い。
【0059】
ロジカルチェックの結果、不審データ(要確認情報)が検出された場合は、製薬会社B,医療機関C,症例登録センターD,検査機関Eへ不審データ及びその理由等が記載された要確認処理指示書が送付される。そして各機関等によって要確認処理指示書に修正処理指示が記載され、データセンターAへ返送される。返送されてきた要確認処理指示書は、管理セクション20の受入等を経て、第1セクション22で修正入力,入力検査等が行われる。なお、データ入力は、ダブルエントリ又はシングルエントリによって行なわれる。なお、修正箇所は、履歴が残るようになっている。
【0060】
その後、第1セクション22で、再び修正データに関してロジカルチェックが行なわれる。このようにして修正が行われ、最終的に不審データがないと判定されたときに、治験データは確定される。なお、要確認処理指示書の送付は、FAX,郵送,インターネットによる電子メールによって行なわれる。
【0061】
このように全ての治験時点の治験データが収集された後に、各治験時点の治験データに対する要確認処理を一括して行なうのではなく、本例では各地検時点で不審データの確認作業を行なうので、的確なデータ修正処理を迅速に行なうことができ、データが欠落することがなく好適である。
【0062】
また、要確認処理を治験時点単位でリアルタイムに行なうことにより、従来の治験データを最後に一括して要確認処理する場合に比べて、全治験データが最終的に確定するまでの時間が大幅に短縮され、治験を早期に終了させることができると共に、治験全体に要するコストを削減することができる。また、治験時点毎に再検査等の措置を迅速にとることができる。
【0063】
このようにして治験データが確定されると、確定データはタスクシートに基づき、製品担当者によって製品として帳票出力(例えば、治験実施結果出力,症例報告書案,安全性管理情報出力,治験進捗状況出力等)され、帳票出力は出荷トレイへ入れられる。
【0064】
出荷トレイに入れられた製品としての帳票出力は、管理セクション20で出荷検査(出来栄え検査,員数確認等)が行なわれ、製品出力された旨が治験情報データベース10へ入力、登録される。そして、当該帳票出力は送付先(製薬会社B)へ送付状と共に送付される。また、送付された製品の写し,ワークシート,タスクシート,修正依頼書,確認処理指示書等の各処理工程で使用された書類及び電子データは、所定期間ファイルへ保管される。なお、製品は帳票出力でなく、電子媒体(例えば、CD−ROM等)に記憶された電子データであっても良い。また、電子データの場合、インターネット経由で送付することも可能である。
【0065】
製薬会社Bでは、症例報告書案に基づき原資料との確認によるSDV等が行なわれ、その結果、修正箇所が発見された場合に、修正依頼書がデータセンターAへFAXで送付される。修正依頼書は、管理セクション20の受入工程等を経て第2セクション24のトラッキングトレイへ入れられる。このとき、第2セクション24の各担当者のタスクトレイには所定のタスクシートが配布される。
【0066】
なお、修正依頼書の処理に関するタスクシートについても、予め治験情報処理管理装置30へ登録が行なわれており、管理セクション20では、修正依頼書に関する業務に関しても治験情報処理管理装置30によって管理を行なっている。
【0067】
第2セクション24では、タスクシートに基づき、修正依頼書に従って治験情報データベース10への修正入力が、入力担当者によってダブルエントリ又はシングルエントリにより行なわれる。そして、入力検査を経て、検査担当者によりロジカルチェックが行なわれる。
【0068】
ロジカルチェックの結果、新たに不審データが生じた場合は、不審データが記載された質問一覧表が製薬会社Bへ送付される。製薬会社Bでは、質問一覧表に記載の不審データの確認が行われ、再び修正依頼書がデータセンターAへ送付される。このようにして、一旦、第1セクション22で確定された治験データは、第2セクション24で修正され、症例報告書データとして最終的に固定される。
【0069】
次に、固定された治験データは、製薬会社Bからの症例報告書作成依頼及び該当するタスクシートに基づき、製品担当者によって症例報告書として所定形式で出力され、出荷トレイに入れられる。出荷トレイに入れられた症例報告書は、管理セクション20を経て製薬会社Bへ送付される。なお、上記SDV後の修正依頼書に基づく、治験データの修正及び症例報告書出力業務は、第1セクション22で行なうようにしても良い。
【0070】
また、第2セクション24では、タスクシートに基づき固定された治験データ及び確定された治験データのコーディングが行なわれる。治験は通常複数の医療機関で行なわれるため、各医療機関から送付されてくる治験データに使用される用語,表現方法は統一されていない。コーディングは、これらを共通の用語,表現方法に統一して、その後のデータ解析を行い易くするものである。
【0071】
コーディングが行なわれたデータは、必要なデータのみが抽出され、データ解析に適した形式に変換処理される。変換処理後のデータは、帳票出力又は電子媒体に記憶され、製品として出荷トレイへ入れられる。出荷トレイに入れられた変換後出力の製品は、管理セクション20を経て製薬会社Bへ送付される。
【0072】
以上のように、各セクションでは、各工程処置(受入,入力,検査,ロジカルチェック,出力,出荷,送付,タスクシート発行等)が担当者によってタスクシートに基づいて実施される。そして、タスクシートが完了すると、実施者名及び実施日が記入されると共に、治験情報処理管理装置30に当該タスクシートが完了した旨がチェック入力される。タスクシートが複数の作業からなる場合は、各作業完了時にそれぞれ実施名及び実施日が記入される。
【0073】
なお、タスクシートには、管理コードがバーコードとして印刷されており、間違って他のプロジェクトのタスクシートへチェック入力してしまうような入力ミスが発生しないようになっている。治験情報処理管理装置30では、各治験(各プロジェクト番号)のワークシート回収状況やタスクシート処理進捗状況が表示されるので、治験実施状況及び治験データ処理状況を容易に把握,管理することができる。
【0074】
次に、治験情報処理管理装置30について説明する。図7に示すように本例の治験情報処理管理システムSは、1又は2以上の治験情報処理管理装置30が通信回線Iを介して接続されて構成される。治験情報処理管理装置30は、各工程処理において担当者によって操作される。
【0075】
治験情報処理管理装置30は、データの演算・制御処理装置(中央演算処理装置)としてのCPU31、記憶装置としての主記憶装置32,RAM33,ROM34,記憶媒体装置39、出力手段としてのプリンタ35、入力手段としてのマウス36,キーボード37、表示手段としての表示装置38、通信装置40,バーコードリーダー41を備えている。他の治験情報処理管理装置30とは、通信装置40によって通信回線Iを介してデータの送受信を行なうことができるように構成されている。
【0076】
CPU31は、主記憶装置32に記憶された管理プログラム60に従い、記憶装置や入力装置からの入力データの演算処理を行い、演算処理結果を記憶装置や出力手段に出力する。
【0077】
主記憶装置32には、治験データ処理の管理を行なうための管理プログラム60や管理データベース50が記憶されている。管理データベース50には、初期情報51,ワークシート情報52,基本作業情報53,作業情報54,医療機関情報55,部署情報56,ユーザー情報57等が含まれる。なお、管理データベース50は、データベースサーバーとなる治験情報処理管理装置30にのみ記憶されており、他の治験情報処理管理装置30からは通信回線Iを介してデータアクセスすることができるようになっている。
【0078】
初期情報51には、治験のプロジェクト番号,プロジェクト名,標準コード,医療機関コード,医療機関名,治験開始日,時点番号,時点名,予定日数等が記憶されており、これらは治験開始前に登録される。
【0079】
ワークシート情報52には、プロジェクトの各時点において発生するワークシートコード,ワークシート名,ワークシート番号が登録され、さらに各ワークシートに対して発生するタスクシートコード,タスクシート名,タスクシート番号が選択されたデータである。ワークシートコード,ワークシート名,ワークシート番号は、治験実施計画書に基づき作成されたワークシートに付与されているものである。また、タスクシートコード,タスクシート名,タスクシート番号は、基本作業情報53に登録されたものから選択されるものである。なお、これら情報は、原則として治験開始前に選択される。
【0080】
基本作業情報53には、ワークシート情報52で選択されるプロジェクトに対応した処理手順が記載されたタスクシート情報が記憶されている。また、作業情報54には、基本作業情報53の元となる基本作業のタスクシート情報が記憶されている。
【0081】
医療機関情報55には、医療機関コード,医療機関名が記憶されている。部署情報56,ユーザー情報57にはそれぞれ、管理セクション20,第1セクション22,第2セクション24の部署名及び部署コード番号、各セクションの担当者名,個人コード番号が記憶されている。
【0082】
RAM33は、CPU31が各種の処理を実行するにあたってのワークエリアとして使用され、必要なデータが適宜記憶される。また、プリンタ35によって、必要な情報やタスクシートを印刷出力することができる。マウス36とキーボード37は、各種データ入力操作を行なうときに使用されるものである。表示装置38には、CPU31の処理により所定の画像が表示される。
【0083】
通信装置40は、通信回線I(例えば、LAN回線)を介して、他の治験情報処理管理装置30とデータの送受信を行なうものである。なお、治験情報処理管理装置30から治験情報データベース10へもデータアクセスすることができるように構成すれば好適である。
【0084】
バーコードリーダー41は、ワークシート,タスクシート,ユーザーの名札等に付されたバーコードを読み取り入力を行なうものである。本例のワークシート等は、プロジェクト番号,標準コード等の数字で管理されており、数字の入力ミスを防ぐと共に、処理効率の向上が図られている。
【0085】
次に、治験情報処理管理装置30の操作について説明する。先ず治験情報処理管理装置30を立ち上げると、表示装置38には図7に示す初期画面が表示される。この初期画面には、ユーザーコード設定ボタン70,ワークシート受入ボタン72,タスクシート記入ボタン74,遅延警告処理ボタン76,マスタ保守ボタン78が表示され、マウス36等を使用していずれかのボタンが画面上で選択されると、所定の画面へ移行するようになっている。また、閉じるボタン80が選択されると処理を終了する。
【0086】
図9は、初期画面でユーザーコード設定ボタン70が選択された場合に表示されるユーザーコード設定画面である。治験情報処理管理装置30の操作を行なう前に、この画面でユーザーが設定される。この画面でユーザーを設定することにより、他の画面に替わる度に、当該画面でユーザー名を入力する必要がなくなる。なお、本例の治験情報処理管理装置30では、操作が行なわれると当該ユーザー及び操作時の履歴が記録されるようになっている。上記ユーザー情報57に登録されているユーザーによって、個人毎に設定されているユーザーコード(個人コード)及びユーザー名が入力され、設定ボタンが選択されることによりユーザーの設定が行なわれる。なお、ユーザーコード及びユーザー名の入力は、バーコードリーダー41で各ユーザーの名札に付されたバーコードを読み取るか、キーボード37による手入力により行なわれる。
【0087】
図10は、初期画面でワークシート受入ボタン72が選択された場合に表示されるワークシート受入画面である。この画面は、管理セクション20の担当者によってデータセンターAへ送付されてくるワークシートの回収状況が入力されるものである。ユーザーコード,ユーザー名は、ユーザーコード設定画面で既に設定されている場合は、ワークシート受入画面に移行したときに入力済みとなっている。
【0088】
管理コードは、ユーザーがワークシートのバーコードをバーコードリーダー41で読み取ることにより入力可能である。また、ユーザーが手入力しても良い。このとき同時に、管理コードに含まれるプロジェクト番号,標準コード(SDK),時点数が、それぞれ該当欄に自動的に入力される。なお、プロジェクト名の表示欄を設け、プロジェクト名も同時に表示させるようにすることも可能である。
【0089】
管理コードが入力されると、治験開始前に登録されている対象となるワークシートが一覧表示される。図10に示す例では、一番上に表示されたワークシートは既に受入けられているので、済チェックボックスにチェック入力がされている。そして、新たにワークシートを受入けたとき、該当ワークシートの済チェックボックスにチェック入力がされ、更新ボタンが選択されると受入が登録される。受入登録されると、該当ワークシートの登録者,登録日欄にそれぞれユーザー,操作日が自動的に入力及び登録されるようになっている。なお、操作日は、画面上部に表示された登録日欄により変更することができる。
【0090】
そして、必要なワークシートが全て受入けられ、タスクシート印刷ボタンが選択されると、所定の既登録のタスクシートが印刷される。なお、ワークシートは、一覧表示の全てが受入けられていなくても印刷可能であるが、必須ワークシート(必須欄にチェックされているもの)が受入けられていない場合は、タスクシート印刷ボタンを選択できないようになっている。なお、タスクシートに関する処理手順データは、基本作業情報53に記憶されており、上記ワークシートに関連付けられて予め登録されているタスクシートが出力される。
【0091】
図11は、初期画面でタスクシート記入ボタン74が選択された場合に表示されるタスクシート記入画面である。この画面は、管理セクション20,第1セクション22,第2セクション24の各担当者によってタスクシートの実施状況が入力されるものである。管理コードは、ユーザーがタスクシートのバーコードをバーコードリーダー41で読み取ることにより入力される。このとき同時に、管理コードに含まれるプロジェクト番号,標準コード(SDK),時点数が、それぞれ該当欄に自動的に入力される。
【0092】
管理コードが入力されると、登録されているタスクシートが一覧表示される。タスクシートが完了すると、タスクシート担当者によって該当タスクシートの済チェックボックスにチェック入力がされる。そして、更新ボタンが選択されると、タスクシートの完了が登録される。タスクシート完了登録がされると、該当タスクシートの登録者,登録日欄にそれぞれユーザー,操作日が自動的に入力及び登録される。
【0093】
図11に示すタスクシート記入画面より、管理セクション20での受入,受入検査,タスク発行の各タスクシートが完了し、第1セクション22で受入,データ入力1のタスクシートまでが完了していることが分かる。なお、済チェックボックス及び画面右側にある連続チェックボックスをチェック入力して、連続登録ボタンを選択すると、図12に示すポップアップウインドウが表示される。当該ポップアップウインドウに完了登録を行なうタスクシートの管理コードを複数入力し、最後の更新ボタンを選択することにより複数のタスクシートの完了登録を行なうことが可能である。
【0094】
図13は、初期画面で遅延警告処理ボタン76が選択された場合に表示される遅延警告処理画面である。この画面は、主に管理セクション20の担当者によって治験データ処理実施状況を把握するために利用されるものである。各治験の実施時点は治験開始前に登録されており、この画面には各時点から所定期間経過しているにも係わらず完了登録されていないタスクシートの一覧が表示される。
【0095】
未完了登録タスクシートの一覧は、ユーザーが画面で遅延期間を選択し、作業遅延リストボタンを選択することにより表示される。一覧表示には、プロジェクト番号,部署名,タスクシート名が表示される。これにより、管理セクション20は、どのプロジェクトのどのような工程が遅延しているかを即座に把握することができる。
【0096】
図14は、初期画面でマスタ保守ボタン78が選択された場合に表示されるマスタ保守画面である。この画面は、主に管理セクション20の担当者によって治験に係わる初期データの入力等のために使用される。この画面には、プロジェクト・SDK・時点ボタン90,ワークシート管理マスタボタン91,基本作業マスタボタン92,作業マスタボタン93,医療機関マスタボタン94,部署マスタボタン95,ユーザーマスタボタン96,名札印刷ボタン97,マスタ取込ボタン98等が表示される。各ボタンが選択されると、該当する画面に移行するようになっている。
【0097】
図15は、マスタ保守画面でプロジェクト・SDK・時点ボタン90が選択された場合に表示されるプロジェクト管理マスタ画面である。この画面は、管理セクション20の担当者によって治験開始前にプロジェクト番号,標準コード等の初期データ登録が行なわれるものである。プロジェクト管理マスタ画面は、プロジェクト登録タブ,SDK登録タブ,時点登録タブを有しており、各タブ表示はマウス36等で選択されることにより表示される。
【0098】
図15は、プロジェクト登録タブ表示を示している。既にプロジェクトが登録されている場合は、表示欄にプロジェクト番号及びプロジェクト名が一覧表示される。新規プロジェクトを登録する場合は、ユーザーが画面下側のナビゲーションバーの「+」ボタンを選択し、プロジェクト番号及びプロジェクト名入力欄に入力を行い、ナビゲーションバーの更新ボタンを選択することにより行なわれる。該当するプロジェクトを一覧表示より選択して、そのプロジェクト番号,プロジェクト名を修正することも可能である。
【0099】
なお、プロジェクト番号は、プロジェクトを区別し、治験データの処理を行なう際の基本となる管理番号であるので、他のプロジェクト番号と重複する番号は登録することができないようになっている。
【0100】
図16は、SDK登録タブ表示を示している。既にプロジェクトが登録されている場合は、プロジェクト登録タブで選択されたプロジェクト番号、プロジェクト名が該当欄に表示される。さらに当該プロジェクトに標準コードが登録されている場合は、表示欄に標準コード(SDK)番号,医療機関コード,医療機関名が一覧表示される。新規標準コード等の登録・修正方法は、プロジェクト登録タブにおけるプロジェクト番号等の登録・修正方法と同様であるので説明を省略する。
【0101】
各プロジェクト(各治験)には、複数の被験者が登録され、各被験者に対応する標準コード(SDK)が登録される。上述のように標準コードは、被験者,医療機関,実施時点を特定するための番号であるが、SDK登録タブでは実施時点以外の被験者,医療機関を特定するための番号のみが登録される。
【0102】
登録する際には、画面下部のSDK欄に実施時点以外の標準コードを入力し、該当する被験者が治験を受ける医療機関コード,医療機関名をそれぞれ該当欄に入力し、治験開始日を開始日欄に入力することにより行なわれる。なお、医療機関コード,医療機関名は、医療機関情報55に登録されたものが選択可能となっている。開始日は、遅延警告処理の基準日となるものである。
【0103】
図17は、時点登録タブ表示を示している。既にプロジェクトが登録されている場合は、プロジェクト登録タブで選択されたプロジェクト番号、プロジェクト名が該当欄に表示される。さらに当該プロジェクトに時点番号,時点名,予定日数が登録されている場合は、表示欄に時点番号,時点名,予定日数が一覧表示される。新規時点番号等の登録・修正方法は、プロジェクト登録タブにおけるプロジェクト番号等の登録・修正方法と同様であるが、予定日数に関しては数字と日又は週を選択するようになっている。また、時点番号は、標準コードが含む実施時点を特定するための番号である。
【0104】
各プロジェクト(各治験)には、複数の治験実施時点が登録され、各治験実施時点における時点番号,時点名,予定日数が登録される。予定日数は、上記開始日からの経過期間によって設定されるものである。そして、各治験時点で使用されるワークシートの受入予定日は、開始日に当該予定日数が加算された日とみなされる。
【0105】
以上のように、プロジェクト管理マスタ画面の各タブ表示で、治験開始前にプロジェクトを管理するための初期データが入力され、このデータは初期情報51に登録される。
【0106】
図18は、マスタ保守画面でワークシート管理マスタボタン91が選択された場合に表示されるワークシート管理マスタ画面である。この画面は、管理セクション20の担当者によって治験開始前にプロジェクト番号及び標準コードを指定して、対象となるワークシート,タスクシート等の入力,修正が行なわれるものである。ワークシート管理マスタ画面は、プロジェクト選択タブ,ワークシート登録タブ,ワークシート・コピータブ,タスクシート登録タブ,タスクシート修正タブを有しており、各タブ表示はマウス36等で選択されることにより表示される。
【0107】
図18は、プロジェクト選択タブ表示を示している。プロジェクト番号欄にプロジェクト番号が入力されると、既にプロジェクトが登録されている場合は、該当欄にプロジェクト番号,プロジェクト名が一覧表示される。さらにプロジェクト番号に対応させて、標準コード等が既に登録されている場合は、選択されたプロジェクト番号に対して登録された標準コード,医療機関名,開始日が各該当欄に表示される。
【0108】
なお、上記開始日欄に表示されるのは、プロジェクト管理マスタ画面のSDK登録タブで登録された開始日である。また、終了日欄には、各治験実施時点に登録されたタスクシートが全て完了した場合に、自動的にその完了年月日が表示されるようになっている。
【0109】
図19は、ワークシート登録タブ表示を示している。プロジェクト選択タブでプロジェクト番号及び標準コードが特定されると、時点名欄は、プロジェクト管理マスタ画面の時点登録タブで登録された時点名のリストから選択可能となる。
【0110】
ワークシートの登録は、時点名欄で時点を選択し、画面下部のワークシートコード,ワークシート名,ワークシート番号,必須チェックボックスへの入力、追加ボタンの選択、ワークシート登録ボタンの選択により行なわれる。ワークシートは、治験実施計画書に基づき予め作成されたものであり、それぞれのワークシートは、ワークシートコード,ワークシート番号で特定されるようになっている。なお、必須チェックボックスにチェック入力されると、上述の必須ワークシートに設定され、当該ワークシートが治験実施後に回収され受入登録されないと、関連するタスクシートの発行ができないものとなる。
【0111】
このようにして、各時点におけるワークシートを登録することができる。また、一つのプロジェクトにおいては、複数人の被験者に対応する複数の標準コードが登録され、各時点におけるワークシートは複数の被験者に対し同じものが使用される。したがって登録を容易とするために、始めにある標準コードに対応するワークシートが登録されると、ワークシート・コピータブにそのワークシートの一覧がコピーされ、他の標準コードに対しては、ワークシート・コピータブで簡易に登録することが可能となっている。このようにして登録されたワークシートに関する登録データは、ワークシート情報52に登録される。
【0112】
また、タスクシートタブでは、標準コード及び時点名に対応させて、各時点において使用されるタスクシートが登録される。タスクシートの登録もワークシートの登録と同様に行なわれ、基本タスクシートコード,基本タスクシート名,基本タスクシート番号が登録される。基本タスクシートコード等は、基本作業情報53に登録されているものから選択可能となっている。なお、タスクシート修正タブでは、登録されたタスクシートに関するデータの修正を行うことができるようになっている。
【0113】
また、基本作業マスタボタン92が選択されると、基本作業マスタ画面へ移行する。基本作業マスタ画面では、作業情報54に登録されている作業データ(タスクシートデータ。例えば、検査,入力等の工程が細分化された作業手順等。)を選択し、プロジェクトに対応させてタスクシートを基本作業情報53に登録することが可能である。
【0114】
また、作業マスタボタン93が選択されると、作業マスタ画面へ移行する。作業マスタ画面では、作業データを作業情報54に登録し、また修正することが可能である。
【0115】
また、医療機関マスタボタン94,部署マスタボタン95,ユーザーマスタボタン96,名札印刷ボタン97が選択されると、それぞれ医療機関マスタ画面,部署マスタ画面,ユーザーマスタ画面,名札印刷画面へ移行する。
【0116】
医療機関マスタ画面では、医療機関コード,医療機関名等の医療機関情報55が登録される。部署マスタ画面では、部署コード,部署名等の部署情報56が登録される。ユーザーマスタ画面では、ユーザーコード,ユーザー名,所属部署名等のユーザー情報57が登録される。名札印刷画面では、ユーザー情報に基づき各ユーザーの名札を印刷することが可能である。なお、この名札にはユーザーの名前や所属部署と共に、ユーザーコード,ユーザー名等を表すバーコード表示が併記される。
【0117】
また、マスタ取込ボタン98が選択されるとマスタ取込画面へ移行する。マスタ取込画面では、記憶媒体装置39や、主記憶装置32から医療機関情報を取り込むことができる。
【0118】
次に、図20に基づき、本例における治験データ処理の流れについて説明する。先ず、治験を実施することが決定されると、治験開始前に初期情報登録処理(ステップ1)が行なわれる。これは、治験情報処理管理装置30のプロジェクト管理画面で行なわれる。
【0119】
初期情報として、プロジェクトデータ(プロジェクト番号,プロジェクト名),SDKデータ(標準コード,医療機関コード,医療機関,開始日),時点データ(時点番号,時点名,予定日数)が登録され、個々の治験(プロジェクト別,治験時点別,被験者別)が区別して登録される。なお、必要であれば、その他の情報の登録(医療機関情報,作業情報等の登録)が行なわれる。
【0120】
そして、初期情報登録処理が終了すると、次にワークシート情報登録処理(ステップ2)が治験情報処理管理装置30のワークシート管理画面で行なわれる。ワークシート情報登録処理では、ワークシート及びタスクシートが、初期情報登録で登録された個々の治験に対して登録される。
【0121】
このようにして治験開始前に実施すべき作業の登録が行なわれ、治験に対する全体の作業量の把握を容易に行なうことができ、処理人員の配置等の生産計画を立てることができる。
【0122】
次に、治験が開始されると、各治験実施時に治験データ(ワークシート)がデータセンターAに送付され、ワークシート受入登録処理(ステップ3)が行なわれる。ワークシート受入登録処理では、先ずユーザー設定処理(登録者の設定)が治験情報処理管理装置30のユーザーコード設定画面で行なわれる。このように登録者を設定することにより、作業実施者を後日特定することができ、品質のトレーサビリティ確保が行われる。また、同様の目的で上述のようにミス入力を修正する際にも、ミス入力の履歴が残るようになっている。
【0123】
ユーザー設定処理が行なわれると、次にワークシート受入処理が行なわれる。ワークシート受入処理では、送付されてきたワークシートは治験情報処理管理装置30のワークシート管理画面で受入登録される。そして、必要なワークシートの受入が終了すると、タスクシート発行処理が行なわれる。
【0124】
タスクシート発行が行なわれると、各タスクシートは担当者によって実施される(タスクシート実施処理:ステップ4)。そして、各タスクシートが完了する度に、タスクシート完了登録(ステップ5)がタスクシート記入画面で行なわれる。このようにして全てのタスクシートが完了すると、治験データ処理が終了する。
【0125】
【発明の効果】
以上のように、本発明の治験情報処理管理システム,治験情報処理管理装置及び治験情報処理方法によれば、治験開始前に治験データに係る処理作業を把握することができ、治験データ処理の全体量を容易に把握することができる。また、治験データ処理に係る作業工程がタスクシートによって細分化、専門化されているので、各作業単位での作業量の見積もりが容易となると共に、データ処理を効率的に行うことが可能となる。
【0126】
また、ワークシート及びタスクシートは管理コードで管理されており、当該管理コードがバーコード印刷されている。ワークシート受入時の受入登録及びタスクシート実施後の完了登録は、バーコードを読み取ることにより行なわれるので、登録ミスが発生しにくい。そして、その実施状況を治験情報処理管理装置で容易に確認することができる。
【0127】
また、各治験実施時に治験データの送付を受け、確認の後、直ぐにデータ処理されるので治験実施とデータ処理との間にタイムラグが殆どなく、不審データがあると判定された場合でも確認作業が容易となるので、データの欠落防止及びデータ信頼性を向上することができる。
【0128】
これにより、治験によって得られたデータをもとに症例報告書の作成が容易となると共に、治験終了までの期間を大幅に短縮することができ、治験実施に伴なうコストを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る治験情報の流れを示す説明図である。
【図2】本例の治験情報処理管理システムの説明図である。
【図3】データセンターにおける治験情報の処理の流れを示す説明図である。
【図4】データセンターにおける治験情報の処理の流れを示す説明図である。
【図5】データセンターにおける治験情報の処理の流れを示す説明図である。
【図6】データセンターにおける治験情報の処理の流れを示す説明図である。
【図7】本発明の治験情報処理管理システムの構成図である。
【図8】メインメニュー画面を示す説明図である。
【図9】ユーザーコード設定画面を示す説明図である。
【図10】ワークシート受入画面を示す説明図である。
【図11】タスクシート記入画面を示す説明図である。
【図12】タスクシート記入画面を示す説明図である。
【図13】遅延警告処理画面を示す説明図である。
【図14】マスタ保守画面を示す説明図である。
【図15】プロジェクト登録タブ表示を示す説明図である。
【図16】SDK登録タブ表示を示す説明図である。
【図17】時点登録タブ表示を示す説明図である。
【図18】プロジェクト選択タブ表示を示す説明図である。
【図19】ワークシート登録タブ表示を示す説明図である。
【図20】治験データ処理の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
10 治験情報データベース
20 管理セクション
22 第1セクション
24 第2セクション
30 治験情報処理管理装置
32 主記憶装置
33 RAM
34 ROM
35 プリンタ
36 マウス
37 キーボード
38 表示装置
39 記憶媒体装置
40 通信装置
41 バーコードリーダー
50 管理データベース
51 初期情報
52 ワークシート情報
53 基本作業情報
54 作業情報
55 医療機関情報
56 部署情報
57 ユーザー情報
60 管理プログラム
70 ユーザーコード設定ボタン
72 ワークシート受入ボタン
74 タスクシート記入ボタン
76 遅延警告処理ボタン
78 マスタ保守ボタン
80 閉じるボタン
90 プロジェクト・SDK・時点ボタン
91 ワークシート管理マスタボタン
92 基本作業マスタボタン
93 作業マスタボタン
94 医療機関マスタボタン
95 部署マスタボタン
96 ユーザーマスタボタン
97 名札印刷ボタン
98 マスタ取込ボタン
A データセンター
B 製薬会社
C 医療機関
D 症例登録センター
E 検査機関
I 通信回線
S 治験情報処理管理システム

Claims (7)

  1. 治験実施計画書に基づき外部から送付される治験情報の処理の管理を行なう治験情報処理管理システムであって、
    治験を区別するための管理コードに関するデータ,前記治験情報の送付予定時期に関するデータ,前記治験情報の受入状況に関するデータ,前記治験情報を処理するための処理タスクに関するデータ,前記処理タスクの実施状況に関するデータを有するコンピュータを備え、
    該コンピュータは、前記治験情報の外部からの受入を登録する第1の手段と、所定条件のときに前記処理タスクを出力する第2の手段と、前記処理タスクの実施を登録する第3の手段と、前記治験情報の受入状況及び処理タスクの実施状況を提示する第4の手段と、を備えていることを特徴とする治験情報処理管理システム。
  2. 前記治験情報及び前記処理タスクには、前記管理コードが含まれていることを特徴とする請求項1記載の治験情報処理管理システム。
  3. 前記管理コードには、治験実施計画書を区別するためのデータ,前記治験が実施される医療機関を区別するためのデータ,前記治験の被験者を区別するためのデータ,前記治験の実施時点を区別するためのデータが含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の治験情報処理管理システム。
  4. 前記管理コードは、バーコード形式であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の治験情報処理管理システム。
  5. 前記処理タスクには、少なくとも受入処理,入力処理,検査処理が含まれることを特徴とする請求項1記載の治験情報処理管理システム。
  6. 治験実施計画書に基づき外部から送付される治験情報の処理の管理を行なう治験情報処理管理装置であって、
    治験を区別するための管理コードに関する第1のデータ,前記治験情報の送付予定時期に関する第2のデータ,前記治験情報の受入状況に関する第3のデータ,前記治験情報を処理するための処理タスクに関する第4のデータ,前記処理タスクの実施状況に関する第5のデータを有するデータベースを記憶する記憶部と、
    ユーザーから治験情報に関するデータが入力される入力部と、
    前記処理タスクを発行する出力部と、
    前記治験情報に関するデータの入力に基づき前記データベースを作成処理を行なう演算部と、
    前記治験情報の受入状況及び前記処理タスクの実施状況を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする治験情報処理管理装置。
  7. 治験実施計画書に基づき外部から送付される治験情報の処理の管理を行なう治験情報処理管理方法であって、
    前記治験情報の外部からの受入を治験情報の受入状況に関するデータベースに登録する第1のステップと、
    所定条件のときに前記治験情報を処理するための処理タスクを出力する第2のステップと、
    前記処理タスクの実施を処理タスクの実施状況に関するデータベースに登録する第3のステップと、
    前記治験情報の受入状況に関するデータベース及び処理タスクの実施状況に関するデータベースに基づき治験情報の受入状況及び処理タスクの実施状況を提示する第4のステップと、を備えていることを特徴とする治験情報処理管理方法。
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