JP2004029237A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像位置付近で飛散した磁性1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収できるようにする。
【解決手段】磁性1成分トナーを用いるブラック現像器6から飛散するトナーを、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の現像位置の下流側に設けた集塵ローラ22で回収し、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーを、感光ドラム1の回転方向に対してマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの現像位置の下流側に設けたトナー吸引ダクト25内にファン27の回転により吸引してトナー回収フィルター26で回収する構成により、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】磁性1成分トナーを用いるブラック現像器6から飛散するトナーを、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の現像位置の下流側に設けた集塵ローラ22で回収し、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーを、感光ドラム1の回転方向に対してマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの現像位置の下流側に設けたトナー吸引ダクト25内にファン27の回転により吸引してトナー回収フィルター26で回収する構成により、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式などによって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に磁性1成分トナーを用いる現像装置と非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナーを用いる現像装置を備えている画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置では、現像装置から飛散したトナーが画像形成装置内の他の部材(感光ドラムや転写部材など)に付着するのを防止する手段には様々なものがあるが、代表的なものとしては現像装置近傍に、現像装置から飛散したトナーを回収するトナー回収手段を設けている。
【0003】
具体的には、例えばトナー自体が磁性体である1成分トナー(磁性1成分現像剤)を用いる現像装置を備えた画像形成装置(複写機やプリンタなど)では、感光ドラムの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置の現像スリーブ上に薄層にコートしたトナーを担持し、現像位置にてトナーを感光ドラムに供給して静電潜像を反転現像してトナー像として可視像化する。
【0004】
このような画像形成装置においては、感光ドラムの回転方向に対して現像スリーブの下流側に、トナー回収手段としてのローラ(以下、集塵ローラという)を設けて、この集塵ローラには現像スリーブとは逆極性の電荷を与え、現像位置近傍から飛散したトナーを静電的に吸着させて回収するものである。集塵ローラに吸着したトナー(飛散トナー)は、集塵ローラに当接させた掻き取り部材により掻き取られて回収容器等に回収され、定期メンテナンス時に清掃もしくは交換される。
【0005】
一方、非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナー(2成分現像剤)を用いる現像装置を備えた画像形成装置(複写機やプリンタなど)では、現像位置近傍にトナー回収手段としてのダクトを設け、現像位置近傍から飛散したトナーをこのダクト内のファンの回転によって吸引し、ダクト内のダクト経路中に設けたフィルターに付着させてトナー(飛散トナー)を回収するものである。フィルターにより回収されたトナーは、定期メンテナンス時に清掃もしくはフィルターごと交換される。
【0006】
ところで、フルカラー画像と白黒画像を形成可能な画像形成装置において、近年、フルカラー画像と白黒画像との画像形成比率から最も消費量の多い黒トナーを比較的安価な磁性1成分トナーとし、他のイエロー、マゼンタ、シアンの各色トナーを非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナーにすることで、全体のランニングコストを軽減することを狙ったものが増えてきた。
【0007】
トナーの飛散は、感光ドラムのプロセススピードが速く現像スリーブが高速回転する高速機(画像形成装置)においてより顕著である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した磁性を有する1成分トナー(黒トナー)を用いる現像装置と、非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)を用いる複数の現像装置を有する従来の画像形成装置に、トナー回収手段として上記集塵ローラをそれぞれ用いた場合には、飛散した磁性を有する1成分トナー(黒トナー)は上述したように集塵ローラで良好に回収することができる。
【0009】
しかしながら、飛散した2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)に関しては、非磁性のトナーと磁性キャリアが一体になったものが飛散した場合のみ集塵ローラで回収することができるが、非磁性のトナーのみが飛散したものはほとんど回収することができなかった。
【0010】
また、上記した磁性を有する1成分トナー(黒トナー)を用いる現像装置と2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)を用いる複数の現像装置を有する従来の画像形成装置に、トナー回収手段として上記ダクトをそれぞれ用いた場合には、飛散した2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)は比較的拡散しやすい性質のために吸引力が弱くても上述したようにダクトで良好に回収することができる。
【0011】
しかしながら、磁性を有する1成分トナー(黒トナー)に関しては、2成分トナーに比べて固まる傾向にあるので、飛散した1成分トナー(黒トナー)をエアー吸引のみでは効率よく回収することができなかった。
【0012】
そこで本発明は、磁性を有する1成分トナーを用いる現像装置と非磁性のトナーと磁性キャリアを含有する2成分トナーを用いる現像装置の両方を有している画像形成装置において、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、像担持体と、前記像担持体上の静電像をトナーで現像する現像手段と、を有し、前記現像手段は、磁性トナー含有する現像剤を用いる第1の現像手段と、少なくとも非磁性トナーと磁性キャリアを含有する現像剤を用いる第2の現像手段を備えている画像形成装置において、前記第1の現像手段の前記像担持体に対する現像位置近傍に、前記第1の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第1の飛散トナー回収手段を設置すると共に、前記第2の現像手段の前記像担持体に対する現像位置近傍に、前記第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、非磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第2の飛散トナー回収手段を設置することを特徴としている。
【0014】
また、前記第1の現像手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第2の現像手段の上流側に設置されており、前記第1の飛散トナー回収手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第1の現像手段の現像位置の下流側で前記第2の現像手段の現像位置の上流側に設置され、前記第2の飛散トナー回収手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第2の現像手段の現像位置の下流側に設置されることを特徴としている。
【0015】
また、前記第1の飛散トナー回収手段は、飛散したトナーを静電的又は磁気的に引き寄せて回収を行う回転自在なローラ部材であることを特徴としている。
【0016】
また、前記第2の飛散トナー回収手段は、内部にファンとトナー回収フィルターを有するダクトであり、飛散したトナーを前記ファンの回転で前記ダクト内に吸引して前記トナー回収フィルターで回収することを特徴としている。
【0017】
また、前記像担持体の回動方向に対して前記第1の飛散トナー回収手段の下流側で前記第2の現像手段の現像位置の上流側に、前記第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、2成分トナーの特性に応じた回収機能を有する第3の飛散トナー回収手段を設置することを特徴としている。
【0018】
また、前記第3の飛散トナー回収手段は、内部にファンとトナー回収フィルターを有するダクトであり、飛散したトナーを前記ファンの回転で前記ダクト内に吸引して前記トナー回収フィルターで回収することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0020】
〈実施の形態1〉
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では、電子写真方式で中間転写方式のフルカラー画像形成及びモノカラー(ブラック単色)画像形成可能なレーザプリンタ等の画像形成装置)を示す概略構成図、図2は、その要部を示す概略構成図である。
【0021】
本画像形成装置30は、像担持体としての感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1の回転方向(反時計方向)に沿って感光ドラム1の表面を一様に帯電する帯電器2、入力される画像信号に基づいて感光ドラム1を走査露光Lして静電潜像を形成する露光装置(レーザ走査ユニット)3、感光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させて現像する現像装置4、感光ドラム1上に形成されたトナー像が1次転写される無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトという)8、感光ドラム1上に残留した残留トナーを除去・回収する感光ドラムクリーニング装置9が配置されている。
【0022】
現像装置4は、回転自在な回転体5に配置したカラー現像器であるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cと、固定現像器としてのブラック現像器6を備えている。ブラック現像器6は、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の上流側に配置されている。マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cには、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーを収容しており、これらのトナーは非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナー(2成分現像剤)である。また、ブラック現像器6には、ブラックトナー(黒トナー)を収容しており、ブラックトナーはトナー自体が磁性体である1成分トナー(磁性1成分現像剤)である。
【0023】
また、ブラック現像器6は、現像スリーブ6aと感光ドラム1間の距離の設定が200μm程度と狭く、加えて動作時においてもその距離の変動幅が極めて小さな状態を維持しなければならないなどの設定条件が厳しい。また、回転体5の回転によりマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cによる現像が行われている時に、ブラック現像器6を完全に回避させマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cによる現像の妨げにならない構成を達成させることは容易ではない。
【0024】
一方、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cは、ブラック現像器6に比べて各現像スリーブ5d,5e,5fと感光ドラム1間の距離等の設定条件がやや寛容であり、また回転体5内に設けることで、ブラック現像器6による現像時には容易に回避可能な構成である。以上の理由から、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6を、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cを有する回転体5の上流側に配置している。また、各現像スリーブ5d,5e,5f、6a内には、その表面にトナーを磁力によって担持するためのマグネットローラ(不図示)が固定配置されている。
【0025】
なお、本実施の形態におけるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cとブラック現像器6は、定期メンテナンス時に一部清掃はあるものの、現像器そのものをカートリッジのように交換することは想定していない。
【0026】
また、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の下流側で回転体5の上流側には、現像時に飛散したブラックトナーを回収する集塵ローラ22が配置されており、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の下流側で中間転写ベルト8の上流側には、現像時に飛散したマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーを回収するトナー吸引ダクト25が配置されている(本実施の形態における集塵ローラ22とトナー吸引ダクト25の詳細については後述する)。
【0027】
次に、上記した本実施の形態における画像形成装置30のフルカラー画像形成動作について説明する。
【0028】
フルカラー画像形成時には、感光ドラム1を駆動装置(不図示)により所定のプロセススピードで矢印方向(反時計方向)に回転駆動し、所定の帯電バイアスが印加された帯電器2により、本実施の形態では負極性の所定電位に均一に帯電する。
【0029】
そして、帯電された感光ドラム1上に露光装置3によりレーザ光による走査露光Lを行い、目的のカラー画像の第1の色成分像(本実施の形態ではマゼンタ成分像)に対応した静電潜像を形成する。そして、回転体5を回転して現像位置に移動したマゼンタ現像器5aにより、この静電潜像を第1色目であるマゼンタトナーにより反転現像して可視像化する。
【0030】
そして、感光ドラム1上に形成担持された前記第1色目のマゼンタ像は、中間転写ベルト8を介して当接する1次転写ローラ7との間の1次転写ニップ部を通過する過程で、この1次転写ニップ部での圧力と、1次転写ローラ7に印加される1次転写バイアス(トナーの帯電極性と逆極性のバイアス)により形成される電界とによって、中間転写ベルト8の外周面に1次転写されていく。中間転写ベルト8は、テンションローラ10a,10d、駆動ローラ10b、2次転写対向ローラ10c、1次転写ローラ7によって張架されており、駆動ローラ10bの駆動によって矢印方向に移動する。
【0031】
中間転写ベルト8上にマゼンタトナー像が1次転写された後に、中間転写ベルト8に1次転写されないで感光ドラム1上に残った1次転写残トナーは、感光ドラムクリーニング装置9によって除去され回収される。
【0032】
以下、同様にしてシアン現像器5b、イエロー現像器4c、及び固定のブラック現像器6により、感光ドラム1上にそれぞれ形成担持された第2色目のシアントナー像、第3色目のイエロートナー像、及び第3色目のブラックトナー像が順次中間転写ベルト8上に重畳転写され、目的のカラー画像に対応したフルカラートナー像が形成される。
【0033】
また、カセット13a又は13bに収容されている用紙などの転写材Pは、ピックアップローラ15a又は15bにより1枚ずつ給紙され、給紙ローラ16a又は16b等により搬送路17を通してレジストローラ20まで搬送される。また、手差しカセット14上にセットした転写材Pも、給紙ローラ18、搬送ローラ19によりレジストローラ20まで搬送することができる。
【0034】
そして、離間状態にあった2次転写ローラ12を中間転写ベルト8を介して2次転写対向ローラ10cに加圧して2次転写ニップ部を形成し、中間転写ベルト8上のフルカラー像がこの2次転写ニップ部に到達すると、このタイミングに合わせて転写材Pがレジストローラ20によって2次転写ニップ部に搬送される。そして、2次転写バイアス(トナーの帯電極性と逆極性のバイアス)が印加された2次転写ローラ12により、中間転写ベルト8から転写材P上にフルカラートナー像が一括転写(2次転写)される。
【0035】
そして、フルカラーのトナー像が転写された転写材Pは定着装置21に搬送されて、定着装置21の定着ローラ21aと加圧ローラ21b間の定着ニップ部で挟持搬送され、定着ローラ21aと加圧ローラ21b間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像が加熱加圧されて転写材P上に定着された後、外部に排出される。
【0036】
なお、上記2次転写動作終了後において、中間転写ベルトクリーニング装置11により中間転写ベルト8上に2次転写されずに残った2次転写残トナーを除去して回収する。
【0037】
また、白黒画像(ブラック画像)を出力する場合には、固定のブラック現像器6のみを動作させて上記と同様にして白黒画像(ブラック画像)を形成し、転写材Pに転写、定着して外部に出力する。
【0038】
ところで、上記した現像動作時には、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5c、及びブラック現像器6の各現像位置近傍から、それぞれ僅かではあるがトナーが飛散する。飛散トナーは、各現像スリーブ5d〜5f、6aがより高速回転する高速機ほど多くなる。
【0039】
ブラック現像器6から飛散したトナー(磁性1成分トナー)は、トナー自体が磁性を持つために、下流側に位置する回転体5に設けたマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの方へ流れた場合、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの各現像スリーブ5d〜5fの磁力に引き寄せられ、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5c内でトナーが混じり合ってしまう。
【0040】
一方、回転体5に設けたマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散したトナー(2成分トナー)は、ブラック現像器6に引き寄せられることは少ないものの、回転体5の下流側に位置する中間転写ベルト8等に飛散して転写材Pを汚してしまう。
【0041】
そこで本発明の実施の形態では、図2に示すように、1成分トナーを用いたブラック現像器6からのトナー飛散に対しては、ブラックトナーによる現像時に回転する現像スリーブ6aから現像に寄与せずに飛散してしまったトナーの中で、現像スリーブ6aの上部、即ち露光装置3からのレーザ光による走査露光L方向へ飛散したトナーは、現像スリーブ6a上にトナーを所定のコート厚に規制するための磁性ブレード6bを覆い隠すカバー部材6cに設けられたシート部材6dで拡散を防止している。このシート部材6dは、ゴムのような柔軟な素材を用いてその先端部が感光ドラム1に略当接していることが望ましい。
【0042】
また、現像スリーブ6aの下部、即ちマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cを有する回転体5方向へ飛散したトナーは、図2、図3に示すように、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の下流側で回転体5の上流側に設けられた集塵ローラ22に吸着され回収されることで、トナー拡散を防止している。
【0043】
この集塵ローラ22はSUS材で形成されており、集塵ローラ22に、ブラックトナーによる現像時に現像スリーブ6aに印加される電圧(約+1kV)と逆極性の電圧(約−1kV)を印加する。これにより、現像位置付近で飛散したトナーは自ら磁性を持っているために、飛散したトナーは集塵ローラ22に引き寄せられて表面に吸着される。
【0044】
また、集塵ローラ22は、現像動作に合わせて約10rpmで回転するように構成されている。集塵ローラ22を回転させる理由は、集塵ローラ22にフィルム状の掻き取り部材であるスクレーパ24が常に所定の圧で当接されており、集塵ローラ22が回転することで表面に付着したトナーを掻き取り、常に集塵ローラ22の表面を初期状態に保つことで飛散トナーの集塵能力を一定に保っている。スクレーパ24の材質は特に限定するものではないが、集塵ローラ22の吸着したトナーの掻き取りが必要な領域に対して、当接圧を均一にできるものが好ましい。
【0045】
一方、回転体5に設けたマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cからのトナー飛散への対応であるが、上記したようにカラートナーは2成分トナーを用いているために、前記1成分トナーであるブラックトナーの飛散回収のように集塵ローラでは効果が期待できない。2成分トナーは、トナー自身磁性を持たないために、1成分トナーのように集塵ローラや磁力を持った部材で引き寄せることは難しい。加えて、トナーの流動性がよく、飛散時に拡散しやすい、空中に浮遊する時間も1成分トナーに比べ長いという性質のものが多い。
【0046】
そこで本発明の実施の形態では、図2に示すように、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の下流側で中間転写ベルト8の上流側に位置するようにして、内部にトナー回収フィルター26とファン27を備えたトナー吸引ダクト25を設け、現像位置付近で飛散したトナーをファン27の回転で吸引してトナー回収フィルター26で回収するようにした。
【0047】
図4に示すように、トナー吸引ダクト25の吸引口25aは、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの各現像スリーブ5d〜5fの長手方向の全域に位置するようにして配置され、各現像スリーブ5d〜5fの長手方向の全域で均一な吸引力になるようにしている。
【0048】
なお、ファン27の回転によるトナー吸引のタイミングは特に限定するものではなく、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cによる現像中にトナー吸引を行うことは言うまでもないが、回転体5のホームポジション検知時や調整モード等における非現像時に回転体5を回転させる場合や、画像形成装置本体内の昇温対策を兼ねて画像形成中に限らずスタンバイ時等に、トナー吸引を行うようにしてもよい。
【0049】
トナーを回収したトナー回収フィルター26は、定期メンテナンス時に清掃するかもしくは交換することでトナー回収性能が維持される。
【0050】
このように本実施の形態では、1成分トナー(磁性1成分トナー)を用いるブラック現像器6から飛散するトナーは集塵ローラ22で回収し、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーはトナー吸引ダクト25に吸引してトナー回収フィルター26で回収する構成により、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる。
【0051】
これにより、ブラック現像器6から飛散した1成分トナーがマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5c内の2成分トナー中に混入することを防止することができ、また、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散したトナーが中間転写ベルト8に付着することを防止することができるので、飛散トナーに起因する画像不良の発生を防止することができる。
【0052】
また、本実施の形態では、ブラック現像器6から飛散する1成分トナーを回収する回収手段としてSUS材からなる集塵ローラ22を用いた構成であったが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば磁力を持ったマグネットローラを用いても同様の効果を得ることができ、更に、自ら磁性を持つ1成分トナーの場合は、マグネットローラを用いれば電圧を印加することなく回収することも可能である。
【0053】
〈実施の形態2〉
図5は、本実施の形態に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図である。なお、図1、図2に示した実施の形態1の画像形成装置と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0054】
本実施の形態では、図5に示すように、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の下流側で回転体5の上流側に設けられた集塵ローラ22と回転体5の間に、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの各現像スリーブ5d〜5fの長手方向に沿って、内部に不図示のトナー回収フィルターとファンを備えたトナー吸引ダクト28を設けた構成である。他の構成は実施の形態1の画像形成装置と同様であり、本実施の形態ではそれらの説明は省略する。
【0055】
感光ドラム1の回転方向に対して集塵ローラ22の下流側で回転体5の上流側にトナー吸引ダクト28を設けた構成により、図6に示すように、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーのうち、感光ドラム1と集塵ローラ22の間をすり抜けてブラック現像器6に混入する2成分トナーを、ファンの回転でトナー吸引ダクト28に吸引してトナー回収フィルターで回収することにより、1成分トナーを用いるブラック現像器6に2成分トナーが混入することをより確実に防止することが可能となる。
【0056】
このように本実施の形態では、1成分トナー(磁性1成分トナー)を用いるブラック現像器6から飛散するトナーを集塵ローラ22で回収し、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーをトナー吸引ダクト25に吸引してトナー回収フィルター26で回収すると共に、トナー吸引ダクト28に吸引してトナー回収フィルターで回収する構成により、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる。
【0057】
また、本実施の形態において、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の上流側に設けたトナー吸引ダクト28と下流側に設けたトナー吸引ダクト25とを途中で合流させて、飛散したトナーを1つのファンで吸引してトナー回収フィルターで回収する構成でもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1の現像手段の像担持体に対する現像位置近傍に、第1の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第1の飛散トナー回収手段を設置して、第2の現像手段の像担持体に対する現像位置近傍に、第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、非磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第2の飛散トナー回収手段を設置したことにより、飛散した磁性トナーと非磁性トナーの両方を良好に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図。
【図3】本発明の実施の形態1における1成分トナーの回収を説明するための図。
【図4】本発明の実施の形態1における2成分トナーの回収を説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図。
【図6】本発明の実施の形態2における2成分トナーの回収を説明するための図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電器
3 露光装置
4 現像装置
5 回転体
5a マゼンタ現像器(第2の現像手段)
5b シアン現像器(第2の現像手段)
5c イエロー現像器(第2の現像手段)
6 ブラック現像器(第1の現像手段)
7 1次転写ローラ
8 中間転写ベルト
12 2次転写ローラ
21 定着装置
21a 定着ローラ
21b 加圧ローラ
22 集塵ローラ(第1の飛散トナー回収手段、ローラ部材)
25、28 トナー吸引ダクト(第2、3の飛散トナー回収手段)
26 フィルター(トナー回収フィルター)
27 ファン
30 画像形成装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式などによって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に磁性1成分トナーを用いる現像装置と非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナーを用いる現像装置を備えている画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置では、現像装置から飛散したトナーが画像形成装置内の他の部材(感光ドラムや転写部材など)に付着するのを防止する手段には様々なものがあるが、代表的なものとしては現像装置近傍に、現像装置から飛散したトナーを回収するトナー回収手段を設けている。
【0003】
具体的には、例えばトナー自体が磁性体である1成分トナー(磁性1成分現像剤)を用いる現像装置を備えた画像形成装置(複写機やプリンタなど)では、感光ドラムの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置の現像スリーブ上に薄層にコートしたトナーを担持し、現像位置にてトナーを感光ドラムに供給して静電潜像を反転現像してトナー像として可視像化する。
【0004】
このような画像形成装置においては、感光ドラムの回転方向に対して現像スリーブの下流側に、トナー回収手段としてのローラ(以下、集塵ローラという)を設けて、この集塵ローラには現像スリーブとは逆極性の電荷を与え、現像位置近傍から飛散したトナーを静電的に吸着させて回収するものである。集塵ローラに吸着したトナー(飛散トナー)は、集塵ローラに当接させた掻き取り部材により掻き取られて回収容器等に回収され、定期メンテナンス時に清掃もしくは交換される。
【0005】
一方、非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナー(2成分現像剤)を用いる現像装置を備えた画像形成装置(複写機やプリンタなど)では、現像位置近傍にトナー回収手段としてのダクトを設け、現像位置近傍から飛散したトナーをこのダクト内のファンの回転によって吸引し、ダクト内のダクト経路中に設けたフィルターに付着させてトナー(飛散トナー)を回収するものである。フィルターにより回収されたトナーは、定期メンテナンス時に清掃もしくはフィルターごと交換される。
【0006】
ところで、フルカラー画像と白黒画像を形成可能な画像形成装置において、近年、フルカラー画像と白黒画像との画像形成比率から最も消費量の多い黒トナーを比較的安価な磁性1成分トナーとし、他のイエロー、マゼンタ、シアンの各色トナーを非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナーにすることで、全体のランニングコストを軽減することを狙ったものが増えてきた。
【0007】
トナーの飛散は、感光ドラムのプロセススピードが速く現像スリーブが高速回転する高速機(画像形成装置)においてより顕著である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した磁性を有する1成分トナー(黒トナー)を用いる現像装置と、非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)を用いる複数の現像装置を有する従来の画像形成装置に、トナー回収手段として上記集塵ローラをそれぞれ用いた場合には、飛散した磁性を有する1成分トナー(黒トナー)は上述したように集塵ローラで良好に回収することができる。
【0009】
しかしながら、飛散した2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)に関しては、非磁性のトナーと磁性キャリアが一体になったものが飛散した場合のみ集塵ローラで回収することができるが、非磁性のトナーのみが飛散したものはほとんど回収することができなかった。
【0010】
また、上記した磁性を有する1成分トナー(黒トナー)を用いる現像装置と2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)を用いる複数の現像装置を有する従来の画像形成装置に、トナー回収手段として上記ダクトをそれぞれ用いた場合には、飛散した2成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー)は比較的拡散しやすい性質のために吸引力が弱くても上述したようにダクトで良好に回収することができる。
【0011】
しかしながら、磁性を有する1成分トナー(黒トナー)に関しては、2成分トナーに比べて固まる傾向にあるので、飛散した1成分トナー(黒トナー)をエアー吸引のみでは効率よく回収することができなかった。
【0012】
そこで本発明は、磁性を有する1成分トナーを用いる現像装置と非磁性のトナーと磁性キャリアを含有する2成分トナーを用いる現像装置の両方を有している画像形成装置において、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、像担持体と、前記像担持体上の静電像をトナーで現像する現像手段と、を有し、前記現像手段は、磁性トナー含有する現像剤を用いる第1の現像手段と、少なくとも非磁性トナーと磁性キャリアを含有する現像剤を用いる第2の現像手段を備えている画像形成装置において、前記第1の現像手段の前記像担持体に対する現像位置近傍に、前記第1の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第1の飛散トナー回収手段を設置すると共に、前記第2の現像手段の前記像担持体に対する現像位置近傍に、前記第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、非磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第2の飛散トナー回収手段を設置することを特徴としている。
【0014】
また、前記第1の現像手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第2の現像手段の上流側に設置されており、前記第1の飛散トナー回収手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第1の現像手段の現像位置の下流側で前記第2の現像手段の現像位置の上流側に設置され、前記第2の飛散トナー回収手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第2の現像手段の現像位置の下流側に設置されることを特徴としている。
【0015】
また、前記第1の飛散トナー回収手段は、飛散したトナーを静電的又は磁気的に引き寄せて回収を行う回転自在なローラ部材であることを特徴としている。
【0016】
また、前記第2の飛散トナー回収手段は、内部にファンとトナー回収フィルターを有するダクトであり、飛散したトナーを前記ファンの回転で前記ダクト内に吸引して前記トナー回収フィルターで回収することを特徴としている。
【0017】
また、前記像担持体の回動方向に対して前記第1の飛散トナー回収手段の下流側で前記第2の現像手段の現像位置の上流側に、前記第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、2成分トナーの特性に応じた回収機能を有する第3の飛散トナー回収手段を設置することを特徴としている。
【0018】
また、前記第3の飛散トナー回収手段は、内部にファンとトナー回収フィルターを有するダクトであり、飛散したトナーを前記ファンの回転で前記ダクト内に吸引して前記トナー回収フィルターで回収することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0020】
〈実施の形態1〉
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では、電子写真方式で中間転写方式のフルカラー画像形成及びモノカラー(ブラック単色)画像形成可能なレーザプリンタ等の画像形成装置)を示す概略構成図、図2は、その要部を示す概略構成図である。
【0021】
本画像形成装置30は、像担持体としての感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1の回転方向(反時計方向)に沿って感光ドラム1の表面を一様に帯電する帯電器2、入力される画像信号に基づいて感光ドラム1を走査露光Lして静電潜像を形成する露光装置(レーザ走査ユニット)3、感光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させて現像する現像装置4、感光ドラム1上に形成されたトナー像が1次転写される無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトという)8、感光ドラム1上に残留した残留トナーを除去・回収する感光ドラムクリーニング装置9が配置されている。
【0022】
現像装置4は、回転自在な回転体5に配置したカラー現像器であるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cと、固定現像器としてのブラック現像器6を備えている。ブラック現像器6は、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の上流側に配置されている。マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cには、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーを収容しており、これらのトナーは非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分トナー(2成分現像剤)である。また、ブラック現像器6には、ブラックトナー(黒トナー)を収容しており、ブラックトナーはトナー自体が磁性体である1成分トナー(磁性1成分現像剤)である。
【0023】
また、ブラック現像器6は、現像スリーブ6aと感光ドラム1間の距離の設定が200μm程度と狭く、加えて動作時においてもその距離の変動幅が極めて小さな状態を維持しなければならないなどの設定条件が厳しい。また、回転体5の回転によりマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cによる現像が行われている時に、ブラック現像器6を完全に回避させマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cによる現像の妨げにならない構成を達成させることは容易ではない。
【0024】
一方、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cは、ブラック現像器6に比べて各現像スリーブ5d,5e,5fと感光ドラム1間の距離等の設定条件がやや寛容であり、また回転体5内に設けることで、ブラック現像器6による現像時には容易に回避可能な構成である。以上の理由から、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6を、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cを有する回転体5の上流側に配置している。また、各現像スリーブ5d,5e,5f、6a内には、その表面にトナーを磁力によって担持するためのマグネットローラ(不図示)が固定配置されている。
【0025】
なお、本実施の形態におけるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cとブラック現像器6は、定期メンテナンス時に一部清掃はあるものの、現像器そのものをカートリッジのように交換することは想定していない。
【0026】
また、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の下流側で回転体5の上流側には、現像時に飛散したブラックトナーを回収する集塵ローラ22が配置されており、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の下流側で中間転写ベルト8の上流側には、現像時に飛散したマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーを回収するトナー吸引ダクト25が配置されている(本実施の形態における集塵ローラ22とトナー吸引ダクト25の詳細については後述する)。
【0027】
次に、上記した本実施の形態における画像形成装置30のフルカラー画像形成動作について説明する。
【0028】
フルカラー画像形成時には、感光ドラム1を駆動装置(不図示)により所定のプロセススピードで矢印方向(反時計方向)に回転駆動し、所定の帯電バイアスが印加された帯電器2により、本実施の形態では負極性の所定電位に均一に帯電する。
【0029】
そして、帯電された感光ドラム1上に露光装置3によりレーザ光による走査露光Lを行い、目的のカラー画像の第1の色成分像(本実施の形態ではマゼンタ成分像)に対応した静電潜像を形成する。そして、回転体5を回転して現像位置に移動したマゼンタ現像器5aにより、この静電潜像を第1色目であるマゼンタトナーにより反転現像して可視像化する。
【0030】
そして、感光ドラム1上に形成担持された前記第1色目のマゼンタ像は、中間転写ベルト8を介して当接する1次転写ローラ7との間の1次転写ニップ部を通過する過程で、この1次転写ニップ部での圧力と、1次転写ローラ7に印加される1次転写バイアス(トナーの帯電極性と逆極性のバイアス)により形成される電界とによって、中間転写ベルト8の外周面に1次転写されていく。中間転写ベルト8は、テンションローラ10a,10d、駆動ローラ10b、2次転写対向ローラ10c、1次転写ローラ7によって張架されており、駆動ローラ10bの駆動によって矢印方向に移動する。
【0031】
中間転写ベルト8上にマゼンタトナー像が1次転写された後に、中間転写ベルト8に1次転写されないで感光ドラム1上に残った1次転写残トナーは、感光ドラムクリーニング装置9によって除去され回収される。
【0032】
以下、同様にしてシアン現像器5b、イエロー現像器4c、及び固定のブラック現像器6により、感光ドラム1上にそれぞれ形成担持された第2色目のシアントナー像、第3色目のイエロートナー像、及び第3色目のブラックトナー像が順次中間転写ベルト8上に重畳転写され、目的のカラー画像に対応したフルカラートナー像が形成される。
【0033】
また、カセット13a又は13bに収容されている用紙などの転写材Pは、ピックアップローラ15a又は15bにより1枚ずつ給紙され、給紙ローラ16a又は16b等により搬送路17を通してレジストローラ20まで搬送される。また、手差しカセット14上にセットした転写材Pも、給紙ローラ18、搬送ローラ19によりレジストローラ20まで搬送することができる。
【0034】
そして、離間状態にあった2次転写ローラ12を中間転写ベルト8を介して2次転写対向ローラ10cに加圧して2次転写ニップ部を形成し、中間転写ベルト8上のフルカラー像がこの2次転写ニップ部に到達すると、このタイミングに合わせて転写材Pがレジストローラ20によって2次転写ニップ部に搬送される。そして、2次転写バイアス(トナーの帯電極性と逆極性のバイアス)が印加された2次転写ローラ12により、中間転写ベルト8から転写材P上にフルカラートナー像が一括転写(2次転写)される。
【0035】
そして、フルカラーのトナー像が転写された転写材Pは定着装置21に搬送されて、定着装置21の定着ローラ21aと加圧ローラ21b間の定着ニップ部で挟持搬送され、定着ローラ21aと加圧ローラ21b間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像が加熱加圧されて転写材P上に定着された後、外部に排出される。
【0036】
なお、上記2次転写動作終了後において、中間転写ベルトクリーニング装置11により中間転写ベルト8上に2次転写されずに残った2次転写残トナーを除去して回収する。
【0037】
また、白黒画像(ブラック画像)を出力する場合には、固定のブラック現像器6のみを動作させて上記と同様にして白黒画像(ブラック画像)を形成し、転写材Pに転写、定着して外部に出力する。
【0038】
ところで、上記した現像動作時には、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5c、及びブラック現像器6の各現像位置近傍から、それぞれ僅かではあるがトナーが飛散する。飛散トナーは、各現像スリーブ5d〜5f、6aがより高速回転する高速機ほど多くなる。
【0039】
ブラック現像器6から飛散したトナー(磁性1成分トナー)は、トナー自体が磁性を持つために、下流側に位置する回転体5に設けたマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの方へ流れた場合、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの各現像スリーブ5d〜5fの磁力に引き寄せられ、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5c内でトナーが混じり合ってしまう。
【0040】
一方、回転体5に設けたマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散したトナー(2成分トナー)は、ブラック現像器6に引き寄せられることは少ないものの、回転体5の下流側に位置する中間転写ベルト8等に飛散して転写材Pを汚してしまう。
【0041】
そこで本発明の実施の形態では、図2に示すように、1成分トナーを用いたブラック現像器6からのトナー飛散に対しては、ブラックトナーによる現像時に回転する現像スリーブ6aから現像に寄与せずに飛散してしまったトナーの中で、現像スリーブ6aの上部、即ち露光装置3からのレーザ光による走査露光L方向へ飛散したトナーは、現像スリーブ6a上にトナーを所定のコート厚に規制するための磁性ブレード6bを覆い隠すカバー部材6cに設けられたシート部材6dで拡散を防止している。このシート部材6dは、ゴムのような柔軟な素材を用いてその先端部が感光ドラム1に略当接していることが望ましい。
【0042】
また、現像スリーブ6aの下部、即ちマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cを有する回転体5方向へ飛散したトナーは、図2、図3に示すように、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の下流側で回転体5の上流側に設けられた集塵ローラ22に吸着され回収されることで、トナー拡散を防止している。
【0043】
この集塵ローラ22はSUS材で形成されており、集塵ローラ22に、ブラックトナーによる現像時に現像スリーブ6aに印加される電圧(約+1kV)と逆極性の電圧(約−1kV)を印加する。これにより、現像位置付近で飛散したトナーは自ら磁性を持っているために、飛散したトナーは集塵ローラ22に引き寄せられて表面に吸着される。
【0044】
また、集塵ローラ22は、現像動作に合わせて約10rpmで回転するように構成されている。集塵ローラ22を回転させる理由は、集塵ローラ22にフィルム状の掻き取り部材であるスクレーパ24が常に所定の圧で当接されており、集塵ローラ22が回転することで表面に付着したトナーを掻き取り、常に集塵ローラ22の表面を初期状態に保つことで飛散トナーの集塵能力を一定に保っている。スクレーパ24の材質は特に限定するものではないが、集塵ローラ22の吸着したトナーの掻き取りが必要な領域に対して、当接圧を均一にできるものが好ましい。
【0045】
一方、回転体5に設けたマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cからのトナー飛散への対応であるが、上記したようにカラートナーは2成分トナーを用いているために、前記1成分トナーであるブラックトナーの飛散回収のように集塵ローラでは効果が期待できない。2成分トナーは、トナー自身磁性を持たないために、1成分トナーのように集塵ローラや磁力を持った部材で引き寄せることは難しい。加えて、トナーの流動性がよく、飛散時に拡散しやすい、空中に浮遊する時間も1成分トナーに比べ長いという性質のものが多い。
【0046】
そこで本発明の実施の形態では、図2に示すように、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の下流側で中間転写ベルト8の上流側に位置するようにして、内部にトナー回収フィルター26とファン27を備えたトナー吸引ダクト25を設け、現像位置付近で飛散したトナーをファン27の回転で吸引してトナー回収フィルター26で回収するようにした。
【0047】
図4に示すように、トナー吸引ダクト25の吸引口25aは、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの各現像スリーブ5d〜5fの長手方向の全域に位置するようにして配置され、各現像スリーブ5d〜5fの長手方向の全域で均一な吸引力になるようにしている。
【0048】
なお、ファン27の回転によるトナー吸引のタイミングは特に限定するものではなく、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cによる現像中にトナー吸引を行うことは言うまでもないが、回転体5のホームポジション検知時や調整モード等における非現像時に回転体5を回転させる場合や、画像形成装置本体内の昇温対策を兼ねて画像形成中に限らずスタンバイ時等に、トナー吸引を行うようにしてもよい。
【0049】
トナーを回収したトナー回収フィルター26は、定期メンテナンス時に清掃するかもしくは交換することでトナー回収性能が維持される。
【0050】
このように本実施の形態では、1成分トナー(磁性1成分トナー)を用いるブラック現像器6から飛散するトナーは集塵ローラ22で回収し、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーはトナー吸引ダクト25に吸引してトナー回収フィルター26で回収する構成により、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる。
【0051】
これにより、ブラック現像器6から飛散した1成分トナーがマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5c内の2成分トナー中に混入することを防止することができ、また、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散したトナーが中間転写ベルト8に付着することを防止することができるので、飛散トナーに起因する画像不良の発生を防止することができる。
【0052】
また、本実施の形態では、ブラック現像器6から飛散する1成分トナーを回収する回収手段としてSUS材からなる集塵ローラ22を用いた構成であったが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば磁力を持ったマグネットローラを用いても同様の効果を得ることができ、更に、自ら磁性を持つ1成分トナーの場合は、マグネットローラを用いれば電圧を印加することなく回収することも可能である。
【0053】
〈実施の形態2〉
図5は、本実施の形態に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図である。なお、図1、図2に示した実施の形態1の画像形成装置と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0054】
本実施の形態では、図5に示すように、感光ドラム1の回転方向に対してブラック現像器6の下流側で回転体5の上流側に設けられた集塵ローラ22と回転体5の間に、マゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cの各現像スリーブ5d〜5fの長手方向に沿って、内部に不図示のトナー回収フィルターとファンを備えたトナー吸引ダクト28を設けた構成である。他の構成は実施の形態1の画像形成装置と同様であり、本実施の形態ではそれらの説明は省略する。
【0055】
感光ドラム1の回転方向に対して集塵ローラ22の下流側で回転体5の上流側にトナー吸引ダクト28を設けた構成により、図6に示すように、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーのうち、感光ドラム1と集塵ローラ22の間をすり抜けてブラック現像器6に混入する2成分トナーを、ファンの回転でトナー吸引ダクト28に吸引してトナー回収フィルターで回収することにより、1成分トナーを用いるブラック現像器6に2成分トナーが混入することをより確実に防止することが可能となる。
【0056】
このように本実施の形態では、1成分トナー(磁性1成分トナー)を用いるブラック現像器6から飛散するトナーを集塵ローラ22で回収し、2成分トナー(非磁性トナーと磁性キャリアを含有するトナー)を用いるマゼンタ現像器5a、シアン現像器5b、イエロー現像器5cから飛散するトナーをトナー吸引ダクト25に吸引してトナー回収フィルター26で回収すると共に、トナー吸引ダクト28に吸引してトナー回収フィルターで回収する構成により、飛散した1成分トナーと2成分トナーの両方を良好に回収することができる。
【0057】
また、本実施の形態において、感光ドラム1の回転方向に対して回転体5の上流側に設けたトナー吸引ダクト28と下流側に設けたトナー吸引ダクト25とを途中で合流させて、飛散したトナーを1つのファンで吸引してトナー回収フィルターで回収する構成でもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1の現像手段の像担持体に対する現像位置近傍に、第1の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第1の飛散トナー回収手段を設置して、第2の現像手段の像担持体に対する現像位置近傍に、第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、非磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第2の飛散トナー回収手段を設置したことにより、飛散した磁性トナーと非磁性トナーの両方を良好に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図。
【図3】本発明の実施の形態1における1成分トナーの回収を説明するための図。
【図4】本発明の実施の形態1における2成分トナーの回収を説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図。
【図6】本発明の実施の形態2における2成分トナーの回収を説明するための図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電器
3 露光装置
4 現像装置
5 回転体
5a マゼンタ現像器(第2の現像手段)
5b シアン現像器(第2の現像手段)
5c イエロー現像器(第2の現像手段)
6 ブラック現像器(第1の現像手段)
7 1次転写ローラ
8 中間転写ベルト
12 2次転写ローラ
21 定着装置
21a 定着ローラ
21b 加圧ローラ
22 集塵ローラ(第1の飛散トナー回収手段、ローラ部材)
25、28 トナー吸引ダクト(第2、3の飛散トナー回収手段)
26 フィルター(トナー回収フィルター)
27 ファン
30 画像形成装置
Claims (6)
- 像担持体と、前記像担持体上の静電像をトナーで現像する現像手段と、を有し、前記現像手段は、磁性トナー含有する現像剤を用いる第1の現像手段と、少なくとも非磁性トナーと磁性キャリアを含有する現像剤を用いる第2の現像手段を備えている画像形成装置において、
前記第1の現像手段の前記像担持体に対する現像位置近傍に、前記第1の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第1の飛散トナー回収手段を設置すると共に、前記第2の現像手段の前記像担持体に対する現像位置近傍に、前記第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、非磁性トナーの特性に応じた回収機能を有する第2の飛散トナー回収手段を設置する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の現像手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第2の現像手段の上流側に設置されており、前記第1の飛散トナー回収手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第1の現像手段の現像位置の下流側で前記第2の現像手段の現像位置の上流側に設置され、前記第2の飛散トナー回収手段は、前記像担持体の回動方向に対して前記第2の現像手段の現像位置の下流側に設置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1の飛散トナー回収手段は、飛散したトナーを静電的又は磁気的に引き寄せて回収を行う回転自在なローラ部材である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記第2の飛散トナー回収手段は、内部にファンとトナー回収フィルターを有するダクトであり、飛散したトナーを前記ファンの回転で前記ダクト内に吸引して前記トナー回収フィルターで回収する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記像担持体の回動方向に対して前記第1の飛散トナー回収手段の下流側で前記第2の現像手段の現像位置の上流側に、前記第2の現像手段の現像位置近傍から飛散するトナーを回収する、2成分トナーの特性に応じた回収機能を有する第3の飛散トナー回収手段を設置する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第3の飛散トナー回収手段は、内部にファンとトナー回収フィルターを有するダクトであり、飛散したトナーを前記ファンの回転で前記ダクト内に吸引して前記トナー回収フィルターで回収する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002183295A JP2004029237A (ja) | 2002-06-24 | 2002-06-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002183295A JP2004029237A (ja) | 2002-06-24 | 2002-06-24 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=31179557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004029237A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224981A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-06-24 JP JP2002183295A patent/JP2004029237A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013224981A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
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