JP2004028807A - 4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】2輪駆動車および4輪駆動車における、走行中の路面の勾配を精度よく算出することができる、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法を提供する。
【解決手段】走行中の4輪車両の駆動輪の車輪速回転情報から得られる回転加速度と、前記車両の進行方向を向くように、該車両に設置された前後方向加速度センサによる前後方向加速度とから走行中の路面の勾配を算出する。
【選択図】 なし
【解決手段】走行中の4輪車両の駆動輪の車輪速回転情報から得られる回転加速度と、前記車両の進行方向を向くように、該車両に設置された前後方向加速度センサによる前後方向加速度とから走行中の路面の勾配を算出する。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムに関する。さらに詳しくは、走行中の路面の勾配を算出することができる、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、たとえば自動変速機を備えた車両においては、登坂路において動力性能を高めるために、自動変速機の高速側ギヤ段を制限したり、降坂路においてエンジンブレーキ性能を高めるために、自動変速機の高速側ギヤ段を制限するなどの制御が行なわれている。この制御には、走行路面の勾配を算出する路面勾配装置が必要である。
【0003】
たとえば走行中の車両の車輪速回転情報と加速度情報から走行中の路面勾配を算出する装置として、車両上において、その進行方向に設置された重力加速度センサと、車輪速センサと、該車輪速センサのパルス時間間隔を連続的に読み込み、その時間的変動に基づいて車両の路面に対する加速度aを算出し、またこれに同期して前記重力加速度センサの出力値Aを読み込み、該出力値Aおよび加速度aから路面傾斜角θをθ=Sin−1(A−a)/G(Gは重力加速度)により算出する手段を備えており、前記パルス時間間隔を複数個平均化し、その平均値の時間的変動に基づいて前記加速度aを算出するものを利用することができる(特許第2626003号参照)。
【0004】
しかしながら、この装置では、タイヤの対地スリップ率が考慮されておらず、駆動輪のタイヤ回転速度は、アクセルの踏み込み量により、実際の車両の進行速度とは異なる速度を示すものであることから、従動輪の車輪速回転情報を用いて加速度を算出する必要がある。したがって、4輪駆動車には適用できないという問題がある。
【0005】
また、路面の勾配を測定する方法として、ジャイロコンパスと同様の機械的構造を採用する傾斜計があるが、正確には停車時でないと測定できず、また数々の補正を行なわなければ走行中の路面の勾配を正確に測定するのが難しい。
【0006】
さらに、駆動トルクを検知して路面の勾配を求める路面勾配推定装置がある(たとえば特開平9−242862号公報)。かかる装置では、車両駆動トルクが、平地走行抵抗トルクと加速抵抗トルクと勾配抵抗トルクの合計とバランスすることから、車両駆動トルク=平地走行抵抗トルク+加速抵抗トルク+勾配抵抗トルクという関係を用いている。そして、車両駆動トルク、平地走行抵抗トルクおよび加速抵抗トルクを求めれば、つぎの式から路面勾配sinθが算出できると記載されている。
Tθ=W×G×sinθ×Rt
【0007】
ここで、Tθ:勾配抵抗トルク
W:車重
G:重力加速度
Rt:タイヤの動半径
である。しかしながら、精度よく加速抵抗トルクを検出すること自体が難しいという問題がある。
【0008】
本発明は、叙上の事情に鑑み、2輪駆動車および4輪駆動車における、走行中の路面の勾配を精度よく算出することができる、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法は、走行中の4輪車両の駆動輪の車輪速回転情報から得られる回転加速度と、前記車両の進行方向を向くように、該車両に設置された前後方向加速度センサによる前後方向加速度とから走行中の路面の勾配を算出することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出装置は、走行中の4輪車両の路面の勾配を算出する路面勾配算出装置であって、車両の駆動輪のタイヤの車輪速回転情報を検出する車輪速検出手段と、該車両の駆動輪の車輪速回転情報から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段と、前記車両に設置される前後方向加速度センサから得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段と、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
さらに本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出のプログラムは、路面の勾配を算出するためにコンピュータを、車両の駆動輪の車輪速回転情報から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段、前記車両に設置される前後方向加速度センサから得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段として機能させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムを説明する。
【0013】
図1に示されるように、本発明の一実施の形態にかかわる路面勾配算出装置は、4輪車両に備えられた4つのタイヤFL、FR、RLおよびRR(以下、総称してWiという。ここで、i=1〜4、1:前左タイヤ、2:前右タイヤ、3:後左タイヤ、4:後右タイヤ)の車輪速回転情報から走行中の4輪車両の路面の勾配を算出するもので、タイヤWiにそれぞれ関連して設けられた通常の車輪速検出手段1を備えている。また、車両には、該車両の進行方向を向くように設置された前後方向加速度センサ(以下、単に加速度センサという)3が搭載されている。
【0014】
前記車輪速検出手段1としては、電磁ピックアップなどを用いて回転パルスを発生させてパルスの数から車輪速回転情報である回転速度を測定する車輪速センサまたはダイナモのように回転を利用して発電を行ない、この電圧から回転速度を測定するものを含む角速度センサなどを用いることができる。前記車輪速検出手段1の出力はABSなどのコンピュータである制御ユニット2に与えられる。また、この制御ユニット2には、前記加速度センサ3が接続されている。
【0015】
制御ユニット2は、図2に示されるように、外部装置との信号の受け渡しに必要なI/Oインターフェイス2aと、演算処理の中枢として機能するCPU2bと、該CPU2bの制御動作プログラムが格納されたROM2cと、前記CPU2bが制御動作を行なう際にデータなどが一時的に書き込まれたり、その書き込まれたデータなどが読み出されるRAM2dとから構成されている。
【0016】
前記車輪速検出手段1では、タイヤWiの回転数に対応したパルス信号(以下、車輪速パルスという)が出力される。またCPU2bでは、車輪速検出手段1から出力された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期ΔT(sec)、たとえばΔT=1秒ごとに各タイヤWiの回転角速度Fiが算出される。
【0017】
ここで、タイヤWiは、規格内でのばらつき(初期差異)が含まれて製造されるため、各タイヤWiの有効転がり半径(一回転により進んだ距離を2πで割った値)は、すべてのタイヤWiがたとえ正常空気圧であっても、同一とは限らない。そのため、各タイヤWiの回転角速度Fiはばらつくことになる。そこで、初期差異によるばらつきを打ち消すために補正した回転角速度F1iを算出する。具体的には、
F11=F1
F12=mF2
F13=F3
F14=nF4
と補正される。前記補正係数m、nは、たとえば車両が直線走行していることを条件として回転角速度Fiを算出し、この算出された回転角速度Fiに基づいて、m=F1/F2、n=F3/F4として得られる。そして、前記F1iに基づき、各車輪のタイヤの回転速度Viを算出する。
【0018】
本実施の形態では、走行中の4輪車両の駆動輪の回転速度から得られる回転加速度と、前記車両に設置された加速度センサ3による前後方向加速度との相対的な関係から走行中の路面の勾配を算出する。
【0019】
このため、本実施の形態は、車輪速検出手段1と、該車両の駆動輪の回転速度から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段と、前記車両に設置される加速度センサ3から得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段と、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段とを備えている。
【0020】
前記回転速度が、車輪速検出手段の車輪速パルスの周期とパルス数を所定の時間間隔ごとに読み込み、算出され、該回転速度を算出する速度検知の時間間隔に同期して前記回転加速度を算出する。また、前記前後方向加速度は、該速度検知の時間間隔に同期して読み込まれる。また、本実施の形態では、前記駆動輪の回転速度から得られる回転加速度と前記前後方向加速度の情報に、所定の個数の移動平均処理を行なう移動平均処理手段を備えている。
【0021】
さらに、本実施の形態における路面勾配算出のプログラムは、前記制御ユニット2を、車両の駆動輪の回転速度から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段、前記車両に設置される加速度センサ3から得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段として機能させる。また、前記制御ユニット2を、駆動輪の回転速度から得られる回転加速度と前記前後方向加速度の情報に、所定の個数の移動平均処理を行なう移動平均処理手段として機能させる。
【0022】
以下、本実施の形態の路面勾配算出装置の動作の一例を手順(1)〜(5)に沿って説明する。
【0023】
(1)車両の4輪タイヤWiのそれぞれの回転速度(V1n、V2n、V3n、V4n)を算出する。
たとえば、ABSセンサなどのセンサから得られた車両の各車輪タイヤWiのある時点の車輪速データを回転速度V1n、V2n、V3n、V4nとする。
【0024】
(2)ついで車両の駆動輪の回転速度Tfnを演算する。たとえば2輪駆動車の場合、駆動輪の平均回転速度とし、また4輪駆動車の場合、4輪の平均回転速度とすることができる。
【0025】
(3)ついで前記車両の駆動輪の回転加速度Tafnを演算する。
前記回転速度Tfnより1つ前の車輪速データから、回転速度Tfn−1とすると、車両の駆動輪の回転加速度Tafnはつぎの式(1)で求められる。
Tafn=(Tfn−Tfn−1)/Δt/G ・・・(1)
【0026】
ここで、Δtは車輪速データから算出される平均回転速度TfnとTfn−1の時間間隔(サンプリング時間)であり、Gは重力加速度である。前記サンプリング時間としては、データのばらつきを小さくし、かつ短時間で判別するためには、0.1秒以下である必要がある。より好ましくは、0.05秒以下である。
【0027】
(4)走行中の車両の駆動輪のスリップ率Sをつぎの式(2)で定義する。ここで、Tは駆動輪の回転速度であり、Vは車両の対地速度である。
S=(T−V)/T ・・・(2)
【0028】
(5)ついで路面の勾配θを算出する。
【0029】
ここで、前記車両の対地加速度および加速度センサの値を単にそれぞれVaおよびGvalとすると、図3に示されるように、路面の勾配θを走行している車両に対しては、つぎの式(3)の関係が成り立つ。なお、Gは重力加速度である。
Gval=G・Sinθ+Va ・・・(3)
【0030】
ここで、前記車両の対地加速度Vaは、駆動輪の回転加速度をTaとすると、前記スリップ率の定義から、
Va=(1−S)・Ta ・・・(4)
となる。この式(4)を前記式(3)に代入すると、式(5)のように表せる。
Gval=G・Sinθ+(1−S)・Ta ・・・(5)
【0031】
したがって、GvalとTaとの関係をプロットすると、勾配が(1−S)であり、切片がG・Sinθである線形関係が得られる。
【0032】
ここで、かかる線形関係式を求めるために前記手順(1)〜(5)において、
▲1▼路面の凹凸による回転速度および加速度センサへの外乱を除くため、サンプリング時間ごとに得られた所定の個数のデータ、たとえば50個のデータを移動平均処理する。
データの数を減らさずに、データのばらつきを小さくするために、短時間のサンプリング時間、たとえば数十msごとにデータをサンプリングし、このサンプリング時間で得られたばらつきの大きいデータを移動平均する。
▲2▼ついで前記GvalとTaとの1次式の関係を得るために、所定の個数、たとえば20個ごとの最小自乗近似法による直線近似を行なう。この直線近似の計算はサンプリング周期ごとにする。
▲3▼この結果、サンプリング時間ごとに求まった直線近似式の切片の値(G・Sinθ)から、路面の勾配θを算出する。
【0033】
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0034】
実施例
車両として、4輪駆動車(排気量2.0L)を用意した。タイヤのタイヤサイズは205/55R16である。また、車両の走行条件としては、一般道であるアスファルト路の走行路面を採用した。また、車両に搭載した加速度センサは、(株)東京測器研究所製AR−2TFであり、サンプリング周波数は50Hzである。
【0035】
ついで車両の走行試験から、まず図4に示されるように、路面の勾配を補正せずに、すなわち加速度センサから得られた前後方向加速度(加速度センサ値)に移動平均処理を行ない、その値にサンプリング時間間隔を乗じて初速に加えることにより、前後方向加速度を積分した場合の車両の算出速度(対地速度)CCと、各駆動輪の平均回転速度Mとを比較すると、路面勾配の影響が積算され、CCとMがかけ離れた値になって行くということがわかる。
【0036】
つぎに本実施の形態にかかわる路面勾配算出のプログラムを格納した路面勾配算出装置を用いて、算出した路面の勾配を図5に示す。ここで、前記手順(5)の式(5)から、路面の勾配を前後方向加速度Gvalを積分した場合の車両の算出速度(対地速度)Vと駆動輪の平均回転速度Mを比較する。その結果を図6に示す。前記図4に示される車両の算出速度CCと各駆動輪の平均回転速度Mとが、25秒ぐらいから大きく離れて行くのに対し、図6から、車両の算出速度(対地速度)Vと駆動輪の平均回転速度Mは、常時安定してほぼ同じである。このことから、路面勾配の影響が排除されていることがわかる。これにより、路面の勾配が高い精度で算出されていることから、走行中の路面の勾配を正確に検知していることがわかる。
【0037】
したがって、車両が走行中の路面の勾配を算出して、これを自動変速機の変速制御情報、タイヤ空気圧低下検出装置(DWS)や路面状態判定装置に用いることにより、走行性能および走行安全性を向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、2輪駆動車および4輪駆動車における、走行中の路面の勾配を精度よく算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の路面勾配算出装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】車両が路面の勾配を走行している状態を説明する模式図である。
【図4】路面の勾配を補正せずに求めた車両の対地速度と各駆動輪の平均回転速度との関係を示す図である。
【図5】本発明の路面の勾配の一例を示す図である。
【図6】図5から路面の勾配の補正をして求めた車両の対地速度と各駆動輪の平均回転速度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 車輪速検出手段
2 制御ユニット
3 加速度センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムに関する。さらに詳しくは、走行中の路面の勾配を算出することができる、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、たとえば自動変速機を備えた車両においては、登坂路において動力性能を高めるために、自動変速機の高速側ギヤ段を制限したり、降坂路においてエンジンブレーキ性能を高めるために、自動変速機の高速側ギヤ段を制限するなどの制御が行なわれている。この制御には、走行路面の勾配を算出する路面勾配装置が必要である。
【0003】
たとえば走行中の車両の車輪速回転情報と加速度情報から走行中の路面勾配を算出する装置として、車両上において、その進行方向に設置された重力加速度センサと、車輪速センサと、該車輪速センサのパルス時間間隔を連続的に読み込み、その時間的変動に基づいて車両の路面に対する加速度aを算出し、またこれに同期して前記重力加速度センサの出力値Aを読み込み、該出力値Aおよび加速度aから路面傾斜角θをθ=Sin−1(A−a)/G(Gは重力加速度)により算出する手段を備えており、前記パルス時間間隔を複数個平均化し、その平均値の時間的変動に基づいて前記加速度aを算出するものを利用することができる(特許第2626003号参照)。
【0004】
しかしながら、この装置では、タイヤの対地スリップ率が考慮されておらず、駆動輪のタイヤ回転速度は、アクセルの踏み込み量により、実際の車両の進行速度とは異なる速度を示すものであることから、従動輪の車輪速回転情報を用いて加速度を算出する必要がある。したがって、4輪駆動車には適用できないという問題がある。
【0005】
また、路面の勾配を測定する方法として、ジャイロコンパスと同様の機械的構造を採用する傾斜計があるが、正確には停車時でないと測定できず、また数々の補正を行なわなければ走行中の路面の勾配を正確に測定するのが難しい。
【0006】
さらに、駆動トルクを検知して路面の勾配を求める路面勾配推定装置がある(たとえば特開平9−242862号公報)。かかる装置では、車両駆動トルクが、平地走行抵抗トルクと加速抵抗トルクと勾配抵抗トルクの合計とバランスすることから、車両駆動トルク=平地走行抵抗トルク+加速抵抗トルク+勾配抵抗トルクという関係を用いている。そして、車両駆動トルク、平地走行抵抗トルクおよび加速抵抗トルクを求めれば、つぎの式から路面勾配sinθが算出できると記載されている。
Tθ=W×G×sinθ×Rt
【0007】
ここで、Tθ:勾配抵抗トルク
W:車重
G:重力加速度
Rt:タイヤの動半径
である。しかしながら、精度よく加速抵抗トルクを検出すること自体が難しいという問題がある。
【0008】
本発明は、叙上の事情に鑑み、2輪駆動車および4輪駆動車における、走行中の路面の勾配を精度よく算出することができる、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法は、走行中の4輪車両の駆動輪の車輪速回転情報から得られる回転加速度と、前記車両の進行方向を向くように、該車両に設置された前後方向加速度センサによる前後方向加速度とから走行中の路面の勾配を算出することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出装置は、走行中の4輪車両の路面の勾配を算出する路面勾配算出装置であって、車両の駆動輪のタイヤの車輪速回転情報を検出する車輪速検出手段と、該車両の駆動輪の車輪速回転情報から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段と、前記車両に設置される前後方向加速度センサから得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段と、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
さらに本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出のプログラムは、路面の勾配を算出するためにコンピュータを、車両の駆動輪の車輪速回転情報から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段、前記車両に設置される前後方向加速度センサから得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段として機能させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラムを説明する。
【0013】
図1に示されるように、本発明の一実施の形態にかかわる路面勾配算出装置は、4輪車両に備えられた4つのタイヤFL、FR、RLおよびRR(以下、総称してWiという。ここで、i=1〜4、1:前左タイヤ、2:前右タイヤ、3:後左タイヤ、4:後右タイヤ)の車輪速回転情報から走行中の4輪車両の路面の勾配を算出するもので、タイヤWiにそれぞれ関連して設けられた通常の車輪速検出手段1を備えている。また、車両には、該車両の進行方向を向くように設置された前後方向加速度センサ(以下、単に加速度センサという)3が搭載されている。
【0014】
前記車輪速検出手段1としては、電磁ピックアップなどを用いて回転パルスを発生させてパルスの数から車輪速回転情報である回転速度を測定する車輪速センサまたはダイナモのように回転を利用して発電を行ない、この電圧から回転速度を測定するものを含む角速度センサなどを用いることができる。前記車輪速検出手段1の出力はABSなどのコンピュータである制御ユニット2に与えられる。また、この制御ユニット2には、前記加速度センサ3が接続されている。
【0015】
制御ユニット2は、図2に示されるように、外部装置との信号の受け渡しに必要なI/Oインターフェイス2aと、演算処理の中枢として機能するCPU2bと、該CPU2bの制御動作プログラムが格納されたROM2cと、前記CPU2bが制御動作を行なう際にデータなどが一時的に書き込まれたり、その書き込まれたデータなどが読み出されるRAM2dとから構成されている。
【0016】
前記車輪速検出手段1では、タイヤWiの回転数に対応したパルス信号(以下、車輪速パルスという)が出力される。またCPU2bでは、車輪速検出手段1から出力された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期ΔT(sec)、たとえばΔT=1秒ごとに各タイヤWiの回転角速度Fiが算出される。
【0017】
ここで、タイヤWiは、規格内でのばらつき(初期差異)が含まれて製造されるため、各タイヤWiの有効転がり半径(一回転により進んだ距離を2πで割った値)は、すべてのタイヤWiがたとえ正常空気圧であっても、同一とは限らない。そのため、各タイヤWiの回転角速度Fiはばらつくことになる。そこで、初期差異によるばらつきを打ち消すために補正した回転角速度F1iを算出する。具体的には、
F11=F1
F12=mF2
F13=F3
F14=nF4
と補正される。前記補正係数m、nは、たとえば車両が直線走行していることを条件として回転角速度Fiを算出し、この算出された回転角速度Fiに基づいて、m=F1/F2、n=F3/F4として得られる。そして、前記F1iに基づき、各車輪のタイヤの回転速度Viを算出する。
【0018】
本実施の形態では、走行中の4輪車両の駆動輪の回転速度から得られる回転加速度と、前記車両に設置された加速度センサ3による前後方向加速度との相対的な関係から走行中の路面の勾配を算出する。
【0019】
このため、本実施の形態は、車輪速検出手段1と、該車両の駆動輪の回転速度から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段と、前記車両に設置される加速度センサ3から得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段と、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段とを備えている。
【0020】
前記回転速度が、車輪速検出手段の車輪速パルスの周期とパルス数を所定の時間間隔ごとに読み込み、算出され、該回転速度を算出する速度検知の時間間隔に同期して前記回転加速度を算出する。また、前記前後方向加速度は、該速度検知の時間間隔に同期して読み込まれる。また、本実施の形態では、前記駆動輪の回転速度から得られる回転加速度と前記前後方向加速度の情報に、所定の個数の移動平均処理を行なう移動平均処理手段を備えている。
【0021】
さらに、本実施の形態における路面勾配算出のプログラムは、前記制御ユニット2を、車両の駆動輪の回転速度から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段、前記車両に設置される加速度センサ3から得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段として機能させる。また、前記制御ユニット2を、駆動輪の回転速度から得られる回転加速度と前記前後方向加速度の情報に、所定の個数の移動平均処理を行なう移動平均処理手段として機能させる。
【0022】
以下、本実施の形態の路面勾配算出装置の動作の一例を手順(1)〜(5)に沿って説明する。
【0023】
(1)車両の4輪タイヤWiのそれぞれの回転速度(V1n、V2n、V3n、V4n)を算出する。
たとえば、ABSセンサなどのセンサから得られた車両の各車輪タイヤWiのある時点の車輪速データを回転速度V1n、V2n、V3n、V4nとする。
【0024】
(2)ついで車両の駆動輪の回転速度Tfnを演算する。たとえば2輪駆動車の場合、駆動輪の平均回転速度とし、また4輪駆動車の場合、4輪の平均回転速度とすることができる。
【0025】
(3)ついで前記車両の駆動輪の回転加速度Tafnを演算する。
前記回転速度Tfnより1つ前の車輪速データから、回転速度Tfn−1とすると、車両の駆動輪の回転加速度Tafnはつぎの式(1)で求められる。
Tafn=(Tfn−Tfn−1)/Δt/G ・・・(1)
【0026】
ここで、Δtは車輪速データから算出される平均回転速度TfnとTfn−1の時間間隔(サンプリング時間)であり、Gは重力加速度である。前記サンプリング時間としては、データのばらつきを小さくし、かつ短時間で判別するためには、0.1秒以下である必要がある。より好ましくは、0.05秒以下である。
【0027】
(4)走行中の車両の駆動輪のスリップ率Sをつぎの式(2)で定義する。ここで、Tは駆動輪の回転速度であり、Vは車両の対地速度である。
S=(T−V)/T ・・・(2)
【0028】
(5)ついで路面の勾配θを算出する。
【0029】
ここで、前記車両の対地加速度および加速度センサの値を単にそれぞれVaおよびGvalとすると、図3に示されるように、路面の勾配θを走行している車両に対しては、つぎの式(3)の関係が成り立つ。なお、Gは重力加速度である。
Gval=G・Sinθ+Va ・・・(3)
【0030】
ここで、前記車両の対地加速度Vaは、駆動輪の回転加速度をTaとすると、前記スリップ率の定義から、
Va=(1−S)・Ta ・・・(4)
となる。この式(4)を前記式(3)に代入すると、式(5)のように表せる。
Gval=G・Sinθ+(1−S)・Ta ・・・(5)
【0031】
したがって、GvalとTaとの関係をプロットすると、勾配が(1−S)であり、切片がG・Sinθである線形関係が得られる。
【0032】
ここで、かかる線形関係式を求めるために前記手順(1)〜(5)において、
▲1▼路面の凹凸による回転速度および加速度センサへの外乱を除くため、サンプリング時間ごとに得られた所定の個数のデータ、たとえば50個のデータを移動平均処理する。
データの数を減らさずに、データのばらつきを小さくするために、短時間のサンプリング時間、たとえば数十msごとにデータをサンプリングし、このサンプリング時間で得られたばらつきの大きいデータを移動平均する。
▲2▼ついで前記GvalとTaとの1次式の関係を得るために、所定の個数、たとえば20個ごとの最小自乗近似法による直線近似を行なう。この直線近似の計算はサンプリング周期ごとにする。
▲3▼この結果、サンプリング時間ごとに求まった直線近似式の切片の値(G・Sinθ)から、路面の勾配θを算出する。
【0033】
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0034】
実施例
車両として、4輪駆動車(排気量2.0L)を用意した。タイヤのタイヤサイズは205/55R16である。また、車両の走行条件としては、一般道であるアスファルト路の走行路面を採用した。また、車両に搭載した加速度センサは、(株)東京測器研究所製AR−2TFであり、サンプリング周波数は50Hzである。
【0035】
ついで車両の走行試験から、まず図4に示されるように、路面の勾配を補正せずに、すなわち加速度センサから得られた前後方向加速度(加速度センサ値)に移動平均処理を行ない、その値にサンプリング時間間隔を乗じて初速に加えることにより、前後方向加速度を積分した場合の車両の算出速度(対地速度)CCと、各駆動輪の平均回転速度Mとを比較すると、路面勾配の影響が積算され、CCとMがかけ離れた値になって行くということがわかる。
【0036】
つぎに本実施の形態にかかわる路面勾配算出のプログラムを格納した路面勾配算出装置を用いて、算出した路面の勾配を図5に示す。ここで、前記手順(5)の式(5)から、路面の勾配を前後方向加速度Gvalを積分した場合の車両の算出速度(対地速度)Vと駆動輪の平均回転速度Mを比較する。その結果を図6に示す。前記図4に示される車両の算出速度CCと各駆動輪の平均回転速度Mとが、25秒ぐらいから大きく離れて行くのに対し、図6から、車両の算出速度(対地速度)Vと駆動輪の平均回転速度Mは、常時安定してほぼ同じである。このことから、路面勾配の影響が排除されていることがわかる。これにより、路面の勾配が高い精度で算出されていることから、走行中の路面の勾配を正確に検知していることがわかる。
【0037】
したがって、車両が走行中の路面の勾配を算出して、これを自動変速機の変速制御情報、タイヤ空気圧低下検出装置(DWS)や路面状態判定装置に用いることにより、走行性能および走行安全性を向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、2輪駆動車および4輪駆動車における、走行中の路面の勾配を精度よく算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4輪駆動車に適用できる路面勾配算出装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の路面勾配算出装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】車両が路面の勾配を走行している状態を説明する模式図である。
【図4】路面の勾配を補正せずに求めた車両の対地速度と各駆動輪の平均回転速度との関係を示す図である。
【図5】本発明の路面の勾配の一例を示す図である。
【図6】図5から路面の勾配の補正をして求めた車両の対地速度と各駆動輪の平均回転速度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 車輪速検出手段
2 制御ユニット
3 加速度センサ
Claims (8)
- 走行中の4輪車両の駆動輪の車輪速回転情報から得られる回転加速度と、前記車両の進行方向を向くように、該車両に設置された前後方向加速度センサによる前後方向加速度とから走行中の路面の勾配を算出する、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法。
- 前記車輪速回転情報が、車輪速検出手段の車輪速パルスの周期とパルス数を所定の時間間隔ごとに読み込み、算出される回転速度であり、該回転速度を算出する速度検知の時間間隔に同期して前記回転加速度を算出し、該速度検知の時間間隔に同期して前記前後方向加速度を読み込み、前記回転加速度と前後方向加速度の関係から路面勾配を算出する請求項1記載の路面勾配算出方法。
- 前記駆動輪の車輪速回転情報から得られた回転加速度と前記前後方向加速度の情報に、所定の個数の移動平均処理を施したのち、当該回転加速度と前後方向加速度の関係から走行中の路面の勾配を算出する請求項1または2記載の路面勾配算出方法。
- 走行中の4輪車両の路面の勾配を算出する路面勾配算出装置であって、車両の駆動輪のタイヤの車輪速回転情報を検出する車輪速検出手段と、該車両の駆動輪の車輪速回転情報から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段と、前記車両に設置される前後方向加速度センサから得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段と、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段とを備える、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出装置。
- 前記車輪速回転情報が、車輪速検出手段の車輪速パルスの周期とパルス数を所定の時間間隔ごとに読み込み、算出される回転速度であり、該回転速度を算出する速度検知の時間間隔に同期して前記回転加速度を算出し、該速度検知の時間間隔に同期して前記前後方向加速度を読み込み、前記回転加速度と前後方向加速度の関係から路面勾配を算出する請求項4記載の路面勾配算出装置。
- 前記駆動輪の車輪速回転情報から得られる回転加速度と前記前後方向加速度の情報に、所定の個数の移動平均処理を行なう移動平均処理手段を備える請求項4または5記載の路面勾配算出装置。
- 路面の勾配を算出するためにコンピュータを、車両の駆動輪の車輪速回転情報から該駆動輪の回転加速度を算出する回転加速度演算手段、前記車両に設置される前後方向加速度センサから得られる前後方向加速度を算出する前後方向加速度演算手段、該前後方向加速度および駆動輪の回転加速度に基づいて走行中の路面の勾配を算出する路面勾配演算手段として機能させるための、4輪駆動車に適用できる路面勾配算出のプログラム。
- 前記駆動輪の車輪速回転情報から得られる回転加速度と前記前後方向加速度の情報に、所定の個数の移動平均処理を行なう移動平均処理手段として機能させる請求項7記載の路面勾配算出のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185910A JP2004028807A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002185910A JP2004028807A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2002185910A Pending JP2004028807A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 4輪駆動車に適用できる路面勾配算出方法および装置、ならびに路面勾配算出のプログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016097888A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 太平洋工業株式会社 | 傾斜角度検出装置 |
CN114659495A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-06-24 | 中犇检测认证有限公司 | 一种高架桥弧形匝道坡度检测装置及检测方法 |
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2002
- 2002-06-26 JP JP2002185910A patent/JP2004028807A/ja active Pending
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JP2016097888A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 太平洋工業株式会社 | 傾斜角度検出装置 |
CN114659495A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-06-24 | 中犇检测认证有限公司 | 一种高架桥弧形匝道坡度检测装置及检测方法 |
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