JP2004028293A - 遊星歯車装置のキャリア機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油供給油路を備えた遊星歯車装置のキャリア機構の生産性を向上させる。
【解決手段】遊星歯車装置11のキャリア機構は、複数のプラネタリギア14と、複数のプラネタリギア14の軸方向両側に配置された第1及び第2キャリア部材31、32と、各プラネタリギア14を第1及び第2キャリア部材31、32に軸支するための複数のシャフト33とを備えている。各シャフト33には、遊星歯車装置11の径方向内周側からシャフト33内部を通ってシャフト33外周面に潤滑油を供給するための潤滑油供給油路が設けられている。第1及び第2キャリア部材31、32の対向面側には、各潤滑油供給油路に接続するように形成された潤滑油案内溝32cが設けられている。各シャフト33の両端部は、第1及び第2キャリア部材31、32にかしめて固定されている。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊星歯車装置のキャリア機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊星歯車装置のキャリア機構は、回転方向に並んで配置された複数のプラネタリギアと、複数のプラネタリギアの軸方向両側を挟むように配置され、各プラネタリギアを軸支するためのキャリア部材と、各プラネタリギアをキャリア部材に軸支するための複数のシャフトとを備えている。各シャフトには、シャフトの外周面に潤滑油を供給するための孔からなる潤滑油供給油路が形成されている。また、キャリア部材には、潤滑油供給油路に潤滑油を案内するための油孔が形成されている。そして、各シャフトは、潤滑油供給油路と油孔との孔合わせのために、シャフトにピンを圧入してキャリア部材に固定したり、シャフトの両端部に二面幅を設けて固定することによって、キャリア部材に対して回り止めされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のキャリア機構では、潤滑油供給油路と油孔との孔合わせのために、シャフト及びキャリア部材に回り止めするためのピンが必要となったり、回り止めするための二面幅を加工しなければならないため、キャリア機構の生産性が低くなることがある。
【0004】
また、キャリア部材に油孔を加工しなければならない点も、加工工数を増加し、キャリア機構の生産性が低くする要因となっている。
本発明の課題は、潤滑油供給油路を備えたキャリア機構の生産性を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の遊星歯車装置のキャリア機構は、遊星歯車装置においてサンギアとリングギアに噛み合うとともに軸中心に回転可能なキャリア機構であって、複数のプラネタリギアと、1対のキャリア部材と、複数のシャフトとを備えている。複数のプラネタリギアは、回転方向に並んで配置されている。1対のキャリア部材は、複数のプラネタリギアの軸方向両側に配置され、各プラネタリギアを軸支する。複数のシャフトは、各プラネタリギアを1対のキャリア部材に軸支する。各シャフトには、遊星歯車装置の径方向内周側からシャフト内部を通ってシャフト外周面に潤滑油を供給するための潤滑油供給油路が設けられている。1対のキャリア部材の軸方向プラネタリギア側の面には、各潤滑油供給油路に接続するように形成された潤滑油案内溝が設けられている。各シャフトの両端部は、1対のキャリア部材にかしめて固定されている。
【0006】
この遊星歯車装置のキャリア機構では、従来のキャリア機構のキャリア部材に設けられていた油孔の代わりに、1対のキャリア部材に各シャフトの潤滑油供給油路に油を導くための潤滑油案内溝が形成されている。このため、キャリア部材の加工が従来よりも容易になる。
また、各シャフトは、1対のキャリア部材にかしめ固定されているため、キャリア部材に固定するだけで、1対のキャリア部材に対して回り止めされる。これにより、シャフトの潤滑油供給油路とキャリア部材の潤滑油案内溝との位置を合わせることができる。このように、このキャリア機構では、シャフトに潤滑油を行う構造が簡単になるため、キャリア機構の生産性を向上させることができる。
【0007】
請求項2に記載の遊星歯車装置のキャリア機構は、請求項1において、各シャフトは、その両端部よりも大径の本体部を有している。本体部は、1対のキャリア部材の軸方向間に挟まれて各プラネタリギアを支持している。本体部の軸方向端面は、1対のキャリア部材の軸方向プラネタリギア側面に当接している。
この遊星歯車装置のキャリア機構では、シャフトの本体部が両端部よりも大径であるため、キャリア部材の潤滑油案内溝の軸方向プラネタリギア側にシャフトの本体部の端面が配置されて、潤滑油案内溝とシャフトの本体部の端面とによって囲まれた油路が形成される。これにより、潤滑油は、潤滑油案内溝を通じて、潤滑油供給油路へ確実に誘導される。
【0008】
請求項3に記載の遊星歯車装置のキャリア機構は、請求項2において、1対のキャリア部材は複数のシャフトによって互いに固定されている。
この遊星歯車装置のキャリア機構では、キャリア部材同士の固定を複数のシャフトによって行っているため、固定のための他の部材が不要となっている。これにより、キャリア機構を構成する部品点数が減り、生産性が向上する。
【0009】
請求項4に記載の遊星歯車装置のキャリア機構は、請求項1〜3のいずれかにおいて、潤滑油案内溝は、ざぐり加工によって形成されている。
この遊星歯車装置のキャリア機構では、潤滑油案内溝がざぐり加工によって形成されているので、加工が容易になり、生産性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(1)遊星歯車装置の構成
本発明の一実施形態に係るキャリア機構を採用した遊星歯車装置11について図1及び図2を用いて説明する。ここで、図1は、遊星歯車装置11の側面断面図である。図2は、図1のA−A断面図であって、遊星歯車装置11を構成するキャリア機構の正面断面図である。ここで、各図中のO−Oは、遊星歯車装置11の回転軸である。
【0011】
遊星歯車装置11は、サンギア12と、それに同心に配置されたリングギア13と、ギア12、13に噛み合う複数の(本実施形態では、4つ)プラネタリギア14と、プラネタリギア14を軸支するための遊星キャリア15とを備えている。つまり、複数のプラネタリギア14と遊星キャリア15とによって、遊星キャリア機構が構成されている。
【0012】
サンギア12は、固定シャフト16にスプライン嵌合している。リングギア13は、固定シャフト16に転がり軸受17を介して相対回転可能に装着されている。リングギア13の外周側には、リングギア13の外歯13aに噛み合う図示しないインプットギアが配置されている。遊星キャリア15は、出力シャフト18と一体に構成されている。これにより、リングギア13に入力された回転は、遊星キャリア15に軸支されたプラネタリギア14に伝達される。ここで、サンギア12は固定シャフト16に固定されているので、遊星キャリア15は、サンギア12回りに回転する。すなわち、出力シャフト18に回転が伝達される。また、固定シャフト16の軸中心には、潤滑油を遊星歯車装置11に供給するための油孔16aが形成されている。さらに、サンギア12と出力シャフト18との軸方向間には、スラスト軸受19が設けられている。
【0013】
(2)キャリア機構の構成
上記のように、キャリア機構は、複数のプラネタリギア14と遊星キャリア15とによって構成されている。
遊星キャリア15は、複数のプラネタリギア14を軸支するための部材であり、環状のプレート部材からなる第1キャリア部材31と、出力シャフト18の固定シャフト16側のフランジ部である第2キャリア部材32と、各プラネタリギア14を支持するための複数のシャフト33とから主に構成されている。すなわち、第1キャリア部材31と第2キャリア部材32とは、各プラネタリギア14の軸方向両側に配置された1対のキャリア部材31、32を構成している。以下の説明では、キャリア部材31、32の互いに対向する側(軸方向内側)の面を対向側面とし、互いに対して反対側(軸方向外側)の面を反対側面とする。
【0014】
以下、キャリア部材31、32、プラネタリギア14及びシャフト33について、図2、図3及び図4を用いて説明する。ここで、図3は、図1の部分拡大図であって、プラネタリギア14付近を示す図である。図4は、図3のB矢視図である。
キャリア部材31、32には、複数のプラネタリギア14の配置に対応するように複数の挿通孔31a、32aが形成されている。挿通孔31a、32aは、対向面側が円形のストレートに延びる孔部であり、反対面側が軸方向外側に向かって径が大きくなるテーパ面になっている。言い換えると、挿通孔31a、32aの開口縁部には、かしめ受け部31b、32bが形成されている。本実施形態では、かしめ受け部31b、32bは、挿通孔31a、32aの径方向内周部及び外周部の2箇所に形成されている。
【0015】
また、第2キャリア部材32の対向側面には、挿通孔32aに接続されるように潤滑油案内溝32cが形成されている。具体的には、図2に示すように、潤滑油案内溝32cは、挿通孔32aに一部が重なるようにざぐり加工によって形成された円形の溝であり、第2キャリア部材32の内周側から挿通孔32aとが重なる部分まで潤滑油を案内できるようになっている。
【0016】
プラネタリギア14は、主に、複数のシャフト33によって、キャリア部材31、32に軸支されている。シャフト33は軸方向に延びる概ね円柱形状の部材であり、各プラネタリギア14の中心孔内に配置されている。プラネタリギア14は、シャフト33に対してニードル軸受34を介して回転自在に支持されている。
【0017】
シャフト33は、本体部33aと、その両端に形成された首部33bと、各首部33bに形成された頭部33cとから構成されている。本体部33aの両端面は、キャリア部材31、32の対向側面に当接しており、これによりキャリア部材31、32が互いに接近しないように制限されている。シャフト33の首部33bは、本体部33aより小径であり、両キャリア部材31、32の挿通孔31a、32aの対向面側のストレート部分内に挿入されている。また、頭部33cは、挿通孔31a、32aのかしめ受け部31b、32bに押し付けられるように当接している。これにより、各キャリア部材31、32は、シャフト33から軸方向に離れないようになっている。すなわち、シャフト33の本体部33aの端面は、キャリア部材31、32の対向側面に当接している。
【0018】
尚、各頭部33cは、パンチを含むかしめ装置によるかしめ加工によって形成されている。より具体的には、シャフト33の先端面には、かしめ用穴が形成され、その周囲部分が外側に押し広げられて挿通孔31a、32aのかしめ受け部31b、32bに食い込むように当接している。これにより、シャフト33は、キャリア部材31、32に対して回り止めされる。
【0019】
また、シャフト33は、第2キャリア部材32の潤滑油案内溝32cに対応する回転方向位置に設けられたシャフト33を径方向に貫通する第1孔33dと、シャフト33の第2キャリア部材32側の頭部33cからシャフト33の中心軸を通るように設けられた第2孔33eと、シャフト33の軸方向中間部に設けられた第3孔33fとを有している。そして、これらの孔33d、33e、33fが連通されることによって潤滑油供給油路が形成されている。この潤滑油供給油路によって、潤滑油案内溝32cから供給される潤滑油は、シャフト33の外周面に装着されたニードル軸受34に潤滑油が供給されるようになっている。尚、第2孔33eの第2キャリア部材32側の開口は、ボール35によって塞がれている。
【0020】
各プラネタリギア14とキャリア部材31、32との間には、それぞれワッシャ36が配置されている。ワッシャ36は、シャフト33の本体部33aの両端回りに嵌められている。
(3)キャリア機構のシャフトへの潤滑油供給の動作
次に、図5を用いて、シャフト33への潤滑油供給の動作について説明する。
【0021】
潤滑油は、固定シャフト16の油孔16aを通じて、遊星歯車装置11に供給される(矢印C参照)。油孔16aから供給された潤滑油は、第2キャリア部材32(出力シャフト18)と固定シャフト16との軸方向間の空間を径方向外周側に向かって流れ、スラスト軸受19を潤滑する。そして、スラスト軸受19を通過した潤滑油は、潤滑油案内溝32cによって、シャフト33の孔33d、33e、33fからなる潤滑油供給油路に案内されてニードル軸受34に供給される(矢印D参照)。このようにして、潤滑油がシャフト33に供給される。ここで、第2キャリア部材32の潤滑油案内溝32cの第1孔33dの入口付近の部分には、シャフト33の本体部33aの端面が当接しており、本体部33aの端面が潤滑油案内溝32cの対向面側を塞ぐようになっている。すなわち、潤滑油案内溝32cの第1孔33dの入口付近の部分は、実質的に、第1孔33dの一部を構成するようになっている。これにより、潤滑油案内溝32cから導かれる潤滑油が確実に潤滑油供給油路(具体的には第1孔33d)に案内されるようになっている。
【0022】
(4)キャリア機構の特徴
本実施形態の遊星歯車装置のキャリア機構は、以下のような特徴を有している。
▲1▼キャリア機構の生産性向上
本実施形態の遊星歯車装置11のキャリア機構では、従来のキャリア機構のキャリア部材に設けられていた油孔の代わりに、第2キャリア部材32に各シャフト33の潤滑油供給油路に油を導くための潤滑油案内溝32cが形成されている。特に、潤滑油案内溝32cがざぐり加工によって形成されているので、加工が容易である。このため、キャリア部材32の加工が従来よりも容易になる。
【0023】
また、各シャフト33は、キャリア部材31、32にかしめ固定されているため、キャリア部材31、32に固定するだけで、キャリア部材31、32に対して回り止めされる。これにより、シャフト33の潤滑油供給油路と第2キャリア部材32の潤滑油案内溝32cとの位置を合わせることができる。このように、本実施形態のキャリア機構では、シャフト33に潤滑油を行う構造を容易になるため、キャリア機構の生産性を向上させることができる。
【0024】
さらに、本実施形態のキャリア機構では、キャリア部材31、32同士の固定を複数のシャフト33によって行っているため、固定のための他の部材が不要になっている。これにより、キャリア機構を構成する部品点数が減り、生産性が向上する。
▲2▼シャフトへの潤滑油供給性能の向上
本実施形態のキャリア機構では、シャフト33の本体部33aが両端部よりも大径であるため、第2キャリア部材32の潤滑油案内溝32cの対向面側(軸方向プラネタリギア側)にシャフト33の本体部33aの端面が配置されることになる。このため、潤滑油案内溝32cとシャフト33の本体部33aの端面とによって囲まれた油路が形成される。これにより、シャフト33の潤滑油供給油路へ潤滑油が確実に案内される。
【0025】
(5)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
▲1▼前記実施形態では、キャリア部材31、32の径方向内周側及び外周側の2箇所にかしめ受け部31b、32bが形成されていたが、図6に示すように、キャリア部材31、32の挿通孔31a、32aの開口縁部の全周をテーパ面として、かしめ受け部31b、32bを形成してもよい。この場合、シャフト33の頭部33cは、このようなかしめ受け部31b、32bのテーパ面にかしめて固定される。
【0026】
▲2▼遊星歯車装置の構成は、上記に限定されず、他の構成の遊星歯車装置にも適用可能である。
▲3▼プラネタリギアの個数等は種々のものに変更可能である。
▲4▼潤滑油案内溝の形状については、上記のようなざぐり加工により形成された円形の溝に限られるものではなく、放射状の溝にすることによって、若干の加工性の低下を許容しつつ、潤滑油の潤滑油供給油路へ案内する性能を向上させてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、潤滑油供給油路を備えたキャリア機構の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキャリア機構を採用した遊星歯車装置を示す側面断面図。
【図2】図1のA−A断面図であって、キャリア機構の正面断面図。
【図3】図1の部分拡大図であって、プラネタリギア付近を示す図。
【図4】図3のB矢視図。
【図5】図1の部分拡大図であって、シャフトの潤滑を説明する図。
【図6】他の実施形態のキャリア機構における図4に相当する図。
【符号の説明】
11 遊星歯車装置
12 サンギア
13 リングギア
14 プラネタリギア
31、32 キャリア部材
32c 潤滑油案内溝
33 シャフト
33d、33e、33f 第1孔、第2孔、第3孔(潤滑油供給油路)

Claims (4)

  1. 遊星歯車装置においてサンギアとリングギアに噛み合うとともに軸中心に回転可能なキャリア機構であって、
    回転方向に並んで配置された複数のプラネタリギアと、
    前記複数のプラネタリギアの軸方向両側に配置され、前記各プラネタリギアを軸支するための1対のキャリア部材と、
    前記各プラネタリギアを前記1対のキャリア部材に軸支するための複数のシャフトとを備え、
    前記各シャフトには、前記遊星歯車装置の径方向内周側からシャフト内部を通ってシャフト外周面に潤滑油を供給するための潤滑油供給油路が設けられており、
    前記キャリア部材の軸方向プラネタリギア側の面には、前記各潤滑油供給油路に接続するように形成された潤滑油案内溝が設けられており、
    前記各シャフトの両端部は、前記1対のキャリア部材にかしめて固定されている、
    遊星歯車装置のキャリア機構。
  2. 前記各シャフトは、その両端部よりも大径の本体部を有しており、
    前記本体部は、前記1対のキャリア部材の軸方向間に挟まれて前記各プラネタリギアを支持しており、
    前記本体部の軸方向端面は、前記1対のキャリア部材の軸方向プラネタリギア側面に当接している、
    請求項1に記載の遊星歯車装置のキャリア機構。
  3. 前記1対のキャリア部材は、前記複数のシャフトによって互いに固定されている、請求項2に記載のキャリア機構。
  4. 前記潤滑油案内溝は、ざぐり加工によって形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の遊星歯車装置の遊星キャリア機構。
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