JP2004027892A - 遠心式送風機 - Google Patents

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Tadahiro Nomura
野村 忠宏
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Abstract

【課題】遠心式送風機のモータを冷却するための冷却用ブレードをボス部の内周に沿って設けることにより、冷却用ブレードを収納するケースの容積を変えることなく前記遠心式送風機の重量を低減する。
【解決手段】冷却用ブレード50をファン22のボス部38の内周に沿って設置する。前記冷却用ブレード50は、送風用ブレード42に対向してボス部38の内曲面に円周方向に沿って等角度で互いに離間するように複数個配置される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠心式送風機に関し、一層詳細には、車両に搭載される空調装置に使用する遠心式送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術に係る遠心式送風機の概略構造を図4に示す。
【0003】
この遠心式送風機1はファン2とケース3とから構成される。ケース3は、上ケース3aと下ケース3bとがクランプ、ねじ部材(図示せず)等により一体に組み付けられている。上ケース3aには空気取入口4がベルマウス形状に形成され、下ケース3bには駆動用のモータ5が固定されている。ファン2は、ボス部6と、底部プレート8と、複数個のブレード9および前記ブレード9の頂部に環状に形成された保持リング10とを含む。前記ボス部6、底部プレート8、ブレード9および保持リング10は一体成形されてなる。
【0004】
前記ボス部6は、その中心円筒部7がモータ5のシャフト11に挿着され、該モータ5の回転駆動力が伝達される。なお、ボス部6は凸形状で中央部から半径方向外方に滑らかに湾曲する曲面に形成されている。前記底部プレート8は、ボス部6の終端部位で曲折されて曲折部12を形成し、前記曲折部12が半径方向外方に且つ下方に指向して傾斜面13が形成される。
【0005】
ブレード9は、底部プレート8の外周端14の近傍から垂直上方に延伸する送風用ブレード9aと、前記外周端14から垂直下方に延伸するモータ5の冷却用ブレード9bとから形成され、底部プレート8の外周端14の近傍にあって円周方向に所定の等角度で離間するように複数個配置される。なお、送風用ブレード9aおよび冷却用ブレード9bは、一体成形され、両者の断面形状も略同じである。
【0006】
保持リング10は、環状に形成された送風用ブレード9aの頂部と結合され、該送風用ブレード9aの取付強度を補強する。
【0007】
このように構成された遠心式送風機1では、空気がモータ5の駆動作用下にファン2の回転によりケース3の空気取入口4から該ファン2内に吸い込まれ、前記空気は、送風用ブレード9a間を通過してケース3内に送り込まれ、図示しないエバポレータに導かれる。
【0008】
一方、冷却用ブレード9bの回転により発生する遠心力の作用により、モータ5の内部若しくは外周面の空気がケース3内に吹き出され、冷気が還流して前記モータ5が冷却される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記遠心式送風機1では、冷却用ブレード9bの高さは送風用ブレード9aの高さの略1割程度になるように形成されている。このため、冷却用ブレード9bの高さが遠心式送風機1の全体の高さを大きくし、ブレード9を収納するケース3が大型化になる。しかも、送風用ブレード9aと冷却用ブレード9bの断面形状が同一であるため、効率的に冷却用空気をモータ5の外周面に導くことができず、冷却効率がさほど向上しない。
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、モータを冷却する冷却用ブレードをボス部の内周に沿って設置し、しかも冷却用空気をモータ側へ導き易くする形状にすることにより、小型化が達成され且つ冷却を効率よく行うことが可能な遠心式送風機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、回転駆動力が伝達されるボス部と、前記ボス部の外周端近傍から垂直方向に延伸され円周方向に沿って設けられた送風用ブレードと、
前記ボス部の内部に設置された冷却用ブレードと、
を備え、
前記冷却用ブレードは、前記送風用ブレードに対して前記ボス部の内周に沿って設けられたことを特徴とする。
【0012】
本発明は、冷却用ブレードをボス部の内側に設置し、しかも冷却用ブレードの枚数を増やすことにより駆動用モータを効率よく冷却するようにし、さらに冷却用ブレードの高さを短くすることにより、遠心式送風機の小型化を達成することを可能とする。すなわち、本発明によれば、前記冷却用ブレードの枚数が前記送風用ブレードの枚数よりも多く設けられているために空気の流れが速くなり、遠心式送風機を構成する駆動用モータをより一層効率よく冷却することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遠心式送風機につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係る遠心式送風機20の概略構成を示す要部縦断面である。
【0015】
遠心式送風機20は、ファン22とケース24とから構成される。ケース24は、図示しない空気出口部に連接される上ケース26と下ケース28とがクランプ、ねじ部材(図示せず)等により一体に組み付けられている。
【0016】
上ケース26には、空気取入口30がベルマウス形状に形成され、下ケース28には、モータブラケット29がねじ部材(図示しない)により固定される。前記モータブラケット29の膨出形成された凹部32に駆動用のモータ34を圧入し、挿着する。なお、モータブラケット29に防水カバー36が取着されており、この防水カバー36によりモータ34に対する水の浸入が阻止される。
【0017】
ファン22は、ボス部38と、複数個よりなる送風用ブレード42および前記送風用ブレード42の頂部に環状に形成されたシュラウド44とが一体成形されている。
【0018】
ボス部38は、その中心円筒部46がモータ34のシャフト48に挿着されており、該モータ34の回転駆動力が伝達される。なお、ボス部38は凸形状で中央部から半径方向外方に滑らかに湾曲するような曲面に形成され、前記ボス部38の外周端40が半径方向外方に沿って略水平方向に延在されている。
【0019】
送風用ブレード42は、ボス部38の外周端40の近傍から略垂直上方に延伸して設けられ、図2に示されるように、前記ボス部38とシュラウド44の間で円周方向に沿ってブレード出口角β1の等角度で複数個配置される。
【0020】
冷却用ブレード50は、ボス部38の内側に該ボス部38の内曲面に沿って円周方向に設けられ、図2に示されるように、ブレード出口角β2の等角度で複数個配置される。図2から諒解されるように、送風用および冷却用ブレード42、50の湾曲面形状は、回転方向に対して逆に形成されている。
【0021】
なお、送風用および冷却用ブレード42、50のそれぞれのブレード出口角β1、β2とは、図2に示されるように、該送風用および冷却用ブレード42、50とファン22の外径縁L1、L2との交差角度であって、ファン22の回転方向前進側より測定した角度をいう。
【0022】
本実施の形態では、図2に示されるように、送風用ブレード42の枚数は40枚、ブレード出口角β1は70度に設定され、冷却用ブレード50の枚数は59枚、ブレード出口角β2は90度に設定される。
【0023】
この場合、図2に示される送風用および冷却用ブレード42、50のそれぞれのブレード出口角β1、β2を同じ角度に設定し、また冷却用ブレード50の枚数を、送風用ブレード42の枚数よりも多く配置してもよい。
【0024】
さらに、送風用および冷却用ブレード42、50のそれぞれのブレード出口角β1、β2は相互に異なる角度に設定してもよい。
【0025】
また、図3に示されるように冷却用ブレード50の枚数を送風用ブレード42と同じ枚数にして、送風用ブレード42および冷却用ブレード50のブレード出口角β1、β2を、相互に異なる角度に配置してもよい。なお、この場合、送風用および冷却用ブレード42、50の湾曲面形状は、回転方向に対し同方向に形成させてもよい。
【0026】
さらにまた、図2および図3に示されるように、冷却用ブレード50の断面形状を送風用ブレード42に一致させることなく任意に成形することにより、空気の流れを容易に変えることが可能になる。すなわちボス部38の内部からモータ冷却後の空気を吹き出すように送風用ブレード42と逆に傾斜する面を有するとよい。これにより、モータ34の冷却をより一層効率よく行うことができる。
【0027】
本実施の形態に係る遠心式送風機20によれば、空気はモータ34の駆動作用下に送風用ブレード42の回転により空気取入口30からファン22内に吸い込まれ、前記空気はボス部38に沿って流れ、前記ファン22の遠心力により送風用ブレード42間を通過してケース24に送り込まれて図示しない空気出口部に導かれる。
【0028】
一方、ファン22の遠心力によってボス部38の内側に負圧が発生し、この負圧によりケース24内の空気はモータ34の下部よりボス部38の内側に吸い込まれて該ボス部38に沿って流れる。さらに、冷却用ブレード50の回転により空気の流れが加速されてモータ34に当接するとともに、ボス部38の外周端40と下ケース28との開口部からケース24に流れるので、モータ34の外周面が冷却される。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る遠心式送風機によれば、冷却用ブレードをファンのボス部の内周に沿って設けることにより、冷却用ブレードを収納するケースの容積を変ることなくファンの上下方向の寸法が短縮されるので、遠心式送風機の小型化が可能になり、重量を低減することができる。
【0030】
また、冷却用ブレードの枚数は送風用ブレードの枚数よりも多く配置することが可能であり、さらに、冷却用ブレードの断面形状は送風用ブレードに一致させることなく任意に形成することができるので、空気の流れを容易に変えることによりモータの冷却をより一層効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る遠心式送風機の概略構成を示す要部縦断面図である。
【図2】冷却用ブレードの枚数が送風用ブレードの枚数よりも多く配置された状態を示す平面図である。
【図3】冷却用ブレードおよび送風用ブレードが同じ枚数配置置された状態を示す平面図である。
【図4】従来技術に係る遠心式送風機の概略縦断面説明図である。
【符号の説明】
20…遠心式送風機        22…ファン
24…ケース           30…空気取入口
34…モータ           38…ボス部
42…送風用ブレード       50…冷却用ブレード

Claims (2)

  1. 回転駆動力が伝達されるボス部と、
    前記ボス部の外周端近傍から垂直方向に延伸され円周方向に沿って設けられた送風用ブレードと、
    前記ボス部の内側に設置された冷却用ブレードと、
    を備え、
    前記冷却用ブレードは、前記送風用ブレードに対して前記ボス部の内周に沿って設けられたことを特徴とする遠心式送風機。
  2. 請求項1記載の遠心式送風機において、
    前記冷却用ブレードの枚数が前記送風用ブレードの枚数よりも多く設けられることを特徴とする遠心式送風機。
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