JP2004026748A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

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深見 重俊
Shokyo Ri
李 昌協
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市川 智通
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Abstract

【課題】使用感、乳化安定性に優れた油中水型乳化化粧料を提供する。
【解決手段】成分(A)カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーと成分(B)疎水化シリカ粉末又はオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体又はデキストリン脂肪酸エステルを含有し、更に成分(A)対成分(B)の割合が重量比で1:0.1〜1:5である油中水型乳化化粧料である。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油中水型乳化化粧料に関し、さらに詳細には、外相の粘度を高めることなく、良好な乳化状態を呈し、温度や経時による変化がなく、かつ塗布時に肌上でのびが良く、良好な使用感を有する油中水型乳化化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油中水型乳化化粧料は、外相(油相)の粘度を高くし、固形・半固形油分を配合することで安定性の高いものを得ていたため、油っぽく・べたつく使用感となり、化粧料としての評価は低かった。
【0003】
しかしその後、比較的多くの水相を含有し、かつ油相中の固形・半固形油分を大幅に少なくすることが可能な乳化法として、特開昭53−21393号公報の「油中水型乳化剤組成物」、特開昭61−129033号公報の「油中水型乳化組成物」などが開発されたが、これらの乳化組成物を含有する乳化化粧料も同様に外相の粘度を高くして安定性の高いものを得ていたため、肌への塗布時に伸びが悪く、さっぱり感が不足しているという欠点があった。
【0004】
これらを解決するために、特開平9−95434号公報の「油中水型乳化化粧料」や特開平9−95435号公報の「油中水型乳化化粧料」などに見られるオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体と疎水化シリカ粉体等を用いたものが開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のいずれの化粧料も、肌への塗布時の伸びの悪さ、さっぱり感の不足という点に関しては改善されているものの、乳化安定性に関してはいまだ不十分であり、より安定性の高い油中水型乳化化粧料の開発が待たれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記従来の技術の課題に鑑みなされたものであり、本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、肌への塗布時に伸びを良くし油分への分散性に優れた疎水化シリカ粉体と、水中油型乳化組成物において安定性向上に優れているアルキル変性カルボキシビニルポリマーとを併用し、尚且つ疎水化シリカ粉末とアルキル変性カルボキシビニルポリマーを油相中に分散させ乳化することによって、さっぱりとした使用感で、かつ飛躍的に安定性の向上した油中水型乳化組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち本発明は、(A)カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーと、(B)疎水化シリカ粉末又はオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体、及び(A)カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーと、(B)デキストリン脂肪酸エステルとからなることを特徴とする油中水型乳化化粧料である。
【0008】
また、さらにN−アシル中性アミノ酸エステルを含有してなる油中水型乳化化粧料である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下「実施形態」という)について説明する。
【0010】
本発明の成分(A)であるカルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、通常化粧料に用いられるカルボキシル基を有する水溶性高分子であればよく、例えば、アクリル酸重合体、アクリル酸とアルキルアクリル酸共重合体、アルキルアクリル酸の架橋重合体等が例示できる。
【0011】
更に詳細に説明すると、成分(A)は、例えば、カルボキシビニルポリマーの市販品として、アクリル酸重合体である、ハイビスワコー(和光純薬社製)、カーボポール940、同941(何れも、グッドリッチ社製)等が挙げられ、また、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとして、アクリル酸とアルキルアクリル酸共重合体である、ペミュレンTR−1、ペミュレンTR−2(何れも、グッドリッチ社製)等、アルキルアクリル酸の架橋重合体である、カーボポール1342(グッドリッチ社製)等が挙げられる。そして、成分(A)の含有量は、油中水型乳化化粧料全量に対して0.01〜3.0重量%である。成分(A)の含有量が0.01重量%未満の場合には、十分な乳化安定性が得られず、一方3.0重量%を超えると、化粧料使用時のべたつきが生じてしまう。
【0012】
次に本発明で使用される成分(B)について説明する。成分(B)として使用される第一の疎水化シリカは、例えば、表面の親水性水酸基をトリメチルシリル化あるいはジメチルシリル化されたものが好ましく、具体的には、トリメチルシリル化されたものでは、AEROSIL R813(日本アエロジル株式会社製)、ジメチルシリル化されたものでは、AEROSIL R972、R974(日本アエロジル株式会社製)などが挙げられる。
【0013】
成分(B)として使用される第二のオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体の詳細は特公平4−66446号公報、特開平2−243612号公報及び特公平4−17162号公報に記載されており、市販品としては、例えば、トレフィルE−505C、トレフィルE−506C(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社社製)が挙げられる。
【0014】
成分(B)として使用される第三のデキストリン脂肪酸エステルは、デンプンの加水分解物であるデキストリンと炭素数12〜22の高級脂肪酸とのエステルが用いられ、具体的にはラウリン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン等が挙げられる。これらのうち、パルミチン酸デキストリンが安定性、使用感的にもっとも好ましい。市販品としては、「レオパールKL」「レオパールKE」(千葉製粉株式会社製)が挙げられる。
【0015】
そして、成分(B)の含有量は、油中水型乳化化粧料全量に対して0.01〜3.0重量%である。成分(B)の含有量が0.01重量%未満の場合には、十分な乳化安定性が得られず、一方3.0重量%を超えると、化粧料使用時のべたつきが生じてしまう。
【0016】
更に、成分(A)及び成分(B)は、混合して用いられ、その範囲は、(A)対(B)の割合が重量比で1:0.01〜1:5、更に好ましくは1:0.05〜1:3である。(A)と(B)の混合比が(A)1に対し(B)0.01未満であれば安定性的に悪い傾向となり、5以上であれば、使用感触的にべたつきを生じる。
【0017】
本発明は、さらにN−アシル中性アミノ酸エステルを総油性成分量の10重量%以上を配合することによって、シリコーン油の持つ肌への密着性に欠ける使用感、トリグリセリン脂肪酸エステルや脂肪酸エステル油の持つ伸び広がりの悪さを改善することができる。
【0018】
本発明で用いるN−アシル中性アミノ酸エステルは、下記一般式(1)で表される。
【化1】
Figure 2004026748
(式中、Rは炭素数11〜17の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、Rは炭素数11〜21の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
【0019】
具体的には、ヘキサデシル−N−ラウロイル−N−メチル−β−アラネート、ヘキサデシル−N−ミリストイル−N−メチル−β−アラネート、イソステアリル−N−ミリストイル−N−メチル−β−アラネート等が挙げられる。
【0020】
また、本発明に配合されるN−アシル中性アミノ酸エステル以外の油性成分としては、例えば動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャトロプスワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ラノリン、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。これらの油性成分は、油中水型乳化化粧料全量に対して5〜90重量%、好ましくは10〜80重量%配合される。
【0021】
本発明の油中水型乳化化粧料中に配合される乳化剤としては、ポリエーテル系のシリコーン活性剤、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタントリステアレートなどのソルビタン脂肪酸エステル類、グリセロールモノステアレート、グリセロールモノオレート、グリセロールイソステアレートなどのグリセロール脂肪酸エステル類、POE(5)、POE(7)、POE(10)硬化ヒマシ油などのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ジイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸トリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリルなどのポリグリセリン脂肪酸エステル類などが挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。その含有量は、系全体の0.1〜6.0重量%が好ましい。
【0022】
本発明における水の配合量は、系中に10.0〜90.0重量%配合される。
【0023】
本発明の油中水型乳化化粧料には、前記必須成分の他に、パラアミノ安息香酸、ブチルメトキシベンゾイルメタン、オクチルシンナメート、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、マルチトール等の保湿剤、ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸等の酸化防止剤、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(エチルパラベン、プロピルパラベン等)、ヘキサクロロフェン等の抗菌防腐剤、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム等の無機塩類、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等の有機酸、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB塩酸塩、ビタミンBトリパルミテート、ビタミンBジオクタノエート、ビタミンB及びその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル(塩)、アスコルビン酸リン酸エステル(塩)、アスコルビン酸ジパルミテート等のビタミンC類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンE−アセテート、ビタミンE−ニコチネート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パントテチン等のビタミン類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸及びその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビザボロール、ユーカリプトール、チモールイノシトール、パントテニルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファランジン、プラセンタエキス等の各種薬剤、クララ、コウホネ、オレンジ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サワラ等の有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出した天然エキス、色素など本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0024】
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
【0025】
実施例に先立ち、本発明で用いた評価法を説明する。
【0026】
[評価法]
女性専門パネル約10人により以下の評価基準に基づいて使用性の評価を行った。なお、表1および表2における「使用感」は、配合直後の化粧料のゲルを以下の(1)使用感の2つの評価基準(肌上での伸びとべたつき)を基に総合評価した結果を記載し、また(2)乳化安定性評価は異なる温度での乳化安定性を評価し、更に先の(2)乳化安定性試験後の異なる温度で放置された化粧料のゲルの使用感(肌上での伸び・べたつき)をも評価した。
【0027】
(1)使用感:
<肌上での伸び>
◎:非常に伸びが良い。
○:伸びが良い。
△:やや伸びが良い。
×:伸びが悪い。
【0028】
<べたつき>
◎:非常にべたつきが少ない。
○:べたつきが少ない。
△:ややべたつく。
×:べたつく。
【0029】
(2)乳化安定性:
ゲルを、それぞれ55℃、37℃で1ヶ月間放置し、その安定性を評価した。
◎:外観異常なし。
○:一部でわずかに油浮きしている。
△:油浮きしている。
×:分離している。
【0030】
実施例1〜8、比較例1〜6を表1〜表3に記載した配合処方によりゲル組成物を調製し、使用感及び乳化安定性を評価した。その結果を表1〜表3に併せて示した。なお、以下に示す配合量の単位は、いずれも重量%である。
【表1】
Figure 2004026748
【0031】
実施例1〜8及び比較例1〜6の各組成物は、(1)〜(9)の成分を油相として80℃まで加温し、(10)〜(15)の成分を水相として80℃まで加温する。次いで油相を攪拌器で攪拌しながら水相を徐々に加入し、攪拌速度1000〜3000rpmで10〜30分間攪拌を続け乳化し調製した。
【0032】
【表2】
Figure 2004026748
【0033】
【表3】
Figure 2004026748
【0034】
実施例1〜6の処方において全てのものが、使用時の伸び・べたつき及び乳化安定性において非常に優れた結果を示している。
【0035】
これに対して、成分(A)及び成分(B)成分を含有しない比較例1及び比較例2においては、高温においての安定性が悪くなり、使用時のべたつきが顕著になる。
【0036】
成分(A)を含有しない比較例4及び成分(B)を含有しない比較例3においては、前者はべたつき感はなくなるが、油ぽっさがで、後者はべたつき感がでて、両者とも良好な使用感であるとはいえない。
【0037】
(A)対(B)の割合を1:6とした比較例5では、使用感的にべたつきを生ずる。
【0038】
(A)対(B)の割合を1:0.02とした比較例6では、安定性に悪い結果となる。
【0039】
実施例9.
保湿クリーム:
<組成>
(1)ジメチルポリシロキサン(10cs) 13.0重量%
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0重量%
(3)ホホバ油 0.5重量%
(4)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 4.0重量%
(5)アエロジルR−972 0.27重量%
(6)ペミュレンTR−2 0.08重量%
(7)ジプロピレングリコール 2.0重量%
(8)グリセリン 36.0重量%
(9)ヒアルロン酸ナトリウム(1%水溶液) 5.0重量%
(10)尿素 1.0重量%
(11)硫酸マグネシウム 0.2重量%
(12)防腐剤 適量
(13)顔料 適量
(14)精製水 残部
(15)香料 適量
<製法>
上述の油相(1)〜(6)、上述の水相(7)〜(14)までを量りそれぞれ約80℃まで加温し溶解する。油相をパドル攪拌しながら、水相を徐々に加入しホモミキサーにて均一に分散後、乳化粒子を整え、50℃で(15)を加え保湿クリームを得た。
【0040】
実施例10.
クリーンエッセンス:
<組成>
(1)ジメチルポリシロキサン(10cs) 5.0重量%
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0重量%
(3)ホホバ油 0.5重量%
(4)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 4.0重量%
(5)アエロジルR−972 0.3重量%
(6)ペミュレンTR−2 0.1重量%
(7)ジプロピレングリコール 20.0重量%
(8)グリセリン 20.0重量%
(9)ヒアルロン酸ナトリウム(1%水溶液) 3.0重量%
(10)尿素 1.0重量%
(11)硫酸マグネシウム 0.2重量%
(12)防腐剤 適量
(13)顔料 適量
(14)精製水 残部
(15)香料 適量
<製法>
上述の油相(1)〜(6)、上述の水相(7)〜(14)までを量りそれぞれ約80℃まで加温し溶解する。油相をパドル攪拌しながら、水相を徐々に加入しホモミキサーにて均一に分散後、乳化粒子を整え、50℃で(15)を加えクリーンエッセンスを得た。
【0041】
実施例11.
ファンデーション:
<組成>
(1)ジメチルポリシロキサン(10cs) 14.0重量%
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 4.0重量%
(3)ホホバ油 0.6重量%
(4)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 4.0重量%
(5)アエロジルR−972 0.2重量%
(6)ペミュレンTR−2 0.08重量%
(7)顔料 19.0重量%
(8)ジプロピレングリコール 4.0重量%
(9)グリセリン 15.0重量%
(10)ヒアルロン酸ナトリウム(1%水溶液) 5.0重量%
(11)尿素 1.0重量%
(12)硫酸マグネシウム 0.2重量%
(13)防腐剤 適量
(14)精製水 残部
(15)香料 適量
<製法>
上述の油相(1)〜(7)、上述の水相(8)〜(14)までを量りそれぞれ約80℃まで加温し溶解する。油相をパドル攪拌しながら、水相を徐々に加入しホモミキサーにて均一に分散後、乳化粒子を整え、50℃で(15)を加えファンデーションを得た。
【0042】
実施例12.
ファンデーションクリーム:
<組成>
(1)ジメチルポリシロキサン(10cs) 14.0重量%
(2)ヘキサデシル−N−ミリストイル−N−メチル−β−アラネート 4.0重量%
(3)ホホバ油 0.6重量%
(4)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 4.0重量%
(5)アエロジルR−972 0.2重量%
(6)ペミュレンTR−2 0.08重量%
(7)顔料 19.0重量%
(8)ジプロピレングリコール 4.0重量%
(9)ヒアルロン酸ナトリウム(1%水溶液) 5.0重量%
(10)尿素 1.0重量%
(11)硫酸マグネシウム 0.2重量%
(12)防腐剤 適量
(13)精製水 残部
(14)香料 適量
<製法>
上述の油相(1)〜(7)、上述の水相(8)〜(13)までを量りそれぞれ約80℃まで加温し溶解する。油相をパドル攪拌しながら、水相を徐々に加入しホモミキサーにて分散後、乳化粒子を整え、50℃で(14)を加えファンデーションクリームを得た。
【0043】
上述の実施例9から実施例12のいずれの化粧料も、使用感、乳化安定性は上述の評価基準で「◎」であった。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、使用感、乳化安定性に優れ、肌上での伸びが良く、べたつきのない油中水型乳化化粧料を得ることができる。

Claims (5)

  1. (A)カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーと、(B)疎水化シリカ粉末又はオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体と、を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。
  2. (A) カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー、(B)デキストリン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。
  3. 前記成分(A)対成分(B)の割合が重量比で1:0.1〜1:5であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の油中水型乳化化粧料。
  4. 前記成分(A)の含有量が0.01〜3.0重量%、成分(B)の含有量が0.01〜3.0重量%であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の油中水型乳化化粧料。
  5. 更にN−アシル中性アミノ酸エステルを総油性成分量の10重量%以上含有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の油中水型乳化化粧料。
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