JP2004026175A - 電子部品用トレイセット - Google Patents
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Abstract
【課題】電子部品を収納したトレイを積み重ねるときに、トレイの向きに関係なく積み重ねることができ、積み重ねた後でもトレイの向きを簡単に判別することができる電子部品用トレイセットを提供する。
【解決手段】交互に積み重ねて使用する第一トレイと第二トレイとからなり、第一トレイ及び第二トレイは電子部品を収納する収納部と、収納部の周囲に形成された枠部とを備え、収納部は収納面側に電子部品を収納する収納凹部をパターン状に複数個有し、且つ、反収納面側に突出する突起部を有し、第一トレイ及び第二トレイの一方のトレイの枠部には係合凹部が設けられ、もう一方のトレイの枠部には係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイを積み重ねた時に、少なくとも突起部が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接するか、又は、係合凹部と係合凸部が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部の間に所定間隔の隙間を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】交互に積み重ねて使用する第一トレイと第二トレイとからなり、第一トレイ及び第二トレイは電子部品を収納する収納部と、収納部の周囲に形成された枠部とを備え、収納部は収納面側に電子部品を収納する収納凹部をパターン状に複数個有し、且つ、反収納面側に突出する突起部を有し、第一トレイ及び第二トレイの一方のトレイの枠部には係合凹部が設けられ、もう一方のトレイの枠部には係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイを積み重ねた時に、少なくとも突起部が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接するか、又は、係合凹部と係合凸部が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部の間に所定間隔の隙間を形成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を搬送又は保管するときに使用する電子部品用トレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15及び図16は、従来使用されていた電子部品用トレイの使用例を示した説明図である。また、図17及び図18は、図15の断面図であり、図19及びず20はず16の断面図である。このトレイには、電子部品を収納する収納部が複数設けられており、収納部に電子部品を全て収納したトレイは、積載されて搬送されている。
【0003】
この従来のトレイは、図15に示されるように向きを同一にして積み重ねると、積み重ねた上のトレイと下のトレイとの間を隙間無く積み重ねることができる。これに対し、図16に示されるように上のトレイと下のトレイの向きを反転して積み重ねると、下のトレイの収納面と上のトレイの反収納面の間に隙間が形成され、下のトレイに収納した電子部品に上のトレイの反収納面が接触しない構造になっている。
【0004】
従って、従来のトレイを保管する時には、図15に示された状態にして収納効率を向上させていた。また、従来のトレイに電子部品を収納するときは、図16に示された状態にして、電子部品が破損しないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子部品用トレイは、電子部品を収納して積み重ねる時にトレイの向きを左右に反転させながら交互に積載しないと、積み重ねた時の上のトレイの反収納面が下のトレイの収納面に接触してしまい、電子部品を破損する恐れがある。そこで、電子部品をトレイに収納して積み重ねる時には、トレイの向きを確認して積載する必要が生じるため、作業効率が悪くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、電子部品をトレイに収納した後、トレイを積み重ねる時に、各トレイの左右の向きを注意せずに積み重ねる必要がない、作業効率の良い電子部品用トレイを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る電子部品用トレイセットは、交互に重ねて使用する第一トレイ及び第二トレイからなり、第一トレイ及び第二トレイは電子部品を収納する収納部と、収納部の周囲に形成された枠部とを備え、収納部は収納面側に電子部品を収納する収納凹部をパターン状に複数個有し、且つ、反収納面側に突出する突起部を有し、第一トレイ及び第二トレイの一方のトレイの枠部には係合凹部が設けられ、もう一方のトレイの枠部には係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイを積み重ねた時に、少なくとも突起部が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接するか、又は、係合凹部と係合凸部が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部の間に所定間隔の隙間を形成するように、突起部、係合凹部及び係合凸部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
また、第一トレイの収納部と第二トレイの収納部が同一形状の収納凹部及び同一形状の突起部を有していても良い。
【0009】
また、第一トレイの枠部と第二トレイの枠部には係合凹部及び係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイの係合凹部は同一形状であり、且つ、第一トレイ及び第二トレイの係合凸部は同一形状であっても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る電子部品用トレイセット2について、図を参照にしながら説明する。図1及び図2は本発明に係る電子部品用トレイセット2の一使用例を示した説明図である。図3は第一トレイ4の平面を示した説明図であり、図5は第一トレイ4の裏面を示した説明図である。図4は第二トレイ6の平面をを示した説明図であり、図6は第二トレイ6の裏面を示した説明図である。また、図7〜図10は図1の断面図で、図11〜図14は図2の断面図である。なお、これらの図は説明の便宜上のものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0011】
本発明に係る電子部品用トレイセット2は、第一トレイ4と第二トレイ6とからなり、第一トレイ4と第二トレイ6を交互に積み重ねて使用する。また、第一トレイ4及び第二トレイ6は電子部品を収納する収納部8と、収納部8の周囲に形成された枠部14とからなる。
【0012】
本発明に係る収納部8は、収納面側に電子部品を収納する収納凹部10がパターン状に複数個形成されてなる。収納凹部10の形状については収納する電子部品の形状などに応じて適宜設定すれば良い。
【0013】
また、この収納部8には、トレイの反収納面側に突起部12が設けられている。この突起部12は、収納面側に設けられた収納凹部10が反収納面側に突出して設けられたものでも良いし、それとは別に設けられたものでも良い。突起部12についても、その形状などは特に限定せず適宜設定すれば良い。
【0014】
第一トレイ4に設けられた収納凹部10及び突起部12と、第二トレイ6に設けられた収納凹部10及び突起部12は、同一形状であっても良いし、別の形状であっても良い。
【0015】
次に、第一トレイ4の枠部14には係合凹部16が設けられていても良い。また、第二トレイ6の枠部14にも係合凹部16が設けられていても良い。また、第一トレイ4及び第二トレイ6のどちらか一方に係合凹部16が設けられていても良いし、両方に設けられていても良い。
【0016】
また、第一トレイ4の枠部14には係合凸部18が設けられていても良い。また、第二トレイ6の枠部14にも係合凸部18が設けられていても良い。また、第一トレイ4及び第二トレイ6のどちらか一方に係合凸部18が設けられていても良いし、両方に設けられていても良い。
【0017】
本発明に係る係合凹部16及び係合凸部18の形状は、どのような形状であっても良く、図示されている形状でも良い。
【0018】
ここで、本発明に係る突起部12、係合凹部16、係合凸部18は、第一トレイ4及び第二トレイ6を積み重ねた時に、少なくとも突起部12が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接して積み重ね方向に隣り合う収納部8の間に所定間隔の隙間を形成するか、又は、係合凹部16と係合凸部18が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部8の間に所定間隔の隙間を形成するように設けられている。
【0019】
即ち、図1に示された状態では、第一トレイ4と第二トレイ6の収納部8の向きが同一である。この時、第一トレイ4の係合凸部18が第二トレイ6の係合凹部16と係合し、第一トレイ4の突起部12が第二トレイ6の収納部8まで到達しない。
【0020】
これに対し、図2に示された状態では、第一トレイ4と第二トレイ6の収納部8の向きが逆になっている。この時、第一トレイ4の係合凸部18と第二トレイ6の係合凹部16は係合しないが、第一トレイ4の突起部12が第二トレイ6の収納部8に形成された凸部に接触するため、第一トレイ4の突起部12が第二トレイ6の収納凹部10まで到達しない。
【0021】
従って、本発明に係る電子部品用トレイセット2は、第一トレイ4と第二トレイ6の収納部8をどちらの向きに積み重ねても、下に位置するトレイの収納凹部10に、上に位置するトレイの部位が接することがないため、電子部品を破損する恐れがない。また、トレイを積み重ねる時に向きを注意する必要がなくなるため、作業効率を上げることができる。
【0022】
また、係合凹部16及び係合凸部18の形成位置としては枠体14のどの位置に形成されいても良いが、図示されているように係合凹部16と係合凸部18を交互に設けるのが良い。これにより、トレイを積み重ねた後でも、各トレイの収納凹部10の向きを横から見て判断することができる。
【0023】
即ち、第一トレイ4及び第二トレイ6の収納凹部10の向きが同一でない場合、図2に示されたように下に位置するトレイの係合凸部18と上に位置するトレイの係合凸部18の位置が同一になる。これに対し、第一トレイ4及び第二トレイ6の収納凹部10の向きが同一であった場合、図1に示されたように下に位置するトレイの係合凸部18の間に上のトレイの係合凸部18が位置する。従って、トレイを積み重ねた後でもトレイの収納凹部10の向きを判断することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る電子部品用トレイセットは、交互に積み重ねて使用する第一トレイと第二トレイとからなり、第一トレイ及び第二トレイは電子部品を収納する収納部と、収納部の周囲に形成された枠部とを備え、収納部は収納面側に電子部品を収納する収納凹部をパターン状に複数個有し、且つ、反収納面側に突出する突起部を有し、第一トレイ及び第二トレイの一方のトレイの枠部には係合凹部が設けられ、もう一方のトレイの枠部には係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイを積み重ねた時に、少なくとも突起部が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接するか、又は、係合凹部と係合凸部が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部の間に所定間隔の隙間を形成するため、電子部品を収納したトレイを積み重ねるときに、トレイの収納部の向きに注意することなく積み重ねることができ、作業効率を高めることができる。
【0025】
また、第一トレイ及び第二トレイに係合凹部及び係合凸部が設けられているため、トレイを積み重ねた後でも、各トレイの収納凹部の向きを横から簡単に判断することができ、過失などを減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品用トレイセットの使用例を示した説明図である。
【図2】本発明に係る電子部品用トレイセットの使用例を示した説明図である。
【図3】本発明に係る第一トレイを示した説明図である。
【図4】本発明に係る第二トレイを示した説明図である。
【図5】本発明に係る第一トレイの裏面を示した説明図である。
【図6】本発明に係る第二トレイの裏面を示した説明図である。
【図7】本発明に係る電子部品用トレイセットのA−A線断面図である。
【図8】本発明に係る電子部品用トレイセットのB−B線断面図である。
【図9】本発明に係る電子部品用トレイセットのC−C線断面図である。
【図10】本発明に係る電子部品用トレイセットのD−D線断面図である。
【図11】本発明に係る電子部品用トレイセットのE−E線断面図である。
【図12】本発明に係る電子部品用トレイセットのF−F線断面図である。
【図13】本発明に係る電子部品用トレイセットのG−G線断面図である。
【図14】本発明に係る電子部品用トレイセットのH−H線断面図である。
【図15】従来の電子部品用トレイの使用例を示した説明図である。
【図16】従来の電子部品用トレイの使用例を示した説明図である。
【図17】従来の電子部品用トレイのI−I線断面図である。
【図18】従来の電子部品用トレイのJ−J線断面図である。
【図19】従来の電子部品用トレイのK−K線断面図である。
【図20】従来の電子部品用トレイのL−L線断面図である。
【符号の説明】
2 電子部品用トレイセット
4 第一トレイ
6 第二トレイ
8 収納部
10 収納凹部
12 突起部
14 枠部
16 係合凹部
18 係合凸部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を搬送又は保管するときに使用する電子部品用トレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15及び図16は、従来使用されていた電子部品用トレイの使用例を示した説明図である。また、図17及び図18は、図15の断面図であり、図19及びず20はず16の断面図である。このトレイには、電子部品を収納する収納部が複数設けられており、収納部に電子部品を全て収納したトレイは、積載されて搬送されている。
【0003】
この従来のトレイは、図15に示されるように向きを同一にして積み重ねると、積み重ねた上のトレイと下のトレイとの間を隙間無く積み重ねることができる。これに対し、図16に示されるように上のトレイと下のトレイの向きを反転して積み重ねると、下のトレイの収納面と上のトレイの反収納面の間に隙間が形成され、下のトレイに収納した電子部品に上のトレイの反収納面が接触しない構造になっている。
【0004】
従って、従来のトレイを保管する時には、図15に示された状態にして収納効率を向上させていた。また、従来のトレイに電子部品を収納するときは、図16に示された状態にして、電子部品が破損しないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子部品用トレイは、電子部品を収納して積み重ねる時にトレイの向きを左右に反転させながら交互に積載しないと、積み重ねた時の上のトレイの反収納面が下のトレイの収納面に接触してしまい、電子部品を破損する恐れがある。そこで、電子部品をトレイに収納して積み重ねる時には、トレイの向きを確認して積載する必要が生じるため、作業効率が悪くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、電子部品をトレイに収納した後、トレイを積み重ねる時に、各トレイの左右の向きを注意せずに積み重ねる必要がない、作業効率の良い電子部品用トレイを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る電子部品用トレイセットは、交互に重ねて使用する第一トレイ及び第二トレイからなり、第一トレイ及び第二トレイは電子部品を収納する収納部と、収納部の周囲に形成された枠部とを備え、収納部は収納面側に電子部品を収納する収納凹部をパターン状に複数個有し、且つ、反収納面側に突出する突起部を有し、第一トレイ及び第二トレイの一方のトレイの枠部には係合凹部が設けられ、もう一方のトレイの枠部には係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイを積み重ねた時に、少なくとも突起部が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接するか、又は、係合凹部と係合凸部が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部の間に所定間隔の隙間を形成するように、突起部、係合凹部及び係合凸部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
また、第一トレイの収納部と第二トレイの収納部が同一形状の収納凹部及び同一形状の突起部を有していても良い。
【0009】
また、第一トレイの枠部と第二トレイの枠部には係合凹部及び係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイの係合凹部は同一形状であり、且つ、第一トレイ及び第二トレイの係合凸部は同一形状であっても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る電子部品用トレイセット2について、図を参照にしながら説明する。図1及び図2は本発明に係る電子部品用トレイセット2の一使用例を示した説明図である。図3は第一トレイ4の平面を示した説明図であり、図5は第一トレイ4の裏面を示した説明図である。図4は第二トレイ6の平面をを示した説明図であり、図6は第二トレイ6の裏面を示した説明図である。また、図7〜図10は図1の断面図で、図11〜図14は図2の断面図である。なお、これらの図は説明の便宜上のものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0011】
本発明に係る電子部品用トレイセット2は、第一トレイ4と第二トレイ6とからなり、第一トレイ4と第二トレイ6を交互に積み重ねて使用する。また、第一トレイ4及び第二トレイ6は電子部品を収納する収納部8と、収納部8の周囲に形成された枠部14とからなる。
【0012】
本発明に係る収納部8は、収納面側に電子部品を収納する収納凹部10がパターン状に複数個形成されてなる。収納凹部10の形状については収納する電子部品の形状などに応じて適宜設定すれば良い。
【0013】
また、この収納部8には、トレイの反収納面側に突起部12が設けられている。この突起部12は、収納面側に設けられた収納凹部10が反収納面側に突出して設けられたものでも良いし、それとは別に設けられたものでも良い。突起部12についても、その形状などは特に限定せず適宜設定すれば良い。
【0014】
第一トレイ4に設けられた収納凹部10及び突起部12と、第二トレイ6に設けられた収納凹部10及び突起部12は、同一形状であっても良いし、別の形状であっても良い。
【0015】
次に、第一トレイ4の枠部14には係合凹部16が設けられていても良い。また、第二トレイ6の枠部14にも係合凹部16が設けられていても良い。また、第一トレイ4及び第二トレイ6のどちらか一方に係合凹部16が設けられていても良いし、両方に設けられていても良い。
【0016】
また、第一トレイ4の枠部14には係合凸部18が設けられていても良い。また、第二トレイ6の枠部14にも係合凸部18が設けられていても良い。また、第一トレイ4及び第二トレイ6のどちらか一方に係合凸部18が設けられていても良いし、両方に設けられていても良い。
【0017】
本発明に係る係合凹部16及び係合凸部18の形状は、どのような形状であっても良く、図示されている形状でも良い。
【0018】
ここで、本発明に係る突起部12、係合凹部16、係合凸部18は、第一トレイ4及び第二トレイ6を積み重ねた時に、少なくとも突起部12が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接して積み重ね方向に隣り合う収納部8の間に所定間隔の隙間を形成するか、又は、係合凹部16と係合凸部18が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部8の間に所定間隔の隙間を形成するように設けられている。
【0019】
即ち、図1に示された状態では、第一トレイ4と第二トレイ6の収納部8の向きが同一である。この時、第一トレイ4の係合凸部18が第二トレイ6の係合凹部16と係合し、第一トレイ4の突起部12が第二トレイ6の収納部8まで到達しない。
【0020】
これに対し、図2に示された状態では、第一トレイ4と第二トレイ6の収納部8の向きが逆になっている。この時、第一トレイ4の係合凸部18と第二トレイ6の係合凹部16は係合しないが、第一トレイ4の突起部12が第二トレイ6の収納部8に形成された凸部に接触するため、第一トレイ4の突起部12が第二トレイ6の収納凹部10まで到達しない。
【0021】
従って、本発明に係る電子部品用トレイセット2は、第一トレイ4と第二トレイ6の収納部8をどちらの向きに積み重ねても、下に位置するトレイの収納凹部10に、上に位置するトレイの部位が接することがないため、電子部品を破損する恐れがない。また、トレイを積み重ねる時に向きを注意する必要がなくなるため、作業効率を上げることができる。
【0022】
また、係合凹部16及び係合凸部18の形成位置としては枠体14のどの位置に形成されいても良いが、図示されているように係合凹部16と係合凸部18を交互に設けるのが良い。これにより、トレイを積み重ねた後でも、各トレイの収納凹部10の向きを横から見て判断することができる。
【0023】
即ち、第一トレイ4及び第二トレイ6の収納凹部10の向きが同一でない場合、図2に示されたように下に位置するトレイの係合凸部18と上に位置するトレイの係合凸部18の位置が同一になる。これに対し、第一トレイ4及び第二トレイ6の収納凹部10の向きが同一であった場合、図1に示されたように下に位置するトレイの係合凸部18の間に上のトレイの係合凸部18が位置する。従って、トレイを積み重ねた後でもトレイの収納凹部10の向きを判断することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る電子部品用トレイセットは、交互に積み重ねて使用する第一トレイと第二トレイとからなり、第一トレイ及び第二トレイは電子部品を収納する収納部と、収納部の周囲に形成された枠部とを備え、収納部は収納面側に電子部品を収納する収納凹部をパターン状に複数個有し、且つ、反収納面側に突出する突起部を有し、第一トレイ及び第二トレイの一方のトレイの枠部には係合凹部が設けられ、もう一方のトレイの枠部には係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、第一トレイ及び第二トレイを積み重ねた時に、少なくとも突起部が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接するか、又は、係合凹部と係合凸部が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部の間に所定間隔の隙間を形成するため、電子部品を収納したトレイを積み重ねるときに、トレイの収納部の向きに注意することなく積み重ねることができ、作業効率を高めることができる。
【0025】
また、第一トレイ及び第二トレイに係合凹部及び係合凸部が設けられているため、トレイを積み重ねた後でも、各トレイの収納凹部の向きを横から簡単に判断することができ、過失などを減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品用トレイセットの使用例を示した説明図である。
【図2】本発明に係る電子部品用トレイセットの使用例を示した説明図である。
【図3】本発明に係る第一トレイを示した説明図である。
【図4】本発明に係る第二トレイを示した説明図である。
【図5】本発明に係る第一トレイの裏面を示した説明図である。
【図6】本発明に係る第二トレイの裏面を示した説明図である。
【図7】本発明に係る電子部品用トレイセットのA−A線断面図である。
【図8】本発明に係る電子部品用トレイセットのB−B線断面図である。
【図9】本発明に係る電子部品用トレイセットのC−C線断面図である。
【図10】本発明に係る電子部品用トレイセットのD−D線断面図である。
【図11】本発明に係る電子部品用トレイセットのE−E線断面図である。
【図12】本発明に係る電子部品用トレイセットのF−F線断面図である。
【図13】本発明に係る電子部品用トレイセットのG−G線断面図である。
【図14】本発明に係る電子部品用トレイセットのH−H線断面図である。
【図15】従来の電子部品用トレイの使用例を示した説明図である。
【図16】従来の電子部品用トレイの使用例を示した説明図である。
【図17】従来の電子部品用トレイのI−I線断面図である。
【図18】従来の電子部品用トレイのJ−J線断面図である。
【図19】従来の電子部品用トレイのK−K線断面図である。
【図20】従来の電子部品用トレイのL−L線断面図である。
【符号の説明】
2 電子部品用トレイセット
4 第一トレイ
6 第二トレイ
8 収納部
10 収納凹部
12 突起部
14 枠部
16 係合凹部
18 係合凸部
Claims (3)
- 交互に重ねて使用する第一トレイ及び第二トレイからなり、該第一トレイ及び第二トレイは電子部品を収納する収納部と、該収納部の周囲に形成された枠部とを備え、前記収納部は収納面側に電子部品を収納する収納凹部をパターン状に複数個有し、且つ、反収納面側に突出する突起部を有し、前記第一トレイ及び前記第二トレイの一方のトレイの枠部には係合凹部が設けられ、もう一方のトレイの枠部には該係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、前記第一トレイ及び前記第二トレイを積み重ねた時に、少なくとも前記突起部が反収納面側に隣り合うトレイの収納面側の一部に当接するか、又は、前記係合凹部と前記係合凸部が係合し合って、積み重ね方向に隣り合う収納部の間に所定間隔の隙間を形成するように、前記突起部、前記係合凹部及び前記係合凸部が設けられていることを特徴とする電子部品トレイセット
- 前記第一トレイの収納部と前記第二トレイの収納部が同一形状の収納凹部及び同一形状の突起部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電子部品用トレイセット。
- 前記第一トレイの枠部と前記第二トレイの枠部には係合凹部及び係合凸部が設けられ、前記第一トレイ及び前記第二トレイの係合凹部は同一形状であり、且つ、前記第一トレイ及び前記第二トレイの係合凸部は同一形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品用トレイセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002182372A JP2004026175A (ja) | 2002-06-24 | 2002-06-24 | 電子部品用トレイセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002182372A JP2004026175A (ja) | 2002-06-24 | 2002-06-24 | 電子部品用トレイセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 2002-06-24 JP JP2002182372A patent/JP2004026175A/ja active Pending
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JP2006273333A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-12 | Sekisui Plastics Co Ltd | 梱包用トレー |
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