JP2004026013A

JP2004026013A - Vehicular rotary seat

Info

Publication number: JP2004026013A
Application number: JP2002185185A
Authority: JP
Inventors: Osamu Fukui; 福井　治
Original assignee: Autech Japan Inc
Current assignee: Nissan Motorsports and Customizing Co Ltd
Priority date: 2002-06-25
Filing date: 2002-06-25
Publication date: 2004-01-29
Anticipated expiration: 2022-06-25
Also published as: JP4037188B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicular rotary seat easy to leave and easy to stand up. <P>SOLUTION: The vehicular rotary seat 1 comprises a swivel lower 12 to be fixed to a body floor 11, a swivel upper 16 rotatably provided on the swivel lower 12, a seat leg upper 18 supported by the swivel upper 16, and a seat body 19 fixed to the seat leg upper 18. A rotating mechanism is provided for turning the swivel upper 16 to permit the rotation of the seat body 19 between a forward-looking condition and a lateral-looking condition. A tilting mechanism 25 is provided between the swivel upper 6 and the seat leg upper 18 for tilting the seat body 19. The seat body 19 is tilted downward to the front after moved upward to the front with the turn of the seat body 19. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート本体が回転可能に支持された車両用回転シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両には、図１０に示すように、回転シート５０１が設けられていた。
【０００３】
この回転シート５０１は、回転ロックレバー５０２を操作してロック解除することで、シート本体５０３を、車両前方に向いた前向状態から、図１１に示すように側方へ向いた横向状態まで回転できるように構成されている。この横向状態において、スライドロックレバー５０５を操作してロック解除することで、シート本体５０３を車室外方へスライドできるように構成されている。また、シートクッション５０６には、折り畳み式の足置きステップ５０７が設けられており、シート回転時に足を載置できるように構成されている。
【０００４】
すなわち、図１２に示すように、着座者が降車する際には、足置きステップ５０７を傾倒して両足を載置する。次に、図１３に示すように、回転ロックレバー５０２を引き上げてロック解除した後、シート本体５０３をドア開口部５１１へ向けて約９０度手動で回転する。そして、図１４に示すように、スライドロックレバー５０５を引き上げてロック解除した後、シート本体５０３を、手動で車室外方へスライドして降車する。
【０００５】
図１５は、この回転シート５０１の構成を示す図であり、シート本体５０３は、回転機構５２１を介して車体フロア５２２に固定されている。前記回転機構５２１は、図１６に示すように、車体フロア５２２に固定されるスイベルロア５２３と、シートクッション５０６に固定されるスイベルアッパー５２４とによって構成されている。該スイベルアッパー５２４は、回転中心ベアリング５２５を介して、前記スイベルロア５２３の回転中心軸５２６に回転自在に支持されている。また、このスイベルアッパー５２４には、前記回転ロックレバー５０２が設けられており、該回転ロックレバー５０２は、スプリング５２７に付勢された回転ロックピン５２８を引き上げ可能に構成されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような回転シート５０１にあっては、シート本体５０３が水平面内で回転するように構成されている。
【０００７】
このため、シート回転時に着座者の足を、ドア開口部５１１下縁のサイドシルより上方に持ち上げなければならなかった。また、シート回転後の座面地上高は、一般的に５５０ｍｍ〜６００ｍｍとなるように設定されており、比較的高く小柄な着座者においては、足を付きにくいという問題があった。さらに、シートクッション５０６の座面は、通常１５〜２０度の前上がりの傾斜が設定されており、立ち上がり難い一要因となっていた。
【０００８】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、離座が容易な車両用回転シートを提供することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項１の車両用回転シートにあっては、シート本体が回転機構を介して支持され、車両前方へ向いた前向状態と車両側部のドア開口部側へ向いた横向状態との間で回転される車両用回転シートにおいて、前記シート本体を前記前向状態から前記横向状態へ向けて回転させる際に、当該シート本体を前上がりに傾斜させた後に前下がりに傾斜させるチルト機構を備え、前記シート本体を前記前向状態から前記横向状態側へ向けて所定角回転させる間に、その回転に伴って当該シート本体を前上がりに傾斜させる第１領域を設定するとともに、前記シート本体を前記所定角から前記横向状態まで回転させる間に、その回転に伴って当該シート本体を前下がり傾斜させる第２領域を設定した。
【００１０】
すなわち、着座者が降車する際には、回動機構を介して支持されたシート本体を、車両前方へ向いた前向状態から車両側部のドア開口部側へ向いた横向状態へ向けて回動する。このとき、前記シート本体は、前記シート本体を前記前向状態から前記横向状態側へ向けて所定角回転させる間に設定された第１領域において、その回転に伴って前上がりに傾斜させる。これにより、前記シート本体は、その前端部が上方に変位するため、着座者の足位置が高位置となり、ドア開口部の下縁に突設されたサイドシル等への干渉が防止される。
【００１１】
また、前記シート本体を前記所定角から前記横向状態まで回転させる間に設定された第２領域では、その回転に伴って当該シート本体が前下がり傾斜される。これにより、シート本体は、その前端部が下方に変位するため、当該前端部から地面までの高低差が抑えられる。
【００１２】
また、請求項２の車両用回転シートにおいては、前記回転機構を、車体フロアに固定されるスイベルロアと、該スイベルロアに回転自在に支持されたスイベルアッパーとで構成する一方、前記シート本体固定用のシートレッグアッパーを、フロントリンク及びリアリンクを介して前記スイベルアッパーに支持して前記チルト機構を構成し、前記フロントリンクの下端部を前記スイベルアッパー前部に軸支し、かつ上端部を前記シートレッグアッパーの中央部分に軸支するとともに、前記リアリンクの一端部を前記スイベルアッパーの後部に軸支し、他端部を前記シートレッグアッパーの後部に軸支した。
【００１３】
このように、シート本体の傾きを変動するチルト機構を、シートレッグアッパーを回転機構のスイベルアッパーに支持するフロントリンク及びリアリンクによって構成することができる。また、スイベルアッパー前部に軸支されたフロントリンクの上端部は、前記シートレッグアッパーの中央部分に軸支されているので、前記シート本体は、前記フロントリンクの回動に応じて前方へ移動される。
【００１４】
さらに、請求項３の車両用回転シートでは、前記フロントリンクを、前記スイベルアッパーに軸支されたフロントリンク軸支点を中心に回転自在に支持し、かつ前記リアリンクを、前記スイベルアッパーに軸支されたリアリンク軸支点を中心に回転自在に支持し、前記フロントリンク上端部の描く作動軌跡が、前記フロントリンク軸支点の上部を通過するように設定するとともに、前記リアリンク他端部の描く作動軌跡が、前記リアリンク軸支点の下部を通過するように設定した。
【００１５】
すなわち、前記フロントリンク上端部が、前記フロントリンク軸支点の上部を通過することによって、前記シート本体が前方へ移動される。また、シート本体前端部は、前記フロントリンク軸支点の上部通過後に、下方へ変位される。
【００１６】
一方、前記リアリンク他端部の作動軌跡は、前記リアリンク軸支点の下部を通過するように設定されているため、前記リアリンク他端部が、前記リアリンク軸支点下部へ近づくに従って、前記シート本体の後端部が下方へ変位される。
【００１７】
また、請求項４の車両用回転シートにあっては、前記リアリンク他端部が描く作動軌跡において、前記シート本体を傾斜させる以前の初期位置を、前記リアリンク軸支点より後方に設定し、シート前上がり時の第１作動位置を前記リアリンク軸支点より下方に設定するとともに、シート前下がり時の第２作動位置を前記第１作動位置より前方に設定する一方、前記初期位置から前記第２作動位置へ移行する間に前記フロントリンク上端部が描く作動軌跡を、前記フロントリンク軸支点より後方から真上を通過して前方に達するように設定した。
【００１８】
すなわち、シート本体を傾斜させる以前の初期位置において、前記リアリンク他端部は、前記リアリンク軸支点より後方に位置し、シート前上がり時の第１作動位置に近付くに従って、前記リアリンク軸支点より下方へ回動される。これにより、シート本体後部の下方への変位に伴い、シート本体の前端部が上動される。さらに、前記リアリンクを回動して前記第１作動位置を通過させた際には、前記リアリンク他端部は上動する。これにより、シート本体後部の上方への変位に伴い、シート本体の前端部が下方に移動される。
【００１９】
このとき、前記第２作動位置は、前記第１作動位置より前方に設定されている。このため、前記リアリンク他端部はさらに上動され、シート本体の前端部がさらに下方に変位される。
【００２０】
さらに、請求項５の車両用回転シートにおいては、前記フロントリンクにリンク側ローラーを設け、前記シート本体を前記前向状態から前記横向状態側へ向けて回転させるに従って前記フロントリンクが前記シート本体前方へ向けて回動するように前記リンク側ローラーを案内するリンク側ローラー用案内部を前記スイベルロアに設けた。
【００２１】
これにより、フロントリンクを回動する駆動部を別途設けること無く、シート本体を回転を利用して、フロントリンクが回動される。
【００２２】
加えて、請求項６の車両用回転シートでは、前記リンク側ローラーを案内する前記リンク側ローラー用案内部を、前記シート本体を前記前向状態から前記横向状態側へ向けて回転させる方向へ向かうに従って高くなる螺旋状のプレートで構成した。
【００２３】
すなわち、シート本体を前向状態から横向状態側へ向けた回転方向へ向かうに従って高くなる螺旋状のプレートを設けることにより、シート本体の回転に伴うフロントリンクの回動構造が構成される。
【００２４】
また、請求項７の車両用回転シートにおいては、前記シートレッグアッパーにシートレッグ側ローラーを設け、前記シート本体を前記前向状態から前記横向状態側へ向けて回転させるに従って前記シートレッグアッパー後部が上方へ変位するように前記シートレッグ側ローラーを案内するシートレッグ側ローラー用案内部を前記スイベルロアに設けた。
【００２５】
これにより、シートレッグアッパー後部を上動する駆動部を別途設けること無く、シートレッグアッパーに支持されたシート本体後部は、当該シート本体の回転を利用して上動される。
【００２６】
さらに、請求項８の車両用回転シートでは、前記シートレッグ側ローラーを案内するシートレッグ側ローラー用案内部を、前記シート本体を前記前向状態から前記横向状態側へ向けて回転させる方向へ向かうに従って高くなる螺旋状のプレートで構成した。
【００２７】
すなわち、シート本体を前向状態から横向状態側へ向けた回転方向へ向かうに従って高くなる螺旋状のプレートを設けることにより、シート本体の回転に伴うシートレッグアッパー後部の上動構造が構成される。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図１は、本実施の形態にかかる車両用回転シート１を示す図である。
【００２９】
この車両用回転シート１は、車体フロア１１に固定されるスイベルロア１２と、該スイベルロア１２の回転中心軸１３に回転中心ベアリング１４（図５参照）のハウジング１５を介して回動自在に支持されたスイベルアッパー１６と、該スイベルアッパー１６に支持されたフットレスト１７付きのシートレッグアッパー１８と、該シートレッグアッパー１８に固定されたシート本体１９とによって構成されており、前記スイベルアッパー１６は、回転支持ローラー２０，２０（図５参照）を介して、前記スイベルロア１２に回動自在に支持されている。
【００３０】
前記スイベルロア１２と前記スイベルアッパー１６との間には、図２に示すように、回転機構２１が設けられており、前記シート本体１９を、図３に示すように、車両前方Ｆへ向いた前向状態２２と、図４に示すように、車両側部のドア開口部２３側へ向いた横向状態２４との間で回転できるように構成されている。前記スイベルアッパー１６と前記シートレッグアッパー１８との間には、図１に示したように、前記シート本体１９を傾斜させるチルト機構２５が設けられており、該チルト機構２５によってシート本体１９のシートクッション２６を、前上がり及び前下がりに傾斜できるように構成されている。
【００３１】
前記回転機構２１は、図２に示したように、前記スイベルロア１２にブラケット３１を介して固定された回転駆動用モータ３２を備えてなり、該回転駆動用モータ３２の出力ギア３３は、回転駆動用アイドラギア３４、第１及び第２減速ギヤ３５，３６を介して、スイベルアッパー１６に固定された回転被駆動ギア３７に接続されている。該回転被駆動ギア３７は、前記回転中心軸１３を中心とした円弧状に形成されており、前記回転駆動用モータ３２を正反転することによって、シート本体１９を支持する前記スイベルアッパー１６を、前記回転中心軸１３を中心として回動できるように構成されている。
【００３２】
前記チルト機構２５は、図１に示したように、前記スイベルアッパー１６に前記シートレッグアッパー１８を支持する左右フロントリンク４１，４２と左右リアリンク４３，４４とを備えてなる。前記両フロントリンク４１，４２の下端部は、前記スイベルアッパー１６に設けられた起立壁４５，４５前部の外側に配置された状態で、当該起立壁４５，４５に回動自在に軸支されており、両フロントリンク４１，４２の上端部は、シャフト４６を介して、前記シートレッグアッパー１８のほぼ中央部に回動自在に支持されている。これにより、前記両フロントリンク４１，４２は、上端部が前記シャフト４６で連結されており、図５に示すように、両フロントリンク４１，４２下端部に設定されたフロントリンク軸支点４７を中心に回動した際に、当該フロントリンク４１，４２上端部の描くフロントリンク作動軌跡４８が、前記フロントリンク軸支点４７の上部を通過するように設定されている（図６〜図９参照）。
【００３３】
前記両リアリンク４３，４４の一端部は、図１にも示したように、山型に形成された前記起立壁４５，４５後部の外側に配置された状態で、当該起立壁４５，４５に軸支ピン５１を介して回動自在に支持されている。前記両リアリンク４３，４４の他端部外側には、前記シートレッグアッパー１８後部より下方に延出した一対の下方延出部５２，５２が配置されており、前記両リアリンク４３，４４の他端部は、前記下方延出部５２，５２に連結ピン５３，５３を介して回動自在に支持されている。これにより、前記両リアリンク４３，４４は、他端部が前記シートレッグアッパー１８を介して連結されており、図５に示したように、両リアリンク４３，４４の一端部に設定されたリアリンク軸支点５４を中心に回動した際に、当該リアリンク４３，４４他端部の描くリアリンク作動軌跡５５が、前記リアリンク軸支点５４の下部を通過するように設定されている（図６〜図９参照）。
【００３４】
前記右フロントリンク４２には、図１に示したように、後方の突出した部位にリンク側ローラー６１が回転自在に設けられており、このリンク側ローラー６１は、前記回転中心軸１３を中心とする円周の接線方向に転動するように設けられている。また、前記シートレッグアッパー１８の右方の前記下方延出部５２には、シートレッグ側ローラー６２が回転自在に設けられており、このシートレッグ側ローラー６２も、前記回転中心軸１３を中心とする円周の接線方向に転動するように設けられている。
【００３５】
一方、前記スイベルロア１２には、前記起立壁４５，４５前部の右方から前方を覆うように延在する支持壁７１が立設されており、該支持壁７１の内側面には、リンク側ローラー用案内部７２と、シートレッグ側ローラー用案内部７３と、上壁部７４とが下方から順に離間して延設されている。前記リンク側ローラー用案内部７２、シートレッグ側ローラー用案内部７３、及び上壁部７４は、金属プレートによって形成されており、前記シート本体１９を前記前向状態か２２ら前記横向状態２４側へ向けて回転させる方向へ向かうに従って高くなる螺旋状に形成されている。
【００３６】
前記リンク側ローラー用案内部７２上には、前記右フロントリンク４２に設けられた前記リンク側ローラー６１が転動するように構成されており、該リンク側ローラー６１が、前記リンク側ローラー用案内部７２を前記前向状態２２から前記横向状態２４側へ向けて転動するに従って、前記両フロントリンク４１，４２が前記シート本体１９前方へ向けて回動するように構成されている。また、前記シートレッグ側ローラー用案内部７３上には、前記シートレッグアッパー１８に設けられた前記シートレッグ側ローラー６２が転動するように構成されており、該シートレッグローラー６２が、前記シートレッグ側ローラー用案内部７３を前記前向状態２２から前記横向状態２４側へ向けて転動するに従って、前記シートレッグアッパー１８後部が上方へ変位するように構成されている。
【００３７】
このシートレッグ側ローラー用案内部７３は、前記リンク側ローラー用案内部７２上を転動する前記リンク側ローラー６１の上方への離脱を防止するとともに、前記上壁部７４は、前記シートレッグ側ローラー用案内部７３上を転動する前記シートレッグ側ローラー６２の上方への離脱を防止するように構成されている。
【００３８】
これにより、前記シート本体１９を、図６に示した前記前向状態２２から前記横向状態２４側へ向けて３０度回転させた時点で、図７に示したように、その回転に伴って当該シート本体１９が前上がりに傾斜され、さらに６０度まで回転させた際には、図８に示したように、前上がりのシート本体１９が当該シート本体１９の前方へ変位し、ドア開口部２３下縁のサイドシル８１上を超えて車室外Ｏに延在するように構成されており、前記シート本体１９を前記前向状態２２から前記横向状態２４側へ向けて所定角である６０度回転させる間の範囲に本発明の第１領域が設定されている。また、前記シート本体１９を、図８に示した６０度の位置から図９に示した９０度の位置まで回転させた際には、その回転に伴って当該シート本体１９が前下がり傾斜されるように構成されており、前記シート本体１９を、所定角である６０度から前記横向状態２４である９０度まで回転させる間に、その回転に伴って当該シート本体１９を前下がり傾斜させる第２領域が設定されている。
【００３９】
そして、前記両リアリンク４３，４４の他端部が描くリアリンク作動軌跡５５において、図６に示したように、前記シート本体１９を傾斜させる以前の初期位置９１が前記リアリンク軸支点５４より後方に位置し、図７に示したように、シート前上がり時の第１作動位置９２が前記リアリンク軸支点５４より下方に位置するとともに、図９に示したように、シート前下がり時の第２作動位置９３が、第１作動位置９２より前方に位置するように、前記リアリンク４３，４４と前記シートレッグアッパー１８との関係が設定されている。
【００４０】
このとき、図６に示した前記初期位置９１から図９に示した前記第２作動位置９３へ移行する間に、前記フロントリンク４１，４２上端部の描くフロントリンク作動軌跡４８が、図５に示すように、前記フロントリンク軸支点４７より後方から真上を通過して前方に達するように設定されている。
【００４１】
以上の構成にかかる本実施の形態において、着座者Ｍが降車する際には、スイッチ操作により回転駆動用モータ３２の出力ギア３３を回転し、回転駆動用アイドラギア３４、第１及び第２減速ギヤ３５，３６を回転して、回転機構２１を作動させ、回転被駆動ギア３７を回動する。すると、該回転被駆動ギア３７が固定された前記スイベルアッパー１６が、回転中心軸１３を中心に回動し、シート本体１９を、車両前方へ向いた前向状態２２から車両側部のドア開口部２３側へ向いた横向状態２４へ向けて回動することができる。
【００４２】
このとき、前記シート本体１９は、該シート本体１９を前記前向状態２２から前記横向状態２４側へ向けて６０度回転させる間に設定された第１領域において、図６〜図８に示したように、その回転に伴って前上がりに傾斜され、３０度から６０度の範囲において、シートクッション２６が前上がり状態となる。これにより、シートクッション２６前端部が上方に変位するため、着座者Ｍの足位置を高位置に維持することができる。このため、シート本体１９を車両側部のドア開口部２３側へ向けた状態で、ドア開口部２３の下縁に突設されたサイドシル８１への足の干渉を防止することができる。
【００４３】
また、前記シート本体１９を６０度から横向状態２４である９０度まで回転させる間に設定された第２領域では、その回転に伴って当該シート本体１９が前下がり傾斜される。これにより、シートクッション２６の前端部を、図９に示したように、下方に変位させることができ、当該前端部から地面Ｇまでの高低差を抑えることができる。よって、地面Ｇへの足付き性を向上することができる。
【００４４】
このとき、一般的に前上がりの傾斜が設定されたシートクッション２６を、前下がりとすることで、シート本体１９からの立ち上が性をも向上することができる。したがって、降車時の離座が容易な車両用回転シート１となり得る。
【００４５】
また、シート本体１９の傾きを変動するチルト機構２５を、シートレッグアッパー１８をスイベルアッパー１６に支持する左右フロントリンク４１，４２及び左右リアリンク４３，４４によって構成することができる。そして、スイベルアッパー１６に軸支された両フロントリンク４１，４２の上端は、前記シートレッグアッパー１８の中央部分に軸支されているので、前記シート本体１９を、両フロントリンク４１，４２の回動に応じて前方へ移動することができる。
【００４６】
このため、シート本体１９が車両側部のドア開口部２３側へ向いた横向状態２４において、シート本体１９を前下がりとすることで、当該シート本体１９を、図９に示したように、車室外Ｏ方向へ突出させることができる。よって、シート本体１９を車室外Ｏ方向へ突出できない場合と比較して、降車時の離座を容易とすることができる。
【００４７】
さらに、前記両フロントリンク４１，４２上端部を、前記フロントリンク軸支点４７の上部を通過させることで、前記シート本体１９を前方へ移動することができるとともに、シート本体１９前端部を、前記フロントリンク軸支点４７の上部通過後に下方へ変位させることができる。これにより、前述した前下がり状態を形成することができる。
【００４８】
一方、前記両リアリンク４３，４４他端部のリアリンク作動軌跡５５は、前記リアリンク軸支点５４の下部を通過するように設定されているため、前記リアリンク４３，４４他端部が、前記リアリンク軸支点５４下部へ近づくに従って、前記シート本体１９の後端部を下方へ変位させることができる。これにより、前述した前上がり状態を形成することができる。
【００４９】
したがって、前記各リンク４１〜４４を回動するだけで、シート本体１９の前下がり状態及び前上がり状態を形成することができる。
【００５０】
また、シート本体１９を傾斜させる以前の初期位置９１において、図６に示したように、前記各リアリンク４３，４４他端部は、前記リアリンク軸支点５４より後方に位置し、シート前上がり時の第１作動位置９２に近付くに従って、前記リアリンク軸支点５４下部へ回動することができる。これにより、シートクッション２６の前端部を上方に変位することができる。さらに、前記リアリンクを回動して前記第１作動位置９２を通過させた際には、前記リアリンク４３，４４他端部を上動させることができる。これにより、シートクッション２６の前端部を下方に変位させることができる。
【００５１】
このとき、前記第２作動位置９３は、図９に示したように、前記第１作動位置９２より前方に設定されている。このため、前記リアリンク４３，４４他端部をさらに上動することができ、シートクッション２６の前端部をさらに下方へ変位することができる。したがって、シートクッション２６前部の下方への移動に寄与することができる。
【００５２】
さらに、右フロントリンク４２にリンク側ローラー６１を設けるとともに、シート本体１９を回転させるに従って、両フロントリンク４１，４２をシート本体１９前方へ向けて回動するように前記リンク側ローラー６１を案内するリンク側ローラー用案内部７２をスイベルロア１２に設けることによって、両フロントリンク４１，４２を回動する為の駆動部を別途設けること無く、シート本体１９の回転を利用してフロントリンク４１，４２を回動することができる。
【００５３】
このとき、前記リンク側ローラー６１を案内するリンク側ローラー用案内部７２を、シート本体１９の回転方向へ向かうに従って高くなる螺旋状の金属プレートで構成するだけで、シート本体１９の回転に伴うフロントリンク４１，４２の回動構造を構成することができる。これにより構造の簡素化を図ることができる。
【００５４】
また、シートレッグアッパー１８にシートレッグ側ローラー６２を設けるとともに、シート本体１９を回転させるに従ってシートレッグアッパー１８後部が上方へ変位するように前記シートレッグ側ローラー６２を案内するシートレッグ側ローラー用案内部７３をスイベルロア１２に設けることによって、シートレッグアッパー１８後部を上動する為の駆動部を別途設けること無く、シートレッグアッパー１８に支持されたシート本体１９後部を、当該シート本体１９の回転を利用して上動することができる。
【００５５】
この場合も前述同様に、前記シートレッグ側ローラー６２を案内するシートレッグ側ローラー用案内部７３を、前記シート本体１９の回転方向へ向かうに従って高くなる螺旋状の金属プレートで構成するだけで、シート本体１９の回転に伴うシートレッグアッパー１８後部の上動構造を構成することができる。これにより構造の簡素化を図ることができる。
【００５６】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項１の車両用回転シートにあっては、降車時のシート本体の回転に応じてシート本体を前上がりに傾斜させ、その前端部を上方に変位させることで、着座者の足位置を高位置に維持することができる。このため、シート本体を車両側部のドア開口部側へ向けた状態で、ドア開口部の下縁に突設されたサイドシル等への足の干渉を防止することができる。
【００５７】
そして、シート本体をさらに回動することで、シート本体を前下がりに傾斜させることができる。これにより、シート本体の前端部を下方に変位させることができ、当該前端部から地面までの高低差を抑えることができる。よって、地面への足付き性を向上することができる。
【００５８】
このとき、一般的に前上がりの傾斜が設定されている座面を、前下がりとすることで、シート本体からの立ち上が性をも向上することができる。したがって、降車時の離座が容易な車両用回転シートとなり得る。
【００５９】
また、請求項２の車両用回転シートにおいては、シート本体の傾きを変動するチルト機構を、シートレッグアッパーを回転機構のスイベルアッパーに支持するフロントリンク及びリアリンクによって構成することができる。また、スイベルアッパーに軸支されたフロントリンクの上端は、前記シートレッグアッパーの中央部分に軸支されているので、前記シート本体を、前記フロントリンクの回動に応じて前方へ移動することができる。
【００６０】
このため、シート本体が車両側部のドア開口部側へ向いた横向状態において、シート本体を前下がりとすることで、当該シート本体を、車室外方向へ移動することができる。よって、シート本体を車室外方向へ移動できない場合と比較して、降車時の離座を容易とすることができる。
【００６１】
さらに、請求項３の車両用回転シートでは、前記フロントリンク上端部を、前記フロントリンク軸支点の上部を通過させることで、前記シート本体を前方へ移動することができるとともに、シート本体前端部を、前記フロントリンク軸支点の上部通過後に下方へ変位させることができる。これにより、前述した前下がり状態を形成することができる。
【００６２】
一方、前記リアリンク他端部の作動軌跡は、前記リアリンク軸支点の下部を通過するように設定されているため、前記リアリンク他端部が、前記リアリンク軸支点下部へ近づくに従って、前記シート本体の後端部を下方へ変位させることができる。これにより、前述した前上がり状態を形成することができる。
【００６３】
したがって、前記各リンクを回動するだけで、シート本体の前下がり状態及び前上がり状態を形成することができる。
【００６４】
また、請求項４の車両用回転シートにあっては、シート本体を傾斜させる以前の初期位置において、前記リアリンク他端部は、前記リアリンク軸支点より後方に位置し、シート前上がり時の第１作動位置に近付くに従って、前記リアリンク軸支点より下方へ回動することができる。これにより、シート本体の前端部を上方に変位することができる。さらに、前記リアリンクを回動して前記第１作動位置を通過させた際には、前記リアリンク他端部を上動させることができる。これにより、シート本体の前端部を下方に変位させることができる。
【００６５】
このとき、前記第２作動位置は、前記第１作動位置より前方に設定されている。このため、前記リアリンク他端部をさらに上動することができ、シート本体の前端部をさらに下方へ変位することができる。したがって、シート本体前部の下方への移動に寄与することができる。
【００６６】
さらに、請求項５の車両用回転シートにおいては、フロントリンクにリンク側ローラーを設けるとともに、シート本体を回転させるに従ってフロントリンクをシート本体前方へ向けて回動するように前記リンク側ローラーを案内するリンク側ローラー用案内部をスイベルロアに設けることによって、フロントリンクを回動する駆動部を別途設けること無く、シート本体の回転を利用してフロントリンクを回動することができる。
【００６７】
加えて、請求項６の車両用回転シートのように、リンク側ローラーを案内するリンク側ローラー用案内部を、シート本体の回転方向へ向かうに従って高くなる螺旋状のプレートで構成するだけで、シート本体の回転に伴うフロントリンクの回動構造を構成することができる。これにより構造の簡素化を図ることができる。
【００６８】
また、請求項７の車両用回転シートにおいては、シートレッグアッパーにシートレッグ側ローラーを設けるとともに、シート本体を回転させるに従ってシートレッグアッパー後部が上方へ変位するように前記シートレッグ側ローラーを案内するシートレッグ側ローラー用案内部をスイベルロアに設けることによって、シートレッグアッパー後部を上動する駆動部を別途設けること無く、シートレッグアッパーに支持されたシート本体後部を、当該シート本体の回転を利用して上動することができる。
【００６９】
さらに、請求項８の車両用回転シートでは、シートレッグ側ローラーを案内するシートレッグ側ローラー用案内部を、前記シート本体の回転方向へ向かうに従って高くなる螺旋状のプレートで構成するだけで、シート本体の回転に伴うシートレッグアッパー後部の上動構造を構成することができる。これにより構造の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図２】同実施の形態の平面を示す透視図である。
【図３】同実施の形態のシート本体を前向状態にした平面を示す透明図である。
【図４】同実施の形態のシート本体を横向状態にした平面を示す透明図である。
【図５】同実施の形態の要部の側面を示す透明図である。
【図６】同実施の形態のシート本体を前向状態にした側面を示す透明図である。
【図７】同実施の形態のシート本体を３０度回転させた状態を示す透明図である。
【図８】同実施の形態のシート本体を６０度回転させた状態を示す透明図である。
【図９】同実施の形態のシート本体を横向状態にした状態の透明図である。
【図１０】従来の回転シートが車両前方に向けられた状態を示す外観図である。
【図１１】図１０の回転シートが車両側方に向けられた状態を示す外観図である。
【図１２】同従来例の回転シートの操作手順を示す図である。
【図１３】図１２に続く操作手順を示す図である。
【図１４】図１３に続く操作手順を示す図である。
【図１５】同従来例の回転シートを示す分解斜視図である。
【図１６】同従来例の回転機構部分を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
１　　車両用回転シート
１１　　車体フロア
１２　　スイベルロア
１６　　スイベルアッパー
１８　　シートレッグアッパー
１９　　シート本体
２１　　回転機構
２２　　前向状態
２３　　ドア開口部
２４　　横向状態
２５　　チルト機構
４１　　左フロントリンク
４２　　右フロントリンク
４３　　左リアリンク
４４　　右リアリンク
４７　　フロントリンク軸支点
４８　　フロントリンク作動軌跡
５４　　リアリンク軸支点
５５　　リアリンク作動軌跡
６１　　リンク側ローラー
６２　　シートレッグ側ローラー
７２　　リンク側ローラー用案内部
７３　　シートレッグ側ローラー用案内部
９１　　初期位置
９２　　第１作動位置
９３　　第２作動位置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicular rotary seat having a seat body rotatably supported.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a vehicle has been provided with a rotating seat 501 as shown in FIG.
[0003]
By operating the rotation lock lever 502 to unlock the rotating seat 501, the seat body 503 is rotated from a forward facing state facing the front of the vehicle to a horizontal state facing sideways as shown in FIG. 11. It is configured to be able to. In this lateral state, the seat body 503 can be slid outside the vehicle compartment by operating the slide lock lever 505 to release the lock. The seat cushion 506 is provided with a foldable footrest step 507 so that the foot can be placed upon rotation of the seat.
[0004]
That is, as shown in FIG. 12, when the seated person gets off the vehicle, the foot rest step 507 is tilted to place both feet. Next, as shown in FIG. 13, after the rotation lock lever 502 is pulled up to unlock, the seat body 503 is manually rotated about 90 degrees toward the door opening 511. Then, as shown in FIG. 14, after the slide lock lever 505 is pulled up to release the lock, the seat body 503 is manually slid to the outside of the passenger compartment to get off the vehicle.
[0005]
FIG. 15 is a diagram showing a configuration of the rotating seat 501, and the seat body 503 is fixed to a vehicle body floor 522 via a rotating mechanism 521. As shown in FIG. 16, the rotation mechanism 521 includes a swivel lower 523 fixed to the vehicle body floor 522 and a swivel upper 524 fixed to the seat cushion 506. The swivel upper 524 is rotatably supported by a rotation center shaft 526 of the swivel lower 523 via a rotation center bearing 525. The swivel upper 524 is provided with the rotation lock lever 502, and the rotation lock lever 502 is configured to be able to pull up the rotation lock pin 528 urged by the spring 527.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a rotating seat 501 is configured such that the seat body 503 rotates in a horizontal plane.
[0007]
Therefore, the seat occupant's foot must be lifted above the side sill at the lower edge of the door opening 511 when the seat is rotated. In addition, the height of the seat surface after the seat is rotated is generally set to be 550 mm to 600 mm, and there is a problem that a relatively high and small seated person does not easily have a foot. Further, the seat surface of the seat cushion 506 is normally set to have a slope that rises forward by 15 to 20 degrees, which is one factor that makes it difficult to stand up.
[0008]
The present invention has been made in view of such a conventional problem, and an object of the present invention is to provide a vehicular revolving seat that can be easily separated.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a rotating seat for a vehicle according to the present invention, wherein a seat body is supported via a rotating mechanism, and a front opening state toward the front of the vehicle and a door opening on a side of the vehicle. In the vehicular rotary seat rotated between the sideways facing side, when rotating the seat body from the frontward state toward the sideways state, after tilting the seat body upward and forward. A first region in which a tilt mechanism for tilting forward and downward is provided, and the seat body is tilted forward and upward with the rotation while the seat body is rotated by a predetermined angle from the forward state to the lateral state side. And a second area in which the sheet body is inclined forward and downward with the rotation while the sheet body is rotated from the predetermined angle to the horizontal state.
[0010]
That is, when the occupant gets off the vehicle, the seat body supported via the rotation mechanism is turned from the forward state facing the front of the vehicle to the sideways state facing the door opening side of the vehicle. Move. At this time, the seat body is tilted forward and upward with the rotation in the first region set while rotating the seat body from the forward state toward the sideways state by a predetermined angle. Thus, the front end of the seat body is displaced upward, so that the foot position of the seated person is at a high position, and interference with a side sill protruding from the lower edge of the door opening is prevented.
[0011]
Further, in the second region set while rotating the seat body from the predetermined angle to the horizontal state, the seat body is inclined forward and downward with the rotation. As a result, the front end of the seat body is displaced downward, so that a height difference from the front end to the ground is suppressed.
[0012]
Further, in the vehicle rotating seat according to claim 2, the rotating mechanism includes a swivel lower fixed to a vehicle body floor and a swivel upper rotatably supported by the swivel lower, while the rotating mechanism for fixing the seat body is provided. The seat leg upper is supported on the swivel upper via a front link and a rear link to constitute the tilt mechanism, a lower end of the front link is pivotally supported on a front part of the swivel upper, and an upper end is formed on the seat. In addition to being pivotally supported at the center of the leg upper, one end of the rear link was pivotally supported at the rear of the swivel upper, and the other end was pivotally supported at the rear of the seat leg upper.
[0013]
As described above, the tilt mechanism that changes the inclination of the seat body can be configured by the front link and the rear link that support the seat leg upper on the swivel upper of the rotation mechanism. Further, since the upper end of the front link pivotally supported by the front part of the swivel upper is pivotally supported by the central portion of the seat leg upper, the seat body moves forward according to the rotation of the front link. Is done.
[0014]
Further, in the vehicle rotating seat according to claim 3, the front link is rotatably supported around a front link shaft fulcrum supported by the swivel upper, and the rear link is supported by the swivel upper. The front link is supported so as to be rotatable about the rear link shaft fulcrum, and the operation trajectory drawn by the front link upper end is set to pass over the front link shaft fulcrum, and the rear link other end is drawn. The operating locus was set so as to pass below the rear link shaft fulcrum.
[0015]
That is, when the upper end of the front link passes above the front link shaft fulcrum, the seat body is moved forward. The front end of the seat body is displaced downward after passing over the front link shaft fulcrum.
[0016]
On the other hand, the operating trajectory of the other end of the rear link is set so as to pass below the rear link shaft fulcrum, so that as the other end of the rear link approaches the lower portion of the rear link shaft fulcrum, The rear end of the seat body is displaced downward.
[0017]
Further, in the vehicle rotating seat according to claim 4, an initial position before inclining the seat body is set rearward from the rear link shaft fulcrum in an operation locus drawn by the other end of the rear link, The first operating position when the seat is raised forward is set below the rear link shaft fulcrum, and the second operating position when the seat is lowered forward is set forward from the first operating position, while the first operating position is set from the initial position to the second operating position. The operating locus drawn by the upper end of the front link during the transition to the second operating position is set so as to pass right above the front link shaft fulcrum from the rear and reach the front.
[0018]
That is, at the initial position before the seat body is inclined, the other end of the rear link is located rearward of the rear link shaft fulcrum. It is pivoted downward. Thus, the front end of the seat body is moved upward with the downward displacement of the rear part of the seat body. Further, when the rear link is rotated to pass through the first operating position, the other end of the rear link moves upward. Thus, the front end of the seat body is moved downward with the upward displacement of the rear part of the seat body.
[0019]
At this time, the second operating position is set ahead of the first operating position. Therefore, the other end of the rear link is further moved upward, and the front end of the seat body is further displaced downward.
[0020]
Further, in the vehicle rotating seat according to the fifth aspect, a link-side roller is provided in the front link, and the front link is moved forward from the seat body as the seat body is rotated from the forward state to the lateral state side. The swivel lower is provided with a link-side roller guide for guiding the link-side roller so as to rotate toward.
[0021]
Thus, the front link is rotated using the rotation of the seat body without separately providing a drive unit for rotating the front link.
[0022]
In addition, in the vehicle rotating seat according to the sixth aspect, the link-side roller guide portion that guides the link-side roller is directed in a direction in which the seat body is rotated from the frontward state toward the horizontal state side. And a helical plate that increased in height.
[0023]
That is, by providing a helical plate that rises as the seat body moves from the frontward state to the horizontal state side in the rotation direction, a rotation structure of the front link accompanying the rotation of the seat body is configured.
[0024]
Further, in the vehicle rotating seat according to claim 7, a seat leg side roller is provided on the seat leg upper, and the rear portion of the seat leg upper is rotated as the seat body is rotated from the frontward state to the horizontal state side. A seat leg side roller guide for guiding the sheet leg side roller so as to be displaced upward is provided on the swivel lower.
[0025]
This allows the rear portion of the seat body supported by the seat leg upper to be moved upward by using the rotation of the seat body without separately providing a driving unit for moving the rear portion of the seat leg upper.
[0026]
Further, in the vehicular rotary seat according to claim 8, the seat leg side roller guide portion for guiding the seat leg side roller is directed in a direction of rotating the seat body from the frontward state toward the lateral state side. And a helical plate that increased in height.
[0027]
That is, by providing a helical plate that becomes higher as the seat body moves from the forward state toward the horizontal state in the rotation direction, the upward movement structure of the rear portion of the seat leg upper accompanying the rotation of the seat body is configured.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram illustrating a vehicular rotating seat 1 according to the present embodiment.
[0029]
The rotating seat 1 for a vehicle is rotatably supported by a swivel lower 12 fixed to a vehicle body floor 11 and a rotation center shaft 13 of the swivel lower 12 via a housing 15 of a rotation center bearing 14 (see FIG. 5). A swivel upper 16, a seat leg upper 18 with a footrest 17 supported by the swivel upper 16, and a seat body 19 fixed to the seat leg upper 18 are provided. It is rotatably supported by the swivel lower 12 via rollers 20, 20 (see FIG. 5).
[0030]
As shown in FIG. 2, a rotation mechanism 21 is provided between the swivel lower 12 and the swivel upper 16, and the seat body 19 is moved forward to the vehicle front F as shown in FIG. 3. It is configured to be able to rotate between a facing state 22 and a lateral state 24 facing the door opening 23 side of the vehicle side as shown in FIG. As shown in FIG. 1, a tilt mechanism 25 that inclines the seat body 19 is provided between the swivel upper 16 and the seat leg upper 18, and the seat mechanism of the seat body 19 is tilted by the tilt mechanism 25. The cushion 26 is configured so as to be tilted forward and downward.
[0031]
As shown in FIG. 2, the rotation mechanism 21 includes a rotation drive motor 32 fixed to the swivel lower 12 via a bracket 31. An output gear 33 of the rotation drive motor 32 It is connected to a rotating driven gear 37 fixed to the swivel upper 16 via an idler gear 34 for use and first and second reduction gears 35 and 36. The rotation driven gear 37 is formed in an arc shape about the rotation center axis 13, and the swivel upper 16 that supports the seat body 19 is formed by reversing the rotation drive motor 32 forward and backward. It is configured to be able to rotate around the rotation center shaft 13.
[0032]
As shown in FIG. 1, the tilt mechanism 25 includes left and right front links 41 and 42 and left and right rear links 43 and 44 for supporting the seat leg upper 18 on the swivel upper 16. The lower ends of the front links 41, 42 are rotatably supported by the upright walls 45, 45 in a state where the lower ends of the front links 41, 42 are disposed outside the upright walls 45, 45 provided on the swivel upper 16. The upper ends of the front links 41 and 42 are rotatably supported at a substantially central portion of the seat leg upper 18 via a shaft 46. As a result, the upper ends of the front links 41 and 42 are connected to each other by the shaft 46, and as shown in FIG. 5, the center of the front link shaft fulcrum 47 set at the lower ends of the front links 41 and 42. When turning, the front link operation locus 48 drawn by the upper ends of the front links 41 and 42 is set to pass above the front link shaft fulcrum 47 (see FIGS. 6 to 9).
[0033]
As shown in FIG. 1, one end of each of the rear links 43, 44 is attached to the upright walls 45, 45 in a state where the rear links 43, 44 are arranged outside the rear portions of the upright walls 45, 45. It is rotatably supported via a pivot pin 51. Outside the other ends of the rear links 43, 44, a pair of downwardly extending portions 52, 52 extending downward from the rear portion of the seat leg upper 18, are arranged. The other end is rotatably supported by the downwardly extending portions 52, 52 via connecting pins 53, 53. Accordingly, the other ends of the rear links 43 and 44 are connected to each other via the seat leg upper 18, and are set at one end of the rear links 43 and 44 as shown in FIG. When turning around the rear link shaft fulcrum 54, the rear link operation locus 55 drawn by the other end of the rear link 43, 44 is set to pass below the rear link shaft fulcrum 54 ( 6 to 9).
[0034]
As shown in FIG. 1, the right front link 42 is provided with a link-side roller 61 rotatably at a portion projecting rearward, and the link-side roller 61 is rotatable about the rotation center axis 13. It is provided so as to roll in the tangential direction of the circumference of the circle. A seat leg-side roller 62 is rotatably provided on the lower extension 52 on the right side of the seat leg upper 18. The seat leg-side roller 62 is also rotatable about the rotation center shaft 13. It is provided so as to roll in the tangential direction of the circumference of the circle.
[0035]
On the other hand, the swivel lower 12 is provided with a support wall 71 that extends so as to cover the front of the upright walls 45, 45 from the right to the front, and has a link side on the inner surface of the support wall 71. The roller guide portion 72, the sheet leg side roller guide portion 73, and the upper wall portion 74 are sequentially extended from the lower side. The link-side roller guide portion 72, the sheet leg-side roller guide portion 73, and the upper wall portion 74 are formed of a metal plate, and the sheet main body 19 is moved from the front state 22 to the horizontal state 24 side. It is formed in a spiral shape that becomes higher in the direction of rotation toward.
[0036]
The link-side roller 61 provided on the right front link 42 is configured to roll on the link-side roller guide portion 72, and the link-side roller 61 is configured to guide the link-side roller. The front links 41 and 42 are configured to rotate toward the front of the seat body 19 as the part 72 rolls from the frontward state 22 toward the horizontal state 24. Further, the sheet leg-side roller 62 provided on the seat leg upper 18 is configured to roll on the sheet leg-side roller guide portion 73, and the sheet leg roller 62 The rear portion of the seat leg upper 18 is configured to be displaced upward as the leg-side roller guide portion 73 is rolled from the forward state 22 toward the horizontal state 24.
[0037]
The sheet leg side roller guide portion 73 prevents the link side roller 61 rolling on the link side roller guide portion 72 from separating upward, and the upper wall portion 74 is connected to the sheet leg side. The sheet leg-side roller 62 that rolls on the roller guide 73 is prevented from separating upward.
[0038]
Thereby, when the seat body 19 is rotated by 30 degrees from the forward state 22 shown in FIG. 6 toward the horizontal state 24 side, as shown in FIG. When the seat body 19 is tilted forward and further rotated up to 60 degrees, as shown in FIG. 8, the seat body 19 rising forward is displaced forward of the seat body 19 and the door opening 23 is opened. The seat body 19 is configured to extend over the lower edge side sill 81 to the outside O of the vehicle compartment, and rotate the seat body 19 by a predetermined angle of 60 degrees from the frontward state 22 to the lateral state 24 side. The first region of the present invention is set in a range between them. When the seat body 19 is rotated from the 60-degree position shown in FIG. 8 to the 90-degree position shown in FIG. 9, the seat body 19 is tilted forward and downward with the rotation. While rotating the seat body 19 from a predetermined angle of 60 degrees to the horizontal state 24 of 90 degrees, the seat body 19 is tilted forward and downward with the rotation. The area has been set.
[0039]
Then, in the rear link operation locus 55 drawn by the other ends of the rear links 43 and 44, as shown in FIG. 6, the initial position 91 before the seat body 19 is inclined is shifted from the rear link shaft fulcrum 54. As shown in FIG. 7, the first operating position 92 at the time of raising the seat forward is located below the rear link shaft fulcrum 54 as shown in FIG. 7, and as shown in FIG. The relationship between the rear links 43 and 44 and the seat leg upper 18 is set such that the second operating position 93 is located forward of the first operating position 92.
[0040]
At this time, during the transition from the initial position 91 shown in FIG. 6 to the second operating position 93 shown in FIG. 9, the front link operating locus 48 drawn by the upper ends of the front links 41 and 42 is shown in FIG. As shown, it is set so as to pass right above the front link shaft fulcrum 47 from the rear and reach the front.
[0041]
In the present embodiment according to the above configuration, when the occupant M gets off the vehicle, the output gear 33 of the rotary drive motor 32 is rotated by operating the switch, and the rotary drive idler gear 34, the first and second reduction gears are rotated. By rotating 35 and 36, the rotation mechanism 21 is operated and the rotation driven gear 37 is rotated. Then, the swivel upper 16 to which the rotation driven gear 37 is fixed is rotated about the rotation center axis 13 to move the seat body 19 from the forward facing state 22 facing the front of the vehicle to the door opening on the side of the vehicle. It can be turned to the horizontal state 24 facing the part 23 side.
[0042]
At this time, the seat body 19 is shown in FIGS. 6 to 8 in a first region set while rotating the seat body 19 from the frontward state 22 toward the sideways state 24 by 60 degrees. As described above, the seat cushion 26 is tilted upward with the rotation, and in the range of 30 degrees to 60 degrees, the seat cushion 26 is in the forward upward state. As a result, the front end of the seat cushion 26 is displaced upward, so that the foot position of the seated person M can be maintained at a high position. Therefore, it is possible to prevent the foot from interfering with the side sill 81 protruding from the lower edge of the door opening 23 with the seat body 19 facing the door opening 23 on the side of the vehicle.
[0043]
Further, in the second region set while rotating the sheet body 19 from 60 degrees to 90 degrees, which is the horizontal state 24, the sheet body 19 is inclined forward and downward with the rotation. Thus, the front end of the seat cushion 26 can be displaced downward as shown in FIG. 9, and the height difference from the front end to the ground G can be suppressed. Therefore, the ability to adhere to the ground G can be improved.
[0044]
At this time, by setting the seat cushion 26, which is generally set to have a forward-inclined inclination, to the front-down position, the ability to stand up from the seat body 19 can be improved. Therefore, it is possible to provide the vehicular rotary seat 1 that is easy to take off when getting off the vehicle.
[0045]
Further, the tilt mechanism 25 that changes the inclination of the seat body 19 can be configured by the left and right front links 41 and 42 and the left and right rear links 43 and 44 that support the seat leg upper 18 on the swivel upper 16. Since the upper ends of the front links 41 and 42 pivotally supported by the swivel upper 16 are pivotally supported at the center of the seat leg upper 18, the seat body 19 is rotated by the rotation of the front links 41 and 42. It can move forward according to the movement.
[0046]
For this reason, in the lateral state 24 in which the seat body 19 faces the door opening 23 on the side of the vehicle, the seat body 19 is lowered forward as shown in FIG. It can be made to protrude in the outdoor O direction. Therefore, compared to the case where the seat main body 19 cannot be protruded in the O direction outside the vehicle compartment, it is possible to make it easier to get out of the vehicle when getting off the vehicle.
[0047]
Further, by passing the upper ends of the front links 41 and 42 above the front link shaft fulcrum 47, the seat body 19 can be moved forward, and the front end of the seat body 19 can be moved forward by the front end. After passing over the link shaft fulcrum 47, it can be displaced downward. As a result, the above-described front-down state can be formed.
[0048]
On the other hand, since the rear link operation locus 55 at the other end of the rear links 43 and 44 is set so as to pass below the rear link shaft fulcrum 54, the other ends of the rear links 43 and 44 are The rear end of the seat body 19 can be displaced downward as it approaches the lower portion of the rear link shaft fulcrum 54. As a result, the above-described raised state can be formed.
[0049]
Therefore, the front lowering state and the front rising state of the seat body 19 can be formed only by rotating the links 41 to 44.
[0050]
6, at the initial position 91 before the seat body 19 is inclined, the other ends of the rear links 43 and 44 are located rearward of the rear link shaft fulcrum 54, and the seat is raised forward. As it approaches the first operating position 92 at the time, it is possible to rotate to the lower part of the rear link shaft fulcrum 54. Thus, the front end of the seat cushion 26 can be displaced upward. Further, when the rear link is rotated to pass through the first operating position 92, the other ends of the rear links 43 and 44 can be moved upward. Thus, the front end of the seat cushion 26 can be displaced downward.
[0051]
At this time, the second operating position 93 is set ahead of the first operating position 92 as shown in FIG. Therefore, the other ends of the rear links 43 and 44 can be further moved upward, and the front end of the seat cushion 26 can be further displaced downward. Therefore, it can contribute to the downward movement of the front portion of the seat cushion 26.
[0052]
Furthermore, a link-side roller 61 is provided on the right front link 42, and the link-side roller 61 is guided so that the front links 41 and 42 rotate toward the front of the seat body 19 as the seat body 19 is rotated. By providing the link-side roller guide 72 in the swivel lower 12, the front links 41, 42 can be formed by utilizing the rotation of the seat body 19 without separately providing a drive unit for rotating the front links 41, 42. Can rotate.
[0053]
At this time, the link-side roller guide portion 72 that guides the link-side roller 61 is simply constituted by a spiral metal plate that becomes higher in the direction of rotation of the sheet body 19, and the front portion that accompanies the rotation of the sheet body 19. The rotation structure of the links 41 and 42 can be configured. Thus, the structure can be simplified.
[0054]
In addition, the seat leg upper roller 18 is provided with the sheet leg side roller 62 and guides the sheet leg side roller 62 so that the rear portion of the seat leg upper 18 is displaced upward as the seat body 19 is rotated. By providing the portion 73 in the swivel lower 12, the rear portion of the seat body 19 supported by the seat leg upper 18 can be used to rotate the seat body 19 without separately providing a driving unit for moving the rear portion of the seat leg upper 18 upward. You can use it to move up.
[0055]
In this case, similarly to the above, the sheet leg-side roller guide portion 73 that guides the sheet leg-side roller 62 is formed only by a spiral metal plate that becomes higher as the sheet body 19 rotates in the rotation direction. The upward movement structure of the rear part of the seat leg upper 18 accompanying the rotation of the main body 19 can be configured. Thus, the structure can be simplified.
[0056]
【The invention's effect】
As described above, in the vehicular rotary seat according to the first aspect of the present invention, the seat body is tilted forward and upward in accordance with the rotation of the seat body at the time of dismounting, and the front end is displaced upward. Thus, the foot position of the seated person can be maintained at a high position. Therefore, it is possible to prevent the foot from interfering with a side sill or the like protruding from the lower edge of the door opening in a state where the seat body is directed toward the door opening on the vehicle side.
[0057]
Then, by further rotating the seat body, the seat body can be inclined forward and downward. Thereby, the front end of the seat body can be displaced downward, and the height difference from the front end to the ground can be suppressed. Therefore, it is possible to improve the ability to adhere to the ground.
[0058]
At this time, by setting the seating surface, which is generally set to have a forward-inclined slope, to be lowered forward, it is possible to improve the ability to stand up from the seat body. Therefore, it is possible to provide a vehicular rotating seat that is easy to take off when getting off.
[0059]
Further, in the vehicle rotating seat according to the second aspect, the tilt mechanism that changes the inclination of the seat body can be configured by the front link and the rear link that support the seat leg upper on the swivel upper of the rotating mechanism. Further, since the upper end of the front link pivotally supported by the swivel upper is pivotally supported by the central portion of the seat leg upper, the seat body can be moved forward according to the rotation of the front link. it can.
[0060]
For this reason, when the seat body is in the horizontal state in which the seat body faces the door opening side of the vehicle side, the seat body can be moved to the outside of the vehicle compartment by lowering the seat body forward. Therefore, it is possible to make it easier to get out of the vehicle when the user gets off the vehicle as compared with the case where the seat body cannot be moved outside the vehicle compartment.
[0061]
Further, in the vehicle rotating seat according to the third aspect, by passing the upper end of the front link above the fulcrum of the front link shaft, the seat body can be moved forward, and the front end of the seat body can be moved. After passing over the front link shaft fulcrum, it can be displaced downward. As a result, the above-described front-down state can be formed.
[0062]
On the other hand, the operating trajectory of the other end of the rear link is set so as to pass below the rear link shaft fulcrum, so that as the other end of the rear link approaches the lower portion of the rear link shaft fulcrum, The rear end of the seat body can be displaced downward. As a result, the above-described raised state can be formed.
[0063]
Therefore, the front lowering state and the front raising state of the seat body can be formed only by rotating each of the links.
[0064]
Further, in the vehicular rotary seat according to claim 4, in the initial position before the seat body is inclined, the other end of the rear link is located rearward from the fulcrum of the rear link shaft, and when the seat rises forward. As it approaches the first operating position, it can rotate downward from the rear link shaft fulcrum. Thereby, the front end of the seat body can be displaced upward. Further, when the rear link is rotated to pass through the first operating position, the other end of the rear link can be moved upward. Thereby, the front end of the seat body can be displaced downward.
[0065]
At this time, the second operating position is set ahead of the first operating position. Therefore, the other end of the rear link can be further moved upward, and the front end of the seat body can be further displaced downward. Therefore, it can contribute to the downward movement of the front portion of the seat body.
[0066]
Further, in the vehicle rotating seat according to the fifth aspect, a link-side roller is provided on the front link, and the link-side roller is guided so as to rotate the front link toward the front of the seat body as the seat body is rotated. By providing the link-side roller guide in the swivel lower, the front link can be rotated using the rotation of the seat body without separately providing a drive unit for rotating the front link.
[0067]
In addition, as in the vehicle rotating seat according to claim 6, the link-side roller guide portion for guiding the link-side roller is constituted by a helical plate that becomes higher in the rotation direction of the seat body. A rotation structure of the front link accompanying the rotation of the main body can be configured. Thus, the structure can be simplified.
[0068]
In the vehicle rotating seat according to the seventh aspect, the seat leg upper roller is provided with the seat leg upper, and the seat leg side roller is guided such that the rear portion of the seat leg upper is displaced upward as the seat body is rotated. By providing the guide portion for the sheet leg-side roller in the swivel lower, the rear portion of the seat body supported by the seat leg upper can be rotated by using the rotation of the seat body without separately providing a driving unit for moving the rear portion of the seat leg upper. Can move up.
[0069]
Furthermore, in the vehicular rotary seat according to claim 8, the seat leg-side roller guide portion for guiding the seat leg-side roller is constituted only by a spiral plate that becomes higher in the direction of rotation of the seat body. The upward movement structure of the rear part of the seat leg upper with the rotation of the main body can be configured. Thus, the structure can be simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a plane of the embodiment.
FIG. 3 is a transparent view showing a plane in which the seat body of the embodiment is in a forward facing state.
FIG. 4 is a transparent view showing a plane in which the seat body of the embodiment is in a horizontal state.
FIG. 5 is a transparent view showing a side surface of a main part of the embodiment.
FIG. 6 is a transparent diagram showing a side surface of the seat body according to the embodiment in a forward facing state.
FIG. 7 is a transparent view showing a state where the sheet body of the embodiment is rotated by 30 degrees.
FIG. 8 is a transparent view showing a state where the sheet body of the embodiment is rotated by 60 degrees.
FIG. 9 is a transparent view showing a state where the sheet main body of the embodiment is in a horizontal state.
FIG. 10 is an external view showing a state in which a conventional rotating seat is directed forward of a vehicle.
11 is an external view showing a state in which the rotating seat of FIG. 10 is turned to the side of the vehicle.
FIG. 12 is a view showing an operation procedure of the rotating seat of the conventional example.
FIG. 13 is a view showing the operation procedure following FIG. 12;
FIG. 14 is a view showing the operation procedure following FIG. 13;
FIG. 15 is an exploded perspective view showing the rotating sheet of the conventional example.
FIG. 16 is an exploded perspective view showing a rotation mechanism part of the conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Rotating seat for vehicles
11 Body floor
12 Swivel Lore
16 Swivel upper
18 seat leg upper
19 Seat body
21 Rotation mechanism
22 Forward state
23 Door opening
24 landscape orientation
25 Tilt mechanism
41 Left front link
42 Right front link
43 Left rear link
44 Right rear link
47 Front link shaft fulcrum
48 Front link operation locus
54 Rear link shaft fulcrum
55 Rear link operation locus
61 Link side roller
62 Seat leg side roller
72 Link side roller guide
73 Sheet Leg Side Roller Guide
91 Initial position
92 1st operating position
93 2nd operating position

Claims

In the vehicular rotary seat, the seat body is supported via a rotating mechanism, and is rotated between a forward facing state facing the vehicle front and a lateral facing state facing the door opening side of the vehicle side,
When rotating the seat body from the frontward state to the horizontal state, the seat body includes a tilt mechanism that tilts the seat body forward and downward and then tilts forward and downward.
While rotating the seat body from the frontward state toward the sideways state side by a predetermined angle, a first region for tilting the seat body upward with the rotation is set, and the seat body is A rotating seat for a vehicle, wherein a second region is set in which the seat body is inclined forward and downward along with the rotation while rotating from a predetermined angle to the lateral state.

While the rotating mechanism comprises a swivel lower fixed to the vehicle body floor and a swivel upper rotatably supported by the swivel lower,
The tilt mechanism is configured by supporting the seat leg upper for fixing the seat body on the swivel upper via a front link and a rear link,
The lower end of the front link is pivotally supported at the front of the swivel upper, and the upper end is pivotally supported at the center of the seat leg upper, and one end of the rear link is pivotally supported at the rear of the swivel upper. The rotating seat for a vehicle according to claim 1, wherein the other end is pivotally supported on a rear portion of the seat leg upper.

The front link is rotatably supported around a front link shaft fulcrum supported by the swivel upper, and the rear link is freely rotatable around a rear link shaft fulcrum supported by the swivel upper. Support,
An operation path drawn by the upper end of the front link is set so as to pass above the front link shaft fulcrum,
The rotating seat for a vehicle according to claim 2, wherein an operation locus drawn by the other end of the rear link is set to pass below the rear link shaft fulcrum.

In the operating locus drawn by the other end of the rear link, an initial position before inclining the seat body is set behind the rear link shaft fulcrum, and the first operating position when the seat rises forward is the rear link shaft fulcrum. While being set lower, the second operating position when the seat is lowered forward is set ahead of the first operating position,
An operation trajectory drawn by the upper end of the front link during the transition from the initial position to the second operation position is set so as to pass right above from behind the front link shaft fulcrum and reach forward. The vehicular rotating seat according to claim 3.

The front link is provided with a link-side roller, and the link-side roller is rotated so that the front link rotates toward the front of the seat body as the seat body is rotated from the forward state toward the lateral state side. The rotating seat for a vehicle according to claim 2, wherein a guide portion for a link-side roller for guiding is provided on the swivel lower.

The link-side roller guide portion for guiding the link-side roller is formed by a spiral plate that is higher as the sheet body is rotated from the forward state toward the horizontal state side. The vehicle rotating seat according to claim 5, wherein

A seat leg-side roller is provided on the seat leg upper, and the sheet leg-side roller is guided so that the rear portion of the seat leg upper is displaced upward as the sheet body is rotated from the frontward state toward the horizontal state side. The vehicle seat according to any one of claims 2 to 5, wherein a guide portion for a seat leg side roller is provided on the swivel lower.

The sheet leg-side roller guide for guiding the sheet leg-side roller may be formed of a spiral plate that is higher as the sheet body is rotated in a direction in which the sheet body is rotated from the forward state toward the horizontal state. The rotating seat for a vehicle according to claim 7, wherein: